JPH01320052A - 手袋、その製法と用途 - Google Patents

手袋、その製法と用途

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JPH01320052A
JPH01320052A JP1103295A JP10329589A JPH01320052A JP H01320052 A JPH01320052 A JP H01320052A JP 1103295 A JP1103295 A JP 1103295A JP 10329589 A JP10329589 A JP 10329589A JP H01320052 A JPH01320052 A JP H01320052A
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gloves
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antibacterial
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JP1103295A
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Richard Milner
リチャード ミルナー
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Smith and Nephew PLC
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、手袋ことに外科医、看護婦や池の医療関係
者が着用するタイプの手袋、その製法と用途に関する。
(ロ)従来の技術及び 発明が解決しようとする課題 外科用手袋は通常、天然又は合成ゴムのようなごく薄い
弾性材から作られる。この手袋は使用者の手に密接に、
かつしっかりとフィツトする。しかしその1つの欠点と
しては使用時に時々穴があいたり破れたりすることがみ
られることである。
外科用の針や他の外科用具で生ずるような小さな穴であ
ってら細菌が手袋の内側から開放傷口や手術具に入って
汚染や感染を来すことになる。また、患者の体液が生菌
やウィルスを保持しているとこれらが手袋の裂は目から
入ったり、傷ついた皮膚と接触すると外科医が感染する
ことになる。かつてゴム手袋にはウィルスが通過する道
があると示唆された。医療関係者は、手袋をつける前に
手を抗菌性の洗剤でよく洗う習慣があるが、抗菌剤の効
果が短い場合もあり、細菌のような感染性のものは、温
かい湿気の雰囲気下で手袋内で増殖することらある。手
袋が使用時に破れても、使用者はそれを知らずに手術を
続け、感染に至ることもある。
手袋の使用者を保護する一つの方法として、抗感染剤の
コートをすることが示唆されている(ヨーロッパ特許公
告第300814号参照)。(製造及び使用中)最終的
なコーティングによらない確実な保護法が必要とされる
。このような方法がここに見出された。
(ハ)課題を解決するための手段 ここに、非イオン性で、水難溶性の抗菌剤[例えば、2
,4.4’ −トリクロロ−2′−ヒドロキシノフェニ
ルエーテル(トリクロサン triclosan)]を
導入した手袋を使用することにより、患者や手袋の着用
者への感染の危険が減少されることを見出した。着用者
の皮膚で有効な抗菌剤の値は、多くの普通の細菌を阻害
し、またある覆のウィルスの阻害をするのに十分な量で
ある。このような値は、H,1,VやB型肝炎のような
ある種のウィルスを含む感染剤に対する障壁を改善する
のに十分であるような値と考えられる。
かくして、この発明によれば、非イオン性で、水難溶性
の抗菌剤の抗菌有効量を手袋形成前の手袋材料に導入す
る工程を含むことからなる手術や検査用の手袋のような
