JPH0133413B2 - - Google Patents

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JPH0133413B2
JPH0133413B2 JP3870085A JP3870085A JPH0133413B2 JP H0133413 B2 JPH0133413 B2 JP H0133413B2 JP 3870085 A JP3870085 A JP 3870085A JP 3870085 A JP3870085 A JP 3870085A JP H0133413 B2 JPH0133413 B2 JP H0133413B2
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JP
Japan
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strip
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static pressure
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fluid
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JP3870085A
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English (en)
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JPS61203055A (ja
Inventor
Yasuo Shimokawa
Masaaki Takagi
Noryuki Hanada
Toshizane Izumaru
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP3870085A priority Critical patent/JPS61203055A/ja
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Publication of JPH0133413B2 publication Critical patent/JPH0133413B2/ja
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は金属ストリツプ等の走行する帯状物
を非接触で支持搬送する装置に関するもので、通
常の搬送ロールによる接触疵を防止して帯状物の
面仕上げの精度を要求される場合、あるいは帯状
物を熱処理、若しくは金属を溶融メツキする場合
のように帯状物が搬送ロールと接触しない状態で
搬送されることを要求される分野に適用される。
(従来の技術) 帯状物の非接触支持装置についての従来技術と
して、例えば特公昭43−28961号公報、あるいは
実開昭55−63338等がある。これらの従来技術で
はスリツト、あるいは孔から気体を噴出して帯状
物を非接触支持するが、工業的に適用する場合に
は十分とはいえず、流体支持用のパツドと帯状物
が部分的に接触しやすく、接触を防止するために
は気体の噴出圧(又は噴出量)を高めることが必
要になり、ランニングコストが大きくなるため経
済性の点から問題がある。
これらの従来技術を適用する場合の問題点を図
面によつて説明する。第5図に曲面を有する従来
の非接触支持装置によつて鋼ストリツプを支持す
る場合に例にして示した。このような装置でスト
リツプを非接触通板する場合には、第5図のF−
F矢視部断面を示した第8図に示すように、公知
の静圧支持パツド2だけでは、このパツドの出入
側において、巾方向端部6におけるストリツプ1
の浮上の他の部分より小さく、この端部部分にお
いてパツド2とストリツプ1は部分的に接触しや
すい。また、ストリツプ巾方向中央9の浮上が大
きく、この部分より静圧パツドより吹出した流体
が無駄に流出する。
さらにまたパツドの出入側においても第5図の
E−E矢視部断面を示す第7図に示すようにスト
リツプの巾方向の両端が静圧パツドに近接し、中
央においてはパツドから遠ざかるように湾曲する
ので、帯状物は巾方向の両端において静圧パツド
に接触し易くなり、帯状物と静圧支持パツドとの
非接触性を保持することは難かしい。
又第5図のE−E矢視部断面図を示す第6図に
