JPH01306697A

JPH01306697A - コルゲータにおけるスリッタースコアラー切り替え時の不良シート除去方法

Info

Publication number: JPH01306697A
Application number: JP13032488A
Authority: JP
Inventors: Yoichi Tojo; 洋一東條
Original assignee: TOKYO DENSHI KOGYO KK; Tokyo Electronic Industry Co Ltd
Current assignee: TOKYO DENSHI KOGYO KK; Tokyo Electronic Industry Co Ltd
Priority date: 1988-05-30
Filing date: 1988-05-30
Publication date: 1989-12-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、コルゲータにおける不良シート除去方法に
係り、更に詳細には、スリッタースコアラーの切り替え
時（オーダー替え時）に発生する不良シートを、良品シ
ートのシートロスを極力抑えて除去せしめる最適除去法
に関するものである。

［従来の技術］中芯原紙に段をつけた（コルゲーションした）ものに、
ライナな貼り合わせて段ボールシートを製造するコルゲ
ータ装置には、生産されるシートに連続的にスリット及
び罫線を加工するスリッタースコアラー（以下、５ＬＳ
Ｃと称する）が設けられている。この５ＬＳＣには、シ
ートにスリットを切り入れるスリッターヘッド（以下、
ＳＬと称する）と、罫線を引くスコアラーヘッド（以下
、ＳＣと称する）との各々が、シートに対して両面から
接近離反するようにして配置されており、これらＳＬ。

ＳＣがシートに接した状態で加工を行なうようになって
いる。

さて、製品シートの注文は通常は枚数をもって要求され
るが、シートを連続的に搬送しつつ規格の異なるオーダ
ーの注文ロッドの加工に穆行する目的で、通常は同一機
種の５ｔｓｃ二台がシートの搬送方向に沿って並設され
る。

すなわち、ＡとＢの二台の５ＬＳ（：のうち、一方の５
ＬＳＣＡが成るオーダー（現在のオーダー）で運転して
いる間は、他方の５ＬＳＣＢは、次の注文ロフトのオー
ダーに応じてＳＬ及びＳＣの各ヘッドの位置決めを完了
して待機している。

現在のオーダーが完了すると、５ＬＳＣＡ　、　　Ｂに
オーダー替え信号が発せられ、待機している５ＬＳＣＢ
のヘッドがシートに接近して次のオーダーの加工を開始
する。それと同時に、オーダーを完了した５ＬＳＣＡが
シートから離反して更に次回のオーダーを加工すべく各
ヘッドの位置決めを行って待機する。このシーケンスを
順次繰り返す。

但し、この二台の５ＬＳＣＡ　、　　Ｂが切り替わる際
には、不良シートが生産される。これは、５ＬＳＣＡ　
。

Ｂの各ヘッドＳＬ、　ＳＣは、停止位置でオーダー替え
信号を受けてからシートに接触、またはシートとの接触
位置でオーダー替え信号を受けてから停止位置へ離反す
るまでに無駄時間を伴なうためである。この無駄時間は
５ＬＳＣの機種により異なるが、一般に０．２秒〜１秒
程度である。この無駄時間の間、不良シートが生産され
ることになる。

従来、この５ＬＳＣの切り替えに伴ない生じる不良シー
トは、現在のオーダー分または次回のオーダー分の切断
長で切断され除去されていた。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記のような従来の不良シート除去方法
においては、発生する不良シート長さとは無関係に、オ
ーダーの切断長で一律に切断除去しているため、不良シ
ートとともに良品部分も一緒に除去されることになる。

従って、良品シートのシートロスが多く、生産効率が著
しく低下するという問題点があった。

本発明はかかる問題点に鑑みて成されたものであり、そ
の目的とするところは、良品シートを極力損なうことな
く、なるべく不良シートのみを除去せしめるコルゲータ
におけるスリッタースコアラー切り替え時の不良シート
除去方法を提案することである。

［課題を解決するための手段］本発明は上記目的を達成するために、シートの搬送方向に沿フて二台のスリッタースコアラー
が並設されたコルゲータにおいて、これら二台のスリッ
タースコアラーを与えられたオーダーに応じて交互に切
り替えて作動させることにより、前記シートを連続的に
搬送しつつオーダー替えを行ない、このオーダー替えに
伴ない前記二台のスリッタースコアラーを切り替える時
に発生する不良シートを、前記二台のスリッタースコア
ラーの出側に配置されたカッターによって切断除去する
に際し、（イ）前記切り替え時のコルゲータの運転速度Ｖを検出
し、（ロ）この検出速度■と、前記スリッタースコアラーの
ヘッドがオーダー替え信号を受けてから前記シートに対
”して接近または離反するまでに要する予め定められた
時間ｔとから、前記発生する不良シートの推定長さｌを
、Ｌ　＝　■　・　ｔとして算出し、（ハ）この推定長さρを指定切断長として前記カッター
に転送入力し、前記シートのオーダー替え地点が前記カ
ッター位置に達した時点で前記カッターを作動させ、前
記オーダー替え地点から推定長ざｌに相当する分のシー
トを切断除去するものである。

