JPH01314437A

JPH01314437A - エコー・キャンセラ装置

Info

Publication number: JPH01314437A
Application number: JP14563488A
Authority: JP
Inventors: Takao Matsuda; 松田　高男
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1988-06-15
Filing date: 1988-06-15
Publication date: 1989-12-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概　要〕２線−４線変換回路から４線式回線の送信側に回り込む
受信信号の成分を予測して送信信号から除去するエコー
・キャンセラ装置に関し、音声信号もモデム信号も支障
なく送信可能とすることを目的とし、４線式回線の受信側から２ｖＡ−４線変換回路に入力さ
れた信号の該２線一４線変換回路から該４線式回線の送
信側への回り込み成分を予測して、該２線一４線変換回
路から該４線式回線の送信側に出力された信号から該回
り込み成分を除去するエコー・キャンセラ部を有してな
るエコー・キャンセラ装置において、前記２線−４線変
換回路から前記４線式回線の送信側に出力された信号か
らモデムのトレーニング信号を検出するトレーニング信
号検出部と、該トレーニング信号の検出に応じて前記エ
コー・キャンセラ部の機能を停止させるエコー・キャン
セラ機能停止制御部とを有してなるように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、２線−４線変換回路から４線式回線の送信側
に回り込む受信信号の成分を予測して送信信号から除去
するエコー・キャンセラ装置に関する。

音声帯域のアナログ信号を伝送するするアナログ電話回
線等において、２線−４線の変換を行なう、ハイブリッ
ド回路等の２線−４線変換回路を設けると、該２線一４
線変換回路における信号の回り込みによるエコーが発生
する。伝送距離が長い場合、伝送遅延が大きくなり、エ
コーによる通話に支障をきたすため、このエコーを消去
するエコー・キャンセラ装置が用いられる。

ところで、近年、上記のような音声帯域のアナログ信号
を伝送するするアナログ電話回線等において、ファクシ
ミリ信号等のモデム信号をもまた伝送することが行なわ
れている。

しかしながら、ファクシミリ信号等のモデム信号に対し
てエコー・キャンセラ装置を作用させると、歪み等が生
して伝送に支障を来すことがある。

そのため、このようなモデム信号も従来からの音声信号
も共に支障なく送受信することを可能にする技術が要望
されていた。

〔従来の技術、および発明が解決しようとする課題〕

従来の、エコー・キャンセラ機能を有する送受信装置に
おいては、送信する信号が音声信号であってもモデム信
号であっても、何れの場合においてもエコー・キャンセ
ラ機能を作動させていた。

そのため、ファクシミリ信号等のモデム信号を送信した
ときには、信号に歪み等を生じて対向局での受信に支障
を来すという問題があった。

本発明は上記の問題点に鑑み、なされたもので、音声信
号もモデム信号も支障なく伝送可能とするエコー・キャ
ンセラ装置を提供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の基本構成図である。本図において、１
は２．４ｉ１式回線、２は４線式回線、３は２線−４線
変換回路、４はエコー・キャンセラ部、５はトレーニン
グ信号検出部、そして、６はエコー・キャンセラ機能停
止制御部である。

エコー・キャンセラ部４は、４線式回線２の受信側から
２線−４線変換回路３に入力された信号の該２ｖＡ−４
線変換回路３から該４線式回線２の送信側への回り込み
成分を予測して、該２線一４線変換回路３から該４線式
回線２の送信側に出力された信号から該回り込み成分を
除去する。

トレーニング信号検出部５は、前記２線−４線変換回路
３から前記４線式回線２の送信側に出力された信号から
モデムのトレーニング信号を検出する。

エコー・キャンセラ機能停止制御部６は、該トレーニン
グ信号の検出に応じて前記エコー・キャンセラ部４の機
能を停止させる。

〔作　用〕

モデム信号が送信開始時に出力するトレーニング信号が
、トレーニング信号検出部５において検出されると、エ
コー・キャンセラ機能停止制御部６はエコー・キャンセ
ラ部４の機能を停止させる。

これにより、モデム信号に対してエコー・キャンセラ機
能が働いて信号に歪みを生じたりすることがなくなる。

〔実施例〕

第２図は本発明の実施例の構成図である。

第２図において、ｌは２　ｆａ式回線、２は４線式回線
、３０はハイブリッド回路、４０はエコー・キャンセラ
回路、５０はトレーニング信号検出回路、６２はセレク
タ、７１はアナログ・ディジタル変換回路、７２はディ
ジクル・アナログ変換回路、８１は符号器、そして８２
は復号器である。

ハイブリッド回路３０は、２線−４線変換を行なう。

エコー・キャンセラ回路４０は、第１図のエコー・キャ
ンセラ部４に対応するものである。エコー・キャンセラ
回路自体の構成は公知であるので説明を省略する。

トレーニング信号検出回路５０は、第１図のトレーニン
グ信号検出部５に対応するもので、送信信号を監視して
トレーニング信号を検出する。この構成例については後
述する。

アナログ・ディジタル変換回路７１は、アナログ回線上
のアナログ信号を変調してディジタル信号、例えば、Ｐ
ＣＭ信号に変換する。

ディジタル・アナログ変換回路７２は、ディジタル回線
上のディジタル信号を復調してアナログ信号に変換する
。

符号器８１は、前記変換されたディジタル信号を、例え
ば、ＡＤＰＣＭ信号に符号化する。

復号器８２は、ＡＤＰＣＭ信号に符号化された信号をＰ
ＣＭ信号に復号する。

第２図の構成図の動作を説明する。

音声信号が２線式回線１からパイプリッド回路３０を介
して４線式回線２の送信側に出力されると、まず、アナ
ログ・ディジタル変換回路７Ｉにおいて、ディジタル信
号、例えば、ＰＣＭ信号に変換される。

