JPH013147A - 高純度テレフタル酸の製造方法 - Google Patents

高純度テレフタル酸の製造方法

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JPH013147A
JPH013147A JP62-158291A JP15829187A JPH013147A JP H013147 A JPH013147 A JP H013147A JP 15829187 A JP15829187 A JP 15829187A JP H013147 A JPH013147 A JP H013147A
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terephthalic acid
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津村 孝有紀
克彦 西口
詫間 利昭
向井 慶隆
渕上 吉男
中島 靖衛
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株式会社クラレ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はテレフタル酸の製造法に関し、さらに詳しく
はグリコールとの直接獄舎によりポリエステルを製造す
ることのできる高純度テレフタル酸を経済的に有利に製
造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
テレフタル酸は、ノ9ラキシレンを酢酸溶媒中コバルト
、マンガン及び臭素からなる触媒の存在下分子状酸素と
反応させることによる、一般にSD法と呼ばれている方
法(特公昭34−2666号公報参照)によって工業生
産されている。
しかるに、SD法によって得られるテレフタル酸(以下
、粗TAと称する)には、4−カルがキシベンズアルデ
ヒド(以下、4−CBAと称する)、・9ラドルイル酸
(以下PTAと称する)などの反応中間体の他、フルオ
レノン骨格をもつ物質などに代表される副生物が含まれ
ており、粗TAを直接グリコールとの重分反応に使用す
ると、重合度が低下したり黄色に着色したりして、満足
な品質のポリエステルを得ることはできない。
直接重合法に使用するテレフタル酸の品質は、通常4−
 CBA濃度と光学密度(0ptleal Dansi
ty s以下ODと記す)により評価されてbる。ここ
で、ODは、テレフタル酸をアルカリ水溶液に溶かし、
この溶液の波長340mμの光の透過度を分光光度計で
測定し、ランベルト−ベールの法則に基づく次式を用い
て計算される。
上記(1式)中bFi光学計のセル長さ(01)、eF
iテレフタル酸酊液の濃度(g/L) s Taoln
、及びTaolv、は各々サンプルの溶液及び溶媒の層
の光の透過度(透過度’r = I/Io 、 I、)
:入射光の強さ、−に層を透過して出てきた元の強さ)
である。
テレフタル酸のODの値と、そのテレフタル酸を用いて
直接重合法によって得られるポリエステルの白皮との同
には密接な関係があり、ODが直接重合用の原料テレフ
タル酸の品質管理上極めて有効かつ簡便な数値であるこ
とが他に先がけて特公昭48−267507号公報によ
り提案されている。
それ以後、OD値がテレフタル酸の品質評価に広く用い
られているが、測定方法(波長、セル長、テレフタル酸
濃度など)は統一されておらず、OD値をそのまま比較
することは無意味である。
以下、本発明でぼりrOD値」は、波長340mμ、セ
ル長5 cm 、テレフタル酸濃度160g/lの条件
で測定したときの値である。なお、4−CBA濃度(p
pm)は、各社ともポーラログラフで測定しており、上
記のOD値でみられるような問題はない。
4−CBAは、パラキシレン酸化反応の反応中間体であ
る不純物の中で特に直接重合法ポリエステルの品質に有
害な物質で、エチレングリコールとアセタール縮合反応
などを起して末端停止剤となり、重合度を低下させたり
、重合中に着色物を発生させる原因となる。OD値に対
応する不純物は、今なお明確ではないが、ラジカル酸化
反応機構かラ推定すレるフルオレノン、ビフェニル、ノ
フェニルエーテルなどの骨格をもつ各種の化合物が関与
しており、これらの不純物が直接または重合反応中に着
色物に転化してポリエステルの白変を低下させると考え
られている。そこで、以下の説明では、l’−OD呟が
大きくなる」ことを、「着色物質が多い」と記述するこ
とがある。
直接重合法に使用できる高純度テレフタル酸の製法とし
ては、従来、SD法で得られる粗TAを熱水に溶解し、
Pd担持活性炭などの触媒の存在下、高温、高圧下水素
ガスで還元する方法(特公昭41−16860号公報参
照)が知られており、いわゆる「アモ童法PTAプロセ
ス」として工業的に広く採用されている。この方法(以
下、還元精製法と呼ぶ)は4−CBAとODの両方を同
時に低下させる優れた方法であり、この方法で得られる
テレフタル酸は、4− CBAが5〜20 pptn、
 ODが0.05〜0.1でちゃ、極めて高純度なもの
である。
しかしながら、この方法では水添精製反応に約280℃
.70 kg/an Gという高温、高圧ヲ用イるため
、過大の設備投資を必要とし、かつ工程が長くなり操作
が煩雑となるなど、経済性の面で不利であった。
この不利を回避して直接重合用のテレフタル酸を製造す
る方法として、ノ9ラキンレンの一段酸化反応によって
得られる反応混合物を再度空気酸化(再酸化)すること
によって、反応混合物中の4− CBA tテレフタル
酸に転化させると共にOD値を低下させる方法(以下、
この方法を再酸化精製法と呼ぶことにする)が知られて
いる(%全閉40−12695号公報、特公昭55−1
8698号公報、%開閉51−39642号公報、特公
昭56−5376号公報、特公昭60−48497号公
報など参照)。上記先行文献のうち、特公昭40−12
695を除くすべての文献において、再酸化に、反応温
度よりも低い温度が採用されることが記載されている。
その理由は、再酸化の際の温度が反応温度よりも高いと
酢酸の燃焼が増大し経済的に大きな不利を招くからであ
る。
再酸化精製法によるテレフタル酸の製造は、国内メーカ
ーにより企柴化され実施されているが、この方法で得ら
れるテレフタル酸には4−CBA=200〜400 p
pm、 OD=0.12〜0.2が含まれており、前記
の還元精製法による「高純度テレフタル酸j  (4−
CBA = 5〜20 ppm 、 OD =0.05
〜0.1)に比べて純度の点で劣るため、「中純度テレ
フタル酸」と呼ばれて区別されてきた。「中純度テレフ
タル酸」を用いて直接重合する際には、その品質レベル
に応じた重合条件の設定が必要であり、この対応をしな
い限り「高純度テレフタル酸」を用いて得られるポリエ
ステルと同じ品質の製品は得られない。この対応は、従
来ポリエステルメーカーにとってそれほど大きな負担と
はならず、品質に相応して低価格である「中純度テレフ
タル酸」を使いこなす方が経済的に有利であった。
ところが最近ポリエステルの用途はフィルムなどの非繊
維用途が増え、また、線維においても工程の合理化のた
めに高速紡糸が一般化してきた。
そのためポリエステルの品質に対する要求は一段と厳し
いものになっており、現在のような「中純度テレフタル
酸」では、直接重合に使用できないケースも見られるよ
うになってきた。
この工うなポリエステル用途の多様化は、今後増加の一
途をたどると考えられており、「中純度テレフタル酸」
の品質を「高純度テレフタル酸」のそれに限りなく近づ
けることは、「中純度テレフタル酸」製造技術の命運に
かかわる重大かつ緊急の課題となってきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の要求に応えるための再酸化精製法の改良技術とし
て、反応温度より低温で再酸化反応したあとで、230
°C以上に昇温しで、反応温度より高温で第2の再酸化
をする方法が提案されており(@開閉55−55138
号公法〕、上記文献の実施例によれば、4− CBA濃
度20〜48 ppm、透過率90.5〜91.5%の
テレフタル酸が得られている。なお、ここでの透過率は
、2N −KOH100g中にテレフタル酸15gを溶
かした溶液を、光路長1crnのセルに入れて測定した
、340mμの光の透過率である。透過率は、前記(1
式)における透過度の100倍の値であるから、上記透
過率の値は(1式)を用いて本発明で定義したOD直に
換算することが出来、0.193〜0.217と求めら
れる。
上記特開昭55−55’ 138号公報の実施例に示さ
れているテレフタル酸の品質は、再酸化精製法に関する
特公昭56−5377号公報及び特公昭59−4921
2号公報の実施例に示されているテレフタル酸の品質に
比べて、4− CBAについては顕著な改善効果が認め
られるが、透過率についてはほとんど改善されていない
。特開昭55−55138号公報に記載の方法を改良す
る技術が特開昭57−18647号公報、同57−35
544号公報、同57−188543号公報、同57−
200328号公報、同58−189134号公報、同
