JPH0134874Y2 - - Google Patents

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JPH0134874Y2
JPH0134874Y2 JP2011084U JP2011084U JPH0134874Y2 JP H0134874 Y2 JPH0134874 Y2 JP H0134874Y2 JP 2011084 U JP2011084 U JP 2011084U JP 2011084 U JP2011084 U JP 2011084U JP H0134874 Y2 JPH0134874 Y2 JP H0134874Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、制御盤の構造に関するものである。
〔背景技術〕
従来の制御盤においては、内蔵される種々の構
成部品をボツクスの背板にダイレクトに取付する
ため、ボツクス自体に取付孔加工が多く必要とな
り、製造上不利であるという問題があつた。ま
た、背板に部品をダイレクトに取付けているた
め、背板と部品との間に空間が生じず、各部品を
接続するワイヤーを部品の前面側に配線すること
になつて美観を損なうという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述の点に鑑みて提供したものであ
り、内蔵部品の取付容易、配線空間の確保、変更
対応容易等を目的とした制御盤の構造を提供する
ものである。
〔考案の開示〕
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は制御盤本体Aの正面図を示し、第2図は
縦断面図を示し、第3図は分解図を示し、図中2
は前面が開口した箱状のボツクスで、開口面には
板状のパネル1が蝶番17により開閉自在に軸支
されるている。18は把手部である。ボツクス2
の背板3の上部中央には電源線が挿入される横方
向に長いケーブル穴19が、下部には負荷に接続
するケーブルが挿通するケーブル穴20がそれぞ
れ穿孔されている。4は断面コ字形の枕板で、こ
の枕板4はボツクス2の背板3の両側の前面に上
下方向にそれぞれビス21とナツト22により取
着されている。また、この枕板4の長さは背板3
の上下方向の長さより少し短く形成されている。
枕板4の前面は背板3の前面より前面側に位置し
ている。32は電源回路部で、以下のように構成
されている。即ち、板状のサブシヤーシ7が両枕
板4,4の上部に亘つてビス34により固着され
ている。5は外部からの電源線を受けるメインブ
レーカで、サブシヤーシ7の前面にビス25にて
固着された断面コ字形のサポート板24の前面
(第3図の場合においては上面)に固定されてい
る。23は絶縁支柱で、第3図に示すようにサブ
シヤーシ7の上面に固定され絶縁支柱23の上端
面には電源配線用の導電材からなる板状のバスバ
ー6がビス26により配置固定されている。尚、
電源は3相を用いているため、バスバー6は3枚
用いている。従つて、第3図に示すように各相に
対応する絶縁支柱23の高さを異ならしめて配線
が容易にできるようにしている。バスバー6はメ
インブレーカ5の下方に並設され、バスバー6の
端部はメインブレーカ5の端子部35に接続して
ある。
33はユニツト回路部で、操作ユニツト12、
ブレーカ8、調光ユニツト10等から構成されて
いる。即ち、29はサポート板で、第3図に示す
ように断面略コ字形に形成され上片36を前面両
側に設けている。サポート板29はビス30によ
り両枕板4に架け渡して固定し、上記上片36に
板状のサブシヤーシ13をビス31にて固着して
いる。このサブシヤーシ13の前面(上面)には
操作ユニツト12、調光ユニツト10、直回路ユ
ニツト11等が配置されている。本実施例では調
光ユニツト10が5個、直回路ユニツト11が4
個設けられている。調光ユニツト10は第4図に
示すように構成され、アルミ製のコ字形のシヤー
シ41の上面(前面)にブレーカ8が固定され、
シヤーシ41の内部にコイル39、サイリスタ4
0が固着され、また、サイリスタ40を位相制御
する位相制御部9を実装したプリント基板42が
シヤーシ41に固定されている。38は負荷側と
接続する負荷端子である。直回路ユニツト11は
