JP2917383B2 - 電源装置 - Google Patents
電源装置Info
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- JP2917383B2 JP2917383B2 JP8243490A JP8243490A JP2917383B2 JP 2917383 B2 JP2917383 B2 JP 2917383B2 JP 8243490 A JP8243490 A JP 8243490A JP 8243490 A JP8243490 A JP 8243490A JP 2917383 B2 JP2917383 B2 JP 2917383B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は商用電源を入力とする電源回路の改良に関す
るもので、特に入力電流に含まれる高調波電流を少なく
するためのものである。高調波とは基本波の倍調波を意
味し例えば60Hz電源地域の場合は120,180,240,300Hzな
どの成分を指し、これらの高調波成分が増加すると送電
系統の進相コンデンサが破壊するなどの被害が発生す
る。
るもので、特に入力電流に含まれる高調波電流を少なく
するためのものである。高調波とは基本波の倍調波を意
味し例えば60Hz電源地域の場合は120,180,240,300Hzな
どの成分を指し、これらの高調波成分が増加すると送電
系統の進相コンデンサが破壊するなどの被害が発生す
る。
従来の技術 第３図は従来の直流電源のブロック図を示すものであ
る。第３図において30は交流入力でD1〜D4は整流ダイオ
ード、C1は平骨用コンデンサ、31は直流出力、32は負荷
である。いま負荷として抵抗を接続するとダイオードに
はパルス状の電流が流れ、その結果１の交流入力電流に
は高調波成分が現われる。
る。第３図において30は交流入力でD1〜D4は整流ダイオ
ード、C1は平骨用コンデンサ、31は直流出力、32は負荷
である。いま負荷として抵抗を接続するとダイオードに
はパルス状の電流が流れ、その結果１の交流入力電流に
は高調波成分が現われる。
発明が解決しようとする課題 このような従来技術によれば上記高調波成分は当然商
用電源に妨害を与え、力率を悪化させ、送電効率を低下
させるといった不具合を生ずることになる。
用電源に妨害を与え、力率を悪化させ、送電効率を低下
させるといった不具合を生ずることになる。
本発明は上記課題を解決し入力の交流電源に高調波成
分が含まれる程度を低下させるためのものである。
分が含まれる程度を低下させるためのものである。
課題を解決するための手段 本発明では入力の高調波成分を検出し、前記高調波成
分が最小になるように電源回路を制御する。そのため入
力電流を取り出し、高調波成分のない基準信号と比較し
それらの差を検出し、その差が少なくなるように電源回
路の出力電流を制御するものである。
分が最小になるように電源回路を制御する。そのため入
力電流を取り出し、高調波成分のない基準信号と比較し
それらの差を検出し、その差が少なくなるように電源回
路の出力電流を制御するものである。
作用 このように、本発明によれば、入力電源の電流に含ま
れる高調波成分を検出し、前記高調波成分が少なくなる
ように出力電流を制御するため、常に高調波成分の少な
い電流を商用電源から取り出すことになり、電源の力率
を向上させ、また送電系統に悪影響を与えることがな
い。
れる高調波成分を検出し、前記高調波成分が少なくなる
ように出力電流を制御するため、常に高調波成分の少な
い電流を商用電源から取り出すことになり、電源の力率
を向上させ、また送電系統に悪影響を与えることがな
い。
実施例 第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
第１図において、１は交流入力、２は電流波形検出器、
３は整流装置、４はスイッチング装置、５はパルス幅変
調器、６は発振器、７はフィルタで４のスイッチング装
置の出力を平滑する。８は誤差信号検出器で７のフィル
タの出力電圧15と９の基準電圧発生器との差を検出し13
のイコライザ、14の加算器を経由して５のパルス幅変調
器に入力され、15に出力電圧が一定になるように、パル
ス幅を制御する。このため、４のスイッチング装置は５
の出力パルス幅で３の整流された直流電流をスイッチン
グする。２の電流波形検出器の出力は10の基本波通過フ
ィルタにより１の交流入力電流に位相の同期した基本波
を生成する。上記基本波は11の差動増幅器で２の電流波
形と比較され、差動増幅器の出力は12のイコライザ、14
の加算器をへて５のパルス幅変調器の出力パルス幅を制
御する。
第１図において、１は交流入力、２は電流波形検出器、
３は整流装置、４はスイッチング装置、５はパルス幅変
調器、６は発振器、７はフィルタで４のスイッチング装
置の出力を平滑する。８は誤差信号検出器で７のフィル
タの出力電圧15と９の基準電圧発生器との差を検出し13
のイコライザ、14の加算器を経由して５のパルス幅変調
