JPH01319396A - スピーカ用振動板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コーン形の振動板の外周に設けられたエツジ
部分の外周がフレームに固定され、内周に固定されたボ
ビンにボイスコイルが巻かれ、該ボイスコイルが磁気回
路中の磁気ギャップ内に位置して、ボイスコイルに信号
電流が流れることによって振動板が振動するスピーカに
使用するためのスピーカ用振動板の改良に関する。

〔従来の技術〕

近来、この種のスピーカ用振動板として、コーン形の振
動板を射出成形で形成し、予じめポリウレタン、布等の
材料で形成されたエツジの内周と振動板の外周を貼り合
せたものがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このようなスピーカ用振動板は、振動板の射出
成形の他に、エツジの成形、両者の貼り合せ工程が必要
となり、コストが高くなる欠点がある。

そのため、振動板とエツジを一体に射出成形で形成する
方法が考えられる。

しかし、このようにすると、振動板とエツジは同一材料
で形成することとなり、両者の所要特性の相違からエツ
ジ、の厚さは振動板の厚さの１／３〜１１５程度に薄く
しなければならない。

例えば、口径２０ｃｍのスピーカ用振動板の場合、コー
ン形の振動板部の厚さは０．３ｆｌ程度が必要となるが
、この時のエツジ部の厚さは０．１〜０．０６鶴程度と
なる。

この厚さは、射出成形の場合、均一な厚さの維持、材料
の流れ込み不良による孔開き、その他の成形不良を生じ
る確立が高°く、量産性が無いものとなってしまう。

このような課題を解消すべく、エツジ部と振動板部が一
体として射出成形されるにも拘らず、振動板部に対して
所要の厚さ、形状のエツジ部が得られるスピーカ用振動
板を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前述の目的を達成するためのスピーカ用振動
板の手段に関し、射出成形で、コーン形振動板部の外周
に、これと一体にエツジとなる部分を形成し、該エツジ
となる部分を真空成形、プレス成形等の加熱成形手段に
より、所要厚さ、所要形状のエツジとしたことを要旨と
するものである。

〔作　用〕

本発明のスピーカ用振動板は、射出成形で振動板部と一
体に形成されたエツジ部が、真空成形やプレス加工等の
加熱成形手段によって、所要の厚さに形成することがで
きるものである。

〔発明の実施例〕

次に、本発明の実施の一例を、第１図、第２図について
、以下に説明する。

第１図は射出成形されたスピーカ用振動板の素材で、コ
ーン形の振動板部１と平板状のエツジ部２とが一体成形
されている。

この図では、振動板部１とエツジ部２とは同厚で示され
ているが、エツジ部２は射出成形による量産性が損じら
れない範囲で、出来るだけ薄くすることが望ましい。

第２図は、このようなエツジ部２を、プレス加工によっ
て、所要の厚さ、形状に成形する工程を示している。

このプレス金型３は、予じめ射出成形材料が軟化する温
度にまで加熱されており、プレス金型３の間で圧縮され
る間にエツジ部２は軟化して、所要の形状、厚さとなる
もので、その成形終了後、プレス金型３間より取り出し
、冷却してエツジ部２は仕上げられる。

本発明のスピーカ用振動板は、このようにして振動板部
１とエツジ部２とは、必要な厚さ、形状に形成されるた
め、適正な音圧周波数特性が得られ、エツジ部２と振動
板部１の貼り合せの必要がないため、廉価多量に供給す
ることができる。

前記実施例においては、射出成形特に振動板部ｌをコー
ン形に、エツジ部２を平板状に成形したが、これを第３
図のように振動板部ｌとエツジ部２とを連続したコーン
形としても、前記実施例と同様なプレス工程で、エツジ
部２を第２図のような形状に仕上げることができる。

又、前記の各実施例において、プレス金型３の下型３ａ
の上に、前記射出成形材料とは異種の平板状の材料を置
き、第４図のようにプレス工程時にこの異種材料４とエ
ツジ部２とを貼り合せ、複合材料のエツジとすることも
可能である。

更に、エツジ部２の加工工程としては、前述のプレス工
程の他に、エツジ部２を加熱しておき、真空によってこ
れを型に吸着、成形する真空成形を利用することもでき
る。

〔発明の効果〕

本発明は畝上のように、射出成形で振動板部と一体に成
形したエツジ部を、プレス加工、真空成形等の熱加工手
段で成形するものである。

従って、射出成形した振動板に、別途成形したエツジを
貼り合せる工程が不要となり、コストダウンを計ること
ができる。

そして、エツジ部は所要の厚さ、形状に仕上げられるた
め、スピーカとした際に適正な背圧周波数特性を得るこ
とができる。

又、その加工に使用する金型も安価であり、異種材料を
プレス加工時に貼り合せて複合材料のエツジとすること
もできる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の維持の射出成形素材の一部の断面図、 第２図はプレス工程を示す一部の断面図、第３図は射出
成形素材の他の形状の一部の断面図、 第４図は異種材料を貼り合せたエツジ部の断面図である
。 １・・・振動板部、２・・・エツジ部、３・・・プレス
金型、４・・・異種材料。 特許出願人　　　パイオニア株式会社 第１図 第２因

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 射出成形により、コーン形振動板部の外周に、これと一
   体にエッジとなる部分を形成し、該エッジとなる部分を
   真空成形、プレス成形等の加熱成形手段により、前記振
   動板部より薄く、かつ、所要形状のエッジとしたことを
   特徴とするスピーカ用振動板。