JPH01305033A - 循環改善剤及び循環改善機能性食品並びにし好品 - Google Patents

循環改善剤及び循環改善機能性食品並びにし好品

Info

Publication number
JPH01305033A
JPH01305033A JP63132768A JP13276888A JPH01305033A JP H01305033 A JPH01305033 A JP H01305033A JP 63132768 A JP63132768 A JP 63132768A JP 13276888 A JP13276888 A JP 13276888A JP H01305033 A JPH01305033 A JP H01305033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phytic acid
circulation
agent
salt
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63132768A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Sawai
喜一 澤井
Masatsune Kurono
昌庸 黒野
Hiromoto Asai
浅井 宏基
Takahiko Mitani
隆彦 三谷
Motohide Hayashi
林 元英
Tsunemasa Suzuki
鈴木 常正
Naohisa Ninomiya
二宮 直久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd filed Critical Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Priority to JP63132768A priority Critical patent/JPH01305033A/ja
Priority to US07/354,553 priority patent/US5041429A/en
Priority to EP19890305392 priority patent/EP0344997A3/en
Publication of JPH01305033A publication Critical patent/JPH01305033A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、循環改善剤及び循環改善機能性飲食並びにし
好品に係る。
本発明による循環改善剤は薬剤、食品、し好品として投
与され、循環改善作用ことに、赤血球変形能を亢進させ
、低酸素状態での細胞賦活化作用を有することから循環
機能の後退に起因する各種疾患、例えば、脳循環不全、
痴ほう、心不全、組織壊死等の治療、予防剤としての利
用が期待されるものである。
(従来の技術) 循環改善剤としては、キサンチン系薬剤、ピリジン、ニ
コチン酸系薬剤、ルチン、ヒタミン系薬刑が一般に利用
されている。
一方、フィチン酸類はカルシウム、マグネシウム、とき
にはカリウム塩として、植物界に広く分布している6例
えは、゛米ヌカには9.5〜14.5%ものフィチン酸
が含まれており、工業的フィチン酸或はこれに由来する
ミオイノシトールの原料となっている。
フィチン酸及びその塩の用途は広く、従来より医薬品と
しては、フィチン酸カルシウムがカルシウムの補強剤と
して、米ヌカそのものやフィチン酸ナトリウムがカルシ
ウム結石の予防剤として、フィチン酸カリウムが高カル
シウム血症の治療やサルコイド−シス患者の高カルシウ
ム尿の調整などに用いられている。また、清酒やブドウ
酒製造の際の醗酵助成剤、フィチン酸のキレート作用を
利用した除金属剤、鉄、カルシウムイオン存在下での酸
化防止剤、金属などの防蝕刑など種々な分野で利用され
てきた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、循環不全に伴う各種疾俄の治療予防剤として、
フィチン酸及びその塩が利用できるとの報告例はない。
ところが、本発明者らは、フィチン酸の栄貢実験の過程
で、フィチン酸を経口的に投与したところ、解毒作用が
あることを発見し、さらに追及したところ本発明に到達
