JPH01313500A - 抗凝固剤ペプチドアルコール類 - Google Patents

抗凝固剤ペプチドアルコール類

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JPH01313500A
JPH01313500A JP1115900A JP11590089A JPH01313500A JP H01313500 A JPH01313500 A JP H01313500A JP 1115900 A JP1115900 A JP 1115900A JP 11590089 A JP11590089 A JP 11590089A JP H01313500 A JPH01313500 A JP H01313500A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗凝固剤として有用な新規なベブチ]・アルコ
ールに関する。
抗凝固剤は、薬理学的処理、例えば急性の深部静脈血栓
、肺塞栓症、急性の四肢の動脈塞栓、心筋梗塞、及び伝
染性静脈内凝固の治療に有用である。抗凝固剤の予防的
な投与は、リウマチ性又は動脈硬化性の心臓病を有する
患者の塞栓症の再発の防止及び手術によるある種の血栓
塞栓合併症の防止をすると信しられている。抗凝固剤の
投与は又冠状動脈及び脳血管病の治療に有用であること
が示されている。静脈面栓、特に心臓筋肉及び脳に供給
している動脈中のものは死亡の主要な原因である。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ヒルデ
イン(■11・旧fin)は、蛭の唾液腺から単離され
た65残基のポリペプチドである。これは抗凝固剤であ
って、それはトロンヒンに特異的な阻害剤である。これ
は非常に強力であるが蛭抽出物から単離されたヒルデイ
ンの臨床的な使用は、限られた量、高価であること、及
びこの寸法のあらゆる外来の蛋白質の投与に続いて一般
的におきるアレルギー反応のために出来そうもないこと
である。
〔課題を解決する手段〕
本発明者は、抗凝固活性に対し少なくとも部分的に寄与
しているヒルデインの特異的な領域を発見した。この領
域は化学的に合成され、そしてその類似体のあるものは
トロンビンの認識場所に結合するように見えるが空間的
に分離されている酵素開裂場所には結合しないよってあ
る。この合成ペプチドの結合は、フィブリノーゲンがト
ロンビンの認識場所に結合することを競走的に防止する
このトロンビンはフィブリンの生産及び凝塊形成に必要
なものである。本発明者は本発明に於いてこのペプチド
のある種の還元された誘導体を製造した。これらの新し
い誘導体のカルボン酸官能基は対応するアルコール官能
基に還元されている。
本発明のペプチドアルコールは、かなりの抗凝固活性を
有し、トロンビンの開裂場所に結合することなく認識場
所のみに結合ずろその並外れた能力は、化学的に興味が
有り、抗凝固療法に対し治療上有意義な補助を提供する
ものである。更に、アルコール官能基の存在は、強めら
れた効力及び作用の持続の延長を与えるものである。
式 %式% 〔式中 Xは水素、1〜6個の炭素原子の1又は2個のアルキル
基、又は2〜10個の炭素原子の1又は2個のアシル基
、カルホベンシロキシ又はt−ブチロキシカルボニルか
ら選はれるアミノ末端残基てあり、A1は結合であるか
又は任意のアミノ酸の1〜11の残基を含有しているベ
アチト断片てあり、A2は、P l+ e 、 S L
l b P t+ e、β−(2−乃び3−チエニル)
アラニン、β−(2−及び3−フラニル)アラニン、β
−(2−、3−、及び4−ピリジル)アラニン、β−(
ヘンソチェニルー2−及び3−イル)アラニン、β−(
l−及び2−ナフチル)アラニン、Tyr、又はT1・
pであり、A3はG l u又はAspであり、 A4は任意のアミノ酸であり、 A5はIle、νa1、L e u、Nle、叉はPh
eてあり、A6はPro、If y +3.3,4−デ
ヒドロPro、チアソリシン−4−カルホキシレー1−
1Sar、NMePgl、叉はD−Alaであり、 A7は1壬意のアミノ酸であり、 A8は任意のアミノ酸であり、 A9はTyr、N e t、、Trp、′Phe、  
Leu、Nle、  Ile、  Val、Cha及び
Pl・Oがら選ばれる親油性アミノ酸であるか又はこれ
らの親油性アミノ酸の少なくとも一つを含有しているジ
ペプチドであり、 A、。−オールは、炭素末端アミノ酸がそのアルコール
誘導体に還元されている0〜5つの任意のアミノ酸残基
を含有している還元されたペプチド断片である〕のペプ
チド誘導体は有用な抗凝固剤である。
次の一般的なアミノ酸の短縮形がこの明!S書を通じて
使用される。
Ac−アセチル Ala(又はA)−アラニン DA I a(又はa)−D−アラニンArg(又はR
)−アルキニン A s n (又はN)−アスパラキンAsp(又はD
)−アスパラキン酸 pclPhe−パラクロロフェニルアラニンCha−シ
クロへキシルアラニン Cys(又はC)−システィン 3.4−デヒドロPro−3,4−デヒトロブlコリン
