JPH01312699A - 避難経路表示システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、大きなビルやホテルなどに設置して有効な避
難経路表示システムに関し、更に詳しくは、建物の主要
な所定個所に設置しなセンサから伝送されてくる例えば
火災発生によって大きく変化する信号をデータ収集手段
を介して電子計３９．機システムに取込み、火災発生時
に適切な避難経路を表示するようにした避難経路表示シ
ステムに関する。

（従来の技術） 大きなビルやホテルなどには、既に火災が発生した場合
、それを知らせる報知システムや、消火システムはある
。また、幾つかの避難誘導路も設けることが義務付けら
れている。

ところで、実際に火災が発生した場合、建物内部にいる
者はそれが避難する必要のあるものか、避難する場合、
どの避難経路を経て安全な非常口あるいは出口から脱出
避難したら良いかを迅速に判断・する必要があるが、こ
の様な判断は周囲の状況等を正しく把握しなくてはなら
ず、容易に出来るものではなかった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、この様な状況に鑑みてなされたものであって
、その目的は、火災が発生したような場合に、周囲の状
況を適切に判断して、安全な避難経路及び安全な非常日
を表示できる３！！難経路表示システムを提供すること
にある。

（課題を解決するための手段） 第１図は本発明の基本的な構成を示すブロック図である
６図において、１１．１２〜１ｎは建物内部の所定個所
に設置され少なくとらその場所の温度を検出する複数個
のセンサ、２はこれらの複数のセンサ１１〜１ｎからの
信号を収集するデータ収集手段、３は建物に関して少な
くとも非常口、出口を示すデータ、当該非常口、出口に
通じる避難経路を示すデータを格納したメモリ、４はデ
ータ収集手段で収集した各データ自身の大きさ、データ
相互間の変化状態及び分布状態に基づいて危険エリアを
決める危険エリア決定手段、５は危険エリア決定手段４
で設定した危険エリアを避けて非常［１あるいは出口に
到達するＭＢ経路を前記メモリに格納したデータを参照
して検索する避難経路検索手段、６１〜６ｎはこの避難
経路検索手段５で検索された避難経路を所定個所に表示
する表示手段である。

（作用） 複数のセンサで検出された温度等に関する信号は、デー
タ収集手段に収集され、危険エリア決定手段に印加され
、ここでデータ収集手段で収集した多数のデータやメモ
リに格納されているデータを参照しながら危険エリアを
決定する。メモリには、火災発生場所や火災発生に伴う
に伴う状況変化の多数のケースを想定し、それぞれに応
じた避難経路及び非常口、出口に関するデータが格納さ
れており、避難経路検索手段は、メモリに格納されてい
るこれらのデータを参照しながら、危険エリア決定手段
で決定された危険エリアを避ける適切な避難経路を検索
し、それを表示手段に表示させる。

（実施例） 以下図面を用いて、本発明の実施例を詳細に説明する。

第２図は、本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。図において、第１図の各部分に対応するものには、
同一符号を付して示す。

図において、ＢＬは建物の一つのフロアを示し、その内
部には複数の部屋Ｒ１〜Ｒｎ、Ｎ下ＰＷ、外部に通ずる
出口あるいは出口ＥＸＩ〜ＥＸｍがある。

複数のセンナ１１〜１ｎは、建物内部の主要な個所、例
えば各部屋Ｒ１〜Ｒｎ、廊下ｐｗ、出口付近に設置され
いる。これらのセンサは、例えば温度センサ、−酸化炭
素濃度を測定するようなセンサ、煙りの濃度を検出する
煙りセンナ等が用いられている。ここではＸ印は温度セ
ンサ、０印は一酸化炭素濃度センサがその場所に設置さ
れていることを示している。

