JPH01319703A - 合成樹脂光発散素子及びその製造方法 - Google Patents

合成樹脂光発散素子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH01319703A
JPH01319703A JP63154078A JP15407888A JPH01319703A JP H01319703 A JPH01319703 A JP H01319703A JP 63154078 A JP63154078 A JP 63154078A JP 15407888 A JP15407888 A JP 15407888A JP H01319703 A JPH01319703 A JP H01319703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
light
monomer
base material
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63154078A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuji Otsuka
大塚 保治
Yasuhiro Koike
康博 小池
Koichi Maeda
浩一 前田
Motoaki Yoshida
元昭 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP63154078A priority Critical patent/JPH01319703A/ja
Publication of JPH01319703A publication Critical patent/JPH01319703A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、光発散効率を高めた合成樹脂光発散素子に関
するものである。
〈従来技術〉 下記+1)式で近似されるような屈折率分布を有する透
明棒状体は、凸レンズ作用を有し、棒状体中を進む光束
は中心軸に沿って蛇行する。その周期りは(2)式で表
される。ここでnoは中心軸からrの距離にある屈折率
、Aは正の定数(屈折率分布定数)である。
n (r) =fi、  (I  Ar” /2)  
  (1)L=2π/A+ /z          
  (2)また、屈折率分布が(3)式で表される場合
には凹レンズ作用を示す。ここでBは正の定数である。
n (r) =no  (1+B r2/ 2)   
 (31従来、上記(1)式で表される屈折率が中心軸
から周辺に向かって徐々に低くなる屈折率分布を有する
光伝送体は、その屈折率分布による光の伝送性、集光性
から光伝送用ファイバー、マイクロレンズ等に用いられ
ている。
ガラス製マイクロレンズとしては日本板硝子(株)から
セルフォックゝレンズとして市販され、光通信分野、光
情報処理分野で注目されている。
特に、アレイ化したセルフォック8レンズアレイは、複
写機、ファックス、プリンター等の分野で読み取り系レ
ンズとして広く使用されている。
しかし、上記(3)式で表される屈折率が中心軸から周
辺に向かって徐々に高くなる屈折率分布を有する光伝送
体はその屈折率分布によって光が発散されるために、応
用範囲が限られていた。
また、上記(1)式あるいは(3)式で表される屈折率
分布を有する合成樹脂製光伝送体の製造方法としては、
特開昭48−90254、特開昭51−16394、特
開昭51−87049、または特開昭54−1)993
9などに述べられている。
一方、最近は溶液中などに効率良く一様に光をみちびき
たいという要求が出てきている。この要求を満たすため
に、現在は光の発散効率を高めるために外周表面を散乱
面にした屈折率均一な透明棒状体が用いられている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、屈折率均一な透明棒状体を使用した場合
は外周表面を散乱面にしても屈折率の関係から多くの光
は棒状体を通過するため、光の発散効率が低いのが問題
点である。従って、実際の要求には不十分である。
く問題点を解決するための手段〉 上記従来の問題点を解決するために、本発明は屈折率が
中心軸から周辺に向かって徐々に高くなる屈折率分布を
有する合成樹脂光発散型光伝送体を用い、その外周表面
を散乱面にすることによって光発散効率を大幅に高めた
。かかる素子を製造する好適な方法としては、屈折率N
aの網状重合体paを生成する1種または複数種の単量
体Maを不完全に重合させて自己保形成を有する透明ゲ
ル状母材を形成する工程、前記透明ゲル状母材重合体(
共重合体を含む)Pb(その屈折率をNbとし、Na<
Nbである)を形成する1種または複数種の単量体Mb
を液相状態、気相状態または霧滴状態で拡散させつつ重
合させる工程、及び重合を完結させる工程を経て屈折率
が中心軸から周辺に向かって徐々に高くなる屈折率分布
を有する合成樹脂光発散型光伝送体を得た後、その外周
表面を機械的方法、化学的方法により散乱面にする。
上記方法において単量体Maとしては重合して透明で屈
折率がNaの網状重合体Paを生成することができる単
量体が使用されるが、この単量体は単一の単量体であっ
ても複数種の単量体混合物であってもよい。このような
単量体Maとしてはアリル基アクリル酸基、メタクリル
酸基及びビニル基のような二重結合を含む基を各々2個
以上有するか、これらのうちの2種類以上を同時に有す
る単量体が好適である。次に単量体Maの具体例を挙げ
る。
(1)  アリル化合物及びその混合物フタル酸ジアリ
ル、イソフタル酸ジアリル、テレフタル酸ジアリル、ジ
エチレングリコールビスアリールカーボネート等のジア
リルエステル;トリメリド酸トリアリル、リン酸トリア
リル、亜リン酸トリアリル等のトリアリルエステル;メ
タクリル酸アリル、アクリル酸アリル等の不飽和酸アリ
ルエステル。
(2)  R+ −Rz  Rzで表される化合物及び
その混合物 R,及びR1かいずれもビニル基、アクリル基、ビニル
エステル基、またはメタクリル酸基である化合物;R1
及びR1のいずれか一方がビニル基、アクリル基、メタ
クリル酸基及びビニルエステル基の4つの基のうちいず
れかである化合物。
ここでR2は以下に示される2価の基のうちから選択で
きる。
(3)上記(1)と(2)の単量体の混合物、またはモ
ノビニル化合物、ビニルエステルIIMアクリル酸エス
テル類の5種のうちから少なくとも1種と上記(1)ま
たは(2)の単量体(またはその混合物)との混合物。
本発明において、単量体Mbとしては、それが重合した
ときに上記屈折率Naより大きい屈折率Nbを有する透
明な重合体pbを形成するものが選ばれる。この単量体
Mbは単一の単量体であっても複数種の単量体混合物で
あってもよい。また、重合体Pbは網状重合体、線形重
