JPH0132649Y2 - - Google Patents

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JPH0132649Y2
JPH0132649Y2 JP1983138075U JP13807583U JPH0132649Y2 JP H0132649 Y2 JPH0132649 Y2 JP H0132649Y2 JP 1983138075 U JP1983138075 U JP 1983138075U JP 13807583 U JP13807583 U JP 13807583U JP H0132649 Y2 JPH0132649 Y2 JP H0132649Y2
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JP
Japan
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porcelain insulator
rod
cylindrical
shaped
elastic insulating
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JP1983138075U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電線路に使用するラインスペーサな
どの細長で軽量な複合磁器碍子に嵌するものであ
る。
(従来の技術) ラインスペーサのように全長寸法が長くて軽量
であることが要求される碍子としては細径の棒状
磁器碍子に笠付磁器碍子を固着一体化した複合磁
器碍子が使用されているが、従来のこの種複合磁
器碍子は棒状中間碍子の両端に接続用金具を介し
て笠付端部碍子を固着して一体としたり、第4図
に示すように、中空の棒状磁器碍子21の両端に
帽状の笠付磁器碍子22を嵌装固着して一体とし
たものであつて、接続用金具を必要とし、碍子同
志の固着部におけるストレスのため、機械的強度
の安定性に欠けるところがあり、かつ、碍子の寸
法誤差により接着用空〓部のばらつきがあつて接
着工程も面倒で接着条件が安定しない等種々の欠
点があつた。
(考案の目的) 本考案は前記のような欠点を解消して軽量で生
産性が高く、しかも、耐衝性など機械的強度の安
定性にも優れた複合磁器碍子を目的として完成さ
れたものである。
(考案の構成) 本考案は、棒状磁器碍子に笠部を備えた筒状磁
器碍子を嵌装して接着した複合磁器碍子におい
て、前記棒状磁器碍子と筒状磁器碍子との間の空
〓に、外周面に波形の隆条が形成された気泡質の
材料からなる弾力性絶縁筒体を圧縮状態で介装し
たことを特徴とするものである。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例によつて詳細に説
明すれば、1は直棒状に成形された棒状磁器碍子
であつて、その両端方部の外周面には後記する係
止部材6を接着するためサンデイングを施したり
条溝を形成してある。2は筒状磁器碍子であつ
て、前記棒状磁器碍子1へ嵌装するための筒孔部
2aを中心に備えた筒体部2bの一端に深ひだ形
の笠部2cを一体に成形したもので、該筒状磁器
碍子2は前記棒状磁器碍子1に嵌装されて接着一
体化される。3は棒状磁器碍子1と筒状磁器碍子
2との間に介在される弾力性絶縁筒体で、該弾力
性絶縁筒体3は独立または連続気泡を有する
NBRなどの発泡合成ゴム材などよりなり、前記
棒状磁器碍子1の胴径より若干小径の内径と筒状
磁器碍子2の内径より若干大径の外径とを有し、
かつ、第3図に示すようにその外周面に多数の隆
条3aを所要間隔下に配設したものとし、接着剤
4,4をもつて棒状磁器碍子1と筒状磁器碍子2
に接着一体化されている。また、前記棒状磁器碍
子1と筒状磁器碍子2および弾力性絶縁体3を接
着一体化する手段について述べれば、先ず棒状磁
器碍子1の外周面の所要箇所と弾力性絶縁筒体3
の内面にそれぞれシリコンシーラント等の半硬化
性の接着剤4を塗布しておき、この弾性絶縁筒体
3を拡張させて同じく接着剤が塗布されている図
示しない筒状治具の外側へ嵌装し、次いで、この
筒状治具を前記棒状磁器碍子1へ嵌入させて所定
位置にて筒状治具より弾力性絶縁筒体3を取り外
して棒状磁器碍子1へ移設させ、弾発的に嵌合さ
せて棒状磁器碍子1と弾力性絶縁筒体3とが前記
接着剤4の硬化が進行して両者の接合部が容易に
はずれなくなる程度まで約10時間放置し、しかる
後弾力性絶縁筒体3の外面に接着剤4を塗布して
筒状磁器碍子2を圧入させればよい。なお、前記
過程において筒状治具と弾性絶縁筒体3、該弾力
性絶縁筒体3と棒状磁器碍子1および弾力性絶縁
筒体3と筒状磁器碍子2の各々の接合部は接着剤
塗布の直後では前記接着剤4の流動性によつて潤
滑されるので相互の摺動が自在であつて円滑な作
業ができる。また、前記の組合わせ接着において
は弾力性絶縁筒体3が気泡を有する発泡合成ゴム
材で形成されているので、外力を吸収して見掛上
の体積を容易に縮小して棒状磁器碍子1への嵌装
および筒状磁器碍子の嵌入の際に、磁器の寸法公
差による接着用空〓部の容積のばらつきを吸収す
ることとなつて嵌装が円滑に行われ、かつ組み合
わせ後は弾力性による回復力によつて接着用空〓
部にゴム材が充満して反発力を分散させるので、
接着剤4と相俟つて接合面は弾力的に圧接固着さ
れる。また、弾力性絶縁筒体3の外周面に波形に
形成して配設した隆条3aは筒状磁器碍子2の嵌
入による摩擦抵抗を減少させるとともに接着層を
