JPH01317227A - 磁気ディスクの製造方法 - Google Patents

磁気ディスクの製造方法

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JPH01317227A
JPH01317227A JP14940488A JP14940488A JPH01317227A JP H01317227 A JPH01317227 A JP H01317227A JP 14940488 A JP14940488 A JP 14940488A JP 14940488 A JP14940488 A JP 14940488A JP H01317227 A JPH01317227 A JP H01317227A
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JP
Japan
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film
magnetic disk
carbon film
hard carbon
magnetic
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Application number
JP14940488A
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English (en)
Inventor
Satsuki Murata
さつき 村田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、磁気ディスク装置に搭載される磁気ディス
クに関するものである。
[従来の技術] =】ンビュータの外部記憶装置の一つである固定磁気デ
ィスク装置は主に磁気ディスクと磁気ヘッドスライダで
構成されているが、第3図にその概念図を示す。これは
、例えば文献(柳沢雅広「め−)き形磁気ディスク媒体
のトライポロジ」ト1本応用磁気学会誌、VOL、11
 、NOl 、 1987) ニRL < 示されてい
る。図において、(23)は基板に形成された磁気記録
媒体層に情報が記録される磁気ディスク、(24)は磁
気ディスク(23)に情報を書き込んだり読み出したり
する磁気・\ラドスライダ、(25)は磁気へラドスラ
イダ(24)を磁気ディスク(23)に押し付けるサス
ペンション、(26)は磁気ディスク (23)を図中
矢印方向に回転させるスピンドルである。
このように構成された磁気ディスク装置において、磁気
ディスク(23)に情報を書き込んだり読み出したりす
る場合は、磁気ディスク(23)を矢印方向に高速回転
(例えば3600rpm )させる。この回転により生
じる空気流で5磁気へラドスライダ(24)は空気軸受
の原理で、磁気ディスク(23)表面よりサブミクロン
の隙間を保って浮上する。すなわち、サスペンション(
25)の押付力と空気流の押−F力が釣り合って、磁気
へラドスライダ(24)は安定浮上する。
一方、磁気ディスク装置を使用しないときは5、スピン
ドル(26)の回転は停止し、磁気へッドスライダ(2
4)はサスペンション(25)により押し付けられて磁
気ディスク(24(H−に接触した状態となる。
第4図、第5図は第3図における磁気/\ラッドライダ
付近の拡大図であり、第4図は磁気ディスク装置の稼動
時(Ia気ディスクは回転している)、第5図は磁気デ
ィスク装置の停止時(磁気ディスクは静市している)を
それぞれ示す。
磁気ディスク装置は以−トのような機構を有するため、
磁気ディスクの始動時には磁気へットスライダは磁気デ
ィスク表面をこすりながら浮上する。同様に停止時には
こずりながら着陸する。この動作をコンタクト・スター
ト・ストップ(CS S)という。
[発明が解決しようとする課題] 従来の磁気デーfスクは以りのように構成されているの
で、C8S動作のため磁気ディスクはしだいに摩耗して
・くる。従来この摩耗が磁気ディスクにおける最大の問
題であった。例えば、摩耗によって記録情報が消失した
り、摩耗粉のかみ込みによりヘッドクラッシュが起きた
りする。また、摩耗によりディスク表面が平滑になり、
ヘット吸着を起こしたりIJ−る。この対策のため、従
来の磁気ディスク表面層には保護膜が適用されてきた。
SiO2やカーボン膜などが一般的であるが、最近、ビ
