JPH0130320Y2 - - Google Patents

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JPH0130320Y2
JPH0130320Y2 JP19313483U JP19313483U JPH0130320Y2 JP H0130320 Y2 JPH0130320 Y2 JP H0130320Y2 JP 19313483 U JP19313483 U JP 19313483U JP 19313483 U JP19313483 U JP 19313483U JP H0130320 Y2 JPH0130320 Y2 JP H0130320Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は航空機のドア装置に係り、特にスライ
ド式のドア装置に関するものである。
(従来の技術) 航空機として、例えばヘリコプタにおいて、そ
のドア装置は一般にドアの一側をヒンジで回動自
在に支持した構造のものが多い。
しかし、このような構造のドア装置を備えたヘ
リコプタを救急用として使用する場合、空中に静
止したヘリコプタから救命ロープで被救助人を吊
り上げてヘリコプタ内に収容するのにドアが邪魔
となり、救助作業が思うように捗らない。
そこで、従来、救助活動に向かう際、上記ドア
を予めヘリコプタから外して現地へ赴くことがあ
る。
しかし、ドアを外してしまうと、飛行中に機外
から風が入り込んで乗員にとつて寒いばかりでな
く、体力の弱つている被救助人の体力を一層消耗
させてしまうおそれがあり、また、機外へ落ちる
おそれもあつて危険である。
これらの問題を解決するため、自動車などによ
く使用されるスライド式のドア装置を取付けるこ
とが考えられる。
このスライド式のドア装置は、例えば、自動車
の乗降口に嵌合するドアと、上記乗降口の上下側
および乗降口の一側における自動車のボデイにそ
れぞれ水平に設けた3条のガイドレールとを備
え、上記ドアの上下部における前方側を上記上下
のガイドレールに摺動自在に取付け、上記ドアに
おける後方側を上記上下のガイドレール間の中間
のガイドレールに回動自在のヒンジを介して摺動
自在に取付け、さらに、ドアを閉めたときドアが
上記乗降口に嵌合するように上記上下のガイドレ
ールが自動車の前方に行くにつれ自動車のボデイ
内方に向かつて徐々に彎曲した構造を有してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の自動車などに使用されるスライド式のド
ア装置をそのままヘリコプタなど乗員室の狭い航
空機に使用すると、上記彎曲構造の上下のガイド
レールが邪魔となり、乗員室がさらに狭くなり、
また、上記のような救助活動にも支障が出てくる
おそれがある。
本考案は以上の点に鑑みなされたもので、スラ
イドドアを開放状態で確実にロツクして救助活動
などに邪魔にならず、また、乗員室を狭くするこ
とのない航空機のドア装置を提供することを目的
とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の航空機のドア装置は、航空機の胴体1
の側面に設けた開口部5に嵌合するスライドドア
7と、上記開口部5の上下側に水平に設けた前方
のガイドレール11,12と、上記開口部5の後
方に水平に設けた後方のガイドレール13と、ア
ーム板31,32のレール側の端部が上記前方の
各ガイドレール1,12に摺動自在かつ垂直軸回
りに回動自在にそれぞれ設けられるとともに、上
記アーム板31,32のドア側の端部が上記スラ
イドドア7の外面上下部における上記航空機の前
方寄りに固定される各ヒンジ取付台40に対しド
ア側回動支軸39によつて垂直軸回りに回動自在
にそれぞれ取付けられた上下一対の前方ヒンジ1
4,15と、アーム板51,52のレール側の端
部が上記後方のガイドレール13に摺動自在かつ
垂直軸回りに回動自在に設けられるとともに、上
記アーム板51,52のドア側の端部が上記スラ
イドドア7の外面における上記航空機の後方寄り
に固定されるヒンジ取付台58に対しドア側回動
