JPH01307528A - ディスクブレーキ・パッド. - Google Patents

ディスクブレーキ・パッド.

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JPH01307528A
JPH01307528A JP63135436A JP13543688A JPH01307528A JP H01307528 A JPH01307528 A JP H01307528A JP 63135436 A JP63135436 A JP 63135436A JP 13543688 A JP13543688 A JP 13543688A JP H01307528 A JPH01307528 A JP H01307528A
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disc brake
cyanate ester
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和行 大矢
Hidenori Kanehara
秀憲 金原
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D69/02Composition of linings ; Methods of manufacturing
    • F16D69/025Compositions based on an organic binder
    • F16D69/026Compositions based on an organic binder containing fibres

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高温下に於ける摩擦係数の低下及び摩耗量が
小さく、かつ、金属板との接着力の低下も少ない新規な
ディスクブレーキ・パッドに関するものであり、非アス
ベストブレーキとして極めて高性能のブレーキを提供で
きるものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
従来、アスベスト(石綿)を補強基材としフェノール樹
脂を結合用樹脂とする摩擦材が優れたコストパフォーマ
ンスを有することから多くの用途に使用されている。し
かし、アスベストの発癌性が発見され、アスベストを使
用した摩擦材からは当然にアスベストが排出され、これ
による環境汚染が問題となっている。そこで、アスベス
トに代替してこれよりも高価なガラス繊維、ロック・フ
ァイバー、スチール繊維、真鍮繊維、アラミド繊維など
を適宜組合せて用いる方法が検討され、当初、スチール
繊維を補強基材とするものが開発されたが、補強基材で
あるスチールの高い熱伝導率のためにブレーキ・オイル
のペーパー・ロック、錆びの発生によるディスクへの錆
び付、比重が大きいためのバネ下荷重の増加による燃費
の増加等と、多くの欠点が見出され、一部の用途に使用
されるに止まっている。
他方、自動車等のエンジンの高出力化、燃費の向上など
の性能面やデザインなどの面からブレーキやクラッチな
どはより高性能でより小さいものが要求され、例えば、
ディスクブレーキ等においては使用時の温度は従来に比
較してより高温(例えば300〜350℃以上)下で使
用可能で、かつ安全性の点からこの高温時においても摩
擦材としての性能が劣化せずかつ長寿命であることが要
求されるように成ってきた。
しかし、従来のアスベスト/フェノール系の材料もこの
要求を満足することは出来ないものであり、その改良と
してガラス繊維、ロック・ウール、スチール繊維、真鍮
繊維、アラミド繊維などを適宜組合せて補強基材とし、
フェノール樹脂にメラミン樹脂を配合したものを使用す
る方法が提案されているが、発煙性は改善されるものの
高温時の耐摩耗性などは改善されないものであった。
また、シアン酸エステル系の硬化性樹脂組成物に炭素繊
維ミルドファイバーを必須成分として配合した硬化性樹
脂組成物を金属の表面に成形一体化した耐摩耗・摺動性
の部品を製造する方法が本願出願人により開示されてい
