JPH01310703A - 膜分離装置における濃縮制御方法 - Google Patents
膜分離装置における濃縮制御方法Info
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- JPH01310703A JPH01310703A JP14051488A JP14051488A JPH01310703A JP H01310703 A JPH01310703 A JP H01310703A JP 14051488 A JP14051488 A JP 14051488A JP 14051488 A JP14051488 A JP 14051488A JP H01310703 A JPH01310703 A JP H01310703A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は限外濾過膜や逆浸透膜のような透過膜を装着し
た膜分離装置に、濃縮すべき原液たとえば水産加工から
得られる魚汁、あるいは果物および野菜等のいわゆるジ
ュース、あるいは糖液、あるいは抗生物質等を含有する
医薬品等のように、IIi類、アミノ酸、有機酸、可溶
性蛋白質等の各種有機物を含有する有価物含有溶液や、
または有用な無機物が含有されている液体等を流入して
、原液中の不要な成分あるいは水分を透過膜に透過させ
て透過液として排除し、必要な成分を濃縮した濃縮液を
得る場合、あるいはBOD成分等を含む廃液を流入して
、BOD成分が濃縮された廃液の濃縮液を得る場合等の
膜分離装置における濃縮制御方法であり、特に濃縮すべ
き原液中に懸濁物が含有されていて、当該懸濁物も濃縮
されるために濃縮液の濃度が計測しずらい場合に好適に
用いられるものである。
た膜分離装置に、濃縮すべき原液たとえば水産加工から
得られる魚汁、あるいは果物および野菜等のいわゆるジ
ュース、あるいは糖液、あるいは抗生物質等を含有する
医薬品等のように、IIi類、アミノ酸、有機酸、可溶
性蛋白質等の各種有機物を含有する有価物含有溶液や、
または有用な無機物が含有されている液体等を流入して
、原液中の不要な成分あるいは水分を透過膜に透過させ
て透過液として排除し、必要な成分を濃縮した濃縮液を
得る場合、あるいはBOD成分等を含む廃液を流入して
、BOD成分が濃縮された廃液の濃縮液を得る場合等の
膜分離装置における濃縮制御方法であり、特に濃縮すべ
き原液中に懸濁物が含有されていて、当該懸濁物も濃縮
されるために濃縮液の濃度が計測しずらい場合に好適に
用いられるものである。
〈従来の技術〉
従来から限外濾過膜や逆浸透膜のような透過膜を装着し
た膜分離装置の原液供給管から前述したような濃縮すべ
き原液を流入して、透過膜を透過する透過液を透過液管
から排除するとともに、透過膜を透過しない濃縮液を濃
縮管から得ることにより、原液中の濃縮しようとする成
分を濃縮液中に濃縮する操作が行われている。
た膜分離装置の原液供給管から前述したような濃縮すべ
き原液を流入して、透過膜を透過する透過液を透過液管
から排除するとともに、透過膜を透過しない濃縮液を濃
縮管から得ることにより、原液中の濃縮しようとする成
分を濃縮液中に濃縮する操作が行われている。
このような濃縮操作において、一定濃度の濃縮液を得よ
うとする場合、たとえば第2図に示したようなフローに
より行われている。
うとする場合、たとえば第2図に示したようなフローに
より行われている。
すなわち第2図に示したように循環タンク51に濃縮し
ようとする原液52を液面計59を用いて液位り、まで
一定量張り込み、次いで原液供給管53を介してポンプ
54を駆動して原液を透過膜55が装着されている膜分
離装置56に流入し、透過膜55を透過した透過液を透
過液管57がら流出するとともに、透過膜55を透過し
ない濃縮液を濃縮液管58から流出し、当該濃縮液を循
環タンク51に循環するものである。
ようとする原液52を液面計59を用いて液位り、まで
一定量張り込み、次いで原液供給管53を介してポンプ
54を駆動して原液を透過膜55が装着されている膜分
離装置56に流入し、透過膜55を透過した透過液を透
過液管57がら流出するとともに、透過膜55を透過し
ない濃縮液を濃縮液管58から流出し、当該濃縮液を循
環タンク51に循環するものである。
なお本フローで濃縮する場合は、原液中の濃縮しようと
する成分が分離可能な透過膜をあらかしめ選定し、当該
選定した透過膜55を装着した膜分離装置56を用いる
ことは言うまでもない。
する成分が分離可能な透過膜をあらかしめ選定し、当該
選定した透過膜55を装着した膜分離装置56を用いる
ことは言うまでもない。
第2図に示した従来のフローは基本的にはハツチ式の濃
縮であり、前記循環を行っている内に循環タンク51の
液面がしだいに減少し、したがって得ようとする濃縮液
の濃度と原液の濃度からあらかじめ濃縮倍率を計算して
おき、張り込んだ原液の液位L1が前記濃縮倍率となる
液位L2まで循環濃縮を行えば一定濃度の濃縮液を得る
ことができる。
縮であり、前記循環を行っている内に循環タンク51の
液面がしだいに減少し、したがって得ようとする濃縮液
の濃度と原液の濃度からあらかじめ濃縮倍率を計算して
おき、張り込んだ原液の液位L1が前記濃縮倍率となる
液位L2まで循環濃縮を行えば一定濃度の濃縮液を得る
ことができる。
しかしながら第2図に示した従来のフローにおいては、
バッチ式であるために得られる濃縮液が断続的となり、