58−189135号公報などにより提案されているが
、これらの文献に記載の方法はいずれも、酢酸の燃焼が
必ずしも少くなく、経済的に問題があった点を改良する
ことを意図しており、テレフタル酸の品質は「中純度」
のものに留まっている。
以上から明らかなように、還元精製法によって得られる
「高純度テレフタル酸」に匹敵する低い4−CBAfi
度と0Dfr、もつテレフタル酸を、再酸化精製法によ
って、酢酸をほとんど燃焼させないで経済的に得る方法
は、これまで知られていなかった。
本発明は、以上のような背景にもとづき、酢酸の燃焼の
少ない経済的な再酸化精製法を用いて、テレフタル酸の
品質を、4− CBAとOD値の両方する方法を提供す
ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明によれば、上記目的は、i!ラキシレンを酢酸溶
媒中重金属及び臭素化合物の存在下に160〜250℃
の温度上分子状酸素で酸化してテレフタル酸を製造する
方法において、該酸化に供されるパラキシレンの90チ
以上を主反応工程において酸化さJ4に、 1)主反応工程から得られる酸化反応混合物に150〜
230℃の温度でオフガス中の酸素濃度が0.5 vo
l 4以上となるように分子状酸素含有ブスを供給する
ことにより上記酸化反応混合物を該分子状酸素と接触処
理する第1精製工程に付し、 2)第1精製工程からの流出物を、140〜220℃の
範囲内で、かつ第1精製工程の温度と比較して40℃を
超えては低くない温度で操作される母液置換工程に送り
、母液の50チ以上を含水酢酸と置換してスラリーを形
成させ、3)該スラリーに230〜300℃の温度でオ
フガス中の酸素濃度が0.05〜5 volチとなるよ
うに分子状酸素含有ガスを供給することにより上記スラ
リーを該分子状酸素と接触処理する第2精製工程に付し
、 得られたスラリーヲ晶析し、次いで固液分離に付すこと
により、達成されることが見出された。
本発明は、ノ母うキシレンを酢酸溶媒中重金属および臭
素化合物の存在下に160〜250℃の温度上分子状酸
素で、供給されたパラキシレンの90チ以上を酸化する
ことからなる主反応工程に引続いて上記特定の第1精製
工程、母液を置換する工程及び第2精製工程ケこの順に
組み合せて実施することに本質的特徴を有するもので、
これによりはじめて本発明の効果を奏することができる
のであって、これらの工程のうちどの1つが欠けても列
置本発明の目的を達成することはできない。
以下、本発明の方法についてさらに詳しく説明する。
本発明の方法の主反応工程であるパラキシレンの分子状
酸素での酸化によるテレフタル酸の製造はそれ自体既知
の方法で行なうことができ、パラキシレンを酢酸溶媒中
重金属および臭素化合物を含有する触媒の存在下に分子
状酸素を反応させる方法であれば制限はなくいかなる方
法でも適用することができる。この方法で触媒成分とし
て使用しうる重金属化合物としては例えば、コバルト、
マンがン、セリウム、ニッケル、鉄、クロムなどから選
ばれる少なくとも1種の金属を含有する化合物であり、
具体的には酢酸コバルト、酢酸マンがン、酢酸セリウム
、ナンテン酸コバルト、ナフテン酸マンがン、炭酸コバ
ルト、炭酸マンがン等が挙げなれる。また、該重金属化
合物と組合わせて使用される臭素化合物としては、臭素
のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、重金属塩、臭
化水素などの無機化合物あるいはアルキルブロマイドな
どの有機化合物が包含され、具体的には、臭つ゛ 化ナトリウム、臭化水素、テトラブロムエタン、もしく
は上記した重金属の臭化物、たとえは臭化コバルト、臭
化マンガン等が好適に用いられる。
特に臭素化合物として重金属を含むものを用いる場合に
は、それ自体で重金属化合物の役割も同時に果しうるの
で、前述した如き重金属化合物を省略することができる
上記重金属成分は場合によっては、2種もしくはそれ以
上併用することが望ましく、特にマンがンとコバルトの
併用が好適であり、殊にMn/Goの金属換算での重歓
比がO12〜3Aの範囲内に入るような割合で併用する
のが有利である。
上記重金属及び臭素化合物の使用量は厳密に制限される
ものではないが、一般には、酢酸等の溶媒100重址部
に対して、重金属が0.01〜0.2重葉部であり、臭
素と重金属の原子比が1〜6である口 本発明に従う、ノ(ラキシレンを酢酸溶媒中、上述した
如き重金属及び臭素化合物の存在下に分子状酸素で酸化
してテレフタル酸を生成せしめることからなる主反応工
