JPH01309684A - 新規キシラナーゼ及びその製造法 - Google Patents

新規キシラナーゼ及びその製造法

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JPH01309684A
JPH01309684A JP10415589A JP10415589A JPH01309684A JP H01309684 A JPH01309684 A JP H01309684A JP 10415589 A JP10415589 A JP 10415589A JP 10415589 A JP10415589 A JP 10415589A JP H01309684 A JPH01309684 A JP H01309684A
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秋葉 晄彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規キシラナーゼWIIおよびその製造法に関
し、更に詳細にはバチルス(Bacillus)属に属
する新規キシラナーゼWII生産菌を培養し、該培養物
より新規キシラナーゼWIIを分離、採取することを特
徴とする新規キシラナーゼWIIの製造法に関するもの
である。
キシラナーゼは主としてβ−1,4結合キシロースから
成る多糖キシランを加水分解してその構成成分であるキ
シロースや低分子のキシロオリゴ糖を生成する作用を有
する酵素で、動植物中に広く存在している。微生物にも
キシラナーゼを生成するものがあり、これまでに酵母、
カビ、細菌、放線菌などの酵素について研究されてきた
。一方、近年、バイオマスの利用に対するキシラナーゼ
の有用性が注目されている。即ち、キシランは木材やイ
ネ科植物などに存在し、その含有量もセルロースに次い
で多く、また加水分解生成物のキシロースは食品、医薬
品の原料などに広い用途がある。
このような目的に使用しつる酵素は安価な原料から大量
に生産され、かつ酸、アルカリや熱に対して安定である
ことが望まれる。しかしながら現在までこれらの条件を
全て満たすキシラナーゼは見出されていない。
本発明者らはこれらの条件に適合する性質を有する酵素
キシラナーゼを生産する方法について鋭意研究の結果、
バチルス属に属する新規微生物が、従来知られていない
特徴的な理化学的性質を有する新規キシラナーゼを生産
することの知見を得、本発明を完成するに至った。
本発明はバチルス(Bacillus)属に属し、pH
8−11の強アルカリ性培地で45”−55℃の高温度
において生育しろる好アルカリ性好熱性細菌を培養し、
培養物より安定pH範囲が4.5−10.0、安定温度
範囲が最高60℃の耐アルカリ性耐熱性キシラナーゼを
採取する方法に関するものである。
該キシラナーゼ製造法において使用する細菌種は、pH
8−11の強アルカリ性培地にのみ生育でき、特にpH
9−10において最大の生育量と酵素生産を示し、かつ
温度は最高55℃まで生育でき、特に45°−50℃に
おいて最大の生育量と酵素生産を示す両性質を併せもつ
好アルカリ性好熱性の、新たに分離同定されたバチルス
(Bacillus)属細菌である。さらに、該細菌を
用いて該酵素を生産する際の培地としては、炭素源とし
て小麦麹のみ約4%を含有する強アルカリ性培地を用い
ることができる。従来、本発明のごとくバチルス属の好
アルカリ性好熱性細菌を用いて強アルカリ性培地にて高
温度にて培養する方法は全く知られていない。
このような培養条件下では、菌体生育が極めて速く、培
養時間を短縮でき、また雑菌汚染が防止されるので培養
管理上も有利である。
以下、本発明について詳述する。
まず本発明において用いる微生物は、キシラナーゼWI
Iの生産能を有するバチルス(Bacillus)属に
属する菌種であり、その−例として、バチルス・エスピ
ー(Bacillus sp、 ) N(No.W 2
およびN(No.W4(以下単にそれぞれW2およびW
4という)と呼称される微生物が挙げられる。
以下これらの微生物につき詳述する。
(1)好アルカリ性好熱性細菌W2およびW4の分離方
法 本発明方法に用いられる上記2菌種は、以下の方法によ
り分離された。
まず、日本国内各地より採取した土壌試料から、第1表
