JPH0132205Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0132205Y2 JPH0132205Y2 JP14898783U JP14898783U JPH0132205Y2 JP H0132205 Y2 JPH0132205 Y2 JP H0132205Y2 JP 14898783 U JP14898783 U JP 14898783U JP 14898783 U JP14898783 U JP 14898783U JP H0132205 Y2 JPH0132205 Y2 JP H0132205Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turntable
- disk
- arm
- cassette case
- chuck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 9
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 6
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 3
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 150000002632 lipids Chemical class 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、コンパクトデイスクの再生装置に
関するものである。
関するものである。
コンパクトデイスクは、従来のアナログレコー
ド盤とは異なり、複数の微細なピツト(溝)で形
成された情報記録面を有し、その情報は一般にレ
ーザー光線によつて非接触で読出される。その情
報記録面には、薄い透明樹脂からなる保護膜が設
けられているが、手垢等の脂質が付着したり、傷
が付けられたりすると、それによりレーザー光線
が屈折もしくは散乱し誤検出の原因となる虞れが
多分にある。このため、コンパクトデイスクは規
格化された汎用カセツトケース内に収納保管さ
れ、その取扱いには慎重が要求されている。
ド盤とは異なり、複数の微細なピツト(溝)で形
成された情報記録面を有し、その情報は一般にレ
ーザー光線によつて非接触で読出される。その情
報記録面には、薄い透明樹脂からなる保護膜が設
けられているが、手垢等の脂質が付着したり、傷
が付けられたりすると、それによりレーザー光線
が屈折もしくは散乱し誤検出の原因となる虞れが
多分にある。このため、コンパクトデイスクは規
格化された汎用カセツトケース内に収納保管さ
れ、その取扱いには慎重が要求されている。
このような状況において、近時、コンパクトデ
イスクの取扱いに更に慎重を期すために、カセツ
トケース内に収納されているコンパクトデイスク
を人指に触れることなくそのまま自動的にカセツ
トケースを開いてコンパクトデイスクを取出して
プレイ位置にセツトし得る自動ローデイング機構
の開発が望まれている。ただし、すでに協定され
た現行の汎用カセツトケースとは異なる特殊なカ
セツトケースを新たに用いることは、メーカー側
においても、また、ユーザー側においても無用な
混乱を招く虞れがあり好ましくない。また、カセ
ツトケース内からコンパクトデイスクを取出して
ターンテーブル上に載置する場合、特にそのコン
パクトデイスクのチヤツク部材とターンテーブル
との間でブロツキングが生じないように注意しな
ければならない。
イスクの取扱いに更に慎重を期すために、カセツ
トケース内に収納されているコンパクトデイスク
を人指に触れることなくそのまま自動的にカセツ
トケースを開いてコンパクトデイスクを取出して
プレイ位置にセツトし得る自動ローデイング機構
の開発が望まれている。ただし、すでに協定され
た現行の汎用カセツトケースとは異なる特殊なカ
セツトケースを新たに用いることは、メーカー側
においても、また、ユーザー側においても無用な
混乱を招く虞れがあり好ましくない。また、カセ
ツトケース内からコンパクトデイスクを取出して
ターンテーブル上に載置する場合、特にそのコン
パクトデイスクのチヤツク部材とターンテーブル
との間でブロツキングが生じないように注意しな
ければならない。
この考案は、上記した事情に鑑みなされたもの
で、その目的は、現行の汎用カセツトケースのイ
ンナコレツトチヤツクからコンパクトデイスクを
取出すチヤツク部材とと、このチヤツク部材とブ
ロツキングを起すことなくコンパクトデイスクを
受渡しすることができるターンテーブルとを備え
たコンパクトデイスクの再生装置を提供すること
にある。
で、その目的は、現行の汎用カセツトケースのイ
ンナコレツトチヤツクからコンパクトデイスクを
取出すチヤツク部材とと、このチヤツク部材とブ
ロツキングを起すことなくコンパクトデイスクを
受渡しすることができるターンテーブルとを備え
たコンパクトデイスクの再生装置を提供すること
にある。
以下、この考案を添付図面に示された実施例を
参照しながら詳細に説明する。
参照しながら詳細に説明する。
まず、第1図を参照しながら、コンパクトデイ
スクの汎用カセツトケースについて手短かに説明
する。このカセツトケース1は、ケース基板2
と、このケース基板2に開閉可能に枢着された蓋
体3とからなる。ケース基板2のほぼ中央部に
は、コンパクトデイスク(以下、単にデイスクと
呼ぶ)4を着脱可能に保持するインナコレツトチ
ヤツク5が設けられている。このインナコレツト
チヤツク5は、有底円筒状のボス部材を中心方向
に複数に分割してなる逆L字状の弾性片6の集合
体からなり、その上部に押圧力を加えることによ
り、各弾性片6が中心方向に変形して全体が縮径
し、デイスク4に対する拘束力が解かれる。ま
た、ケース基板2の周縁には、蓋体3の側壁内面
に嵌合する囲壁7と、蓋体3の開口端に当接する
フランジ8とが形成されている。一方、蓋体3の
両側壁には、前後1対の角孔9,9がそれぞれ穿
設されており、この実施例においては、この角孔
9を利用して蓋体3を自動的に開いてケース基板
2のインナコレツトチヤツク5からデイスク4を
取出すようにしている。
スクの汎用カセツトケースについて手短かに説明
する。このカセツトケース1は、ケース基板2
と、このケース基板2に開閉可能に枢着された蓋
体3とからなる。ケース基板2のほぼ中央部に
は、コンパクトデイスク(以下、単にデイスクと
呼ぶ)4を着脱可能に保持するインナコレツトチ
ヤツク5が設けられている。このインナコレツト
チヤツク5は、有底円筒状のボス部材を中心方向
