JPH01318058A - ポリスチレン樹脂組成物 - Google Patents

ポリスチレン樹脂組成物

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JPH01318058A
JPH01318058A JP15094888A JP15094888A JPH01318058A JP H01318058 A JPH01318058 A JP H01318058A JP 15094888 A JP15094888 A JP 15094888A JP 15094888 A JP15094888 A JP 15094888A JP H01318058 A JPH01318058 A JP H01318058A
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column chromatography
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Yasushi Okamoto
康 岡本
Tetsuo Uno
宇野 哲夫
Kazuhisa Kuroda
和久 黒田
Shuji Yoshimi
吉見 周二
Takayuki Nishimoto
西本 教幸
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NIPPON PORISUCHIREN KOGYO KK
Sumitomo Chemical Co Ltd
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NIPPON PORISUCHIREN KOGYO KK
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、延伸フィルム特に二軸延伸フィルムの原料と
して利用されるポリスチレン樹脂組゛成物に関し、さら
に詳しくは、これを加熱、溶融、押出しし、特定の割合
に延伸してフィルムを製造する場合、製膜性良好なポリ
スチレン樹脂組成物を提供するものである。
〈従来の技術〉 ポリスチレンフィルムは、光沢、透明性に優れ吸湿性が
小さく、酸素透過度や水蒸気透過度が大きいため(こ菓
子類、青果物等の包装に広く利用されている。
ポリスチレンフィルムは、特開昭49−108177号
や特開昭58−129038号などに記載されているよ
うに、ポリスチレン樹脂組成物に一定量のスチレノーブ
タジエノブロック共重合体をブレンドし、特開昭50−
13471号や特開昭59−49938号など(こ記載
されろ特定の構造要件を満す装置ヲ使って、インフレー
シ嘗ン法等により二軸延伸されて製造される。
この時、原料として使用されるポリスチレン樹脂組成物
のグレード選択が適切でないと、押出機のダイスやマン
ドレル(こヤニ状の溶融物が付着堆積し、製膜したフィ
ルム表面に穴が開いたり(以下バ/りと称する)、白濁
物が付着するなどの製膜不良現象が頻発する。
従来から、二軸延伸フィルム(こ利用できるポリスチレ
ン樹脂組成物のグレード設計には経験則に負うところが
多く、試行錯誤の繰返しで。
その改良に多大な日時を背していた。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、前記製膜不良原因を解決し。
延伸フィルム加工性に優れたポリスチレン樹脂〈課題を
解決するための手段〉 本発明者らは、上記製膜不良原因を解決するために、鋭
易研究検討した結果、ポリスチレン樹脂組成物中の特定
成分(特定の分析方法番こより抽出分離した抽出物等)
の量を特定の濃度に調節することにより、製膜不良問題
の解決をはかることができることが判明し本発明をこ到
達した。
すなわち本発明は、延伸フィルム特(ユニ軸延伸フィル
ムの原料として利用されるポリスチレン樹脂組成物にお
いて。
(a)  カラムクロマトグラフィー分析法により抽出
分離されたn−へキサン抽出物量とベンゼン抽出物量の
合計重量が、該樹脂組成物重量の2.2重量%以下であ
り、かつ (b)  該カラムクロマトグラフィー分析法により抽
出分離された酢酸エチル抽出物をガスクロマトグラフィ
ー(GC)分析法〔こより定量分析して得られる高級脂
肪酸量が該樹脂組成物重量の01重量%以下 であることを特徴とするポリスチレン樹脂組成物および
該樹脂組成物を主成分とするスチレン系樹脂組成物をこ
