JPH0134686Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0134686Y2 JPH0134686Y2 JP11949883U JP11949883U JPH0134686Y2 JP H0134686 Y2 JPH0134686 Y2 JP H0134686Y2 JP 11949883 U JP11949883 U JP 11949883U JP 11949883 U JP11949883 U JP 11949883U JP H0134686 Y2 JPH0134686 Y2 JP H0134686Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- piston ring
- rings
- ring
- stroke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 8
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関のピストンに関する。
内燃機関の運転効率を向上させるためには、そ
のピストンをなるべく軽量にすると共に、シリン
ダに対する摺動抵抗を少なくすることが必要であ
る。
のピストンをなるべく軽量にすると共に、シリン
ダに対する摺動抵抗を少なくすることが必要であ
る。
本考案は上記の点に鑑み提案されたもので、第
1,2図に示すようにピストンリングを横断面略
円形に形成し、その複数個21,22を接触面2
1a,22aを平面にして上下に重ね合せ、その
ピストンリング21,22の半径よりも深く且そ
の上下両面3a,3bはピストンリング21,2
2の円弧と略等しく形成したピストンリング溝3
内に上記のピストンリング21,22を嵌めたも
のである。なお、上記の横断面円形のピストンリ
ング21,22の半径rはリング溝3の深さlよ
りも大きく形成する。
1,2図に示すようにピストンリングを横断面略
円形に形成し、その複数個21,22を接触面2
1a,22aを平面にして上下に重ね合せ、その
ピストンリング21,22の半径よりも深く且そ
の上下両面3a,3bはピストンリング21,2
2の円弧と略等しく形成したピストンリング溝3
内に上記のピストンリング21,22を嵌めたも
のである。なお、上記の横断面円形のピストンリ
ング21,22の半径rはリング溝3の深さlよ
りも大きく形成する。
本考案は、上記のようにピストンリング21,
22を横断面略円形にしたことによつて、従来一
般に用いられる横断面長方形のピストンリングの
場合に比べてピストンリング自体の重量を軽減で
きる。またリング溝3の深さも浅くできるから、
その分だけピストン1の肉厚を薄くして軽量化を
図ることができる。そしてそのリング溝3は1つ
でよいから加工が容易である。
22を横断面略円形にしたことによつて、従来一
般に用いられる横断面長方形のピストンリングの
場合に比べてピストンリング自体の重量を軽減で
きる。またリング溝3の深さも浅くできるから、
その分だけピストン1の肉厚を薄くして軽量化を
図ることができる。そしてそのリング溝3は1つ
でよいから加工が容易である。
さらにピストンリング21,22を横断面略円
形にしたことによつてシリンダ4との摺動接触面
を小さくできることと相まつて、ピストンリング
21,22とシリンダ4との間の空間S内に溜つ
たオイルによつてピストンリング21,22のシ
リンダ4に対する摺動抵抗を低減させることがで
きる。又そのオイルによつてピストンリング2
1,22とシリンダ4との間の気密性が向上する
等の効果がある。
形にしたことによつてシリンダ4との摺動接触面
を小さくできることと相まつて、ピストンリング
21,22とシリンダ4との間の空間S内に溜つ
たオイルによつてピストンリング21,22のシ
リンダ4に対する摺動抵抗を低減させることがで
きる。又そのオイルによつてピストンリング2
1,22とシリンダ4との間の気密性が向上する
等の効果がある。
第3図は本考案のピストンリング機構を適用し
た4サイクル内燃機関の作動を説明するもので、 (a) 吸入行程;リング溝3の上面3aに上側のピ
ストンリング21が当接して溝3内にあるオイ
ルOが上方の燃焼室に浸入するのを防ぐ。その
行程開始時に瞬間的に上下のピストンリング2
1,22の接触面21a,22aが離れる傾向
となり、その面間にオイルOが入つて油膜を形
成すると共に、両リング21,22とシリンダ
壁4とで形成された空間S内に溜る。
た4サイクル内燃機関の作動を説明するもので、 (a) 吸入行程;リング溝3の上面3aに上側のピ
ストンリング21が当接して溝3内にあるオイ
ルOが上方の燃焼室に浸入するのを防ぐ。その
行程開始時に瞬間的に上下のピストンリング2
1,22の接触面21a,22aが離れる傾向
となり、その面間にオイルOが入つて油膜を形
成すると共に、両リング21,22とシリンダ
壁4とで形成された空間S内に溜る。
(b) 圧縮行程;ピストン1が上昇し、下側のピス
