JPH01304169A - プライマー及び接着方法 - Google Patents

プライマー及び接着方法

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JPH01304169A
JPH01304169A JP13446088A JP13446088A JPH01304169A JP H01304169 A JPH01304169 A JP H01304169A JP 13446088 A JP13446088 A JP 13446088A JP 13446088 A JP13446088 A JP 13446088A JP H01304169 A JPH01304169 A JP H01304169A
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Masaki Nakajima
正貴 中島
Toshiyuki Kato
敏幸 加藤
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Denka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、片方の液がポリイソシアネートからなり、他
方の液がポリオールからなる二液型ウレタン系接着剤(
以上単に「ウレタン系接着剤」と呼称する。)を用いて
金属を接着しようとする際、該接着剤の金属に対する接
着性を改良するためのプライマー、及びそれを用いた金
属の接着方法に関する。
(従来の技術) ウレタン系接着剤は一般的に剥離強度、衝撃強度が高く
、耐久性(疲労特性、耐寒性、耐熱性等)に優れるため
、構造用接着剤として車輌、建材等の用途で繊維強化樹
脂(FRP)や塗装鋼板の接着に使用されている。
しかし乍ら、ウレタン系接着剤は金属に対する接着性に
乏しいため、上記接着剤を用いて金属同士又は金属と他
の材料を接着する場合には、通常、予め金属面をプライ
マーで処理した後接着が行なわれているが、従来技術の
プライマーは種々の欠点を有しており、ウレタン系接着
剤の用途に大きな制約を与えているのが現状である。
プライマーとしては例えば、エポキシ樹脂、フェノール
樹脂、フェノールブチラール樹脂等の熱硬化性樹脂を揮
発性溶剤に溶解したものが知られている。これらのプラ
イマーはいずれも接着性を向上させるが、有効成分が熱
硬化性であるため加熱が必要であり、生産コストの上昇
を招くものである。
又、上記の欠点を改良した常温乾燥型のプライマーも知
られている。例えば特開昭57−149374では水酸
基含有酸性リン酸エステルを、特開昭58−18567
4ではメルカプト基含有酸性リン酸エステルをそれぞれ
揮発性溶剤に熔解させたプライマーで金属被着面を処理
した後、ウレタン系接着剤を用いて金属を接着する方法
が、本発明者らによって提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、特開昭57−149374に開示されている方
法では接着強度の向上は認められるが充分でなく、特開
昭58−185674に開示されている方法では常態の
接着強度は充分向上するが、接着の耐水性、耐湿性が充
分でないため例えば接着箇所が屋外に曝される用途では
時間の経過とともに接着強度が低下する恐れがある。
又、上記のいずれの方法に於いても、プライマーを塗布
し溶剤を乾燥させた後、直ちに接着を行なわないと金属
面に塗布されたプライマー中の有効成分が変質したり、
金属面から脱落したり、あるいはプライマーが塗布され
た金属で錆が発生するなどの問題点を有する。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、以上述べた従来技術の問題点を解決したウレ
タン系接着剤用の金属表面処理プライマー及び改良され
た金属の接着方法を提供するものである。すなわち本発
明は、 (1)a、  一般式(1)で示されるメルカプト基含
有酸性リン酸エステル、 b、可溶性ポリマー、 C6上記のa/及びbを溶解可能な揮発性溶剤、以上の
a、b、cを必須成分として含有するプライマー。
R2 一般式(1)  R1−〇 −P−OH(式中、R1は
少なくとも1個のメルカプト基を有する有機基、R2は
H又はR3若しくはその他の有機基である。) (2)片方の液が主としてポリイソシアネートからなり
、他方の液が主としてポリオールからなる二液型ウレタ
ン系接着剤を用いて金属を接着するに際し、金属面を予
め、特許請求の範囲第1項記載のプライマーを用いて処
理した後、接着することを特徴とする金属の接着方法。
である。
本発明のプライマーに用いられる酸性リン酸エステルは
、 R2 一般式(I )  RI−0−P−OHI3 (式中、R1は少なくとも1個のメルカプト基を有する
有機基であり、R2はH又はR9若しくはその他の有機
基である。) で示されるものであり、本発明はその製法を問うもので
はないが、不飽和酸性リン酸エステルとポリチオールと
の付加反応生成物が一般的である。
