JPS5928130B2 - 無効電力調整装置の制御方法 - Google Patents

無効電力調整装置の制御方法

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JPS5928130B2
JPS5928130B2 JP53127203A JP12720378A JPS5928130B2 JP S5928130 B2 JPS5928130 B2 JP S5928130B2 JP 53127203 A JP53127203 A JP 53127203A JP 12720378 A JP12720378 A JP 12720378A JP S5928130 B2 JPS5928130 B2 JP S5928130B2
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reactive power
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修 杉本
容正 春本
泰三 長谷川
靖彦 細川
敏明 松浦
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Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Kansai Denryoku KK
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【発明の詳細な説明】 この発明は、系統の無効電力を調整するようにした無効
電力調整装置の制御方法に関するものである。
一般的な無効電力調整装置の構成と、動作原理を第1図
に従つて説明する。
第1図aにおいて、可変周波数・可変電圧のインバータ
装置7は交流リアクトル8を介して系統電源2に接続さ
れている。インバータ装置Tの出力電圧をVINV(ベ
クトル量)、系統電源2の電圧をVg(ベクトル量)と
すると、交流リアクトル8にかかる電圧△り(ベクトル
量)は△V■ VS−VINV゜゜゜゜゜゜(1)と表
わされる。
V■■の周波数及び電圧をVsと等しくなるように制御
し、さらに、両者間の位相も等しくなるように制御する
と△Vはoとなり、交流リアクトル8には電流が流れな
い。次に、VINVの周波数、位相ともにVsに一致さ
せたまま、VINVの大きさだけを変化させると、交流
リアクトル8には、Vsの周波数に等しい周波数の電圧
△Vがかかり、交流リアクトル8を介して、インバータ
装置□と系統電源2の間に、Vsと同じ周波数で△Vの
大きさに比例した大きさの電流IL(ベクトル量)が流
れる。いま、このシステムに損失が無い理想的な状態を
考えると、ILは△Vの位相、すなわちVsの位相とπ
/2の位相差を持つた無効電流である。したがつて、系
統からは無効電力だけがとり出され、VΠ■の大きさを
変化することにより、無効電力を所定の値に制御するこ
とができる。第1図bは、系統より遅相の無効電力をと
つている場合のベクトル関係図である。
インバータ装置1の出力電圧VINVは系統電圧Vsと
同一位相に制御され、大きさは、となるように制御され
る。
このとき(1武で決まる△VはVsと同一位相となるの
で、これよりIiおくれた位相で流れる工Lは、系統か
らみて、遅相の無効電流となる。同様に第1図cは、系
統より進相の無効電力をとつている場合であり、インバ
ータ装置1の出力電圧はとなるように制御されている。
このとき、△VはVsと逆位相となり、△Vよりπ/2
おくれた位相で流れるILは、系統からみて進相の無効
電流となる。以上説明したように、第1図aの構成をも
つた無効電力調整装置を使つて、系統から所定の無効電
力をとるためには、インバータ装置Tの出力電圧VIN
Vの位相と大きさとを制御する必要がある。
従来、上記目的を達成するために第2図に示すような構
成における制御方法が知られている。第2図において、
1は第1の系統電源、2は第2の系統電源、3は上記第
1の系統電源1から給電される交流電圧を可変の直流電
圧に変換し、かつ直流電圧を交流電圧に変換して上記第
1の系統電源1へ電力を回生可能な可逆形のコンバータ
装置、4は直流リアクトル、5はフイルタコンデンサで
ある。なお、上記直流リアクトル4と上記フイルタコン
デンサ5とでフイルタ回路6を構成している。?は上記
フイルタ回路6を介して上記コンバータ装置3と接続さ
れたインバータ装置で、上記フイルタ回路6から出力さ
れた直流電圧を所定の周波数を有する三相交流電圧に変
換する。8は上記インバータ装置Tの交流出力端と上記
第2の系統電源2との間に接続された交流リアクトル、
9は無効電力基準を与える基準設定器、10は上記第2
の系統電源2の電圧及び電流を検出し、上記第2の系統
電源2に出入する無効電力を演算する無効電力検出器、
