JPH0131791Y2 - - Google Patents

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JPH0131791Y2
JPH0131791Y2 JP13100984U JP13100984U JPH0131791Y2 JP H0131791 Y2 JPH0131791 Y2 JP H0131791Y2 JP 13100984 U JP13100984 U JP 13100984U JP 13100984 U JP13100984 U JP 13100984U JP H0131791 Y2 JPH0131791 Y2 JP H0131791Y2
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brake
pin
brake lever
shoe
lever
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は機械式ブレーキに係り、特にブレーキ
レバーに入力されたブレーキ操作力を、連結リン
クを介してブレーキシユーへ伝達する形式の機械
式ブレーキに関するものである。
従来技術 機械ブレーキの一種に、略一平面内に設けられ
た一対のブレーキシユーと、そのブレーキシユー
の一方のものの端部に回動可能に設けられたブレ
ーキレバーと、他方のブレーキシユーの端部と該
ブレーキレバーとの間にそれぞれ回動可能に連結
された連結リンクとを備え、該ブレーキレバーの
回動に伴つて前記ブレーキシユーの端部相互間を
離隔あるいは接近させることにより該ブレーキシ
ユーを回転体に押圧する形式のものがある。
ところで、この種の機械式ブレーキでは、従
来、例えば第6図に示されているように、ブレー
キレバー10と一方のブレーキシユー12との間
の回動可能な連結が、ブレーキレバー10に突設
されたピン14がブレーキシユー12に設けられ
た取付穴16に嵌め入れられて回動可能に取り付
けられることにより行われており、また他方のブ
レーキシユー18と連結リンク20との間の回動
可能な連結、およびブレーキレバー10と連結リ
ンク20との間の回動可能な連結が、それぞれ連
結リンク20に突設されたピン22がブレーキシ
ユー18に形成された取付穴24に嵌め入れられ
て回動可能に取り付けられることにより、および
ブレーキレバー10に前記ピン14と反対側に突
設されたピン26が連結リンク20に形成された
取付穴28に嵌め入れられて回動可能に取り付け
られることにより行われており、ブレーキレバー
10に入力されたブレーキ操作力がそれら各ピン
を介して相手部材に伝達されるようになつてい
た。第7図に示されているように、ブレーキレバ
ー10の先端部に矢印A方向にブレーキ操作力が
作用させられると、そのブレーキ操作力が各ピン
を介して同図に矢印B,CおよびDで示されるよ
うに各相手部材に作用させられ、これによつてブ
レーキシユー12および18が互いに離間する方
向へ移動させられて、回転体30に押し付けられ
るようになつていたのである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の機械式ブレー
キでは、上記ブレーキ操作力を相手部材に伝達す
る各ピン、特にブレーキレバー10から連結リン
ク20にブレーキ操作力を伝達するピン26にお
いて、その材質の割に寿命が短いという問題があ
つた。本考案者らの検討によれば、これは、前述
のように、ブレーキレバー10と一方のブレーキ
シユー12との間の連結、および連結リンク20
と他方のブレーキシユー18との間の連結が、そ
れぞれブレーキレバー10および連結リンク20
に突設されたピン14および22によつて行われ
ているとともに、ブレーキレバー10と連結リン
ク20との間の連結が、それらピン14および2
2とは反対側に向かつてブレーキレバー10に突
設されたピン26によつて行われているところか
ら、第8図に示されているように、各ピンが相手
部材からブレーキ操作力の作用に基づく反作用を
受ける点が、それらピンの軸方向において距離
(以下、オフセツト距離と称する)lを隔てて位
置し、そのためにこのオフセツト距離lに基づい
て各ピンにこじり方向のモーメントが働くためで
あると考えられる。すなわち、各ピンに働くこじ
り方向のモーメントが各ピンを取付穴に対して傾
斜させ、取付穴に対する当接面積を狭くして、そ
の当接部分の面圧を著しく高めることから、回動
に伴つて各ピンが比較的速く摩耗するためである
と考えられるのである。
問題点を解決するための手段 本考案は、このような着想に基づいて為された
ものであつて、その要旨とするところは、前述の
ような形式の機械式ブレーキにおいて、各ブレー
キシユーのそれぞれの端部にピンを一方向に突設
し、且つ該ピンを前記ブレーキレバーおよび連結
リンクに設けられた取付穴内に嵌め入れることに
より、該ブレーキレバーおよび連結リンクの一端
を該ブレーキシユーのそれぞれの端部に回動可能
に取り付けたことにある。
作 用 このようにすれば、ブレーキレバーと一方のブ
レーキシユーとを連結するピンの相手部材からの
力の作用点はブレーキレバーの厚み方向の略中間
点となり、また連結リンクともう一方のブレーキ
シユーとを連結するピンの相手部材からの力の作
用点は連結リンクの厚み方向の略中間点となる。
したがつて、それらの作用点とブレーキレバーか
ら連結リンクへのブレーキ操作力の作用点との間
の厚み方向の距離であるオフセツト距離lは短く
なる。
考案の効果 つまり、各ピンに対して作用するこじり方向の