したものである。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記知見に基いて、フィチン酸及びその塩
を有効成分とする薬物、並びに機能性食品、機能性し好
物に係るものである。
この発明に係る薬物、並びに機能性食品、機能性し好物
は、ヒト及び動物を対象とするものである。
なお、各種製剤調整にあたっては、フィチン酸が強酸で
あることから、一般にはpH6〜8の範囲の各種フィチ
ン酸塩及びこれらの混合物が、薬剤、し好物、食品等の
利用目的の相違により適宜選択される。
この発明においてフィチン酸塩としては、フィチン酸カ
リ、フィチン酸ナトリウム、フィチン酸アンモニウム、
フィチン酸アルギニン、フィチン酸オルニチン、フィチ
ン酸リジン、フィチン酸ヒスチジン、フィチン酸モノエ
タノールアミン、フィチン酸ジェタノールアミン、フィ
チン酸トリエタノールアミン、フィチン酸グルカミンな
どに代表される非毒性金属塩、有機塩基との非毒性塩、
塩基性アミノ酸との非毒性塩、有機エステル残基との非
毒性塩を挙げることができる。
なお、フィチン酸1モルを、pH6〜8に調整するに必
要な各種塩基のモル数は例えば第1表の通りであるや 第1表 フィチン酸及びその塩は無味無臭であり、経口的に投与
し易いため、この発明に係る予防剤乃至治療剤はヒト、
動物類の飲料水に混ぜたり、料理、餌等にふりかけ、混
入したり、或は粉末状、顆粒状態で投与することができ
る。
ヒトに投与する場合の投与量は、症状、剤型等に依存す
るが、一般的には成人に対してフィチン酸として1日 
1〜100■/ kgが適当て・ある。
(発明の効果) 本発明による循環改善剤、循環改善性機能性飲食品及び
し好品の循環改善性疾患には、数々のものかあり、作用
器官別には、脳循環不全性疾患類、心臓循環不全疾患類
、組織循環不全疾患類に大別される。疾患の具体例では
脳循環不全疾患では痴ほう、記憶喪失症、脳梗塞等があ
り、心臓循環不全疾患では、不整脈、心血管不全(狭心
症)等がある。また、組織循環不全疾患類ではレイノー
症、火傷、凍症、しもやけ等があり、この他、皮膚の移
植時の組織賦活化のための前処理剤としても利用か可能
である。
本発明による循環改善剤の製造において、フィチン酸ま
たはその塩を水に溶解して、そのまま利用することもで
きるが、賦形剤を添加して粉末化しなり、さらには、造
粒して、顆粒側、錠剤等に、さらには外用剤の形に製剤
化することもできる。
また、フィチン酸は強酸であり、かつ、本発明による循
環改善剤等は経口投与を主眼とした場合、味覚等の問題
から、p日6〜8程度の各種の塩となしておき、これら
の塩を単独でまたは混合して有効成分となし、循環改善
剤、循環改善性機能性飲食品及びし好品としての利用に
応じて、適時選択するようになすのが好適である。
更にこの発明によれば、フィチン酸及びその塩は固体、
液体の形を問わず効果があるため、経口的採取方法を採
用することができる。
(実施例) 次にこの発明の実施例である試験例、製剤例を挙げてこ
の発明をより詳細に説明する。
実施例1 試験例 1:薬効薬理試験 割腹■1 (a)使用動物 ddy系雄性マウスを5退会にて使用した。
(b)被検薬物及び調製方法 フィチン酸ナトリウムLOt、87に7653半井化学
;200mg/kg、100mg / kg、50ns
r/kg小量の生理食塩水に溶解し、希塩酸にてl]H
を約7に調製(pH試験紙で確認)し、各々の濃度(2
0■/ml、10■/ mlあるいは5■/ml)とな
るように生理食塩水で希釈し、10m1 / ’gtを
腹腔的投与した。対照(control )群には、生
理食塩水10m1/kgを腹腔的投与した。
薬効試験例1(マウス低酸素負荷に対する防御作用) フィチン酸は赤血球酸素解離能を左進する作用を持って
いることから、低酸素状態における種々の障害に対する
防御効果を有することが予想される。そこで、CO2ガ
スをマウスに吸入し、その生存時間に対する影響′を試
験した。
実験方法 動物に被検薬物を腹腔的投与し、60分後に動物をデシ
ゲータ−(直径19■、高さ20■)内に移し、CO2
ガスを 300m1 / II i nで注入し、致死
までの時間を測定した。なお、デシゲータ−内には30
分前投与あるいは60分前投与のそれぞれが、必ず対照
群を含む各群1例つつ合計4匹が同時に入るようにした