11は無効電力コントローラ、12は上記フイルタコン
デンサ5の電圧を検出する電圧センサ、13は電圧コン
トローラ、14は上記直流リアクトル4の電流を検出す
る電流センサ、15は電流コントローラ、16は上記コ
ンバータ装置3の各サイリスタ(図示せず)のゲートパ
ルスを作り出すゲート回路である。
17,18は第1及び第2の位相検出器で、それぞれ上
記インバータ装置Tの出力電圧および第2の系統電源2
の電圧の位相を検出する。
19は上記各位相検出器IT,l8で検出された位相の
差を検出する位相差検出器、20は上記位相差検出器1
9で検出された位相差を零とするように上記インバータ
装置7の運転位相を決める位相コントローラ、21は上
記インバータ装置7の各サイリスタ(図示せず)に所定
の位相のゲートパルスを与えるゲート回路である。
制御回路は動作上から二つの部分にわかれる。インバー
タ装置7のゲート位相を制御する17〜21よりなる部
分は、フエイズロツクルーブを構成していて、インバー
タ装置?の出力電圧位相を第2の系統電源2の電圧位相
に一致させる機能を有する。また、コンバータ装置3の
ゲート位相を制御する9〜16よりなる部分は、基準設
定器9から与えられた無効電力基準に従つて、第2の系
統電源に出入する無効電力を調整するため、インバータ
装置7の出力電圧の大きさを調整する機能を有する。つ
ぎに動作について説明する。
第2図において、第2の系統電源2に出入する無効電力
を制御した場合、第2の系統電源2とインバータ装置T
の間のインピーダンスが、理想的にリアクタンス分だけ
であれば、インバータ装置7から流れ出す電流は無効電
流だけとなる。したがつて、コンバータ装置3は、フイ
ルタ回路6で発生する損失分だけを供給できる容量があ
れば充分であり、第1の系統電源1の容量も同様に小さ
くてもよい。
しかし、実際には、インバータ装置?、交流リアクトル
8および配線などに抵抗分が存在するために、インバー
タ装置Tと第2の系統電源2の間のインピーダンスは、
リアクタンス分だけとはならない。したがつて、インバ
ータ装置7から流れ出す電流は有効分を含んだ電流とな
る。この様子を第3図で説明する。第3図aにおいて、
22はインバータTと第2の系統電源2との間のインピ
ーダンスのリアクタンス分、23は抵抗分を示す。第3
図bは第2の系統電源2からおくれ無効電力をとつてい
る場合で、インバータ装置7の出力電圧Vは系統電圧V
sより小さくなるように制御されている。いま、リアク
タンス分をX(Ω、抵抗分をR(Ωとすると、インバー
タ装置7と第2の系統電源2との間の電位差ΔVによつ
て流れる電流1Lは、Vsより(卜)だけ遅れた電流と
なる。位相角αは、X,Rによつて決まるもので−とな
る。
このとき、インバータ装置7には、で表わされる有効電
力が供給される。第3図Cは第2の系統電源2から進み
無効電力をとつている場合であり、インバータ装置7の
出力電圧VINVは、系統電圧Vsより大きくなるよう
に制御され゜6πている。
この時、電流1LはVsより(Σ+α)だけ進んだ電流
となり、こんどは、インバータ装置7から(5成で表わ
される有効電力が流出する。いずれにせよ、第2系統電
源2から無効電力をとろうとすれば、インバータ装置7
に(5)式で表わされる量の有効電力が出入することに
なる。このように従来の制御方法によると理想的には零
であるはずの有効電力の出入が起きるので、装置全体を
大きくしなければならないという欠点があつた。この発
明は上記欠点を解消するためになされたもので、インバ
ータ装置の交流出力電圧の位相を調整することによつて
、無効電力制御時にインバータ装置に出入する有効電力
を制限し、装置の容量を小さくできる無効電力調整装置
の制御方法を提供するものである。以下、図について説
明する。
第4図において、1〜21は従来のものと同様である。
図において、22は上記コンバータ装置3から供給する
直流電流の基準値を設定する基準設定回路、23は直流
電流の基準値から偏差信号に基いて、インバータ装置7
の運転位相を変化させる電流コントローラである。電流
コントローラ23の出力信号は、位相差基準信号となり
、この基準信号は位相差検出器19によつて検出された
インバータ電圧VINVと系統電圧Vsとの間の位相差
信号と比較して、位相コントローラ20に加えられる。
位相コントローラ20はVINとVsの位相差を、位相
差基準信号に等しくなるように制御する。この制御回路
の動作を第5図によつて説明する。第5図は、この制御
回路により、無効電力を制御した時のベクトル関係図を
示したものである。
第5図aは、第2の系統電源2からおくれの無効電力を
とつている場合を示している。無効電力基準として、お
くれの基準が基準設定器9から与えられると、インバー
タ出力電圧VINVは絞られて、Vsより小さくなる。
その結果、第2の系統電源2からおくれ電流が流れ出す