Gl!/(又はG)−グリシン G I u (又はE)−グルタミン酸D −G l 
u (又はe)−〇−グルタミン酸Gln(叉は0)−
グルタミン G l +、−グルダリル His(叉はH)−ヒスチジン )1yp−ヒドロキシプロリン Ile(叉は1)−イソロイシン Leu(又はし)−ロイシン Lys(又はK)−リジン Mal−マレイル Net(又はM)−メチオニン NMePgl−N−メチルフェニルグリシンNpa−β
−(ナフチル)アラニン pNOpPhe−バラニトロフェニルアラニンN1e−
ノルロイシン 0rn−オルニチン p S u b P h e−パラ置換フェニルアラニ
ンPl+e(又はF)−フェニルアラニンPgl−フェ
ニルグリシン Pro(又はP)−プロリン 5ar−サルコシン(N−メチルグリシン)Ser(又
はS)−セリン S u b P h e−オルソ、メタ、又はパラ、モ
ノ−又はシー置換フェニルアラニン S u c−サクシニル T h r (又はT)−スレオニン T1・1)(又はり)−トリプトファンTyr(又はy
)−チロシン Val(又はV)−バリン 「炭素末端アミノ酸がそのアルコール誘導体に還元され
ている任意のアミノ酸の1〜5個の残基を含有する還元
されたペプチド断片」という表現は、本発明者は炭素末
端アミノ酸のカルボン酸基の炭素原子がヒドロキシメチ
ル基、−(+]I2)0)1と置き換えられていること
を意図している。本発明のポリペプチドのA,。基は、
5個までのアミノ酸を含有し得るが炭素末端アミノ酸の
みが対応するアルコール誘導体に還元されていることを
意図している。
事実ペプチド結合が不可能となるから炭素末端アミノ酸
を除いて任意の曲のものがそのように還元されるのは可
能ではない。もちろん、A,。が単一のアミノ酸である
場合には、この単一の酸はそのアルコール誘導体に還元
されている。そのような還元されたアミノ酸の構造式は
式 で表わされ得る。式中Rは各アミノ酸の特徴的な基であ
る。例えば、Rはグリシンの場合は水素であり、アラニ
ンの場合はメチルてあり、バリンの場合はイソプロピル
であり、フェニルアラニンのときはJ\ンシルてあり、
システィンのときはメルカプトメチルである。プロリン
の還元された形態は次の構造式のアルコールである。
ここて、そのアルコール誘導体に還元されたアミノ酸は
「オール」が後に続く三つの文字のコート(又は他の短
縮形)又は一つの文字のコードのいずれかを用いて短縮
される。例えばr Ala−オール」又は「A−オール
」はカルボン酸部分が対応するアルコールに還元された
アラニンを意味し、rLeu−オール」又は「L−オー
ル」は、カルボン酸部分が対応するアルコールに還元さ
れているロイシンを意味する。
アルキル基及びアルコキシ基のアルキル部分は直鎖、分
枝鎖、又は環状のアルキル基を含むものとし、例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、第三ブチル、ペンチル、イソペンチル、第二
ペンチル、シクロペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、
シクロl−キシル及びシクロペンチルメチルである。2
〜lO個の炭素原子のアシル基は、直鎖、分枝鎖、環状
、飽和及び不飽和の、基当たり1〜2個のカルボニル基
を有するアシル基を含むものとし、例えば、アセチル、
ヘンソイル、サクシニル、マレイル、及びグルタリルで
ある。ハロゲン基はフルオロ、クロロ、アロモ又はヨー
ド基である。
「任意のアミノ酸」という用語は本明細書ではアミノ置
換基を有する任意のカルボン酸を含むものとは意図せず
、ポリペプチド誘導体の技術の当業者に一般的に使用さ
れるものとして使用され、天然のアミノ酸並ひに他の「
非蛋白」α−アミノ酸であって、天然のペプチドの合成
類似体を製造するときにペプチド化学技術で一般的に使
用されるものである。天然のアミノ酸はグリシン、アラ
ニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、メチ
オニン、スレオニン、フェニルアラニン、チロシン、ト
リプトファン、システィン、プロリン、ヒスチジン、ア
スパラキン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミ
ン、アルギニン、オルニチン、及びリジンである。「非
蛋白」α−アミノ酸の例は、ノルロイシン、ノルバリン
、アロイソロイシン、ホモアルキニン、チアプロリン、
デヒドロプロリン、ヒドロキシプロリン(Hyp)、ホ
モセリン、シクロへキシルグリシン((hg)、α−ア
ミノ−n−酪tl(Aba)、シクロlベキシルアラニ
ン(Cha)、アミノフェニル酪酸(1’ha) 、フ
ェニル部分のオルソ、メダ、又はバラ位置で1又は2個
の次のもので置換されているフェニルアラニン、即ち(
自〜C4)アルキル、((、〜C4)アルコキシ、ハロ
ゲン、又はニトロ基で置換されたもの:又はメチレンジ
オキシ基て置換されたもの:β−2−及び3−チエニル