統計的処理は、各群毎に平均値上標準誤差を算出し、5
tudent’s t−testにより対応のない検定
を行った。
結果並びに考察 各群の結果は第2表に示した。
30分前投与群では対照群に対し、フィチン酸50■/
 kg投与群、100■/ kg−投与群及び200■
/ kg投与群はいずtLら延長傾向が見られたものの
有意ではなかった。一方、60分前投与群では対照群に
対し、フィチン酸50■7/ kz投与群及び100■
/’ kH投与群びはいずれも差は認められないが、2
00■/ kg投与群は有意に(1)(0,01)延長
された。
以上の如くco2負荷の30分前にフィチン酸を投与し
た場合は、生存時間に影響を与えなかったが、60分前
投与では明らかに延命効果を表し、フィチン酸は低酸素
障害に対する防御効果を有するものであることが判明し
た。
第2表 フィチン酸の低酸素負荷(C○2吸入)における生存時
間に対する作用*tp<0.01  vs contr
ol(Student’s t−test)。
薬効試験例2(マウス赤血球変形能に対する作用) 赤血球酸素解離能を有することが知られているフィチン
酸が、赤血球の変形能にいかなる作用を有するかを知る
ために、ラン下赤血球を用い、インビトロ−にてfil
tration pressure法を用いて試験した
実験方法 動物に被検薬物を腹腔的投与し、60分後に動物をデシ
ケータ−(直径19a++、高さ20■)内に移し、C
O2ガスを300 Cnl/1ainで注入し、致死ま
テノ時間を測定した。なお、デシケータ−内には30分
前投与あるいは60分前投与のそれぞれが、必ず対照群
を含む各群1例づつ合計4匹が同時に入るようにしな。
統計的処理は各群毎に平均値上標準誤差を算出し、5t
udent’s t−testにより対応のない検定を
行った。
この懸濁液を37℃にて 5分間インキュベートしたの
ち室温に戻し、持続注入器(夏目製作断裂、2chタイ
プ)により 5a+I/ff1inの速度にて平均5μ
mの径を有するミリボア膜(ミリポア製、5HWP01
300、 Lot No、N7BUOO8)を通過させ
、その時の膜上流の側圧を圧カドランスデューサー(日
本光電製、TP−200TL )を介して記録紙上に描
記した。
沢過圧は注入開始8分子&までの毎分当り圧力上昇度に
より評価し、5tudent’s t−teStにより
対照との間に有意性を認めた場合、変形能に影響あつと
した。
またフィチン酸(ナトリウム塩、牛丼化学、[O7No
、87に7653 )は生理食塩水に溶解し、塩酸にて
pH7,0に調製した。対照には、フィチン酸を含まな
い生理食塩水を用いた。
溶血作用 前項同様にして調製した赤血球50μmを採取し、フィ
チン酸を溶解させた生理食塩水にて5mlとし、フィチ
ン酸含有1%赤血球懸濁液を調製した。この懸濁液を3
7°Cにて 5分間インキュベートしたのち、3000
rp1mにて10分間遠心分離し、上清の540nmに
ての吸光度を測定し、遊離したヘモグロビン含量を推測
した。
フィチン酸の溶解法及び対照は前項と同様とした。
試験成績 1、赤血球変形能に対する作用 第3表に示す如く、フィチン酸1 ff1H(終濃度)
にては明らかなr過圧低下を認めながったものの、5n
Hにては濾過圧上昇度は対照群の約1/2となり有意な
(D<0.01)低下を示した。
2、溶血作用 第4表に示す如く、フィチン酸は511M(終濃度)に
ても、遠心上清の吸光度は対照群と差はなく、溶血作用
は見られなかった。
考   察 ヒトの赤血球は径約8μmの中央が両面よりくぼんだ円
型状を呈しており、毛細血管においてはS様に変形しな
がら循環することか知られている。
従って、#flitati循環特に倣小循環領野での血
行改善の一序として、この赤血球の変形能を高める考え
方がペントキシフィリンを中心として提唱されてきてい
る。また実験的には、毛細管状にしたとベットにて血液
を吸い上げ、その個数を計測する方法や、赤血球径より
も小さいボアを有する膜を用いて濾過圧や濾過個数を計
測する方法が考案されている。今回の試験には最も一般
的で簡便など過圧測定による方法を還択した。
結果に述べた如く、フィチン酸は5nHの濃度において
フィルター濾過圧を著明に低下させ、また溶血による結
果ではないことから、赤血球変形能の亢進による結果で