が、先に説明した様に、これと同時に、インバータ装置
7に、有効電力が流れ込む。このため、インバータ装置
7側からコンバータ装置3側に向かう直流電力が流れ、
コンバータ装置3はインバータ運転となつて電力を回生
する。この様な運転状態においては、コンバータ装置3
側の直流電流は、制御無効電力量の増大にともなつて回
生方向に増加する。このとき、電流センサ14の検出値
は、負方向に増加してゆき、電流コントローラ23は位
相差基準を進み運転の方向へ変化させる。この結果、イ
ンバータ装置7の出力電圧VINVの位相は、系統電圧
Vsに対して進み位相に変化し、電位差△Vの位相をお
くらせる。系統電流Lは、これにしたがつておくれてゆ
き、結果として、インバータの運転力率は零に近づき、
有効電力の流入量は抑制されて小さくなる。
同様に第5図bは、系統から進み無効電力をとつている
場合の動作を示すベクトル関係図である。無効電力基準
として、進みの基準が与えられると、インバータ装置7
の出力電圧VINVは増加してVsより大きくなる。そ
の結果、系統から進み電流が流れ出すが、この時、同時
に、インバータ装置7から有効電力が流れ出す。このた
め、コンバータ装置3側からインバータ装置7に向かう
直流電力の流れが起こり、コンバータ装置3はコンバー
タ運転となる。この場合も、コンバータ側の直流電流は
、無効電力の制御量の増大にともなつて力行方向に増加
しようとする。このときは、電流センサ14の検出値は
正方向に増加し、電流コントローラ23の出力、即ち、
位相基準を遅れ運転の方向へ変化させる。この結果、イ
ンバータ装置7の出力電圧VINの位相δは系統電圧V
sに対して遅れとなり、電位差△Vの位相を遅らせる。
系統電流1Lは、これにしたがつて遅れてゆき、結果と
して、やはりインバータ装置7の運転力率は零に近づき
、有効電力の流出量は抑制されて小さくなる。なお、上
記実施例において、電流の基準設定回路22から適当な
コンバータ電流基準を与えれば、設定値に対応した有効
電流がインバータ装置7に出入するように、インバータ
装置7の運転位相が制御されるので、コンバータ電流の
一定制御が可能となり、系統への外乱を小さくできる。
この発明によれば、インバータ装置の交流出力電圧の位
相を調整することによつて、系統から遅れの無効電力を
とる場合には、インバータ装置の運転位相を進ませ、か
つ、進みの無効電力をとる場合にはインバータ装置の運
転位相を遅らせて、インバータ装置に出入する有効電力
を抑制できるので、装置の小形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は無効電力調整装置の原理を示す構成図、第2図
は従来の無効電力調整装置の構成図、第3図は第2図に
よるベクトル関係を示す説明図、第4図はこの発明の一
実施例を示す構成図、第5図は第4図によるベクトル関
係を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1の系統電源から給電される交流電圧を可変の直
    流電圧に変換し、かつ直流電圧を交流電圧に変換する可
    逆形のコンバータ装置と、このコンバータ装置の直流電
    力端に接続されたフィルタ装置と、このフィルタ装置を
    介して上記コンバータ装置と接続され直流電圧を所定の
    周波数の三相交流電圧に変換し、交流出力端が交流リア
    クトルを介して第2の交流電源と接続されるインバータ
    装置とを備え無効電力調整を行うようにした無効電力調
    整装置の制御方法において、上記インバータ装置と上記
    第2の系統電源との各交流電圧の位相差を検出し、上記
    フィルタ装置の電流と指令された直流電流との差に基い
    て基準の位相差を演算し、上記各交流電圧の位相差と上
    記基準の位相差とが等しくなるように上記インバータ装
    置の交流出力電圧の位相を調整するようにした無効電力
    調整装置の制御方法。
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JPS57208867A (en) * 1981-06-15 1982-12-22 Toshiba Corp Controlling system of self-excited and separately excited inverter parallel system
JP3310819B2 (ja) * 1995-05-29 2002-08-05 三菱電機株式会社 電力系統補償装置及び電力変換装置
JP3432640B2 (ja) * 1995-06-27 2003-08-04 三菱電機株式会社 変換器保護装置

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