JPH01321415A - レンズ鏡胴の予定撮影距離設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、カメラ等におけるレンズ鏡胴の予定撮影距離
設定装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、レンズ鏡胴の予定撮影距離設定装置としては、た
とえば、実開昭５７−９９１２号公報に記載されている
ように、距離調整環によりて距離調整を行なうレンズ鏡
胴において、レンズ鏡胴の外周に嵌装し、光軸まわりに
回転可能に設けた環状部材を有し、その外周には距離目
盛を表示するとともに、前記環状部材を光軸まわりの任
意位置に固定する固定手段と、前記距離調整環の回転を
停止させる停止手段を、前記環状部材に設けるように構
成されている。

［発明が解決しようとする課題］ 前述した従来の技術では、環状部材に設けた距離調整環
の回転を停止させる停止手段と、固定胴に設けられた距
離調整環の回転停止部とが、光軸方向同一、固定胴に対
して外周方向同一の位置にあるため、前記環状部材の設
定位置が、どの距離に設定されていても、距離調整環の
予定撮影設定距離範囲は、無限遠距離と前記環状部材の
設定距離の範囲または最至近距離と前記環状部材の設定
距離の範囲に限定されてしまうという問題点かあフた。

つまり、従来のレンズ鏡胴のフォーカスプリセット範囲
は無限遠距離から所望の近距離側または最至近距離から
所望の遠距離側にしか設定ができないという問題点があ
った。

本発明は、上記の問題点を解決しよ３とするものである
。すなわち、本発明は、レンズ鏡胴のフォーカスプリセ
ット範囲を、無限遠距離側から所望の距離と、最至近距
離側から所望の距離とに、切換え可能にしたレンズ鏡胴
の予定撮影距離装置を提供することを目的とするもので
ある。

［１１１！を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明のレンズ鏡胴の予定撮
影距離設定装置は、距離調整環の回転を停止させる停止
手段が予定撮影距離設定環とは別体のものからなってい
て、かつ、前記停止手段と、固定胴に設けられている超
無限側停止部および最至近側停止部とは、光軸方向で接
触しないように設けられているものとした。

［作　　　用］ 本発明によれば、環状部材に設けた距離調整環の回転を
停止させる停止手段を該環状部材と別体的に保持し、光
軸まわりに回動可能に設けるとともに、固定胴に設けら
れた距離調整環の回転停止部と光軸方向で接触しない位
置に設けてたので、環状部材を回転して前記停止手段を
距離調整環の回転停止部の対向端面側に設定することに
よって、距離調整環の予定撮影距離設定範囲を、最至近
距離と設定距離の範囲または無限遠距離と設定距離の範
囲に変換可能となる。

［実　施　例］ 図面は本発明の一実施例を示している。そして、第１図
ないし第３図はレンズ鏡胴の要部を示し、第４図および
第５図はその１つの状態を示し、第６図および第７図は
もう１つの状態を示している。

第１図ないし第３図において、１は公知の方向で設けら
れた距離調整環であり、内部には厚み１．（図示せず）
をもった回転停止部１ａを有し、外周面には距離目盛１
ｂが刻設されている。

また２は固定胴であり、外周面２ａには前記距離調整環
１の回転停止部１ａが当接して該調整環１の回転を停止
する厚みｆ１２　（図示せ□ず）をもった超無限側停止
部２ｂと最至近側停止部２Ｃを有するとともに、°外径
面２ｄには距離および予定撮影距離設定の距離目盛基準
線２ｅを有する。

そして、３は予定撮影距離設定環であり、前記固定胴２
の外周面２ａに回転可能に設けられ、内周側には周溝３
ａを有し、該周溝３ａの壁３ｂには幅ｌ（図示せず）を
もった切欠３ｃを有するとともに、外形面３ｄには予定
撮影距離設定の距離目盛３ｅが公知のように表示されて
いる。な１ｓ４はこの予定撮影距離設定環３を固定胴２
に固定するためのつまみである。