あると考えられた。
フィチン酸が赤血球に対して酸素解離能の冗進だけでな
く変形能の亢進をも認めたことは、組織への酸素移行を
高める可能性に加えて微小循環をも改善する可能性を示
唆するものであり、特に虚血病態への改善作用を示唆す
るものである。
第3表 フィチン酸のマ、ウス赤血球変形能に対する作用本*市
:p<0.01.  compared  with 
 the  control第4表 フィチン酸によるヘモリシス 薬効試験例3(マウス健忘症に対する作用)フィチン酸
は赤血球酸素解離能を亢進する作用を有していることか
ら、低酸素状態における種々の障害に対する防御効果を
有することが予想される。そこで、CO□ガス負荷によ
り惹起される記憶障害モデルを用いてその影響を検討し
た。
実験方法 一回性受動的回避反応を指標とした。
1)記銘獲得試行(Acquisition tria
l)動物を明暗箱(明室・暗室ともに15.0x 17
.5x18.5■、画室間の出入口6.0 x6.O■
)の明室部分にいれ、暗室へ移動するまでの時間(記銘
獲得時の反応潜時、以下A、T、と略す)を測定すると
ともに、暗室へ移動した直後にショック・ジェネレータ
・スクランブラ−(5hock Generator/
5cranbler 、アステック社製)にて床のグリ
ッドを介して、2.5nAのフットショックを動物が明
室に移動するまで与え続けた。モデル成立を確認するた
め、フットショックを与えない(no−FS+hypo
xia)群も作製した。
2)再生試行(Retantion trial)記銘
獲得試行の24時間後に動物を再び明暗箱の明室部分に
いれ、暗室へ移動するまでの時間(再生試行時の反応層
時、以下R,T、と略す)を測定した。
3)記憶障害モデルの作製 記銘獲得試行の直後に動物をデシケータ−(直径19個
、高さ20C1+)内に移し、C02ガスを151/n
inでデシケータ−内に呼吸停止まで40〜45秒間注
入した。動物をデシゲータ−より出し、直ちに人工呼吸
を施し呼吸が回復したところでホームケージに戻した。
モデルの確認のためCO2の吸入を行わなイ(FS+n
o−hypoxia)群も作製した。
4)被検薬物の投与 被検薬物は記銘獲得試行の30分前あるいは60分前に
10+nl / k+rを腹腔的投与した。対照群とし
て生理食塩水を10m1/ kir腹腔内投与した。
う)統計的処理 R,T、が360秒を越えたものはR,T、を 360
秒として、群毎に平均値=標準誤差を算出し、5ttl
dent’s t−testにて検定を行った。また、
R,T、が360秒を越えたものは記憶を渫持している
ものとし、記憶保持率(retent ion%、R,
ff)を算出し、フィッシャー(Fisher)の直接
確率法により両側検定を行った。
結果並びに考察 各群の結果は第5表に示した。
記銘獲得時の反応層時(A、T、)は30分前投与群で
は対照群に対し、フィチン酸50■/ kg投与群は差
はなかったが、100■/ kg投与群及び200■/
kg投与群はいずれも有意な延長が観察されたものの有
意ではなかった。一方、60分前投与群では対照群に対
し、フィチン酸50■/ kg投与群、100■/kI
r投与群及び200n+r/kg投与群はいずれも差は
認められなかった。また、FS+no−hypoxia
群は64、a+1i、i秒、no−hypoxia群は
44.5+ 9.1秒であった。30分前投与群では、
フィチン酸100n+r/kg−以上の投与量において
A、T、の延長が認められたが、60分前投与群では差
は認められない、投与後30分前後はフィチン酸が行動
上なんらかの影響を与えるか60分後には影響は残らな
いものと思われた。
再生試行時の反応潜゛時(R,T、)は30分前投与群
では対照群に対しフィチン酸50■、/ 1.、投与群
、100■/bg投与群及び200■/ k+r投与投
与−ずれも差は認められなかった。60分前投与群では
対照群に対し、フィチン酸50■/ kg投与群及び1
00■/kg投与群はいずれも有意な延長(11(0,
05)が認められたが、200■/ k+r投与投与−
が認められなかった。30分前投与群はいずれの用量で
も記憶障害改善効果はみられなかった。フィチン酸の記
銘獲得時の行動への影響がR,T、に関与していると思
