JPH0134082Y2 - - Google Patents

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JPH0134082Y2
JPH0134082Y2 JP2617983U JP2617983U JPH0134082Y2 JP H0134082 Y2 JPH0134082 Y2 JP H0134082Y2 JP 2617983 U JP2617983 U JP 2617983U JP 2617983 U JP2617983 U JP 2617983U JP H0134082 Y2 JPH0134082 Y2 JP H0134082Y2
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polarizing beam
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、光源からの可干渉光を被測定機械量
が与えられるターゲツトに照射し、そこからの拡
散光によつて作られるスペツクルパターンおよび
干渉縞の移動から機械量を知るようにした光学式
機械量測定装置に関するものである。更に詳しく
は、本考案は、照射された光を拡散するターゲツ
トの拡散面を工夫し、被測定機械量を確実に測定
できるようにした光学式機械量測定装置に関する
ものである。
本考案に係る装置は、ターゲツトの拡散面を再
帰性反射物体で覆うとともに、この再帰性反射物
体上に規則的な模様を施した点に特徴がある。
第1図は、本考案装置に用いられるターゲツト
の一例を示す構成斜視図、第2図はターゲツト表
面の一部を拡大して示す図である。
この図において、1は測定すべき変位量、変位
速度、振動数等の機械量が与えられるターゲツ
ト、10はこのターゲツト1の表面を覆うように
取付けられた再帰性反射物体で、例えばスコツチ
ライト(登録商標)が使用される。11はこの再
帰性反射物体10上に取付けられたガラス板で、
その表面には第2図に示すように円形の不透明部
分が規則的に配列する模様12が形成されてい
る。このような規則的模様は、ガラス板11に、
例えばエマルジヨンマスクして形成できる。ここ
で、模様12(ここでは円形の不透明部分)のピ
ツチPは、抽出しようとする空間周波数に相当す
るピツチ(例えばp=172.8μm)に選定される。
第3図は、再帰性反射物体10上に施される規
則的な模様の他の例を示す説明図である。この例
では、空間周波数のピツチPで不透明縞部分が格
子状に配列した規則的な模様を示す。なお、ここ
では、規則的模様をガラス板上に形成させたが、
これを再帰性反射物体上に印刷等によつて形成さ
せてもよい。
このように構成したターゲツトを用いた装置に
よれば、ターゲツトが再帰性反射物体のみの場合
に比較して、XYの広範囲の変位に対しても信号
消滅を大きく減少させることができ、XYの測定
範囲を拡大することができた。
第4図は、本考案に係る装置の一例を示す構成
説明図で、ここでは3次元の各種機械量を装定で
きる装置を構成している。図において、4は光源
で、例えばHeNeレーザ光源が使用され、ここか
ら可干渉な光が出射される。41,42はレンズ
で、光源4から出射した光を拡げて平行光とする
ビームエクスパンダBXを構成している。21は
第1の偏光ビームスプリツタ(以下PBSと略す)
で、ビームエクスパンダBXを通つて入射する光
源4からの光ビームを、2方向に分割する。22
は第2のPBSで、第1のPBSに対して45゜回転し
て設置されており、ここに入射する2種の光を干
渉させて縞を作る役目をしている。31,32は
それぞれ焦点距離がf1,f2のレンズ、30はレン
ズ31と32との間であつて、レンズ31から
f1、レンズ32からf2の距離に設置した絞り板
で、これには、径dの透孔が設けられている。1
は第1図に示したような構成の拡散面を有するタ
ーゲツトで、レンズ32からl(lはイメージセ
ンサ上にターゲツトの像が結ぶ距離付近がよい。)
だけ離れて設置されており、これには、例えば図
示のようにx,y,z方向の3次元の測定機械量
が与えられる。51はレンズ32とターゲツト1
との間に設置したλ/4板、6はミラーで、光源
4の光軸Clに対して僅かな角度Δθだけ傾斜して
設置されており、第1のPBS21で分割された光
源4からの光ビームが入射する。52は第1の
PBS21とミラー6との間に設置したλ/4板、
7は第2のPBS22から出射した光を受光する受
光器である。
第5図は、この受光器7の受光面の構成例を示
す平面図である。ここには、例えば多数個の受光
素子をアレイ状に配列して構成されるCCDなど
のイメージセンサ71,72を、受光素子の配列
方向が互いに直交するように設置して構成してあ
る。
第6図は第4図装置において、電気的な回路を
示す構成ブロツク図である。この図において、7
0は、例えばCCDで構成された各受光器71,
72を駆動するクロツク発振器で、例えば周波数
cのクロツク信号を各受光器に印加している。8
1,82は各受光器71,72からの出力周波数
信号x,yを入力し、これと参照周波数信号R1
とをミキシングするミキサ、83は受光器71か