器に入力され、15に出力電圧が一定になるように、パル
ス幅を制御する。このため、４のスイッチング装置は５
の出力パルス幅で３の整流された直流電流をスイッチン
グする。２の電流波形検出器の出力は10の基本波通過フ
ィルタにより１の交流入力電流に位相の同期した基本波
を生成する。上記基本波は11の差動増幅器で２の電流波
形と比較され、差動増幅器の出力は12のイコライザ、14
の加算器をへて５のパルス幅変調器の出力パルス幅を制
御する。
次に動作について説明すると、２の電流波形検出器の
出力を10の基本波通過フィルタで抜き取られた基本波成
分と11の差動増幅器で差をとると、11の差動増幅器の出
力には１の交流入力の高調波成分のみがあらわれる。し
たがって検出された11の出力である高調波成分がゼロに
なる方向に５のパルス幅変調器を制御することにより、
２の電流波形検出器の出力に含まれる高調波成分を少な
くするように制御される。もちろん同時に15の出力直流
電圧は８の誤差信号検出器で９の基準電圧発生器の出力
電圧と比較し、比較した出力で、５のパルス幅変調器を
制御し15の出力電圧を一定に制御する。12および13のイ
コライザは以上の２つの制御ループ（高調波電流を低減
する制御ループと出力着電圧を一定に保つ制御ループ）
を適性な応答特性に設定するためのものである。
出力を10の基本波通過フィルタで抜き取られた基本波成
分と11の差動増幅器で差をとると、11の差動増幅器の出
力には１の交流入力の高調波成分のみがあらわれる。し
たがって検出された11の出力である高調波成分がゼロに
なる方向に５のパルス幅変調器を制御することにより、
２の電流波形検出器の出力に含まれる高調波成分を少な
くするように制御される。もちろん同時に15の出力直流
電圧は８の誤差信号検出器で９の基準電圧発生器の出力
電圧と比較し、比較した出力で、５のパルス幅変調器を
制御し15の出力電圧を一定に制御する。12および13のイ
コライザは以上の２つの制御ループ（高調波電流を低減
する制御ループと出力着電圧を一定に保つ制御ループ）
を適性な応答特性に設定するためのものである。
第２図は本発明の別の実施例である。
第２図において20は交流入力、21は電流波形検出器、
22は基本波通過フィルタ、23は差動増幅器、24はイコラ
イザ、25は整流装置、26は電流制御器、27はフィルタで
28は直流出力である。つぎに動作について説明すると、
21の電流波形検出器は20の交流入力から供給される電流
波形を検出する。検出された電流波形は22の基本波通過
フィルタにより基本波のみ抜き取られ、23の差動増幅器
で21の出力と比較される。24はイコライザで23の差動増
幅器の出力を26の電流制御器に供給する。27はフィルタ
で26の出力をリップル電圧の少ない直流電圧に平滑し、
28の出力に供給する。
22は基本波通過フィルタ、23は差動増幅器、24はイコラ
イザ、25は整流装置、26は電流制御器、27はフィルタで
28は直流出力である。つぎに動作について説明すると、
21の電流波形検出器は20の交流入力から供給される電流
波形を検出する。検出された電流波形は22の基本波通過
フィルタにより基本波のみ抜き取られ、23の差動増幅器
で21の出力と比較される。24はイコライザで23の差動増
幅器の出力を26の電流制御器に供給する。27はフィルタ
で26の出力をリップル電圧の少ない直流電圧に平滑し、
28の出力に供給する。
次に動作について説明すると、第１図に示した実施例
と同じく21の電流波形検出器の出力は22の基本波通過フ
ィルタ、23の差動増幅器により23の出力には高調波電圧
が検出され、24のイコライザで適当な応答を有するよう
にしたのち、26の電流制御器を制御する。すなわち23の
出力である高調波成分が大きくなれば26の電流制御器の
抵抗が大きくなり、逆に小さくなれば上記抵抗が小さく
なるように動作し、つねに21に流れる電流の高調波が少
なくなるように動作するわけである。なお本実施例では
28の出力を一定に保つための制御ループを省略したが、
第１図に示した実施例と同様に追加することは可能であ
る。この場合は28の出力を基準電源電圧と比較しその差
が一定になるように26の電流制御器を制御するループを
追加すればよい。
と同じく21の電流波形検出器の出力は22の基本波通過フ
ィルタ、23の差動増幅器により23の出力には高調波電圧
が検出され、24のイコライザで適当な応答を有するよう
にしたのち、26の電流制御器を制御する。すなわち23の
出力である高調波成分が大きくなれば26の電流制御器の
抵抗が大きくなり、逆に小さくなれば上記抵抗が小さく
なるように動作し、つねに21に流れる電流の高調波が少
なくなるように動作するわけである。なお本実施例では
28の出力を一定に保つための制御ループを省略したが、
第１図に示した実施例と同様に追加することは可能であ
る。この場合は28の出力を基準電源電圧と比較しその差
が一定になるように26の電流制御器を制御するループを
追加すればよい。
なお10,22に示す基本波通過フィルタは入力となる基
