JPH01315383A - 使用済注射器類処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は使用済注射器類処理装置に関するものである。

「従来の技術」 従来使用済注射器類は破砕及び細断して廃棄することに
より、使用済注射器類からの二次的血液感染症を予防す
る試みがなされている。しかしこのようなメカ的処理装
置では血液を封じ込め又は抹殺することができないため
取扱段階において依然二次的感染の不安は残るものであ
る。

「発明が解決しようとする問題点」 本発明は使用済注射器類は勿論、残留血液を安全状態に
処理し、かつ投棄し易い状態に変形し、しかも処理作業
中の発生臭気を抑制し、かつ作業時間の短縮を計るを目
的とするものである。

ｒ問題点を解決するための手段」 本発明は上記の目的を達成するため 機台上に開閉蓋付加熱炉を設け、該開閉蓋の内側に耐熱
容器支持台を設け、該加熱炉の側面及び底面に電熱ヒー
ターを配線し、上面に遠赤外線ヒーターを配置し、かつ
炉内発生ガス消臭装置を設けてなり、上記加熱炉の内面
にグラスファイバー製耐火ボードを張設し、かつ上記耐
熱容器の上面開口部を耐熱ガラス蓋で密封してなる使用
済注射器類処理装置を特定発明とし 下面を開口した上記加熱炉が機成を介して設けられ、該
下面開口部が昇降形の開閉蓋で開閉され、上記内側が上
面であって該上面が耐熱容器の支持台及び上記加熱炉の
底面を形成し５機成の正面に耐熱容器の出入用溝が設け
られてなる上記発明記載の使用済注射器類処理装置 機成の背面に換気用送風機を設け、側面に換気孔を穿設
してなる前記発明記載の使用済注射器類処理装置によっ
て構成される。

「作用」 従って開閉蓋２の内側に設けた支持台５上に使用済合成
樹脂製注射器及び注射針を多数収容した耐熱容器４を載
置する。そして上記開閉蓋２によって上記下面開口部を
閉じると耐熱容器４は加熱炉３内に密封される。この状
態において該炉３の側面及び底面の電熱ヒーター６及び
上面の遠赤外線ヒーター７に電流を導通させると上記容
器４内の合成樹脂は該容器４の内面からの伝熱によって
周囲から溶融すると同時に上記遠赤外線ヒーター７によ
る遠赤外線が耐熱ガラス蓋１０を透過して上記合成樹脂
を内部から加熱溶融する。そして溶融に際して合成樹脂
から発生するＣ０１Ｃｏ２及びＨＣｌ等のガスは上記ガ
ラス蓋１０によって容器４内に封入されて容器４の外に
排出されない、排出されたとしても極微量であり、微量
排出ガスは上記消臭装置８によって消臭されて機外に排
出される。

支持台５は開閉Ｍ２の上面によって形成され、該蓋２を
機内１１内に下降し上記出入用溝１２を開いて上記支持
台５上に上記注射器及び注射針を収容した耐熱容器４を
載置する。モして該蓋２を上昇させ該蓋２が上記下面開
口部を閉じると耐熱容器４は第１図実線で示すように加
熱炉３内に密封される。その状態では上記開閉蓋２の上
面が上記炉３の底面を形成することになる。

耐熱容器４内の上記注射器が溶融した後開閉蓋２を第１
図実線位置から機内１１内に（仮想線位置に）下降させ
換気用送風機１３を動作させると機成１１の外側から換
気孔１４を経て機内１１内に外気が進入し耐熱容器４を
冷却して上記送風機１３から機成ｔｉ外に排出される。

上記加熱炉３内では内部温度の上昇に伴って内面のグラ
スファイバー製耐火ボード９の温度も上昇するがグラス
ファイバーは気孔性に富みグラスファイバーの伝熱速度
と相俟って炉３内温度の上昇によって耐火ボード９の温
度が迅速に上昇するから炉内温度は急速に合成樹脂溶融
温度に上昇する。