に示す組成のアルカリ性基本培地に寒天15.OCg/
jlりおよびキシラン10.OCg/I)〕または小麦
融40.0[g/j’:lを加えた固形培地を用いて、
55℃の恒温器内にて2−3日間培養して出現した細菌
コロニーを分離する。次に、分離した細菌を、第1表に
示した基本培地にキシラン10.O[g/β〕を加えた
液体培地を用いて47℃の恒温器とう機にて2日間培養
し、その培養物について下記の方法によりキシラナーゼ
活性を測定し、その活性の強力なものを選択した。標記
の2細菌はこのような方法により分離し、そして純化し
たものである。
第1表 基本培地組成 組   成      g/R 酵母エキス     5.0 ポリペプトン    5.0 に2HPO,1,0 !IgSO= ・7 H2O0,2 キシラナーゼ活性は、基質として0.5%キシランをp
)18.0のマツキルベン緩衝液(0,1Mクエン酸−
0,2Mリン酸二す) IJウム)に懸濁し、超音波に
て均一に分散したもの0.3rdに、培養濾過液の希釈
したちの0.05m7!を加え、60℃にて10分間反
応させ、生成した還元糖を3゜5−ジニトロサリチル酸
試薬法により定量し、1分間に1μmolのキシロース
を生成する酵素量を1単位(U)とした。
このようにして分離、選択、純化された細菌W2及びW
4の2菌種は後述のようにバチルス(Bacillus
)属細菌と同定され、昭和58年9月7日付工業技術院
微生物工業技術研究所へ寄託された。その微生物寄託番
号は、W2が第7221号、W4が第7223号である
(2)’vV2および\・V4の菌学的性質菌学的性質
は2菌種ともpi(10のアルカリ性培地に47℃で生
育させ、“Bergey’s ?Janual ofD
eterminative Bacteriology
’(1974)および“The Genus Baci
llus″ (1973)に記載の方法に基づいておこ
なった。
〔a二 形 態 固形は2菌種とも桿状で、大きさ(0,3〜0.5) 
X (2,0〜5.0)μm、単一または連鎖状をなし
、長い菌糸状の図形を示すこともある。細胞はダラム陽
性、非抗酸性、運動性があり、楕円形の胞子を形成する
〔b〕培地における生育状態 イ)肉汁寒天平板培養=22菌とも集落は円形で扁平状
ないし凸円状に隆起し、周辺は余禄、表面は滑らかで不
透明である。
口)肉汁寒天斜面培養:2菌種とも生育は良好で糸状な
いし工状に生育する。表面は平滑で、不透明である。い
ずれも培地に色素を生産しない。
ハ)肉汁液体培地:2菌種とも菌生育にともないいくぶ
ん混濁を呈し、粘調性のある軟らかい沈滓を生ずる。歯
環は形成しない。
ユ)肉汁ゼラチン培養:2菌種ともゼラチンを液化する
ホ)リドマスミルク:ミルクを凝固させる。
〔C〕生理学的性質 イ)硝酸塩の還元:2菌種とも陽性 口)脱 窒 反 応:2菌種とも 陰 性ハ)V  P
  テ ス トコ2菌種とも 陽 性功インドールの生
成:2菌種とも 陰 性ホ)硫化水素の生成:2菌種と
も 陰性へ)でん粉の加水分解:2菌種とも 陰 性ト
)カゼインの加水分解:2菌種とも 陽 性す)色素の
産生=22菌とも 陰性 ヌ)ウ し ア − ゼ:2菌種とも 陰 性ル)オキ
シダーゼ:2菌種とも 陰性 t)カ タ ラ − ゼ:2菌種とも 陽 性グ)酸素
に対する態度:2菌種とも 好気性:?) O−F  
テス ト:好気的および嫌気的に酸を生成 り)耐   塩   性:NaCj210%で生育する
以上の菌学的性質をもとに、前記文献中に2菌種W2、
W4を検索したところバチルス(Bacillus)属
に属することが明らかとなったが、いずれの菌種も、p
H8−11のアルカリ性域;二おいてのみ生育できる点
において公知の菌種とは明らかに異なり、また後述のよ
うに45℃以上の高温においてキシラナーゼ産生が最大
となる点!こおいて文献記載の好アルカリ性バチルス(
Bacillus)属細菌とも異なり、区別される。よ
って、2菌種とも公知の菌種とは一致せず、これらをバ
チルス(Bacil 1us)属の新菌種として設定す
るのが適当であるとの結論に達した。
(3)キシラナーゼの製造方法 〔a〕酵素生産に対するpHの影響 2菌種W2、W4は、すでに述べたようにpH8−11
において生育できる。そこで、第1表に示した基本培地