示すように、パツド出入側中央部9より無駄にガ
スが流出する。この出入側両端の接触を防ぐため
に、吹出しガス流量を増加し、静圧パツドの出入
側の両端の浮上を大きくすると、第6図に示す帯
状物の巾方向中央部9と静圧パツド2との距離
は、ますます大きくなり、吹出ガスが大量にこの
部分から無駄に流出し、図示されないガス送風機
械のランニングコストが大きくなり、実用に適さ
ない装置となる。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の帯状物の非接触支持搬送の問題点は、帯
状物の重量と帯状物にかかつている張力に打ち勝
つて、帯状物を浮上させる、即ち静圧を発生させ
るに必要な流量と流体圧力が大きいことである。
従つてこの流量と流体圧力を得るための送風機の
ランニングコストが大きいことが問題点である。
本発明はこのような従来の問題点を解決してラ
ンニングコストの低い非接触搬送装置を提供する
ことを目的とする。また他の目的は帯状物が搬送
装置と接触し難い非接触搬送装置を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 前記の目的を達成するためには、帯状物の接触
を防止するとともにランニングコストを小さく押
える手段が必要であり、この場合には以下の要件
が要求される。
パツドのガス吹出口よりの流体をパツド出入
口の巾方向中央より無駄に流出するのを防ぎ、
帯状物を浮上させる静圧を最大ならしめる静圧
支持パツド装置であること。
帯状物とパツド入出部の巾方向端部における
接触を防ぎ、且つ帯状物と静圧支持パツド2の
平均距離(平均浮上距離)を最小ならしめて、
非接触支持搬送が可能な静圧支持パツド装置で
あること。
本発明はこれらの要件を充分満足する静圧支持
パツド装置であり、その特徴は走行する帯状物を
非接触で支持しながら搬送する装置において、ガ
ス吹出口を有する静圧支持パツドの帯状物の入出
側のいずれか一方もしくは両方に、静圧支持パツ
ドから吹出した流体の流れを堰き止めるように部
材を配置したことにある。
以下本発明を図面によつて説明する。
第1図に本発明の望ましい実施態様の1例とし
て静圧支持パツドを有する非接触搬送装置2の帯
状物の入側と出側に、流体の流れを堰き止める部
材として凸クラウンロール3を配置した例を示し
た。このように堰を設けることにより、パツド2
より噴出された浮上ガスの流れが帯状物の出入方
向で堰き止められ、帯状物の巾方向への流出量が
大きくなるので、従来のように帯状物の巾方向の
端部がパツド2と接触するおそれがほとんどなく
なる。
また凸クラウンロールを配置する場合には、第
1図のC−C矢視部断面を示す第4図に示すよう
に、帯状物1の反りと凸クラウンロールのクラウ
ン部がほぼ平行に近くなるので、帯状物1の巾方
向における平均浮上距離も小さくなり、同一のガ
ス噴出流量でも従来より静圧を高めることがで
き、結果として従来より少ない流量で非接触支持
搬送が可能となる。また第1図のB−B矢視部断
面を示す第2図に示されるように、凸クラウンロ
ールの堰止め効果により、ストリツプ巾端部が静
圧支持パツドに接触するのが阻止される。
本発明の他の実施態様を第9図〜第14図に示
した。第9図は第1図に示したクラウンロールを
横から見た場合のガス流れの状況を示した図であ
る。また、第10図は静圧パツドの帯状物出入部
の端に堰止め部材3としてラ凸クラウンを設けた
例で、この凸クラウンによつて第9図に示した凸
クラウンロールと同様に、噴出気体が堰き止めら
れることにより同様の効果が得られる。凸クラウ
ンはこのように静圧パツド2に設ける場合の他
に、静圧パツドとは別個に帯状物の出入口近傍に
隔離して設けても良い。
第14図は前記第10図の凸クラウン部の上部
に補助手段としてガス吹出し口11を設けた例
で、凸クラウンによる堰止めと同時にガスシール
による作用を付加することをねらつている。この
ガス吹出し口11は凸クラウンの先端だけでな
く、先端の近傍であれば同様に作用する。
第13図は第9図に示した前述の凸クラウンロ
ール3に加えて、補助的にガス噴出口を設けこの
近辺からガスを噴出させることにより、静圧支持
パツド2からの流体を堰きとめる効果を増大さ
せ、静圧を増加せしめる。さらに、ストリツプの
形状が悪い時などロールクラウン3の方向へのガ
ス流れが少ない時の帯状物1と静圧支持パツド2
との接触を防ぐ効果が大きい。
以上凸クラウン、あるいは凸クラウンロールを