支軸57によつて垂直軸回りに回動自在に取付け
られた後方ヒンジ16とを備え、上記前方および
後方の各ガイドレール11,12,13は、上記
スライドドア7が閉じているとき各前方ヒンジ1
4,15および後方ヒンジ16のそれぞれのレー
ル側の端部が位置する点にそれぞれストツパ26
a,26bを有し、上記各前方ヒンジ14,15
および後方ヒンジ16は、それぞれドア側の端部
のヒンジ取付台40,58にロツクピン44,6
2を有するとともに、それぞれの上記アーム板3
1,32,51,52にロツクアーム46,66
の中央部がロツクアーム支点軸45,65によつ
て垂直軸回りに回動自在に軸支され、このそれぞ
れのロツクアーム46,66は、レール側の端部
が上記ストツパ26a,26bとの当接可能位置
まで突設されるとともに、ドア側の端部に設けら
れたロツク係合部48,68が上記ロツクピン4
4,62との係合可能位置まで突設され、上記ロ
ツクアーム46,66は、上記スライドドア7の
開時にロツク係合部48,68が上記ロツクアー
ム44,62に係合するとともにばね47,67
で係合方向に回動付勢され、かつスライドドア7
の閉時にレール側の端部が上記ストツパ26a,
26bに当接して上記ばね47,67の付勢力に
抗してロツクアーム支点軸45,65を中心に回
動するとロツク係合部48,68とロツクピン4
4,62との係合を脱するように形成し、ロツク
アーム支点軸45,65とロツクピン44,62
との距離を、上記ドア側回動支軸39,57とロ
ツクピン44,62との距離より大きく設定した
ものである。
(作用) 本考案では、スライドドア7を開くときは、上
下の前方ヒンジ14,15のアーム板31,32
および後方ヒンジ16のアーム板51,52がス
トツパ26a,26bに当接したレール側の端部
を中心に外方へ回動し、スライドドア7が胴体1
の開口部5から外側に外れ、さらに、スライドド
ア7を航空機の後方へ移動することにより、ロツ
クアーム46,66のレール側の端部がガイドレ
ール11,12,13のストツパ26a,26b
から離れ、ロツクアーム46,66がロツクアー
ム支点軸45,65を中心にばね47,67によ
つて回動して、ロツクアーム46,66のドア側
の端部にあるロツク係合部48,68がヒンジ取
付台40,58上に突設されたロツクピン44,
62と係合する位置に移動する。したがつて、ド
ア開の状態では、このロツクアーム46,66の
働きによつてドア側回動支軸39,57を中心と
するヒンジ取付台40,58とアーム板31,3
2または51,52との間の回動が防止され、こ
の回動が可能な場合のスライドドア7の胴体1側
への接近が防止される。
また、スライドドア7を閉じるときは、ロツク
アーム46,66のレール側の端部がストツパ2
6a,26bに当接するまでは、前記ロツクアー
ム46,66の働きによつてスライドドア7と胴
体1との間には一定の間隙が確保され、そして、
スライドドア7が胴体1の開口部5の近傍まで移
動し、上記ロツクアーム46,66のレール側の
端部がストツパ26a,26bに当接すると、こ
のロツクアーム46,66がばね47,67に抗
してロツクアーム支点軸45,65を中心に回動
し、ドア側回動支軸39,57を中心としてロツ
クピン44,62が移動できる状態まで、上記ロ
ツクアーム46,66のロツク係合部48,68
が移動する。このようにしてロツク解除された状
態で、アーム板31,32および51,52のレ
ール側の端部がガイドレール11,12,13の
ストツパ26a,26bに係止されているので、
そのレール側の端部を中心としてアーム板31,
32および51,52が胴体1側に回動し、スラ
イドドア7が胴体1の開口部5に嵌入される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図には航空機としてのヘリコプタが示して
あり、このヘリコプタは、略紡錘形をなす胴体1
の上部に飛行用のロータ2が設けてあるととも
に、上記胴体1の下部に着地用のスキツド3が設
けてある。また、ヘリコプタの進行方向を前方と
すると、上記胴体1の左右両側面における前後部