関するものである。
発明の目的を達成するためには、上記のごと< (a)
 n−へキサン抽出物とベンゼン抽出物の合計重量及び
(b)酢酸エチル抽出物からガスクロマトグラフィー分
析法により定量分析された高級脂肪酸量をそれぞれ特定
することが必要であり。
これらの要件のうち、どの1つが欠けても本発明の目的
は達成できない。
以下、さらに詳しく説明する。
本発明のポリスチレン樹脂組成物は、スチレン単量体を
例えば塊状重合法、懸濁重合法などにより重合したもの
で、その重量平均分子量は。
iso、ooo以上である。
製造されたポリスチレン樹脂組成物単独または該樹脂組
成物60〜95重量%とスチレン60〜90重量%、ブ
タジエン40〜IO重量%のスチレン−ブタノエンブロ
ック共重合体を40〜5重量%とからなるスチレン系樹
脂組成物を加熱、溶融、押出し加工を行ない延伸フィル
ムを製造することかできる。その場合、該ポリスチレン
樹脂組成物の特性として、カラムクロマトグラフィー分
析法により抽出分離されたn−へ午サン抽出物量とベン
ゼン抽出物量の合計重量が該樹脂組成物重量の2.2重
量%以下、好ましくは20重量%以下、さら(こ好まし
くは1.8重量%以下であり、かつ、該カラムクロマト
グラフィー分析法をこより抽出分離された酢酸エチル抽
出物をガスクロマトグラフィー分析法により定量分析し
て得られる高級脂肪酸量が、該樹脂組成物重量の0.1
重量%以下、好ましくは0.08重量%以下でなければ
ならない。
該樹脂組成物中カラムクロマトグラフィー分析法により
抽出分離されたn−へキサン抽出物量とベンゼン抽出物
量の合計重量が該樹脂組成物重量の2.2重量%を越え
るか、または/および酢酸エチル抽出物よりガスクロマ
トグラフィー分析法により定量分析して得られる高級脂
肪酸量が該樹脂組成物重量の0.1重量%を越えると、
延伸フィルム加工をこおいて、製膜時にバンりが発生し
たり、フィルム(こヤニ状の白濁物が付着し、良質の延
伸フィルムが製造できない。
この原因は明らかではないが、n−へ午サン抽出物及び
ベンゼン抽出物の赤外吸収スペクトルからn−へキサン
抽出物はオイル状炭化水素またベンゼン抽出物は、スチ
レンオリゴマーが主成分であると考えられ、これらのオ
イル状物質および/または高級脂肪酸が製膜時(こ樹脂
表面ζこ移行析出し、ダイスもしくはマンドレルに付着
することが、製膜不良原因と推定される。
本発明のポリスチレン樹脂組成物は、ゴム成分を含まな
い一般にGPPSと呼ばれる樹脂組成物であり9本発明
の要件を満足する範囲内で必要に応じ、スチレンオリゴ
マー含量の調整、オイル状炭化水素の添加、滑剤例えば
、高級脂肪酸や高級脂肪酸エステル等の添加、その他酸
化防止剤等の添加を行なうことができる。
また本発明において、前記ポリスチレン樹脂組成物を主
成分として1例えば、特開昭59−49938号公報な
どに記載されている耐衝撃性ボリスチレ/(HIPS 
)を併用して、スチレン系樹脂組成物とすることもでき
る。
本発明(こおいて、実施したカラムクロマトグラフィー
分析法及びガスクロマトグラフィー分析法を以下に詳細
に示す。
すなわち、内径10〜20■、カラム長さ300鵡のガ
ラス製カラムクロマトグラフ管(以下刃ラムと称す)t
こ、充填剤として105℃以上の温度で2時間以上乾燥
させたシリカゲル(ワコーゲルQ−23,100〜20
0メッンー、和光純薬工業■製)をn−ヘキサンととも
に充填する。
ポリスチレン樹脂組成物10 grを、:/″クロルメ
タン60−完全溶解させた後1 n−ヘキサン300 
mtを添加し、ポリマー成分を沈澱させる。
上澄液をロータリーエバポレーターに移し、さらに沈澱
物とビーカーを100−のn−ヘキサノで数回【こ分け
て洗い、その洗浄液もロータ’J −エバポレーターに
加える。5〜10rntになるまで濃縮し、その濃縮物
をカラムの容量に見合った量のn−へ午サン(こ溶かす
。濃縮物のn−ヘキサン溶液を該カラムに注ぎ、コック
を加減して流出速度をQ、 5 me / min程度
に調節する。
該溶液がンリカゲル上部に詰めたグラスウールまで下っ
た時、該カラムの容量に相当するベンゼンを注ぎ、n−
へキサ/とベンゼンの境界面が、シリカゲル下部に達す
るまで、下から流出する液をビーカー昏こ受ける。該抽
出液を濃縮乾固し1重量を測定したものが、カラムクロ
マトグラフィー分析法番こより抽出分離されたn−へキ
サン抽出物量である。