アラニン、β−2−及び3−フラニルアラニン、β−2
−、3−、及び4−ピリジルアラニン、β−(ベンゾチ
エニル−2−及び3−イル)アラニン、β−(1−及び
2−ナフチル)−アラニン:セリン、スレオニン、又は
チロシンの1〕−アルキル化誘導体、S−アルキル化シ
スティン、チロシンの〔1−サルフェートエステル、3
゜5−ショートチロシン及び天然のアミノ酸のロー異性
体である。
「親油性のアミノ酸」という用語には、Tyr、Phe
、 Leu、N e t、 、  N I e、Ile
、〜’al、1(1s及びProが含まれる。
グリシンを例外として天然のアミノ酸は不斉炭素原子を
含有する。他に特定的に示されていない限り、本明細害
て述へられる光学活性アミノ酸は14−立1本配置であ
る。例えば、八、叉はA43.基の任意のアミノ酸は【
)−叉は1.−立体配置であり得る。慣例にしたがって
本明細臀で記載されるペプチドの構造はアミノ末端が鎖
の左側、カルボキシ末端が鎖の右側であるように記載さ
れる。
式1のポリペプチドは任意の無毒性の有機又は無機酸と
製薬上受は入れられる塩を形成できる。
適当な塩を形成ずろ無機酸の例には、塩酸、臭化水素酸
、硫酸、燐酸、及び酸金属塩、例えばオルト燐酸−水素
すトリウム及び硫酸水素カリウムが含まれる。適当な塩
を形成する有機酸の例にはモノ、ジ及びトリカルボン酸
が含まれる。そのような酸の例には、例えは酢酸、グリ
コール酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グ
ルタル酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、
アスコルビン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、
安息香酸、ヒ)・ロキシ安息香酸、フェニル酢酸、桂皮
酸、サリチル酸、2−フェノキシ安息香酸及びスルホン
酸、例えばメタンスルホン酸及び2−ヒドロキシエタン
スルボン酸が含まれる。カルボキシ末端アミノ酸の塩に
は任意の適当な無機又は有機塩基と形成される無毒のカ
ルボン酸塩が含まれる。
例示すればこれらの塩にはアルカリ金属、例えばすトリ
ウム及びカリウムとのもの、アルカリ土類金属、例えば
カルシウム、及びマグネシウムとのもの、m A族のア
ルミニウムを含めた軽金属とのもの、及び有機第一級、
第二級及び第三級アミン、例えばトリエチルアミンを含
めたトリアルキルアミン、プロ力イン、ジl\ンシルア
ミン、1−エタナミン、N、N’−ジJ\ンシルエチレ
ンシアミン、ジヒドロアビエチルアミン、N−(低級)
アルキルピペリジン、及び任意の他の適当なアミンが含
まれる。
化合物の任意の一般基がそうであるようにある基が好ま
しい。本発明者は式1のペプチド゛誘導体であって Xが水素、アセチル、又はサクシニルであるものが好ま
しいと考える。また、 A、がThr−Pro−Lys−Pro−G l n−
5er −Hi 5−Asn−Asp−G 1y−AS
ll、 一5e r−Th r−P+O−Asp−Pro−+J
l u−5er −It i 5−Asn−Asn −
Gly−Asp、 −H1s−Asn−Asp−ら1y−Asp−1−As
p−Asp−Gly−Asp−1−Asp−Gl y−
Asp−1 −Gly−Asp−1 −Asp−1又は結合であり、 A2がP h e、β−2−又は3−チエニルアラニン
、Tyr。
T r p、 N II a又はpclPheであり、
A3がG l uてあり、 A4がG11」、Asp、P r o又はAlaであり
、A5がIleSLeuてあり蔦 A6がPro、Sar、D−Ala、 Hyp叉はNM
ePglてあり、A7がG l u 、 G l n、
Asp又はAlaであり、A8がG I II SA 
s p又はAlaてあり、A9がPro+Ala−Ty
r、Ala−C’ha+Tyr−Cha+Tyr−Le
u。
Ala−Phe、 Tyr−Tyrであり、A、。−オ
ールがf′ll ++−オール、Asn−オール、Pr
o−オール、Gln−オール、Ala−オール、D−L
ys−オール、Lys−オール、D−Asp−オール、
0rn−オール又はASI)−Glu−オールである ものが好ましい。
特に好ましいのは、式1のペプチド誘導体であって Xがアセチルてあり、A、がGly−Asp叉はAsp
、又はXがサクシニルであり、A1が結合であって、A
2がPhe、β−(2−チエニルアラニン)又はTyr
であり、 A3がGlnであり、 A4がG l 11又はProであり、A5がIleで
あり、 A6がProであり、 A7がGl uてあり、 A8がG l u又はAspてあり、 A9がTyr−LeuSAla−Tyr、 Tyr−T
yrSAla−Phe、 Ala−Cha又はProて
あり、 Alo−オールがAla−オール、f’i l n−オ
ール、Asp−オール、Pro−オール、D−Asp−
オール、D−Lys−オール、D −G l u−オー
ル又は−A cNl) −G l +、+−オールであ
るものである。