合体のいずれであってもよい。
これらNa、Nbの屈折率差Nb−Naは0.005以
上であることが望ましく、この差が小さすぎると所望の
屈折率勾配が得られない。
また、特に単量体Mbを気相状態で拡散させる場合は比
較的高い蒸気圧を有するものであるのが好ましく、例え
ば拡散温度において5mm1)gよりも高い飽和蒸気圧
を有するものが好ましい。このような単量体の例として
はスチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ル、アリルエステル、酢酸ビニル、塩化ビニル及びこれ
らの混合物が挙げられる。
〈作 用〉 本発明によれば、透明棒状体の内部に、屈折率が中心軸
から周辺に向かって徐々に高くなる屈折率分布が存在し
ているため、入射された光はその屈折率分布によって外
周表面方向に強制的に曲げられ、発散する。従って、外
周表面を散乱面に加工すれば光の発散効率は、従来の散
乱外周表面を有する均質な透明棒状体と比較して非常に
増大する。
つまり外周表面が鏡面状態である場合、外周面に到達し
た光の一部は空気との界面で反射してしまい外側へ発散
しないので、発散効率が悪くなる。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例を用いて更に詳細に説明する。
実施例1 重合開始材として3.Owt%過酸化ヘンゾイル(BP
O)を?溶解させたジエチレングリコールビスアリール
カーボネート(CR−39、ポリマー屈折率1.50)
を3mmφのテフロンチューブ中で80℃46分加熱し
て予備重合し、自己保形性のあるゲルロッド(GR)を
得た。このゲルロッドをNtガスによりテフロンチュー
ブから押しだし、メタクリル酸ベンジル(BzMA、ポ
リマー屈折率1.57)液中に40℃10分間浸せきし
GR中にBzMAを拡散共重合させた。その後、80℃
16時間加熱し重合を完結させた。
こうして、屈折率が中心から周辺に向けて徐々に高くな
る合成樹脂製光発散型光伝送体を得た。
製造した合成樹脂製光発散型光伝送体は周辺まで(3)
弐に相当する屈折率分布を有しており、その屈折率差は
約0.03あった。
その屈折率分布曲線を第1図(A)に示す。
その後、光発散効率を高めるため、この光発散型光伝送
体の外周面をサンドペーパー(#240)で処理して凹
凸散乱面とした。このようにして得られた光発散素子の
反射光強度を以下のようにして測定した。
側面からの反射光強度を測定するために図2の様な装置
を用いた。偏光板2Aを通過させたHe−Neレーザー
光源1のビーム径をエキスパンダー3にて拡大し偏光板
2B及び直径2mmのピンホール4を通過後、得られた
光発散素子(直径3.8mm) 5の端面に入射させた
。素子5側面からの反射光強度は、TVカメラ6にカメ
ラコントローラ7を介して接続したインテンシテイ−デ
イスプレィ装置8を用いて測定した。その測定結果を第
3図(a)に示す。比較例として屈折率均一の素子の場
合も第3図(c)に示した。屈折率均一の素子の場合は
殆ど発散光は観察されなかったが、本実施例の素子の完
敗光強度は非常に大きいことがわかる。
実施例2 実施例1と同様に重合開始剤として3.Owt%BPO
を溶解させたCR−39を41φのテフロンチューブ中
で80℃46分加熱して予備重合し、自己保形性のある
GRを得た。このGRをBzMA40℃30分間浸せき
しGR中にBzMAを拡散共重合させた。その後、80
℃16時間加熱し重合を完結させた。
こうして、屈折率が中心から周辺に向けて徐々に高くな
る合成樹脂製光発散型光伝送体を得た。
製造した合成樹脂製光発散型光伝送体は中心から周辺ま
でほぼ直線状の屈折率分布を有しておりその屈折率差は
約0.015であった。その屈折率分布曲線を第1図(
B)に示す。
その後、実施例1と同様に光発散効率を高めるためこの
光発散型光伝送体の外周面をサンドペーパー(#240
)で処理した。
このようにして得られた光発散素子の反射光強度を実施
例1と同様にして測定した。
その測定結果を屈折率均一な素子の場合と比較して第3
図(b)に示す。本実施例の素子の発散光強度は非常に
大きいことがわかる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、屈折率均一な透明体の側周面を光散乱
面とした従来のものに比べて、光の発散効率が非常に良
好であり、したがって液中等において光を周囲均一に照
射する場合等に極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いる屈折率分布素子の例を示す屈折
率分布グラフ、第2図は本発明の素子の発散光強度を測
定する装置の一例を示す側面図、第3図は本発明品(a
、b)と従来品(C)との発散光強度の比較を示すグラ
フである。 1・・・レーザ光源、2A、2B・・・偏光板、3・・
・ビームエキスパンダー、4・・・ピンホール、5・・
・光発散素子、6・・・TVカメラ、7・・・カメラコ
ントローラ、8・・・インテンシテイ−デイスプレィ装
置。 特許出願人  日本板硝子株式会社 合成樹脂製光発散型光伝送体の屈折率分布第1図 発散光強度測定装置 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)屈折率が中心軸から周辺に向かって徐々に高くな
    る屈折率分布を有する合成樹脂光伝送体の外周表面を散
    乱面とした合成樹脂光発散素子。
  2. (2)屈折率Naの網状重合体Paを生成する1種また
    は複数種の単量体Maを不完全に重合させて自己保形成
    を有する透明ゲル状母材を形成する工程、前記透明ゲル
    状母材重合体(共重合体を含む)Pb(その屈折率をN
    bとし、Na<Nbである)を形成する1種または複数
    種の単量体Mbを拡散させつつ重合させる工程、及び重
    合を完結させる工程を含むことを特徴とする合成樹脂光
    発散素子の製造方法。
JP63154078A 1988-06-22 1988-06-22 合成樹脂光発散素子及びその製造方法 Pending JPH01319703A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63154078A JPH01319703A (ja) 1988-06-22 1988-06-22 合成樹脂光発散素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63154078A JPH01319703A (ja) 1988-06-22 1988-06-22 合成樹脂光発散素子及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01319703A true JPH01319703A (ja) 1989-12-26