る(特開昭63−10658号公報)。しかし、ディス
ク・ブレーキに要求れれる性能は適度の摩擦係数を30
0℃以上の温度範囲まで維持し、かつその場合にも摩耗
量が小さいことを要求されるものであり、この性質は、
上記・の特開昭が開示する低い摩擦係数とは相反する性
質であり、シアン酸エステル系の硬化性樹脂組成物がデ
ィスクブレーキという適度の摩擦係数を必須とする分野
に応用可能であることを予測することは出来ないもので
あった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、この問題点の解決について鋭意検討゛した結
果、以外にもシアン酸エステル系の硬化性樹脂組成物を
結合剤として使用したディスクブレーキ・パッドは、空
気中においては耐えられない(350℃以上)高温下で
も十分に摩擦係数を維持し、且つ摩耗量も小さく、又、
ディスクブレーキ・パッド用の金属板と一体化した場合
の接着力も極めて高温まで優れたものであることを見出
し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、(A)、(a)多官能性シアン酸
エステル、該シアン酸エステルプレポリマー或いは該シ
アン酸エステルとアミンとのプレポリマー、又は前記(
a)と(b)多官能性マレイミド、該マレイミドプレポ
リマー或いは該マレイミドとアミンとのプレポリマー又
は(C)エポキシ樹脂とを必須成分とするシアン酸エス
テル系の硬化性樹脂組成物7〜40重量部、(B)、繊
維直径が0.1−以上の繊維質補強基材 25〜70重
量部、(C)、摩擦摩耗調整剤15〜60重量部を含む
摩擦材料用の熱硬化性樹脂組成物(以下、適宜「本成形
材料」と記す)を基板と加熱加圧下に成形して一体化し
てなることを特徴とするディスクブレーキ・パッドであ
り、該基板が鉄板であり予め所定形状に加工され、摩擦
材料用の熱硬化性樹脂組成物と一体成形する面を研磨し
て粗面化し、該シアン酸エステル系の硬化性樹脂組成物
を薄く被覆したものを用いたものであること、該シアン
酸エステル系の硬化性樹脂組成物(A)が摩擦材料用の
熱硬化性樹脂組成物の12〜25重量%であること、該
繊維質補強基材(B)が、ガラス繊維又はロック・ウー
ル繊維であること、該摩1i摩耗調整剤(C)が、黒鉛
を必須成分とし、二硫化モリブデン、チタン酸カリウム
を適宜併用してなる潤滑剤成分5〜25重量部、ゴム、
硬化樹脂粉末又はカシューダストからなる有機質低温摩
擦剤1〜7重量部、硫酸バリウム又は炭酸カルシウムか
らなる助剤5ン15重量部を含むものであること、該摩
擦摩耗調整剤(C)が、黒鉛を必須成分とし、二硫化モ
リブデン、チタン酸カリウムを適宜併用してなる潤滑剤
成分5〜25重量部、ゴム、硬化樹脂粉末又はカシュー
ダストからなる有機質低温摩擦剤1〜7重量部、銅、黄
銅又は鉄からなる金属粉5〜25重量部および硫酸バリ
ウム又は炭酸カルシウムからなる助剤5〜15重量部を
含むものであることからなるディスクブレーキ・パッド
である。
以下、本発明の構成について説明する。
本発明のシアン酸エステル系の硬化性樹脂組成物(A)
とは多官能性シアン酸エステル、そのプレポリマー等を
必須成分としてなるものであり、シアナト樹脂(特公昭
41−1928号、同45−11712号、同44−1
222号、ドイツ特許第1190184号等)、シアン
酸エステル−マレイミド樹脂、シアン酸エステル−マレ
イミド−エポキシ樹脂(特公昭54−30440号等、
特公昭52−31279号、usP−4110364な
ど)、シアン酸エステル−エポキシ樹脂(特公昭46−
41112号)などである。
ここに、多官能性シアン酸エステルとして好適なものは
、一般式(1)  ; R(OCN) m  ・・・(
1)(式中のmは2以上、通常5以下の整数であり、R
は芳香族の有機基であって、上記シアナト基は該有機基
の芳香環に結合しているもの)で表される化合物である
。具体的に例示すれば1,3−又は1゜4−ジシアナト
ベンゼン、1.3.5−)リシアナトベンゼン、1.3
−、1.4−、1.6−、1.8−、2.6−又は2.