われた。60分前投与群では50■/ k+r、100
■/ k+r投与において明らかな記憶障害改善効果が
得られた。
200■/′kgでは改善作用がみられない、このこと
からフィチン酸の作用がベルシェーブ形である可能性が
考えられる。
フィチン酸は赤血球酸素解離能を亢進する作用を有し、
この作用は酸素欠乏部位への酸素移行性を高め、酸素欠
乏による組織障害を防御すると考えられる。実際、CO
2負荷の60分前投与では明らかに記憶障害改善効果を
表した。よって、フィチン酸の赤血球酸素解離能亢進作
用が、低酸素障害による記憶障害に対しても有効である
ことが示唆された。
第5表 フィチン酸のCOz吸入による記憶障害に対する作用叩
(0,05,*叩<o、ol、 mD(0,001VS
 it’s control(Student’s t
−test)。
mp<0.001 vs it’s control 
[Fisher’s exact provabil 
ity test)。
2:し好性試験 製剤ρ14による液剤形態の製剤を日本酒、ウィスキー
シングル水割りに180 ml当たり0.5g (フィ
チン酸として 100■)添加し、フィチン酸未添加の
ものとともに各20名をパネルとして同時に飲酒させ、
味覚、臭覚の良否について未処理の乙のと比較し、し好
性試験を行なったところ、以下の結果が得られた。
この結果から、し好性もよく、酒類添加材料としても有
効であることが判明した。
実施例2 組成物イ フィチン酸(無水物として)  660.に水酸化ナト
リウム29f及び適量の精製水を加えて、DHを6に調
整した液 組成物口 フィチン酸(無水物として)  660tに水酸化カリ
ウム412g及び適量の精製水を加えて、pHを6に調
整した液 組成物ハ フィチン酸(無水物として)  660+rに水酸化リ
チウム177g及び適量の精製水を加えて、pl+を6
に調整した液 組成物ニ フィチン酸く無水物として)  660gにエタノール
アミン581g及び適量の精製水を加えて、I)Hを8
に調整した液 組成物ホ フィチン酸く無水物として)  660tにジェタノー
ルアミン979g及び適量の精製水を加えて、I)Hを
8に調整しな液 組成物へ フィチン酸(無水物として)  eeogにトリエタノ
ールアミン1805.及び適量の精製水を加えて、1)
itを8に調整した液 矛且成物ト フィチン酸(無水物として)  660gにN−メチル
グルカミン1657 g及び適量の精製水を加えて、p
Hを7に調整した液 組成物チ フィチン酸(無水物として)  660gにL−アルギ
ニン1510g及び3i1tの精製水を加えて、pHを
7に調整し7′、:液 組成拘り フィチン酸(無水物として)  660+rにL−ヒス
チジン1753g及び適量の精製水を加えて、DHを6
に調整した液 組成物ヌ フィチン酸(無水物として)  660.に水酸化ナト
リウム116g、水酸化カリウム478f、塩化カルシ
ウム(2水塩) 6.08t、りん酸水素二ナトリウム
(無水物として)  157r及び適量の精製水を加え
て、pHを9に調整した液 これらの組成物イ〜ヌは、晶析或は賦形剤を添加するこ
とにより、粉末化することができる。
また、これらを液のまま或は粉末化した組成物につき、
製剤用組成物を調整し、製剤化することができる。
実施例3 実施例2で得た組成物ヌから製剤用組成物を調整し、こ
れより各種製剤を製造した。
製剤用組成物A 組成物ヌ(フィチン酸として 200■を含む)に乳糖
を加え、全量1000■とする。
製剤用組成物B 組成物ヌ(フィチン酸として 100■を含む)に乳糖
を加え、全量1000■とする。
製剤用組成物C 組成物ヌ(フィチン酸として ioomtを含む)に精
製水を加え、全量1000■とする。
製剤用組成物り 組成物ヌ(フィチン酸として209■を含む)に軽質無
水ケイ酸を加え、乾燥し、全量1000■とする。
製剤の製造例 製造例1(エリキシル剤) 製剤用組成物C100、 (フィチン酸として10g) 複方オレンジ精         24m1エタノール
           400m1グリセリン    
        400m1精製水         
 全量1000 ml上記成分を所定量採取し、均一に
混合し、無色澄明のエリキシル剤とする。なお、このエ
リキシル剤1回の投与!に5mlは、フィチン65of