モーメントが小さくなるのであり、したがつて各
ピンの取付穴に対する傾斜角度が緩くなり、それ
らの当接面積が増えてその面圧が低下し、各ピン
の摩耗速度が低下して、各ピンの耐久性が向上す
るのである。また、本考案の機械式ブレーキにお
いては、ブレーキレバー先端部におけるブレーキ
操作力入力時のストロークが短くなる利点もあ
る。これは、各ピンに対するこじり方向のモーメ
ントが小さくなつたことから、各ピンのたわみ量
が減少するためと考えられる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図において、40はパツキングプレートで
あつて、その中心を挟んで対向する位置にアンカ
ピン42とアジヤスタ44とが設けられている。
そして、これらアンカピン42とアジヤスタ44
とを挟んでそれぞれ端部が対向する状態で、ブレ
ーキシユーである半月状の一対のセカンダリシユ
ー46とプライマリシユー48とが配設されてい
る。これらシユー46および48は、それぞれそ
のシユーウエブ50および52が略同一平面状に
位置する状態で設けられており、常には図示しな
いリターンスプリングによつて互いに接近する方
向に付勢され、シユーウエブ50および52の両
端部がアンカピン42とアジヤスタ44とに当接
させられた状態において、それらの外周部のシユ
ーリム54および56に貼付された摩擦材として
のライニング58および60が、回転体であるブ
レーキドラム62との間に僅かな隙間を形成する
ようにされている。なお、この隙間は前記アジヤ
スタ44のカム63の回動によつて調節され得る
ようになつている。
また、第1図において、64は連結リンクとし
てのストラツトであつて、中間部において段差状
に曲げられた長手平板状を成しており、その一端
部においてシユーウエブ52のアンカピン42側
の端部に重ね合わされ、その重ね合わせ部におい
てシユーウエブ52に回動可能に連結されてい
る。
さらに、第1図おいて、66はブレーキレバー
であつて、略長手平板状を成しており、基端側の
端部においてシユーウエブ50のアンカピン42
側の端部に一部を重ね合わされた状態で設けられ
ている。そして、その重ね合わせ部においてシユ
ーウエブ50に回動可能に連結されている。な
お、このブレーキレバー66が重ね合わされたシ
ユーウエブ50の面は、前記ストラツト64が重
ね合わされたシユーウエブ52の面と同じ側の面
とされている。
また、ブレーキレバー66は、その基端側の端
部の上記シユーウエブ50が重ね合わされた側と
は反対側の面において、前記ストラツト64のシ
ユーウエブ52に連結された側とは反対側の端部
に重ね合わされ、この重ね合わせ部のシユーウエ
ブ50の内周側に外れた位置においてストラツト
64に回動可能に連結されている。そして、ブレ
ーキレバー66の先端部に、図示しないブレーキ
ケーブルの引張力に基づいて同図に矢印Aで示さ
れるようにブレーキ操作力が入力されると、その
ブレーキ操作力を上記各回動連結部およびストラ
ツト64を介してシユー46および48に伝達
し、シユー46および48の各アンカピン42側
の端部をリターンスプリングの付勢力に抗して互
いに離間させて、外周部のライニング58および
60をブレーキドラム62に押圧させるようにな
つており、これによつてブレーキドラム62の回
転を抑制するようになつている。
そして、このようなブレーキにおいて、前記シ
ユーウエブ50とブレーキレバー66との回動可
能な連結、シユーウエブ52とストラツト64と
の回動可能な連結、およびブレーキレバー66と
ストラツト64との回動可能な連結が、第2図に
示されているように、それぞれシユーウエブ5
0,52およびブレーキレバー66に固設された
第一ピン68、第二ピン70および第三ピン72
によつて行われるようになつている。
すなわち、第2図に示されているように、ブレ
ーキレバー66には第一ピン68が嵌め入れられ
る第一取付穴74が形成され、ブレーキレバー6
6とシユーウエブ50とは、第一ピン68がこの
取付穴74内に嵌入され、図示しない止め輪によ
つて回動可能に取り付けられることにより、回動
可能に連結されているのであり、またストラツト
64とシユーウエブ52とは、ストラツト64に
形成された第二取付穴76内に第二ピン70が嵌
め入れられ、それが止め輪によつて回動可能に取
り付けられることにより、互いに回動可能に連結
されているのである。さらに、ブレーキレバー6
6に突設された第三ピン72は、ストラツト64
に形成された第三取付穴78内に嵌め入れられ、
図示しない止め輪によつて回動可能に取り付けら
れており、これによつてブレーキレバー66とス
トラツト64とが回動可能に連結されているので
ある。
このような機械式ブレーキによれば、前述のよ
うにブレーキレバー66の先端部に入力されたブ
レーキ操作力は、ブレーキレバー66から第一ピ
ン68を介してセカンダリシユー46に伝達され
る一方、ブレーキレバー66から第三ピン72を
介してストラツト64に伝達され、さらに第二ピ
ン70を介してプライマリシユー48に伝達され
る。したがつて、第一、第二および第三の各ピン
68,70および72には、第3図に示されるよ
うに、それぞれブレーキレバー66の厚み方向の
中間点、ストラツト64のプライマリシユー48
側の端部の厚み方向の中間点、およびストラツト
64のブレーキレバー66側の端部の厚み方向の
中間点において、ブレーキ操作力に基づく力が相
手部材(取付穴)から矢印で示される方向に作用
することとなるが、同図から明らかなように、こ
れらのピンが相手部材から力を受ける位置の軸方