7−ジシアナトナフタレン、1.3.6−ドリシアナト
ナフタレン、4,4”−ジシアナトビフェニル、ビス(
4−シアナトフェニル)メタン、2.2−ビス(4−シ
アナトフェニル)プロパン、2.2−ビス(3,5−ジ
クロロ−4−シアナトフェニル)プロパン、2.2−ビ
ス(3,5−ジブロモ−4−シアナトフェニル)プロパ
ン、ビス(4−シアナトフェニル)エーテル、ビス(4
−シアナトフェニル)チオエーテル、ビス(4−シアナ
トフェニル)スルホン、トリス(4−シアナトフェニル
)ホスファイト、トリス(4−シアナトフェニル)ホス
フェート、および末端OH基含有ポリカーボネートオリ
ゴマーとハロゲン化シアンとの反応によIQ エラfL
ルシ7 ’/酸x x f ル(USP−402691
3)、ノボラックとハロゲン化シアンとの反応により得
られるシアン酸エステル(USP−4022755、u
sP−3448079)などである。これらのほかに特
公昭41−1928、同43−18468、同44−4
791 、同45−11712、同46−41112、
同47−26853、特開昭51−63149、ll5
P−3553244,3755402,374034B
 、3595900.3694410及び411694
6などに記載のシアン酸エステルも用いうる。
また、上述した多官能性シアン酸エステルを鉱酸、ルイ
ス酸、炭酸ナトリウム或いは塩化リチウム等の塩類、ト
リブチルホスフィン等のリン酸エステル類などの存在下
又は不存在下に重合させて得られるプレポリマーとして
用いられる。これらのプレポリマーは、前記シアン酸エ
ステル中のシアン基が三量化することによって形成され
る8yIIl−トリアジン環を、一般に分子中に有して
いる。
更に、上記した多官能性シアン酸エステルはアミンとの
プレポリマーの形でも使用できる。好適に用いうるアミ
ンを例示すれば、メタまたはパラフェニレンジアミン、
メタまたはバラキシリレンジアミン、1.4−または1
.3−シクロヘキサンジアミン、ヘキサヒドロキシリレ
ンジアミン、4.4°−ジアミノビフェニル、ビス(4
−アミノフェニル)メタン、ビス(4−アミノフェニル
)エーテル、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、ビ
ス(4−アミノ−3−メチルフェニル)メタン、ビス(
4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)メタン、ビス
(4−アミノフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス
(4−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
アミノ−3−メチルフェニル)プロパン、2.2−ビス
(4−アミノ−3−クロロフェニル)プロパン、ビス(
4−アミノ−3−クロロフェニル)メタン、2,2−ビ
ス(4−アミノ−3,5−シフロモフェニル)プロパン
、ビス(4−7ミノフヱニル)フェニルメタン、3,4
−ジアミノフェニル−4−アミノフェニルメタン、1.
1−ビス(4−アミノフェニル)−1−フェニルエタン
等である。
上述した多官能性シアン酸エステル、そのプレポリマー
、およびアミンとのプレポリマーは単独または混合物の
形で使用でき、単独および混合物の数平均分子量は好ま
しくは1.700以下、特に500〜1.500の範囲
が好ましい。
シアン酸エステル−マレイミド樹脂(特公昭54−30
440号等) 、シアン酸エステル−マレイミド−エポ
キシ樹脂(特公昭52−31279号など)及びシアン
酸エステル−エポキシ樹脂(特公昭46−41112号
など)などで代表されるシアン酸エステル系樹脂組成物