分割して界面のストレスを分散させ、かつ、弾性
絶縁筒体2の体積縮小を円滑にするために設けら
れるものである。図中5は接着部分の防湿のため
に接着開口に施した合成樹脂なぞによるコーテイ
ング、6は棒状磁器碍子1の両端にセメントや合
成樹脂などの充填物7をもつて固着した係止部材
であつて、先端部に設けた係止孔6aによつて連
結部材などを介して電線や支持物へ係止されるも
のとし、8は前記係止部材6の外側へ嵌着した遮
蔽板であつて、該遮蔽板8は前記筒状磁器碍子2
の笠開口部2dに対向させて笠部2cの内壁を隠
蔽し、この部分への雨水や潮風の吹き込みを遮蔽
する塩害防止部材である。
このように構成されたものは、例えば電線路の
電線間に係止してラインスペーサとして使用され
る場合、棒状磁器碍子1と筒状磁器碍子2との間
の接着用空〓に弾力性に富み、外力を容易に吸収
する弾力性絶縁筒体3を圧縮状態にて弾発的に介
在させて接着剤4をもつて接着一体化しているの
で、電気的絶縁性にすぐれているうえに前記の隆
条3aによつて接着層が分割されて界面のストレ
スが分散されているので接着部分に内在応力が蓄
積されず、また、温度変化による熱応力や電線振
動あるいは断線衝撃による発生荷重が弾力性絶縁
筒体3によつて吸収緩和されるので、接着部分の
損傷や磁器破壊を招くことがなく、安定した機械
的強度を維持することができる。因みに、機械的
強度の安定性を見るため行つた落下衝撃試験で筒
条磁器碍子2の固着箇所近辺における棒状磁器碍
子1の応力歪測定結果がセメンテイングによつて
固着したものに比べ50〜70%という数を示した。
すなわち、本考案は衝撃力の吸収緩和の効果が大
きく、しかも、棒状磁器碍子1と筒状磁器碍子2
との寸法誤差による接着用空〓部の容積のばらつ
きを相互間の空〓に配設した弾力性絶縁筒体3が
吸収し、接合面が弾力的に圧接されて空〓部に充
満するので、接着が安定し、かつ偏心して、固着
されるのを防ぐための特別な治具や調整手段を要
せず、したがつて、磁器碍子が製作限界や生産技
術的に制約されることが少なく、耐塩設計などに
おいても自由な形状や複合構造を選択できる。
(考案の効果) 本考案は以上の説明から明らかなように、棒状
磁器碍子とこれに嵌装される筒状磁器碍子との接
着用空〓部に弾力性絶縁筒体を介在させて接着剤
により弾力的に一体化したので、両碍子の接合部
における機械的強度の安定性が向上するうえ、碍
子の寸法誤差に制約されることがなくなる等の
種々の利点があり、実用的価値極めて大なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図は同じく要部の一部切欠正面図、第3
図は弾力性絶縁筒体の一部切欠正面図、第4図は
従来の複合磁器碍子の代表例を示す要部の一部切
欠正面図である。 1…棒状磁器碍子、2…筒状磁器碍子、3…弾
力性絶縁筒体、3a…隆条、4…接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状磁器碍子に笠部を備えた筒状磁器碍子を嵌
    装して接着した複合磁器碍子において、前記棒状
    磁器碍子1と筒状磁器碍子2との間の空〓に、外
    周面に波形の隆条3aが形成された気泡質の材料
    からなる弾力性絶縁筒体3を圧縮状態で介装した
    ことを特徴とする複合磁器碍子。
JP13807583U 1983-09-06 1983-09-06 複合磁器碍子 Granted JPS6046611U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13807583U JPS6046611U (ja) 1983-09-06 1983-09-06 複合磁器碍子

Applications Claiming Priority (1)

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JP13807583U JPS6046611U (ja) 1983-09-06 1983-09-06 複合磁器碍子

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Publication Number Publication Date
JPS6046611U JPS6046611U (ja) 1985-04-02
JPH0132649Y2 true JPH0132649Y2 (ja) 1989-10-05

Family

ID=30309928

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JP13807583U Granted JPS6046611U (ja) 1983-09-06 1983-09-06 複合磁器碍子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4530386B2 (ja) * 2000-11-10 2010-08-25 株式会社高岳製作所 高分子製がいし

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4312925Y1 (ja) * 1965-12-20 1968-06-03

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JPS6046611U (ja) 1985-04-02

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