かつ濃縮に時間がかかるため、濃縮しようとする成分が
比較的不安定な場合は成分の変質を生ずるという問題が
ある。
バッチ式であるために得られる濃縮液が断続的となり、
かつ濃縮に時間がかかるため、濃縮しようとする成分が
比較的不安定な場合は成分の変質を生ずるという問題が
ある。
また原液の濃度が変動した場合、その都度濃縮倍率を計
算し、前記液位L2の位置を変更する必要があるという
問題がある。
算し、前記液位L2の位置を変更する必要があるという
問題がある。
したがって原液の濃度が変動しても連続的に一定濃度の
濃縮液を得ようとする場合、第3図に示したフローが考
えられる。
濃縮液を得ようとする場合、第3図に示したフローが考
えられる。
すなわち濃縮液管58にコントロール弁60を設けると
ともに、濃度計61を設け、ポンプ54を駆動して原液
を原液供給管53を介して透過膜55が装着された膜分
離装置56に流入し、濃度計61の検出濃度によってコ
ントロール弁60(D開度を調節して一定濃度の濃縮液
を連続的に濃縮液管58から得るものである。
ともに、濃度計61を設け、ポンプ54を駆動して原液
を原液供給管53を介して透過膜55が装着された膜分
離装置56に流入し、濃度計61の検出濃度によってコ
ントロール弁60(D開度を調節して一定濃度の濃縮液
を連続的に濃縮液管58から得るものである。
当該フローにおいて、濃度計61による検出濃度があら
かじめ定めた濃度より薄い場合は、コントロール弁60
の開度を減少させることにより濃縮液管58の圧力損失
を増大させ、これにより濃縮液管58から流出する濃縮
液流量を相対的に減少させるとともに、透過液管57が
ら流出する透過液流量を相対的に増大させて、濃縮液の
濃度が濃くなるように制御し、また濃度計61による検
出濃度があらかじめ定めた濃度より濃い場合は、コント
ロール弁60の開度を増加させることにより、濃縮液管
58の圧力損失を減少させ、これにより濃縮液管58か
ら流出する濃縮液流量を相対的に増大させるとともに、
透過液管57から流出する透過液流量を相対的に減少さ
せて、濃縮液の濃度が薄くなるように制御するものであ
る。
かじめ定めた濃度より薄い場合は、コントロール弁60
の開度を減少させることにより濃縮液管58の圧力損失
を増大させ、これにより濃縮液管58から流出する濃縮
液流量を相対的に減少させるとともに、透過液管57が
ら流出する透過液流量を相対的に増大させて、濃縮液の
濃度が濃くなるように制御し、また濃度計61による検
出濃度があらかじめ定めた濃度より濃い場合は、コント
ロール弁60の開度を増加させることにより、濃縮液管
58の圧力損失を減少させ、これにより濃縮液管58か
ら流出する濃縮液流量を相対的に増大させるとともに、
透過液管57から流出する透過液流量を相対的に減少さ
せて、濃縮液の濃度が薄くなるように制御するものであ
る。
当該制御は、基本的には一定流量で供給する原液に対し
て原液濃度が変化した場合、濃縮液と透過液の流量バラ
ンスを変更することにより一定濃度の濃縮液を得ようと
するものであるが、原液の流量そのものが多少変動して
も追随することができる。なお第3図の一点鎖線で示し
たごとく濃縮液管58に弁63を有する循環配管62の
一端を連通ずるとともにその他端をポンプ54のザクジ
ョン側に連通して、たとえばコントロール弁60が絞ら
れることによる透過膜入口側圧力の必要以上の上昇を防
止することもできる。
て原液濃度が変化した場合、濃縮液と透過液の流量バラ
ンスを変更することにより一定濃度の濃縮液を得ようと
するものであるが、原液の流量そのものが多少変動して
も追随することができる。なお第3図の一点鎖線で示し
たごとく濃縮液管58に弁63を有する循環配管62の
一端を連通ずるとともにその他端をポンプ54のザクジ
ョン側に連通して、たとえばコントロール弁60が絞ら
れることによる透過膜入口側圧力の必要以上の上昇を防
止することもできる。
ところで第3図に示したフローは濃縮液の濃度を濃度計
で計測し、当該計測値を用いて一定濃度の濃縮液を得る
ように制御するものであるから、濃縮液濃度を計測する
ことが困難な場合は採用することができない。
で計測し、当該計測値を用いて一定濃度の濃縮液を得る
ように制御するものであるから、濃縮液濃度を計測する
ことが困難な場合は採用することができない。
たとえば果物や野菜を絞ったジュースを原液とし、これ
を膜分離装置によって、原液中の主に水分を透過させ、
原液中の繊維質等の懸濁物と糖、有機酸、灰分等の溶存
物とで形成される全固形分を濃縮して、いわゆる濃縮ジ
ュースを得る場合は、原液中に含まれる懸濁物の量はそ
れ程多くないので、後述する各種濃度計で、原液濃度は
計測可能であるが、これが膜分離装置で濃縮されると、
当該懸濁物の濃度が上昇し、濃縮液の濃度が計測困難と
なる。
を膜分離装置によって、原液中の主に水分を透過させ、
原液中の繊維質等の懸濁物と糖、有機酸、灰分等の溶存
物とで形成される全固形分を濃縮して、いわゆる濃縮ジ
ュースを得る場合は、原液中に含まれる懸濁物の量はそ
れ程多くないので、後述する各種濃度計で、原液濃度は
計測可能であるが、これが膜分離装置で濃縮されると、
当該懸濁物の濃度が上昇し、濃縮液の濃度が計測困難と
なる。
すなわち従来から用いられている濃度計は、液体に通過
する光の屈折率から濃度を計測するもの(ブ’J 7ク
ス計)、紫外線吸収率から濃度を計測するもの、あるい
は光の透過率から濃度を計測するもの(吸光光度計)が