上記の不飽和酸性リン酸エステルとしては、一般式(I
I) (式中、R3及びR4はH又はメチル基11mは1以−
ヒの整数、nは1又は2の整数である。)で示される化
合物、具体的には、(メタ)アクリロイルオキシエチル
アシッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシプ
口ピルアシッドホスフエート、アシッドホスホオキシポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート、アシッド
ホスホオキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリ
レート等のリン酸のモノエステル又はジエステル若しく
はモノエステルとジエステルの混合物が代表的なものと
して挙げられるがこれらに限定されるものではない。
−・方、不飽和酸性リン酸エステルとの反応に用いられ
るポリチオール類としては、例えば、1.4−ブタンジ
オールジメルカプトアセテート、トリメチロールプロパ
ントリス(メルカプトアセテート)、ペンタエリスリト
ールテトラキス(メルカプトアセテート)、ジペンタエ
リスリトールヘキサ(メルカプトアセテート)、1.4
−ブタンジオールジメルカプトプロビオネート、トリメ
チロールプロパントリス(メルカプトプロピオネート)
、ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトプロピ
オネート)、ジペンタエリスリトールヘキサ(メルカプ
トプロピオネート)、等であるが、これらに限定される
ものではない。
本発明プライマーに用いられる可溶性ポリマーとしては
、後述する揮発性溶剤に溶解するものであれば特に制限
はないが、接着性、揮発性溶剤に対する溶解性等の面か
ら塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体が好ましいものの
例として挙げられる。
塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体としては例えば、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル(無水)マレイン酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル−(無水)イタコン酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−(メタ)アクリル酸共重合体、塩化ビニル−酢酸
ビニル−前記一般式(II)で示される不飽和酸性リン
酸エステル共重合体、及びこれら共重合体の鹸化物、等
であるが、これらに限定されるものではない。
本発明のプライマーに使用される揮発性溶剤としては、
前述のメルカプト基含有酸性リン酸エステル及び可溶性
ポリマーを溶解可能で、常温、若しくは穏やかな加温で
揮発するものであれば特に制限はないが、好ましいもの
を例として挙げれば、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、エ
チルエーテル、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、塩化メチレ
ン、クロロホルム、トリクロルエチレン、パークロルエ
チレン、1,1.1−)リクロルエタン等であり、これ
らを単独又は2種以上併用して用いる。
本発明プライマー中のメルカプト基含有酸性リン酸エス
テル及び可溶性ポリマーの含有量は好ましくは、それぞ
れ0.01〜15重量%、及び0.02〜30重量%、
更に好ましくはそれぞれ0、1〜5重量%、及び0.1
〜20重量%であり、且つ前者と後者の比が1:10〜
5:1の範囲である。メルカプト基含有酸性リン酸エス
テルの含有量が上記の範囲未満の場合又は可溶性ポリマ
ーが上記の範囲を超える場合はウレタン系接着剤の金属
に対する接着性が充分でなく、逆にメルカプト基含有酸
性リン酸エステルの含有量が上記の範囲を超える場合又
は可溶性ポリマーが上記の範囲未満の場合は、接着の耐
水性、耐湿性が低下する恐れがある。
本発明のプライマーでは前述の必須成分以外に必要に応
じて各種の添加剤、例えば染料、顔料、充填剤、安定剤
等蚕本発明の目的を損わない範囲で使用してもかまわな
い。
本発明の接着方法に用いる二液ウレタン系接着剤は、片
方の液が主としてポリイソシアネートからなり、他方の
液が主としてポリオールからなる。
ポリイソシアネートとしてはトルエンジイソシアネート
、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメ
タントリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート及びこれらの誘導体等が挙げられ、又ポリオールと
してはエチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン、ヒマシ油及びこれらの誘導体であるポリエー
