JPH0323138A

JPH0323138A - 不良平版紙摘出装置

Info

Publication number: JPH0323138A
Application number: JP15684289A
Authority: JP
Inventors: Megumi Aoki; 恵青木
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-06-21
Filing date: 1989-06-21
Publication date: 1991-01-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、穴・薄片等の不良部分が存在する平版紙を摘
出する装置に関する。

（従来の技術）制紙上場で製造される平版紙には、穴や薄片等の不良部
分が不規則に存在する。

従って、これを摘出する必要があり、従来は、上流工程
から送り出された紙からジャンボロール紙を生成すると
きに、この紙に光を照射し、その透過率の違いから不良
部分を検出している。そして、検出された不良部分の存
在位置を、ジャンボロール紙の巻始め位置を基準とした
２次元座標として記憶させておく。

次いで、このジャンボロール紙をロール紙に断裁する際
には、記憶されている位置座標に基づいて、不良部分が
ジャンボロール紙からロール紙に送り出されたことを検
知し、これをブザー等でオペレータに知らせる。

これによって、オペレータは不良部分の存在を確認し、
大きな不良部分に対してはロール紙を生戒する段階で断
裁を停止させ不良部分を切断して摘出した後、切断部分
をつなぎ合わせて運転を再開させる。また、小さな不良
部分に対しては、平版紙の断裁が終了した後に人手によ
って不良部分の存在を検査していた。

しかしながら、このような従来の不良平版紙摘出方法で
は、大きな不良部分に対しては摘出する度にロール紙巻
取り作業を停止させなければならず、作業の効率が低下
してしまう。また、摘出の際には、紙の幅方向すべてを
切断しなければならないので、正常な部分の多くを排除
していた。

また、小さな不良部分に対しては、断裁された平版紙を
人手によって検査しなければならないので、多くの労力
を必要としていた。

（発明が解決しようとする課題）このように、従来装置では、大きな不良部分に対しては
、これを摘出するために、ロール紙の巻取り作業を停止
させて、幅方向すべてを切断しなければならないので、
ロール紙巻取り時の作業効率が低下するとともに、断裁
された平版紙の歩留まりも低下してしまうという欠点が
ある。

また、小さな不良部分に対しては、これを検査するため
に多くの労力を必要とするという課題があった。

この発明は、このような従来の課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、ロール紙巻取
り作業を停止させることなく、かつ、人手の介入を必要
としない不良平版紙摘出装置を提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するため、本発明は、ジャンボロール紙
生成時に検出された紙の不良位置データに基づいてこの
紙の摘出部分データを求める摘出部分演算手段と、予め
設定された紙の断裁計画データ、及び前記摘出部分デー
タから、断裁して生成された平版紙の良・不良を判定す
る平版紙判定手段と、良と判定された平版紙と不良と判
定された平版紙とを選別する平版紙選別手段と、を有す
ることが特徴である。

（作用）上述の如く構戊すれば、ジャンボロール紙生成時に検出
された不良位置データに基づいて、紙の摘出部分データ
が求められる。そして、この摘出部分データから、断裁
して生成される平版紙のうちで摘出部分の存在するもの
が判定される。

その後、摘出部分が存在する平版紙は良紙の搬送経路か
ら外され摘出される。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳説する。

第２図は、上流工程で製造された紙が巻取られ、ジャン
ボロール紙１が生威される工程を示しており、巻取られ
る手前で不良位置検出装置２による不良検査が行なわれ
ている。この不良検出装置２は、紙に光を照射してその
透過率からこの紙に存在する穴や薄片等の不良部分を検
出している。そして、不良位置検出部３では、検出され
た不良部分の存在位置をジャンボロール紙１の巻始め位
置を基準とした２次元の位置座標として求め、これを不
良位置データＳ１として後述する摘出装置４に出力して
いる。