程は、前述したとおりそれ自体既知の方法で行なうこと
ができ、該主反応工程における反応条件には特別の制限
はなく、通常の反応条件を用いることができるが、ただ
し、本発明の方法の実施に当っては、この主反応工程で
、供給されるパラキシレンの少なくとも90モル係以上
が酸化される(すなわち、パラキシレンの転化率が少な
くとも90%である)ようにすることが重要であり、従
って、該主反応工程は該工程に供給されるパラキシレン
の90モル係以上が酸化を受けるように触媒組成及び量
並びに反応温度および帯留時間等を選ぶ必要がある。し
かして、反応温度としては、一般に160〜250°C
1特に180〜230℃の範囲内が好ましい。また、帯
留時間としては10〜240分の範囲が通常用いられる
。また、酸化剤としての分子状酸素は一般に空気又は不
活性ガスで希釈した酸素ガスであることができ、その使
用量は、一般にパラキシレン1モルに対し、分子状酸素
を3.0〜4.5倍モルである。尚J1渚は簡単な予備
試験を行ない、触媒組成、反応温度および帯留時間を適
当に選ぶことにより、容易にパラキシレンの転化率が9
0%以上となるに必要な反応条件を決定することができ
る。
一般に触媒濃度が高くなるに従って、また反応温度が高
くなるに従って、あるいは帯留時間が長くなるに従って
反応率が上昇することとなるので、これらを考慮して反
応条件を決めるのが好ましい。
むろん、上記した好適な温度及び時間条件を外れる条注
下であっても、パラキシレンの転化率90チ以上という
条件を達成することは可能であるが、経済性および得ら
れるテレフタル酸の品質の面からすれば上記範囲の温度
及び時間でパラキシレンの酸化反応を行なうことが推奨
される。本発明方法において、上記主反応工程でのパラ
キシレンの転化率が90%未満の場合には、第1精製工
程における酸化反応の負荷が高くなり過ぎ、好ましく1
\′う ない。逆に、あまりヒ噂ンVンの転化率を高くすること
は経済性を損うので転化率としては98〜99.95%
の範囲内に保持するのが好適である。未反応のパラキシ
レンの大部分t−ti応器から排出されるガスと共に系
外に排出される。
かくして、この主酸化反応工程により、生成したテレフ
タル酸の結晶と、触媒成分、未反応キシレン、キンレン
の酸化反応中間体、酢酸溶媒等を含む母液とからなるス
ラリー状の酸化反応混合物が得られ、このものはそのま
ま只、下に述べる第1精製工程に供することができる。
次に本発明の第1精製エフ程について説明する。
この工程は、スラリーを構成している母液中に含まれる
溶存パラキシレン及び酸化反応中間体の大部分とテレフ
タル酸結晶中に包含されている酸化反応中間体の蓋を低
下させることを目的としている。
第1精製工程に付されるスラリー状酸化反応混合物の母
液中に存在する酸化反応中間体の濃度は低い方が望まま
しいが、あまり低くすることは主反応工程で酢酸の燃焼
が過大となって経済性を損うので好ましくなく、また高
すぎるとこの工程でテレフタル酸中の着色物質が増加し
好ましくないので、PTAと4− CBAの合計濃度が
1000〜50000pptnの範囲になるように調節
するのが好ましい。
第1精製工程の処理温度は150〜230”O1好まし
くは160〜210″Cである。温度が230℃を越え
る場合には母液中の酸化反応中間体の再酸化速度は上昇
するが酢酸の燃焼が急激に増大し、さらに得られるテレ
フタル酸中の着色物質が増加“6傾r61に、S 、B
(DC℃1 L < 、’zl、−,、逆K 2[−1
)1 1150″C快十に満たない場合は母液中及びT
A結晶中の酸化反応中間体の再酸化速度が遅く経済的で
ない。
第1FfI製工程で使用される分子状酸素含有ガスとし
ては、空気または酸素と他のガスとの混合物、例えば主
反応工程からのオフガスなどが挙げられる。分子状酸素
含有ブスの導入量は、第1精製工程に付される主反応工
程からの酸化反応混合物中の酸化反応中間体のせおよび
第1精製工程における処理条件等に依存して変えうるが
、第1精製工程からのオフガス中の酸素濃度が0.5v
o1%以上になるような址を導入することが必須である
。該酸素濃度が0.5vo1%未満の場合には第1精製
工程において処理されたテレフタル酸中の着色成分が増
加し好ましくない。好ましいオフガス中の酸素濃度は1
〜8vo1%である。
第1精製工程において分子状酸素を導入する方法として
は、該工程に付された酸化反応混合物の液面下部へ導入
する方法が一般的であるが、主反応工程から第1精製工
程へ移る間に該反応混合物は酸素欠乏の状態を経過しな