の組成成分であるマレイミドとは、下記−般式(2)で
表される化合物、そのプレポリマーである。
(式中、R6は2価以上、通常5価以下の芳香族または
脂環族性有機基、X、 、X。
は水素、ハロゲン、またはアルキル基であり、nは通常
2〜5の整数である。) 上式で表されるマレイミド類は無水マレイン酸類とアミ
ノ基を2〜5個含有するポリアミン類とを反応させマレ
アミド酸を調整し、次いでマレアミド酸を脱水環化させ
るそれ自体公知の方法で製造することができる。用いる
ポリアミン類は芳香族ポリアミンであることが最終樹脂
の耐熱性等の点で好ましいが、樹脂の可撓性や柔軟性が
望ましい場合には、脂環族アミンを単独或いは組合せで
使用してもよい。また、ポリアミン類は第一級アミンで
あることが反応性の点で望ましいが、第二級アミンも使
用できる。好適なアミン類としては、前記のシアン酸エ
ステルとのプレポリマーとじて用いるものとして例示し
たもの、およびs−)リアジン環をもったメラミン類、
アニリンとホルマリンとを反応させてベンゼン環をメチ
レン結合で結んだポリアミン類等である。本発明におい
てはマレイミド成分は組成物中の樹脂成分の通常60%
以下の量で使用するのが良い。
また、エポキシ樹脂とは、従来、成形材料用として使用
されているものであればいずれでも使用できるものであ
り、具体的には、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂、タレゾールノボラ
ック型エポキシ樹脂、ハロゲン化ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、ハロゲン化フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂及びトリグリシドキシベンゼン、その他の3官能
以上の公知の多官能エポキシ樹脂等であり、これらの単
独もしくは二種以上の混合物として使用できる。本発明
においては3官能以上のものを使用することが好ましく
、組成物中の樹脂成分の通常50%以下の量で使用する
のが良い。
本発明の繊維直径が0.1−以上の繊維質補強基材([
1)としては無機或いは金属繊維、並びに耐熱性の樹脂
製の繊維であり、具体的にはガラス繊維、ロック・ウー
ル繊維、スチール繊維、炭素繊維、ノボロイド繊維、チ
タン酸カリ繊維、全芳香族ポリアミド繊維(アラミド繊
維、ノーメックス繊維)、ポリフェニレンサルファイド
繊維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリエーテル
イミド繊維などが挙げられ、ガラス繊維又はロック・ウ
ール繊維を主成分として使用することが好ましく、特に
ロック・ウール繊維を主成分として用いるのが好ましい
。これらの繊維質補強基材は適宜シランカップリング剤
、チタネートカップリング剤、その他の表面処理剤で処
理されたものが使用できる。
本発明の摩擦摩耗調整剤(C)としては、黒鉛、二硫化
モリブデン、鉛、二弗化カルシウム、フタロシアニン、
繭)タロシアニンおよび弗素樹脂(テフロン)などの主
として高温時の潤滑性を改善し、高温時の摩耗を減少さ
せる成分;ゴム粉末、フェノール・ノボラック樹脂硬化
物、その他の耐熱性に優れた溶融流動性のない硬化樹脂
粉末、カシニー・ダストなどの低温域の摩擦係数及び摩
耗改良用の有機質低温摩擦剤;アルミナ、シリカ、グラ
ス短繊維、ロック・ウール短繊維、ムライト、その他セ
ラミックスなどの高温域の摩擦係数及び耐フエード性改
良用の摩耗調整剤;硫酸バリウム、炭酸カルシウムなど
の無機粉体、銅、黄銅、青銅、鉄、亜鉛、錫等の金属粉
体やチップ、酸化銅、二酸化アンチモン、酸化ジルコニ
ラム、酸化第二鉄などの金属酸化物などのディスク面の
清浄化並びに耐フエード性改良用の助剤などが挙げられ
る。
本発明の摩擦摩耗調整剤としては黒鉛を必須成分とし、
二硫化モリブデン、チタン酸カリウムを適宜併用してな
る潤滑剤;ゴム粉末、硬化樹脂粉末又はカシュー・ダス
トからなる有機質低温摩擦剤;硫酸バリウム又は炭酸カ
ルシウムからなる助剤からなる系、又はこの系に助剤と
してさらに銅、黄銅又は鉄からなる金属粉を併用してな
る系が好ましい。
上記した本成形材料中のシアン酸エステル系の硬化性樹
脂組成物(A)の使用量は7〜40重量部、好ましくは
12〜25重量%の範囲から選択する。使用量が7重量
部未満では、結合剤としての効果が少なくなり、均一分
散も困難となり、40重量部を超えて使用すると摩擦係
数が小さくなり、使用できない。繊維直径が1−以上の
繊維質補強基材(B)の使用量は25〜70重量部、好
ましくは30〜60重量%であり、25重量部未満では
強度等が不足し、70重量部を超えて使用することは組
成物の調製が困難となったりするので好ましくない。ま
た、摩擦摩耗調整剤(C)の使用量は 15〜60重量
部であり、15重量部未満では所望の摩擦係数、耐摩耗
性、さらにはディスク表面のクリーニング効果などを付
与することは困難であり、60重量部を超えて使用する
と強度等が不足し易くなるので好ましくない。
特に本発明においては、シアン酸エステル系の硬化性樹
脂組成物(A) 12〜25重量%、ロック・ウール繊
維又はガラス繊維を主成分とする繊維質補強基材(B)
 30〜60重量%、黒鉛を必須成分とし、二硫化モリ
ブデン、チタン酸カリウムを適宜併用してなる潤滑剤 
10〜20重量%、ゴム粉末、硬化”樹脂粉末又はカシ
ュー・ダストからなる有機質低温摩擦剤1〜5重量%及
び硫酸バリウム5〜15重量%からなる摩擦摩耗調整剤
(C) 20〜55重量%含む組成物;又はシアン酸エ
ステル系の硬化性樹脂組成物(A) 12〜25重量%
、ロック・ウール繊維又はガラス繊維を主成分とする繊
維質補強基材(B)30〜60重量%、黒鉛を必須成分
とし、二硫化モリブデン、チタン酸カリウムを適宜併用
してなる潤滑剤 10〜20重量%、ゴム粉末、硬化樹
脂粉末又はカシュー・ダストからなる有機質低温摩擦剤
1〜5重量%、硫酸バリウム5〜15重量%及び銅、黄
銅又は鉄からなる金属粉5〜25重量%からなる摩擦摩
耗調整剤(C) 20〜55重量%含む組成物が好まし
い。
本成形材料は以上の成分を必須とするものであるが、結
合剤である(A)成分の公知の硬化触媒、成形用の離型
剤等を添加できるものであり、(A)成分の硬化触媒と
しては有機金属塩類(金属キレート化合物を含む)、無
機金属塩類、有機過酸化物など好適であり、特に、有機
金属塩単独、有機金属塩と有機過酸化物の併用系が挙げ
られる。有機金属塩としては、ナフテン酸亜鉛、ステア
リン酸鉛、ナフテン酸鉛、オクチル酸亜鉛、オレイン酸
銀、オクチル酸錫、ジブチル錫マレート、ナフテン酸マ
ンガン、テフテン酸コバルト、アセチルアセトン鉄、ア
セチルアセトンマンガンなどであり、有機過酸化物とし
ては、過酸化ベンゾイル、ラウロイルパーオキサイド、
カプリルパートキサイド、アセチルパーオキサイド、パ
ラクロロベンゾイルパーオキサイド、ジーtert−ブ
チルージーパーフタレートなどが挙げられる。これら硬
化触媒の使用量は、一般的な意味での触媒量の範囲で充
分であり、例えば、全樹脂組成物に対して0.01〜5
重量%の量で使用される。また、離型剤としては石油系
ワックス、カルナバ蝿系ワックス、モンタン系ワックス
、その他などの内部離型剤が挙げられる。
以上説明した本成形材料を調製する方法としては、上記
成分がより均一に混合される方法であれば特に限定され
ないものであるが、例えば摩擦摩耗調整剤(C)の一部