抗菌性手袋の製法を提供するものである。
この発明は、また、非イオン性で、水難溶性の抗菌剤を
含有する抗菌性手袋を提供するものである。
この発明に用いる抗菌剤は、中性のpi(で非イオンで
、水にごく僅かに溶解するものである。水難溶性とは、
抗菌剤が20℃での水溶解性が0.11+#!以下、好
ましくは0.05g/I2以下を示すことを意味する。
この発明の手袋は、外科用手袋、検査用手袋として、又
は感染の危険を少なくすることが望まれる他の目的に使
用できる。外科用手袋が適する。
また検査用手袋が適する。
手袋の材料は、抗菌剤の抗菌有効量を含有(即ち、その
表面のみに存在するのに対して材料内に)する。手袋の
材料は抗菌剤を0.1〜IOW/111%含有するのが
適し、より適切には1〜5 I/W%、好ましくは約1
.OW/W%含有する。
手袋を形成する材料は、手袋特に医療用手袋を形成する
のに通常用いられるものであればよく、天然ゴム、ポリ
ビニルクロリドやポリウレタンなどが含まれる。天然ゴ
ムラテックスを用いるのが好ましい。手袋材料を形成す
るのに天然ゴムラテックスを用いるのが好ましい。天然
ゴムラテックスの手袋中に非イオン性で、水難溶性抗菌
剤を用いると、天然ゴムラテックスの手袋がエイズやB
型肝炎を起こすようなウィルスを浸透し易いらのであっ
てもこのような手袋に起こり得る潜在的な問題の多くを
解決する方法を与える。
上記のことから、この発明の好ましい観点によれば、非
イオン性で、水難溶性の抗菌剤を含有する天然ゴムラテ
ックス手袋を提供するものである。
抗菌剤としては、4,4.4’ −)ジクロロ−2′−
ヒドロキシジフエニールエーテル(トリクロサン)が好
ましい。
従ってこの発明の好ましい態様として、トリクロサンを
含有する天然ゴムラテックス手袋を提供する。
抗菌剤は、天然ゴムラテックスで作られた手袋に導入(
添加)するのが特に適する。天然ゴムラテックスはイオ
ン性抗菌剤で凝固されることが観察されている。天然ゴ
ムラテックス製品をこのような抗菌剤で処理するとすれ
ば、ゴムが加硫化された後で達しうる。硬化したゴム製
品の表面は、容易に塗布されず、また抗菌剤のようなも
ので容易に含浸されない性質を有する。これを解決する
方法として、ゴム表面が抗菌剤と結合するようにするた
めゴム表面を改善する結合剤の存在下、抗菌剤で手袋を
塗布したり、又はゴム表面を膨潤させる溶剤で処理し、
次いで同−又は異なる溶剤中での抗菌剤を含浸させ最後
に溶剤を除去する方法がある。しかし、これらの方法を
行なうのは困難であり、一定した製品が得られない。
ここに、非イオン性で、水難溶性の抗菌剤が天然ゴムラ
テックスを凝固させないことが意外にも見出された。こ
のことが、製品への後硬化操作を必要としないような容
易にゴム製品の製造ができる液体の早期硬化状態のゴム
ラテックスと抗菌剤とを均一に混合させることができ、
かつより一定の製品を与えることが可能となる。抗菌剤
が低溶解性であることは、手袋製造方法の浸出工程中抗
菌剤が除去されないことを意味し、着用模擬状態で手袋
の内側及び外側の両方から効果的に放出されることが見
出されている。
非イオン性で、水難溶性の抗菌剤としては、クロロフェ
ン、ジクロロキシレン、ヘキサクロロフェンのようなフ
ェノール誘導体;ジフェニル誘導体、ジフェニルエーテ
ル[例えば2,4.4’ −トリクロロ−2′−ヒドロ
キシジフェニルエーテル(トリクロサン)コのようなハ
ロゲン化ヒドロキシジフェニル誘導体;ジアセチルアミ
ノ−アゾトルエンやトリクロカルパンのような抗菌剤が
適する。トリクロサンが好ましい。
抗菌剤入り手袋は、所要量の抗菌剤を手袋材料例えば、
天然ゴムラテックスのような水性分散液に混合して作る
ことができる。抗菌剤は、萌もって、少量のラテックス
と混合するか、水と分散剤と混合さけてもよい。残りの
ラテックスを上記の分散液に徐々に混合して均一な混合
物とすることができる。次いで、手袋を常法によって形
成すればよい。
従って手袋形成具を最初に凝固液に浸漬し、乾燥させる
。その後、塗布された手袋形成具をラテックスに浸漬し
、除去、乾燥し、浸出浴に入れる。
乾燥後手袋は硬化される。
上記の方法で、抗菌剤は手袋材料の全体に分布され、手
袋の内側及び外側から放出されうろことになる。しかし
ある目的では手袋の内側又は着用者の接触する表面のみ
から抗菌剤が放出されることが望ましいことらある。そ
のためには、手袋形成具の最終工程をする材料中に抗菌
剤を存在させてもよい。これにより手袋が形成具から外
されたとき、抗菌剤は手袋の内側に存在することになる
(この場合も、抗菌剤は手袋内に含有されることが保障
される)。
池の具体例によれば、手袋形成具をポリウレタンのよう
な高分子材料で下塗りし、その後抗菌剤含有材料を塗布
してもよい。使用時、形成具に直接接するコートが、手
袋の外部コートとなる。
好ましい観点によれば、この発明は、2,4.4’ −
トリクロロ−2′−ヒドロキシジフェニルエーテルを含
有する薄いポリマー手袋を提供するものであることが理
解されよう。
非イオン性で、水難溶性の抗菌剤入りの手袋は、手袋の
裂は目から侵入した普通の感染性微生物から着用者を高
度に保護する。この手袋を使用すれば、抗菌剤は皮膚感
染の防止に有効であり、皮膚を予め消毒する必要が少な
くなる。
この発明は、2,4.4’−トリクロロ−2′−ヒドロ
キシジフェニルエーテル(トリクロサン)を含有する薄
いポリマー手袋を使用することからなる感染の危険を減
少さす方法を提供する。手袋は、トリクロサンの抗菌有
効量を含み、トリクロサンは6〜8時間防染をする。
他の観点では、この発明は、非イオン性で水難溶性抗菌
剤を含有し、少なくともその内表面に抗菌剤含有粉末を
有する手袋を提供するものである。
この手袋で、抗菌剤含有粉末における抗菌剤としては、
クロルヘキシジン ジグルコネートが挙げられる。
クロルヘキシジン ジグルコネートは吸湿性もしくは潮
解性の固体で通常溶液としてのみ入手可能であるが、抗
菌性の打粉としうろことは意外なことである。固体とし
て使用されるとすれば、それを含有する粉末が水を吸収
して固まる原因となり、それに上り打粉を不活性にする
ことが予期される。しかし意外?こも、この発明に用い
られる打粉ではこのようなことが見出されない。
好ましい観点では、この発明は、2,4.4’−トリク
ロロ−2′−ヒドロキシジフェニルエーテルを含有し、
かつ少なくとも内表面にクロルヘキシジンジグルコネー
ト含有する粉末を有する手袋を提供する。
手袋は、外科用手袋又は検査用手袋として使用するのか
適する。
クロルヘキシジン ジグルコネートを含める粉末は検査
用や外科用の手袋のような手袋の滑剤用粉又は打粉とし
て通常使用されるものであるのか好ましい。特にトウモ
ロコシ澱粉のような澱粉や炭酸カルシウムのような無機
粉末が適する。澱粉とクロルヘキシジン ジグルコネー
トからなる粉末が特に効果的である。
粉末は、抗菌的有効量のクロルヘキシジン ジグルコネ
ートを含むが、その含有量は0.05〜tov/v%が
適し、0.1〜8W/II%がより適し、0.15〜6
I/Y%が好ましい。
抗菌的有効量を含む粉末は、成分を混合する方法で作る
ことができる。適切な方法としては、a〕適切な濃度の
りaルヘキシジン ジグルコネートの溶液を粉末の流動
床にスプレーする、b)クロルヘキシジン ジグルコネ
ート溶液と粉末を混合し、乾燥、粉砕、大きな粒子を除
去するため得られる粉末を篩に付すか、C)クロルヘキ
シジン ジグルコネートを凍結乾燥し、粉末とドライ混
合を行なう方法が挙げられる。
クロルヘキシジン ジグルコネート含有の粉末は、通常
滑剤粉末が塗布される仕方で手袋の内側に塗布できる。
各手袋は、打粉の0.2〜3gを塗布するのが適し、0
.4〜19が適する。次いで、手袋を裏返し、常法によ
り包装する。
この発明の別の観点では手袋の少なくとも内表面にクロ
ルヘキシジン ジグルコネート−シクロデキストリンコ
ンプレックス含有粉末を有する手袋を提供する。
この粉末には、上記したクロルヘキシジン ジグルコネ
ートの等量を含む、クロルヘキシジンジグルコネート−
シクロデキストリン・コンプレックスの量を含んでもよ
い。このコンプレックスの製法は後述する。加えてこの
コンプレックスは澱粉のような他の材料を含んでもよい
この粉末は、クロルヘキシジン ジグルコネート粉末を
塗布すると同様な値で、常法により手袋に塗布できる。
またこの粉末は、上記したトリクロサン含有手袋に塗布
するのが有利である。
粉末は、粉末の形である時、トリクロサンの等量を含む
、トリクロサン−シクロデキストリンコンプレックスの
量を含んでもよい。トリクロサン−シクロデキストリン
 コンプレックスの製法は後述する。
手袋形成材料としては天然ゴムラテックスが適切である
適切な非イオン性で水難溶性の抗菌剤としては前に記載
したものが挙げられる。
実施例1 手袋の製造 トリクロサン(429)を少虫の天然ゴムラテックスに
加えて、混合してペーストを作った。
ラテックスペーストを必要な濃度に達するまで徐々に、
より多量のラテックスで希釈した。最終的なラテックス
の処方は次の通りであった;ラテックス(固型分42%
)   48589トリクロサン          
 429凝固剤溶液は次の成分から製造された:硝酸カ
ルシウム      12.02%硝酸亜鉛     
    5.29%タルク          3.8
5%乳酸           3.85%エタノール
        67.4%メタノール       
 7.5% 112℃に予熱した手袋形成具を上記溶液に浸漬し、取
出し、約2分間風乾した。ついで、コートした形成具を
トリクロサンを含有し予備加硫した天然ゴムラテックス
に浸漬した。次に、ラテックス・コート形成具を取り出
して、約2分間風乾し、約70℃で水の浸出タンク中1
こ浸漬して水溶性物質を抽出して除去した。手袋を硬化
させ、タルクをふりかけ、形成具から外した。
手袋材料の試料をとり、トリコサンの放出を試験するの
に、テスト用微生物スタフィロコッカスアウレウス含有
の寒天液をコートした検定用シャーレを準備した。トリ
クロサンを加えた手袋材料の試料を裁断し、寒天の表面
に置いた。試料は1.5c11角にした。室温で30分
間放置後、シャーレを37℃で24〜48時間培養し、
試料の周りの成長阻止領域を測定した。トリクロサンを
含まない手袋材料の試料と比較して阻止領域の著しい増
大は、トリクロサンの効果的放出を示した。
実施例2 手袋の製造 次の混合物を5時間ボールミル磨砕してトリクロサンの
水(固形分40%)分散液を作製したニトリクロサン 
           100gダルヴアン第1号” 
          20yアンモニウムカゼイネート
(10%溶液)209水            全量
を2509とする*重合アルキルナフタレンスルホン酸
のナトリウム塩(20%溶液) この分散液を水性ゴムラテックス溶液(固形分41.5
%)と次の割合で混合した・ 40%トリクロサン分散液   8.3gラテックス 
      全量を8009とする二つの成分を均一な
混合物が得られるまで混合し、112℃に予熱した手袋
形成具を凝固液に浸し、取出し、約1〜2分間風乾した
。ついで、コートした形成具をトリクロサンを含有の予
め加硫した天然ゴムラテックスに浸漬した。ついでラテ
ックスのコートした形成具を取出して、tX〜2分間風
乾した。ついで、ラテックス被覆形成具を約70℃に加
熱した水槽に2分間浸漬して水溶性物質を抽出して除く
。手袋を115℃で約25分間硬化させた。冷浸、手袋