いように注量するのが好ましい。このため、本発明方法
を連続的に行う場合には、主反応工程から第1精製工程
への酸化反応混合物の移送ラインにも分子状酸素が存在
するように、例えば移送ラインに分子状酸素含有ガスを
導入する方法を併用することは本発明の効果を確実にす
るうえで好ましい。
第1精製工程での酸化反応中間体の酸化は上記のような
条件下で行われるが、母液中のPTAと4−CBAの合
計の酸化率(以下再酸化率と記す)が80%以上であり
、かつ母液中のPTAと4−CBAの合計濃度が800
’ppm以下となるように再酸化を行うのがよい。母液
中のPTAと4− CBAの再酸化率が80%未満の場
合は、テレフタル酸中の着色物質が増加し、また第1精
製工程終了後の母液中の中間体濃度が800 ppmを
超える場合には最終的に得られるテレフタル酸の品質が
低下する。
つぎに本発明の母液置換工程について説明する。
この工程は第1精製工程から得られる流出物中の母液の
50%以上を含水酢酸と置換することからなり、処理温
度が第1精製工程の温度と比較して40℃を超えて低く
なければいかなる方法を用いても良い。例えば液体サイ
クロン方式を用いることもできるし、向流洗浄塔方式を
用いることも出来る。いずれの方式にせよ、テレフタル
酸粒子と母液をその比重の差によって分離する工程と、
分離されたテレフタル酸粒子を多く含む濃縮液を含水酢
酸で希釈する工程を組合せることができさえすればよい
母液置換系の温度を第1精製工程の温度より40℃以上
下げると、置換系のラインにテレフタル酸が付着して配
管閉塞のトラブルが発生し、また次工程では昇温しなけ
わばならないため、そのエネルギーのロスが大きくなっ
て好ましくない。
母液置換工程は、操作終了後の母液中の含水率が10〜
60%となるように実施されるのがよく、したがって希
釈液として用いられる含水酢酸の含水率もこの観点から
決定するのがよい。母液置換操作終了後の母液中の含水
率が10〜60%の範囲を外れると、この後実施される
第2精製工程での精製率が悪くなる。
本発明によれば、母液置換工程で希釈液として用いられ
る含水酢酸中に、パラキシレン及び酢酸メチルが各々8
000 ppm及び1010000pp量以下であれば
含まれていても、本発明の効果を得るうえで何ら障害と
はならないことが見出された。
主反応工程で発生する蒸気の凝縮液は、パラキシノンと
酢酸メチルを含んでいるが、その址はそれぞれ8000
 ppm及び10000 ppm以下であり、また含水
率も10〜60チの範囲内にあり、そのうえ高温、高圧
であるため、プロセス而及び経済的観点から母液を置換
するだめの希釈液として好ましく用いることができる。
置換工程において分離された母液は、触媒成分を含有し
ているためその30%以上が主反応工程に返送され再使
用される。置換率が高い場合にはここで副生物が蓄積す
るため、主反応工程に返送された残りの母液を冷却後固
液分離し、固型分は含水酢酸でスラリー化して第2精製
工程に送り、また分離液は触媒回収工程に込って各々処
理される。この処理に際し、冷却過程で酸素含有ガスと
接触させることは、着色物質を増加させないために有効
である。
母液置換後のスラリーの固型分濃度は10〜45チの範
囲内に保たれているのが良い。固型分濃度が10%未満
では以後の工程でスラリーを昇温する際に多大なエネル
ギーを必要とし好ましくない。また、固型分濃度が45
チを超えると以後の精製工程でのflv製効果が著しく
悪くなる。
次に本発明の第2精製工程について説明する。
この工程では、母液置換されたスラリーに重金属及び臭
素化合物の存在下230〜300 ℃、好ましくは24
0〜270°Cの濃度で分子状酸素含有ガスを供給し、
上記スラリーが該分子状酸素と接触処理される。この処
理に際し処理温度が高い程再酸化反応が進むことにより
精製効果が顕著に現われ、純度が向上する。しかもグリ
コール類と混ぜた時のスラリー粘度が低くなるため、直
接重合用に適した品質のテレフタル酸が得られる。した
がって充分な精製効果を得る観点から上記処理は230
 ℃以上の温度で行われる。また処理温度を極端に高く
すると、昇温に要する熱エネルギーの負担及び酢酸の燃
焼が増大し経済的に不利になるので、処理温度は300
℃以下にするのがよい。
第2精製工程で使用する分子状酸素含有ガスとしては、
例えば空気もしくは酸素と窒素、酸素と他の不活性ガス
、空気と他の不活性ガスとの混合物、さらには主反応工
程からのオフガス等が用いられる。第2精製工程への分
子状酸素含有ガスの供給f l−1,この工程に付され
るスラリー母液およびテレフタル酸結晶中の酸化反応中