本波成分の位相がずれなければどのようなものでもよ
い。
本波成分の位相がずれなければどのようなものでもよ
い。
発明の効果 以上のように、本発明の電源回路によれば入力の交流
電源から流れこむ電流に含まれる高調波をつねに最小に
することが可能となり、商用電源に妨害を与えることが
ない。またスイッチング電源、シリーズドロッパ電源
等、種類を問わず実施でき、閉ループ制御システムによ
る安定した動作ができるものである。
電源から流れこむ電流に含まれる高調波をつねに最小に
することが可能となり、商用電源に妨害を与えることが
ない。またスイッチング電源、シリーズドロッパ電源
等、種類を問わず実施でき、閉ループ制御システムによ
る安定した動作ができるものである。
第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本発明の別の実施例を示すブロック図、第３図は従来の
電源装置のブロック図である。 ２……電流波形検出器、５……スイッチング装置、10…
…基本波通過フィルタ、11……差動増幅器、12……イコ
ライザ、14……加算器、21……電流波形検出器、22……
基本波通過フィルタ、23……差動増幅器、24……イコラ
イザ、26……電流制御器。
本発明の別の実施例を示すブロック図、第３図は従来の
電源装置のブロック図である。 ２……電流波形検出器、５……スイッチング装置、10…
…基本波通過フィルタ、11……差動増幅器、12……イコ
ライザ、14……加算器、21……電流波形検出器、22……
基本波通過フィルタ、23……差動増幅器、24……イコラ
イザ、26……電流制御器。
Claims (3)
- 【請求項１】交流電源入力を有し、直流出力を得る電源
装置であって、前記交流電源入力の入力電流波形を検出
する検出器と、前記検出器の出力から電源周波数の高調
波のみを通過させる高調波通過フィルタと、前記交流電
源入力を直流に交換する整流器と、前記整流器の出力を
スイッチングするスイッチング装置とを有し、前記高調
波フィルタ出力を低減させる方向に、前記スイッチング
装置のスイッチングパルス幅を制御するための制御入力
に前記高調波フィルタの出力を供給し、交流入力電流の
高調波を抑圧することを特徴とする電源装置。 - 【請求項２】交流電源入力を有し、直流出力を得る電源
装置であって、前記交流電源入力の入力電流波形を検出
する検出器と、前記検出器の出力から電源周波数の基本
波のみを通過させる基本波通過フィルタと、前記フィル
タの出力と前記検出器の出力とを比較する比較器と、前
記交流電源入力を直流に交換する整流器と、前記整流器
の出力をスイッチングするスイッチング装置とを有し、
前記比較器の出力を低減させる方向に、前記スイッチン
グ装置のスイッチングパルス幅を制御するための制御入
力に前記比較器の出力を供給し、交流入力電流の高調波
を抑制することを特徴とする電源装置。 - 【請求項３】出力直流電圧を検出する電圧検出器と、基
準電圧を発生させる基準電圧発生器と、前記基準電圧と
前記電圧検出器出力とを比較する電圧比較器を設け、電
圧比較器の出力を前記スイッチングパルス幅を制御する
ための制御入力に重畳し、前記出力直流電圧を一定に制
御することを特徴とする特許請求の範囲第１項あるいは
第２項に記載の電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8243490A JP2917383B2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8243490A JP2917383B2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 電源装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03284169A JPH03284169A (ja) | 1991-12-13 |
| JP2917383B2 true JP2917383B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=13774455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8243490A Expired - Fee Related JP2917383B2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2917383B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-29 JP JP8243490A patent/JP2917383B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03284169A (ja) | 1991-12-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |