JPH0132662Y2 - - Google Patents

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JPH0132662Y2
JPH0132662Y2 JP1983134789U JP13478983U JPH0132662Y2 JP H0132662 Y2 JPH0132662 Y2 JP H0132662Y2 JP 1983134789 U JP1983134789 U JP 1983134789U JP 13478983 U JP13478983 U JP 13478983U JP H0132662 Y2 JPH0132662 Y2 JP H0132662Y2
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key
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key switch
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inclined surface
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JP1983134789U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はキースイツチに係り、特にキースイツ
チのキーノイズの低減装置に関する。
(従来技術) キースイツチは操作が簡単であり、コンパクト
に配列できるため広く用いられている。特にオフ
イスオートメーシヨン化が進むなかで、電子計算
機のデータ入力キー、ワードプロセツサーの入力
キー等として普及しており、需要は益々伸びてい
く傾向にある。ここに従来のキースイツチの構造
を説明する。第1図aは、従来のキースイツチの
キーステムが復帰して電路が開路している状態を
示す図であり、第1図bは、キースイツチのキー
トツプに外力が加えられ電路が閉路している状態
を示すキースイツチの断面図である。図中、1は
キートツプ、2は復帰用スプリング、3はキース
テムでありキートツプ1はキーステム3に嵌合さ
れ一体に組立てられる。4はフレームであり、環
状の突起5を有している。6aはクツシヨンであ
り、フエルト、ゴム等で構成されている。そして
このクツシヨンはキーステム3の下部の肩部3a
の上に載置されており、環状の突起5に対向し、
キーステム3が復帰用スプリング2の復元力によ
り元の状態に復帰する際にキーステム3とフレー
ム4の衝突をやわらげる。7は可動接点を構成す
るラバーコンタクトであり、キーステム3の下部
に取付けられる。このラバーコンタクト7は基板
8上に設けられる固定接点9と協働して電路を開
閉する。
次に、当該キースイツチの動作について説明す
る。第1図aから明らかな様に、キートツプ1に
外力が加えられない状態では、キートツプ1とフ
レーム4間に装着された復帰用スプリング2によ
りキーステム3は上方に押し上げられ、ラバーコ
ンタクト7と基板8上に設けられた固定接点9間
は離間し、電路は開路の状態にある。この状態か
ら第1図bに示される様にキートツプ1に外力を
加えて復帰用スプリング2に抗してキートツプ1
を押し下げるとラバコンタクト7は下がり、基板
8上に設けられた固定接点9と接触し、電路を閉
路する。この状態からキートツプ1に加えていた
外力Fを除去すると復帰用スプリング2の復元力
によりキーステム3は上方へ駆動され、フレーム
4に設けられた環状の突起5にクツシヨン6aが
衝突して止まり、キーステム3は復帰を完了す
る。当然ラバーコンタクト7と固定接点9間は離
間するため電路は開路し、第1図aの状態に復帰
する。なお、上述の従来例においては復帰用スプ
リング2はキートツプ1とフレーム4間に装着さ
れているが、キーステム3の下部と基板8間に設
けるようにしたり、コイル状のスプリング2にか
えてドーーム状のラバーを用いるようにしたもの
も存在している。また、クツシヨンの構成とし
て、第1図に示されるようにフエルト、ゴム等を
キーステム3の肩部6aに別体として載置するの
ではなく、第2図に示される様に、例えば合成樹
脂製の鍔状の弾性部6bを設け、この弾性部6b
は円周上の2個所で切断個所を設け、それらの切
断端部は互いに上方に隆起させた爪部を形成する
ようになし、この爪部でクツシヨン作用を行なわ
せるようにしたものも用いられている。
(従来技術の問題点) 前記した様にキースイツチのキートツプ1に外
力Fを加えた状態から、外力Fを除去して操作部
を復帰させるとフレーム4に設けた突起5とクツ
シヨンとは衝突し、この時、衝突音を発し、キー