間体の量に依存するが、第2精製工程からのオフガス中
の酸素濃度が0.05〜5vo1%、好ましくは0.1
〜2vol %となるようにすることが必須である。オ
フガス中の酸素濃度を0.05 vo1%未満にすると
得られるテレフタル酸の着色物質が増加し、逆に酸素供
給址金余り多くすると酢酸燃焼針が多くなり経済的でな
い。
第2精製工程での処理に際し、母液の水分は10〜60
%、さらに好ましくは15〜50%とするのが望ましい
。この工程では結晶の一部又は大部分が母液に溶解する
ため、結晶中にとりこまれていた酸化反応中間体が母液
中に溶出して液相酸化されテレフタル酸に転化するもの
と考えられる。
母液水分率が低くなると結晶の溶解度が小さくなるため
に、父母液水分率が高すぎると母液中での酸化速度が抑
制されるために、いずれの場合も精製効果が悪くなる。
第2精製工程における触媒の成分及びその組成は、主反
応工程に用いる触媒成分及び組成と異なっても差しつか
えないが、母液の再使用及び回収触媒の再使用を考慮す
ると主反応工程と同成分同組成の触媒を用いるのが有オ
ばある。主反応工程と同じ成分、組成の触媒を用いる場
合、触媒址はそると得られる製品テレフタル酸中に重金
属が多くなり、一方、少な詐゛ると酸化反応中間体の酸
化が進みにくくなり製品テレフタル酸の純度が向上せず
好ましくない。触媒の仕込量は、母液置換率によって変
わり、母液置換率が50〜80%のときは臭素化合物だ
け補給すれば良いが、それ以上のときは第2精製工程に
その触媒濃度が主反り工程2精製工程での処理時間は通
常5〜240分である。
第2精製工程で得られたスラリーは、好ましくは第3精
製工程に送られ160〜250℃でかつ第2精製工程よ
り20℃以上低い温度条件でさらに分子状酸素含有ガス
と接触処理される。導入される分子状酸素はオフガス中
の酸素濃度が0.1%以上になるように空気若しくは酸
素と他の不活性ガス又は空気と他の不活性ガスとの混合
物が用いられる。分子状酸素の導入蓋は第2精製工程か
らの同伴ガス量、母液組成、温度等によって異なるが、
オフガス中の酸素濃度が0.1〜8,0volチとなる
ように導入するのがよい。酸素濃度が0.1%以下の場
合は着色物質が増加する。第3精製工程におけるその他
の反応条件は、第2精製工程に準じて設定すればよい。
本発明によれば、母液置換工程後筒2精製工程に付す前
にスラリーの状態でテレフタル酸結晶を破砕しておくと
第2精製工程と第3精製工程での精製効率が良くなる。
テレフタル酸結晶の破砕はそれ自体既知の方法で行なう
ことができ、例えば攪拌機付きの槽での高速攪拌による
翼破砕による方法、ポンプのインペラーによる破砕また
は破砕機を用いる方法等の方法を用いて行なうことがで
きる。破砕の目標はテレフタル酸の平均粒径を該破砕処
理前の20チ以上低下させることであり、これにより本
発明の効果が一層顕著に奏される。
以上詳述したように、本発明方法では前述した主反応工
程、第1精製工程、母液置換工程及び第2精製工程を順
次行うことを必須としている。これらの工程を実施する
具体的方法としては、各工程を回分式で行う方法や各工
程のうち一つまたは二つを回分式で行う方法等があげら
れるが、好ましくは全工程を連続式で行う方法である。
第2または第3n製工程につづいてそれ自体公知の方法
に基づき、第2または第3精製工程からのスラリーをテ
レフタル酸と母液に分離する。固液分離に先立って第2
および第3精製工程よりも温度・圧力の低い受槽に該ス
ラリーを一旦通すのが好ましい。固液分離されたテレフ
タル酸はそれ自体公知の後処理、例えば洗浄、乾燥等を
することによりグリコール類と直接重合が可能な品質と
物性を有する高純度のテレフタル酸が得られる。一方固
液分離により得られる母液は、1部をそのまま主反応器
に返送し、残りを蒸発器に送って母液中の酢酸と水の大
部分を蒸発除去し、その残渣から触媒を回収すると共に
、蒸発蒸気を蒸留塔に送って塔頂に水を分離して塔底よ
り酢酸を回収する方法によって処理される。
本発明に基く高純度テレフタル酸製造の代表的な工程を
第1図に示す。
次に本発明を実施例及び比較例によって説明するが、本
発明は以下の実施例により限定されるものではない。
実施例1 第2図に示すフローにしたがってパラキシレンの酸に反
応およびそれに引き続く後処理工程を実施した。
還流冷却装置M(凝縮液抜取口付き)、攪拌装置、空気
及び液仕込口、スラリー抜出装置付きの5tチタン製オ
ートクレーブAと還流冷却装置、攪拌装置及びスラリー
仕込装置、スラリー抜出口及びこれに接続し高温高圧で