本発明のペプチドは当業者に容易に知られ得る種々の手
順で製造できる。そのような手順には同相連続及びブロ
ック合成、遺伝子クローニング及びこれらの技術の絹み
合わせが含まれる。固相速読手順は自動化されたペプチ
ド合成機の使用によるなと確立された自動方法を用いて
実施できる。
この手順に於いてペプチドは最後から二番目のC−末端
保護アミノ酸から始め樹脂上で構築される。
使用される樹脂支持体は、慣用的にこの技術でポリペプ
チドの固相合成に用いられる任意の適当な樹脂であり得
、好ましくは0.5〜約3%のジビニルベンセンて架橋
されているポリスチレンで、クロロメチル化又はヒドロ
キシメチル化のいずれかがされていて、最初に導入され
るαアミノ保護アミノ酸とエステル形成の場所が与えら
れているものである。連続の結合が完了した後にBoC
保護基がその場所に残されるか又は除去され、モしてN
−末端アミノ基がアシル化される。樹脂から保護フラグ
メントを置き換えることは適当なアミノアルコールを用
いて達成できた。・ ヒドロキシメチル樹脂の例はボダンスキー等、Chem
、 lnd、 (London) 38.1597−9
8 (1966)に記載されている。クロロメチル化樹
脂はバイオ ラドラボラトリ−、カリフォルニア州、リ
ッチモントから市販されており、そのような樹脂の製造
はスチュワート等、「同相ペプチド合成」 (フリーマ
ン アント カンパニー、サンフランシスコ 1969
)1章、1〜6頁に記載されている。保護されたアミノ
酸はギシン、tlelv、 tシhem、 Act、a
、 56.1476 (1973)の手順によって樹脂
に結合できる。多くの樹脂結合保護アミノ酸が市販され
ている。例としてカルボキシ末端がT h r残基であ
る本発明のポリペプチドを製造するには、第三級ブチル
オキシカルボニル(Boc)保護T h rてあって、
J\ンジル化されたヒドロキシメチル化されたフェニル
アセタミドメチル(PAM)樹脂に結合されたものを使
用出来、これは市販されている。
α−アミノ保護アミノ酸を樹脂支持体に結合した後に保
護基を任意の適当な手順、例えば塩化メチレン中のトリ
フルオロ酢酸、トリフルオロ酢酸のみ、又はジオキサン
中のHCIを使用することによって除去される。脱保護
は0℃から室温の間の温度で実施される。特定のα−ア
ミノ保護基の除去のための他の標準の開裂試薬及び条件
を使用できる。α−アミノ保護基の除去の後、他のアミ
ノ保護アミノ酸を所望の順序で段階的に結合する。
別の方法として複数のアミノ酸基を樹脂支持アミノ酸配
列と結合する前に溶液方法で結合することが出来る。
ポリペプチド配列に導入される各アミノ酸とともに使用
するアミノ保護基は、任意のこの技術で知られた保護基
であり得る。α−アミノ保護基の類の内、考慮に入れら
れているものは(1)アシル型保護基、例えばホルミル
、トリフルオロアセチル、フタリル、トルエンスルホニ
ル(t、osyl)、ペンセンスルホニル、二1・ロフ
ェニルスルフェニル、トリチルスルフェニル、0−二ト
ロフエノキシアセチル及びα−クロロブチリル、(2)
芳香族ウレタン型保護基、例えはヘンシロキシカルボニ
ル及び置換ヘンシロキシカルボニル、例えばp−クロロ
ベンジルオキシカルボニル、p−ニトロ今ンジルーカル
ボニル、1)−ブロモベンジルオキシカルボニル、p−
メトキシベンジルオキシカルボニル、1−(1)−ビフ
ェニリル)−1−メチルエトキシカルボニル、α、α−
ジメチルー3.5−シメI・キシベンジロキシカルボニ
ル及びベンズヒドロキシカルボニル、(3)脂肪族ウレ
タン保護基、例えは第三ブチルオキシカルボニル(Bo
c)、ジイソプロピルメトキシカルボニル、イソプロピ
ルオキシカルボニル、エトキシカルボニル及びアリロキ
シカルボニル、く4)シクロアルキルウレタン型1呆護
基、例えばシクロペンチロキシカルボニル、アダマンチ
ロキシカルボニル及びシクロヘキロキシ力ルボニル、(
5)チオウレタン型保護基、例えはフェニルチオカルボ
ニル、(6)アルキル型保護基、例えばトリフェニルメ
チルクトリチル)及びJ\ンシル、及び(7)トリアル
キルシラン基、例えばトリメチルシランである。好まし
いα−アミノ保護基は第三フ゛トキシカルボニルである
適当な結合剤の選択は、当業者の行い得る範囲内のもの
である。特に適した結合剤であって加えられるべきアミ
ノ酸がGln、A S n又はArgであるものはN、
N’−ジイソブロビル力ルポジイミト及び1−ヒドロキ
シペンツトリアソールである。これらの試薬の使用はニ
トリル及びラクタムの形成を防止する。他の結合剤は(
1)カルボジイミド類(例えば、N、N’−ジシクロへ
キシルカルボジイミド゛及びN−エチル−N′−(γ−
ジメチルアミノブロピル力ルボジイミト))、(2)シ
アナミド類(例えば、N、N−ジヘンジルシアナミド)
、(3)ケテンイミン類、(4)イソキサゾリウム塩(
例えば、N−エチル−5−フェニル−イソキサゾリウム
−3′−スルフオネ−1・)、(5)1〜4個の窒素原
子を環中に含む芳香族性の単環式窒素含有複素環アミド
、例えばイミダソリト類、ビラゾリド類、及び1,2.