ノイズとなる。一般にデータ入力装置としてのキ
ースイツチは頻繁に操作され、その操作速度もは
やいので、キーノイズの発生回数及び音量は大き
く、特にその騒音は周囲でデスクワークに従事し
ている人々の耳ざわりとなり、事務処理の効率の
低減を招来するという問題点がある。また、1つ
の事務所においてもデータ処理端末が増加してく
るとキースイツチから生ずるキーノイズもそれだ
け増加することにもなり、そのキーノイズの低減
は従業員の健康管理の面からも重要な課題となつ
てきている。更に、データ処理装置は家庭の中に
も導入される傾向にあり、迅速、的確な情報収集
と快適な住まいとの調和を図るために、いかにし
てデータ入力装置としてのキースイツチのキーノ
イズを低減させるか問題となつている。ところ
で、この様なキーノイズを低減させるために、
種々のクツシヨンが工夫されているが、未だにキ
ーノイズの低減には程遠く、また、従来のクツシ
ヨンでは、多くの製造工程が必要であり、構成部
品の数も多いのが現状である。また、例えば、第
2図に示される様な弾性部5bを有する様なクツ
シヨンは構成部品の点数としては低減されるが、
構造が複雑であり、製造のためには複雑な型を必
要とする上に、製造工程数が増加し、製造の自動
化が図り難いという問題点を有している。
(考案の目的) 前記した問題点を解決するために、本考案は、
単純な構造で、しかもキーノイズを大幅に低減で
きるキースイツチのキーノイズ低減装置を提供す
ることを目的とする。
本考案の他の目的は、キースイツチの構成部品
点数及び製造工程数を減少させ、組立の自動化を
容易にした低コストのキーノイズ低減装置を提供
することを目的とする。
(考案の概要) 本考案は、キースイツチが復帰する際に発生す
るキーノイズを低減させるために、フレームのス
トツパ用の突起に対応する前記キーステムの外周
位置に形成された可撓性の鍔部と、こ鍔部と一体
に形成され前記弾性部材の復元力に応じた傾斜面
をなし前記キースイツチの復帰の際に該傾斜面が
前記突起と接触する緩衝部とを設けたキースイツ
チのキーノイズ低減装置である。
(実施例) 第3図aは、本考案に係るキースイツチの全体
を説明するための断面図、第3図b乃至eは、本
考案に係るキースイツチのキーノイズ低減装置の
要部説明図である。これらの図面に基づいて本考
案の実施例を説明する。なお、第1図と同じもの
については同じ番号を用い、この点の説明は第1
図の説明と重複するので省略する。本考案におい
ては、キーステム3の材料としては、例えば、結
晶性樹脂を用い、緩衝クツシヨン部10を、第3
図b及至eに示されるようにキーステム3と一体
に成形する。この緩衝クツシヨン部10はキース
テムの円筒部10cに鍔10を設け、この鍔10
には角度θの傾斜面10aを形成する。また、鍔
10には弾性を付与するために円筒部10Cと鍔
10との間には適宜空間部10bを設ける。
次に、この様に構成された緩衝クツシヨン部の
動作について説明する。第4図a及びbは、この
緩衝クツシヨン部10の動作状態を説明する図
で、これらの図に基づいて説明する。キースイツ
チのキートツプ1に外力Fを作用させ、キートツ
プ1が押し下げられた状態から、外力が除去され
ると第4図aに示される様に鍔10の傾斜面10
aの上部にフレーム4に設けられた突起5が衝合
する。更に、キーステム3が上方へ押し上げられ
ると第4図bに示される様に傾斜面10aはたわ
みながら突起5の側面を摺動する。この様に、突
起5と傾斜面10aを有する緩衝クツシヨン部1
0が協働して、この緩衝クツシヨンの弾性と復帰
用スプリング2の復元力とのバランスで、初衝撃
値をやわらげると共に衝撃速度を次第に減速して
キーノイズを低減する。この場合、鍔10の傾斜
面の傾斜角度θ及び空間部10bのスペースは復
帰用スプリング2の復元力の強さにより適宜選定
することができる。また、上述した実施例によれ
ば、鍔10に形成される傾斜面は、ステム3側に
傾斜させるように形成したが、第5図に示される
ようにステム3側とは反対側に傾斜面10dを形
成することもできる。この傾斜面10dは第6図
a及びbに示されるように突起5に対して内側
(フレーム3側)にたわみ、キーとフレーム間の
緩衝作用とキーノイズを低減する。
(考案の効果) 前記した様に、本考案のキーノイズ低減装置
は、可撓性の鍔部とこれに一体に形成された傾斜
面がフレームの突起と接触する緩衝部を設けて、
かつ摺動するキーステムの復帰用弾性部材の弾性
部材の復元力に応じて傾斜面を選択して形成する
ことができるから、キースイツチの作動を阻害す
ることなく、キースイツチの復帰時のキーとフレ
ームとの衝突をやわらげると共にその衝撃速度を
自然に減速することができ、よつてキースイツチ