にそれぞれ乗降口としての前部の開口部4および
後部の開口部5が形成してあり、この前後部の開
口部4,5に上記胴体1の形状に合わせて湾曲し
た前部のドア6および後部のスライドドア7がそ
れぞれ取付けてある。さらに、上記後部の開口部
5の上方の胴体1上に救命用のワイヤロープ8を
巻回したウインチ9が取付けてあるとともに、こ
のウインチ9に対応して上記後部の開口部5の下
方の胴体1上に上記ワイヤロープ8を受止めるワ
イヤガード10が突設してある。また、上記後部
の開口部5の上側および下側の胴体1上に上側ガ
イドレール11および下側ガイドレール12が水
平に取付けてあるとともに、上記後部の開口部5
より後側の胴体1上に上記上下側のガイドレール
11,12の中間となりかつ胴体1のやや上部に
位置する中間ガイドレール13が水平に設けてあ
る。
上記前部のドア6は図示しないヒンジで回動自
在に取付けられて上記前部の開口部4に対して開
閉自在となつている。
上記後部のスライドドア7は、第2図に示すよ
うに、上記後部の開口部5に嵌合するように形成
してあるとともに、上記上側ガイドレール11お
よび下側ガイドレール12にそれぞれ摺動自在か
つ回動自在に設けられた上側前方ヒンジ14およ
び下側前方ヒンジ15を、ヘリコプタの進行方向
を前方とすると、スライドドア7の上側縁であつ
てヘリコプタの前方寄りおよびスライドドア7の
下側縁であつてヘリコプタの前方寄りにそれぞれ
回動自在に取付けてあり、また、上記中間ガイド
レール13に摺動自在かつ回動自在に取付けられ
た後方ヒンジ16をスライドドア7におけるヘリ
コプタの後方寄りの一側縁上部に回動自在に取付
けてあり、さらに、上記胴体1側に凹凸嵌合する
キヤツチ体17をスライドドア7におけるヘリコ
プタの前方寄りの一側縁上部および下部にそれぞ
れ有している。
そして、上記各ガイドレール11,12,13
は、第4図および第5図に示すように、長尺の第
1のガイド板21の長手方向中心軸線上にこの第
1のガイド板21と直交する第2のガイド板22
を立設するとともに、第1のガイド板21の長手
方向一側縁に第1のガイド板21に直交し第2の
ガイド板22と平行な第3のガイド板23を突設
し、さらに、第2のガイド板22の先端縁に上記
第1のガイド板21の長手方向他側縁側に向かつ
て第2のガイド板22に直交し第1のガイド板2
1と平行な第4のガイド板24を突設して形成し
てある。
これら各ガイドレール11,12,13は、第
3図、第6図、第7図および第8図に示すよう
に、直線状をなし、ヘリコプタを上方から見たと
き略防錘形をなす胴体1の曲面にいわば接線とし
て取付けられるように、胴体1の曲面に沿つた形
状の台座25を介して胴体1に取付けられてお
り、このとき第1のガイド板21が台座25に取
付けられるとともに、第2および第3のガイド板
22,23が胴体1の外方へ向つて突出し、さら
に、第1および第4のガイド板21,24が垂直
で、第2および第3のガイド板22,23が水平
に保持される。そして、第3のガイド板23は上
側ガイドレール11および中間ガイドレール13
において上側となり、下側ガイドレール12にお
いて下側となり、この取付状態において、第3図
に示ように、ヘリコプタの前方寄りとなる各ガイ
ドレール11,12,13における第3のガイド
板23の前端部にストツパ26a,26bがそれ
ぞれ突設され、この各ストツパ26a,26bは
スライドドア7を閉じたとき各ガイドレール1
1,12,13、上をそれぞれ摺動する上記上側
前方ヒンジ14、下側前方ヒンジ15および後方
ヒンジ16の位置する点に対応して突設してある
とともに、上側ガイドレール11のストツパ26
aまたは下側ガイドレール12のストツパ26a
と中間ガイドレール13のストツパ26bとの間
の上からみた平面上における距離は、スライドド
ア7の開放時における上側前方ヒンジ14または
下側前方ヒンジ15の上側ガイドレール11また
は下側ガイドレール12との接続点と後方ヒンジ
16の中間ガイドレール13との接続点との間の
上からみた平面上における距離よりも長く設定し
てある。