4− )リアゾリト類である。有用な特定の複素環アミ
ド類にはN、N’−カルポニルシイミダソール及びN、
N−カルボニル−ジー102.4−1−リアゾール、(
6)アルコキシ化アセチレン(例えば、エトキシアセチ
レン)、(7)アミノ酸のカルボニル部分と混合無水物
を形成する試薬(例えば、エチルクロロホルメート及び
イソブチルクロロホルメート)又は結合されるべきアミ
ノ酸の対称的な無水物(例えば、Boc−Ala−0−
Ala−Boc)及び(8) −−)の環窒緊上ニヒド
ロキシル基を有する窒素含有複素環化合物(例えは、N
−ヒドロキシフタルイミド、N−ヒドロキシ−2!−]
 − コハク酸イミド及び1−ヒドロキシベンゾ!・リアソー
ル)である。他の活性化試薬及びペプチド結合に於ける
それらの用途は、カブール、 、1. Pl+arm。
Sci、、 59.’ 1−27頁(1970)により
記載されている。
本発明者等は結合試薬として対称無水物を使用するのが
Arg、 Asn及びG1n以外の全てのアミノ酸に対
し好ましいと考えている。
各々の保護されたアミン酸又はアミノ酸配列は、約4倍
の過剰で同相反応器に導入されカップリングをジメチル
ホルムアミド対塩化メチレン(1:I)の媒体中又はジ
メチルホルムアミド単独の中、又は好ましくは塩化メチ
レン単独の中で実施する。
不完全なカップリングが生した場合には、カップリング
手順を同相反応器中の次のアミノ酸のカップリングの前
にα−アミノ保護基の除去前に繰り返す。合成の各段階
に於けるカップリンク反応の成功はイー、カイザー等、
 Analyt、 Biocl+e+n、 34゜59
5 (、+970)により記載されるニンヒドリン反応
によってモニターする。
所望のアミノ酸配列が得られた後にペプチドを樹脂から
除去する。これは加水分解、例えば樹脂結合ポリペプチ
ドを炭素末端アミノアルコール残基、酢酸、及びジクロ
ロメタン(DCM)で処理することによって成し得る。
固相ペプチド合成の技術で知られるようにアミノ酸の多
くは鎖製造の間に保護を要する官能基を有している。適
当な保護基の使用及び選択は当業者の能力の範囲内にあ
るものであって、保護されるべきアミノ酸及びペプチド
上の他の保護されるアミノ酸残基の存在に依存する。そ
のような側鎖保護基の選択はα−アミノ部分の保護基の
開裂の間開裂によって除去されないものでなければなら
ないという点で臨界的である。例えは、リジンtこ対す
る適した側鎖保護基はヘンシロキシカルボニル及び置換
ベンジロキシカルボニルであり、そのような置換基はハ
ロ(例えば、クロロ、ブロモ、フルオロ)及びニトロ(
例えば、2−クロロヘンシロキシカルボニル、p−二ト
ロヘンジロキシ力ルボニル、3,4−ジクロロヘンシロ
キシカルボニル)、トシル、t−アミロキシカルボニル
、t−ブチロキシカルボニル及びジイソプロピルメトキ
シカルボニルから選ばれる。スレオニン及びセリンのア
ルコール性ヒトロギシル基は、アセチル、ベンゾイル、
第三アチル、トリチル、J\ンシル、2,6−ジクロロ
J<ンジル又はヘンシロキシカルボニル基で保護され得
る。好ましい保護基はベンジルである。
これらの基はこの技術で良く知られた手順で除去できる
。典型的には医護基の除去はペプチド鎖合成が完了した
後であるが、保護基は任意の他の適当なときに除去する
ことも出来る。
本発明のアルコールペプチド誘導体の抗凝固投与量は、
治療されるべき患者血栓症状のひどさ、及び選ばれるベ
ブチ1ζ誘導体に依存し、−日当たり患者体重キロクラ
ム当たり0.2mg〜250mgである。
れ得る。好ましくは1〜4回の毎日の投与がなされ典型
的には投与量たり5B−100mgの活性化合物が投与
される。本発明のペプチドアルコールの体外媒体、例え
ば保存された全血中に於ける血液凝固を防止するか又は
抑制するのに要する量は、容易に当業者により決定され
得る。
□ 抗凝固療法は種々の血栓症状、特に冠状動脈及び脳血管
病の処置及び予防に示唆されている。この分野で経験を
積んだ者は、抗凝固療法を要求するような状況に容易に
気がつく。本明細書で使用する「患者」という用語は、
哺乳類、例えば人を含めた霊長類、羊、馬、牛、豚、犬
、猫、ラット及びマウスを意味するものとする。血液凝
固の抑制は、血栓症状を有する個人の抗凝固療法に有用
であるのみらなす血液凝固の抑制が望ましい場合、例え
ば保存された全血の凝固の防止及び試験又は貯蔵のため
の他の生物学的試料に於ける凝固の防止などに於いてな
どあらゆる場合に有用である。
ペプチド誘導体の幾つかは経口投与の後隅を通過しても