にトウモロコシ澱粉の粉末をふりかけ形成具から外した
実施例3 打粉の製造 0.17重量%クロルヘキシジン ジグルコネート水溶
液(水25g)にトウモロコシ澱粉(23,759)を
混合した。生成した混合物を、加熱器中、70℃で4時
間乾燥した。生成した固形塊を乳鉢と乳棒で粉末にし、
ついで打粉の粒径を150μm以下にするために150
μ−の篩にかけた。クロルヘキシジンジグルコネート溶
液は市販のクロルヘキシジングルコネート(クロルヘキ
シジン ジグルコネート18.54重量%含有)溶液(
0,9279)をとり、水で希釈して1009とした。
手袋の製造 実施MIの方法により、トリクロサンを天然ゴムラテッ
クスに加える。手袋は実施例1の方法により作製された
。手袋を硬化させ、トウモロコシjl含有のクロルヘキ
シジン ジグルコネートをふりかけ、形成具をはずした
手袋材料の試料をとり、前記の方法を用いて、抗菌剤の
放出をテストした。
抗菌剤無含有の手袋材料の試料に比較して阻止領域の増
大は、抗菌剤の効果的放出を示すものであった。
実施例4 打粉の製造 トリクロサンのアセトン5重量%溶液(10y)をトウ
モロコシ澱粉(24,5g)と混合した。生成した混合
物を加熱器中、50℃で4時間乾燥した。
生成した固形塊を乳棒と乳鉢で粉末にし、ついで打粉の
粒径を150am以下にするために、150μmの篩に
かけた。トリクロサン粉末(5g)をとり、アセトン(
95g)に溶解してトリクロサン溶液を製造した。
手袋の製造 実施例2の方法によりトリクロサン(1%)含有の天然
ゴムラテックス製手袋を製造した。形成真上の手袋は、
非常に細いヘアブラシで打粉を(内面になる方に)塗布
した。手袋自身の粘りを防止するために手袋の全表面に
十分量の粉末を塗布し、適切な量は0.79である。
打粉を塗布した手袋材料試料は、スタフィロコッカス 
アウレウス接種の寒天培地入りシャーレの真中に置いた
。このシャーレを培養し、試料の周りの細菌の成長阻止
領域が観察されることは、抗菌剤の十分な放出を示すも
のである。
実施−15 打粉の製造 トリクロサン−β−シクロデキストリンコンプレックス
は下記のように作られた: 三項フラスコにβ−シクロデキストリン(18,759
)を蒸留水(1aaxrt>と共に入れ、シクロデキス
トリンが溶解するまで、撹拌加熱した。トリクロサンC
4,349)を水酸化ナトリウム溶液(20ze、1モ
ル)に溶解し、これを撹拌しながら30分間で上記フラ
スコへ加える。エタノール(30+yL 3X10x(
アリコートとして)を加え、反応混合物をさらに2時間
撹拌加熱した。ついで反応混合物を撹拌しながら室温に
放冷した。このアルカリ溶液を、溶液のpI(が3.5
になるまで、塩酸([1,5m)で処理した。生成した
溶液を遠心分離して白色沈殿を得た。沈殿を少量の水で
3回洗浄するが、塩化ナトリウムのような無機物質を除
去するのに洗浄は毎回遠心機にかけて行なった。沈殿を
真空加熱器の中で65℃で1時間乾燥した。ついで沈殿
を構成するコンプレックスは打粉に用いられる。
コンプレックス(4,89)をボールミルの中でトウモ
ロコシ澱粉の粉末(45,29)と混合した。生成した
粉末はトリクロサンを2重量%含む。
トリクロサン含有の手袋に打粉をコートした。
コートした手袋材料の試料は手袋と打粉からトリクロサ
ンの放出により抗菌活性を示した。
実施例6 圧糺二1巌 クロルヘキシジン ジグルコネート−β−シクロデキス
トリン コンプレックスが下記のように製造された: 三項フラスコにβ−シクロデキストリン(11,439
)と蒸留水(751f2)を共に入れ、シクロデキスト
リンが溶解するまで撹拌加熱した。シクロへキシジン 
ジグルコネート(14,48重量%水溶液48.99)
を上記フラスコに撹拌しながら、30分間で加えた。添
加完了後、溶液をさらに15分間加熱して、撹拌しなが