上記上側前方ヒンジ14は、第9図、第10図
および第11図に示すように、上方からみて略く
字形に形成されたアーム板31と、このアーム板
31の上方においてこのアーム板31の中央部か
らレール側の端部にかけてアーム板31と平行に
かつ後述するローラ取付板34により一体に設け
られたアーム板32とを有しており、上記アーム
板31およびアーム板32のレール側の端部間に
上記上側ガイドレール11が挿入できるようアー
ム板31とアーム板32との間隔は上側ガイドレ
ール11の幅よりも広く設定してある。そして、
上記アーム板31のレール側の端部に上記上側ガ
イドレール11の第1のガイド板21と第4のガ
イド板24との間に挿入される水平回動自在の第
1のガイドローラ33が取付けられ、また、上記
アーム板31とアーム板32との間に架設された
ローラ取付板34に上記第1のガイドローラ33
の上方に位置するとともに上記上側ガイドレール
11の第2ガイド板22と第3のガイド板23と
の間に挿入される上下回動自在の第2のガイドロ
ーラ35が取付けられており、これら第1および
第2のガイドローラ33,35は回動することに
よつて上記上側ガイドレール11上を摺動すると
ともに、第1のガイドローラ33は水平回動する
ことにより、第2のガイドローラ35は第2のガ
イド板22上を水平方向に擦れ動くように水平回
動することにより上側ガイドレール11上の1点
において上側ガイドレール11に対し第1および
第2のガイドローラ33,35を結ぶ軸線上を支
点としてアーム板31およびアーム板32を垂直
軸回りに水平回動自在としている。また、上記ア
ーム板32のレール側の端部に上記上側ガイドレ
ール11の第3のガイド板23上に突設したスト
ツパ26aの出入可能な凹所36が設けてあり、
上記ストツパ26aがこの凹所36内に入つたと
きこのストツパ26bの中心軸線と、上記上側ガ
イドレール11に対するアーム板31およびアー
ム板32の回動支点となる第1および第2のガイ
ドローラ33,35を結ぶ中心軸線とが一致する
ようになつている。また、上記アーム板31のド
ア側の端部にベアリング穴37が穿設されてお
り、このベアリング穴37に球ベアリング38が
回動自在に嵌合されている。この球ベアリング3
8の上下側にはドア側回動支軸39が突設してあ
り、このドア側回動支軸39にヒンジ取付台40
が取付けてあり、上記アーム板31に対し垂直軸
回りに回動自在となつている。このヒンジ取付台
40は上記上下のドア側回動支軸39の上下端に
互いに平行となるように取付けた上下の台座板4
1,42と、この上下の台座板41,42間に架
設された中間板43とを有しており、上側の台座
板41上にロツクピン44を有している。また、
上記アーム板31の中央部とアーム板32のドア
側の端部との間にロツクアーム支点軸45が架設
され、このロツクアーム支点軸45はアーム板3
2を貫通してアーム板32の上方に突出してお
り、この突出部に上方からみて略く字形に形成し
てあるとともに側方からみて上記アーム板32の
上方から上記上側の台座板41の上方にかけて沿
うように屈曲形成したロツクアーム46の中央部
が垂直軸回りに回動自在に取付けてある。そし
て、このロツクアーム46はドア側の端部に設け
られたロツク係合部48が上記ヒンジ取付台40
のロツクピン44に係脱自在となり、レール側の
端部が上記上側ガイドレール11のストツパ26
aに接離自在となつている。さらに、上記ロツク
アーム支点軸45の突出部に上記スライドドア7
の開放時に上記ロツクアーム46のロツク係合部
48を上記ロツクピン44に係合させる方向に回
動付勢するねじりコイルばね47が巻装されてい
る。このように、ロツクアーム46は、レール側
の端部が上記ストツパ26aとの当接可能位置ま
で突設されるとともに、ドア側の端部に設けられ
たロツク係合部48が上記ロツクピン44との係
合可能位置まで突設され、さらに、ロツクアーム
支点軸45とロツクピン44との距離を、上記ド
ア側回動支軸39とロツクピン44との距離より
大きく設定して、ロツクアーム46は、スライド
ドア7の開時にロツク係合部48がロツクピン4