に複数に分割してなる逆L字状の弾性片6の集合
体からなり、その上部に押圧力を加えることによ
り、各弾性片6が中心方向に変形して全体が縮径
し、デイスク4に対する拘束力が解かれる。ま
た、ケース基板2の周縁には、蓋体3の側壁内面
に嵌合する囲壁7と、蓋体3の開口端に当接する
フランジ8とが形成されている。一方、蓋体3の
両側壁には、前後1対の角孔9,9がそれぞれ穿
設されており、この実施例においては、この角孔
9を利用して蓋体3を自動的に開いてケース基板
2のインナコレツトチヤツク5からデイスク4を
取出すようにしている。
第2図には、この考案による再生装置の概略的
な斜視図が示されている。すなわち、この再生装
置は、上記カセツトケース1を自動的に開閉する
カセツトケース開閉手段11と、この開閉手段1
1によつて開かれたカセツトケース1内からデイ
スク4を取出してターンテーブル12上に載置
し、かつ、そのデイスク4を再びカセツトケース
1内に戻す旋回アーム14を含むデイスク搬送手
段13とを備えている。なお、カセツトケース開
閉手段11、ターンテーブル12およびデイスク
搬送手段13の各々は、デツキ側基台15上に設
けられており、カセツトケース1は、図示しない
挿入口からこの基台15上に水平状態でカセツト
ケース装着部に差込まれるようになつている。
な斜視図が示されている。すなわち、この再生装
置は、上記カセツトケース1を自動的に開閉する
カセツトケース開閉手段11と、この開閉手段1
1によつて開かれたカセツトケース1内からデイ
スク4を取出してターンテーブル12上に載置
し、かつ、そのデイスク4を再びカセツトケース
1内に戻す旋回アーム14を含むデイスク搬送手
段13とを備えている。なお、カセツトケース開
閉手段11、ターンテーブル12およびデイスク
搬送手段13の各々は、デツキ側基台15上に設
けられており、カセツトケース1は、図示しない
挿入口からこの基台15上に水平状態でカセツト
ケース装着部に差込まれるようになつている。
まず、第3図ないし第5図を併せて参照してカ
セツトケース開閉手段11について説明すると、
このカセツトケース開閉手段11は、基台15の
カセツトケース装着部の側方において、垂直ピン
16により回転可能に軸支されたドツグ17と、
このドツグ17の動作に関連してカセツトケース
1の蓋体3に作用するアーム18とを有してい
る。上記ドツグ17は、差込まれてくるカセツト
ケース1の前面に当接する先端部17aを有し、
常態においてはストツパピン19により第3図の
状態、すなわち初期状態に保持されている。ま
た、このドツグ17には、アームシフタ20が一
体的に設けられている。この場合、アームシフタ
20には、上記のストツパピン19に係合してド
ツグ17を初期状態に保持する溝20aと、アー
ム18を蓋体3に対して不作動状態(非係合状
態)に保持する第1のカム面20bと、その不作
動状態を解いてアーム18を蓋体3に係合させる
第2のカム面20cとが形成されている。
セツトケース開閉手段11について説明すると、
このカセツトケース開閉手段11は、基台15の
カセツトケース装着部の側方において、垂直ピン
16により回転可能に軸支されたドツグ17と、
このドツグ17の動作に関連してカセツトケース
1の蓋体3に作用するアーム18とを有してい
る。上記ドツグ17は、差込まれてくるカセツト
ケース1の前面に当接する先端部17aを有し、
常態においてはストツパピン19により第3図の
状態、すなわち初期状態に保持されている。ま
た、このドツグ17には、アームシフタ20が一
体的に設けられている。この場合、アームシフタ
20には、上記のストツパピン19に係合してド
ツグ17を初期状態に保持する溝20aと、アー
ム18を蓋体3に対して不作動状態(非係合状
態)に保持する第1のカム面20bと、その不作
動状態を解いてアーム18を蓋体3に係合させる
第2のカム面20cとが形成されている。
アーム18は、主アーム22と、この主アーム
22の一端に関節連結された補助アーム23とか
らなる。この場合、主アーム22の一端側には、
補助アーム23の第5図実線位置より反時計方向
への回動を阻止する第1のストツパ24(第2図
参照)と、同図鎖線位置より時計方向への回動を
阻止する第2のストツパ(図示せず)とが設けら
れており、補助アーム23は常態においてコイル
バネ25により第1のストツパ24に当接する第
5図実線位置、すなわち予め所定の仰角をもたせ
られた姿勢に保持されている。補助アーム23の
先端には、蓋体3に穿設されている角孔9内に嵌
入するピン26が植設されている。主アーム22
の他端は、1対の軸受ブラケツト27,27を介
して基台15上に水平に保持されたロツド28に
軸受されている。このロツド28には、主アーム
22をカセツトケース1の側面方向に押圧すると
ともに、第5図反時計方向に回動付勢するコイル
スプリング29が巻装されている。また主アーム
22には、上記アームシフタ20のカム面20
b,20cのカムフオロワーとなる突起22aが
形成されており、この突起22aはコイルスプリ
ング29によりそれらのカム面20bもしくは2
0cのいずれかに常時圧接している。なお、この
実施例においては、カセツトケース開閉手段11
は一方のみしか示されていないが、実際にはカセ
ツトケース装着部の両側に設けられている。
22の一端に関節連結された補助アーム23とか
らなる。この場合、主アーム22の一端側には、
補助アーム23の第5図実線位置より反時計方向
への回動を阻止する第1のストツパ24(第2図
参照)と、同図鎖線位置より時計方向への回動を
阻止する第2のストツパ(図示せず)とが設けら
れており、補助アーム23は常態においてコイル
バネ25により第1のストツパ24に当接する第
5図実線位置、すなわち予め所定の仰角をもたせ
られた姿勢に保持されている。補助アーム23の
先端には、蓋体3に穿設されている角孔9内に嵌
入するピン26が植設されている。主アーム22
の他端は、1対の軸受ブラケツト27,27を介
して基台15上に水平に保持されたロツド28に
軸受されている。このロツド28には、主アーム
22をカセツトケース1の側面方向に押圧すると
ともに、第5図反時計方向に回動付勢するコイル
スプリング29が巻装されている。また主アーム
22には、上記アームシフタ20のカム面20
b,20cのカムフオロワーとなる突起22aが
形成されており、この突起22aはコイルスプリ
ング29によりそれらのカム面20bもしくは2
0cのいずれかに常時圧接している。なお、この
実施例においては、カセツトケース開閉手段11
は一方のみしか示されていないが、実際にはカセ