堰止め部材として用いる例を示したが、本発明で
はこれら以外にもクラウンを有しない平坦部材、
あるいは平坦なロールを堰止め部材として用いる
ことができ、この場合にも堰止め効果が得られ
る。
なお、帯状物を曲面を有する静圧パツドで非接
触支持して帯状物の進行方向を変える場合には、
帯状物の出入口部では第4図に示すように、巾方
向の中央部9を頂点とするC反りを生じるので、
堰止め部材として前記帯状物のC反りに対応して
クラウンを設けることにより、前述したように平
均浮上距離が小さくなりランニングコストが安く
なるので、曲面を有する静圧パツドでは、クラウ
ンを有する堰止め部材が有利である。一方曲面を
有しない平坦面だけの静圧パツドでは、前述した
平坦部材、あるいは平滑ロールを堰止め部材とし
て用いることが望ましい。
なお、平滑ロール、またはクラウンロールなど
のロールを堰止め部材として用いる場合には、ロ
ールの駆動方式としてストリツプと同速度で回転
させることにより、たとえばストリツプとクラウ
ンロールが接触した場合にも、クラウンロールが
静止した場合よりロール疵が少なく、あるいは比
較的小さなロール疵によるストリツプの損害に抑
えることが可能である。
さらに本発明においては、堰止め部材を静圧パ
ツドの帯状物入側あるいは出側の一方だけに配置
することもできる。この場合にはこれまで説明し
た出入側の両方に設けた場合に比べると効果の点
でやや劣るが、片方といえども堰止め部材を設け
ることにより内圧が高められるので従来技術より
は優れている。
さらに本発明は金属ストリツプに限定されるも
のではなく、紙等のその他の帯状物に同様に適用
でき、同様な効果が得られる。
さらにまた本発明はこれまで説明した曲面を有
する静圧パツドを用いた非接触搬送装置だけでな
く、水平あるいは垂直に帯状物を搬送する装置に
おいても適用することができ、堰止め部材により
同様な効果が得られる。
(作用) 静圧流体パツドの帯状物出入部に堰止め部材を
用いると、第9図、第10図のようにパツド吹出
口より出た流体が、パツドの端部で堰き止められ
て無駄に流出する流体が少なくなり、静圧支持部
5の静圧が大となり支持力が大となり、低コスト
の帯状物の浮上が可能となる。また、静圧支持パ
ツド2のストリツプ入出側方向へのガスの流れ量
は多いので、堰き止め部材3に接触することは非
常に少ない。
第11図に従来の装置による静圧支持パツド2
表面での流体の流れの平面図による模型図を示す
が、パツド出入側の斜線で示した巾方向両端6の
部分には流体がほとんど流れない。従つて、この
部分は帯状物1の浮上が小さくパツド2と接触し
易い。一方本発明によつて第12図のように堰き
止め部材3を設けることにより、帯状物長手方向
の流体の流れが制約が受けるので第11図に示し
たパツド出入側巾方向両端6の方へも流れるよう
になり、帯状物の浮上が大きくなりパツドとの接
触がなくなる。
このように、堰き止め部材3を用いると堰き止
め効果により静圧による支持力が増大し、さらに
パツド出入側端部の巾方向へも流体が流れるの
で、帯状物1とパツド2との接触も少なくなり、
ランニングコストの低減が可能となる。
(実施例) 第15図に溶融亜鉛メツキラインの亜鉛釜8の
直上に非接触搬送装置を設置して実施された例を
示す。帯状物1は低炭素鋼ストリツプで、サイズ
は厚×巾=1.0mm×1200mm、ライン張力=1200Kg
とした。ランニングコストを便宜的にC=風量
(m3/min)×吐出圧力(mmH2O)×2(比例定数)
として採用すると、静圧支持パツド2の入出側に
第16図に示す寸法のクラウンロールを堰き止め
部材3として用いることにより、従来パツドの送
風機10のランニングコスト(風量200m3/min、
吐出圧力2100mmH2O)C=42×104×αが本発明
ではランニングコスト(風量150m3/min、吐出
圧力2000mmH2O)C=30×104×αとなり、約30
%ランニングコストの低減が可能となり、さらに
パツド3と帯状物1との接触も約半数に少なくな
つた。
(効果) 本発明により静圧パツドによる帯状物の支持力
が高められるため、従来装置に比べて噴出気体の
流量(又は圧力)を小さくできるのでランニング
コストが安くなる。また本発明を実施することに
より帯状物が搬送装置に接触することが少くな
り、接触疵による不良品の減少、熱処理における
熱の不均一、溶融メツキ鋼板あるいは塗装鋼板、
等の表面処理において接触による表面損傷を減少