、例えば硫酸バリウムや銅粉等に(A)成分の触媒など
を粉末混合しマスターバッチとし、(A) ti、分、
マスターバッチ及び内部離型剤などをヘンシェルミキサ
ーその他の混合手段にて均一に分散させ、これに(B)
成分および(C)成分の残りを同時或いは順次添加して
、ロール、バンバリーミキサ−、ヘンシェルミキサーな
どにより混合する方法などが挙げられる。混合条件は室
温〜150℃以下の範囲、好ましくは60〜130℃で
1〜30分間、好ましくは3〜10分間がよい。
上記した調製した本成形材料を、適宜予備成形し、さら
に必要に応じて予備成形品の基板との一体化面に接着剤
層を形成した後、基板と加熱加圧下に成形して一体化し
てディスクブレーキ・パッドとする。
ここに、基板としては通常、鉄板の他にガラス繊維その
他の繊維強化板、鉄と繊維強化板との複合物などが適宜
使用できるが、鉄板が一般的である。基板は予めディス
クブレーキ・パッド用の基板としての所望形状に加工さ
れたものが好適であり、更に鉄板を用いる場合には成形
一体化する面を予め研削用の砂などを吹きつけるショッ
ト加工などで研磨し、フェノール樹脂、メラミン樹脂、
上記に説明した(A)成分など、特に(A)成分を薄く
被覆したものを用いるのが好ましい。更に、本成形材料
との一体化面の接着強度の強化などの目的で基板は適宜
、孔その他を形成したものが使用できる。
本基板を金型にセットし、本成形材料又は予備成形した
本成形材料を仕込み、加熱・加圧して一体化物とする。
圧力100〜800 kg/cJ、好ましくは150〜
700kg/cv11温度140〜300℃、好ましく
は160〜200℃で1〜120分間、好ましくは3〜
15分間の範囲で成形する。成形後、通常150〜30
0℃、好ましくは170〜250℃で2〜24時間、好
ましくは5〜16時間の範囲で後硬化して本発明のディ
スクブレーキ・パッドとする。
〔実施例〕
以下、実施例等により本発明を説明する。尚、実施例等
中の部と特に断らない限り重量基準である。
実施例1 シアン酸エステル樹脂(三菱瓦斯化学■製、BT−20
00、粉末)100部に触媒としてアセチルアセトン鉄
0.3部とジクミルパーオキサイド0.5部とをメチル
エチルケトンに溶解したものを添加し、ヘンシェルミキ
サーで均一に混合して結合剤マスターバッチとした。
このマスターバッチを用い、下記の成分を均一に混合し
て本成形材料とした。
成 分 名         配合M(部)この本成形
材料をパッド用の予備成形型に仕込み予備成形した。
他方、厚み6mmの鉄板を打ち抜い後、サンド・ショッ
ト加工法により表面加工した後、シアン酸エステル−マ
レイミド樹脂接着剤溶液(三菱瓦斯化学■性、BT−A
300)を塗布・乾燥して接着層付の鉄板とした。
金型に接着層付の鉄板をセットした後、上記で得た予備
成形物を置き、温度170℃、圧力200kg/cot
で10分間プレス成形した後、金型から取り出し、23
0℃のオーブン中で8時間後硬化を行い、本発明のセミ
メタリック・ディスクブレーキ・パッドを得た。
このディスクブレーキ・パッドを用いて、100〜35
0℃における摩擦係数を測定した結果を第1表に示した
。また、温度550℃に設定したディスクロータにこの
ディスクブレーキ・パッドを慣性モーメント5kgf−
I−92、制動初速塵160km/時間、制動減速度0
.6G、制動回数200回の制動試験をした後の摩擦材
の摩耗量を測定し、更に試験後の摩擦材部の形状を見た
結果を第2表に示した。
比較例1 実施例1において、マスターバッチに用いる樹脂として
フェノール樹脂粉末を使用したものを用いる他は同様に
して成形材料を調製し、同様の鉄板にニトリルゴム変性
フェノール樹脂溶液を塗布、乾燥したものを用い、成形
を温度150℃、圧力200kg/colで5分間プレ