ツトケース装着部の両側に設けられている。
このカセツトケース開閉手段11の作用を説明
する。当初、ドツグ17はストツパピン19によ
り第3図の状態に保持されており、アーム18は
アームシフタ20のカム面20bによりコイルス
プリング29に抗して不作動状態におかれてい
る。図示しない挿入口よりカセツトケース1が差
込まれると、その前面がドツグ17の先端部17
aに当接し、ドツグ17を第3図時計方向に回動
させる。その際、ドツグ17の先端部17aは、
ケース基板2の周縁フランジ8の上面に係合し、
以後、ケース基板2を押えてその上下動を封じ
る。カセツトケース1によりドツグ17が所定角
度(例えば15度)回動されると、これに伴なつて
アームシフタ20も回動し、カムフオロワーであ
る主アーム22の突起22aがカム面20cに乗
り移る。これにより、主アーム22および補助ア
ーム23はコイルスプリング29によりカセツト
ケース1側に例えば3mm程度シフトされ、補助ア
ーム23のピン26が蓋体3に穿設されている前
方の角孔9に嵌合する。ひき続き、カセツトケー
ス1が第3図ないし第5図において右方向に押込
まれると、補助アーム23は主アーム22に対す
る関節部を支点としてコイルバネ25に抗して図
示しない第2のストツパにて規制される第5図鎖
線位置まで時計方向に回動し、その押上げ力にて
蓋体3を反計方向に回動させて小開扉状態にす
る。さらに、カセツトケースが押込まれると、主
アーム22は補助アーム23と一体となつて第5
図想像線で示すように時計方向に回動し、蓋体3
をデイスク4の取出しに支障のない角度まで押し
上げて開状態に保持する。この押込工程の終端に
おいて、カセツトケース1は図示しない例えばメ
カニカルフリツプフロツプ式のロツク手段にて保
持される。このようにして、この開閉手段11に
おいては、カセツトケース1を差込むだけのきわ
めて単純な操作により、カセツトケース1の蓋体
3が開かれる。
する。当初、ドツグ17はストツパピン19によ
り第3図の状態に保持されており、アーム18は
アームシフタ20のカム面20bによりコイルス
プリング29に抗して不作動状態におかれてい
る。図示しない挿入口よりカセツトケース1が差
込まれると、その前面がドツグ17の先端部17
aに当接し、ドツグ17を第3図時計方向に回動
させる。その際、ドツグ17の先端部17aは、
ケース基板2の周縁フランジ8の上面に係合し、
以後、ケース基板2を押えてその上下動を封じ
る。カセツトケース1によりドツグ17が所定角
度(例えば15度)回動されると、これに伴なつて
アームシフタ20も回動し、カムフオロワーであ
る主アーム22の突起22aがカム面20cに乗
り移る。これにより、主アーム22および補助ア
ーム23はコイルスプリング29によりカセツト
ケース1側に例えば3mm程度シフトされ、補助ア
ーム23のピン26が蓋体3に穿設されている前
方の角孔9に嵌合する。ひき続き、カセツトケー
ス1が第3図ないし第5図において右方向に押込
まれると、補助アーム23は主アーム22に対す
る関節部を支点としてコイルバネ25に抗して図
示しない第2のストツパにて規制される第5図鎖
線位置まで時計方向に回動し、その押上げ力にて
蓋体3を反計方向に回動させて小開扉状態にす
る。さらに、カセツトケースが押込まれると、主
アーム22は補助アーム23と一体となつて第5
図想像線で示すように時計方向に回動し、蓋体3
をデイスク4の取出しに支障のない角度まで押し
上げて開状態に保持する。この押込工程の終端に
おいて、カセツトケース1は図示しない例えばメ
カニカルフリツプフロツプ式のロツク手段にて保
持される。このようにして、この開閉手段11に
おいては、カセツトケース1を差込むだけのきわ
めて単純な操作により、カセツトケース1の蓋体
3が開かれる。
上記ロツク手段を釈放して、カセツトケース1
を引き抜く際には、上記と反対の動作を経て蓋体
3が閉じられる。その場合、ドツグ17は、アー
ムシフタ20の溝20aがそのテーパ面に沿つて
当初の係合位置に戻ろうとするアームシフタ20
の復帰力により初期位置に戻されるとともに、主
アーム22および補助アーム23を含むアーム1
8は、アームシフタ20のカム面20bによりコ
イルスプリング29に抗して第3図下方に押下げ
られ、ピン26は角孔9から外される。
を引き抜く際には、上記と反対の動作を経て蓋体
3が閉じられる。その場合、ドツグ17は、アー
ムシフタ20の溝20aがそのテーパ面に沿つて
当初の係合位置に戻ろうとするアームシフタ20
の復帰力により初期位置に戻されるとともに、主
アーム22および補助アーム23を含むアーム1
8は、アームシフタ20のカム面20bによりコ
イルスプリング29に抗して第3図下方に押下げ
られ、ピン26は角孔9から外される。
この考案においては、デイスク搬送手段13の
旋回アーム14の先端部には、第6図に例示され
ているようなチヤツク部材31が取付けられてい
る。このチヤツク部材31は、旋回アーム14の
フレーム基板32に対して上下動可能に保持され
たプツシヤ33と、このプツシヤ33の回りに配
置された複数本、例えば4本のフインガ34とを
有している。上記プツシヤ33は、有底円筒体か
らなり、その中央部には、フレーム基板32に穿
設されている透孔を貫通して上方に延び、上端に
抜止め用の拡径された頭部35を有する中心軸3
6が立設されている。なお、プツシヤ33の底面
図が示されている第8図から明らかなように、プ
ツシヤ33の胴部にはフインガ34を配列するた
めのガイド溝45が設けられている。プツシヤ3
3の開口端には、上記フインガの揺動支点となる
半径方向外側に向つて突出するフランジ37が形
成されており、また、このプツシヤ33とフレー
ム基板32との間にはコイルスプリング38が介
装されている。プツシヤ33の上記頭部35に
は、図示の如く例えば右上り勾配を有するテーパ
面39が形成されており、一方、旋回アーム14
側には、そのテーパ面39に適合するくさび面4
0を有するリフトレバー41がスライド可能に設
けられている。したがつて、プツシヤ33は、常
態においては、コイルスプリング38により下方
に付勢されているが、リフトレバー41を第6図
左方向にスライドさせて、そのくさび面40をテ
ーパ面39に当接する際の垂直方向分力により上
方に持ち上げられることになる。なお、図示され
ていないが、旋回アーム14には、上記リフトレ
バー41をスライドさせるためのソレノイド等に
よる駆動手段が設けられている。
旋回アーム14の先端部には、第6図に例示され
ているようなチヤツク部材31が取付けられてい
る。このチヤツク部材31は、旋回アーム14の
