JPH01316602A - 電子顕微鏡組込型走査トンネル顕微鏡 - Google Patents

電子顕微鏡組込型走査トンネル顕微鏡

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JPH01316602A
JPH01316602A JP63151018A JP15101888A JPH01316602A JP H01316602 A JPH01316602 A JP H01316602A JP 63151018 A JP63151018 A JP 63151018A JP 15101888 A JP15101888 A JP 15101888A JP H01316602 A JPH01316602 A JP H01316602A
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JP
Japan
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sample
probe
microscope
electron microscope
electron
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Application number
JP63151018A
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English (en)
Inventor
Hisayuki Tsuno
津野 久幸
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧電素子の印加電圧を制御することによって
試料面に探針を近づけて走査しトンネル電流を検出する
走査トンネル顕微鏡に関する。
〔従来の技術〕
探針先端の原子と試料の原子の電子雲とが重なり合うl
nm程度まで探針を試料に近づけ、この状態で探針と試
料との間に電圧をかけるとトンネル電流が流れる。この
トンネル電流は、電圧が数mV〜数■のとき、1〜10
mA程度になり、試料と探針との間の距離により変化す
る。そこで、トンネル電流の大きさを測定することによ
り試料と探針との間の距離を超精密測定することができ
、探針位置が既知であれば試料の表面形状を求めること
ができる。
走査トンネル顕微鏡(STM)は、トンネル電流が一定
になるように探針位置を制御し、探針位置軌跡により試
料の表面形状を観察するものであり、表面原子配列を解
析する上で注目されている装置である。トンネル電流に
より試料の表面形状(凹凸像)を観察する場合には、ま
ず、粗動により探針を0.1μm程度まで試料に近づけ
、そして微動により0.1μmからさらにlnmまで探
針を試料に近づけ、nmオーダーでの制御が行われる。
このように走査トンネル顕微鏡は、オングストロームオ
ーダーの表面原子配列を解析するものであり、微小領域
の観察になるため、試料の視野探しが難しいという問題
がある。また、表面の原子が動き安定していなかったり
、表面原子の拡散現象により、試料表面の原子像が得ら
れても、不安定であったり再現性がなかったりするのが
常である。そこで、このような問題を補完するため、例
えば電子顕微鏡に走査トンネル顕微鏡を組み込み使用し
て同視野観察を行う方法が採用される。
その例を示したのが第3図であり、トンネル電流を検出
しながら圧電素子を駆動し、試料の表面の凹凸像を得る
全体のシステム概略構成を示したのが第4図である。
第3図は走査トンネル顕微鏡を組み込んだ電子顕微鏡の
構成概要を示す図、第4図は走査トンネル顕微鏡の概略
構成を示す図である。図中、21は37Mユニット、2
2は試料、23は探針、24はヘッド、26.2日と2
9は圧電素子、25と27は絶縁板、31はポールピー
ス、32は試料ホルダー、33は駆動機構、34は光軸
、35はスクリーン、36は電子ビーム、41は電極、
42はXY走査回路、43はサーボ回路、44はトンネ
ル電流増幅器、45はバイアス電源、46はメモリ、4
7はMPLI、48は表示装置を示す。
第3図において、電子顕微鏡用の試料ホルダー32は、
37Mユニット21を組み込んでポールピース31の間
に配設されたものであり、光軸34付近に探針23と試
料22も同時に取り付けられ、その断面図を示したのが
同図[有])であり、試料ホルダー32を上から見た図
を示したのが同図(C)である。このような構成では、
同図い)に示すように電子顕微鏡により試料22の表面
に成る角度でスポット状に電子線36を照射し、そこで
反射像をスクリーン35に投影させることによって試料
面を観察することができ、さらに探針23を走査するこ
とによって表面細部を超精密に観察することができる。
第4図において、37Mユニット21は、ヘッド24に
探針23が装着され、ヘッド24が絶縁板25.27及
び圧電素子26.28.29により支持されている。圧
電素子26.28.29は、X軸、Y軸、Z軸からなる
3次元アクチュエータを構成し、圧電素子26がZ軸、
圧電素子28がX軸、圧電素子29がY軸を駆動するも
のである。
3次元アクチュエータを構成する圧電素子26.28.
29のそれぞれ両側に配置された電極41には、駆動電
圧が印加され、この電極間の電圧がMPU47、メモリ
46を通して制御される。すなわち、3次元アクチュエ
ータの制御では、XY走査回路42によりX軸、Y軸方
向圧電素子2日、29に対する印加電圧を掃引すること
により探針23をX軸、Y軸方向に移動させて走査し、
この走査をしながらトンネル電流が一定になるようにサ
ーボ回路43を通してZ軸方向圧電素子26に対する電
圧を制御する。そこで、この制御電圧値をMPU47に
読み込み表示装置48に表示することによって、試料2
2の表面形状(凹凸像)を観察することができる。
このように走査トンネル顕微鏡を電子顕微鏡に組み込む
メリットとしては、上記探針のアプローチを電子顕微鏡
の観察下で行えると同時に、反射電子線回折(REM)
法との併用が可能となり、REM像による観察下で同一
場所のSTM像を観察することが可能となることである
[発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記のような走査トンネル顕微鏡を電子顕微鏡
に組み込んだ装置では、走査トンネル顕微鏡の探針が試
料ホルダーと一体になっているため、走査トンネル顕微
鏡の探針と試料とを相対的に動かすことができない。ま
た、一体となっているために試料と探針を交換する場合
にも、作業がしにくかったり、通常の透過電子顕微鏡と
しての使用が制限されたり、試料ホルダーの振動の影響
を受けたりするという種々の問題が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、試料ホ
ルダーの振動の影響や電子顕微鏡としての使用への制限
がない電子顕微鏡組込型走査トンネル顕微鏡を提供する
ことを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明は、圧電素子の印加電圧を制御するこ
とによって試料面に探針を近づけて走査しトンネル電流
を検出する走査トンネル顕微鏡において、探針を試料ホ
ルダーとは独立に直接電子顕微鏡試料ステージに取り付
け、また、探針側に微動機構と粗動機構とを設け、微動
機構にピエゾ素子を用いたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明の電子顕微鏡組込型走査トンネル顕微鏡では、探
針を試料ホルダーとは独立に直接電子顕微鏡ステージに
取り付けるので、試料と探針とを独立に動かして相対的
に位置を選択することができる。また、探針側に微動機
構と粗動機構とを設け、微動機構にピエゾ素子を用いる
ことにより、探針の電子ビームに対する位置合わせも容
易に行うことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係る電子顕微鏡組込型走査トンネル顕
微鏡の1実施例構成を示す図である。図中、lはTEM
試料ステージ、2は試料、3は試料ホルダー、4は探針
(チップ)、5は積層ピエゾ(微動機構)、6は粗動機
構、7はゴニオメータ−を示す。
第1図において、STM探針4は、試料ホルダー3とは
独立にTEM試料試料ステージ数り付けられ、積層ピエ
ゾ(微動機構)5と粗動機構6によりX、Y、Zの各方
向に移動させることができるようになっている。積層ピ
エゾ(微動機構)5は、ズリの動きを利用することによ
ってオングストロームオーダーの動きを制御するもので
あり、粗動機構6は、アパーチャ粗動機構と同様なX。
Y、Z移動機構を用い、電子ビームに対する位置合わせ
をするものである。
例えば半導体検出器(EDS)の横方向取り出し口の部
分をSTM探針4の挿入口として使用すると取り付けが
筒便である。この取り付は位置によれば、試料ホルダー
3に対して90°方向がSTMの信号取り出し口となる
上記構成により37M観察を行う場合には、試料を傾斜
させ、粗動機構6により電子ビームに対する位置合わせ
を行うと共に、探針4と試料2との間の粗動はゴニオメ
ータ−7で行う。従って、例えばTEM像では、探針4
と試料2の位置を観察して視野探しを行い、みたい領域
を確認して37M観察を行うことができる。
第2圓はTEM試料ステージ部の横からの外観を示す図
であり、8はレンズコア、9はコイル、10は光軸、1
1は2次電子検出器を示す。コイル9の励磁によってレ
ンズコア8の中央部にレンズのポールピースが取り付け
られ、その間に試料、探針がセフ)される。2次電子検
出器11は、試料に電子線を照射したときに試料から放
射される2次電子を検出するものであり、これを使用す
ることによって試料のSEI像(2次電子像)が得られ
る。
上記のように2次電子検出器11も使用することにより
TEM像(透過像)、REM像(反射電子回折像)だけ
でなくSEI像のいずれかと対応付けたSTM像の視野
探しを行うことができる。
また、試料と探針とを独立に試料ステージに取り付ける
ことにより、それぞれの交換をスムーズに行うことがで
き、2次電子検出器や半導体X線検出器等のアタッチメ
ントも無理なく取り付けることができる。通常の72M
使用に際してもTEMやS”FMとしての機能も)員な
うことがない。
走査トンネル顕微鏡は、先に説明したように表面の原子
配列構造を観るため、表面が綺麗でなければならない。
従って、真空度が低いと残留ガスが表面に付着し安定し
たSTM像が得られなくなる。そこで、STM像の観察
では、超高真空(UHV)仕様や試料を加熱して表面を
清浄化する試料プロバレージョン機構の仕様等をグレー
ドアップする必要が生しることもある。このような場合
には本発明によれば問題なく対応できる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば試料の観たいとこ
ろにSTM探針を移動させるのみならず、ゴニオメータ
−のXY試料移動により試料の方を動かすようにしても
よい。
〔発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、従来
より非常に困難とされていた粗動をTEM像やSEI像
を見ながら行うことができ、TEM像やSEI像のモニ
ターにより同視野観察が可能になり、試料の見たい位置
に37M探針を移動させることができる。従って、ST
M像の観たい位置を自由に選ぶことができる。また、試
料ホルダーと別に独立して37M探針をTEM試料ステ
ージに取り付けるので、通常のTEM使用に何ら制限を
加えることなくSTM機能への拡張が可能になり、37
M探針の交換もスムーズに行うことができる。さらには
、37M探針をTEM試料ステージに直接取り付けるの
で、振動問題も解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子顕微鏡組込型走査トンネル顕
微鏡の1実施例構成を示す図、第2図はTEM試料ステ
ージ部の横からの外観を示す図、第3図は走査トンネル
顕微鏡を組み込んだ電子顕微鏡の構成概要を示す図、第
4図は走査トンネル顕微鏡の概略構成を示す図である。 1・・・TEM試料ステージ、2・・・試料、3・・・
試料ホルダー、4・・・探針(チップ)、5・・・積層
ピエゾ(微動機構)、6・・・粗動機構、7・・・ゴニ
オメータO 出 願 人  日本電子株式会社 代理人 弁理士 阿 部 龍 吉(外4名)第1図 第3図 (a)          (b) 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧電素子の印加電圧を制御することによって試料
    面に探針を近づけて走査しトンネル電流を検出する走査
    トンネル顕微鏡において、探針を試料ホルダーとは独立
    に直接電子顕微鏡試料ステージに取り付けたことを特徴
    とする電子顕微鏡組込型走査トンネル顕微鏡。
  2. (2)探針側に微動機構と粗動機構とを設け、微動機構
    にピエゾ素子を用いたことを特徴とする請求項1記載の
    電子顕微鏡組込型走査トンネル顕微鏡。
JP63151018A 1988-06-16 1988-06-16 電子顕微鏡組込型走査トンネル顕微鏡 Pending JPH01316602A (ja)

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JP63151018A JPH01316602A (ja) 1988-06-16 1988-06-16 電子顕微鏡組込型走査トンネル顕微鏡

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JP63151018A Pending JPH01316602A (ja) 1988-06-16 1988-06-16 電子顕微鏡組込型走査トンネル顕微鏡

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005520281A (ja) * 2001-07-13 2005-07-07 ナノファクトリー インストルメンツ アーベー 顕微鏡のひずみの影響を低減するためのデバイス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005520281A (ja) * 2001-07-13 2005-07-07 ナノファクトリー インストルメンツ アーベー 顕微鏡のひずみの影響を低減するためのデバイス

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