JPH01315438A - 容器クロージヤー及びそれに使用するための材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、びん入りのビールの如く包装された物質の寿
命を改善するのに使用することができる材料に関する。

一般にしばしば酸素の透過性が低いバリヤ層？含む積層
されたポリマーシート材料内に食品及び他の物質を包装
することは普通に実施されている。

シート材料は薄くすることができ、その場合には、それ
を包装されるべき物質の回りに巻き付、あるいは、蓋又
は他の別個のタロージャーを備えている容器体を形成す
る程に十分厚くすることができる。故に、ポリマーシー
ト材料は容器の露出した表面積の大部分又は全部をｔｌ
ｌＩ成する。

シート材料中に酸素除去剤を含ませることは知られてい
る。酸素除去剤は、パッケージの中にトラップされてい
る酸素又は積層体を通過する酸素と反応する。これは、
例えば米国特許第４，５３６．４０９号及び第４．７０
２．９６６号及びこれらの特許に検討されている先行技
術に記載されている。例えば、米国特許第４．５３６．
４０９号には、このようなシート材料から形成されそし
て金属の蓋を備えた円筒状容器が記載されている。

容器がガラス体又は金属体から形成されておりそして金
属クロージヤーを備えている場合には、上記ガラス体又
は金属体及びクロージヤーを酸素が透過することは、そ
れらが形成されている材料の不透過性のために不可能で
ある。しかしながら、この種の慣用の容器がビールのよ
うな材料の貯蔵に使用される場合に、貯蔵される物質の
寿命は非常に限定されることは長い間認められてきた。

ビ−ルの品質は、１月又はその程度貯蔵すると劣化する
傾向がある。寿命を延長する唯一の有効な方法は、クロ
ージヤーと容器体の間にコルク及びアルミニウム箔のガ
スケットを設けることであったが、しかしこれは完全に
非経済的である。従って、現在では、特番こビンに入っ
ているビールの寿命はむしろ限定されることは認められ
ている。

従来は、クロージヤーは金属であったが、現在ではポリ
マー材料のクロージヤーを形成する傾向がある。

ジャー又はビンの本体が完全に不透過性であり、例えば
ガラス製であり、そしてポリマーキャップが、場合によ
りキャップとジャー又はびんとの間のガスケットによっ
て、ジャー又はびんとの空気漏れのない嵌合を形成する
場合ですら、ビールのような充てん物の幾分の劣化は起
こりうろことは認められている。従って、ビール及び他
のびんにポリマーキャップを使用する場合には、一般に
寿命を制限することが必要であることは十分に承認され
ている。

容器本体、容器クロージヤー及び容器本体とクロージヤ
ーとの間のガスケットの形成のために慣用の材料を使用
しながら寿命を改善することは望ましいであろう。

本発明に従えば、容器は、酸素除去剤を含有するポリマ
ーマトリックスから形成された予備成形された固体要素
を含んで成る容器本体及びクロージヤーより成る。

好ましい固体要素は、前厄て製造された形態及び形状で
クロージヤー又は容器に施されそして溶融又は流動など
によって後に変えられないという意味で予備成形される
。これは、同じ日付で出願された本出願人の同時係属英
国特許出願第８８０３０６２号に記載の発明と対照的で
ある。この出願においては、容器クロージヤーに流動性
又は溶融した組成物が施されて、例えばそのクロージヤ
ー上に固体ガスケットを形成する。

クロージヤーは、閉鎖された容器の露出した表面の少な
い部分のみを占めるのが普通であり、しばしば容器の露
出した表面積の２５％以下を占める。故に、固体要素の
面積は容器の露出した区域に対して非常に小さくするこ
とができる。にもかかわらず、本発明は非常に改善され
た貯蔵安定性を与えることができる。

好ましい要素は、クロージヤー全体を構成するか又はエ
ンクロージャの一部のみを構成する。それがタロージャ
ー全体である場合には、クロージヤーは普通はキャップ
であり、そしてキャップは酸素除去剤を含有するポリマ
ーマトリックスから形成される。キャップは一体的シー
ルと共に成形することができるか、又は挿入されたディ
スクガスケットもしくは溶融した又は流動性の組成物か
らキャップ上にライニングされているガスケットと共に
使用することを意図することができる。

要素がクロージヤーの一部のみを形成するならば、それ
はクロージヤーの一部を規定するパネルの形態にあるこ
とができる。例えば、クロージヤーは主として金属から
成るが、容器を開口するために引き裂くことができるか
又は破断させることができるポリマー材料の取り外し可
能なパネルであることができる。

