JPH01319434A - 2,6‐ジエチルナフタレンの分離方法 - Google Patents

2,6‐ジエチルナフタレンの分離方法

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JPH01319434A
JPH01319434A JP15222188A JP15222188A JPH01319434A JP H01319434 A JPH01319434 A JP H01319434A JP 15222188 A JP15222188 A JP 15222188A JP 15222188 A JP15222188 A JP 15222188A JP H01319434 A JPH01319434 A JP H01319434A
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JP
Japan
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diethylnaphthalene
mixture
adduct
thiourea
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP15222188A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Onuma
大沼 浩
Yozo Oshima
大嶋 洋三
Takayoshi Shindou
進藤 隆世志
Zenji Hotta
善治 堀田
Katsuhiko Sakura
佐倉 克彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority to JP15222188A priority Critical patent/JPH01319434A/ja
Publication of JPH01319434A publication Critical patent/JPH01319434A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/148Purification; Separation; Use of additives by treatment giving rise to a chemical modification of at least one compound
    • C07C7/152Purification; Separation; Use of additives by treatment giving rise to a chemical modification of at least one compound by forming adducts or complexes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2.6−ジエチルナフタレンを含むジエチルナ
フタレン混合物から2.6−ジエチルナフタレンを分離
する方法に関する。
〔従来の技術〕
2.6−ジエチルナフタレンはナフタレン又はナフタレ
ン誘導体とエチレン又はポリエチルベンゼン等とからア
ルキル化反応あるいはトランスアルキル化反応等により
合成されるが、この反応では2.6−ジエチルナフタレ
ン以外にモノエチルナフタレン、2.6−ジエチルナフ
タレン以外のジエチルナフタレンおよびトリエチルナフ
タレン等のポリエチルナフタレンが生成する。このよう
なジエチルナフタレン混合物から2.6−ジエチルナフ
タレンを分離する方法として蒸留および晶析があるが、
蒸留では2.6−ジエチルナフタレンと沸点の近接した
2、7−ジエチルナフタレンを分離することは困難であ
り、晶析では歩留りが低い上、純度を十分に高めようと
すれば更に歩留りが低下する。  RECUEIL  
88 (1969)、102Bにはジ−t−ブチルナフ
タレンおよびジイソプロピルナフタレンの合成法が記載
されていると共に、各種異性体の分離法が記載されてい
る。そして、分離法としてチオ尿素を用いるアダクツ形
成分離法が示されているが定量的な記載がないなど工業
的な利用可能性を認識させるものはない、また、特開昭
63−88141号公報には2,6−ジイツプロピルナ
フタレンをチオ尿素を用いてアダクツを形成、分離する
方法が記載されているが、2,6−ジエチルナフタレン
の分離を教えるものはない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は2.7−ジエチルナフタレン等の異性体を含む
ジエチルナフタレン混合物から2,6−ジエチルナフタ
レンを高純度で、しかも高い歩留りで分離することを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は2,6−ジエチルナフタレンを含むジエチルナ
フタレン混合物から2.6−ジエチルナフタレンを分離
するに当り、8亥ジエチルナフタL・ン混合物中の2.
6−ジエチルナフタレン1モル当り3モル以上のチオ尿
素を添加して、−30〜30℃でアダクツを形成させ、
次いでアダクツを分離し、分離されたアダクツを分解す
ることにより2,6−ジエチルナフタレンを分離する方
法である。
エチルナフタレン混合物は、少なくとも、2゜7−ジエ
チルナフタレン等の異性体および2.6−ジエチルナフ
タレンを含むものであり、その他ナフタレン、モノエチ
ルナフタレンおよびトリエチルナフタレン等のポリエチ
ルナフタレンあるいはエチルテトラリンなどを含んでも
よい。好ましくは、ジエチルナフタレン混合物は、フリ
ーゾルタラフッ触媒の存在下、ナフタレン又はエチルナ
フタレンとエチレン又はポリエチルベンゼン等とのアル
キル化反応又はトランスアルキル化反応等により得られ
た反応生成物を、蒸留によりナフタレン、モノエチルナ
フタレン等の低沸点骨およびポリエチルナフタレン等の
高沸魚骨を分離したジエチルナフタレンを主成分とする
留分であり、より好ましくは、モノエチルナフタレンを
1wt%以下、モノエチルテトラリンおよびジエチルテ
トラリンをQ、5wt%以下とした留分である。このよ
うなジエチルナフタレン混合物はジエチルナフタレンが
80wt%以上であって、その内2゜6−ジエチルナフ
タレンと2,7−ジエチルナフタレンが70%以上を占
める。2.6−ジエチルナフタレンと2.7−ジエチル
