JPH01313265A - ワインダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は巻取るべき糸を受取ってこれを綾巻きボビンの
形成の之めに往復動させてボビンへ案内する糸ガイドを
備え九ワインダであって、ボビンが、これを、陽動する
巻取ドラム上に載着されており、巻取ドラムが糸トラバ
ース範囲に３で糸ガイドの逆転位置に対応する端部領域
に、糸を案内する部材を備えており、かつ両方の領域間
で滑らかに形成されて・ハる形式のものに関する。

〔従来の技術〕

往復動する糸ガイドとボビンを１功動する巻取ドラムと
を備えたワインダでは、ボビンの縁部が固くなる。この
ことは特に着色用ボビンの製造時の欠点となる。なぜな
らば、染色過程のためにはボビンの密度ができるだけ小
さくなければならないからである。そのことのためには
、糸が適当に急傾鋼の綾巻角で巻をられなければならな
い。ボビンの縁部が固くなる理由は、糸ガイドの逆転位
置では綾撮り角が大きく、糸が著しく廁めに位置するこ
とによって、糸が内向きに跳ね飛ぶからである。これに
よって、ボビン上での行程が糸ガイドによる行程に比し
て短くなる。これにより、中央では密度が小さいが縁で
は硬いボビンが巻成されてしまう。このことは行程を低
い周波数で左右に偏位させる適度に大きな行程偏位を導
入することによっては補償されない。そのようにすれば
、糸のフラット量 な逆転によって縁領域に多次の糸が巻かれてしまう。

ドイツ連邦共和国特許出願公開（ＤＥ−Ｏ８）第２２４
３５０７号明細書に開示されたワインダでは、少なくと
も、綾振り運動時に糸と接触する糸トラバース範囲内で
巻取ドラムの終端頌域に溝が備えられている。巻取ドラ
ムの糸トラバース佃域の両方の終端頭載の間では外周が
滑らかである。この溝は環状であってもよく、螺旋状で
あってもよい。溝のこのような配置は巻取ドラムと糸ガ
イドとの相互の同期運転全必要とし、これによυ糸ガイ
ドが行程の終端部に達したさいには巻取ドラムの１つの
溝が糸の乗上げ点に位置していなければならない。それ
ゆえ、巻取ドラムと糸ガイドとの間に所定の伝達比が維
持されなければならない。大きな調節範囲にわ几る任意
の綾振り角の選択はもはや不可能となる。

〔本発明の課題〕

本発明の課題は大きな調節範囲にわたる任意の綾振り角
の選択を可能ならしめる、糸ガイドを備えた巻取ドラム
を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決した本発明の要旨は巻取ドラムが糸ガイ
ドの運転位置の領域内でその周面に、糸を案内するｔめ
の多数の互いにずれた逆転個所を備えていることにある
。

〔本発明の作用・効果〕

本発明巻取ドラムによれば糸ガイドの逆転位置の領域内
には巻取ドラム周面に、糸を案内する多数の逆転個所が
設けられ°Ｃおり、これらの逆転個所が互いにずれてお
り、従って糸は各伝達比ごとに１つの逆転個所に位置す
るが、シタしこの逆転個所との対応関係が正確でなくて
よいことにある。

本発明の有利な構成では、巻取ドラムの周面に設けられ
定逆転個所が、巻取ドラムの軸線に対［７て釧めに延び
る複数の平行な溝と、同様に胴めに延びる複数の溝との
交差個所から成る。