本発明の他のクロージヤー要素◆ま、充てんされた容器
のネックと金属であることができるクロージヤーの残部
との間に取り付けられているライナ又は他の予備成形さ
れたディスクである。

容器体は好ましくは金属又はガラス製であることができ
るが、ポリマー材料であることができる。

本発明の好ましい１つの観点においては、容器体はガラ
ス又はポリマー材料（特にビールを充てんされたジャー
又はびんである）であり、そして好ましい固体要素はジ
ャー又はびんのためのプラスチックキャップである。

キャップは金属であることができるか又はポリマーであ
ることができる。故に、それは例えば、熱可塑性ポリマ
ー、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレ
ンコポリマー、ポリスチレン、ポリアセチル、ポリエチ
レンテレフタレート又はそれらの２種又はそれより多く
のブレンドとして、含有することができる適当な熱可塑
性組成物の射出成形又は圧縮成形により形成することが
できる。キャップを製造する組成物には、このような組
成物のための他の慣用の成分を含有させることができ、
これらの成分には一般に少量の酸化防止剤、スリップ助
剤及び充てん剤が包含される。

キャップの酸素透過性はしばしば少なくとも２ｃｃＳＴ
Ｐ／ｃｍ／ｃｍ”／秒／ｃｍＨｇｘｌＱ＋＠であり、し
ばしば２−５ＳＴＰ／ｃｍ／ｃｍ”／秒／ｃｍＨｇｘｌ
Ｏ１＠である。

本発明の最も簡単な態様においては、このようなポリマ
ー材料から形成されそして酸素除去剤を含有するキャッ
プは、ガラス又はポリエチレンテレフタレート又は上記
の他のポリマーのいずれかのようなポリマー材料のジャ
ー又はびん上のクロージヤーである。その物体がポリマ
ー材料から形成される場合には、その物体の酸素透過性
は、実質的にＯであることができるか又はより高くても
よく、例えば、少なくとも０．０７、典型的には０．０
７−２ｃｃＳＴＰ／ｃｍ／ｃｍ”／秒／ＣｍＨｇＸ１Ｏ
”であるこ七ができる。

ポリマーキャップは、ジャー及び容器を閉鎖するのに適
した王冠キャップ、ツイストオンキャップ（ｔｗｉｓｔ
−ｏｎ　ｃａｐ）又はネジキャップ又は他の形態のポリ
マーキャップであることができる。

酸素除去剤を含有するポリマーマトリックスのキャップ
を形成する代わりに又は形成することに加えて、キャッ
プ又は他のクロージヤーは、酸素除去剤を含有するマト
リックスの内側ライナ又は他の予備成形されたディスク
又はリングを備えていてもよい。例えば、キャップは、
酸素除去剤を含有するポリマーマトリックスの予備成形
された内部ディスクを備えることができ又はこのような
マトリックスのポリマーフィルムをジャーの開口頂部を
横切ってシールさせることができる。ディスク又はリン
グは、その最終形態で導入され、キャップにゆるく保持
させることができ、そしてキャップの内面の適当な成形
によってキャップ内にトラップすることができる。

この予備成形されたディスク又はリングは、成る場合に
は、クロージヤーと容器体との間の満足なガスケットと
して作用することができる。例えば、それはブチルゴム
又はベビー食品ジャーのガスケットとして使用される種
類の他のポリマーリングであることができる。。

ディスク又はリングがガスケットではない場合には、ポ
リマー材料のガスケットは、クロージヤーと容器体との
間に設けることができる。このガスケットは、慣用の材
料又は同時係属英国特許出願第８８０３０６２号に記載
の材料であることができ、ガスケットは、ポリマーマト
リックス材料及び酸素除去剤を含んで成る流動性又は溶
融可能な組成物からクロージヤー上に形成されていても
よい。

他の種類のクロージヤーにおいては、容器本体は、通常
はかんでありそしてクロージヤーの一部は取り外し可能
なパネルである。例えば、かん端面の主パネルは金属で
あることができ、一方主パネル内のより小さい区域及び
主パネルの規定部分（ｄｅｆｉｎｉｎｇ　ｐａｒｔ）は
引いたり押したりすることにより取り外すことができそ
してポリマーマトリックス材料であることができる。例
えば、主金属パネル内に固定されたポリマー引張タブ部
品を設けることができる。例えば、取り外し可能なポリ
マーパネルの金属表面への結合を促進するために、金属
表面上に施されたポリマー材料の内側層を設けることが
できる。この内側層は、（同時係属英国特許出願第８８
０３０６２号に記載の如き）金属上に流動性又は溶融し
た組成物を付着させることにより形成することができる
。好ましくは、本発明においては、取り外し可能なポリ
マーパネルは、酸素除去剤を含有するポリマーマトリッ
クスから形成される。ポリマー材料の取り外し可能なパ
ネルを持ちそして本発明を適用することができるクロー
ジヤーの例は、英国特許第２．１８０，３２１号−１第
２，１５８．３８３号及びヨーロッパ特許第１５３０６
８号及び第２１５６７１号に記載されている。

本発明に使用するための取り外し可能なパネル、予備成
形されたディスク又は他の要素は、キャップの製造に使
用するための上記の熱可塑性組成物を成形することによ
り形成することができる。

本発明の本質的特徴は、キャップ及び／又は他の予備成
形されたクロージヤー要素を形成する組成物は、酸素除
去剤、即ち、ガス状酸素と反応することができる還元剤
を含有するということである。組成物は、酸素とポリマ
ーとの反応により引き起こされる遊離基による劣化に対
してポリマー組成物を安定化させるために公知の方式で
少量の酸化防止剤も含有することができる。しかしなが
ら、本発明の酸素除去剤はガス状酸素と反応する。

酸素除去剤は、好ましくは、水分の存在を必要とするイ
オン性反応においてガス状酸素と反応する還元剤である
。

米国特許第４．５３６，４０９号のような文献は、酸素
除去剤として亜硫酸カリウムを推奨しているけれども、
アスコルベートもしくはインアスコルベート又はそれら
のお互いの混合物又は亜硫酸塩、しばしば亜硫酸ナトリ
ウムとの混合物を使用することが特に望ましい。一般に
、亜硫酸塩、アスコルベート及びインアスコルベートの
アルカリ金属（通常カリウム又はナトリウム）塩が好ま
しい。

タンニンのような有機還元剤も使用することができる。

本発明の好ましい観点は、クロージヤーがシールされた
容器上にあるまで、Ｍ素除去剤はクロージヤー要素中で
実質的に不活性であるべきであるということである。一
般に、ポリマーマトリックスは普通の大気圧条件下に水
分から酸素除去剤を実質的に保護する。

故に、シールされた容器内に普通存在する高い湿度にマ
トリックスをさらすことは、満足な程度の除去及び改良
された寿命を得るのに十分な前記要素への水分の透過を
もたらすことができる。しかしながら、除去反応は要素
を加熱して水分の増加した透過を引き起こすことにより
促進させることができる。かくして、好ましくは、除去
剤は水分の存在下に加熱することにより除去反応が開始
されるまで、ポリマーマトリックス中に実質的に不活性
である物質である。

好ましくは、除去反応は、本発明のクロージヤー要素を
使用して容器を水性光てん物で充てんしそしてそれをシ
ールした後容器を低温殺菌する（典型的には５０−１０
０°Ｃで）か又は無菌化する（典型的には１００−１５
０℃で）ことにより開始される。この促進は、この組成
物が、加熱時に、水分がポリマーマトリックス中に透過
しそしてマトリックス内にトラップされることを可能と
し、それにより酸素との反応を可能とするのに十分な水
と酸素除去剤を接触させる結果でると思われる。

この酸素は、容器が充てんされたときに容器内にトラッ
プされている酸素から又は周囲の大気からマトリックス
を通して透過することができる。

既に容器内にある酸素に対する酸素除去剤の効果を最大
とするために、酸素除去剤が非常に低い透過性の層の内
部にあることが望ましい。例えば、除去剤層の外側にバ
リヤー層を持った積層されたポリマーキャップの内側層
にあることができるか、又はそれは挿入ディスクである
ことができる。

マトリックスの水の透過性を増加させる物質例えばドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウムのような表面活性剤
及びＯ，１重量％乃至１．０重量％のような表面活性剤
の適当な量をその組成物内に含ませることが望ましいこ
とがある。

除去剤がキャップ又はインサート内にある場合には、除
去剤の量は普通はキャップの重量を基準として少なくと
も１％、一般的には少なくとも３％、好ましくは少なく
とも４％である。その量が１５％以上であることは必ず
しも必要ではなく、しばしば６％又は８％が好都合な最
大値である。