処理出来る母液置換装置Cを備えた5tチタン製オート
クレーブBをサン−グル抜出片口付きのスラリー移送管
で接続した。
装置AにI(202wt % 、酢酸コバルト四水塩0
.06wt % 、酢酸”17がン0.06wt%、臭
化ソーダOD55wt %の酢酸溶液を2.74 kg
7時間 、ノクラキシレン590g/hr、空気を37
t/m1nで供給し、オフガスに同伴される蒸気を凝縮
した液を反応器に戻しその一部を0.37 t/Hで抜
きながら205°CC1201c/cIn2、帯留時間
60分で反応させた。装置A中の反応混合物を、装置B
に移送し、温度202〜203℃、圧力14〜16 k
g/ctn2Gで、オフガス中の酸素濃度が4〜6 v
o1%となるように空気を供給し、帯留時間が55〜6
5分となるように連続的にスラリーを抜出した。
装置Bから抜出したスラリーを190〜200℃の範囲
にあるように保温し、静置後全体の70チを上澄液とし
て装置Cの上部から抜いた。抜きとった上澄液と同址の
熱含水酢酸(水製Ill 30%)を加えてよく攪拌し
た後、装置Cの下部よりスラリーを抜きとった。この操
作の間、装置Aからの抜出しスラリーと凝縮器抜出液、
ならびに装置Cの上澄液及び装置& C下部からの抜出
しスラリーについてサンプル採取して各々分析した。ス
ラリー中のテレフタル酸についてはスラリーを固液分離
し、固型分を熱酢酸で洗浄し、乾燥して品質を評価した
。分析結果を以下に示す。
装置Aからの抜出しスラリー 母液 PTA   5850 ppm 4−CBA   1120 PPr’+テレフタル酸品
質 4−CBA      990 PPIW光学密度  
  0.324 装置Aの凝縮器抜出液 水         12% パラキシレン   990 ppm 酢酸メチル   3800 ppm 装置Cの上澄液 Mn      270 ppm Co      283  v Br−130ppm 4−CBA          85  If装置C下
部からの抜出しスラリー (1/+g中のテレフタル酸の址250.F)母液中の
マンがン#度   48 pptn母液中の水濃度  
    24.7%次に、装置C下部からの抜出しスラ
リーに酢酸コバルト匹水塩、酢酸マンがン四水場、臭化
ソーダを加え、母液中のマンが/、コバル)、AX(オ
ンの母液中濃度がそれぞれ90,93,280ppmに
なるようにした。この混合物を、還流冷却器、攪拌装置
、スラリー仕込装置、処理スラリー排出口を備えた5t
オートクレーグからなる装置りに、帯留時間が1時間に
なるように供給し、抜出しながら、温度250°C1回
転数70 Or、p、mで、オフガス中の酸素濃度が0
.5〜1.0%になるように酸素5 vol % 、窒
素95 vol %の混合ガスを供給した。7時間後装
置りを酸欠にならないように注意しながら常温まで冷却
した。取り出したスラリーを固液分離し、固体を4倍址
の熱酢酸で洗浄し得たテレフタル酸の品質は次のとおり
であった。
実施例2 実施例1において、装置Cで用いる熱水酢酸の代りに、
装置Aの凝縮器抜出液を加熱した液分用いた以外はすべ
て実施例1と同様に処理したところ表1に示すような結
果が得られた。
実施例3 実施例1において、装置cで用いる熱水酢酸の代りに、
水濃度3 Q % 、 /’Pラキシレン990 pp
m、酢酸メチル3soopprnからなる含水酢酸を加
熱した液を用いた以外はすべて実施例1と同様に処理し
たところ表1に示すような結果がイ4)られた。
実施例4 装@Dに装置りと同仕様の装置Eをスラリー移送管で接
続し、装置Eを205〜210”0、圧力18〜22に
、g/cmG回転数40 Or、pom 、オフガス濃
度が2〜4%となるように窒素希釈空気を導入しながら
帯留時間30分となるように装置1DよりEヘスラリ−
を移送し処理した以外は実施例3と同様に処理し、装f
m: D 、 Eを酸欠とならないように注意しながら
常温まで冷却し、実施例1と同様にスラリーを処理した
ところ衣1に示すような結果となった。
比較例1 装@A、Bについては実施例1と同様に処理し、装置C
については液置換をすることなくそのまま装置Cの下部
より抜きとったところ混合物1 kg当りのテレフタル
酸の情は380g″′cあった。この混合物を装置DK
移送し実施例1と同様に圧力42 klj/cm2Q 
、温度250℃.700 r、p、mの回転数でオフガ
ス濃度05〜1.0チ、滞溜時間1時間で7 br運転
後、冷却し4倍敏の熱酢酸で洗浄したところ表1に示す
ような結果となった。
比較例2 装置Bに空気を吹き込まない以外は実施例1と同様に処