フレーム基板32に対して上下動可能に保持され
たプツシヤ33と、このプツシヤ33の回りに配
置された複数本、例えば4本のフインガ34とを
有している。上記プツシヤ33は、有底円筒体か
らなり、その中央部には、フレーム基板32に穿
設されている透孔を貫通して上方に延び、上端に
抜止め用の拡径された頭部35を有する中心軸3
6が立設されている。なお、プツシヤ33の底面
図が示されている第8図から明らかなように、プ
ツシヤ33の胴部にはフインガ34を配列するた
めのガイド溝45が設けられている。プツシヤ3
3の開口端には、上記フインガの揺動支点となる
半径方向外側に向つて突出するフランジ37が形
成されており、また、このプツシヤ33とフレー
ム基板32との間にはコイルスプリング38が介
装されている。プツシヤ33の上記頭部35に
は、図示の如く例えば右上り勾配を有するテーパ
面39が形成されており、一方、旋回アーム14
側には、そのテーパ面39に適合するくさび面4
0を有するリフトレバー41がスライド可能に設
けられている。したがつて、プツシヤ33は、常
態においては、コイルスプリング38により下方
に付勢されているが、リフトレバー41を第6図
左方向にスライドさせて、そのくさび面40をテ
ーパ面39に当接する際の垂直方向分力により上
方に持ち上げられることになる。なお、図示され
ていないが、旋回アーム14には、上記リフトレ
バー41をスライドさせるためのソレノイド等に
よる駆動手段が設けられている。
フインガ34の各々は、上記プツシヤ33のガ
イド溝45内に配置され、かつ、半径方向に伸縮
可能なリングバネ42により締付けられている。
この場合、リングバネ42は、コイルスプリング
38により下方に付勢された状態にあるプツシヤ
33のフランジ37よりも上方に配置され、した
がつて、各フインガ34の下端34aは、プツシ
ヤ33の中心軸を基準として、半径方向外側に付
勢され、他方、上端34bは半径方向内側に偏倚
させられることになる。第7図に例示されている
ように、フインガ34の下端34aは、ナイフエ
ツジ状に形成されているとともに、その近傍に
は、デイスク4の中心孔内縁に係合するコ字形溝
34cが設けられている。フインガ34の上端3
4bは、フレーム基板32に穿設されている開口
44を貫通して上方に延びてフツク状に内側に向
けて折曲げられており、その折曲げられた頂部が
カバー部材43の下面に設けられている突部43
aに摺接するとともに、その端面がフレーム基板
32の上面に当接してフインガ34を直立状態に
保持する。また、フインガ34の外側面には、上
記リングバネ42を係止するための受溝34dが
設けられており、他方、フインガ34の内側面に
は、上記受溝34dよりも高い位置において、上
方に向けて半径方向外側に傾斜するテーパ面34
eが形成されている。
イド溝45内に配置され、かつ、半径方向に伸縮
可能なリングバネ42により締付けられている。
この場合、リングバネ42は、コイルスプリング
38により下方に付勢された状態にあるプツシヤ
33のフランジ37よりも上方に配置され、した
がつて、各フインガ34の下端34aは、プツシ
ヤ33の中心軸を基準として、半径方向外側に付
勢され、他方、上端34bは半径方向内側に偏倚
させられることになる。第7図に例示されている
ように、フインガ34の下端34aは、ナイフエ
ツジ状に形成されているとともに、その近傍に
は、デイスク4の中心孔内縁に係合するコ字形溝
34cが設けられている。フインガ34の上端3
4bは、フレーム基板32に穿設されている開口
44を貫通して上方に延びてフツク状に内側に向
けて折曲げられており、その折曲げられた頂部が
カバー部材43の下面に設けられている突部43
aに摺接するとともに、その端面がフレーム基板
32の上面に当接してフインガ34を直立状態に
保持する。また、フインガ34の外側面には、上
記リングバネ42を係止するための受溝34dが
設けられており、他方、フインガ34の内側面に
は、上記受溝34dよりも高い位置において、上
方に向けて半径方向外側に傾斜するテーパ面34
eが形成されている。
このチヤツク部材31の回りには、第6図に例
示されているように、スカート状のカバー46が
設けられているが、このカバー46内には、ター
ンテーブル12上にデイスク4を載置して演奏す
る際、そのデイスク4を上方から軽く押える従動
環47が配置されている。この従動環47は、カ
バー46の開口部から抜け出ないように拡径され
たフランジ部47aを有し、フランジ47aの上
面側には、ボールベアリング48を有するレース
部材49が載置されており、このレース部材49
とフレーム基板32との間にはコイルスプリング
50が介装されている。
示されているように、スカート状のカバー46が
設けられているが、このカバー46内には、ター
ンテーブル12上にデイスク4を載置して演奏す
る際、そのデイスク4を上方から軽く押える従動
環47が配置されている。この従動環47は、カ
バー46の開口部から抜け出ないように拡径され
たフランジ部47aを有し、フランジ47aの上
面側には、ボールベアリング48を有するレース
部材49が載置されており、このレース部材49
とフレーム基板32との間にはコイルスプリング
50が介装されている。
このチヤツク部材31の作用を第1図との関連
において説明する。なお、カセツトケース1は前
述したようにカセツトケース開閉手段11のアー
ム18により予め開かれているものとする。
において説明する。なお、カセツトケース1は前
述したようにカセツトケース開閉手段11のアー
ム18により予め開かれているものとする。
旋回アーム14がデイスク取出し位置、すなわ
ちケース基板2のインナコレツトチヤツク5上に
持ち来たらされて下降すると、各フインガ34の
下端34aがインナコレツトチヤツク5の各弾性
片6の間に這入込むとともに、プツシヤ33がイ
ンナコレツトチヤツク5の上面に当接する。イン
ナコレツトチヤツク5は、その形状からして上方
に押圧力が作用すると各弾性片6が内側に撓んで
縮径するため、デイスク4に対する拘束力を失な
う。インナコレツトチヤツク5に対する適切な押
圧力は、大体0.4Kg程度とされている。さらに、
旋回アーム14が下降すると、フインガ34の下
端34aがデイスク4の中心孔内縁に当接し、各
フインガ34はリングバネ42に抗して半径方向
内側に強制的に変位させらられながらその中心孔
内に進入する。そして、ナイフエツジ状の下端3
4aがデイスク4の中心孔内縁を乗り越えると、
各フインガ34はリングバネ42の締付け力によ
り、半径方向外力に拡がるように付勢され、溝3
4cがデイスク4の中心孔内縁にしつかりと係合
する。そして、旋回アーム14を上昇させると、
デイスク4はフインガ34にて保持された状態で
インナコレツトチヤツク5から取外され、アーム
14を所定角度旋回させることにより、ターンテ
ーブル12上に載置されるのであるが、デイスク
4に対するフインガ34の拘束は次のようにして
解かれる。すなわち、旋回アーム14が下降して
デイスク4がターンテーブル12上に載置された
時点において、リフトレバー41が第6図左方向
にスライドし、テーパ面39に対するくさび面4
0の押圧作用により、プツシヤ33がコイルスプ
リング38に抗して、そのフランジ37がフイン
ガ34のテーパ面34eに対面する高さ位置まで
持上げられる。これにより、各フインガ34は、
第9図に示されているように、リングバネ42の
縮径作用によりそれらの下端34aが中心方向側
に寄るように傾いて、デイスク4に対する拘束力
を解く。したがつて、ターンテーブル12を回動
させても、各フインガ34とターンテーブル12
との間に干渉は生じない。この場合、デイスク4
は上記した従動環47により軽く押えられるた
め、デイスク4とターンテーブル12との間にス
リツプ等が生ずる虞れは殆どなく、安定した演奏
状態が得られる。
ちケース基板2のインナコレツトチヤツク5上に
持ち来たらされて下降すると、各フインガ34の
下端34aがインナコレツトチヤツク5の各弾性
片6の間に這入込むとともに、プツシヤ33がイ
ンナコレツトチヤツク5の上面に当接する。イン
ナコレツトチヤツク5は、その形状からして上方
に押圧力が作用すると各弾性片6が内側に撓んで
縮径するため、デイスク4に対する拘束力を失な
う。インナコレツトチヤツク5に対する適切な押
圧力は、大体0.4Kg程度とされている。さらに、
旋回アーム14が下降すると、フインガ34の下
端34aがデイスク4の中心孔内縁に当接し、各
フインガ34はリングバネ42に抗して半径方向
内側に強制的に変位させらられながらその中心孔
内に進入する。そして、ナイフエツジ状の下端3
4aがデイスク4の中心孔内縁を乗り越えると、
各フインガ34はリングバネ42の締付け力によ
り、半径方向外力に拡がるように付勢され、溝3
4cがデイスク4の中心孔内縁にしつかりと係合
する。そして、旋回アーム14を上昇させると、
デイスク4はフインガ34にて保持された状態で
インナコレツトチヤツク5から取外され、アーム
14を所定角度旋回させることにより、ターンテ
ーブル12上に載置されるのであるが、デイスク
4に対するフインガ34の拘束は次のようにして
解かれる。すなわち、旋回アーム14が下降して
デイスク4がターンテーブル12上に載置された
時点において、リフトレバー41が第6図左方向
にスライドし、テーパ面39に対するくさび面4
0の押圧作用により、プツシヤ33がコイルスプ
リング38に抗して、そのフランジ37がフイン
ガ34のテーパ面34eに対面する高さ位置まで
持上げられる。これにより、各フインガ34は、
第9図に示されているように、リングバネ42の
縮径作用によりそれらの下端34aが中心方向側
に寄るように傾いて、デイスク4に対する拘束力
を解く。したがつて、ターンテーブル12を回動
させても、各フインガ34とターンテーブル12
との間に干渉は生じない。この場合、デイスク4
は上記した従動環47により軽く押えられるた
め、デイスク4とターンテーブル12との間にス
リツプ等が生ずる虞れは殆どなく、安定した演奏
状態が得られる。
演奏終了時には、リフトレバー41が右方向に
スライドし、プツシヤ33はコイルスプリング3
8によつて第6図に示されている初期状態に戻さ
れ、デイスク4は対び各フインガ34に保持され
る。しかるのち、デイスク4は旋回アーム14に
てカセツトケース1内に運ばれてインナコレツト
チヤツク5に嵌着されるのであるが、その場合、
各フインガ34はリフトレバー41によりプツシ
ヤ33が上方に引上げられて第9図の如く傾いた
状態、すなわち、デイスク4に対する拘束を解い
た状態のまま持上げられる。なお、従動環47の
押圧力は、演奏時にデイスク4をターンテーブル
12上に押付けるのみでなく、デイスク4をイン
ナコレツトチヤツク5に嵌着する際にも都合よく
作用する。
スライドし、プツシヤ33はコイルスプリング3
8によつて第6図に示されている初期状態に戻さ
れ、デイスク4は対び各フインガ34に保持され
る。しかるのち、デイスク4は旋回アーム14に
てカセツトケース1内に運ばれてインナコレツト
チヤツク5に嵌着されるのであるが、その場合、
各フインガ34はリフトレバー41によりプツシ
ヤ33が上方に引上げられて第9図の如く傾いた
状態、すなわち、デイスク4に対する拘束を解い
た状態のまま持上げられる。なお、従動環47の
押圧力は、演奏時にデイスク4をターンテーブル
12上に押付けるのみでなく、デイスク4をイン
ナコレツトチヤツク5に嵌着する際にも都合よく
作用する。
この再生装置において、ターンテーブル12に
は、各フインガ34の拘束を解かれたデイスク4
をターンテーブル12に対して正確に心出するた
めのデイスクリレイ52が設けられている。この
デイスクリレイ52は、第9図および第10図に
例示されているように、ターンテーブル12の中
央部に穿設されてる円形凹所53内において軸受
ピン54により回転可能に保持される真円状の円
板52aを有し、この円板52a上には、デイス
ク4の中心孔内に適嵌するように等間隔をもつて
環状に配列された複数の爪52bが立設されてい
る。この場合、フインガ34と爪52bとの配置
関係およびそれらの形状は重要であつて、上記チ
ヤツク部材31が下降する過程において両者が面
で当接してブロツキングを起さないようにする必
要がある。このため、この考案においては、爪5
2bの先端をフインガ34の下端34bと同様に
例えばφ0.05〜0.1mm程度の鋭いナイフエツジに形
成するとともに、フインガ34と爪52bとが同
時に2点以上で当接するのを避けるため、例えば
フインガ34が等間隔で4本配置されている場合
には爪52aを7本等間隔で配置し、また、フイ
ンガ34が5本であるならば、爪52bを8本
(いずれも等間隔配置)にするというように、2
点以上が同位相角をとらないようにしている。
は、各フインガ34の拘束を解かれたデイスク4
をターンテーブル12に対して正確に心出するた
めのデイスクリレイ52が設けられている。この
デイスクリレイ52は、第9図および第10図に
例示されているように、ターンテーブル12の中
央部に穿設されてる円形凹所53内において軸受
ピン54により回転可能に保持される真円状の円
板52aを有し、この円板52a上には、デイス
ク4の中心孔内に適嵌するように等間隔をもつて
環状に配列された複数の爪52bが立設されてい
る。この場合、フインガ34と爪52bとの配置
関係およびそれらの形状は重要であつて、上記チ
ヤツク部材31が下降する過程において両者が面
で当接してブロツキングを起さないようにする必
要がある。このため、この考案においては、爪5
2bの先端をフインガ34の下端34bと同様に
例えばφ0.05〜0.1mm程度の鋭いナイフエツジに形
成するとともに、フインガ34と爪52bとが同
時に2点以上で当接するのを避けるため、例えば
フインガ34が等間隔で4本配置されている場合
には爪52aを7本等間隔で配置し、また、フイ
ンガ34が5本であるならば、爪52bを8本
(いずれも等間隔配置)にするというように、2
点以上が同位相角をとらないようにしている。
次に、第2図および第11図を参照しながらデ
イスク搬送手段13とその動作制御系について説
明する。なお、第11図において、点Cはインナ
コレツトチヤツク5からのデイスク4の取出し位
置、点Dはターンテーブル12の中心位置、点F
は旋回アーム14の回動中心位置を示している。
イスク搬送手段13とその動作制御系について説
明する。なお、第11図において、点Cはインナ
コレツトチヤツク5からのデイスク4の取出し位
置、点Dはターンテーブル12の中心位置、点F
は旋回アーム14の回動中心位置を示している。
このデイスク搬送手段13は、例えば低速度回
転モータ等に連結された駆動ギヤ61と、この駆
動ギヤ61に噛合する従動ギヤ62とを備えてい
る。この場合、駆動ギヤ61と従動ギヤ62との
ギヤ比は1:2であり、かつ、従動ギヤ62の回
転軸線は旋回アーム14の回動中心位置F上にお
かれる。すなわち、この実施例においては、旋回
アーム14は、基台15上に回転可能に設けられ
ている円盤座63に対して、1対のブラケツト6
4,64およびそれに水平に架設されている軸受
ピン65を介して起伏自在に枢支されており、上
記従動ギヤ62は、上記円盤座63を軸受として
その回りに回転可能に嵌着されている。
転モータ等に連結された駆動ギヤ61と、この駆
動ギヤ61に噛合する従動ギヤ62とを備えてい
る。この場合、駆動ギヤ61と従動ギヤ62との
ギヤ比は1:2であり、かつ、従動ギヤ62の回
転軸線は旋回アーム14の回動中心位置F上にお
かれる。すなわち、この実施例においては、旋回
アーム14は、基台15上に回転可能に設けられ
ている円盤座63に対して、1対のブラケツト6
4,64およびそれに水平に架設されている軸受
ピン65を介して起伏自在に枢支されており、上
記従動ギヤ62は、上記円盤座63を軸受として
その回りに回転可能に嵌着されている。
なお、図示されていないが、旋回アーム14の
後端側には、カウンタウエイトが取付けられ、こ
のカウンタウエイトにより旋回アーム14は常態
において先端側が所定の高さ位置に保持されるよ
うになされている。
後端側には、カウンタウエイトが取付けられ、こ
のカウンタウエイトにより旋回アーム14は常態
において先端側が所定の高さ位置に保持されるよ
うになされている。
上記駆動ギヤ61には、それと一体的に回転す
るクランクケース66が取付けられており、この
クランクケース66内には、垂直方向に延びるク
ランクピン67を有するスライダー68と、この
スライダー68を常時半径方向外側に向けて付勢
するタイミングバネ69とが収納されている。こ
れに対して、旋回アーム14は長手方向に延びる
長孔70を有し、この長孔70内には、上記クラ
ンクピン67が嵌合される軸受孔を有するスライ
ダー71が摺動可能に設けられている。なお、ク
ランクピン67は旋回アーム14が上下動する際
にも常に垂直方向に向くように図示しない軸受部
材を介してスライダー68に取付けられている。
このように、旋回アーム14はクランクピン67
を含むクランク機構を介して駆動ギヤ61に連結
され、点Fを中心として旋回駆動されるのである
が、基台15上には、旋回アーム14をC点位置
に停止させる第1のストツパ72と、D点位置に
停止させる第2のストツパ73とが立設されてい
る。
るクランクケース66が取付けられており、この
クランクケース66内には、垂直方向に延びるク
ランクピン67を有するスライダー68と、この
スライダー68を常時半径方向外側に向けて付勢
するタイミングバネ69とが収納されている。こ
れに対して、旋回アーム14は長手方向に延びる
長孔70を有し、この長孔70内には、上記クラ
ンクピン67が嵌合される軸受孔を有するスライ
ダー71が摺動可能に設けられている。なお、ク
ランクピン67は旋回アーム14が上下動する際
にも常に垂直方向に向くように図示しない軸受部
材を介してスライダー68に取付けられている。
このように、旋回アーム14はクランクピン67
を含むクランク機構を介して駆動ギヤ61に連結
され、点Fを中心として旋回駆動されるのである
が、基台15上には、旋回アーム14をC点位置
に停止させる第1のストツパ72と、D点位置に
停止させる第2のストツパ73とが立設されてい
る。
上記従動ギヤ62上には、旋回アーム14の後
端に取付けられているローラ75を押上げて旋回
アーム14の先端側のチヤツク部材31を所定位
置において下降させる3つのカムが設けられてい
る。すなわち、C点においてデイスク4を取出す
ため旋回アーム14を下降させる第1のカム76
と、D点において旋回アーム14を下降させてデ
イスク4をターンテーブル12上に載置する第2
のカム77と、C点においてデイスク4をカセツ
トケース1内に収納するための第3のカム78と
が設けられており、この場合、第1のカム76と
第3のカム78とは互いに180度離れていて、点
Cと点Fとを結ぶ線上でローラ75上に作用する
ように配置され、一方、第2のカム77は点Dと
点Fとを結ぶ線上でローラ75に作用するように
配置されている。
端に取付けられているローラ75を押上げて旋回
アーム14の先端側のチヤツク部材31を所定位
置において下降させる3つのカムが設けられてい
る。すなわち、C点においてデイスク4を取出す
ため旋回アーム14を下降させる第1のカム76
と、D点において旋回アーム14を下降させてデ
イスク4をターンテーブル12上に載置する第2
のカム77と、C点においてデイスク4をカセツ
トケース1内に収納するための第3のカム78と
が設けられており、この場合、第1のカム76と
第3のカム78とは互いに180度離れていて、点
Cと点Fとを結ぶ線上でローラ75上に作用する
ように配置され、一方、第2のカム77は点Dと
点Fとを結ぶ線上でローラ75に作用するように
配置されている。
なお、この実施例とは異なり、ローラ75を旋
回アーム14の後端側にではなく軸受ピン65よ
りも先端側に設けるとともに、上記第1ないし第
3のカムが設けられている部分に凹所を形成し
て、旋回アーム14の自重により所定位置におい
てその先端部が下降するように変形してもよい。
回アーム14の後端側にではなく軸受ピン65よ
りも先端側に設けるとともに、上記第1ないし第
3のカムが設けられている部分に凹所を形成し
て、旋回アーム14の自重により所定位置におい
てその先端部が下降するように変形してもよい。
上記した機械的制御系による旋回アーム14の
1サイクル動作を説明する。なお、上記クランク
ピン67の回動軌跡を第11図想像線で示す。ま
た、カセツトケース1の蓋体3が開かれる前の旋
回アーム14の待機位置は点D、すなわちターン
テーブル12上にあり、クランクピン67はm点
とp点の間に位置している。
1サイクル動作を説明する。なお、上記クランク
ピン67の回動軌跡を第11図想像線で示す。ま
た、カセツトケース1の蓋体3が開かれる前の旋
回アーム14の待機位置は点D、すなわちターン
テーブル12上にあり、クランクピン67はm点
とp点の間に位置している。
カセツトケース開閉手段11にてカセツトケー
ス1の蓋体3が開かれると、駆動ギヤ61はωの
角速度をもつて第11図時計方向に回転し、旋回
アーム14はクランクピン67を介して点Dから
点Cに向けて動かされる。この場合、クランクピ
ン67はm点からCF線と交叉するn点へと円弧
を画いて動き、n点に至ると旋回アーム14が第
1のストツパ72に当接する。このため、クラン
クピン67はn点からCF線上にあるo点に向け
て長孔70内を直線的に移動する。このように、
クランクピン67がn点からo点に向う間、旋回
アーム14は点Cの位置に止まるが、従動ギヤ6
2はω/2の角速をもつて第11図反時計方向に
連続回転しており、その第1のカム76がローラ
75を押上げることにより旋回アーム14の先
端、すなわち上記チヤツク部材31がインナコレ
ツトチヤツク5上に降されてデイスク4を掴む。
そして、第1のカム76がローラ75の下方を通
過した時点で旋回アーム14の先端側は再び当初
の高さ位置に上昇する。しかるのち、クランクピ
ン67はo点からp点に向けて円弧を画きながら
移動し、これに伴なつて、旋回アーム14は点D
のターンテーブル12上に動かされる。旋回アー
ム14が第2のストツパ73に当接すると、クラ
ンクピン67はp点からDF線上にあるm点に向
けて長孔70内を直線的に移動するとともに、第
2のカム77がDF線上に至つてローラ75を押
上げ、これにより旋回アーム14の先端側が下降
し、デイスク4がターンテーブル12上に載置さ
れる。この時点で、駆動ギヤ61の回転が停止さ
れるとともに、ターンテーブル12に回転指令信
号が出力されて演奏が開始される。演奏が終了し
て再び駆動ギヤ61が回転すると、第2のカム7
7とローラ75との係わりが解かれるため、旋回
アーム14の先端側は所定の高さ位置に復帰す
る。次に、旋回アーム14は、点Cに向けて動か
され、その位置において第3のカム78によりそ
の先端側がインナコレツトチヤツク5上に降され
て、デイスク4をインナコレツトチヤツク5に受
け渡す。しかるのち、旋回アーム14は上昇し、
次いで点D上に戻されて、次の演奏に待機する。
ス1の蓋体3が開かれると、駆動ギヤ61はωの
角速度をもつて第11図時計方向に回転し、旋回
アーム14はクランクピン67を介して点Dから
点Cに向けて動かされる。この場合、クランクピ
ン67はm点からCF線と交叉するn点へと円弧
を画いて動き、n点に至ると旋回アーム14が第
1のストツパ72に当接する。このため、クラン
クピン67はn点からCF線上にあるo点に向け
て長孔70内を直線的に移動する。このように、
クランクピン67がn点からo点に向う間、旋回
アーム14は点Cの位置に止まるが、従動ギヤ6
2はω/2の角速をもつて第11図反時計方向に
連続回転しており、その第1のカム76がローラ
75を押上げることにより旋回アーム14の先
端、すなわち上記チヤツク部材31がインナコレ
ツトチヤツク5上に降されてデイスク4を掴む。
そして、第1のカム76がローラ75の下方を通
過した時点で旋回アーム14の先端側は再び当初
の高さ位置に上昇する。しかるのち、クランクピ
ン67はo点からp点に向けて円弧を画きながら
移動し、これに伴なつて、旋回アーム14は点D
のターンテーブル12上に動かされる。旋回アー
ム14が第2のストツパ73に当接すると、クラ
ンクピン67はp点からDF線上にあるm点に向
けて長孔70内を直線的に移動するとともに、第
2のカム77がDF線上に至つてローラ75を押
上げ、これにより旋回アーム14の先端側が下降
し、デイスク4がターンテーブル12上に載置さ
れる。この時点で、駆動ギヤ61の回転が停止さ
れるとともに、ターンテーブル12に回転指令信
号が出力されて演奏が開始される。演奏が終了し
て再び駆動ギヤ61が回転すると、第2のカム7
7とローラ75との係わりが解かれるため、旋回
アーム14の先端側は所定の高さ位置に復帰す
る。次に、旋回アーム14は、点Cに向けて動か
され、その位置において第3のカム78によりそ
の先端側がインナコレツトチヤツク5上に降され
て、デイスク4をインナコレツトチヤツク5に受
け渡す。しかるのち、旋回アーム14は上昇し、
次いで点D上に戻されて、次の演奏に待機する。
上記した実施例の説明から明らかなように、こ
の考案によれば、カセツトケースの開扉、そのケ
ース内よりのコンパクトデイスクの取出し、ター
ンテーブル上のセツト、およびターンテーブルか
らのケース内への収納がすべて自動的に行なうこ
とができるコンパクトデイスクの再生装置が提供
される。
の考案によれば、カセツトケースの開扉、そのケ
ース内よりのコンパクトデイスクの取出し、ター
ンテーブル上のセツト、およびターンテーブルか
らのケース内への収納がすべて自動的に行なうこ
とができるコンパクトデイスクの再生装置が提供
される。
この場合、上記チヤツク部材の複数のフインガ
と、ターンテーブルに設けられているデイスクリ
レイの複数の爪とは、互いにナイフエツジ状に形
成され、かつ、2点以上が同位相角をとらないよ
うに配置されているため、チヤツク部材とターン
テーブルとの間でブロツキングが生ずる虞れはな
く、両者間においてコンパクトデイスクの受渡し
が確実に行なわれる。
と、ターンテーブルに設けられているデイスクリ
レイの複数の爪とは、互いにナイフエツジ状に形
成され、かつ、2点以上が同位相角をとらないよ