あるが、このような光あるいは紫外線を利用するものは
、濃縮液中に多量に存在する懸濁物によって、光あるい
は紫外線の通過が障害を受け、その濃度を精度よく計測
することができない。
する光の屈折率から濃度を計測するもの(ブ’J 7ク
ス計)、紫外線吸収率から濃度を計測するもの、あるい
は光の透過率から濃度を計測するもの(吸光光度計)が
あるが、このような光あるいは紫外線を利用するものは
、濃縮液中に多量に存在する懸濁物によって、光あるい
は紫外線の通過が障害を受け、その濃度を精度よく計測
することができない。
なお液体の密度から濃度を計測する計器もあるが、この
場合も懸濁物が多量に含有されていると、測定誤差が大
きくやはり精度よく計測することができない。
場合も懸濁物が多量に含有されていると、測定誤差が大
きくやはり精度よく計測することができない。
このように濃縮液中に懸濁物が比較的多量含有されるこ
とにより、濃縮液の濃度を精度よく計測することができ
ない場合において、一定濃度の濃縮液を連続的に取り出
すことができる制御方法は従来から未解決の技術課題で
ある。
とにより、濃縮液の濃度を精度よく計測することができ
ない場合において、一定濃度の濃縮液を連続的に取り出
すことができる制御方法は従来から未解決の技術課題で
ある。
〈発明が解決しようとする問題点〉
本発明は膜分離装置における前述した未解決の技術課題
を解決し、濃縮液の濃度を計測しなくとも、一定濃度の
濃縮液を連続的に得ることのできる制御方法を提供する
ことを目的とするものである。
を解決し、濃縮液の濃度を計測しなくとも、一定濃度の
濃縮液を連続的に得ることのできる制御方法を提供する
ことを目的とするものである。
〈問題点を解決するだめの手段〉
かかる目的を達成するためになされた本発明の請求項1
に記載した制御方法は、原液を原液供給管から透過膜を
装着した膜分離装置に流入して、透過膜を透過する透過
液を透過液管から排除することにより、透過膜を透過し
ない一定濃度の濃縮液を濃縮管から得るにあたり、一定
流量の原液を原液供給管から膜分離装置に流入するとと
もに、原液供給管に設けた濃度計により原液濃度を計測
して、当該原液濃度を演算制御器に入力し、入力された
当該原液濃度と、あらかじめ入力されている原液流量と
から、あらかじめ入力してある濃度の濃縮液を得るため
の濃縮液流量あるいは透過液流量を演算し、当該演算し
た濃縮液流量あるいは透過液流量になるように、濃縮液
管あるいは透過液管に設けた流量計と連動する濃縮液管
に設けた流量調節機構によって濃縮液流量を調節するこ
とを特徴とする膜分離装置における濃縮制御方法であり
、また本発明の請求項2に記載した制御方法は原液を原
液供梧管から透過膜を装着した膜分離装置に流入して、
透過膜を透過する透過液を透過液管から排除することに
より、透過膜を透過しない一定濃度の濃縮液を濃縮管か
ら得るにあたり、原液供給管に設けた濃度計により原液
濃度を計測して、当該原液濃度を演算制御器に人力し、
当該原液濃度とあらかじめ入力されている濃縮液流量と
濃縮液濃度から、原液流量を演算するとともに、演算し
た原液流量からあらかじめ入力されている前記濃縮液流
量を減じることにより透過液流量を演算し、演算した原
液流量になるように原液供給管に設けた流量調節機構に
よって原液流量を調節するとともに、演算された透過液
流量になるように、透過液管に設けた流量計と連動する
濃縮液管に設けた流量調節機構によって濃縮液流量を調
節することを特徴とする膜分離装置における濃縮制御方
法である。
に記載した制御方法は、原液を原液供給管から透過膜を
装着した膜分離装置に流入して、透過膜を透過する透過
液を透過液管から排除することにより、透過膜を透過し
ない一定濃度の濃縮液を濃縮管から得るにあたり、一定
流量の原液を原液供給管から膜分離装置に流入するとと
もに、原液供給管に設けた濃度計により原液濃度を計測
して、当該原液濃度を演算制御器に入力し、入力された
当該原液濃度と、あらかじめ入力されている原液流量と
から、あらかじめ入力してある濃度の濃縮液を得るため
の濃縮液流量あるいは透過液流量を演算し、当該演算し
た濃縮液流量あるいは透過液流量になるように、濃縮液
管あるいは透過液管に設けた流量計と連動する濃縮液管
に設けた流量調節機構によって濃縮液流量を調節するこ
とを特徴とする膜分離装置における濃縮制御方法であり
、また本発明の請求項2に記載した制御方法は原液を原
液供梧管から透過膜を装着した膜分離装置に流入して、
透過膜を透過する透過液を透過液管から排除することに
より、透過膜を透過しない一定濃度の濃縮液を濃縮管か
ら得るにあたり、原液供給管に設けた濃度計により原液
濃度を計測して、当該原液濃度を演算制御器に人力し、
当該原液濃度とあらかじめ入力されている濃縮液流量と
濃縮液濃度から、原液流量を演算するとともに、演算し
た原液流量からあらかじめ入力されている前記濃縮液流
量を減じることにより透過液流量を演算し、演算した原
液流量になるように原液供給管に設けた流量調節機構に
よって原液流量を調節するとともに、演算された透過液
流量になるように、透過液管に設けた流量計と連動する
濃縮液管に設けた流量調節機構によって濃縮液流量を調
節することを特徴とする膜分離装置における濃縮制御方
法である。
〈作用〉
本発明における請求項1に記載した発明は、膜分離装置
に一定量の原液を供給すること、原液濃度を計測するこ
と、濃縮液濃度をあらかじめ定めておくことの3点から
原液濃度が変動しても、−定濃度の濃縮液を連続的に得
るものである。
に一定量の原液を供給すること、原液濃度を計測するこ
と、濃縮液濃度をあらかじめ定めておくことの3点から
原液濃度が変動しても、−定濃度の濃縮液を連続的に得
るものである。
すなわち原液流量をv、(r+?/H) 、原液中の濃
縮しようとする物質(M)の濃度(以下原液濃度という
)をW+ (g / n?)とし、濃縮液流量をV2(
ボ/H)、濃縮液中の前記物質(M)の濃度(以下濃縮
液濃度という)をW2(g/r/)とした場合、当該物
質(M)が透過膜を透過しないという条件下においては
、以下の(1)式が成立する。
縮しようとする物質(M)の濃度(以下原液濃度という
)をW+ (g / n?)とし、濃縮液流量をV2(
ボ/H)、濃縮液中の前記物質(M)の濃度(以下濃縮
液濃度という)をW2(g/r/)とした場合、当該物
質(M)が透過膜を透過しないという条件下においては
、以下の(1)式が成立する。
V+XV/+=VzXWz ” ’ ・・(1)した
がって原液流量vl、原液濃度WI、濃縮液濃度W2が
既知であれば、濃縮液流量■2は以下の(2)式より演
算できる。
がって原液流量vl、原液濃度WI、濃縮液濃度W2が
既知であれば、濃縮液流量■2は以下の(2)式より演
算できる。
なお(2)式により濃縮液流量V2が求められれば透過
液流量D (n?/H)は、(3)式より求めることが
できる。
液流量D (n?/H)は、(3)式より求めることが
できる。
D−V、−V2 ・・・・・(3)本発明は上述し
た関係式に基づいて制御するものであり、演算制御器に
あらかじめ入力した原液流量■1、濃縮液濃度W2と原
液供給管に設けた濃度計の計測値すなわち、原液濃度W
、とから演算制御器によって(2)式あるいは(3)式
により濃縮液流量V2あるいは透過液流量りを演算し、
当該演算値になるように、濃縮液管あるいは透過液管に
設けた流量計に連動する濃縮液管に設けた流量調節機構
、たとえばコントロール弁によって濃縮液の流量を調節
するものである。
た関係式に基づいて制御するものであり、演算制御器に
あらかじめ入力した原液流量■1、濃縮液濃度W2と原
液供給管に設けた濃度計の計測値すなわち、原液濃度W
、とから演算制御器によって(2)式あるいは(3)式
により濃縮液流量V2あるいは透過液流量りを演算し、
当該演算値になるように、濃縮液管あるいは透過液管に
設けた流量計に連動する濃縮液管に設けた流量調節機構
、たとえばコントロール弁によって濃縮液の流量を調節
するものである。
したがって本発明の制御方法によれば、原液流量があら
かしめ一定流量として定めであるので、原液濃度が上昇
すると、濃縮液流量が増加するとともに透過液流量が減
少し、また原液濃度が低下すると、濃縮液流量が減少す
るとともに透過液流量が増加する方向に制御されること
で、一定濃度の濃縮液が得られることとなる。
かしめ一定流量として定めであるので、原液濃度が上昇
すると、濃縮液流量が増加するとともに透過液流量が減
少し、また原液濃度が低下すると、濃縮液流量が減少す
るとともに透過液流量が増加する方向に制御されること
で、一定濃度の濃縮液が得られることとなる。
以下に本発明における請求項1記載の発明の実施態様を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
第1図に示したごとく、限外濾過膜や逆浸透膜のような
透過膜1を装着した膜分離装置2の入口側に、流量調節
機能付ポンプ3を介して原液供給管4を連通ずるととも
に、膜分離装置2の濃縮液流出側にコントロール弁5を
介して濃縮液管6を連通し、また膜分離装置2の透過液
流出側に流量計7を介して透過液管8を連通ずる。
透過膜1を装着した膜分離装置2の入口側に、流量調節
機能付ポンプ3を介して原液供給管4を連通ずるととも
に、膜分離装置2の濃縮液流出側にコントロール弁5を
介して濃縮液管6を連通し、また膜分離装置2の透過液
流出側に流量計7を介して透過液管8を連通ずる。
また流量調節機能付ポンプ3の上流側の原液供給管4に
濃度計9を設ける。
濃度計9を設ける。
なお第1図に示した流量調節機能付ポンプ3は、分離膜
装置2で透過処理ができる比較的高い圧力を供給できる
ポンプで、かつ外部からの信号により一定の流量に自動
的に調節できるたとえばサーボ付往復動ポンプであるが
、透過処理に必要な圧力を出せるポンプであれば、その
流量調節機構が手動式のものでも差し支えない。
装置2で透過処理ができる比較的高い圧力を供給できる
ポンプで、かつ外部からの信号により一定の流量に自動
的に調節できるたとえばサーボ付往復動ポンプであるが
、透過処理に必要な圧力を出せるポンプであれば、その
流量調節機構が手動式のものでも差し支えない。
さらに本発明における請求項1記載の発明は、透過処理
に必要な圧力を有する一定流量の原液を膜分離装置2に
供給できる機構であればどんなものでもよく、たとえば
流量調節機能を有しないポンプとその下流に流量計とコ
ントロール弁を設け、当該流量計とコントロール弁を用
いて一定流量に維持するものでもよく、また場合によっ
ては、流量調節機能を有しないポンプの下流側に定流量
弁を設けたものでもよい。
に必要な圧力を有する一定流量の原液を膜分離装置2に
供給できる機構であればどんなものでもよく、たとえば
流量調節機能を有しないポンプとその下流に流量計とコ
