JPH0131446Y2 - - Google Patents

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JPH0131446Y2
JPH0131446Y2 JP1984161489U JP16148984U JPH0131446Y2 JP H0131446 Y2 JPH0131446 Y2 JP H0131446Y2 JP 1984161489 U JP1984161489 U JP 1984161489U JP 16148984 U JP16148984 U JP 16148984U JP H0131446 Y2 JPH0131446 Y2 JP H0131446Y2
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JP
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mold
lower mold
drainage
groove
raw material
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JP1984161489U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はセメント硬化物の成形装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来のこの種の成形装置としては、例えば特開
昭55−126407号公報記載のように、上型と下型を
備え、上型に原料の注入孔が設けられるととも
に、下型に水抜き孔が設けられてなり、予め上下
型を閉合して成形用キヤビテイを形成しておき、
この中にセメント、水補強繊維等の混合物(原
料)を上記注入孔から注入し、上記水抜き孔から
脱水して成形するようにされたものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この装置によれば、上型と下型
との型合せ面間には濾布が介在されているが、濾
布は柔軟性に富んでいるため型合せ面間では圧縮
されて繊維間の隙間が無くなり、この付近の原料
は脱水されない。このため、上記型合せ面付近の
脱水を促すために下型の周縁部に水抜き孔を設け
ようとしても下型の周縁部が吸引函との固定用フ
ランジを兼ねている構造のため、該型合せ面には
水抜き孔を設けることができない。また、設けら
れたとしても前記の理由で脱水されない。
従つて、他の部分の原料が充分に脱水されたと
きにも型合せ面付近の原料は脱水が不充分で密度
が低く、成形物の強度が不足するという欠点があ
つた。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るセメント硬化物の成形装置は、上
型と下型を備え、該下型の型面に多数の水抜き孔
が開口して設けられているものにおいて、前記上
型と下型の型合せ面間に、型閉じの圧力によつて
圧潰され得ない程度の硬さを有する網状の水抜き
材が介装されるとともに、前記型合せ面の外側に
溝部が設けられ、この溝部にも水抜き孔が複数開
口して設けられたものである。
(作用) セメント硬化物の脱水に際し、下型から脱水す
るとともに、上下型の型合せ面部分からも網状の
水抜き材を介して脱水して、原料の流動性をすみ
やかに失わせる。ここで、上下型の型合せ面に介
装された水抜き材は、型閉じの圧力によつて圧潰
され得ない程度の硬さを有するものであり、しか
も、型合せ面の外側には溝部が設けられ、この溝
部にも水抜き孔が複数開口して設けられているか
ら、上記脱水が円滑に行われる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を、図面を参照して説
明する。
本考案に係るセメント硬化物の成形装置を第1
図に示し、成形装置1は下型2と上型3を備えた
ものである。
下型2は固定型であつて、固定枠本体4の上側
開口部4aに嵌合して取り付けられている。この
下型2は、セメント硬化物Aの外側面を成形する
もので、上面が成形用の型面とされるとともに、
該型面2aの全域にわたつて水抜き孔5…が多数
開口して設けられている。また、下型2の周縁部
2bは固定用フランジとされ、これが上記固定枠
本体4の支持用フランジ6に支持固定されるよう
になされている。そして、下型2が固定枠本体4
に取り付けられた状態において、減圧室7が形成
され、該減圧室7は吸引管8を介して吸引ポンプ
9に連結されている。なお、減圧室7の適宜個所
には排水孔(図示省略)が設けられている。
上型3は可動型であつて、駆動装置(図示省
略)に連結された可動基台10に取付ボルト11
…で取り付けられ、上下方向へ昇降可能とされて
いる。上型3はセメント硬化物Aの内側面を成形
するもので、下面が成形用の型面3aとされると
ともに、中央部分に原料注入用の注入孔12が鉛
直方向へ設けられ、これに注入ホース(図示省
略)が接続されている。上型3はその下降位置に
おいて上記下型2に嵌合するように形成され、こ
れに対処して、下型2の嵌合面2cにはOリング
13が設けられている。
また、上型3と下型2の型合せ面14,15間
には、第2図に示すように、網状の水抜き材16
が介装され、この部位においても、脱水作用が行