「実施例」 機台ｌ上に開閉蓋２付加熱炉３が設けられ、該開閉蓋２
の内側に耐熱容器４の支持台５をＬ字形に設ける（第６
図参照）、この支持台５の上面は上記Ｍ２の閉鎖時に加
熱炉３の底面を形成し、該底面及び側面に電熱ヒーター
６を配線し、上面に遠赤外線ヒーター７を配置し、かつ
炉３内発生ガス消臭装置８を設ける。この消臭装置８は
第５図に示すように水槽１５に水１６を収容し配管１７
及びポンプ１８によって水１６をエゼクタ−１９を介し
てスプレィ及び循環せしめ、エゼクタ−１９に炉内発生
ガス誘導管２０を接続して該エゼクタ−１９によって該
発生ガスを水１６と共にスプレィして水１６に吸収させ
て消臭する。又第１図に示すように炉内発生ガス誘導管
２０を高温電熱筒２１内を通過させることによって上記
消臭装置８を形成し臭気分を焼却して無臭ガス化するも
のである。上記加熱炉３の内面にはグラスファイバー製
耐火ボード９が張設され、かつ上記耐熱容器４の上面開
口部を耐熱ガラス蓋１０で開閉自在に密封するものであ
る。

第１図では下面を開口した加熱炉３を機成１１を介して
設け、該下面開口部の開閉Ｍ２を直立螺杆２２の上端に
設け、該螺杵２２を駆動雌螺子２３に螺合させて昇降自
在となすものである。この開閉蓋２の内側は該蓋２の上
面であって閉鎖時には加熱炉３の底面を形成することに
なるし、該上面が上記耐熱容器４の支持台５を形成する
。そして機内１１の正面に耐熱容器４の出入用溝１２を
設ける。

又第１図及び第２図に示すように機内１１の背面には換
気用送風機１３を設け、側面に換気孔１４を複数穿設す
るものである。

尚図中２４で示すものは加熱炉３内の温度センサー、２
５は＃熱ガラスＭＩＯの密封用案内ガイド、２６は駆動
雌螺子２３の原動機、２７は溶融硬化合成樹脂、ｔは硬
化収縮間隙である。

「効果」 本発明は上述のように構成したので使用済注射器類及び
残留血液を耐熱容器４内に溶融密封し得て安全状態に処
理しこれを投棄し得るばかりでなく処理作業中の発生臭
気を抑制し、かつ加熱炉３の温度上昇時間を短縮し得て
迅速に作業を行い得るものである。

又本発明では装置の小形化を計ることができる。

さらに本発明では機内１１内に耐熱容器４を下降させて
換気を促進し該容器４内の溶融物を迅速に冷却し得て迅
速に作°業を終了することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の使用済注射器類処理装置を示す側面図
、第２図は第１図Ａ−Ａ線による平面図、第３図は耐熱
容器の斜視図、第４図は該容器の一部縦断面図、第５図
は本発明の他の請求項の上記装置の側面図、第６図は第
５図の縦断側面図、第７図は第６図の縦断正面図である
。 ■・・機台、２・・開閉蓋、３・・加熱炉、４・・耐熱
容器、５・・支持台、６・・電熱ヒーター、７・・遠赤
外線ヒーター、８・・炉内発生ガス消臭装置、９・・グ
ラスファイバー製耐火ボード、１０・・耐熱ガラス蓋、
１１・・機内、１２・・出入用溝、１３・・換気用送風
機、１４・・換気孔。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）機台上に開閉蓋付加熱炉を設け、該開閉蓋の内側
   に耐熱容器支持台を設け、該加熱炉の側面及び底面に電
   熱ヒーターを配線し、上面に遠赤外線ヒーターを配置し
   、かつ炉内発生ガス消臭装置を設けてなり、上記加熱炉
   の内面にグラスファイバー製耐火ボードを張設し、かつ
   上記耐熱容器の上面開口部を耐熱ガラス蓋で密封してな
   る使用済注射器類処理装置。
2. （２）下面を開口した上記加熱炉が機函を介して設けら
   れ、該下面開口部が昇降形の開閉蓋で開閉され、上記内
   側が上面であって該上面が耐熱容器の支持台及び上記加
   熱炉の底面を形成し、機函の正面に耐熱容器の出入用扉
   が設けられてなる請求項（１）記載の使用済注射器類処
   理装置。
3. （３）機函の背面に換気用送風機を設け、側面に換気孔
   を穿設してなる請求項（２）記載の使用済注射器類処理
   装置。