のキーノイズを低減することができる。その結
果、データ入力装置等のキー操作によつても、近
くでデスクワークを行なう人達も静かな雰囲気で
事務に従事でき、事務処理の効率を高めることが
できる。また、住居へのデータ入力装置の導入に
対してもキーノイズの低減による騒音の害を防止
する効果がある。加えるに、本考案のキーノイズ
低減装置は、クツシヨン作用を有する緩衝部に傾
斜面を形成するという極めて単純な構造であり、
このクツシヨン作用を有する緩衝部は、キーステ
ムと一体に形成することが容易である。また、キ
ースイツチの構成部品点数及び製造工程数を減少
させ、組立の自動化を容易に達成することができ
るという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のキースイツチの断面図であ
り、第1図aは電路を開路した状態を、第1図b
は電路を閉路した状態をそれぞれ示す説明図、第
2図は、他の従来例を示す緩衝クツシヨン部を拡
大した要部の斜視図、第3図aは、本考案に係る
キースイツチの断面図、第3図b乃至eは、本考
案に係る緩衝クツシヨン部の要部の構成図、第4
図a及びbは、第3図a〜bに示された緩衝クツ
シヨン部の動作の説明図、第5図は、緩衝クツシ
ヨン部の他の実施例を示すキースイツチの断面
図、第6図は、第5図に示された他の実施例を示
す緩衝クツシヨン部の動作説明図である。 1……キートツプ、2……復帰用スプリング、
3……キーステム、4……フレーム、5……突
起、6a,6b……クツシヨン、7……ラバーコ
ンタクト(可動接点)、8……基板、9……固定
接点、10……緩衝クツシヨン部、10a……緩
衝クツシヨン部の傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キートツプと、該キートツプと結合し可動接点
    を具備するキーステムと、該キーステムのストツ
    パーとなる面に円環状に形成された突起を有し該
    キーステムを摺動可能に保持するフレームと、前
    記可動接点に対向する固定接点を有する基板と、
    キーステムの復帰用弾性部材を設けてなるキース
    イツチにおいて、前記フレームのストツパ用の突
    起に対応する前記キーステムの外周位置に形成さ
    れた可撓性の鍔部と、この鍔部と一体に形成され
    前記弾性部材の復元力に応じた傾斜面をなし前記
    キースイツチの復帰の際に該傾斜面が前記突起と
    接触する緩衝部とを具備することを特徴とするキ
    ースイツチのキーノイズ低減装置。
JP13478983U 1983-08-31 1983-08-31 キ−スイッチのキ−ノイズ低減装置 Granted JPS6042227U (ja)

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JP13478983U JPS6042227U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 キ−スイッチのキ−ノイズ低減装置

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Publication Number Publication Date
JPS6042227U JPS6042227U (ja) 1985-03-25
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2580390Y2 (ja) * 1992-08-27 1998-09-10 小島プレス工業 株式会社 釦スイッチ構造
JP6125234B2 (ja) * 2013-01-09 2017-05-10 シャープ株式会社 携帯端末

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5628419A (en) * 1979-08-17 1981-03-20 Nippon Electric Co Keyboard switch

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS565215Y2 (ja) * 1975-01-27 1981-02-04

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JPS5628419A (en) * 1979-08-17 1981-03-20 Nippon Electric Co Keyboard switch

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