JPH01308318A - 部屋間搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、主として小物類を搬送する搬送装置に係り、
特に複数の部屋間を相互に搬送させる部屋間搬送装置に
関する。

（従来の技術） 近年、オフィスオートメーション（ＯＡ）、ファクトリ
−オートメーション（ＦＡ）等の一環として、建物内の
複数の地点間において、伝票、書類、現金、資料、被加
工物または部品等を搬送装置を用いて搬送することが多
い。

かかる搬送装置は、搬送物を速やかに搬送させ得るもの
であることが要求される。

このため、この種の搬送装置においては、搬送車をガイ
ドレール上で非接触で支持する方式が多く採用されてい
る。

搬送車を非接触で支持するには、空気や磁気を用いるの
が一般的である。この中でも搬送車を磁気的に支持する
方式は、ガイドレールに対する追従性や騒音低減効果に
優れており、最も有望な支持方式といえる。

ところで、磁気的に支持されて浮上している搬送車を走
行させるには、リニア誘導電動機の二次導体板を搬送車
に取付けると共に、同電動機の固定子を軌道側に設置し
、加減速に必要とされる推進力を搬送車に与える方式が
、その構造の単純さから最も広く用いられている。

この様な搬送装置は、建物内の複数の地点間を移動する
ために例えば、天井近くに搬送路を設け、磁気浮上刃を
利用して搬送路に搬送車を吊り下げるようにして搬送車
を搬送路に沿って移動させている。

また、搬送路は、複数の地点間にわたって設置されるた
め、各地点間が例えば部屋と部屋とにまたがるような場
合には、部屋を仕切る壁を貫通することがある。

この貫通部分においては、搬送路の下側に搬送車が吊り
下げられて通過する開口部が形成されるので、この開口
部を部屋の環境条件１例えば部屋が半導体クリーンルー
ムのような場合には、クリーン度や天井からの気流の流
れが乱れないように必要に応じて遮断する扉が設置され
ている。

（発明が解決しようとする課題） 空気や磁気により非接触で支持された搬送車は、前述し
たようにガイドレールに対する追従性や騒音低減効果に
優れているが、慣性力を利用して移動さぜる方式を取っ
ているために、逆にガイドレールに対する粘着力は弱い
。

このため、部屋間で相互搬送を行うような場合で部屋間
に気流の流れや、空気圧の圧力差が生じている時には、
開口部を遮断する扉の開閉により搬送車自体が圧力差に
より流されたり、または吸込まれたりすることがあり、
搬送車を円滑に搬送案内する上で不具合があった。

本発明は、上記の不具合を解決するためになされたもの
で、その目的とするところは、環境条件の相異なる部屋
間の搬送を確実に行わせることができる部屋間搬送装置
の提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するために、本発明は、固定搬送路に設
けられているガイドレールによって吊り下げられかつ案
内される搬送車をもって部屋間を相互搬送させる場合に
、固定搬送路の部屋間貫通部に搬送車が通過し得る大き
さのカバーと、このカバーの両開口部に少なくとも開口
部に相当する大きさの扉をそれぞれ設けたものである。

（作　用） 搬送車が部屋間貫通部を通過する時には、両開口部のそ
れぞれの扉を時間差を置いて開閉させるようにし１部屋
間の環境条件の違いが直接搬送車に及ばないようにする
。

（実施例） 以下１本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第
１図は、本発明の一実施例を示す斜視図であり、第２図
は本発明の一実施例の作用を示す説明図である。

まず、本発明の一実施例に係る搬送車の一例として、本
出願人が先に出願した磁気浮上式の搬送装置の搬送車を
その固定搬送路と共に説明する。

第３図はこの搬送装置を、一部を破断して示した斜視図
、第４図はその横断面図である。これら各図において、
搬送装置１は、少なくとも下面部が強磁性体で構成され
１図示されていない支持具により建屋内または支持鉄鋼
に支持され、かつｊかＵ字状の枠２に固定されたガイド
レール３と、このガイドレール３に対向して設けられた
磁気支持装置４によって磁気的に支持された走行自在の
搬送車５と、枠２の中央部に所定の間隔で下向きに配置
されたリニア誘導電動機の固定子７と、この固定子７と
空隙を介して対向するように搬送車５に取付けられた二
次導体板８とを備えている。

なお、搬送車５には、磁気支持装置４を制御する制御装
置９および磁気支持装置４に電力を供給する電源装置１
０が装着されている。また、枠２には「コ」字状をした
非常用ガイドレール１１が取付けられ、この非常用ガイ
ドレール１１に異常時上下方向で係合する車軸１２ａお
よび水平方向で係合する車軸１２ｂがそれぞれ搬送車５
に設けられている。