fiIrが含まれている。
製造例2(カプセル剤) 製剤用組成物A         200#(フィチン
酸として40. ) 乳糖              20■トウモロコシ
デンプン      38■ステアリン酸マグネシウム
    2Iu[r上記成分を所定量採取し、均一に混
合し、2号カプセルに充填する。なお、このカプセル1
本にはフィチン酸40■が含まれている。
製造例3(顆粒剤) 製剤用組成物A600■ (フィチン酸として 120■) 乳糖             140■トウモロコシ
デンプン      250Mヒドロキシプロピルセル
ロース  10M上記成分を所定量採取し、均一に混合
した後、水及びエタノールを用いて湿式造粒し、顆粒剤
とする。なお、この顆粒剤1回投与量1gには、フィチ
ン酸120■か含まれている。
製造例4(散剤) 製剤用組成物Aをアルミニウムヒートシール包装にて1
包1.5gの分包剤とする。
製造例5(錠剤) 製剤用組成物A         100M(フィチン
酸として20■) トウモロコシデンプン      19M結晶セルロー
ス         30■ステアリン酸マグネシウム
    1■上記成分を所定量採取し、均一に混合した
後、圧縮成型し直径7mm、1錠150Mの錠剤とする
なお、この1錠には、フィチン酸20■が含まれている
製造例6(シロップ剤) 製剤用組成物CSO。
(フィチン酸として 5sr) 白糖              300gD−ソルヒ
トール[70%)      250 。
バラオキシ安息香酸メチル   0.3gバラオキシ安
息香酸プロピル  0.15 fクエン酸ナトリウム 
      10gクエン酸            
 1.5g香料              2g精製
水          全量10100O上記成分の所
定量を採取し、溶解混合し、無色澄明のシロップ剤とす
る。なお、このシロップ剤の1回の投与量20m1には
、フィチン酸100■が含まれている。
製造例7(ドライシロップ) 製剤用組成物8100■ (フィチン酸として10■) クエン酸ナトリウム       2.4■無水クエン
酸          2.2■トラガント末    
      2.7を白糖            適
 量 ヒドロキシグロビルセルロース 3.0■香料    
         微 量上記成分を所定量採取し、均
一に混合した後、水及びエタノールを用いてlW式造粒
し、ドライシロンツブとした。このドライシロップには
1回投与、t Igにフィチン酸16Iugが含まれて
いる。
製造例8(トローチ剤) 製剤用組成物A100■ (フィチン酸として2ON) 白Pi870゜ 乳糖               20■ステアリン
酸マグネシウム    10■上記成分中組成物Al0
0g及び白糖870gを採取し、均一に混合した後、水
及びエタノール・を用いて湿式造粒し35°C以下で乾
燥する。これに乳糖20、及びステアリン酸マグネシウ
ム10.を加えて混合し直径15間、1錠1gのトロー
チ剤とする。
このトローチ剤1錠には、フィチン#!i20■か含ま
れている。
製造例9(キャンデイ−) 製剤用組成物8100■ (フィチン酸として10■) 白@              2400゜水飴  
           r500Iw香料      
       微 量上記成分中白@240t、水飴1
50g−積製氷100fを混合し、加熱溶融した後、篩
過して異物を除き、この液を加熱下で減圧濃縮して水分
を除き、130〜150℃水分2〜3%の飴生地を作成
した。
この生地に組成物810g及び微量の香料を加えて混合
し金型にて成型し、1個4gのキャンデイ−とする、こ
のキャンデイ−には、フィチン酸10■が含まれている
製造例10(リモナーデ剤) 製剤用組成物C3g (フィチン酸として 300. ) 単シロップ           2.5ml精製水 
         全量 30m1上記成分を所定量採
取し、均一に混合し、リモナーデ刑とする。このリモナ
ーデ剤1回投与量30m1には、フィチンi!!300
rwが含まれている。
製造例11(顆粒剤) 製剤用組成物D         500+w(フィチ
ン酸として 100■) ガーリックパウダー       750■乳1!  