次に該カラムの容量に相当する酢酸エチルを注ぎ、ベン
ゼンと酢酸エチルの境界面が該カラムに充填されたシリ
カゲル下部番こ達するまで。
下から流出する液をビーカーに受ける。これを濃縮乾固
し1重量を測定したものが、カラムクロマトグラフィー
分析法により抽出分離されたベンゼン抽出物量である。
さらに、該カラムの容量をこ相当するメタノールを注ぎ
、酢酸エチルとメタノールの境界面が該カラムに充填さ
れたシリカゲル下部に達するまで、下から流出する液を
ビーカ一番こ受ける。
これを濃縮乾固したものが、カラムクロマトグラフィー
分析法により抽出分離された酢酸エチル抽出物である。
次に、酢酸エチル抽出物にTHF (テトラヒドロフラ
ン)を50−加え、溶解させた後、この溶液に含まれる
高級脂肪酸を下記GC条件で分析し、絶対検量線法で定
量する。
GC測定条件 ■ 装  置 高滓GC−9A ■ カ ラ ム 固定相液体:ポリエステルFF 15
%担   体 :イ・オソープ NS。
60〜80メツシー サ イ ズ :3■φX1m(ガラス製)■ キャリブ
ー 流 ° 量 : N2 (60rnt/m1n)■
 測定温度 力 ラ ム :265℃(一定)InL 
 :aoo℃ Det、  :300℃ ■ サンプル量 注 入 量  5μtなお、カラムク
ロマトグラフィーの抽出速度は、  0.5WIt/m
in程度とし、溶媒はいずれも特級試薬を用いる。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明の詳細な説明するが1本発明
は、これらの実施例に限定されるものではない。
二軸延伸フィルムは、第1表に示すポリスチレン樹脂組
成物とスチレン−ブタジエンブロック共重合体(新日鉄
化学■製に−RESIN@)を所定の割合にブレンドし
、スチレン系樹脂組成物を得、60鰭押出機により溶融
し、140〜175℃G二制御された1801φ口径の
ダイスより管状に押出し、ダイス出口付近に設けられた
直径280額φの内部に冷却パイプを内蔵したマンドレ
ルに導びく。該樹脂組成物は、マンドレル表面を滑べり
ながら上昇し、吹込まれた空気によって延伸し、直径7
00■φ、厚み約20μのフィルムを形成する。
押出機内の樹脂温度は、160〜200℃、またフィル
ムの引取り速度は、20〜40m/minである。
以下の実施例及び比較例に示す二軸延伸フィルムは、す
べて上記の条件で製造した。
加工性、及び物性測定結果は第1表をこ示す通りである
〈発明の効果〉 本発明のポリスチレン樹脂組成物及び該樹脂組成物を主
成分とするスチレン系樹脂組成物は。
延伸フィルム特に二軸延伸フィルム製造時に製膜トラブ
ルが発生し難いため、長時間の連続操業が可能であり、
更には、原料に対する製品の歩留りが高く、フィルム製
造業者に与える経済的価値はきわめて大であると云える

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリスチレン樹脂組成物において、 (a)カラムクロマトグラフィー分析法により抽出分離
    されたn−ヘキサン抽出物量とベンゼン抽出物量の合計
    重量が該樹脂組成物重量の2.2重量%以下であり、か
    つ (b)該カラムクロマトグラフィー分析法により抽出分
    離された酢酸エチル抽出物をガスクロマトグラフィー(
    GC)分析法により定量分析して得られる高級脂肪酸量
    が該樹脂組成物重量の0.1重量%以下 であることを特徴とするポリスチレン樹脂組成物。
  2. (2)請求項1記載のポリスチレン樹脂組成物を主成分
    とすることを特徴とするスチレン系樹脂組成物。
  3. (3)請求項1記載のポリスチレン樹脂組成物60〜9
    5重量%とスチレン60〜90重量%、ブタジエン40
    〜10重量%のスチレン−ブタジエンブロック共重合体
    40〜5重量%とからなることを特徴とするスチレン系
    樹脂組成物。
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JPH10323894A (ja) * 1997-05-28 1998-12-08 Sumitomo Chem Co Ltd ポリスチレン系樹脂のインフレーション加工方法及びインフレーションフィルム

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