テルポリオール及びポリエステルポリオール等が挙げら
れる。そして、この二液ウレタン系接着剤のそれぞれの
液には、必要に応じて触媒、充填剤、樹脂、溶剤又は可
塑剤等を添加することができる。
(実施例) 以下本発明を実施例で説明するが、各実施例で使用した
メルカプト基含有酸性リン酸エステル、可溶性ポリマー
、及びウレタン系接着剤は下記の通りである。
〔使用したメルカプト基含有酸性リン酸エステル〕
メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェートと1
,4−ブタンジオールジメルカプトアセテートの付加物
(以下rPM−BAJと略称する。)(但し、式中n=
1及び2である。) 〔使用した可溶性ポリマー〕 (1)塩化ビニル:酢酸ビニル:マレイン酸=85:1
4:1  (重量比、以下同じ)の組成を有する平均重
合度400の共重合体(以下rP−IJという。)。
(21P−1の部分鹸化物(鹸化率約50%、以下rP
−2Jという。)。
(3)塩化ビニル:酢酸ビニル:メタクリロイルオキシ
エチルアシッドホスフェート=84:15:1の組成を
有する平均重合度400の共重合体く以下rP−3Jと
いう。〉。
(4)電気化学工業−より「デンカビニル# 1000
GKTJの商品名で市販されている塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体の部分鹸化物(以下「P−4」という、)
〔使用したウレタン系接着剤〕
A液ニジフェニルメタンジイソシアネート変性物(住友
バイエルウレタン社製 商品名スミジュールE−21−
1) B液:ポリエーテルポリオール (アサヒデンカ社製 商品名アデカポリエーテルボリオ
ールG−400と同G−1500の等重量混合物) 実施例−1 酢酸エチル100gにPM−BAlg、P−11gを溶
解して本発明のプライマーを作製した。
トリクレンで脱脂処理を施した2枚の鋼板(JIS  
G3141に規定の5PCC−3D)の被着面にそれぞ
れプライマーを塗布し、溶剤(酢酸エチル)を乾燥させ
た後、上記のウレタン系接着剤のA液とB液を重量比で
1.6:1.0の割合で混合した液をプライマー塗布面
に塗布し2枚の鋼板を接着せしめた。
接着後25℃X60%RH雰囲気中で1週間養生した後
、常態、及び60℃×90%RH雰囲気中に30日間暴
露後の引張剪断強度及び剥離強度をそれぞれASTM 
 D1002−64、及びISO規格l5−4578に
準拠して測定した。
測定結果を第1表及び第2表に示す。
実施例−2 P−1の代りにP−2を用いること以外は実施例−1と
同様にして試験を行なった。結果を第1表及び第2表に
示す。
実施例−3 P−1の代りにP−3を用いること以外は実施例−1と
同様にして試験を行なった。結果を第1表及び第2表に
示す。
実施例−4 P−1の代りにP−4を用いること以外は実施例−1と
同様にして試験を行なった。結果を第1表及び第2表に
示す。
比較例−1 プライマーを鋼板に塗布しないこと以外は実施例−1と
同様にして試験を行なった。結果を第1表及び第2表に
示す。
比較例−2 P−1を使用しないこと以外は実施例−1と同様にして
試験を行なった。結果を第1表及び第2表に示す。
なお、表中かっこ内は破壊状態を示す。
第1表  引張剪断強度測定結果 *印;破壊面に錆の発生有り。
第2表 剥離強度測定結果

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a、一般式( I )で示されるメルカプト基含有
    酸性リン酸エステル、 b、可溶性ポリマー、 c、上記のa及びbを溶解可能な揮発性溶剤、以上のa
    、b及びcを必須成分として含有するプライマー。 一般式( I )▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は少なくとも1個のメルカプト基を有す
    る有機基、R_2はH又はR_1若しくはその他の有機
    基である。)
  2. (2)片方の液が主としてポリイソシアネートからなり
    、他方の液が主としてポリオールからなる二液型ウレタ
    ン系接着剤を用いて金属を接着するに際し、金属面を予
    め、特許請求の範囲第1項記載のプライマーを用いて処
    理した後、接着することを特徴とする金属の接着方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010501714A (ja) * 2006-08-31 2010-01-21 シーカ・テクノロジー・アーゲー 揮発性有機化合物(voc)を低含有或いは不含有の接着促進組成物
JP2018518042A (ja) * 2015-04-09 2018-07-05 ネスキャップ カンパニー, リミテッドNesscap Co., Ltd. 電気二重層素子

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