にキシラン10.0[g/l〕を加えた液体培地を調製
し、そのpHを7から11までに調整したものを用いて
培養し、キシラナーゼの生産量を調べた。その結果を第
2表に示す。
第2表 9  100 1(t。
なお、培養はpH7−11の各培地10rnlを試験管
に分注し、2菌種をそれぞれ接種して45℃にて47時
間振とうした。培養物から遠心分離機により菌体を除去
して得た上澄液については酵素活性を測定した。酵素活
性の測定法は前記の通りであるが、ここではpH8、0
!:代1)pH6,0のマツキルベン緩衝液を使用した
(以後の検討においても同様である)。
第2表に示したように2菌種ともp)18乃至10にお
いて酵素産生は最大となる。このように2菌種を用いて
キシラナーゼを生産するには、培地の初発pHを8乃至
10!、:調製すれば良いことが明ろかにされた。
〔b〕酵素生産に対する温度の影響 法に酵素生産に及ぼす温度の影響について述べる。前項
〔a)の液体培地をp)110に調製したものを試験管
に分注し、温度30−51℃にて47時間振とう培養し
てキシラナーゼ生産を比較した。その結果を第3表に示
す。なお、酵素活性の測定法は前項〔a〕に記した通り
である。
第3表 3Q   34  − 3672  −・ 第3表かみ明らかなように、2菌種とも温度42°乃至
48℃において培養したとき酵素産生は最大となる。こ
のように2菌種によるキシラナーゼ生産には培養温度を
42°乃至48℃に設定すれば良いことが明らかにされ
た。
以上、(aEおよび〔b〕の結果より、新菌種バチルス
・エスピー(Bacillus sp、 ) NaW 
2 、NQ、W 4によるキシラナーゼ生産の最適培養
条件は、pH8乃至10、温度42°乃至48℃にある
ことが判明した。
〔C〕培地の炭素源の影響 酵素生産に対する培地の炭素源の影響について述べる。
第1表に示した基本培地に各種の炭素源(糖類および小
麦麹)を加えて培養し、培養物の酵素活性を測定した結
果を第4表に示す。なお、培養条件は前項までの結果よ
り、培地をpH10に調製し、培養温度を45℃に設定
して試験管を用いて47時間振とう培養した。
第   4   表 キシラン 103734 キシロース  103631 グルコース  10    3  3 小麦融 10  24 7 (り小麦麹/水  40    53  42第4表か
ら明らかなように2菌種とも培地の炭素源にキシラン1
.0%を用いたとき顕著な酵素生産を示し、またグルコ
ースが炭素源のときは酵素生産はほとんどない。さらに
キシロース1%も有効に用いられる。さらに小麦麹4%
を添加した場合、キシランまたはキシロースを添加した
場合と同等ないしそれ以上の酵素生産が認められ、安価
な炭素源として小麦粉が有効に用いられることが明らか
にされた。なお、第4表の最下段(*印を附した)に示
した結果は、第1表に示した基本培地の代りに水を用い
て小麦粉4%を添加しただけの培地を用いて同様の培養
条件で培養した場合のvt焉生産を示したものである。
即ち、培地組成:小麦麹   40g 水   1000ml pH10 培養条件:45℃にて47時間振とう 培養。
この結果から明らかな通り、この2菌種はこのような簡
単な組成の培地を用いて上記の培養条件により酵素生産
が可能である。
以上の検討の結果より、耐アルカリ性耐熱性キシラナー
ゼ生産に用いる最も効果的な培地組成とpHおよび培養
温度は次の通り設定される。
培地組成:炭素源キシラン 10.0(g)(または小
麦麹 40.0 ) 酵母エキス    5.0 ポリペプトン   5.0 に2HP4        1.0 Mg5L・7H200,2 水          1000d 培地のp)1:10.0(〜a2CO3により調整)培
養温度=45℃ 培養方法:振とう培養または通気撹拌培養または 培地組成:炭素源キシロース 10.OCg)酵母エキ
ス     5.0 ポリペプトン    5.O K、HP、        1.0 iJ g S 04・71120    0.2水  
        1000(−〕または 小麦勉      40.0(g) 水         1000[mj2”1培地のpH
1培養温度、培養方法は上記と同様に設定する。
(4)酵素の精製方法と性質 前項までに述べた方法により得られた培養物からusを