うに配置されているため、チヤツク部材とターン
テーブルとの間でブロツキングが生ずる虞れはな
く、両者間においてコンパクトデイスクの受渡し
が確実に行なわれる。
第1図は現行の汎用カセツトケースの開蓋状態
を示す斜視図、第2図はこの考案による再生装置
の一実施例を示した概略的な斜視図、第3図はカ
セツトケース開閉手段の要部を示した平面図、第
4図はその概略的な側面図、第5図はカセツトケ
ース開閉手段の作用説明図、第6図はチヤツク部
材の要部を示した縦断面図、第7図はそのチヤツ
ク部材に適用されるフインガの側面図、第8図は
プツシヤの底面図、第9図はフインガとターンテ
ーブルのデイスクリレイとの動作関係を示した概
略的な縦断面図、第10図aはデイスクリレイの
平面図、第10図bはその一部を示した縦断面
図、第11図はデイスク搬送手段を模式的に示し
た平面図である。 図中、1はカセツトケース、2はケース基板、
3は蓋体、4はコンパクトデイスク、5はインナ
コレツトチヤツク、6は弾性片、8はフランジ、
9は角孔、11はカセツトケース開閉手段、12
はターンテーブル、13はデイスク搬送手段、1
4は旋回アーム、15は基台、17はドツグ、1
8はアーム、20はアームシフタ、22は主アー
ム、23は補助アーム、29はコイルスプリン
グ、31はチヤツク部材、32はフレーム部材、
33はプツシヤ、34はフインガ、35は頭部、
38はコイルスプリング、39はテーパ面、40
はくさび面、41はリフトレバー、42はリング
バネ、45はガイド溝、47は従動環、52はデ
イスクリレイ、61は駆動ギヤ、62は従動ギ
ヤ、66はクランクケース、67はクランクピ
ン、70は長孔、72,73はストツパ、75は
ローラ、76〜78はカムである。
を示す斜視図、第2図はこの考案による再生装置
の一実施例を示した概略的な斜視図、第3図はカ
セツトケース開閉手段の要部を示した平面図、第
4図はその概略的な側面図、第5図はカセツトケ
ース開閉手段の作用説明図、第6図はチヤツク部
材の要部を示した縦断面図、第7図はそのチヤツ
ク部材に適用されるフインガの側面図、第8図は
プツシヤの底面図、第9図はフインガとターンテ
ーブルのデイスクリレイとの動作関係を示した概
略的な縦断面図、第10図aはデイスクリレイの
平面図、第10図bはその一部を示した縦断面
図、第11図はデイスク搬送手段を模式的に示し
た平面図である。 図中、1はカセツトケース、2はケース基板、
3は蓋体、4はコンパクトデイスク、5はインナ
コレツトチヤツク、6は弾性片、8はフランジ、
9は角孔、11はカセツトケース開閉手段、12
はターンテーブル、13はデイスク搬送手段、1
4は旋回アーム、15は基台、17はドツグ、1
8はアーム、20はアームシフタ、22は主アー
ム、23は補助アーム、29はコイルスプリン
グ、31はチヤツク部材、32はフレーム部材、
33はプツシヤ、34はフインガ、35は頭部、
38はコイルスプリング、39はテーパ面、40
はくさび面、41はリフトレバー、42はリング
バネ、45はガイド溝、47は従動環、52はデ
イスクリレイ、61は駆動ギヤ、62は従動ギ
ヤ、66はクランクケース、67はクランクピ
ン、70は長孔、72,73はストツパ、75は
ローラ、76〜78はカムである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 カセツトケース装着部に挿入されるカセツトケ
ースのインナコレツトチヤツクとターンテーブル
との間を往復するアームに取付けられていて、前
記インナコレツトチヤツクに嵌着されているコン
パクトデイスクを掴んで前記ターンテーブル上の
演奏位置にセツトするとともに、該ターンテーブ
ル上のコンパクトデイスクを再び掴んで前記イン
ナコレツトチヤツクに摩擦的に嵌着させるチヤツ
ク部材を備えてなるコンパクトデイスクの再生装
置であつて、 前記チヤツク部材は、前記インナコレツトチヤ
ツクをその上方から押圧し得るプツシヤと、前記
コンパクトデイスクの中心孔内に着脱自在に嵌入
し得るように前記プツシヤのまわりに揺動可能に
配列された複数のフインガとを有し、前記ターン
テーブルは、その上面中央部に穿設された円形凹
部内に同軸的に回転可能に取付けられるデイスク
リレイを備え、該デイスクリレイには、前記コン
パクトデイスクの中心孔に嵌合してそのコンパク
トデイスクを同軸的に保持する複数の爪が立設さ
れているとともに、前記フインガの下端および前
記爪の上端の各々は、ナイフエツジ状に形成され
ており、かつ、前記フインガと爪とは、それらの
2点以上が同位相角をとらないようにそれぞれ等
間隔に配置されていることを特徴とするコンパク
トデイスクの再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14898783U JPS6054261U (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | コンパクトディスクの再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14898783U JPS6054261U (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | コンパクトディスクの再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6054261U JPS6054261U (ja) | 1985-04-16 |
JPH0132205Y2 true JPH0132205Y2 (ja) | 1989-10-03 |
Family
ID=30330855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14898783U Granted JPS6054261U (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | コンパクトディスクの再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054261U (ja) |
-
1983
- 1983-09-20 JP JP14898783U patent/JPS6054261U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6054261U (ja) | 1985-04-16 |
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