JPH01321214A

JPH01321214A - 棒材払出し装置

Info

Publication number: JPH01321214A
Application number: JP15440088A
Authority: JP
Inventors: Shigeyuki Nasuda; 那須田　重行; Yoshiharu Sato; 義治佐藤
Original assignee: Daido Steel Co Ltd
Current assignee: Daido Steel Co Ltd
Priority date: 1988-06-22
Filing date: 1988-06-22
Publication date: 1989-12-27
Anticipated expiration: 2012-06-18
Also published as: JP2621370B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は棒材の搬送ラインから該棒材を横方向に払い出
す装置に関するものである。

［従来の技術および問題点コ圧延機で圧延された後、−本宛搬送ライン上を送られる
丸棒、パイプ等の長尺の棒材は、曲りを矯正するため矯
正機に掛け、次いで長さ測定並びに表面のキズなどの有
無を調べるための検査をし。

これらに合格したものは一定寸法に切断して短尺材若し
くは定尺材として所定個所にプールされるなど段階を経
て搬送ラインから払い出される。この払い出しには、従
来搬送ラインの払出し位置で送りローラー間にラインの
流れ方向と直交する面内にて回転する腕片を複数本支着
してなる払出し装置を配設し、各送りローラー上を移送
される棒材を下面から該腕片によって掬い上げ腕片上に
載せて払い出すようにしていた。

しかるにこのような従来の払出し装置では例えば棒材が
前後に隙間なく接近して移送されてくると、前に位置す
る棒材が腕片に掬い上げられるときに該棒材の後端若し
くは腕片に後続する棒材が衝突して支障を来たし、これ
がために高速で移送されている棒材を払い出すことは困
難であった。

また、回転する腕片によって棒材の表面にキズを付は易
く、しかもそのとき衝撃音を発生し騒音公害の要因にも
なっていた。

そこで、本発明は上記問題点を解消せんとするもので、
特に払い出される際後続する棒材が衝突するなどのトラ
ブルを防止し高速で移送していても払い出しのできる装
置を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］かかる目的を達成するため本発明は、搬送ライン上に一
定間隔を保ち列設する送りローラーの内、特定の連続す
る送りローラー群における各送りローラー間に受止面が
搬送ラインの幅方向にて外側に下傾する傾斜テーブルを
配設し、前記送りローラー群における各送りローラーを
上限位置でそのローラー溝が傾斜テーブルの受止面より
上方に突出すると共に、下限位置でローラー溝が傾斜テ
ーブルの受止面より下方に没入するよう出没自在に設け
た構成とする。

［作用］特定の連続する送りローラー群における各送りローラー
は、常にはローラー溝が傾斜テーブルの受止面より上方
に位置する上限位置に保持され、棒材を順次移送する。

そして、払い出しの場合は、棒材が適宜位置に来たとき
前記各送りローラーを同時に下降し、ローラー溝を傾斜
テーブルの受止面より下方に没入させることにより棒材
を傾斜テーブルの受止面で支承させる。このため該棒材
は受止面を転動し払い出奔れる。

［実施例コ以下本発明の一実施例を図面と共に詳述する。

第１図及び第２図は搬送ラインの一部を示すもので、支
柱１ａ、ｌｂにより水平且つ平行に一対の架台２ａ、２
ｂを敷設し、該架台２ａ、２ｂ上に沿って一定の間隔を
保ち送りローラー３，３・・・を列設する。該各送すロ
ーラー３，３・・・は駆動モータ４の軸４ａ端部に固着
され一定の速度で回転する。該各ローラー３，３・・・
はつづみ形をしておりその真中のローラー溝５上に棒材
Ｂを受承しつつ搬送ライン上を一方向に移送できる。

しかして、３’　、３’　・・・は上記送りローラー３
゜３の内、特定の連続する送りローラー群であり、該各
送りローラー３′は前記一対の架台２ａ、２ｂ内側で上
下動する可動台６上に設置する駆動モータ４の軸４ａ端
部に固着する。更に、前記各送りローラ−３′間にはそ
れぞれ架台２ａ上に立設する支柱７，７により上部受止
面８が搬送ラインの幅方向にて外側に下傾する傾斜テー
ブル９を水平に設置固定する。また、該傾斜テーブル９
の内側端縁すなわち搬送ラインの中心側には立壁１０を
設け、更に傾斜テーブル９並びに立８１１ｏの一端側す
なわち棒材Ｂを向かい入れる側は下傾若しくは外側に折
曲し移送される棒材Ｂの先端が垂れて衝突しないように
しである。