分離精製する方法および酵素の性質について説明する。
培養物かみ菌体を除去し、その清澄液に硫酸アンモニウ
ムを加えて酵素を沈澱せしめ、これを脱水乾燥して粗酵
素粉末を得る。粗酵素粉末をpH7,2の0.05Mト
リス塩酸緩衝液に溶解してD E 、A、 E−セルロ
ースによりキシラナーゼ画分を分離し、次にセファデッ
クスG−100により濾過して精製する。この精製酵素
を濃縮し、凍結乾燥すると目的の酵素キシラナーゼw■
を得る。かくしてW2およびW4の2菌種から得られた
本発明の2種のキシラナーゼ、それぞれW2およびW4
は次のような理化学的性質を有する。
■作用および基質特異性 キシランおよびキシロオリゴ糖に特異的に作用し、その
β−1,4−キシロシド結合を切断して、キシロースお
よびキシロビオースを生成する。
■至適pHおよび安定pH範囲 至適pH範囲はpH6,0〜7,0(第1図参照)、安
定pH範囲はpH4,5〜10.0(45℃、60分処
理の場合、第3図参照〉にある。
■力価の測定法 基質として0.5%キシランをpH8,0のマツキルベ
ンat液(0,1Mクエン酸−0,2Mリン酸二ナトリ
ウム)に懸濁し、超音波により均一に分散したもの0.
5 mj2に、キシラナーゼWIIを含む試料0.05
m1を加え、60℃で10分間反応させ、生成した還元
糖を3,5−ジニトロサリチル酸試薬法により定量し、
1分間に1μmOβのキシロースを生成する酵素量を1
単位(U)とする。
■作用適温の範囲 pH6,0〜7.0において60〜゛70℃である(第
2図参照)。
■熱安定性 10分間処理の場合、60℃まで安定である。
■精製方法 キシラナーゼWII生産菌培養物から菌体を除去し、そ
の清澄液に硫酸アンモニウムを加えて酵素を沈澱させ、
これを脱水乾燥して粗酵素粉末を得る。粗酵素粉末をp
H7,2の0.05M)IJス塩酸緩衝液に溶解してD
EAE−セルロースにより分離し、さらにセファデック
スG−100により濾過してM製する。
■分子量 限外濾過法による分子量はW2が50.000、W4が
42,000である。
■阻害、活性化 銀イオン、銅イオンにより阻害される。
本発明に係る酵素は安定pH範囲が酸性側(pH4,5
)からアルカリ性側(pH10,0)までと広く、至適
作用温度が60℃ないし70℃にあり、さらに反応生成
物は主としてキシロースとキシロビオースであるなどの
特徴を有し、従来の酵素とは相違する。
以下に本発明方法を実施例によって説明する。
実施例1 (培地組成)キシラン      1.0g酵母エキス
     0.5 ポリペプトン    0.5 に、HP’0.     0.1 !、! g S O、・’r+、o     O,02
水          100m1 pH10,0(Na2C[]sにて調整)上記組成の培
地100mlを300mj!容のフラスコに分注し、1
21℃にて10分間蒸気殺菌した後、バチルス(f3a
cillus)属細菌NQ、W2 (微工研菌寄第72
21号)、N(No.W4 (微工研菌寄第7223号
)をそれぞれ別々のフラスコに接種して45℃で48時
間振とう培養した。培養物より菌体を除去した清澄液に
ついてキシラナーゼ活性を測定したところ次の結果を得
た。
菌  種    酵素生産量CU/d〕W2     
   34 W4        34 前記清澄液それぞれに硫酸アンモニウムを加工て酵素を
沈澱させ、これを脱水乾燥して、それぞれキシラナーゼ
W2およびW4の粗粉末を得る。
これをp)17.2の0.05ンエトリス塩酸援衡液に
溶解し、D E 、A、 E−セルロースにより分離し
、さらにセファデックスG−100により濾過精製し、
これをa縮機、凍結乾燥すると、精製キシラナーゼW2
およびW4がそれぞれ得られる。
実施例2 実施例1に示した培地組成のうちキシラン1.0gの代
りにキシロース1.0gを加えた培地を用いて、実施例
1記載の方法によりバチルス(Bacillus)属細
菌No、W2(微工研菌寄第7221号)、NαW4 
(微工研菌寄第7223号)を培養し、同様に清澄液に
ついて酵素活性を測定して次の結果を得W2     
   34 W4        38 実施例3 (培地組成)小麦麹       4.0g水    
      100rnl pH10,0(NazCO,、!: テga)上記組成
