JPH0134782Y2 - - Google Patents

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JPH0134782Y2
JPH0134782Y2 JP1984063801U JP6380184U JPH0134782Y2 JP H0134782 Y2 JPH0134782 Y2 JP H0134782Y2 JP 1984063801 U JP1984063801 U JP 1984063801U JP 6380184 U JP6380184 U JP 6380184U JP H0134782 Y2 JPH0134782 Y2 JP H0134782Y2
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JP
Japan
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oil seal
housing
conductive
shaft
rolling bearings
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JP1984063801U
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JPS60175957U (ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動車に使用されているころ
がり軸受と併用されるオイルシールに関し、更に
詳しくは、導電性を備えるオイルシールの構造を
提示するものである。
(従来の技術) 自動車の車輪に対する回転駆動手段には、通常
ころがり軸受が使用され、該ころがり軸受に対す
る潤滑剤のシール手段として、ゴム状弾性材料を
もつて製せられ、回転側内面と弾性的に接触して
摺動するシールリツプを備えるオイルシールが使
用されている。シヤシフレームは、ころがり軸受
及びタイヤを経て路面に対し、電気的に導通され
て、静電気の放電によるカーラジオのノイズの発
生等のトラブルが防止されている。
(考案が解決しようとする問題点) 最近、上記したころがり軸受が、走行中に電気
的な絶縁状態に陥つて、シヤシフレームから路面
へ至る導電回路を破断し、それに伴い不規則な放
電現象が惹起されて、カーラジオのノイズ発生等
のトラブルを招来することが判明し、これが解決
を要求されるに至つている。
一方、ころがり軸受に対する潤滑剤の漏洩阻止
手段として併用されるオイルシールは、ゴム状弾
性材料をもつて製せられ、回転側周面に弾性的に
接触してシール作用をなすシールリツプ部が、電
気的な絶縁性を示すために、このオイルシールを
経由する導電回路の形成を期待することができな
い。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来技術によるころがり軸
受における不規則放電現象の問題を解決するため
に、導電性及び弾性を備える材料をもつて製せら
れ、回転側の周面と弾性的に接触する導電部片を
オイルシールに添着して、ハウジングと軸側とが
導電部片を経由して電気的に導通されるようにな
すものである。取付側周面をゴム状弾性材料をも
つて覆われているオイルシールにあつては、導通
部片の一部をオイルシールの外周側に露出させ、
該導通部片の露出部をハウジングの内周面に接触
させる構成が有効である。
(作用) 上記した構成を備えるオイルシールを併用され
た軸受装置においては、ころがり軸受の導電性が
絶縁されることがあつたとしても、ハウジングと
軸とが、オイルシールに併設された導電部片によ
り電気的に接続される。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例に基いて説明す
る。第1図の実施例は、オイルシール1が、金属
板材を曲げ加工されて成り、内方端部にゴム状弾
性材料をもつて製せられたシールリツプ部2を接
着されている補強環3の外周面を露出させている
もので、補強環3の側面に、弾性を備える金属板
材を曲げ加工されて成り、径方向外方に形成され
た平板状の環状部6及び該環状部6から径方向に
伸びる複数の導通片7を有する導通部材5が添着
されて導通片7の端末部を軸周面に接触させ、補
強環3の内周面に、弾性を備える金属線材料によ
り複数の導通線9が添着され、内方端末部を軸周
面に接触させて、導通部材5及び導通線9によ
り、ハウジングと軸とを電気的に接続させてい
る。
第2図の実施例は、オイルシール1の補強環3
がシールリツプ部2と一体をなすゴム状弾性材製
被覆10をもつて覆われているもので、弾性を備
える金属板材を曲げ加工されて成り、、円筒状を
呈して、オイルシール1の外周面に嵌合する環状
部6及び該環状部6から径方向に伸びる複数の導
通片7を有する導通部材5が、環状部6をハウジ
ング7に接触させて、ハウジング及び軸を電気的
に接続させている。
(考案の効果) 本考案によるオイルシールが、上記したよう
に、オイルシールの外周側を装着されるハウジン
グと軸周面とを電気的に接続する導電手段を備え
ていることにより、オイルシールを併設されるこ
ろがり軸受が電気的な絶縁状態に陥つた場合にお
いても、ハウジングと軸間に電気的な接続状態が
確保されるものて、従来技術によるオイルシール
を備えた軸受装置において見られた、ころがり軸
受内における静電気の放電に伴うラジオのノイズ
発生等のトラブルが完全に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ、本考案の実施
例の断面図である。 1……オイルシール、2……シールリツプ部、
3……補強環、5……導通部材、6……環状部、
7……導通部片、9……導通線、10……被覆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングと、該ハウジングを貫通してころが
    り軸受に支承される回転軸との間に介挿されるオ
    イルシールにおいて、前記ハウジングと前記回転
    軸とを、電気的に導通させる弾性材製導通部材を
    付されていることを特徴とするオイルシール。
JP1984063801U 1984-04-27 1984-04-27 オイルシ−ル Granted JPS60175957U (ja)

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JPS60175957U JPS60175957U (ja) 1985-11-21
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DE102018124257A1 (de) * 2018-10-01 2020-04-02 Carl Freudenberg Kg Dichtelement
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