第5図に示すように、アルミ製のコ字形のシヤー
シ40の上面にブレーカ8が固定されている。こ
の直回路ユニツト11は、前記調光ユニツト12
のように照明負荷を調光する位相制御部9を有せ
ず単にブレーカ8だけを有し、負荷側の回路内に
挿入されるものである。これら調光ユニツト1
0、直回路ユニツト11は第1図に示すように横
方向に整然と並んで配置されている。そして、ブ
レーカ8の上側の端子部は各バスバー6にワイヤ
ー44によりそれぞれ接続されている。ところ
で、各ユニツト10,11のブレーカ8はバスバ
ー6の下方に配置される形となつていて、バスバ
ー6とブレーカ8とのそれぞれの接続はワイヤー
44をまつすぐ下方にのばして配線を容易にでき
るようにしている。操作ユニツト12は3個のシ
ングルフエーダ45と、1個のマスターフエーダ
46とからなり、それぞれ横方向に並設されてい
る。28はあきパネルである。シングルフエーダ
45は各照明負荷をそれぞれ調光するものであ
り、マスターフエーダ46は各照明負荷を一括し
て調光するものである。各フエーダ45,46の
つまみ48は各操作パネル47より前面側に突出
している。このつまみ48を操作することで、第
6図に示すようにシングルフエーダ45から調光
信号が位相制御部9に送られ、この位相制御部9
でサイリスタ40を位相制御し、各照明負荷を調
光する。また、マスターフエーダ46はバツフア
56を介して各シングルフエーダ45を一括制御
して照明負荷を調光する。49は操作ユニツト1
2の電源回路部で、前面に電源スイツチ50を設
けている。この操作ユニツト12もサブシヤーシ
13の前面にビスにより固定されている。37は
操作ユニツト12や調光ユニツト10に電源を供
給する電源部であり、この電源部37の電源側は
ワイヤー44を介してバスバー6に接続し、負荷
側は第6図に示すように調光ユニツト10の位相
制御部9及び操作ユニツト12の電源回路部49
に接続されている。また、電源部37は第3図に
示すようにコ字形のシヤーシ51に各部材が実装
され、ビス52により枕板4の上面(前面)に固
定されている。
53はコ字形のサポート板で、両枕板4,4に
跨がりその下片がビス54にて枕板4の前面に固
着されている。サポート板53の前面にはレール
16が固定されていて、このレール16の前面に
負荷端子台15が配置されている。負荷端子台1
5は多数の端子台ユニツト14から構成され、一
対の端子台ユニツト14,14で電源を負荷に供
給するようにしている。尚、調光ユニツト10や
直回路ユニツト11の幅は端子台ユニツト14の
幅とほぼ同寸法である。即ち、第6図に示すよう
に電源からブレーカ8を介して接続される端子台
ユニツト14と、電源からワイヤー44を介して
直接に接続される端子台ユニツト14からなるも
のである。従つて、他方の端子台ユニツト14に
は、ブレーカ8が片切りのため負荷の絶縁チエツ
クのときに切るニユートラルスイツチ55を設け
ている。尚、ニユートラルスイツチ55の構成は
任意である。この時、各端子台ユニツト14は第
1図に示すように調光ユニツト10及び直回路ユ
ニツト11の下方に配置されているものであるか
ら、調光ユニツト10の負荷端子38と一方の端
子台ユニツト14、ニユートラルスイツチ55を
有する他方の端子台ユニツト14とバスバー6を
接続するワイヤー44はそれぞれ直線的に下方に
のばして接続が可能である。調光ユニツト10の
負荷端子38と一方の端子台ユニツト14とを接
続するワイヤー441は第2図に示すように前面
側で配線され、バスバー6と他方の端子台ユニツ
ト14を接続するワイヤー442はサブシヤーシ
13とサポート板29との間に配線するようにし
ており、このように、枕板4乃至サポート板29
を設けることで、生じる空間をワイヤー44の配
線を用い、且つサブシヤーシ13によつて前面か
らワイヤー44が隠れて外観が向上するなどの有
効利用を図つている。また、直回路ユニツト11
と他の端子台ユニツト14とはワイヤー44を前
面側で配線している。ここで、直回路ユニツト1
1は、ブレーカ8を有しているだけであり、負荷
に直接電源を供給するものである。第1図からわ
かるように、バスバー6、調光ユニツト10ある
いは直回路ユニツト11、各端子台ユニツト14
とは上下方向にほぼ直線的に配置されているた