           適 量上記成分を所定量採取し
、均一に混合した後、水及びエタノールを用いて湿式造
粒し、顆粒剤とした。この顆粒剤1回投与量1.5gに
は、フィチン酸100■が含まれている。
製造例12(ドリンク剤) 製剤用組成物CIr (フィチン酸として 10(lN) ハチミツ           0.5g白¥1   
           2.Ofクエン酸      
      適 量クエン酸ナトリウム      適
 量ペパーミント         微 蓋積製水  
          適 量上記成分を所定量採取し、
均一に混合し、無色澄明な内用液剤とした。この液剤1
回投与量30m1には、フィチン#!1100IIJr
が含まれている。
製造例13(ガーリック調味料) 製剤用組成物D         O,285゜(フィ
チン酸として 0.1g) アビセル           0.18 tガーリッ
クパウダー      0.75 ir軽質無水ケイ酸
       0.156 tコーンスターチ    
    適 量上記成分の所定量を採取し、常法により
粒状とした。
製造例14(外用0/W軟膏剤) フィチン酸ナトリウム      0.5 %流動パラ
フィン        10.5 Xブチレングリコー
ル        5.0 %ミツロウ       
     2.0 %セタノール          
  4.0 %ラノリン             2
.Oxスクワラン           30.0%パ
ラベン             0.2xポリオキシ
エチレンモノンルビタン ラウリン酸エステル 2.0% 水       残部 上記成分割合にて調合し軟膏剤とした。
支部」七左耽 前記製造例1〜12について安定性試験を実施しフィチ
ン酸残存量を測定した。その結果を第6表に示す。
第6表

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フィチン酸及びその塩から選択された少なくとも
    一種類の物質を有効成分とすることを特徴とする循環改
    善剤。
  2. (2)脳循環不全、痴ほう、心組織不全等の組織細胞機
    能不全症及び、凍症等のえ死の治療剤として有効な特許
    請求の範囲第1項記載の循環改善剤。
  3. (3)フィチン酸及びその塩から選択された少なくとも
    一種類の物質を有効成分とすることを特徴とする循環改
    善性食品並びにし好品。
JP63132768A 1988-06-01 1988-06-01 循環改善剤及び循環改善機能性食品並びにし好品 Pending JPH01305033A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63132768A JPH01305033A (ja) 1988-06-01 1988-06-01 循環改善剤及び循環改善機能性食品並びにし好品
US07/354,553 US5041429A (en) 1988-06-01 1989-05-22 Cell activators, circulatory ameliorators and edible compositions
EP19890305392 EP0344997A3 (en) 1988-06-01 1989-05-26 Use of phytic acid or a salt thereof as an activator of hypoxic cells and a circulatory ameliorator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63132768A JPH01305033A (ja) 1988-06-01 1988-06-01 循環改善剤及び循環改善機能性食品並びにし好品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01305033A true JPH01305033A (ja) 1989-12-08

Family

ID=15089103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63132768A Pending JPH01305033A (ja) 1988-06-01 1988-06-01 循環改善剤及び循環改善機能性食品並びにし好品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01305033A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01305032A (ja) * 1988-06-01 1989-12-08 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 機能後退性消耗疾患治療予防剤及び飲食、し好物
JP2007510710A (ja) * 2003-11-07 2007-04-26 ラボラトリオス、サニフィト、ソシエダッド、リミターダ 局所用のミオイノシトール6リン酸
JP2014139182A (ja) * 2006-02-17 2014-07-31 Universitat De Les Illes Balears フィチン酸塩と亜鉛の一定量組み合わせ
CN108186933A (zh) * 2018-04-08 2018-06-22 南阳理工学院 一种用于预防老年认知功能障碍的中药组合物及其制备方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544931A (en) * 1977-06-14 1979-01-16 Takenaka Komuten Co Wideeuse coating material for building material
JPS5449314A (en) * 1977-09-06 1979-04-18 Studiengesellschaft Kohle Mbh Improving of oxygen discharging property of erythrocyte
