JPH0130469Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0130469Y2 JPH0130469Y2 JP1762785U JP1762785U JPH0130469Y2 JP H0130469 Y2 JPH0130469 Y2 JP H0130469Y2 JP 1762785 U JP1762785 U JP 1762785U JP 1762785 U JP1762785 U JP 1762785U JP H0130469 Y2 JPH0130469 Y2 JP H0130469Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- escalator
- tread
- auxiliary
- wheelchair
- inclined plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は車椅子用エスカレータにおけるステツ
プの改良に関するものである。
プの改良に関するものである。
［従来の技術］
通常のエスカレータのステツプの奥行寸法は大
体400mm前後であり、この寸法は一般の乗客が利
用するには十分な寸法であるが、車椅子を使用す
る身体障害者などが利用する場合には、車椅子が
大きすぎてエスカレータを利用できない欠点があ
つた。
体400mm前後であり、この寸法は一般の乗客が利
用するには十分な寸法であるが、車椅子を使用す
る身体障害者などが利用する場合には、車椅子が
大きすぎてエスカレータを利用できない欠点があ
つた。
このため、任意のステツプの踏板あるいは下方
に内蔵された補助踏板を奥行き方向（前後方向）
に引き出し自在に構成し、身体障害者がエスカレ
ータを利用する場合のみ、踏板あるいは補助踏板
を後輪側に引き出して踏板の奥行きを実質的に広
くするエスカレータを特願昭58−114635号（特公
昭63−19436号）、特願昭58−120493号（特公昭63
−64389号）、特願昭58−198057号（特公昭63−
57355号）及び特願昭59−134340号（特開昭61−
12584号）にて最近出願人は提案した。
に内蔵された補助踏板を奥行き方向（前後方向）
に引き出し自在に構成し、身体障害者がエスカレ
ータを利用する場合のみ、踏板あるいは補助踏板
を後輪側に引き出して踏板の奥行きを実質的に広
くするエスカレータを特願昭58−114635号（特公
昭63−19436号）、特願昭58−120493号（特公昭63
−64389号）、特願昭58−198057号（特公昭63−
57355号）及び特願昭59−134340号（特開昭61−
12584号）にて最近出願人は提案した。
ところで、単に踏板を引き出すだけであれば、
乗客が乗り降りする位置において第２図に示すよ
うに、車椅子用ステツプ１とそれと隣接する下方
の通常のステツプ２とに段差が生じることから、
上記の提案では第３図に示すように、補助踏板５
の後端には軸３ａを介して踏板の引き出し機構と
連動して回動自在に動く傾斜板３を設けている。
乗客が乗り降りする位置において第２図に示すよ
うに、車椅子用ステツプ１とそれと隣接する下方
の通常のステツプ２とに段差が生じることから、
上記の提案では第３図に示すように、補助踏板５
の後端には軸３ａを介して踏板の引き出し機構と
連動して回動自在に動く傾斜板３を設けている。
即ち、本考案と直接関連のない部分について説
明を省略するが、身障者用ステツプ１の踏板４の
下方に内蔵された補助踏板５の裏面にはラツク６
を設け、補助踏板５の下方にはラツク６と噛み合
うピニオン７を設けてラツクピニオン機構を構成
するとともに、軸３ａの略中央には鎖歯車８、補
助踏板５の前端中央つまり鎖歯車８と反対側には
回動自在に鎖歯車９をそれぞれ設け、この鎖歯車
８と鎖歯車９とにはチエーン１０が巻き掛けら
れ、このチエーン１０には鎖歯車１１が常時噛み
合つている。したがつて駆動装置１２によりピニ
オン７が反時計方向に回転されると、補助踏板５
が後方に送り出される動作に応じて、この送り出
し動作がチエーン１０と鎖歯車１１とが噛み合つ
た状態で行なわれるために、チエーン１０は第３
図ａの矢印方向に移動し、傾斜の付いた傾斜板３
を軸３ａを中心に時計方向に略180゜回転させ第３
図ｂ及び第４図に示す状態にするようになつてい
る。しかし、傾斜板３を設けることによつて、身
障者用ステツプ１への車椅子の乗り込みは確かに
楽になるものの、このようなエスカレータに車椅
子が乗る場合、身障者用ステツプ１への乗り込み
が不十分だと、エスカレータの運転に先だつて車
止めの役目をする傾斜板３が反時計方向に約60゜
回転するときに、車椅子の車輪がこの傾斜板３に
より押されたり、その折負荷のため駆動装置１２
に電流が流されすぎたりして安全上問題があつ
た。
明を省略するが、身障者用ステツプ１の踏板４の
下方に内蔵された補助踏板５の裏面にはラツク６
を設け、補助踏板５の下方にはラツク６と噛み合
うピニオン７を設けてラツクピニオン機構を構成
するとともに、軸３ａの略中央には鎖歯車８、補
助踏板５の前端中央つまり鎖歯車８と反対側には
回動自在に鎖歯車９をそれぞれ設け、この鎖歯車
８と鎖歯車９とにはチエーン１０が巻き掛けら
れ、このチエーン１０には鎖歯車１１が常時噛み
合つている。したがつて駆動装置１２によりピニ
オン７が反時計方向に回転されると、補助踏板５
が後方に送り出される動作に応じて、この送り出
し動作がチエーン１０と鎖歯車１１とが噛み合つ
た状態で行なわれるために、チエーン１０は第３
図ａの矢印方向に移動し、傾斜の付いた傾斜板３
を軸３ａを中心に時計方向に略180゜回転させ第３
図ｂ及び第４図に示す状態にするようになつてい
る。しかし、傾斜板３を設けることによつて、身
障者用ステツプ１への車椅子の乗り込みは確かに
楽になるものの、このようなエスカレータに車椅
子が乗る場合、身障者用ステツプ１への乗り込み
が不十分だと、エスカレータの運転に先だつて車
止めの役目をする傾斜板３が反時計方向に約60゜
回転するときに、車椅子の車輪がこの傾斜板３に
より押されたり、その折負荷のため駆動装置１２
に電流が流されすぎたりして安全上問題があつ
た。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、極め
て簡単な構造の、かつ安全なマンコンベアのステ
ツプを提供することを目的とする。
て簡単な構造の、かつ安全なマンコンベアのステ
ツプを提供することを目的とする。
［問題を解決するための手段］
以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
第１図は身障者が乗り込む前の本考案にかかる
エスカレータのステツプの状態を示す斜視図であ
る。図中第４図と同一符号のものは同一のものを
示すが、５ａは補助踏板５の先端部分に固定され
ている突起物で、車椅子の位置決めを行う働きを
もつ部材、３ｂは傾斜板３が反時計方向に180゜回
転したとき補助踏板５の突起物５ａを収納する凹
部で傾斜板３に設けられている。
エスカレータのステツプの状態を示す斜視図であ
る。図中第４図と同一符号のものは同一のものを
示すが、５ａは補助踏板５の先端部分に固定され
ている突起物で、車椅子の位置決めを行う働きを
もつ部材、３ｂは傾斜板３が反時計方向に180゜回
転したとき補助踏板５の突起物５ａを収納する凹
部で傾斜板３に設けられている。
［効果］
このような構成であれば、車椅子が乗り込むと
きには常にこの突起物５ａを乗り越えさえすれば
第６図に示す傾斜板３から適当に離れた位置に通
常車椅子が位置決めされるため、特に動作中の傾
斜板３に車輪がふれる恐れもなく安全性をさらに
高めることができる。又、補助踏板５が踏板４内
に収納され通常のステツプ状態にもどつたときに
はこの突起物５ａは傾斜板３の凹部３ｂに収納さ
れるため、表面にはあらわれず、何ら支障は生じ
ない。
きには常にこの突起物５ａを乗り越えさえすれば
第６図に示す傾斜板３から適当に離れた位置に通
常車椅子が位置決めされるため、特に動作中の傾
斜板３に車輪がふれる恐れもなく安全性をさらに
高めることができる。又、補助踏板５が踏板４内
に収納され通常のステツプ状態にもどつたときに
はこの突起物５ａは傾斜板３の凹部３ｂに収納さ
れるため、表面にはあらわれず、何ら支障は生じ
ない。
第１図は本考案による車椅子用エスカレータス
テツプの斜視図、第２図及び第４図は乗降位置に
おける従来の車椅子用エスカレータのステツプの
全体斜視図、第３図は従来の車椅子用エスカレー
タのステツプの詳細斜視図、第５図及び第６図は
身障者がエスカレータを利用している状態を示す
側面図である。 １……車椅子用ステツプ、２……通常のステツ
プ、３……傾斜板、３ａ……軸、３ｂ……凹部、
４……踏板、５……補助踏板、５ａ……突起物。
テツプの斜視図、第２図及び第４図は乗降位置に
おける従来の車椅子用エスカレータのステツプの
全体斜視図、第３図は従来の車椅子用エスカレー
タのステツプの詳細斜視図、第５図及び第６図は
身障者がエスカレータを利用している状態を示す
側面図である。 １……車椅子用ステツプ、２……通常のステツ
プ、３……傾斜板、３ａ……軸、３ｂ……凹部、
４……踏板、５……補助踏板、５ａ……突起物。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 エスカレータを構成する複数のステツプのうち
少なくとも一つのステツプの踏板の下方に補助踏
板を設け、該補助踏板を前後方向に引き出し自在
に構成し、前記補助踏板の後端には傾斜板が回動
自在に設けられたものにおいて、 前記補助踏板には突起物を設け、前記傾斜板に
は前記突起物を収納する凹部を備えたことを特徴
とする車椅子用エスカレータのステツプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1762785U JPH0130469Y2 (ja) | 1985-02-08 | 1985-02-08 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1762785U JPH0130469Y2 (ja) | 1985-02-08 | 1985-02-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61135872U JPS61135872U (ja) | 1986-08-23 |
| JPH0130469Y2 true JPH0130469Y2 (ja) | 1989-09-18 |
Family
ID=30505505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1762785U Expired JPH0130469Y2 (ja) | 1985-02-08 | 1985-02-08 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0130469Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-02-08 JP JP1762785U patent/JPH0130469Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61135872U (ja) | 1986-08-23 |
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