われるようになされている。該水抜き材16は、
型閉じの圧力によつて網の厚み方向の間隙が圧潰
され得ない程度の硬さを有するものであり、例え
ば、サラン、SUS製等の網が好適である。この
水抜き材16は、下型2の型合せ面15上に取り
付けられている。この型合せ面15の外側には、
溝部15aが設けられており、この溝部15aに
水抜き孔17…が複数開口して設けられている。
これら水抜き孔17…は前述の水抜き孔5…と同
様、減圧室7に連通されている。
また、図中の符号18は、上記水抜き孔5,1
7…にセメント硬化物Aの原材料たるセメント配
合物が浸入するのを防止するための濾材を示して
いる。この濾材18は、濾布、金網等からなり、
例えば濾布としてはナイロン、綿、サラン、ウレ
タン、ポリエステル、アクリル、毛、ポリプロピ
レン、ポリエチレン製のもの、もしくはこれらの
合織布が好適である。濾材18は、その周縁部1
8aが下型2の型合せ面15の外側の溝15aに
固定枠19により固定されている。
しかして、上記下型2と上型3との閉合状態に
おいて、型面2a,3aにより成形用キヤビテイ
20が形成される。
次に、上記成形装置1によるセメント硬化物の
成形方法を説明する。
(i) 下型2と上型3とを閉合させた状態で、原料
を注入孔12から成形用キヤビテイ20内に圧
入して、充填する。
(ii) 吸引ポンプ9を作動させ、減圧室7内の圧力
を減圧させる。すると、この減圧状態により成
形用キヤビテイ20内の原材料は水抜き孔5,
17…を介して吸引されて、内部の水分が脱水
され、水硬反応に必要な程度の水分を含有する
賦形物となる。すなわち、脱水は下型2の型面
2aの部分からのみでなく、下型2と上型3の
型合せ面14,15の部分からも溝部15aを
介して行われ、この部位の原料の流動性をすみ
やかに失わせる。そして、この脱水された水分
は、減圧室7に集められ、排水孔(図示省略)
から排水される。
(iii) 上型3を上昇させて、上記賦形物を取り出
し、常温下でもしくは養生室内に入れて養生、
硬化させ、製品たるセメント硬化物Aとする。
(考案の効果) 上下型の型合せ面間に、型閉じの圧力によつて
圧潰され得ない程度の硬さを有する水抜き材が介
装されるとともに、型合せ面の外側には溝部が設
けられ、この溝部にも水抜き孔が複数開口して設
けられているから、この付近の原料の脱水が速や
かに行われ、原料の流動性を速やかに失わせるこ
とができる。そのため、この付近の密度を高めて
強度が充分な成形物が得られると共に、製造能率
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
セメント硬化物の成形装置を示す縦断面図、第2
図は同装置の要部を示す拡大縦断面図である。 2…下型、2a…型面、3…上型、14,15
…型合せ面、15a…溝部、16…水抜き材、A
…セメント硬化物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上型と下型を備え、該下型の型面に多数の水抜
    き孔が開口して設けられているものにおいて、 前記上型と下型の型合せ面間に、型閉じの圧力
    によつて圧潰され得ない程度の硬さを有する網状
    の水抜き材が介装されるとともに、前記型合せ面
    の外側に溝部が設けられ、この溝部にも水抜き孔
    が複数開口して設けられたことを特徴とするセメ
    ント硬化物の成形装置。
JP1984161489U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH0131446Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984161489U JPH0131446Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JP1984161489U JPH0131446Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JPS6177205U JPS6177205U (ja) 1986-05-23
JPH0131446Y2 true JPH0131446Y2 (ja) 1989-09-27

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63221010A (ja) * 1987-03-10 1988-09-14 日本碍子株式会社 成形型、これを用いた物品の成形方法及び加圧鋳込み成形方法
JP2015128835A (ja) * 2014-01-06 2015-07-16 清水建設株式会社 コンクリートの脱水用型枠及びコンクリートの脱水方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51124107A (en) * 1975-04-23 1976-10-29 Hitachi Metals Ltd Method and apparatus for manufacturing products from ceramic materials

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