JPH01304512A - 空調機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、温度や湿度を最適に制御する空調機の制御装
置に関するものである。

従来の技術 従来のこの種の温度または湿度制御装置は、第５図に示
すように、サーミスタ等の検出部１で検出した温度また
は湿度を温度または湿度−信号変換器２で温度または湿
度信号（Ｖ　ｔｅｍｐ　）に変換し、この温度または湿
度信号（Ｖｔｅｍｐ　）がしきい値設定部３により設定
された固定のしきい値電圧（ｖｆｉｘ）に達したか否か
を空調機制御器４で判定し、その判定結果にもとづいて
空調機５を制御することによって空気調和を実現してい
た。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、Ｌ記のような構成では、温度または湿度
制御を行なうためのしきい値（ｖｆｉｘ）が−点に固定
されているので、部屋の大きさ、熱容量などの負荷の量
又は、空調機側の能力の違いによって、温度または湿度
変化率ｋが変った場合には、最適な制御は困難である。

すなわち、第３図の破線で示すように、温度変化率ｋに
よって、オーバーシュート量が異なり、温度変化率ｋが
大きい場合はど温度または湿度差が大きくなるという問
題を有していた。本発明は、かかる従来の問題を解消す
るもので、負荷量又は空調能力などの異なった場合でも
、オーバーシュートの少ない安定した温度または湿度制
御を行なうことを目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の温度または湿度制
御装置は、温度または湿度に対して、信号を出力する温
度または湿度−信号変換器２と、前記温度または湿度−
信号変換器２から出力された温度または湿度信号（ｖｔ
ｅｍｐ）の変化率によって、その出力信号（Ｖｒｅｆ　
）を変えるしきい値発生器６と、前記温度信号（Ｖｔｅ
ｒｎｐ）が前記しきい値（Ｖｒｅｆ）に達したときに空
調機５の動作を制御するという構成を備えたものである
。

作　　　用 本発明は、上記した構成によって、温度または湿度の変
化率に応じてしきい値を多段、または無段階に設定する
とともに、前記しきい値と、温度または湿度の値を比較
することによって、空調機を制御し、オーバーシュート
を少なくする作用を、有するものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図において２は、温度または湿度−信号変換器であ
り、温度または湿度を検出する検出部１ヘフイードバン
クされた温度または湿度値を、電気的な信号（Ｖ　ｔａ
ｍｐ　）に変換する。この温度または湿度−信号変換器
２の出力信号は、２方向に分岐され、一方は、空調機制
御器４へ、現在温度または湿度としてそのまま出力され
、残る一方は、しきい値発生器６へ出力される。第２図
は、しきい値発生器６のブロック図であるが、温度また
は湿度−信号変換器２より送られてくる温度または湿度
信号（ｖ　ｔｅｍｐ　）は、傾き検出部７において、ク
ロック発生器８により発生される一定周期のクロックで
同期させて入力される。この、連続して入力された一組
の温度または湿度信号（Ｖｔｅｍｐ　１　。

Ｖｔｅｍｐ　２　）を減算器９において減算することに
より、温度または湿度変化率ｋが求められ、演算部１ｏ
へ出力される。１１．１２はサンプルホールド回路であ
る。演算部１０は、温度または湿度変化率ｋに応じた値
を、演算またはテーブルの読み出しにより求め、補正値
信号として、加算部１３へ出力する。しきい値信号（Ｖ
ｒｅｆ）は、加算部１３において、しきい値設定部３に
て設定され入力された温度または湿度しきい値（Ｖｆｉ
ｘ）と、前記補正値信号との加算を行なうことにより設
定され、空調機制御器４へ出力される。空調機制御器４
は、温度または湿度信号変換器１より人力した温度また
は湿度信号（Ｖｔｅｍｐ　）と、しきい値（Ｖｒａｆ　
）を比較し、前者が後者を超える時、空調機５を運転し
、後者よりも低い時、空調機５の運転を停止させる。こ
れにより、温度変化率ｋが大きい場合には、早期に制御
が行なわれ、オーバーシュート（アンダーシュート）に
より、目標とするしきい値（Ｖｆｌｘ）を超える時間を
短くすることができる（第３図１４８）。また、温度変
化率ｋが小さく、オーバーシュート（アンダーシュート
）のおそれの少ない時には、目標値に十分近付くまで温
度が上昇（減少）してから空調機５の制御を行なう為、
前記の要因にかかわらず、常に安定して、設定温度内で
の制御が可能となる（第３図１４ｂ）。

次に、上記のように構成された本実施例の構成の動作を
、上記空調機５を暖房機とし、また温度しきい値（Ｖｆ
ｌｘ　）が上限である場合を例にとり、第４図を参照に
して説明する。

最初の状態として、温度が制限値の下限よりも低いもの
とする。

時点ｔ。において、制御が開始されると、空調機５が運
転され、温度信号１５は上昇する。温度変化率１６は、
空調機５が運転されるとともに上昇し、空調機５の能力
や部屋の広さ、外気温等の条件により決まるある値（平
衡値）まで上昇する（時点ｔ１）。この変化にともない
、しきい値（ＶｆｌＸ）は補正され、初期のしきい値（
Ｖｆｉｘ）よりも低い値（Ｖｒｅｆ）　１７となる。や
がて、温度がこの補正されたしきい値（Ｖｒｅｆ）　１
７よりも高くなると（時点ｔ　２　）、空調機制御信号
１８が反転し、空調機５は停止する。室温は、上昇から
徐々に傾きを減らしながら、減少を始めるが、この時、
従来（時点ｔ　３　）　　よりも早いタイミングで制御
を開始する為、オーバーシュートによる設定温度超過時
間を短くすることができる。

なお、本発明に関し、空調機制御信号を運転又は停止の
２値として述べてきたが、多段階や無断者とすることで
より目的に近い制御をすることも可能となる。

発明の詳細 な説明したように、本発明によると、初期設定された温
度しきい値（Ｖｆｉｘ）を、演算部において、温度変化
率ｋに基づいて、テーブルまたは演算により指定される
補正値によって、補正することにより、オーバーシュー
ト（またはアンダーシュート）を少なく且つ早期に、温
度等の制御対象量を設定値に制御することができるとい
う効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における温度または湿度制御
装置のブロック図、第２図は同装置のしきい値発生器の
詳細を示すブロック図、第３図は温度または湿度制御に
おける、オーバーシュートの影響を示す特性図、第４図
は同装置の時間的な遷移を示す特性曲線図、第５図は従
来の温度または湿度制御装置のブロック図である。 １・・・・・検出部、２・・・温度または湿度−信号変
換器、４・・・・空調機制御器、５・・・・・・空調機
、６　・・しきい値発生器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 濱　２　図 第３図 ム 時間 第４図 ｔｏ　ｔ＋　　Ｔｚ　ｂ 杵間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空調機と、この空調機によって空調された温度または湿
   度を検出する検出部と、この検出部により検出された温
   度に対して電圧値を出力する温度または湿度−信号変換
   器と、前記温度または湿度−信号変換器から印加された
   温度または湿度信号の時間的な変化の大きさに応じて、
   出力されるしきい値を変化させるしきい値発生器と、前
   記温度または湿度信号が前記しきい値に達した時に前記
   空調機の動作を制御することによって、温度または湿度
   調節を行なうための空調機用制御器を備えた空調機の制
   御装置。