また５は回転制限部材であり一前記距離調整環１の回転
停止部１ａが当接して該調整環１の回転を制限するため
の厚み１３　（図示せず）をもった回転制限部５ａを有
し１いる。そして、この回転制限部材５は予定撮影距離
設定環３の周溝３ａ内に収納され、回転制限部５ａは周
溝３ａの切欠３Ｃの外に突出し、固定胴２の超無限側停
止部２ｂおよび最至近側停止部２Ｃとは光軸方向で接触
しない位置に設けられるとともに、固定胴２の外周面２
ａに摺動可能なように保持され、該回転制限部材５は予
定撮影距離設定環３に対して回転方向の穆動が切欠３ｃ
の範囲に制限される。

なお予定撮影距離設定環３の切欠３Ｃの幅りは、距離調
整環１の回転停止部１ａの厚みり。

と、固定胴２の超無限側停止部２ｂおよび最至近側停止
部２Ｃの厚みｆｔ２と回転制限部材５の回転制限部５ａ
の厚み１３の和と同じに設定する。つまり、ｉａｍ　Ｊ
！　ｒ　＋　４！　２　＋　ｊ！　ｓである。

つぎに、第１図ないし第３図に示すように構成されたレ
ンズ鏡胴の予定撮影距離設定装置の動作について、第４
図と第５図および第６図と第７図により説明する。

第４図および第５図において、予定撮影距離設定環３が
距離調整環１を超無限距離から所望の近距離位置で停止
させるための位置に固定つまみ４を締付けて、予め固定
されているものとする。

ここで、距離調整環１を超然限位置より第４図にみられ
る矢印Ａの方向に回転すると、回転停止部１ａが回転制
限部材５の回転制限部５ａに当接し、さらに、回転制限
部５ａが予定撮影距離設定環３の切欠３Ｃの一端側で停
止することによって、所望の近距Ｉｌｌ　（第４図では
予定撮影距離３０ｍ）に設定される。

このようにして、距離調整環１の予定撮影距離範囲が超
無限遠距離から近距離範囲に設定された状態になる。

つぎに、予定撮影距離設定範囲を最至近距離から遠距離
範囲に設定した場合について説明すると、第６図および
第７図の状態が、回転制限部材５の回転制限部５ａが前
記第４図および第５図の状態に対して距離調整環１の回
転停止部１ａの回転方向反対側に設定されるごとく予定
撮影距離設定ｙＪ３を第５図にみられる矢印Ｂの方向に
回転し、前記距離設定環３が距離調整環１を最至近距離
から所望の遠距離位置で停止させるための位置に固定さ
れた状態である。この状態から距離調整環１を最至近端
位置（３ｍ）より第６図にみられる矢印Ｃ方向に回転す
ると、回転停止部１ａが回転制限部材５の回転制限部５
ａに当接し、さらに、回転制限部５ａが予定撮影距離設
定環３の切欠３ｃの一端側で停止することによって所望
の遠距離（４ｍ）に設定される。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、距離調整環の回
転を停止させる停止手段を予定撮影距離設定環と別体と
するとともに、前記停止手段と、固定胴に設けた超無限
側停止部および最至近側停止部とは、光軸方向で接触し
ないように設けたことにより、予定撮影距離設定環が全
周回転可能になり、簡単な構造によりて予定撮影距離設
定範囲を切換えられるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したもので、第１図はレン
ズ鏡胴の要部の斜視図、第２図は同じく断面正面図、第
３図は同じく一部拡大断面図、第４図は距離調整環の予
定撮影距離設定範囲が超無限遠距離から近距離範囲に設
定された状態の外周面の一部平面図、第５図は同じく要
部の平面図、第６図は距離調整環の予定撮影距離設定範
囲が最至近距離から近距離範囲に設定された状態の外周
の一部平面図、第７図は同じく要部の平面図である。 １・・・距離調整環　　　２・・・固定胴３・・・予定
撮影距離設定環 ４・・・固定つまみ　　　５・・・回転制限部材第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　距離調整環の回転を停止させる停止手段が予定撮影
   距離設定環とは別体のものからなっていて、かつ、前記
   停止手段と、固定胴に設けられている超無限側停止部お
   よび最至近側停止部とは、光軸方向で接触しないように
   設けられていることを特徴とするレンズ鏡胴の予定撮影
   距離設定装置。