理したところ表1に示すようになった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、酢酸溶媒の燃焼量が少ないにもかかわ
らず、着色物質が少なく、しかもグリコール類と混ぜて
スラリー化した時に粘度が低く、直接重合に適した高純
度テレフタル酸を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基く代表的な工程のフローを示す。第
2図は実施例1〜4における実験操作で採用したフロー
を示す。 第1図 ■・・・触媒調製 ■・・・主反応工程 ■・・・第1
精製工程 ■・・・母液置換工程 ■・・・第2精製工
程■・・・結晶化工程 第2図 A・・・オートクレーブ B・・・オートクレーブC・
・・母装置換装# D・・・オートクレーブ特許出願人
  クラレ油化株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、パラキシレンを酢酸溶媒中重金属および臭素化合物
    の存在下に160〜250℃の温度下分子状酸素で酸化
    してテレフタル酸を製造する方法において、該酸化に供
    されるパラキシレンの90%以上を主反応工程において
    酸化させた後に、1)主反応工程から得られる酸化反応
    混合物に150〜230℃の温度でオフがス中の酸素濃
    度が0.5vol%以上となるように分子状酸素含有ガ
    スを供給することにより上記酸化反応混合物を該分子状
    酸素と接触処理する第1精製工程に付し、 2)第1精製工程からの流出物を、140〜220℃の
    範囲内で、かつ第1精製工程の温度と比較して40℃を
    超えては低くない温度で操作される母液置換工程に送り
    、母液の50%以上を含水酢酸と置換してスラリーを形
    成させ、 3)該スラリーに230〜300℃の温度でオフガス中
    の酸素濃度が0.05〜5vol%となるように分子状
    酸素含有ガスを供給することにより上記スラリーを該分
    子状酸素と接触処理する第2精製工程に付し、 得られたスラリーを晶析し、次いで固液分離に付すこと
    を特徴とする高純度テレフタル酸の製造方法。 2、第2精製工程で得られたスラリーに160〜250
    ℃の温度でオフガス中の酸素濃度が0.1vol%以上
    になるように分子状酸素含有ガスを供給し、上記スラリ
    ーを該分子状酸素と接触処理する第3精製工程に付した
    のち、該第3精製工程で得られたスラリーを晶析に付す
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、第1精製工程に付されるスラリー状酸化反応混合物
    の母液中のパラトルイル酸と4−カルボキシベンズアル
    デヒドの合計濃度が1000〜50000ppmである
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法。 4、第1精製工程において母液中のパラトルイル酸と4
    −カルボキシベンズアルデヒドの合計濃度が80%以上
    減少するように酸化反応混合物と分子状酸素を接触処理
    する特許請求の範囲第3項記載の方法。 5、母液を置換する工程において置換後の母液の含水率
    が10〜60%である特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の方法。 6、第2精製工程に付されるスラリーの固型分濃度が1
    0〜45%である特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の方法。 7、母液を置換する工程で用いる含水酢酸として主反応
    工程で発生する凝縮液を用いる特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の方法。 8、母液を置換する工程で分離された母液の合計量の3
    0%以上を主反応工程に循環する特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の方法。 9、母液を置換する工程で得られたスラリーを破砕処理
    しテレフタル酸の平均粒径を20%以上低下させたのち
    第2精製工程に付す特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の方法。
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