トンリング22がリング溝3の下面3bに当接
して上方からの混合気が下方のクランク室に逃
げるのを防ぐ。前記のリング溝3内にあつたオ
イルはその大部分が吸入行程から圧縮行程に移
行する際に下方に排出されるが、前記の空間S
内のオイルは溜つたまま上下のピストンリング
21,22と共に上下動する。
トンリング22がリング溝3の下面3bに当接
して上方からの混合気が下方のクランク室に逃
げるのを防ぐ。前記のリング溝3内にあつたオ
イルはその大部分が吸入行程から圧縮行程に移
行する際に下方に排出されるが、前記の空間S
内のオイルは溜つたまま上下のピストンリング
21,22と共に上下動する。
(c) 爆発・膨張行程;爆発膨張中のガスがリング
21,22を更に強く外方下向に押圧する。
21,22を更に強く外方下向に押圧する。
(d) 排気行程;圧縮行程と同様に燃焼ガスが下方
のクランク室に逃げるのを防ぐ。
のクランク室に逃げるのを防ぐ。
上下のリング21,22は平面21a,22a
で当接しているので上記の運動の間その一体的挙
動の安定化を計るものである。即ち、各行程にお
いて上下のリング21,22は平面21a,22
aで当接した状態で一体的に上下動すると共に、
例えば圧縮行程・爆発行程においては、リング溝
3内に入り込んだ気体の圧力によつて下方のリン
グ22はリング溝3の下面3bを案内としてシリ
ンダ内面に向つて押圧され、上方のリング21は
平面21a,22aを案内としてシリンダ内面に
押圧される。
で当接しているので上記の運動の間その一体的挙
動の安定化を計るものである。即ち、各行程にお
いて上下のリング21,22は平面21a,22
aで当接した状態で一体的に上下動すると共に、
例えば圧縮行程・爆発行程においては、リング溝
3内に入り込んだ気体の圧力によつて下方のリン
グ22はリング溝3の下面3bを案内としてシリ
ンダ内面に向つて押圧され、上方のリング21は
平面21a,22aを案内としてシリンダ内面に
押圧される。
なお、2サイクル内燃機関に適用した場合にも
上記と同様に作動する。また4サイクル内燃機関
にあつては図示のピストンリング21,22の下
方にいわゆるオイルリングが設けられるが図には
省略した。
上記と同様に作動する。また4サイクル内燃機関
にあつては図示のピストンリング21,22の下
方にいわゆるオイルリングが設けられるが図には
省略した。
第1図は本考案ピストンの正面図、第2図はそ
の一部の拡大縦断面図、第3図a〜dは作動状態
の説明図である。 1はピストン、21,22はピストンリング、
3はピストンリング溝、4はシリンダ壁。
の一部の拡大縦断面図、第3図a〜dは作動状態
の説明図である。 1はピストン、21,22はピストンリング、
3はピストンリング溝、4はシリンダ壁。
Claims (1)
- ピストンリングを横断面略円形に形成し、その
複数個を接触面を平面にして上下に重ね合せ、そ
のピストンリングの半径よりも深く且その上下両
面はピストンリングの円弧と略等しく形成したピ
ストンリング溝内に上記のピストンリングを嵌め
た内燃機関のピストン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11949883U JPS6026256U (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 内燃機関のピストン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11949883U JPS6026256U (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 内燃機関のピストン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6026256U JPS6026256U (ja) | 1985-02-22 |
JPH0134686Y2 true JPH0134686Y2 (ja) | 1989-10-23 |
Family
ID=30274227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11949883U Granted JPS6026256U (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 内燃機関のピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026256U (ja) |
-
1983
- 1983-07-29 JP JP11949883U patent/JPS6026256U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6026256U (ja) | 1985-02-22 |
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