ントロール弁を設け、当該流量計とコントロール弁を用
いて一定流量に維持するものでもよく、また場合によっ
ては、流量調節機能を有しないポンプの下流側に定流量
弁を設けたものでもよい。
なお濃度計9は濃縮しようとする成分の濃度を計測でき
るものであればどんなものでもよく、前述したごとく光
の屈折率、紫外線吸収率、光の透過率、液体の密度など
から濃度を計測する公知の濃度計を用いることができる
。
るものであればどんなものでもよく、前述したごとく光
の屈折率、紫外線吸収率、光の透過率、液体の密度など
から濃度を計測する公知の濃度計を用いることができる
。
なお濃度計9において原液の濃度を計測する場合、たと
えば流量調節機能付ポンプ3の吐き出し側では、その圧
力が高すぎるので計測しすらい。
えば流量調節機能付ポンプ3の吐き出し側では、その圧
力が高すぎるので計測しすらい。
したがって第1図に示したごとく濃度計9を当該ポンプ
3の上流側に設けたが、たとえば圧力を低圧にする機構
を介在させれば濃度計9を当該ポンプ3の吐き出し側に
設けても差し支えない。
3の上流側に設けたが、たとえば圧力を低圧にする機構
を介在させれば濃度計9を当該ポンプ3の吐き出し側に
設けても差し支えない。
また原液の濃度を計測する場合、引圧下では計測しずら
いので、濃度計9の上流側に第1図に示したごとく2〜
3 kg / cl G程度の低圧を発生できる低圧ポ
ンプ10を設けることが望ましい。なお引圧下でも原液
濃度が計測できる、たとえば原液供給管4に直接センサ
ーを付設するような濃度計を用いれば低圧ポンプ10を
省略することができる。
いので、濃度計9の上流側に第1図に示したごとく2〜
3 kg / cl G程度の低圧を発生できる低圧ポ
ンプ10を設けることが望ましい。なお引圧下でも原液
濃度が計測できる、たとえば原液供給管4に直接センサ
ーを付設するような濃度計を用いれば低圧ポンプ10を
省略することができる。
11は演算制御器であって、あらかじめセットした流量
信号を流量調節機能付ポンプ3に発信するとともに、濃
度計9と流量計7の信号を受けて、これらの信号とあら
かじめ記憶している各要素の数値を用いて、あらかじめ
入力した演算式によって得られる値を信号としてコント
ロール弁5に送信するものであり、点線は計装的な信号
の入出力方向を示す。
信号を流量調節機能付ポンプ3に発信するとともに、濃
度計9と流量計7の信号を受けて、これらの信号とあら
かじめ記憶している各要素の数値を用いて、あらかじめ
入力した演算式によって得られる値を信号としてコント
ロール弁5に送信するものであり、点線は計装的な信号
の入出力方向を示す。
次に操作を説明すると、まず当該膜分離装置2から得る
ことのできる濃縮液濃度W2と供給すべき原液流量■1
をあらかじめ決定し、当該決定した濃縮液濃度W2と原
液流量■1と、前述した演算式(2)および(3)とを
演算制御器11にあらかじめ入力する。
ことのできる濃縮液濃度W2と供給すべき原液流量■1
をあらかじめ決定し、当該決定した濃縮液濃度W2と原
液流量■1と、前述した演算式(2)および(3)とを
演算制御器11にあらかじめ入力する。
次いで低圧ポンプ10および流量調節機能付ポンプ3を
駆動して、前記決定した一定流量の原液を原液供給管4
を介して膜分離装置2に流入する。
駆動して、前記決定した一定流量の原液を原液供給管4
を介して膜分離装置2に流入する。
なお第1図に示したフローでは演算制御器11にあらか
じめ入力した原液流量になるように、演算制御器11か
ら信号を発して流量調節機能付ポンプ3を制御するもの
であるが、前述したごとく、演算制御器11に入力した
原液流量になるように、手動あるいはその他の機構によ
ってあらかじめ定めた一定流量になるようにしても差し
支えない。
じめ入力した原液流量になるように、演算制御器11か
ら信号を発して流量調節機能付ポンプ3を制御するもの
であるが、前述したごとく、演算制御器11に入力した
原液流量になるように、手動あるいはその他の機構によ
ってあらかじめ定めた一定流量になるようにしても差し
支えない。
流入した原液は、透過膜1を透過する透過液と透過しな
い濃縮液とに分かれ、透過液は透過液管8から、また濃
縮液は濃縮液管6から流出する。
い濃縮液とに分かれ、透過液は透過液管8から、また濃
縮液は濃縮液管6から流出する。
一方原液供給管10に設けた濃度計9により原液濃度W
1を計測するとともに、透過液管8に設けた流量計7に
より透過液流量りを計測し、両信号を演算制御器11に
入力する。
1を計測するとともに、透過液管8に設けた流量計7に
より透過液流量りを計測し、両信号を演算制御器11に
入力する。
ここにおいてあらかじめ入力されている原液流量VI、
濃縮液濃度W2および送信されてくる原液濃度Wlとか
ら前述した演算式(2)および(3)により透過液流M
Dを求め、当該演算した透過液流量りと流量計7で計測
される実際に流出する透過液流量を比較し、両値が一致
していない場合は、−致するように濃縮液管6に設けた
コントロール弁5に信号を送り、当該コントロール弁5
の開度を調節することにより、前記両値を一致させるよ
うに制御する。
濃縮液濃度W2および送信されてくる原液濃度Wlとか
ら前述した演算式(2)および(3)により透過液流M
Dを求め、当該演算した透過液流量りと流量計7で計測
される実際に流出する透過液流量を比較し、両値が一致
していない場合は、−致するように濃縮液管6に設けた
コントロール弁5に信号を送り、当該コントロール弁5