［作用コ発生する不良シートの推定長さβは、切り替え時のコル
ゲータの速度Ｖと、スリッタースコアラー切り替えの際
に、スリッタースコアラーのヘッドがオーダー替え信号
を受けてから前記シートに対して接近または離反するま
でに要する予め定められた時間ｔとから１、Ｃ＝Ｖ−ｔ　　　　　　■ で与えられる。従って、この部分のシートのみを除去す
れば、良品シートを極力損なうことなく効率の良い除去
が行なえｐ。

本発明では、前記推定長さＡをカッターの指定切断長と
し、最適時点でカッターを作動させるものである。

［実施例］以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。

第１図は本発明の方法を実施するための装置構成の一例
を示すブロック図である。

図において、製造された段ボール１はコンベア（図示せ
ず）を介してＺ方向に搬送されるが、その搬送途上には
、二台の同−ｍｉｓの５ＬＳＣ２Ａ　、　　２Ｂが配置
されている。これら二台の５ＬＳＣ２Ａ　、、２Ｂは交
互に切り替えて使用されるものであり、各々ＳＬ３　ａ
　、　ＳＣ４ａ％ＳＬ３　ｂ、　ＳＣ４ｂを備えている
。

搬送される段ボール１の流量は、パルスジェネレータ等
の検出器５により検出され、その検出値は公知のオーダ
ー替え指令装置６に与えられる。

このオーダー替え指令装置６は、検出器５の検出値に基
き段ボール１上のオーダー替え点＊の位置を検知し、５
ＬＳＣ２Ａ　、　　２　Ｂに対してオーダー替え指令信
号を与え、５ＬＳＣ２Ａ　、　　２　Ｂを切り替える。

また、検出器５の検出値は直接に、或はオーダー替え指
令装置６を介してカッター制御装置７にも与えられる。

このカッター制御装置７は、与えられた検出値に基き、
オーダー替え点＊の位置情報を得るとともに、段ボール
１の搬送速度Ｖ、すなわちコルゲータの運転速度Ｖを検
出する。

更に、このカッター制御装置７には、付属する人力装置
８または記憶器９により、５ＬＳＣ２Ａ、２Ｂのヘッド
が、上記オーダー替え指令信号を受けてからシートに対
して接近または離反するまでに要する時間ｔを設定入力
されている。この時間ｔは、５ＬＳＣ２Ａ　、　　２　
Ｂの使用機種に応じて適宜に設定される固定値であり、
接近に要する時間ｔと離反に要する時間ｔとは同一であ
る。

カッター制御装置６は、この設定時間ｔと上記検出器５
から得られる切り替え時のコルゲータの運転速度Ｖとか
ら、上述の０式に従う演算を行ない、発生する不良シー
トの推定長さ℃を算出す６゜次に、上述の装置の動作について説明する。第１図にお
いて、今、５ＬＳＣ２ＡのＳＣ３ａが現在のオーダーＩ
（例えば切断長２．Ｏｎ）で作動中であり、５ＬＳＣ２
ＢのＳＣ３ｂが次回のオーダー１１　（例えば切断長１
．５ｍ）に備えて待機中とする。

ここで、段ボール１上の現在のオーダー■と次回のオー
ダー１１とのオーダー替え点＊が、５１３　ａの位置に
達すると、オーダー替え指令装置６のオーダー替え指令
信号により、ＳＣ３ａが段ボール１から離反開始する。

その際、ＳＣ３ａがオーダー替え指令信号を受け、段ボ
ール１から離反して停止位置に達するまでの時間を間に
、第２図（ａ）に示すように長さｆＬ（＝ｖ−Ｈの不良
シートが発生する。

次に、オーダー替え点＊が乳３ｂの位置に達した時点で
、オーダー替え指令信号により、ＳＣ３ｂが段ボール１
に接近開始する。その際、５Ｌ３ｂがオーダー替え指令
信号を受けてから段ボール１に接するまでの時間を間に
、オーダー替え点＊が第２図（ｂ）に示すように長さ１
（＝ｖ−ｔ）だけＺ方向に移動する。この移動距ｉｎに
相当する段ポール１上の箇所は、先にＳＣ３ａで発生し
た長さ旦の不良シートに相当する。結局、５Ｌ３ａ、３
ｂの切り替えに伴ない発生する不良シートは、上述の０
式で求められる長さλと推定できる。