別の言い方をすれば、除去剤の量は典型的には、キャッ
プにつき０．１−３ｇ、Ｌばしば０．２−２ｇの範囲で
ある。この量の一部はガスケット又は他の内側クロージ
ヤー要素中にあってもよい。

除去剤がガスケット又は他の要素内にのみある場合には
、その量はその要素のポリマーマトリックス材料を基準
として少なくとも０６５％、一般に少なくとも１．５％
、好ましくは少なくとも３％であることができる。一般
的にはそれが１０％以上であることは必要ではなく、し
ばしば５％が好都ａな最大値である。

酸素除去剤がアスコルベート、インアスコルベ−ト及び
タンニン又はこれらのものの２種もしくはそれより多く
の混合物又はこれらの１種もしくはそれより多くと亜硫
酸塩との混合物から選ばれるのが特に好ましい。文献（
米国特許第４．５３６．４０９号の如き）に推奨されて
いる如く、このような除去剤の使用、好ましくは亜硫酸
塩単独の使用は可変の処理条件の下でのより信頼性のあ
る除去の如さ有利な除去を与え、そして金属又はプラス
チック材料のクロージヤーに適用可能である。

以下に本発明の詳細な説明する。

実施例１ キャップ形成性組成物を、７％アスコルビン酸ナトリウ
ムがブレンドされているポリプロピレンから形成する。

びんキャップは慣用の方法でこの組成物から射出成形さ
れる。ビールを充てんし、その後低温殺菌されるびんを
シールするためにキャップを使用する場合には、ビール
はより長い貯蔵寿命を有する。

本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。

■、充てんされた容器体を閉鎖するための容器クロージ
ヤーを含んで成る製品であって、該クロージヤーは、ポ
リマーマトリックスの予備成形された要素を含んで成り
、該マトリックスは酸素除去剤を含有することを特徴と
する製品。

２、予備成形された要素が、クロージヤー全体、該クロ
ージヤーの一部を規定する取り外し可能な区域及びクロ
ージヤーの残部と容器体中の充てん物との間に嵌合され
うる予備成形されたディスクから選ばれる上記ｌに記載
の製品。

３、容器クロージヤーは充てんされた容器体に嵌合せし
められる上記ｌまたは２に記載の製品。

４、容器体が金属又はガラスである上記３に記載の製品
。

５、クロージヤーが金属でありそして前記要素がクロー
ジヤーに挿入するための予備成形されたディスク又はリ
ングであるか又はクロージヤーにおける取り外し可能な
パネルである上記４に記載の製品。

６、容器体がポリマー材料である上記３に記載の製品。

７、クロージヤーが酸素除去剤を含有するポリマーマト
リックスから形成されたポリマーキャップである上記ｌ
乃至６のいずれかに記載の製品。

８、キャップは、ポリエチレンテレフタレート及びポリ
プロピレンから選ばれたポリマー材料から成形される上
記８に記載の製品。

９、酸素除去剤が、水の存在下にイオン性反応によりガ
ス状酸素と反応し且つ水の不存在下に実質的に不活性な
還元剤である上記ｌ乃至８のいずれかに記載の製品。

１０、ポリマーマトリックスの予備成形された要素は非
水性でありそして要素中の酸素除去剤は普通の大気条件
下に酸素に対して実質的に不活性であり、除去剤は水分
の存在下に前記要素を熱にさらすと酸素除去性となるこ
とができる上記９に記載の製品。

１１、酸素除去剤の量がポリマーマトリックス材料の重
量を基準としてｌ乃至１０重量％である上記ｌ乃至ｌＯ
のいずれかに記載の製品。

１２、酸素除去剤が亜硫酸塩、アスコルベート、インア
スコルベート及びタンニンから選ばれる上記１乃至１１
のいずれかに記載の製品。

１３、酸素除去剤がアルカリ金属アスコルベート又はイ
ンアスコルベート及びアルカリ金属亜硫酸塩とアルカリ
金属アスコルベート及び／又はインアスコルベートとの
混合物から選ばれる上記ｌ乃至１２のいずれかに記載の
製品。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、充てんされた容器体を閉鎖するための容器クロージ
   ャーを含んで成る製品であって、該クロージャーはポリ
   マーマトリックスの予備成形された要素を含んで成り、
   該マトリックスは酸素除去剤を含有することを特徴とす
   る製品。