ス成形した後、金型から取り出し、170℃のオーブン
中で6時間後硬化を行いセミメタリック・ディスクブレ
ーキ・パッドを得た。
このディスクブレーキ・パッドを用いて、実施例1と同
様に試験した結果を第1表および第2表に示した。
実施例2 シアン酸エステル−マレイミド樹脂(三菱瓦斯化学■性
、IIT−4480、粉末120メツシユ・パス)10
0部に触媒としてアセチルアセトン鉄0.3部、ジクミ
ルパーオキサイド0.5部、離型剤としてヘキストワッ
クスOP粉末3部を添加し、ヘンシェルミキサーで均一
に混合して結合剤マスターバッチとした。
このマスターバッチを用い、下記の成分を均一に混合し
て本成形材料とした。
金型に実施例1と同様にして得た接着層付の鉄板をセッ
トした後、上記で得た本発明の成形材料を供給し、温度
170℃、圧力200kg/cofで5分間プレス成形
した後、金型から取り出し、230℃のオーブン中で8
時間後硬化を行い、本発明のセミメタリック・ディスク
ブレーキ・パッドを得た。
このディスクブレーキ・パッドを用いて、実施例1と同
様に試験した結果を第1表および第2表に示した。
比較例2 実施例2において、マスターバッチに用いる樹脂として
フェノール樹脂粉末を使用したものを用いる他は同様に
して成形材料を調製し、比較例1と同様にしてセミメタ
リック・ディスクブレーキ・パッドを得た。
このディスクブレーキ・パッドを用いて、実施例1と同
様に試験した結果を第1表および第2表に示した。
実施例3 実施例2と同じ結合剤マスターバッチを用い、下記成分
を均一に混合した本成形材料を使用する他は同様とした
・刀ンユー・タスト          Dこのディス
クブレーキ・パッドを用いて、実施例1と同様にして摩
擦係数を測定した結果を第1表に示した。
比較例3 実施例3において、マスターバッチに用いる樹脂として
フェノール樹脂粉末を使用したものを用いる他は同様に
して成形材料を調製し、比較例1と同様にしてセミメタ
リック・ディスクブレーキ・パッドを得た。
このディスクブレーキ・パッドを用いて、実施例1と同
様に摩擦係数を測定した結果を第1表に示した。
実施例4 シアン酸エステル−マレイミド樹脂(三菱瓦斯化学■性
、BT−2480、粉末>  100部に触媒としてア
セチルアセトン鉄0.2部とジクミルパーオキサイド0
.5部とをメチルエチルケトンに溶解したものを添加し
、ヘンシェルミキサーで均一に混合して結合剤マスター
バッチとした。
このマスターバッチを用い、下記の成分を均一に混合し
て本成形材料とした。
金型に実施例1と同様の接着層付の鉄板をセットした後
、上記で得た本発明の成形材料を供給し、温度170℃
、圧力230kg/cotで7分間プレス成形した後、
金型から取り出し、230℃のオーブン中で10時間後
硬化を行い、本発明のセミメタリック・ディスクブレー
キ・パッドを得た。
このディスクブレーキ・パッドを用いて、実施例1と同
様にして摩擦係数を測定した結果を第1表に示した。
実施例5 シアン酸エステル−マレイミド樹脂(三菱瓦斯化学■性
、BT−4680、粉末100メツシユ・パス)100
部に触媒としてアセチルアセトン鉄0.2部、ジクミル
パーオキサイド0.5部、離型剤としてカルナバワック
ス粉末3部を添加し、ヘンシェルミキサーで均一に混合
して結合剤マスターバッチとした。
このマスターバッチを用い、下記の成分を均一に混合し
て本成形材料とした。
金型に実施例1と同様にして得た接着層付の鉄板をセッ
トした後、上記で得た本発明の成形材料を供給し、温度
170℃、圧力230kg/−で7分間プレス成形した
後、金型から取り出し、230℃のオーブン中で10時
間後硬化を行い、本発明のセミメタリック・ディスクブ
レーキ・パッドを得た。