該ディジタル信号はセレクタ６２、エコー・キャンセラ
回路４０およびトレーニング信号検出回路５０に印加さ
れる。

該エコー・キャンセラ回路４０においては、該ディジタ
ル信号から前記ハイブリッド回路３０における、受信側
からの回り込み成分が除去される。

トレーニング信号検出回路５０においては、４線式回線
２の送信側からトレーニング信号が出力されていないの
で、トレーニング信号検出回路５０の出力端子からトレ
ーニング信号検出信号は出力されず、セレクタ６２では
、エコー・キャンセラ回線４０で受信側からの廻り込み
成分が除去された信号が選択され、該ディジタル信号は
符号器８１に入力される。ここにおいて、例えば、６４
ＫｂｐｓのＰＣＭ信号から３２ＫｂｐｓのＡＤＰＣＭ信
号に変換される。そして、次段の装置、例えば、多重化
装置に伝送される。

モデム信号が２線式回線１からハイブリッド回路３０を
介して４線式回線２の送信側に出力されるときも、まず
、アナログ・ディジタル変換回路７１において、ディジ
タル信号、例えば、ＰＣＭ信号に変換される。

該ディジタル信号はセレクタ６２、エコー・キャンセラ
回路４０およびトレーニング信号検出回路５０に印加さ
れるが、上記モデム信号の先頭にはトレーニング信号が
出力されるので、トレーニング信号検出回路５０はこれ
を検出してトレーニング信号検出信号を出力する。該ト
レーニング信号検出信号はセレクタ６２の制御信号とし
て印加され、これにより、セレクタ６２における出力端
子が切り替えられる。

こうして、該ディジタル信号はエコー・キャンセラ回路
４０をバイパスする側の信号がセレクタ６２にて選択さ
れ、直接、符号器８１に人力される。そして、次段の装
置、例えば、多重化装置に伝送される。

すなわち、第２図の構成によれば、モデム信号は、エコ
ー・キャンセラ機能の影響を被ることはない。

第３図は、トレーニング信号検出回路５０の構成例を示
すものである。

第３図において、５１．５２および５３は、それぞれ５
００Ｈｚ、１７００Ｈｚ、そして、２９００Ｈｚの周波
数のバンド・パス・フィルタ、そして、５４．５５およ
び５６は、これらのバンド・パス・フィルタ５１．５２
および５３それぞれの出力レベルを所定のしきい値と比
較する比較器、５７はＡＮＤ回路、そして、５８はカウ
ンタである。

モデムから送出されるトレーニング信号は、５００Ｈｚ
、１７００Ｈｚおよび２９００Ｈｚの周波数の複合正弦
波により構成されている。

上記５００Ｈｚ、１７００Ｈｚ、そして、２９００Ｈｚ
の周波数のバンド・パス・フィルタ５１．５２および５
３は、これらの周波数を検出して、それぞれ対応する比
較器５４．５５および５６に印加する。もし、該バンド
・パス・フィルタ５１．５２および５３の出力のレベル
が前記のしきい値で定められる所定のレベル以上である
ならば、該比較器５４．５５および５６の出力は全て１
″となってＡＮＤ回路５７の出力も“ｌ”となる。カウ
ンタ５８は、該ＡＮＤ回路５７の出力が“１”となると
、前記モデムから送出されたトレーニング信号が送信開
始されてから一定レベルになるに要すると考えられる所
定の時間をカウントする。そして、該所定の時間、該Ａ
ＮＤ回路５７の出力の“ｌ”状態が継続すると、該カウ
ンタ５８の出力は“ｌ”となる、すなわち、有効なトレ
ーニング信号検出信号を出力する。

〔発明の効果〕

本発明のエコー・キャンセラ装置によれば、音声信号も
モデム信号も支障なく伝送することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本構成図、第２図は本発明の実施例の構成図、そして第３図はトレ
ーニング信号検出部の構成例を示す図である。〔符号の説明〕１・・・２線式回線、　　２・・・４′４１Ａ式回線、
３・・・２線−４線変換回路、４・・・エコー・キャンセラ部、５・・・トレーニング信号検出部、６・・・エコー・キャンセラ機能停止制御部、３０・・
・ハイブリッド回路、４０・・・エコー・キャンセラ回路、５０・・・トレーニング信号検出回路、６１．６２・・
・セレクタ、７１・・・アナログ・ディジタル変換回路、７２・・・
ディジタル・アナログ変換回路、８１・・・符号器、　
　　　８２・・・復号器。

Claims

【特許請求の範囲】１、４線式回線（２）の受信側から２線−４線変換回路
（３）に入力された信号の該２線−４線変換回路（３）
から該４線式回線（２）の送信側への回り込み成分を予
測して、該２線−４線変換回路（３）から該４線式回線
（２）の送信側に出力された信号から該回り込み成分を
除去するエコー・キャンセラ部（４）を有してなるエコ
ー・キャンセラ装置において、前記２線−４線変換回路（３）から前記４線式回線（２
）の送信側に出力された信号からモデムのトレーニング
信号を検出するトレーニング信号検出部（５）と、該トレーニング信号の検出に応じて前記エコー・キャン
セラ部（４）の機能を停止させるエコー・キャンセラ機
能停止制御部（６）とを有してなることを特徴とするエ
コー・キャンセラ装置。