Family

ID=15576412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63154078A Pending JPH01319703A (ja) 1988-06-22 1988-06-22 合成樹脂光発散素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01319703A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0496893A1 (en) * 1990-08-16 1992-08-05 Nippon Petrochemicals Co., Ltd. Method of manufacturing optical transmission medium from synthetic resin

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821205A (ja) * 1981-07-29 1983-02-08 Takashi Mori 光ラジエ−タ
JPS58159506A (ja) * 1982-03-18 1983-09-21 Nippon Sheet Glass Co Ltd 合成樹脂光伝送体を製造する方法
JPS60103314A (ja) * 1983-11-11 1985-06-07 Nippon Sheet Glass Co Ltd 合成樹脂光伝送体の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821205A (ja) * 1981-07-29 1983-02-08 Takashi Mori 光ラジエ−タ
JPS58159506A (ja) * 1982-03-18 1983-09-21 Nippon Sheet Glass Co Ltd 合成樹脂光伝送体を製造する方法
JPS60103314A (ja) * 1983-11-11 1985-06-07 Nippon Sheet Glass Co Ltd 合成樹脂光伝送体の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0496893A1 (en) * 1990-08-16 1992-08-05 Nippon Petrochemicals Co., Ltd. Method of manufacturing optical transmission medium from synthetic resin

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004326127A (ja) 薄い、変形可能なフィルム
US4822864A (en) Gas permeable contact lens and method and materials for its manufacture
JPH01319703A (ja) 合成樹脂光発散素子及びその製造方法
US5846456A (en) Method of making gradient index optical element
US4820747A (en) Gas permeable contact lens and method and materials for its manufacture
JPH05249319A (ja) 散乱・光伝送体
JPH11344605A (ja) 採光用リニアー型フレネルプリズム板
AU555933B2 (en) Soft contact lenses and manufacture thereof
JPS63218903A (ja) 合成樹脂光伝送体及びアレイの製造方法
JP3620613B2 (ja) 含水性眼用レンズ材料
JPS6232402A (ja) 合成樹脂球レンズの製造方法
JPS57182702A (en) Production for synthetic resin optical transmission material
JPH0664202B2 (ja) 合成樹脂球レンズの製造方法
JPS62108208A (ja) プラスチツク光伝送体およびその製法
US5491770A (en) Copolymers for optical fibers
JPH0364706A (ja) プラスチック光伝送体
JPS62113102A (ja) 合成樹脂球レンズの製造方法
JPH0530845B2 (ja)
JPH0486603A (ja) 屈折率分布光伝送体の製造方法
CA1260196A (en) Soft, with a low hydrophility contactoptical articles
JPH0381704A (ja) プラスチック光伝送体の製造法
JPH0652323B2 (ja) 合成樹脂球レンズの製造方法
JP2651583B2 (ja) プラスチック光伝送体およびその製造方法
JP2929678B2 (ja) 屈折率分布型光伝送体の製造法
JPH06118236A (ja) 照光プラスチック光ファイバおよびその製造法