らの周波数信号xを入力し、これと参照周波数
信号R2とをミキシングするミキサ、91,92,
93はそれぞれ対応するミキサからの出力信号の
なかの特定な周波数信号を通過させるローパスフ
イルタ、61,62,63はそれぞれローパスフ
イルタ91,92,93からの周波数信号を計数
するカウンタ、6は各カウンタ61,62,63
からの計数信号123を入力する演算回路
で、この演算回路としては、例えばマイクロプロ
セツサが使用される。60は表示装置で、例えば
CRTが使用され、演算回路6での演算結果を表
示する。
このように構成した装置の動作は次の通りであ
る。光源4から出射された波長λの光は、ビーム
エクスパンダBXで拡げられ、平行光となつて第
1のPBS21に入射する。ここに入射した光のう
ち、入射面に対して振動方向が平行な光成分(P
波)は、ここを通過し、レンズ31、絞り板3
0、レンズ32及びλ/4板51を経てターゲツ
ト1の拡散面に平行光となつて照射される。ター
ゲツト1に照射された平行光は、そこに覆われて
いる規則的に配列する模様を施した再帰性反射物
体10に当たり反射、散乱するが、この際反射、
散乱光はランダムな位相変調を受ける。すなわ
ち、再帰性反射物体10は直径数十μmの球ある
いは、一辺が数十μmのキユーブコーナが全面に
わたつて施され、個々の球やキユーブコーナはそ
れぞれの光軸方向が不一致となつているために、
ここで反射する光の位相は、鏡面のように一致し
たものでなく、ランダムな位相変調を受けること
となる。一方、再帰性反射物体10には、規則的
に配列する模様が施されているために、散乱光に
は、規則的に配列する模様が含まれたものとな
る。この散乱光は、ランダムに干渉し合つて空間
にスペツクルを作りつつ、λ/4板51、レンズ
32、絞り板30、レンズ31を通つて戻り、第
1のPBS21に入射する。
ここで、レンズ31、絞り板30、レンズ32
は、ここを通過する光の空間周波数を下げるロー
パスフイルタとして機能しており、必ずしも必要
でない。第1のPBSに再入射する光は、λ/4
板51を2度通過したので、90゜偏波面が回転し
てS波となつており、このPBS21で反射して、
第2のPBS22に入射する。一方光源4から第1
のPBS21に入射した光のうち、S波成分は、こ
こで反射し、λ/4板52を通つて、ミラー6で
反射し、再びλ/4板52を通つて、第1の
PBS21に再入射する。この光はP波となつてお
り、このPBS21を通過して、第2のPBS22に参
照光として入射する。第2のPBS22は、第1の
PBS21に対して45゜回転して置かれており、ここ
で、互いに偏波面が90゜異なるターゲツト1から
の反射光と、光源4からミラー6で反射してくる
参照光とのうち、第7図に示すように45゜成分の
ものが透過し、受光器7上に干渉縞がつくられ
る。なお、第2のPBS22は、偏光板を用いても
よい。
第8図は、受光器7上に得られたパターンの一
例を示す図であつて、スペツクルパターンSPに、
マイケルソン干渉縞が重畳したものとなる。そし
て、このパターンにおいて、ターゲツト1がx,
y方向へ変位すると、スペツクルパターンSPは
第8図において、x,y方向に移動する。また、
ターゲツト1がz方向へ変位すると、マイケルソ
ン干渉縞MPはx方向へ変位し、そのときスペツ
クルパターンSPは動かない。
ここで、レンズ31,32の距離が12であ
ることと、ターゲツト1に平面波が照射されるよ
うにすれば、所謂純移動状態となり、この状態で
は、受光器7の受光面に得られるスペツクルパタ
ーンの、平均的スペツクル径は、(1・λ)/
(π・d)で与えられる。また、干渉縞の平均ピ
ツチはλ/sinΔθで与えられ、ひとつのスペツク
ルパターンの中には、5〜10本の縞が入るように
選ぶのが望ましい。したがつて、レーズ32とタ
ーゲツト1との間の距離や、レンズ31から受
光器7までの距離は、純移動状態、スペツクル
径、干渉縞のピツチには無関係となる。
受光器7の各受光器71,72は、一端にクロ
ツク発振器70から周波数cのクロツク信号が印
加されて駆動されており、各受光器71,72か
らo=c/N(ただしNは受光器71,72のビ
ツト数)を基本周波数とする周波数信号k,y
が出力される。
第9図は、各受光器71から得られる周波数信
号xの周波数スペクトルを示す説明図である。
この信号のパワースペクトルは、基本周波数o
の整数倍の点でピークがあり、かつこれらのピー
クの包絡線はR2の周波数(R2R1とする)で、
干渉縞によるピークを有している。ここで、ター
ゲツト1がx方向にXだけ移動すれば、m次高調
波に相当するピークPmは、その移動速度dx/dt
に比例したmxだけ周波数シフトする。また、タ
ーゲツト1がz方向に移動すれば、包絡線のピー
クが移動する。
第6図において、ミキサ81,82は各受光器
71,72から出力される周波数信号と、周波数
R1とをミキシング、すなわち、ヘテロダイン検
波し、各出力をローパスフイルタ91,92及び
カウンタ61,62を介することによつて、例え
ばm次高調波に相当するピークPmの、ターゲツ
ト1のx,y方向変位に伴う周波数シフト
Δmx,Δmyに対応した信号をそれぞれ得る。