データ収集手段２は、複数のセンサ１１〜１ｎからの信
号をケーブルを介して受け、これを統一化したディジタ
ル信号に変換する。メモリ３は例えばＥＥＰ　Ｒｏ　Ｍ
と、ＲＡＭ′’（−構成されており、Ｅ　Ｔｉ　Ｐ　Ｒ
ＯＭにはその建物に関しての少なくとも非常１］位置や
出口の位置を示すデータ、当該非常口や出１１に通じる
避難経路を示すデータ、各種の状況を想定し、これまで
の火災が発生した場合における過去の多数の経験から割
り出した火元からの火災が拡がる速度に関するデータや
、あらかじめ決定した避轄経路に関するデータ等が格納
され、また、ＲＡＭにはデータ収集手段２で収集した複
数のセンサからのデータが格納されている。

危険エリア決定手段４及び避難経路検索手段５は、マイ
クロプロセッサＭＰで構成されており、データ収集手段
２からのデータを、周期的に収り込み、また、必要に応
じてメモリ３のデータを参照しながらプログラムを実行
することによって、危険エリアを決定する機能と、決定
した危険エリアを避けて出口に通じる避難経路を検索す
るＵ難経路検索ａ能を有している。

表示手段は、マイクロプロセッサＭＰに結合するＣＲＴ
のようなデイスプレィ６ｏ、表示インターフェイス６■
を介して駆動される例えば避難方向を示す矢印を表示す
る複数の表示器６１〜６ｎが用いられている。ここで、
デイスプレィ６ｏは該当のフロア全体の’ｉ！１Ｂ経路
を表示するものであり、表示器６１〜６ｎは例えば″ｉ
！Ｉ難経路となる廊下ＰＷの主要な場所に設置され、Ｍ
Ｈ力方向光学的に表示するものである。

データ収集手段２、マイクロプロセッサＭＰ及びデイス
プレィ６０は、例えば、その建物全体を管理するような
管理室があれば、その様な部屋に設置される。

この様に構成した装置の動作を次に説明する。

データ収集手段２は、複数のセンサ１１〜１ｎからの信
号を一定周期でスキャンすることにより、収集し、各信
号はディジタル信号に変換され、マイクロプロセッサＭ
Ｐに印加される。マイクロプロセッサＭＰは、データ収
集手段２からの各データを入力し、ＲＡＭに格納する。

ＲＡＭには現時点から例えば数時間前までの時間に収集
した複数のデータが、各測定場所に応じて記憶される。

第３図は、ＲＡＭに格納されているデータの様子を示す
概念図である。

現在の時刻ｔｐを示す区分には、データ収集手段２が収
集した現在時刻のデータが格納され、また、数時間前の
時刻ｔ、　ｎを示す区分にはその時点で収集したデータ
が格納されており、新しいデータが時刻ｔｐの区分に格
納されるごとに前の時刻のデータは順次シフトされ、最
も古いデータが順次消去されるようになっている。

マイクロプロセッサＭＰは、データ収集手段２が収集し
た現在時刻のデータと、ＲＡＭに格納された複数のデー
タを読みだし、これらのデータが所定の値より大きくな
っているかどうが、例えば現時点より前の幾つかのデー
タに対して大きく変化しているかどうか、あるいは隣接
している測定場所のデータ相互間で大きな差があるかど
うか等を監視する。

監視の結果、各データが所定の値より大きくなっている
こともなく、また、過去のデータに対して大きく変化し
ていなく、さらに、相互間においても大きな差がないな
ど、異常が無い場合は、正常状態であると判断する。

これに対して、例えば、データの値が所定の値を越えて
いたり、現時点より前の幾つかのデータに対して大きく
変化していたり、あるいは隣接している測定場所のデー
タ相互間で大きな差があるような場合、異常が発生しな
と判断する。

この場合、はじめに、大きく変化する信号（データ）を
出力したセンサの設置位置から、異常発生湯所を検出す
ると共に、火災の発生を火災報知器等の手段を駆動して
知らせる０次に、この異常発生湯所の周囲に設置されて
いるセンサからのデータの大きさ、その分布状態、更に
時間と共に変化するデータの変化速度等を分析し、Ｂ　
Ｅ　Ｐ　ＲＯＭに格納されている建物の内部配置やその
他のデータを参照して危険エリアを決定する。