ッカース硬度Hvが1500以上の硬質炭素膜が注目さ
れてきた。硬質炭素膜とは、例えば炭素を主成分とし膜
中に水素を例えば2〜7XIO22原子個/ c cを
含むようなダイヤモンド状のカーボン膜(同一出願人に
よる特開昭Bl)36318号明細書に詳しく記載)で
、ビッカース硬度HVが1500以tで自己潤滑性を持
ち、はっ水性も大きいため、保護膜として良好な特徴を
備えている。形成方法としては、例えば特開昭60−1
27299号公報に示された方法がある。
ところが硬質炭素膜をCV D法やP V 1.)法で
成膜した場合、その膜の最表面に、脆く軟らかいカーボ
ン膜が極薄く形成されることが多い。
第6図に従来の技術における磁気ディスクの構成を示す
。図において、(1)は硬質炭素膜、(2)は磁気記録
媒体膜、(3)はN i −P等のド地硬化膜、(4)
はAl−1/Ig合金等の基材である。硬質炭素膜(1
)の最表面に脆く軟らかいカーボン層(27)が形成さ
れている。このカーボン層(27)は脆く軟らかいため
CSSにより筒中に剥離し、摩耗粉の原因となり、磁気
ヘッドスライダの正常な浮動を阻害することが多かった
。また、時にはヘットクラッシュの原因となることがあ
った。
このカーボン層(27)が形成される原因は次に通りで
ある。硬質炭素膜(1)は原料ガスとしてハイドロカー
ボン(CI[4やC2H4,)と水素(H2)を用いて
、CV D法やPVD法で形成する。パイトロカーボン
は硬質炭素膜の直接の原料となるガスである。これが基
板上で反応し、(イ)水素リッチな高分子状カーボン層
、あるいは(ロ)結晶結合力の弱いグラファイト状のカ
ーボン層を形成する。これらの層を水素イオンで叩くこ
とにより(イ)水素リッチな高分子状カーボン層より水
素を取り除く、あるいは(ロ)結晶結合力の弱いグラフ
ァイト状のカーボン層を崩し、アモルファス状カーボン
層を形成する。以上のように、不完全な膜の成長と水素
イオンによる叩き込みのバランスをとることにより、硬
質炭素膜が形成される。硬質炭素膜が所定の膜厚となる
と、ガスを止めて成膜を停+hするが、この際、チャン
バー内に残留した原料ガスにより表面に数分子のカーボ
ン膜がどうしても形成されてしまう。ところが、この膜
は、膜成長と水素イオンの叩き込みのバランスをとって
形成したものではないため、水素リッチな高分子状カー
ボン膜か、結晶結合力の弱いグラファイト状カーボン膜
の層となってしまう。これがさきに示した脆く軟らかい
カーボン層である。
このように、CV D法や)) V D法を用いて硬質
炭素膜を成膜する際に、このカーボン層(27)はどう
してもできてしまう。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、硬質炭素膜の最表面に機械的な特性に劣る脆
く軟らかいカーボン層が形成されるのを防止し、C8S
特性の良好な磁気ディスクを得ることを目的としている
[課題を解決するための手段コ この発明に係る磁気ディスクの製造方法は、磁気記録媒
体膜を保護する硬質炭素膜を、イオン化蒸着法によって
成膜するものである。
[作ITl] この発明におけるイオン化蒸着法によって形成した硬質
炭素膜は、最表面に脆く軟らかいカーボン層を形成しな
いために、硬質炭素膜の特徴である硬く自己潤滑性を有
し、ばつ水性が大きいという保護膜の長所を十分利用で
きるため、磁気へットスライダと磁気ディスクの何れの
摩耗も押えられ、C8Sによる耐久性が向」ニし、ヘッ
トクラッシュの危険性もなくなる。
[実施例] 以ド、この発明の一実施例を図について説明する。第2
図に、この発明の一実施例で用いられるイオン化蒸着装
置の構成を示−ケ。図において、(5)は真空槽、(6
)は排気系、(7)はバルブ、(8)はガスボンへ、(
9)はバルブ、(lO)はノズル、(11)はタングス
テンワイヤ、(12)はフィラメント、(13)、(1
4)は加速電極、(15)はシールド、(16)は基板
、(17)は交流電源、(18)は第一の直流電源、(
19)は第二の直流電源、(20)は噴射ガス、(21
)はプラズマ放電領域、(22)はシャッタである。噴
射ガス(20)は硬質炭素膜の原料ガスであるハイドロ
カーボン(CI 、やC2HI、)と水素(N2)であ
る。また、水素は用いない場合もある。
排気系(6)によって高真空に保たれている真空1! 