向の距離のずれ、すなわちオフセツト距離l0は、
従来のそれ(第3図中のl)に比べほぼ半分にな
るので、それらピンに作用するこじり方向のモー
メントも半減する。つまり、各ピンの各取付穴に
対する傾斜の程度が緩和されて、それらの間の当
接面積が増加し、それら当接部分のブレーキ操作
力に基づく面圧が低減されて、各ピンの摩耗速度
が著しく低下させられるのであり、これによつて
各ピンの摩耗が抑制されて、各ピン、特にブレー
キレバー66とストラツト64とを連結する第三
ピン72の耐久性が著しく向上することとなつた
のである。
また、本実施例では、ブレーキ操作力の入力時
におけるブレーキレバー66の先端部のストロー
クS(第1図)を、それと同一仕様の従来の機械
式ブレーキのストロークに比べて約3mm短くする
ことができた。
以上、本考案の一実施例を説明したが、これは
文字通り例示であつて、本考案はかかる具体例に
限定して解釈されるべきものではない。
例えば、前記実施例では、ブレーキレバー66
とストラツト64との回動可能な連結が、従来と
同様に、ブレーキレバー66に突設された第三ピ
ン72がストラツト64に形成された第三取付穴
78内に嵌め入れられ、回動可能に取り付けられ
ることにより行われていたが、第4図に示すよう
に、ストラツト64側に第三ピン72を固設し、
これをブレーキレバー66側に形成した第三取付
穴78に回動可能に取り付けるようにしてもよ
い。なお、このようにすれば、第5図に示されて
いるように、相手部材から各ピンに働く力が略同
一平面上で作用させられるため、オフセツト距離
がほぼ零となり、各ピンに働くこじり方向のモー
メントが殆どなくなつて、各ピンの耐久性が一層
向上する。また、各ピンに対するこじり方向のモ
ーメントが小さくなることから、ブレーキレバー
66のストロークが一層短くなる。
また、前述の実施例においては、ブレーキレバ
ー66の操作によりセカンダリシユー46および
プライマリシユー48が拡開される形式のブレー
キについて説明されていたが、逆に一対のブレー
キシユーがブレーキ操作に従つて縮径される形式
の機械式ブレーキにも、本考案は適用され得る。
その他、一々列挙はしないが、本考案がその趣
旨を逸脱しない範囲内において種々なる変形、改
良等を施した態様で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である機械式ブレー
キを説明するための正面説明図であり、第2図は
第1図におけるブレーキシユー、ブレーキレバ
ー、ストラツト間の連結状態を説明するための分
解図であり、第3図は第2図の各ピンに作用する
こじり方向の力を説明するための説明図である。
第4図は本考案の他の実施例の第2図に相当する
図であり、第5図は第4図の実施例の第3図に相
当する図である。第6図は従来の機械式ブレーキ
の第2図に相当する図であり、第7図はその機械
式ブレーキの要部を示す第1図に相当する図であ
り、第8図は同じくその機械式ブレーキの第3図
に相当する図である。 46……セカンダリシユー(ブレーキシユー)、
48……(プライマリシユー、62……ブレーキ
ドラム(回転体)、64……ストラツト(連結リ
ンク)、66……ブレーキレバー、68,70,
72……ピン、74,76,78……取付穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略一平面内に設けられた一対のブレーキシユー
    と、該ブレーキシユーの一方のものの端部に回動
    可能に設けられたブレーキレバーと、他方のブレ
    ーキシユーの端部と該ブレーキレバーとの間にそ
    れぞれ回動可能に連結された連結リンクとを備
    え、該ブレーキレバーの回動に伴つて前記ブレー
    キシユーの端部相互間を離隔或いは接近させるこ
    とにより該ブレーキシユーを回転体に押圧する形
    式の機械式ブレーキにおいて、 前記ブレーキシユーのそれぞれの端部にピンを
    一方向に突設し、且つ該ピンを前記ブレーキレバ
    ーおよび連結リンクに設けられた取付穴内に嵌め
    入れることにより、該ブレーキレバーおよび連結
    リンクの一端を該ブレーキシユーのそれぞれの端
    部に回動可能に取り付けたことを特徴とする機械
    式ブレーキ。
JP13100984U 1984-08-28 1984-08-28 機械式ブレ−キ Granted JPS6145637U (ja)

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JP13100984U JPS6145637U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 機械式ブレ−キ

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JP13100984U JPS6145637U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 機械式ブレ−キ

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JPS6145637U JPS6145637U (ja) 1986-03-26
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JPS6145637U (ja) 1986-03-26

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