例えば、温度センサのデータが一つの場所からのものだ
け特別に上昇していて、その周囲の温度センサからのデ
ータはそれまでのデータに対してほとんど変化していな
い状況のもとでは、特別に上昇した温度センサが設置さ
れている場所で火災が発生した、初期の状態と判断する
と共に、危険エリアはその一つの場所を中心として、周
囲の温度センサからのデータの変化速度等を考慮した所
定の範囲に設定する。

次にマイク１７プロセツサＭＰは、決定した危険エリア
に対して、Ｅ　ＥＰ　Ｉｔ　ＯＭに格納されている各種
のデータを参照して、危険エリアを避けて非常【−１や
出【二１に到達するＭＢ経路を検索する。非常［１や出
１Ｉが複数あるような場合は、危険エリアの設定状況に
よって複数の避難経路が検索される場合らある。

この様な非常口や出口に到達するまでの避難経路を検索
する技術は、例えばＣＡＤシステムにおいて、プリント
回路配線を行う場合の公知の技術を転用することによっ
て実現できる。

避難経路が求まると、マイクロプロセッサＭＰは表示手
段６０上にその避難経路を表示すると共に、廊下ＰＷに
設置されている表示器６１〜６ｎに避難方向を示す例え
ば矢印を表示する。なお、この様な避難経路を示す表示
の外に、必要に応じて例えば音声によって避難経路を表
示するのも、緊急に３！！難するような場合には有効で
ある。

第４図は、マイクロプロセッサＭＰが行う上述した動作
の一例を示すフローチャートである。

なお、このフローチャートでは、複数のセンサからのデ
ータ収集の周期を一定のサイクルで行うことを想定した
らのであるが、例えばセンサからのデータに異常な変化
が観測されない場合、データ収集のサイクルは遅くし、
センサからのデータに異常な変化が１ｔ１２測された場
合、データ収集のサイクルを早くするようにしてもよい
。

また、上記の説明では、説明を簡単にするために、危険
エリアの決定は、測定温度の大きさ、その分布状況、温
度の上昇速度等に基づいて決定するものとしたが、実際
には、これ以外に一酸化炭素濃度や煙りセンサなどから
得られるデータを総合して判断することになる。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明によれば、火災が発
生したような場合、それを直ちに知らせるだけでなく、
火元の周囲の状況及びその他の状況を適切に判断して、
出口に通じる安全なＭ館経路を指示できる避難経路表示
システムが実現でき

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的な構成を示すブロック図、第２
図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図、第３図は
ＲＡＭに格納されたデータ収集手段からの収集データの
格納状態を示す概念図、第４図はマイクロプロセッサＭ
Ｐが行う＃Ｊ伶の一例を示すフローチャートである。 １１〜１ｎ・・・センサ ２・・・データ収集手段 ３・・・メモリ ４・・・危険エリア決定手段 ５・・・ＭＢ経路検索手段 ６１〜６ｎ・・・表示手段 ＭＰ・・・マイクロプロセッサ 代理人　弁理士　小沢信助　′） 第１図 第２図 第３図 毫４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 建物内部の所定個所に設置され少なくともその場所の温
   度を検出する複数個のセンサと、これらの複数のセンサ
   からの信号を収集するデータ収集手段と、 前記建物に関して少なくとも非常口、出口を示すデータ
   、当該非常口、出口に通じる避難経路を示すデータを格
   納したメモリと、 前記データ収集手段で収集した各データ自身の大きさ、
   データ相互間の変化状態及び分布状態に基づいて危険エ
   リアを決める危険エリア決定手段と、 この危険エリア決定手段で設定した危険エリアを避けて
   非常口あるいは出口に到達する避難経路を前記メモリに
   格納したデータを参照して検索する避難経路検索手段と
   、 この避難経路検索手段で検索された避難経路を表示する
   表示手段と を備えた避難経路表示システム。