生延び得るが、本発明者は非経口投与、例えば皮下、静
脈内、筋肉内又は腹腔内投与、デポ−注射による投与、
移植製剤による投与又は粘膜への適用、例えば鼻、喉及
び気管支に対する適用、例えは本発明のペプチド誘導体
をスプレー又は乾燥粉末形で含有しているエロゾルの缶
に於ける投与が好ましいと考えている。
化合物の非経口投与は、表面活性剤及び他の製薬上受は
入れられる助剤の添加有り又は無しで、水又は油の様な
滅菌液体であり得る製薬担体と共に生理学的に受は入れ
られる希釈剤中の化合物の溶液又はV、濁液の注射可能
な投与物として投与され得る。これらの製剤中で使用で
きる油の例は石油、動物、植物、叉は合成起源のもの、
例えばピーナツ油、大豆油、及び鉱油である。一般に、
水、塩水、デキストロース水溶液及び関連糖溶液、エタ
ノール及びグリコール類、例えばプロピレングリコール
又はポリエチレングリコールが好ましい液体担体で、特
に注射溶液に良い。
化合物は、デポ−注射叉は移植製剤の形態で投与するこ
とが出来、これらは活性成分の持続放出を可能とするよ
うな方法で処方され得る。活性成分は、ベレット又は小
シリンダー形に圧縮され皮下又は筋肉内にデポ−注射叉
は移植片として移植される。移植片は生物分解可能な重
合体又は合成シリコシ、例えはシラスチック、即ちダウ
ーコ一一34= ニング コーポレーションにより製造されたシリコンゴ
ムなどの不活性物質を使用することが出来る。
〔実施例〕
本発明は、改の非限定実施例により説明される。
実施例 1 炭素末端ペプチドアルコールの製造 ペプチドをデグラト及びカイザー(、,1,Org、 
Ch6m’、 45.1295−1300 (1980
))の方法により製造したp−二トロベンズヒトリリデ
ンイソニトロソ樹脂(オキシム樹脂)を用いて合成した
。オキシム樹脂 (0,54g、 0.52ミリも11
10.97ミリモ11/g置換) を ア ブライド 
バイオシステムズモデル430A ペプチドシンセサイ
ザーの容器中に入れた。Boc−保護アミノ酸を二倍過
剰でそれらの対称無水物として順次単一結合させた。使
用した側鎖(呆護は、次の通りである。A S 11 
(Ch x )、Glu(Bzl)、Tyr(2−Br
Z)。シンセサイザーのプログラムは、各サイクルに対
し次のプロトコルを与えるように記載された。
1)  lミ1H11の予め形成された対称無水物を加
える、 2)5%の追加的な容量の旧EA(?)を加える、3)
  1時間攪拌する、 4)排出、 5)  DCMで洗浄する( 5X 71分)、(i 
)  D CM中の20%TFAで洗浄する(1分)、
?)  I)cM中の20%TFAて15分間処理する
、8 )  D CMて洗浄する (3X 10.5分
)、9)イソプロパツールで洗浄する(4分)、10)
洗浄する(3X’10.5分)、+1)イソプロパツー
ルで洗浄する(4分)、+2) DCMで洗浄する (
3X 10.5分、)13)イソプロパツールで洗浄す
る(4分)、14)洗浄する( 3X 10.5分)。
合成の完了の後、樹脂を真空で乾燥する。樹脂を次に2
当量のアラニノール(最初の樹脂置換に基づく)及び0
6M中の1当量の酢酸で室温で20時間処理する。樹脂
を濾過する。濾液を凍結乾燥する。
残留物を一5℃で30分間、2%アニソールを含有する
液体HFで処理する。真空でHFを除去したらペプチド
を30%アセトニトリルで抽出し、凍結乾燥する。残留
物を調製用HPLC(ダイナマックス Cl821.4
X 150mmカラム)によってアセトニトリル0、1
%TFA系を用いて精製する。この方法で得られたペプ
チドはF A B − M Sにより所望の分子イオン
ピークな与え、そして所望のペプチドに従うアミノ酸分
析を有していた。この方法で次の述べられた性質を有す
るペプチドが作られた。
1) SucFEPIPEYL−オールM臂1092.
6 FAR−MS (Ml()= 1094.0 tR
17.53E2eo 1573  ペプチド含!79.
8%GIX(2)  Pro(2)、 Ile(1) 
 Tyl・(+)  Pl+e(1)2、08   +
.0+   0.94   0.99   0.982
) SucFEPIPEEYChaA−オールM讐 1
332.7  FAR−MS  O団)”  1333
.4  5  20.2分E2g0 1755  ペプ
チド含!73%Glx(3)  Pro(2)  Il
e(1)  Tyr(1)  Phe(1)3、04 
  2.03   0.92   +.00   0.