の培地100mj!を300−の容のフラスコに分注し
、121℃にて10分間蒸気殺菌した後、バチルx (
Bacillus)属細菌Nc12およびNo。
W4を接種して、それぞれ45℃で48時間振とう培養
を行なった。培養物より菌体を除去した清澄液について
酵素生産量を測定して次の結果を得た。
菌  種    酵素生産量[:U/mβ]W2   
     48 W4        44
【図面の簡単な説明】
本発明の2種のキシラナーゼについて、第1図は至適p
H範囲、第2図は作用適温の範囲、第3図は安定pH範
囲を示すグラフである。 第1図 一2→−マーyKルベンーNQOH4iイ15i fP
H8−10,5)第2図 漬度代)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の理化学的性質を有するキシラナーゼW2及
    びW4から成る群から選ばれるキシラナーゼWII。 [1]作用および基質特異性 キシランおよびキシロオリゴ糖に特異的に 作用し、そのβ−1、4−キシロシド結合を切断して、
    キシロースおよびキシロビオースを生成する。 [2]至適pHおよび安定pH範囲 至適pH範囲はpH6.0〜7.0、安定pH範囲はp
    H4.5〜10.0(45℃、60分処理の場合)にあ
    る。 [3]力価の測定法 基質として0.5%キシランをpH8.0のマッキルベ
    ン緩衝液(0.1Mクエン酸−0.2Mリン酸二ナトリ
    ウム)に懸濁し、超音波により均一に分散したもの0.
    5mlに、キシラナーゼWを含む試料0.05mlを加
    え、60℃で10分間反応させ、生成した還元糖を3,
    5−ジニトロサリチル酸試薬法により定量し、1分間に
    1μmolのキシロースを生成する酵素量を1単位(U
    )とする。 [4]作用適温の範囲 pH6.0〜7.0において60〜70℃である。 [5]熱安定性 10分間処理の場合、60℃まで安定であ る。 [6]精製方法 キシラナーゼWII生産菌培養物から菌体を 除去し、その清澄液に硫酸アンモニウムを加えて酵素を
    沈澱させ、これを脱水乾燥して粗酵素粉末を得る。粗酵
    素粉末をpH7.2の0.05Mトリス塩酸緩衝液に溶
    解してDEAE−セルロースにより分離し、さらにセフ
    ァデックスG−100により濾過して精製する。 [7]分子量 限外濾過法による分子量はW2が50,000、W4が
    42,000である。 [8]阻害、活性化 銀イオン、銅イオンにより阻害される。
  2. (2)バチルス属に属するキシラナーゼWII生産菌を培
    養し、該培養物よりキシラナーゼWIIを分離、採取する
    ことを特徴とするキシラナーゼWIIの製造法。
  3. (3)バチルス属に属するキシラナーゼWII生産菌が、
    バチルス・エスピー(Bacillus sp.)No
    .W2およびNo.W4から成る群から選ばれる特許請
    求の範囲第(2)項記載の製造法。
  4. (4)バチルス・エスピー(Bacillus sp.
    )No.W2およびNo.W4を、炭素源として小麦■
    のみ約4%を含有する強アルカリ性培地で培養すること
    を特徴とする特許請求の範囲第(2)項記載の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2672300A1 (fr) * 1991-02-01 1992-08-07 Agronomique Inst Nat Rech Xylanase, souches de bacillus productrices de xylanase et leurs utilisations.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2672300A1 (fr) * 1991-02-01 1992-08-07 Agronomique Inst Nat Rech Xylanase, souches de bacillus productrices de xylanase et leurs utilisations.

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