このディスクブレーキ・パッドを用いて、実施例1と同
様に試験した結果を第1表および第2表に示した。
比較例4 実施例4において、マスターバッチに用いる樹脂として
フェノール樹脂粉末を使用したものを用いる他は同様と
して成形材料を調製し、比較例1と同様にしてセミメタ
リック・ディスクブレーキ・パッドを得た。
このディスクブレーキ・パッドを用いて、実施例1と同
様に試験した結果を第4表および第2表に示した。
第2表(ディスク温度550℃の摩耗試験)〔発明の作
用および効果〕 以上の発明の詳細な説明および実施例、比較例から明瞭
なように、本発明のディスクブレーキ・パッドは100
〜250℃に於ける摩擦係数を350℃の高温において
も実質的に維持し、フェノール樹脂を結合剤とする場合
に比べて大幅に小さいものであり、また、高温下に於け
る摩耗量もフェノール樹脂を結合剤とするもの172以
下と小さいものである。さらに、摩耗試験後の摩擦材部
分についての外観にも変化はないものである。
以上の如くであり、本発明のディスクブレーキ・パッド
はアスベスト/フェノール系樹脂を摩擦材とするディス
クブレーキを大幅に改善したものであり、実用的意義の
極めて高いものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)、(a)多官能性シアン酸エステル、該シアン
    酸エステルプレポリマー或いは該シアン酸エステルとア
    ミンとのプレポリマー、又は前記(a)と(b)多官能
    性マレイミド、該マレイミドプレポリマー或いは該マレ
    イミドとアミンとのプレポリマー又は(c)エポキシ樹
    脂とを必須成分とするシアン酸エステル系の硬化性樹脂
    組成物7〜40重量部、(B)、繊維直径が0.1μm
    以上の繊維質補強基材25〜70重量部、(C)、摩擦
    摩耗調整剤15〜60重量部を含む摩擦材料用の熱硬化
    性樹脂組成物を基板と加熱加圧下に成形して一体化して
    なることを特徴とするディスクブレーキ・パッド。 2 該基板が鉄板であり、予め所定形状に加工され、か
    つ、摩擦材料用の熱硬化性樹脂組成物と一体成形する面
    を研磨し粗面化した後、該シアン酸エステル系の硬化性
    樹脂組成物を薄く被覆したものである請求項1記載のデ
    ィスクブレーキ・パッド。 3 該シアン酸エステル系の硬化性樹脂組成物(A)が
    摩擦材料用の熱硬化性樹脂組成物の12〜25重量%で
    ある請求項1記載のディスクブレーキ・パッド。 4 該繊維質補強基材(B)が、ガラス繊維又はロック
    ・ウール繊維である請求項1記載のディスクブレーキ・
    パッド。 5 該摩擦摩耗調整剤(C)が、黒鉛を必須成分とし、
    二硫化モリブデン、チタン酸カリウムを適宜併用してな
    る潤滑剤成分5〜25重量部、ゴム粉末、硬化樹脂粉末
    又はカシュー・ダストからなる有機質低温摩擦剤1〜7
    重量部、硫酸バリウム又は炭酸カルシウムからなる助剤
    5〜15重量部を含むものである請求項1記載のディス
    クブレーキ・パッド。6 該摩擦摩耗調整剤(C)が、
    黒鉛を必須成分とし、二硫化モリブデン、チタン酸カリ
    ウムを適宜併用してなる潤滑剤成分5〜25重量部、ゴ
    ム、硬化した樹脂又はカシューダストからなる有機質低
    温摩擦剤1〜7重量部、銅、黄銅又は鉄からなる金属粉
    5〜25重量部および硫酸バリウム又は炭酸カルシウム
    からなる助剤5〜15重量部を含むものである請求項1
    記載のディスクブレーキ・パッド。
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