(5)内の内部槽中にガスボンへ(8)から噴射ガス(
20)となるハロゲンカーボンなどを噴射ノズル(lO
)より導入し、フィラメント(12)よりタングステン
ワイヤ(11)に電圧を印加することによって電子ビー
ムなを放出させて安定的なグロー放電を維持し、加速型
ti’M(131、(14)により有効にイオンを引き
出し、加速されて基板(16)上に硬質炭素膜を形成す
る。
CVD法やPVD法を用いて硬質炭素膜を形成j−る場
合には、所定膜厚となりガスを市めて成膜を停止するた
め、真空槽内の残留ガスにより、どうしても最表面に機
械的な特性に劣る異質のカーボン膜が形成されたが、イ
オン化蒸着法では、例えば、プラズマ放電領域(21)
を遮るシャッタ(22)を動作させることにより、成膜
は瞬時に停止ヒされ、膜質の異なったカーボン層が形成
されることはない。イオン化蒸着法では、成膜を瞬時に
停止させることは上記シャッタ以外の方法によっても容
易に可能であり、異質なカーボン層を最表面に持たない
硬質炭素膜が形成できる。
第1図にこの発明の一実施例により得られた磁気ディス
クの一例を示す。図において、(1)はイオン化蒸着法
によって形成された硬質炭素膜、(2)は例えばγ−F
 e 20 y、スパッタ膜からなる磁−(記録媒体膜
、(3)は例えばN1−P合金より成る下地硬化膜、(
4)は例えばΔ1− M g合金より成る基材である。
なお、上記実施例の硬質炭素膜(1)はラマン分光分析
によりダイヤモンド状炭素膜であることが確認された。
また、磁気ディスクと磁気へットスシーイダを用いてC
8S特性を検査した結果、摩耗はほとんど確認されず、
良好な特性を得た。
なお、」1記実施例ではクラスタ・イオン・ビーへ法に
ついて説明したが、これに限るものではなく、例えば、
刊行物(ダイヤモンド合成技術とその応用例、第10[
相]、「イオン化蒸着によるダイヤモンド薄膜生成」、
応用技術出版)に示されているようなものであっpもよ
い。
また、上記実施例では基材(4)としてAI −Mg合
金を用いた場合を示したが、Al−Ti、Δl−Mo、
Al−8iなどであってもヨ・<、サラにガラスやセラ
ミックなどであってもよい。
同様に下池硬化膜(3)についても−1−記実施例のN
1−P以外にN1−Cu−Pやアルマイトなどであって
もよく、またド地硬化膜(3)は無くてもよい。
また、上記実施例では磁気記録媒体膜(2)としてγ−
■・e20.から成るスパッタ膜を用いた場合を示した
が、これに限るものではなく、例えばG o −N i
 、 G o −F e 、 co −M g、 CO
−Cr、Co−Ni−Crなど他の磁性材料であっても
よい。
さらに、硬質炭素膜(1)」−に潤滑層を設けた場台に
もこの発明の効果は失われない。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、磁気記録媒体膜を保
護する硬質炭素膜をイオン化蒸着法によって成膜するの
で、成膜を瞬時に停止でき、硬質炭素膜の最表面に脆く
軟らかいカーボン膜が形成されるのを防止し、(二S 
S特性が良好な磁気ディスクを得ることができる効果が
ある1、
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例により得られた磁気デ、イ
スクを示す断面図、第2図はこの発明の一実施例による
磁気ディスクの製造方法に用いられるイオン化蒸着装置
を示す構成図、第3図は一般的な磁気ディスク装置を示
す概念図、第4図、第5図はそれぞれ第:3図の装置の
稼動状態および静1ヒ状態における磁気へットスライダ
の位置を拡大してを示す概念図、第6図は従来の方法に
より得られた磁気ディスクを示す断面図である。 図において、(1)は硬質炭素膜、(2)は磁気記録媒
体膜、(3)は下地硬化膜、(4)は基材、(23)は
磁気ディスク、(24)は磁気ヘッドスライダ、(27
)は軟らかいカーボン膜である。 なお、各図中同一符号は同一°または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  基板上に形成された磁気記録媒体膜とこの磁気記録媒
    体膜を保護する硬質炭素膜とを有する磁気ディスクの製
    造方法において、上記硬質炭素膜はイオン化蒸着法によ
    って成膜することを特徴とする磁気ディスクの製造方法
JP14940488A 1988-06-17 1988-06-17 磁気ディスクの製造方法 Pending JPH01317227A (ja)

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