第３図は、ジャンボロール紙１から送り出された紙がロ
ール紙５に巻取られる工程を示しており、それぞれの回
転軸には回転検出器５ａ，５ｂが取付けられている。そ
して、ロール紙５側の回転検出器６ａは、巻取りの開始
及び終了タイミングを報知する巻取り検出信号Ｓ２を出
力し、ジャンボロール紙１側の回転検出器６ｂは、送り
出しの開始及び終了タイミングを報知する送り出し検出
信号Ｓ３を出力する。

これらの各信号Ｓ２，８３は後述する摘出装置４に供給
される。

第４図は、本発明による不良平版紙摘出装置が適用され
た平版紙断裁装置の概略構成図である。

同図に示す平版紙断裁装置は、ロール紙５から送り出さ
れた紙を所定の寸法に断裁するものであり、この紙を長
手方向に断裁するスリッタ７と幅方向に断裁するカッタ
８を有している。また、カッタ８下流側には、断裁して
生成された平版紙の良・不良を判定し、不良と判定され
た平版紙を摘出する摘出装置４が設けられており、該摘
出装置４を通過した良紙は良紙ストッカ９に蓄積され、
不良紙は不良紙ストツカ１０に蓄積されるようになって
いる。

第１図は、本発明の主要部である摘出装置４の内部機能
を示すブロック図である。

図示のように、摘出装置４は、ロール紙５の摘出部分デ
ータＳ５を、該ロール紙の巻始め位置を基準とした２次
元の位置座標として求める摘出部分演算部１１と、この
摘出部分データＳ５と平版紙の断裁計画データＳ７とか
ら、断裁して生成される平版紙のうちどの平版紙に摘出
部分が存在するかを認識する摘出部分認識部１２と、摘
出部分が存在しない平版紙を良紙と判定し、摘出部分が
存在する平版紙を不良紙と判定する良・不良判定部１３
と、良紙を良紙ストッカ９へ送り出し、不良紙を不良紙
ストツカ１０へ送り出すように平版紙の送り出し経路を
切換える平版紙選別部１４から横戊されている。

次に、動作について説明する。

第２図に示す不良検出装置２によって上流工程から送ら
れた紙に存在する穴、薄片等の不良部分が検出され、不
良位置検出部３から不良位置データＳ１が出力されると
、このデータＳ１は第１図に示す摘出装置４の摘出部分
演算部１１に供給される。また、第３図に示す各回転検
出器６ａ，６ｂから、ジャンボロール紙１の送り出し検
出信号Ｓ３、及びロール紙５の巻取り検出信号Ｓ２が出
力されると、これらの信号Ｓ２，Ｓ３は摘出部分演算部
１１に供給される。

そして、ジャンボロール紙１から生成された口−ル紙５
が第４図に示す断裁装置に取付けられ、オペレータが図
示しない断裁装置起動スイッチを投入すると、断裁が開
始され、これと同時に断裁開始信号Ｓ４が第１図に示す
摘出部分演算部１１に供給される。

この断裁開始信号Ｓ４が与えられると摘出部分演算部１
１では、ジャンボロール紙１の不良位置データＳ１と、
ジャンボロール紙１の送り出し検出信号Ｓ３と、ロール
紙５の巻取り検出信号Ｓ２から、不良部分の存在位置を
、ロール紙５の巻始め位置を基準とした２次元の位置座
標として求める。つまり、ジャンボロール１の巻始め位
置を基準とした不良位置座標を、ジャンボロール１の送
り出し位置とロール紙５の巻取り位置の各座標を基に、
ロール紙５の巻始め位置を基準とした不良位置座標今変
換しているのである。

いま、例えば、第５図（Ａ）に示すように、ロール紙５
から送られた紙に不良部分１５が存在する場合には、該
不良部分１５の長手方向先端位置座標ｘｉと長手方向長
さｘ２、及び幅方向先端位置座標ｙ１と幅方向長さｙ２
の４つのデータが求められる。そして、これらのデータ
に対して、最大誤差分ａを考慮することによって、摘出
部分データＳ５が求められる。つまり、第５図（Ａ）に
おけるＸ座標ｘ３，ｘ４、及びｙ座標ｙ３，ｙ４が求め
られる。