の開度を調節することにより、前記両値を一致させるよ
うに制御する。
すなわち演算した透過液流量りより実際に流出する透過
液流量が大きい場合は、コントロール弁5の開度を増加
させて濃縮液流量を増加させるとともに、透過液流量を
減少させ、またその逆の場合は、コントロール弁5の開
度を減少させて濃縮液流量を減少させるとともに、透過
液流量を増大させるものである。
液流量が大きい場合は、コントロール弁5の開度を増加
させて濃縮液流量を増加させるとともに、透過液流量を
減少させ、またその逆の場合は、コントロール弁5の開
度を減少させて濃縮液流量を減少させるとともに、透過
液流量を増大させるものである。
かかる制御を行うことにより、原液濃度が変化しても供
給する原液流量が一定であるかぎり、濃縮液濃度を計測
する操作をせずとも、一定濃度の濃縮液を得ることがで
きる。
給する原液流量が一定であるかぎり、濃縮液濃度を計測
する操作をせずとも、一定濃度の濃縮液を得ることがで
きる。
なお第1図に示したフローでは流量計7を透過液管8に
設けたが、これに限定されず流量計7を濃縮液管6に設
けても差し支えない。
設けたが、これに限定されず流量計7を濃縮液管6に設
けても差し支えない。
この場合は、前述した演算式(1)のみを用いて濃縮液
流量V2を演算し、当該演算した濃縮液流量■、と濃縮
液管6に設けた流量計7で計測した濃縮液流量とが一致
するようにコントロール弁5を制御するものである。
流量V2を演算し、当該演算した濃縮液流量■、と濃縮
液管6に設けた流量計7で計測した濃縮液流量とが一致
するようにコントロール弁5を制御するものである。
次に本発明における請求項2に記載した発明を説明する
。
。
本発明は、原液濃度を計測すること、濃縮液濃度をあら
かじめ定めておくこと、濃縮液流量をあらかじめ定めて
おくことの3点から原液濃度が変動しても一定濃度の濃
縮液を連続的に得るものである。
かじめ定めておくこと、濃縮液流量をあらかじめ定めて
おくことの3点から原液濃度が変動しても一定濃度の濃
縮液を連続的に得るものである。
具体的には、原液供給管に設けた濃度計により原液濃度
W、を計測し、この計測値を演算制御器に入力し、当該
原液濃度W1とあらかじめ入力されている濃縮液流量■
2と濃縮液濃度W2とから、前記式(1)を変形した、
以下の(4)によってまず原液流量V1を演算する。
W、を計測し、この計測値を演算制御器に入力し、当該
原液濃度W1とあらかじめ入力されている濃縮液流量■
2と濃縮液濃度W2とから、前記式(1)を変形した、
以下の(4)によってまず原液流量V1を演算する。
I
次いで当該演算した原液流量■1とあらかじめ入力して
ある前記濃縮流量■2とから前述した式(3)により透
過液流量りを演算し、このようにして演算された原液流
量■、となるように原液供給管に設けた流量調節機構に
よって原液流量を調節するとともに、また演算された透
過液流量りになるように、透過液管に設けた流量計と連
動する濃縮液管に設けた流量調節機構によって濃縮液流
量を調節するものである。
ある前記濃縮流量■2とから前述した式(3)により透
過液流量りを演算し、このようにして演算された原液流
量■、となるように原液供給管に設けた流量調節機構に
よって原液流量を調節するとともに、また演算された透
過液流量りになるように、透過液管に設けた流量計と連
動する濃縮液管に設けた流量調節機構によって濃縮液流
量を調節するものである。
したがって本発明の制御方法によれば、濃縮液濃度と濃
縮液流量があらかじめ定めであるので、原液濃度が増加
すると原液流量と透過液流量が減少する方向に制御され
、また原液濃度が減少すると原液流量と透過液流量が増
加する方向に制御される。
縮液流量があらかじめ定めであるので、原液濃度が増加
すると原液流量と透過液流量が減少する方向に制御され
、また原液濃度が減少すると原液流量と透過液流量が増
加する方向に制御される。
以下に本発明における請求項2に記載の発明の実施態様
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
請求項2に記載した発明のフローは、前述した請求項1
に記載した発明の説明で用いた第1図をそのまま援用で
きるので、以下に第1図を用いて説明する。
に記載した発明の説明で用いた第1図をそのまま援用で
きるので、以下に第1図を用いて説明する。
第1図において、まず演算制御器11にあらかじめ決定
した濃縮液濃度W2と濃縮液流量■2を入力し、次いで
低圧ポンプ10および流量調節機能付ポンプ3を駆動し
て原液供給管4から原液を供給する。原液は透過膜1に
よって濃縮液と透過液とに分かれ濃縮液は濃縮液管6か
ら、また透過液は透過液管8から流出する。一方原液供
給管4に設けた濃度計9により原液濃度W、を計測し、
その値を信号として演算制御器11に入力する。
した濃縮液濃度W2と濃縮液流量■2を入力し、次いで
低圧ポンプ10および流量調節機能付ポンプ3を駆動し
て原液供給管4から原液を供給する。原液は透過膜1に
よって濃縮液と透過液とに分かれ濃縮液は濃縮液管6か
ら、また透過液は透過液管8から流出する。一方原液供
給管4に設けた濃度計9により原液濃度W、を計測し、
その値を信号として演算制御器11に入力する。
演算制御器11は、まず入力された原液濃度w1とあら
かじめ入力してある濃縮液濃度w2と濃縮液流量v2と
から前述した(4)式によって原液流量V、を演算し、