２つの溝の各交差点が逆転個所を形成する。溝の幅及び
深さ兼びにその縁の勾配によって、逆転個所は任意の糸
番手に合わせて、唆良に調節される。その上、逆転個所
の位置によって、ホビンのワインディングジオメトリへ
影響を及ぼすこともできる。しかし、かならずしも、所
定の角度を成して軸線に対して胴めに延びる平行な、一
方向で延びる溝が、池の方向で巻取ドラムの軸線に対し
て酬めに延びる平行な溝と同じ大きさの逆の角度を有す
る必要はない。しかし、−方向の平行な溝の傾胴角が他
方向の平行な溝の１′＠剃角に対して逆向きの等しい大
きさであれば、巻取ドラムの周面上に正確な幾何学的な
菱形模様が生じる。その場合、逆転個所は互いに前後す
る平行な列内に位置し、そのさい、この列は巻取ドラム
の軸に対しても平行である。

逆転個所のこの模様を観察すると、逆転個所が一列に相
前後して韮んで見える。糸ガイドが巻取ドラムの終端頌
域内へ運動して行くと、糸は糸ガイドの位置に応じてじ
かに１つの逆転個所に位置する。その場合、この１つの
逆転個所は糸ガイドから出ている糸の前に正確に位置し
ていなくてもよい。

従って、糸の乗上げ点に関し糸ガイドと巻取ドラム上の
逆転個所との同期的な適合は不要である。

本発明の有利な構成では、巻取ドラム上に増付けた摩擦
ライニングに逆転個所が設けられている。摩擦ライニン
グへの溝の形成は特に経済的である。なぜならば摩擦ラ
イニングは一般に金属からは成っておらず、熱可塑性の
変形可能な材料から成っており、従って、摩擦ライニン
グの成形時に逆転個所を１作業過程で表面にじかに形成
することができるからである。

〔実施例〕

ｅＪ巻Ａボビン１はそのボビンスリーブ２を介してボビ
ンホルダ３に支承されており、ボビンホルダ３は公知技
術に属するため詳しくは図示されていない。

綾巻きボビン１はこれを駆動する巻取ドラム４上に載着
されている。この巻取ドラム４は軸５に支承されており
、かつ図示されていない駆動装置によって駆動される。

巻取ドラム４はその右端６及び左端７に、要するに糸ガ
イドの逆転位置の領域内に、ドラム４の軸５に対して側
めに延びる平行な溝９；１０を摩擦ライニング１３内に
備えている。平行な溝９は軸５に対して鈍角を成して右
に傾いておυ、溝１０は軸５に対して鈍角を成して左に
傾いて延びている。

溝９；１０はドラムの左端γのところでも同様に延びて
いる。平行な溝９；１０はドラム４の軸５に対して互い
に逆の同じ大きさの角度を成しているために互いに交差
しており、その交差点のところに逆転個所１１を備えて
いる。溝相互の適当な間隔によって、断面菱形の種々の
大きさの突起１２が形成される。次の加工過程でこの突
起の輪郭を変化させることができ、従って、突起は例え
ば円形又はだ円形の横断面、若しくは円筒形又は円錐形
の輪郭を有することができる。溝の幅及び深さは糸番手
に相応して選択される。その場合、溝の横断面は糸横断
面に比して若しくは太きぐなければならない。糸横断面
が溝横断面と同じか又は若干しか大きくないときは、糸
がからまるおそれが生じる。

巻取ドラムの右端６と左端７との間の領域８は滑らかで
あり、その周面は、突起１２の上面が成す周面と同じで
ある。滑ら小な領域８内では糸ガイド１４だけが綾巻き
ボビン１への巻取りのための糸１６の案内を行なう。

第１図では糸がイド１４が巻取ドラム１４の右端６の逆
転位置に位置している。糸ガイド１４は糸ガイドロッド
１５に固定されており、この糸がイドロッド１５は図示
しない駆動装置によって糸ガイド１４を往復動せしめる
。その場合、図示しない供給ボビンから到来する糸１６
は綾巻きボビン１にもたらされて綾巻きで巻取られる。

第１図から判るよって、糸１６は２つの突起１２間で案
内され、逆転個所１１内で方向を変化させる。両方の突
起１２１（よって、糸１６はその位置を固定され、その
ため、著しく側めであっても内向に跳飛ばない。それゆ
え糸１６は所望の巻取模様で綾巻きボビン１に巻取られ
る。これにより綾巻きボビンは均一な密度を獲得する。