次いで、求められた摘出部分データＳ５と、摘出部分デ
ータの演算が完了したことを報知する演算完了信号Ｓ６
が第１図に示す摘出部分認識部１２に供給され、断裁し
て生成される平版紙のうち、どの平版紙に摘出部分が存
在するかが認識される。

つまり、第５図の例で説明すると、同図（Ｂ）に示すよ
うに、断裁される平版紙１７ａ，１７ｂ，１’　７　ｃ
　＋　　１　７　ｅ、１７ｆ，１７ｇには摘出部分が存
在し、平版紙１７ｄ，１７ｈには摘出部分が存在しない
ことが認識される。そして、この認識データは摘出平版
紙データＳ８として第１図に示す良・不良判定部１３に
供給される。

その後、第４図におけるスリッタ７、及びカッタ８によ
って、摘出部分の有無が認識された平版紙が所定の寸法
に断裁されると、断裁の完了を報知する平版紙断裁検出
信号Ｓ９が良・不良判定部１３に供給される。そして、
良・不良判定部１３ではこの信号Ｓ９が供給されると、
摘出平版紙データ８に基づいて、・断裁された各平版紙
の良・不良を判定する。この判定結果は良・不良判定デ
ータＳＩＯとして平版紙選別部１４に供給される。

また、良・不良の判定が完了すると、これを報知する判
定完了信号Ｓｌｌが平版紙選別部１４に供給される。

平版紙選別部１４では、判定完了信号Ｓｌｌが供給され
、断裁された平版紙が第４図に示す摘出装置４の設置位
置を通過すると、通過した平版紙のうち良紙と判定され
たものを良紙ストツカ９に送り出し、不良紙と判定され
たものを不良紙ストッカ１０に送り出すように平版紙の
送り出し経路を切換える。

こうして、摘出部分の存在する平版紙が自動的に選別さ
れるのである。

このようにして、本実施例では、紙に存在する穴・薄片
等の不良部分の位置データから、摘出する部分の位置座
標を求め、断裁して生成された平版紙のうち、摘出部分
の存在するものを選別している。このため、人手の介入
を必要とせず、自動で摘出部分を選別することができる
ようになる。

また、第５図（Ｂ）に示すように、摘出部分１６が存在
した場合でも、幅方向全体が摘出されることはなく、摘
出部分１６が及ばない平版紙１７ｄ．１７ｈは良紙とし
て取扱われる。従って、生産される平版紙の歩留まりが
著しく向上する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明では、穴、薄片等の不良部
分の存在する平版紙が自動的に摘出されるので、従来の
ように人手の介入を必要としたり、摘出の際に作業を停
止させたりすることはなくなる。これによって、断裁の
作業効率が向上する。

また、不良部分が存在しーた場合に、この不良部分を含
む幅方向全体を摘出することはなく、不良部・分が存在
していない平版紙は良紙として取扱うことができるので
、生産される平版紙の歩留まりが向上するという効果が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による不良平版紙摘出装置の内部機能を
示すブロック図、第２図はジャンボロール紙が生威され
る工程を示す概略図、第３図はジャンボロール紙からロ
ール紙が生或される工程を示す概略図、第４図は本発明
装置が適用された断裁装置の一実施例を示す構成図、第
５図は紙の不良位置データに基づいて、摘出する平版紙
を求める過程を示す説明図である。１・・・ジャンボロール紙４・・・摘出装置５・・・ロール紙１１・・・摘出部分演算部１２・・・摘出部分認識部１３・・・良・不良判定部１４・・・平版紙選別部１５・・・不良部分１６・・・摘出部分

Claims

【特許請求の範囲】ジャンボロール紙生成時に検出された紙の不良位置デー
タの基づいてこの紙の摘出部分データを求める摘出部分
演算手段と、予め設定された紙の断裁計画データ、及び前記摘出部分
データから、断裁して生成された平版紙の良・不良を判
定する平版紙判定手段と、良と判定された平版紙と不良と判定された平版紙とを選
別する平版紙選別手段と、を有することを特徴とする不良平版紙摘出装置。