ら室温まで放冷した。ついで、白色固体が沈殿も終わる
まで溶液を冷蔵庫の中で5℃で冷却した。沈澱物を濾過
し、乾燥した。
ついでこの沈澱物を構成するコンプレックスは打粉とし
て用いられる。このコンプレックス(5,79)をボー
ルミル中トウモロコシ澱粉の粉末(44,39>と混合
した。生成した打粉は5重量%クロルヘキシンを含んで
いる。
手袋に打粉をコートした。
打粉塗布の手袋材料の試料をスタフィロコッカスアウレ
ウスを接種した寒天培地含有のシャーレの中心に置いた
。シャーレを培養して試料の周りの細菌の成長阻止領域
が観察されることは、抗菌剤の十分な放出を示すもので
ある。
クロルヘキシン ジグルコネート溶液を冷凍乾燥すると
、クロルヘキシン ジグルコネートの固体粒子が作られ
る。これら粒子をボールミル中で乾燥トウモロコシまた
は炭酸カルシウムと混合すると、クロルヘキシン ジグ
ルコネートを含む乾燥粉末を生ずる。
この乾燥粉末を、実施例2に記載の方法で製造したトリ
クロサン(1%)添加手袋の内表面に塗布した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非イオン性で、水難溶性の抗菌剤の抗菌有効量を手
    袋形成前の手袋材料に導入する工程を含むことからなる
    抗菌性手袋の製法。 2、抗菌剤が2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒドロ
    キシジフェニルエーテルである請求項1による製法。 3、手袋材料が天然ゴムラテックスである請求項1又は
    2による製法。 4、手袋材料が抗菌剤を0.1〜10重量%含有する請
    求項1〜3の何れか1つによる製法。 5、手袋形成具を、非イオン性で水難溶性の抗菌剤0.
    1〜10重量%含有するファーストポリマーの液もしく
    はラテックスに浸漬する工程を含有する薄いポリマー手
    袋の製法。6、手袋形成具がポリマーで下塗りされてい
    る請求項5による方法。 7、抗菌剤含有ポリマーを塗布した手袋形成具を第2の
    ポリマーの液もしくはラテックスに浸漬する工程を含む
    請求項5又は6による方法。 8、非イオン性で水難溶性の抗菌剤の抗菌有効量を含有
    する手袋。 9、抗菌剤が2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒドロ
    キシジフエニルエーテルである請求項8による手袋。 10、天然ゴム製からなる請求項8又は9による手袋。 11、少なくとも着用者の接触する表面に、抗菌剤の抗
    菌有効量を含有する粉末を有する請求項8又は9による
    手袋。 12、抗菌剤がクロルヘキシジンジグルコネートである
    請求項11による手袋。 13、抗菌剤がトリクロサンである請求項11による手
    袋。 14、粉末が澱粉からなる請求項12又は13による手
    袋。 15、2,4,4′−トリクロロ−2′−ジフエニルエ
    ーテルの抗菌有効量を含有し、かつ少なくとも内側又は
    着用者の接触する表面にクロルヘキシジンジグルコネー
    トとシクロデキストリンのコンプレックスの抗菌有効量
    を含有する粉末を有する手袋。 16、クロルヘキシジンジグルコネートとシクロデキス
    トリンのコンプレックスからなる手術又は検査用手袋用
    の打粉。
JP1103295A 1988-04-23 1989-04-22 手袋、その製法と用途 Pending JPH01320052A (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8809661 1988-04-23
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