演算回路6は、これらの信号を入力し、所定の演
算、例えば積分演算することによつて、ターゲツ
ト1のx,y方向の変位量X,Yを知ることがで
きる。同じように、ミキサ83は、受光器71か
ら出力される周波数信号と、周波数R2とをミキ
シングし、ローパスフイルタ93、カウンタ63
を介することによつて、包絡線のピークのシフト
Δzに対応した信号を得る。演算回路6は、この
信号を入力し、所定の演算をすることによつて、
ターゲツト1のz方向の変位量Zを知ることがで
きる。なお、Δmx,Δmy,Δzは、いずれも
ターゲツト1の移動方向に応じて正、負に極性が
変ることから、移動方向の判別も同時にできる。
このように構成される装置は、ひとつの光源か
らのビームによつて3次元の変位が同時に測定で
きるもので、全体構成を簡単にできる。また、各
受光器から得られる信号は周波数信号であること
から、演算処理が容易であり、高分解能で各種機
械量を測定することができる。
なお、第4図の実施例において、ミラー6は、
入射光と反射光とがΔθ傾くものならば、他の構
成、例えば、頂角がπ/2+Δθ/2のプリズム
やキユープコーナーを用いてもよい。また、ここ
では、受光器71,72としてCCDようなイメ
ージセンサを用いることを想定したが、空間フイ
ルタを組合せたようなパターン検出器を用いても
よい。
なお、上記の説明では、第4図に示すように構
成した装置に適用した場合であるが、ターゲツト
からの拡散光によつて作られるスペツクルパター
ンの移動からターゲツトに与えられる機械量を知
る装置におけるターゲツトに広く適用できる。
以上説明したように、本考案によれば各種の機
械量を広い範囲で、確実に測定できる装置が実現
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置に用いられるターゲツトの
一例を示す構成斜視図、第2図及び第3図はター
ゲツト表面の一部を拡大して示す拡大図、第4図
は本考案に係る装置の一例を示す構成説明図、第
5図は第4図装置に用いられている受光器の構成
説明図、第6図は電気的な回路を示す構成ブロツ
ク図、第7図は受光器に照射される光の偏波面の
説明図、第8図は受光器の受光面につくられるパ
ターンの一例を示す説明図、第9図は受光器から
得られる信号の周波数スペクトルを示す説明図で
ある。 1……ターゲツト、10……再帰性反射物体、
11……ガラス板、12……規則的模様、4……
光源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可干渉な光を出射する光源と、 規則的に配列する模様を施した再帰性反射物体
    で覆われたターゲツトと、 前記光源からの光を2方向に分割する偏光ビー
    ムスプリツタと、 この偏光ビームスプリツタで分割された一方の
    光をλ/4板を介して前記ターゲツトに照射する
    と共に、ターゲツトからの反射光を前記λ/4板
    を介して前記偏光ビームスプリツタに導く光学系
    と、 前記偏光ビームスプリツタで分割された他方の
    光をλ/4板を介して、前記光源からの光の光軸
    に対して所定の角度をもつて設置されたミラーに
    照射すると共に、当該ミラーからの反射光をλ/
    4板を介して前記偏光ビームスプリツタに導く光
    学系と、 前記偏光ビームスプリツタで反射した前記ター
    ゲツトからの拡散光と、前記偏光ビームスプリツ
    タを通過した前記ミラーからの反射光とを受光す
    る受光手段と、 前記偏光ビームスプリツタと前記受光手段との
    間に設置され、前記受光手段上に干渉縞を作るた
    めの偏光手段とを備え、 前記受光手段上に得られる干渉縞およびスペツ
    クルパターンの移動から前記ターゲツトに与えら
    れる機械量を知るようにした光学式機械量測定装
    置。
JP2617983U 1983-02-24 1983-02-24 光学式機械量測定装置 Granted JPS59134006U (ja)

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JPS59134006U JPS59134006U (ja) 1984-09-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7186969B2 (en) * 2003-02-12 2007-03-06 Mitutoyo Corporation Optical configuration for imaging-type optical encoders
TWI402721B (zh) 2009-12-03 2013-07-21 Chung Shan Inst Of Science 光斑定位方法及光斑定位系統
JP2017067742A (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 レーザーテック株式会社 干渉計及び変位量測定装置

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