97Cha(1) 0、95 3) SucFEPIPEEYL−オールM1+l  
1221.6  FAR−MS  (MH)=  12
22.8  1.R 1G.83E2QO 1686 
 ペプチド含量72.1%GIX(2)  Pro(2
)  Ile(1)  Tyr(])  Pl+e(1
)3、Q.9   、1.98    0.96   
 0.97    1.00出願人 メレルダウ ファ
ーマスーティヵルズインコーボレーテット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 X−A_1−A_2−A_3−A_4−A_5−A_6
    −A_7−A_8−A_9−A_1_0−オール 〔式中Xは水素、1〜6個の炭素原子の1又は2個のア
    ルキル基、又は2〜10個の炭素原子の1又は2個のア
    シル基であり、 A_1は結合であるか又は任意のアミノ酸の1〜11の
    残基を含有しているペプチド断片であり、 A_2は、Phe、SubPhe、β−(2−及び3−
    チエニル)アラニン、β−(2−及び3−フラニル)ア
    ラニン、β−(2−、3−、及び4−ピリジル)アラニ
    ン、β−(ベンゾチエニル−2−及び3−イル)アラニ
    ン、β−(1−及び2−ナフチル)アラニン、Tyr、
    又はTrpであり、A_3はGlu又はAspであり、 A_4は任意のアミノ酸であり、 A_5はIle、Val、Leu、NleN又はPhe
    であり、A_6はPro、Hyp、3,4−デヒドロP
    ro、チアゾリジン−4−カルボキシレート、Sar、
    NMePgl、又はD−Alaであり、 A_7は任意のアミノ酸であり、 A_8は任意のアミノ酸であり、 A_9はTyr、Trp、Phe、Leu、Nle、I
    le、Val、Cha及びProから選ばれる親油性ア
    ミノ酸であるか又はこれらの親油性アミノの少なくとも
    一つを含有しているジペプチドであり、 A_1_0−オールは、炭素末端アミノ酸がそのアルコ
    ール誘導体に還元されている0〜5つの任意のアミノ酸
    残基を含有している還元されたペプチド断片である〕の
    アルコールペプチド誘導体。 2、A_2がPhe、β−(2−又は3−チエニル)ア
    ラニン、又はTyrである特許請求の範囲第1項に記載
    のアルコールペプチド誘導体。 3、A_3がGluである特許請求の範囲第1項に記載
    のアルコールペプチド誘導体。 4、A_4がGlu、Ala、又はProである特許請
    求の範囲第1項に記載のアルコールペプチド誘導体。 5、A_5がIleである特許請求の範囲第1項に記載
    のアルコールペプチド誘導体。 6、A_6がProである特許請求の範囲第1項に記載
    のアルコールペプチド誘導体。 7、A_7がGlu又はAlaである特許請求の範囲第
    1項に記載のアルコールペプチド誘導体。 8、A_8がGlu又はAspである特許請求の範囲第
    1項に記載のアルコールペプチド誘導体。 9、A_9がTyr−Leu、Ala−Tyr、又はA
    la−Chaである特許請求の範囲第1項に記載のアル
    コールペプチド誘導体。 10、A_1_0−オールがGln−オール、Asp−
    オール、Pro−オール、Asn−オール、Asp−G
    lu−オール、Glu−オール、Ala−オール、D−
    Lys−オール、Lys−オール、D−Asp−オール
    、D−Glu−オール又はOrn−オールである特許請
    求の範囲第1項に記載のアルコールペプチド誘導体。 11、XがH、アセチル、又はサクシニルである特許請
    求の範囲第1項に記載のアルコールペプチド誘導体。 12、A_1がSer−His−Asn−Asp−Gl
    y−Asp、Asn−Asp−Gly−Asp、 Asp−Gly−Asp、 Gly−Asp、 Asp、又は 結合 である特許請求の範囲第1項に記載のアルコールペプチ
    ド誘導体。 13、A_1が−Thr−Pro−Lys−Pro−G
    ln−Ser−His−Asn−Asp−Gly−As
    p−である特許請求の範囲第1項に記載のアルコールペ
    プチド誘導体。 14、A_1が−Thr−Pro−Asn−Pro−G
    lu−Ser−His−Asn−Asn−Gly−As
    p−である特許請求の範囲第1項に記載のアルコールペ
    プチド誘導体。 15、H−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu−
    Ile−Pro−Glu−Glu−Tyr−Leu−G
    ln−オールである特許請求の範囲第1項に記載のアル
    コールペプチド誘導体。 16、Suc−Phe−Gly−Glu−Ile−Pr
    o−Glu−Glu−Tyr−Leu−Gln−オール
    である特許請求の範囲第1項に記載のアルコールペプチ
    ド誘導体。17、H−Gly−Asp−Phe−Glu
    −Pro−Ile−Pro−Glu−Asp−Ala−
    Tyr−Asp−Glu−オールである特許請求の範囲