このことは特に染色用ボビンで有利である。

第２図には、第１図の■−■線に沿った断面が示されて
いる。” がビンホルダ３によって保持されたボビンスリープ２上
に巻取られた綾巻なボビ／１は巻取　。

ドラム４上に載着されている。巻取ドラム４及びその軸
５はその右端６のところで断面されている。駆動軸を形
成している軸５は巻取ドラム４を支持しており、巻取ド
ラム４はその右端６の周面に摩擦ライニング１３を備え
ている。摩擦ライニング１３に形成された溝によって逆
転個所１１が形成されている。さらに、溝によって突起
１２が形成されている。第２図でみて巻取ドラム４の左
側に、その前方に、糸ガイドロッド１５によって往復動
される糸ガイド１４が配置されている。糸１６は綾巻き
ボビン１上に接線状に乗上げる前に巻取ドラム４の逆転
個所１１の底部に接触している。糸は突起１２に巻掛け
られて、糸ガイド１４によってその逆転位置として予め
定められた位置に保持され、この位置で綾巻きボビンへ
巻取られる。逆転個所１１を制限する突起１２が、滑ら
かな巻取ドラムでは生じる糸１６の内向きの跳飛びを阻
止している。

摩擦ライニング１３はプラスチック、ゴム又はゴムに類
似した材料から成ることができ、これによって、逆転個
所を形成する溝を、巻取ドラムに差しはめられる又は縮
みばめされる摩擦ライニングの成形過程のさいにしかに
毀作することができる。

以上、本発明の１実施例を円筒形の綾巻きボビンについ
て説明したが、本発明は任意の円錐角を有する円錐形の
ボビンでも適用できるのは勿論である。円錐ボビンの場
合、円錐のためにボビンの右仰１範囲は左１則範囲とは
異なる配置で逆転個所を有するのが有利である。このこ
とは各端部領域において、巻取ドラムの軸に対して平行
な溝列の位置を違えることによって得られる。巻取ドラ
ムの各終端頌域内での逆転個所のこのような互いに異な
る配置によって、円錐形の、稜巻きボビンの巻取りのジ
オメトリが考慮される。

【図面の簡単な説明】

第１南は本発明の１実施例の＜１１１面図、第２図は第
１図のｎ−ｎ線に沿った断面図である。 １・・・綾巻きボビン、２・・・ボビンスリーブ、３・
・・ボビンホルダ、４・・・ドラム、５・・・軸、６・
・・右端、７・・・左端、８・・・領域、９．１０・・
・溝、１１・・・逆転個所、１２・・・突起、１３・・
・摩擦ライニング、１４・・・糸ガイド、１５・・・糸
ガイドロンド、１６・・糸。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、巻取るべき糸を受取つてこれを綾巻きボビンの形成
   のために往復動させてボビンへ案内する糸ガイドを備え
   たワインダであつて、ボビンが、これを、駆動する巻取
   ドラム上に載着されており、巻取ドラムが糸トラバース
   範囲内で糸ガイドの逆転位置に対応する端部領域に、糸
   を案内する部材を備えており、かつ両方の領域間で滑ら
   かに形成されている形式のものにおいて、巻取ドラム（
   ４）が糸ガイド（１４）の逆転位置の領域内でその周面
   に、糸（１６）を案内するための多数の互いにずれた逆
   転個所（１１）を備えていることを特徴とするワインダ
   。 ２、巻取ドラム（４）の周面に設けられた逆転個所（１
   １）が、巻取ドラム（４）の軸（５）に対して斜めに延
   る複数の互いに平行な溝（９）と、同様に巻取ドラム（
   ４）の軸（５）に対して斜めに延びる、前記溝（９）と
   交差する複数の互いに平行な溝（１０）との交差点から
   成る請求項１記載のワインダ。