JPS6133118A (ja) * 1984-04-09 1986-02-17 ゾイレフ・アクチエンゲゼルシヤフト 抗脳性酸素欠乏症代謝賦活剤
JPH01305032A (ja) * 1988-06-01 1989-12-08 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 機能後退性消耗疾患治療予防剤及び飲食、し好物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544931A (en) * 1977-06-14 1979-01-16 Takenaka Komuten Co Wideeuse coating material for building material
JPS5449314A (en) * 1977-09-06 1979-04-18 Studiengesellschaft Kohle Mbh Improving of oxygen discharging property of erythrocyte
JPS6133118A (ja) * 1984-04-09 1986-02-17 ゾイレフ・アクチエンゲゼルシヤフト 抗脳性酸素欠乏症代謝賦活剤
JPH01305032A (ja) * 1988-06-01 1989-12-08 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 機能後退性消耗疾患治療予防剤及び飲食、し好物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01305032A (ja) * 1988-06-01 1989-12-08 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 機能後退性消耗疾患治療予防剤及び飲食、し好物
JP2007510710A (ja) * 2003-11-07 2007-04-26 ラボラトリオス、サニフィト、ソシエダッド、リミターダ 局所用のミオイノシトール6リン酸
JP4786543B2 (ja) * 2003-11-07 2011-10-05 ラボラトリオス、サニフィト、ソシエダッド、リミターダ 局所用のミオイノシトール6リン酸
JP2014139182A (ja) * 2006-02-17 2014-07-31 Universitat De Les Illes Balears フィチン酸塩と亜鉛の一定量組み合わせ
CN108186933A (zh) * 2018-04-08 2018-06-22 南阳理工学院 一种用于预防老年认知功能障碍的中药组合物及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0248525B2 (ja)
JPS60109522A (ja) 神経病の治療のためのビロバリド含有製剤組成物
JP2588686B2 (ja) 高脂血症及び動脈硬化症の予防・治療薬
EP0179819B1 (en) Stabilized mussel preparation
US10905733B2 (en) Water soluble tomato extract protects against adverse effects of air pollution
IL182950A (en) Liposomal suspension for oral glutathione administration
CA3152326C (en) Preparation of transmucosal psychoactive alkaloid composition
US5041429A (en) Cell activators, circulatory ameliorators and edible compositions
WO2014010656A1 (ja) 優れた血中アルコール濃度低下促進剤
WO2008044691A1 (fr) Agent antidépresseur
NO20001717L (no) Serotonin-inneholdende formulering for oral administrering og anvendelse av samme
JPH01305033A (ja) 循環改善剤及び循環改善機能性食品並びにし好品
EP2968117A1 (en) Method of treating vitamin b12 deficiency
JP2005187405A (ja) 尿酸値抑制剤、及びプリン体吸着剤
JPH01287035A (ja) 薬物並びにアルコール性中毒の予防剤とその治療剤
EP0349143A2 (en) Use of phytic acid or its salts for the prevention or treatment of hepatic diseases
JPH07330593A (ja) 疲労改善剤
JP2008067637A (ja) 健康補助食品
JPS615024A (ja) 生薬製剤の製造法
JPH08277221A (ja) アルコール吸収抑制剤
JP2023519697A (ja) ライノウイルス感染の防止または処置における使用のための酪酸ナトリウム
RU2436415C2 (ru) Композиция биологически активных веществ на основе бетулина с регулируемой скоростью высвобождения компонентов для снижения степени алкогольного опьянения, предупреждения и снятия алкогольной интоксикации и похмельного синдрома
JPH01305032A (ja) 機能後退性消耗疾患治療予防剤及び飲食、し好物
JPH05139982A (ja) 虚血性脳疾患改善剤
JPH0426624A (ja) 慢性腎不全改善剤