    第1項に記載のアルコールペプチド誘導体。 18、Suc−Phe−Glu−Pro−Ile−Pr
    o−Glu−Glu−Tyr−Leu−Pro−オール
    である特許請求の範囲第1項に記載のアルコールペプチ
    ド誘導体。19、Suc−Phe−Glu−Glu−I
    le−Pro−Glu−Glu−Tyr−Leu−Gl
    n−オールである特許請求の範囲第1項に記載のアルコ
    ールペプチド誘導体。20、Suc−Phe−Glu−
    Pro−Ile−Pro−Glu−Glu−TyrLe
    u−Gln−オールである特許請求の範囲第1項に記載
    のアルコールペプチド誘導体。 21、Suc−Tyr−Glu−Pro−Ile−Pr
    o−Glu−Glu−Ala−Phe−D−Lys−オ
    ールである特許請求の範囲第1項に記載のアルコールペ
    プチド誘導体。 22、Suc−Tyr−Glu−Pro−Ile−Pr
    o−Glu−Glu−Ala−Tyr−Lys−オール
    である特許請求の範囲第1項に記載のアルコールペプチ
    ド誘導体。23、Suc−Tyr−Glu−Pro−I
    le−Pro−Glu−Glu−Ala−Cha−Ly
    s−オールである特許請求の範囲第1項に記載のアルコ
    ールペプチド誘導体。24、Suc−Tyr−GlU−
    Pro−Ile−Pro−Glu−Glu−Ala−C
    ha−Lys−オールである特許請求の範囲第1項に記
    載のアルコールペプチド誘導体。25、Suc−Tyr
    −Glu−Pro−Ile−Pro−Glu−Glu−
    Ala−Phe−Glu−オールである特許請求の範囲
    第1項に記載のアルコールペプチド誘導体。26、Su
    c−Tyr−Glu−Pro−Ile−Pro−Gln
    −Glu−Ala一Phe−Gl−オールである特許請
    求の範囲第1項に記載のアルコールペプチド誘導体。 27、Suc−Tyr−Glu−Pro−Ile−Pr
    o−Glu−Glu−Ala−Cha−Asp−オール
    である特許請求の範囲第1項に記載のアルコールペプチ
    ド誘導体。28、特許請求の範囲第1〜27項のうちの
    一つのアルコールペプチド誘導体の抗凝固有効量及び製
    薬上受け入れられる担体を投与することからなる必要と
    する患者の血液凝固を減少させる方法。 29、特許請求の範囲第1〜27項の一つのアルコール
    ペプチドの血液凝固有効量と媒体とを接触させることか
    らなる媒体中の血液凝固を減少させる方法。 30、式 X−A_1−A_2−A_3−A_4−A_5−A_6
    −A_7−A_8−A_9−A_1_0−オール〔式中 Xは水素、1〜6個の炭素原子の1又は2個のアルキル
    基、又は2〜10個の炭素原子の1又は2個のアシル基
    であり、 A_1は結合であるか又は任意のアミノ酸の1〜11の
    残基を含有しているペプチド断片であり、 A_2は、Phe、SubPhe、β−(2−及び3−
    チエニル)アラニン、β−(2−及び3−フラニル)ア
    ラニン、β−(2−、3−、及び4−ピリジル)アラニ
    ン、β−(ベンゾチエニル−2−及び3−イル)アラニ
    ン、β−(1−及び2−ナフチル)アラニン、Tyr、
    又はTrpであり、A_3はGlu又はAspであり、 A_4は任意のアミノ酸であり、 A_5はIle、Val、Leu、Nle、又はPhe
    であり、A_6はPro、Hyp、3,4−デヒドロP
    ro、チアゾリジン−4−カルボキシレート、Sar、
    NMePgl、又はD−Alaであり、 A^7は任意のアミノ酸であり、 A_8は任意のアミノ酸であり、 A^9はTyr、Trp、Phe、Leu、Nle、I
    le、Val、Cha及びProから選ばれる親油性ア
    ミノ酸であるか又はこれらの親油性アミノ酸の少なくと
    も一つを含有しているジペプチドであり、 A_1_0−オールは、炭素末端アミノ酸がそのアルコ
    ール誘導体に還元されている0〜5つの任意のアミノ酸
    残基を含有している還元されたペプチド断片である〕の
    ペプチドアルコールを製造する方法に於いて、 (a)A_9アミノ酸に対応する適当に保護されたアミ
    ノ酸を活性化された樹脂支持体に結合させ、 (b)次に、他のαアミノ保護アミノ酸を、カルボキシ
    からアミノ末端への順序、即ちA_8ないしA_1の順
    序でアミノ保護基を除去することによって暴露させつつ
    成長しているペプチド鎖の末端アミノ末端に結合させ、 そして (c)最後に樹脂結合ペプチドをジクロロメタン中の約
    2当量のA_1_0−オールに対応するカルボキシ末端
    アミノアルコール及び約1当量の酢酸で処理してペプチ
    ドを樹脂から開放し、そして同時にカルボキシ末端ペプ
    チドアルコールをペプチドに結合させ、このようにして
    所望のペプチドアルコール誘導体を生じることからなる
    方法。
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