また固定子７は、これを裏打ちする天板６に固定されて
おり５固定子７を枠２の中央部に明けられた開口部に入
れた後、天板６を枠２に固定することにより装着される
。

ここで、二次導体板８が固定子７による磁界をよぎると
、二次導体板８に渦電流が発生し、この渦電流と磁界と
の相互作用によるローレンツ力によって二次導体板８を
取付けている搬送車５が非接触で加速、減速されること
になる。

しかして、走行全般を制御する外部の制御装置の指令に
よって固定子を順次付勢すれば、搬送車を所定のスケジ
ュールに従って走行や停止の制御が可能であり、必要に
応じ手動操作により特定の地点間の走行も可能で、これ
らの走行や停止により搬送物を所定の地点に搬送するこ
とができる。

なお、走行方向の変更や制動は、固定子コイルの通電状
能の変更により可能である。

次に１部屋間貫通部の構成を第１図を参照して説明する
。

第１図において、ガイドレール３．固定子７゜非常用ガ
イドレール１１等を装着した枠２は、部屋２ＯＡと２０
８を仕切る壁２１を貫通して設置され、粋２が壁２１を
貫通する部分の下側に搬送車５が通過できる開口部２２
ａを形成する。

また、開口部２２ａには少なくとも搬送車５の長さ以上
とし、かつ枠２を囲むと共に搬送車５が通過し得る大き
さとしたカバー２３を設ける。このカバー２３の他方の
端部には、開口部２２ｂが形成される。

しかして、両開口部２２ａ、　２２ｂには、少なくとも
開口部２２ａ、　２２ｂに相当する大きさの扉（二点鎖
線で示す）　２４ａ、　２４ｂをそれぞれ設ける。この
扉２４ａ。

２４ｂは両開き、片開きまたは引戸の何れの構造でもよ
く、閉じたときには部屋間を遮断できるようになってい
る。また、扉２４ａ、　２４ｂは、電動または流体圧を
利用した駆動源（図示しない）で駆動されて開閉し、こ
の駆動源は枠２に沿って設けられたセンサ（図示しない
）が所定の位置に来た搬送車５を検出したときの信号ま
たは走行全般を制御する外部の制御装置（図示しない）
からの信号で制御される。

次に、搬送車５の部屋間貫通部の通過を第２図を参照し
て説明する。

同図は、左から右へ搬送車５が進行していく状態を示し
たものである。

（ａ）扉２４ａは開となっており、搬送車５がカバー２
３で囲まれた部分へ進入する。５２４ｂは閉じており両
部屋間は遮断されている。

（ｂ）　ｗＩ送車５の通過に伴って扉２４ａを閉じる。

搬送車５は、両部屋間の環境から遮断される。

（ｃ）扉２４ｂを開き、搬送車５を通過させる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、固定搬送路の部
屋間貫通部に搬送車が通過し得る大きさのカバーと、こ
のカバーの両開口部に少なくとも開口部に相当する大き
さの扉をそれぞれ設け、搬送車が部屋間貫通部を通過す
る時には、それぞれの扉を時間差を置いて開閉させるよ
うにしているので、部屋間の環境の違いが直接搬送車に
及ぶことがなく、搬送車自体が圧力差により流されたり
、または吸込まれたりすることがない。

従って、部屋間の搬送を確実に行わせることができ、生
産能率の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は本発
明の一実施例の作用を示す説明図、第３図は本発明の一
実施例に係る搬送装置の一部を破断して示す斜視図、第
４図は第３図の横断面図である。 ２・・・枠　　　　　　　　　５・・・搬送車２１・・
・壁　　　　　　　　　２２ａ、２２ｂ・・・開口部２
３・・・カバー　　　　　　　２４ａ　、　２４ｂ・・
・扉（８７３３）　　代理人　弁理士　猪　股　祥　晃
（はが１名）第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定搬送路に非接触で支持され走行移動自在とした搬送
   車により、区画されかつ環境条件の異なる部屋間を相互
   搬送させる部屋間搬送装置において、前記固定搬送路の
   部屋間貫通部に前記搬送車が通過し得る大きさのカバー
   と、このカバーの両側開口部に少なくとも前記開口部に
   相当する大きさの扉をそれぞれ設け、前記搬送車が部屋
   間を走行移動するときには、前記２枚の扉を時間差を置
   いて開閉させることを特徴とする部屋間搬送装置。