前記、可動台６はその裏面長手方向の両端部にそれぞれ
一対の支持板１１．　ＩＩを垂設する。一方、架台２ａ
、２ｂの裏面における支持板１１．１１の近傍に一対の
軸受１２．１２を固着し、該軸受１２．１２に横軸１３
を横架すると共に該各横軸１３に水平アーム１４ａと下
方に伸びる垂直アーム１４ｂとよりなる一対のクランク
状の揺動板１４を固着する。そして、各水平アーム１４
ａ、１４ａ先端を前記支持板１１．１１にビン１５によ
り枢着し、垂直アーム１４ｂ、１４ｂ先端を水平に支持
される作用枠１６にピン１７により枢着する。搬送ライ
ン下の床上に軸受１８を設置し、該軸受１８に軸支され
る横軸１９に腐心カム２０を軸着すると共に前記作用枠
１６の一端を該腐心カム２０に接続する。また、横軸１
９は変速機２１を介して駆動モータ２２と連結し、該駆
動モータ２２によって横軸１９を回転することにより作
用枠１６を進退動し、揺動板１４．１４を介して可動台
６を上下動させる。これにより、前記各送りローラー３
’　、３’・・・を上限位置でそのローラー溝５が傾斜
テーブル９の受止面８より上方に突出すると共に下限位
置でローラー溝５が受止面８より下方に没入するよう出
没自在に作動させる。

本発明は上記構成よりなり、特定の連続する送りローラ
ー群における各送りローラー３’　、３’・・・は、常
態ではローラー溝５が傾斜テーブル９の受止面８より上
方に位置する上限位置に保持され、棒材Ｂを順次移送す
る。そして、棒材Ｂを搬送ラインから払い出しする場合
は、棒材Ｂが適宜位置に来た時偏心カム２０を回転させ
作用桿１６を押動し、揺動板１４．１４を介して可動台
６を下降させ、各送りローラー３’　、３’　・・・を
下降させローラー溝５を傾斜テーブル９の受止面８より
下方に没入させる。これにより、各送りローラー３’　
、３’・・・のローラー溝５内に支承される棒材Ｂは受
止面８上に載り続いてその自重で該受止面８に沿って転
動し横へ払い出される。

このように本発明に係る払出し装置は、送りローラー３
’　、３’　・・・により支承され移送される棒材Ｂを
該送りローラー３’　、３’　・・・を下降させること
により瞬時に傾斜テーブル９の受止面８に移し、受止面
８に沿って速やかに払い出されるようにしたから、棒材
が連続して移送されていても棒材同志が衝突してトラブ
ルを起こすようなおそれは少なく、高速で棒材Ｂを移送
しつつ瞬時に払い出しできる。因に棒材の長さ６０００
ｍｍで搬送速度が１２０ｍ／分で、棒材が連続していて
も払い出しは可能であった。

［発明の効果］本発明は上記構成よりなるもので、送りローラーを下降
させて棒材を傾斜テーブル上に支承させて払い出すよう
にしたから、後続する棒材が接近していても払い出す時
その端部が衝突して支障をきたすようなおそれは少なく
、これにより棒材を高速で移送し払い出しすることがで
き生産能率の向上に役立つ。また、従来の払出し装置の
如く棒材を下面から掬い上げる構成に比べて棒材に与え
る衡機が少ないので棒材の表面にキズが付くのを防止で
き発生する騒音も小さいなど有益な効果を奏するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係るもので、第１図は搬送ラインの一部を
示す正面図、第２図は同平面図、第３図は第１図におけ
るＸ−Ｘ線断面図である。３．３′・・・送りローラー、５・・・ローラー溝、８
・・・受止面、９・・・傾斜テーブル。代理人　　弁理士　　伊　　　藤　　　毅：、。

Claims

【特許請求の範囲】

搬送ライン上に一定間隔を保ち列設する送りローラーの
内、特定の連続する送りローラー群における各送りロー
ラー間に受止面が搬送ラインの幅方向にて外側に下傾す
る傾斜テーブルを配設し、前記送りローラー群における
各送りローラーを上限位置でそのローラー溝が傾斜テー
ブルの受止面より上方に突出すると共に、下限位置でロ
ーラー溝が傾斜テーブルの受止面より下方に没入するよ
う出没自在に設けたことを特徴とする棒材払出し装置。