ナフタレンの割合は、平衡の関係で通常l:1ないしは
それに近い割合である。
ジエチルナフタレン混合物には混合物中の2゜6−ジエ
チルナフタレンに対し、3倍モル以上好ましくは7倍モ
ル以上、より好ましくは10倍モル以上のチオ尿素を添
加する。チオ尿素の添加量が3倍モルより少ないと、ア
ダクツを形成させるための反応時間がかかるばかりでな
く2,6−ジエチルナフタレンの歩留りが低下する。
チオ尿素は溶媒に溶解して添加することもできるが、固
体若しくはスラリー状として添加することが有利である
。溶媒としてはメタノール、エタノール等のアルコール
類、アセトン等のケトン類が使用できるが、メタノール
が最も好ましい。水は飽和水溶液あるいは上記のような
溶媒中に混入した形で溶媒として使用することができる
。チオ尿素を溶媒に溶解して添加する場合、飽和2層度
ないしはその近辺の7rA度の溶液として添加すること
が好ましいが、スラリー状あるいはチオ尿素を溶媒で湿
めらせた状態で添加することがより好ましい。
2.6−ジエチルナフタレンとチオ尿素のアダクツ形成
反応は、上記のような溶媒の他にチオ尿素とアダクツ形
成せず、ジエチルナフタレン混合物を溶解する溶媒、例
えばパラフィン系炭化水素、芳香族炭化水素溶媒等を存
在させてもよい。
この反応は、完全に反応を進行させるためにはメタノー
ル溶媒を使用する場合、20℃では数時間塩−ヒ必要と
なることもあるが、実用上は反応の殆どが完了する時間
、すなわち、20℃では5分間程度以上、好ましくは1
時間以上で十分であることが多い。アダクツ形成反応は
一30〜30℃で行うが、チオウレアの熔解を高めるた
め反応初期は30℃以上、例えば30〜60℃に上昇さ
せてもよい。本発明の反応はそのある段階において一3
0〜30℃になっていればよい。
温度は低いほど歩留りは向上するが、純度が低下するの
で20〜−15℃程度が好適である。反応時間は3分間
以上、好ましくは10分間以上、より好ましくは30分
間以上である。
形成したアダクツはろ過、遠心分離等の手段により分離
する。分離したアダクツは必要によりエーテル等で洗浄
したのち、分解して2.6−ジエチルナフタレンを回収
する。アダクツの分解方法としてはベンゼン、トルエン
等のチオ尿素は溶解しないが2.6−ジエチルナフタレ
ンを溶解する溶媒と加熱条件下に接触させる方法あるい
は水等のチオ尿素を7容解するン容媒およびベンゼン、
トルエン等の水とは混じり合わず2.6−ジエチルナフ
タレンを溶解する溶媒とに接触させる方法等の公知方法
が使用できる。前者の分解方法は平衡反応であるため、
抽出した2、6−ジエチルナフタレンは速やかにチオ尿
素と分離することが好ましい。このためにはソックスレ
ーの抽出器等を使用することができる。また、後者の方
法は常温で行うこともできるが、50℃以上に加熱する
と反応が速く進行する。
分解終了後、2,6−ジエチルナフタレンを熔解してい
る溶媒を除去することにより2.6−ジエチルナフタレ
ンを回収する。このようにして得られた2、6−ジエチ
ルナフタレンは85重量%以上好ましくは95重世%以
上の純度を有することができる。なお、純度が不足する
場合は、再度又は3回以上これを原料ジエチルナフタレ
ン混合物として本発明方法を行えば99!lit%以上
の純度を容易に得ることができる。また、再結晶法等を
組合せることによっても純度を99重景%以上にするこ
とは容易である。2.6−ジエチルナフタレンを回収し
た後に残ったチオ尿素は繰り返しアダクツ形成反応に用
いることができる。
本発明の分離方法においてアダクツを形成しない成分は
、トランスアルキル化あるいは異性化工程に循環するこ
とにより、2.6−ジエチルナフタレンのトータル収率
を高めることができる。ここで、トランスアルキル化あ
るいは異性化工程は、平衡反応であるので、循環する成
分中の2.6−ジエチルナフタレン濃度が可及的に低い
ことが望ましい。したがって、このためには2,6−ジ
エチルナフタレンの回収率を80%以上好ましくは90
%以上とすることが有利となる。
〔実施例〕
エチレンとナフタレンを固体酸触媒の存在下、反応させ
て得られたアルキル化反応生成物を5〜35mmHg、
111〜118℃で革留して表の試料光1に示す組成の
ジエチルナフタレン混合物を得た。このジエチルナフタ
レン混合物について分離を行った。各実施例において、
%は重量%を表わす。
注。
DEN  ニジエチルナフタレン 実施例1〕 チオ尿素、メタノールおよび試料光1のジエチルナフタ
レン混合物を重量比で4:111の割合で使用し、50
℃で30分間均一溶解させたのち、5時間かけて10℃
となるように冷却し、更に10℃で12時間保持した。
生成したアダクツをろ過、エチルエーテル洗浄したのち
、アダクツを蒸留水で分解し、これをヘプタン抽出した
。抽出液およびろ液と洗浄液の混合液をCC分析し、収
率および純度を求めた。結果を第1表に示す、また、回
収された2、6−ジニチルナフクレンを試料光2とし、
同様な実験を行った。引き続いて、同様にして試料光3
、次いで試料光4とし、同様な実験を行った。
第1表 比較例 エタノールおよび試料−1のジエチルナフクレン混合物
を重量比で5:2の割合で使用し、−15℃で24時間
保持して結晶を析出させた。
析出した結晶を0℃で濾過し、2.6−ジエチルナフタ
レンを得た。
DEN収率8.6%、2.6−DEN純度78゜4%、
2.6−DEN回収率24.9%であった特許出願人 
新日鐵化学株式会社 代理人弁理士成瀬勝夫(外3名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2,6−ジエチルナフタレンを含むジエチルナフタレン
    混合物から2,6−ジエチルナフタレンを分離するに当
    たり、該ジエチルナフタレン混合物中の2,6−ジエチ
    ルナフタレン1モル当たり3モル以上のチオ尿素を添加
    して、−30〜30℃でアダクツを形成させ、次いでア
    ダクツを分離し、分離したアダクツを分解することを特
    徴とする2,6−ジエチルナフタレンの分離方法
JP15222188A 1988-06-22 1988-06-22 2,6‐ジエチルナフタレンの分離方法 Pending JPH01319434A (ja)

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