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は堰き止め部材にクラウンロールを用い
た本発明の具体例を示す斜視図。第2図は第1図
の帯状物巾方向中央A−A矢視図。第3図は第1
図の帯状物巾方向端部B−B矢視図。第4図は第
1図のC−C矢視図。第5図は従来技術のパツド
の特徴を示す斜視図。第6図は第5図の帯状物の
巾方向中央D−D矢視図。第7図は第5図の帯状
物の巾方向端部E−E矢視図。第8図は第5図の
F−F矢視図。第9図はクラウンロールによる流
体の堰き止め効果を説明する流体の流線図。第1
0図は流体堰き止め部材を凸クラウンにした場合
の流体の堰き止め効果を説明する図。第11図に
従来技術の静圧支持パツドの表面の流体流れ方向
を表す図。第12図は本発明の静圧支持パツドの
表面の流体流れ方向を示す図。第13図はクラウ
ンロールの附近に補助的に流体吹出し口を設けて
帯状物とクラウンロールとの接触防止をさらに強
めた例を示す図。第14図は凸クラウン部材に補
助的に流体吹出口をもうけた図を示す。第15図
は溶融亜鉛メツキラインへの実施例を示す図。第
16図は実施例のクラウンロールの形状を示す。 1……帯状物、2……静圧支持パツド、3……
堰き止め部材、4……静圧支持パツドの流体吹出
口、5……静圧支持パツドの静圧支持部、6……
パツド2への帯状物入出側ストリツプ巾方向端
部、7……ガスワイピングノズル、8……溶融亜
鉛釜、9……パツド2への帯状物入出側ストリツ
プ巾方向中央部、10……ガス送風機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 走行する帯状物を非接触で支持しながら搬送
    する装置において、ガス吹出口を有する静圧支持
    パツドの帯状物入側、または出側、あるいは双方
    に、静圧支持パツドから吹出した流体の堰止め部
    材を設けたことを特徴とする帯状物非接触搬送装
    置。 2 流体の堰止め部材として凸クラウン部材で設
    けた特許請求の範囲第1項記載の装置。 3 流体の堰止め部材として補助クラウンロール
    を設けた特許請求の範囲第1項記載の装置。 4 流体の堰止め部材として駆動式の補助ロール
    を設けた特許請求の範囲第1項、または第3項記
    載の装置。 5 流体の堰止め部材の補助手段としてガスシー
    ル手段を設けた特許請求の範囲第2項〜第4項の
    いずれか1項記載の装置。 6 静圧支持パツドが帯状物の走行方向において
    弧状の曲面を有する特許請求の範囲第1項記載の
    装置。
JP3870085A 1985-03-01 1985-03-01 帯状物非接触搬送装置 Granted JPS61203055A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3870085A JPS61203055A (ja) 1985-03-01 1985-03-01 帯状物非接触搬送装置

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JP3870085A JPS61203055A (ja) 1985-03-01 1985-03-01 帯状物非接触搬送装置

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JPS61203055A JPS61203055A (ja) 1986-09-08
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JP3870085A Granted JPS61203055A (ja) 1985-03-01 1985-03-01 帯状物非接触搬送装置

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JP2698926B2 (ja) * 1989-03-24 1998-01-19 コニカ株式会社 ウエブ張力制御装置
JP3956264B2 (ja) 1999-10-08 2007-08-08 富士フイルム株式会社 ウェブ搬送方法及び装置

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JPS61203055A (ja) 1986-09-08

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