この不良シートの推定長さｌを算出したカッター制御装
置７は、オーダー替え点＊がロータリーカッター１０に
達した時、推定長さＬを指定切断長としてロータリーカ
ッター１０に転送する。ロータリーカッター１０は、オ
ーダー替え点＊から推定長さ（指定切断長）麦分に相当
する段ボール１を切断する。現在一般に使用されている
ロータリーカッター１０は、与えられた指定切断長に瞬
時に対応する性能を有しているため、カッター制御装置
７から転送された指定切断長Ｉに対して確実な切断が行
なわれる。

なお、切り替え時のコルゲータの速度Ｖのディメンショ
ンを［ｍ／ｍｉｎ］、設定時間ｔのディメンションを［
ｓｅｃ］とすると、上述の０式％式％以上のようにして切断された長さｌの不良シートは、第
１図に示すようにロータリーカッター１０の出側に配さ
れた不良除去部１１で自動的にまたは手動で除去され、
除去分く不良シート）】２を取り除いた良品シートが仕
上り製品１３となる。

第３図（ａ）、（ｂ）には、上記本発明による不良シー
ト除去方法の従来法との比較例が示されている。この比
較例は、−例として上記説明と同様に、切断長２．０ｍ
のオーダーＩから切断長１．５ｍのオーダー１１に切り
替わる場合を示しである。

従来法のように、不良シートを一律のオーダー長、例え
ば切り替前のオーダーＩの切断長２．０ｍで切断除去す
ると、第３図（ａ）に示すように、オーダーＩ＋の一枚
目のシート■と二枚目のシート■とが損なわれ、結果と
して３．０ｍ分の不良シートを生じることになる。

しかし、本発明の方法によれば発生する不良シートの長
さは、第３図（ｂ）に示すように党のみで済み、５ＬＳ
Ｃの切り替えに伴なう良品シートのロスを抑制できる。

なお、上記説明においては、ＳＣ３ａからＳＣ３ｂに切
り替わる場合について説明したが、逆に５Ｌ３ｂ力ごら
ＳＣ３ａに切り替わる場合、或は５Ｃ３ａ、３ｂが切り
替わる場合についても同様の動作が行なわれ、不良シー
トの最適除去が行なわれる。

【発明の効果］この発明は以上説明したように、オーダー替えに伴ない
スリッタスコアラーを切り替えるに際し、発生する不良
シートの長さを演算により推定し、その推定長さ分のみ
を除去するようにしたものである。従って、良品シート
のシートロスが減少し、生産効率を大幅に向上させると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するための装置構成の一例を示す
ブロック図、第２図（ａ）、（ｂ）はスリッターヘッド
の切り替えを示す模式図、第３図（ａ）、（ｂ）は従来
法と本発明の方法の比較を示す線図である。１・・・段ボール２Ａ、２Ｂ・・スリッタースコアラー（ＳＬＳＣ）３ａ
、３ｂ・・・スリッターヘッド（５Ｌ）４ａ、４ｂ・・
・スコアラーヘッド（ＳＣ）５・・・検出器６・・・オーダ替え指令装置７・・・カッター制御装置８・・・入力装置９・・・記憶器１０・・・ロータリーカッター１１・・・不良除去部１２・・・除去分（不良シート）１３・・・仕上がり製品なお、各図中、同一符号は同一または相当部を示す。代理人　弁理士　佐　葎　正　年

Claims

【特許請求の範囲】シートの搬送方向に沿って二台のスリッタースコアラー
が並設されたコルゲータにおいて、これら二台のスリッ
タースコアラーを与えられたオーダーに応じて交互に切
り替えて作動させることにより、前記シートを連続的に
搬送しつつオーダー替えを行ない、このオーダー替えに
伴ない前記二台のスリッタースコアラーを切り替える時
に発生する不良シートを、前記二台のスリッタースコア
ラーの出側に配置されたカッターによって切断除去する
に際し、（イ）前記切り替え時のコルゲータの運転速度Ｖを検出
し、（ロ）この検出速度Ｖと、前記スリッタースコアラーの
ヘッドがオーダー替え信号を受けてから前記シートに対
して接近または離反するまでに要する予め定められた時
間ｔとから、前記発生する不良シートの推定長さｌを、ｌ＝ｖ・ｔとして算出し、（ハ）この推定長さｌを指定切断長として前記カッター
に転送入力し、前記シートのオーダー替え地点が前記カ
ッター位置に達した時点で前記カッターを作動させ、前
記オーダー替え地点から推定長さｌに相当する分のシー
トを切断除去することを特徴とするコルゲータにおける
スリッタースコアラー切り替え時の不良シート除去方法
。