次いで当該演算した原液流量■1を用いて、あらかじめ
入力してある前記濃縮液流量V2とから前述した(3)
式を用いて、透過液流量りを演算する。
かじめ入力してある濃縮液濃度w2と濃縮液流量v2と
から前述した(4)式によって原液流量V、を演算し、
次いで当該演算した原液流量■1を用いて、あらかじめ
入力してある前記濃縮液流量V2とから前述した(3)
式を用いて、透過液流量りを演算する。
次いでこのようにして演算した原液流量vIになるよう
に、演算制御器11がら信号を発して流量調節機能付ポ
ンプ3を調節して原液供給管4に流入する原液流量を制
御し、また演算した透過液流量りと流量計7で計測され
る実際に流出する透過液流量とを比較し、両値が一致し
ていない場合バ一致するように濃縮液管6に設けたコン
トロール弁5に信号を送り、当該コントロール弁5の開
度を調節することにより、前記両値を一致させるように
制御する。
に、演算制御器11がら信号を発して流量調節機能付ポ
ンプ3を調節して原液供給管4に流入する原液流量を制
御し、また演算した透過液流量りと流量計7で計測され
る実際に流出する透過液流量とを比較し、両値が一致し
ていない場合バ一致するように濃縮液管6に設けたコン
トロール弁5に信号を送り、当該コントロール弁5の開
度を調節することにより、前記両値を一致させるように
制御する。
すなわち演算した透過液流量りより実際に流出する透過
液流量が大きい場合は、コントロール弁5の開度を増加
させて濃縮液流量を増加させるとともに、透過液流量を
減少させ、またその逆の場合は、コントロール弁5の開
度を減少させて濃縮液流量を減少させるとともに、透過
液流量を増大させるものである。
液流量が大きい場合は、コントロール弁5の開度を増加
させて濃縮液流量を増加させるとともに、透過液流量を
減少させ、またその逆の場合は、コントロール弁5の開
度を減少させて濃縮液流量を減少させるとともに、透過
液流量を増大させるものである。
このようにして演算した透過液流量りと実際に流出する
透過液流量を一致させることにより、結果的に濃縮液管
6から実際に流出する濃縮液流量は、演算制御器11に
あらかじめ入力した濃縮液流量v2になり、あらかじめ
定めた一定濃度の濃縮液が得られることとなる。
透過液流量を一致させることにより、結果的に濃縮液管
6から実際に流出する濃縮液流量は、演算制御器11に
あらかじめ入力した濃縮液流量v2になり、あらかじめ
定めた一定濃度の濃縮液が得られることとなる。
以上のように請求項2に記載した発明においては、原液
濃度が減少した場合は、原液流量を増加させるとともに
、透過液流量を増加させることで、あらかじめ定めた一
定濃度のかつ一定流量の濃縮液を得、また原液濃度が増
加した場合は、原液流量を減少させるとともに透過液流
量を減少させることで、あらかじめ定めた一定濃度のか
つ一定流量の濃縮液を得るものである。
濃度が減少した場合は、原液流量を増加させるとともに
、透過液流量を増加させることで、あらかじめ定めた一
定濃度のかつ一定流量の濃縮液を得、また原液濃度が増
加した場合は、原液流量を減少させるとともに透過液流
量を減少させることで、あらかじめ定めた一定濃度のか
つ一定流量の濃縮液を得るものである。
請求項2に記載した発明においても、第1図における低
圧ポンプ10と流量調節機能付ポンプ3を有しないポン
プを設けるとともに、その吐出側の原液供給管にコント
ロール弁と流量計を設け、当該流量計とコントロール弁
とによって、演算制御器で演算した原液流量■1になる
ように、原液供給管に流入する原液流量を調節しても差
し支えない。
圧ポンプ10と流量調節機能付ポンプ3を有しないポン
プを設けるとともに、その吐出側の原液供給管にコント
ロール弁と流量計を設け、当該流量計とコントロール弁
とによって、演算制御器で演算した原液流量■1になる
ように、原液供給管に流入する原液流量を調節しても差
し支えない。
〈効果〉
以上説明したごとく、本発明の請求項1あるいは2に記
載した制御方法によれば、濃縮液濃度を計測せずともあ
らかじめ定めた濃度の濃縮液が連続して得られるので、
原液濃度が計測できても濃縮液濃度が計測しすらい、た
とえば果実や野菜を絞ったジュースのように懸濁物を含
む原液を膜分離装置で濃縮するような場合、卓越した効
果を発揮し産業に与える利益は大きい。
載した制御方法によれば、濃縮液濃度を計測せずともあ
らかじめ定めた濃度の濃縮液が連続して得られるので、
原液濃度が計測できても濃縮液濃度が計測しすらい、た
とえば果実や野菜を絞ったジュースのように懸濁物を含
む原液を膜分離装置で濃縮するような場合、卓越した効
果を発揮し産業に与える利益は大きい。
第1図は本発明の実施態様を示すフローの説明図であり
、第2図、第3図は従来のフローを示す説明図である。 ■・・・透過膜 2・・・膜分離装置3・・
・流量調節機能付ポンプ
、第2図、第3図は従来のフローを示す説明図である。 ■・・・透過膜 2・・・膜分離装置3・・
・流量調節機能付ポンプ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、原液を原液供給管から透過膜を装着した膜分離装置
に流入して、透過膜を透過する透過液を透過液管から排
除することにより、透過膜を透過しない一定濃度の濃縮
液を濃縮管から得るにあたり、一定流量の原液を原液供
給管から膜分離装置に流入するとともに、原液供給管に
設けた濃度計により原液濃度を計測して、当該原液濃度
を演算制御器に入力し、入力された当該原液濃度と、あ
らかじめ入力されている原液流量とから、あらかじめ入
力してある濃度の濃縮液を得るための濃縮液流量あるい
は透過液流量を演算し、当該演算した濃縮液流量あるい
は透過液流量になるように、濃縮液管あるいは透過液管
に設けた流量計と連動する濃縮液管に設けた流量調節機
構によって濃縮液流量を調節することを特徴とする膜分
離装置における濃縮制御方法。 2、原液を原液供給管から透過膜を装着した膜分離装置
に流入して、透過膜を透過する透過液を透過液管から排
除することにより、透過膜を透過しない一定濃度の濃縮
液を濃縮管から得るにあたり、原液供給管に設けた濃度
計により原液濃度を計測して、当該原液濃度を演算制御
器に入力し、当該原液濃度とあらかじめ入力されている
濃縮液流量と濃縮液濃度から、原液流量を演算するとと
もに、演算した原液流量からあらかじめ入力されている
前記濃縮液流量を減じることにより透過液流量を演算し
、演算した原液流量になるように原液供給管に設けた流
量調節機構によって原液流量を調節するとともに、演算
された透過液流量になるように、透過液管に設けた流量
計と連動する濃縮液管に設けた流量調節機構によって濃
縮液流量を調節することを特徴とする膜分離装置におけ
る濃縮制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14051488A JPH01310703A (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | 膜分離装置における濃縮制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14051488A JPH01310703A (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | 膜分離装置における濃縮制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01310703A true JPH01310703A (ja) | 1989-12-14 |
Family
ID=15270422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14051488A Pending JPH01310703A (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | 膜分離装置における濃縮制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01310703A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003300072A (ja) * | 2002-04-09 | 2003-10-21 | Ngk Insulators Ltd | 研磨排水の処理方法 |
JP2007125527A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Kurita Water Ind Ltd | 逆浸透膜分離装置の運転方法 |
JP2007185577A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Miura Co Ltd | 水処理システムの運転方法 |
JP2007229623A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 有機性汚水の再生方法 |
JP2008126137A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Meidensha Corp | 水処理設備の膜ろ過制御方式 |
WO2016135837A1 (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 三菱重工業株式会社 | 水質監視装置、水処理装置、水処理システム、水質監視方法およびプログラム |
JP2019076838A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | オルガノ株式会社 | 膜ろ過装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6353499A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-07 | 科学技術庁原子力局長 | 放射性廃液の処理方法 |
JPS63116706A (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 逆浸透膜を利用した有価物の回収装置 |
-
1988
- 1988-06-09 JP JP14051488A patent/JPH01310703A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019076838A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | オルガノ株式会社 | 膜ろ過装置 |
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