め、配線の流れが整列し、製造しやすく、保守点
検も容易である。また、調光ユニツト10、直回
路ユニツト11は相互に当接して整列してあり、
簡易構成のユニツト自体の自立強度を補つて余り
あるユニツト群の集合強度を有している。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、前面に開閉自在なパネ
ルを軸支し前面開口で箱状のボツクスの背板の前
面両側に上下方向に長く比較的肉厚を有する枕板
を取着し、電源線に接続されるメインブレーカや
メインブレーカの出力側に接続されるバスバーを
前面側に配置する第1のサブシヤーシを形成し、
バスバーから接続線を介して接続されるブレーカ
や照明負荷を位相制御する位相制御部からなる複
数の調光ユニツトと、ブレーカを有して負荷を直
接オンオフする複数の直回路ユニツトと、前記調
光ユニツトに位相制御信号を作成して送る操作ユ
ニツトとを前面側に配置する第2のサブシヤーシ
を形成し、調光ユニツトや直回路ユニツトと接続
され、負荷と接続される複数の端子台ユニツトか
らなる負荷端子台を前面側に配置するレールを形
成し、第1のサブシヤーシ、第2のサブシヤーシ
及びレールとを枕板の前面に上下方向に両枕板間
に架設したものであるから、ボツクスの背板に直
接部品を取り付けていた従来と比べ、各部品を取
り付けた第1のサブシヤーシ、第2のサブシヤー
シ、レール等をボツクスの背板に取着した枕板に
取り付けることで、ボツクス自体に多数の部品取
着用の孔を必要とせず、そのため、ボツクスの製
造が容易であり、また、枕板への第1のサブシヤ
ーシ等の取付用の孔加工はボツクスに比べてはる
かに簡単で、件名変更も容易であり、更に、枕板
の少なくとも前後方向の厚さだけ各種部品を取り
付け配置した第1のサブシヤーシ、第2のサブシ
ヤーシ、レール等が背板より前面側に浮いて取り
付けられ、その空間を活かして配線したり、しか
もその配線は第1のサブシヤーシ等で隠して収容
できるため、外観向上に寄与する利点を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の制御盤本体の正面
図、第2図は同上の縦断面図、第3図は同上の分
解断面図、第4図は同上の調光ユニツトの斜視
図、第5図は同上の直回路ユニツトの斜視図、第
6図は同上の電気回路図である。 1はパネル、2はボツクス、3は背板、4は枕
板、5はメインブレーカ、6はバスバー、7は第
1のサブシヤーシ、8はブレーカ、9は位相制御
部、10は調光ユニツト、11は直回路ユニツ
ト、12は操作ユニツト、13は第2のサブシヤ
ーシ、14は端子台ユニツト、15は負荷端子
台、16はレールを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面に開閉自在なパネルを軸支し前面開口で箱
    状のボツクスの背板の前面両側に上下方向に長く
    比較的肉厚を有する枕板を取着し、電源線に接続
    されるメインブレーカやメインブレーカの出力側
    に接続されるバスバーを前面側に配置する第1の
    サブシヤーシを形成し、バスバーから接続線を介
    して接続されるブレーカや照明負荷を位相制御す
    る位相制御部からなる複数の調光ユニツトと、ブ
    レーカを有して負荷を直接オンオフする複数の直
    回路ユニツトと、前記調光ユニツトに位相制御信
    号を作成して送る操作ユニツトとを前面側に配置
    する第2のサブシヤーシを形成し、調光ユニツト
    や直回路ユニツトと接続され、負荷と接続される
    複数の端子台ユニツトからなる負荷端子台を前面
    側に配置するレールを形成し、第1のサブシヤー
    シ、第2のサブシヤーシ及びレールとを枕板の前
    面に上下方向に両枕板間に架設して成る制御盤の
    構造。
JP2011084U 1984-02-15 1984-02-15 制御盤の構造 Granted JPS60133599U (ja)

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JPS60133599U JPS60133599U (ja) 1985-09-05
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