4に係合するとともにばね47で嵌合方向に回動
付勢され、かつ、スライドドア7の閉時にレール
側の端部がストツパ26aに当接してばね47の
付勢力に抗してロツクアーム支点軸45を中心に
回動するとともに、ロツク係合部48とロツクピ
ン44との係合を脱するようになつている。ま
た、上記ヒンジ取付台40の台座板42が、第2
図にも示されているように、スライドドア7の外
面に固定された取付基板49を介してスライドド
ア7に固定されている。
上記下側前方ヒンジ15は、上記上側前方ヒン
ジ14と対称に形成されている以外すべて上側前
方ヒンジ14と同一である。
上記後方ヒンジ16は、第13図および第14
図に示すように、上方からみてそれぞれ略く字形
に形成されているとともに側方からみて平行に配
置されている一対のアーム板51,52を有して
おり、この一対のアーム板51,52のレール側
の端部間に上記中間ガイドレール13が挿入でき
るよう上下のアーム板51,52間の間隔は中間
ガイドレール13より広く設定してある。そし
て、下側のアーム板52のレール側の端部に上記
中間ガイドレール13の第1のガイド板21と第
4のガイド板24との間に挿入される水平回動自
在の第1のガイドローラ53が取付けられ、ま
た、上下のアーム板51,52の間に一体に設け
られたローラ取付板54に上記第1のガイドロー
ラ53の上方に位置するとともに、上記中間ガイ
ドレール13の第2のガイド板22と第3のガイ
ド板23間に挿入される上下回動自在の第2のガ
イドローラ55が取付けられており、これら第1
および第2のガイドローラ53,55は回動する
ことによつて上記中間ガイドレール13上を摺動
するとともに、第1のガイドローラ53は水平回
動することにより、第2のガイドローラ55は第
2のガイド板22上を水平方向に擦れ動くように
水平回動することにより、中間ガイドレール13
上の1点において中間ガイドレール13に対し第
1および第2のガイドローラ53,55を結ぶ軸
線上を支点として上下のアーム板51,52を垂
直軸回りに水平回動自在としている。また、上記
上側のアーム板51のレール側の端部に上記中間
ガイドレール13の第3のガイド板23上に突設
したストツパ26bの出入可能な凹所56が設け
てあり、上記ストツパ26bがこの凹所56内に
入つたときこのストツパ26bの中心軸線と、上
記中間ガイドレール13に対する上下のアーム板
51,52の回動支点となる第1および第2のガ
イドローラ53,55を結ぶ中心軸線とが一致す
るようになつている。また、上下のアーム板5
1,52のドア側の端部間に架設したドア側回動
支軸57によりヒンジ取付台58が垂直軸回りに
回動自在に取付けてあり、このヒンジ取付台58
は上下のアーム板51,52を挾むように上記ド
ア側回動支軸57の上下両端に互いに平行となる
ように取付けた上下の台座板59,60と、この
上下の台座板59,60間に架設されるとともに
上記スライドドア7の外面に取付けられる取付板
61とを有し、さらに上記上側の台座板59上に
ロツクピン62を有している。また、上記ドア側
回動支軸57に上記ヒンジ取付台58の取付板6
1に取付けてあるスライドドア7を開方向に付勢
するねじりコイルばね63が巻装してあり、この
ばね63は、上記上下のアーム板51,52のド
ア側の端部間に架設されたばね係止板64の中央
部にねじりコイルばね63を形成する鋼線の中央
部を係止し、この中央部からドア側回動支軸57
の両端に向かつてそれぞれ反対方向に鋼線を巻回
し、その両端をヒンジ取付台58に係止してい
る。また、上下のアーム板51,52の中央部間
にロツクアーム支点軸65が架設してあり、この
ロツクアーム支点軸65は下側のアーム板52か
ら上側のアーム板51を貫通して上側のアーム板
51の上方へ突出している。そして、この突出部
に、上方からみて略く字形に形成してあるととも
に、側方からみて上記上側のアーム板51に沿う
ように形成してあるロツクアーム66の中央部が
垂直軸回りに回動自在に取付けられている。この
ロツクアーム66は、その回動によりロツクアー
ム66のドア側の端部に設けられたロツク係合部
68が上記ヒンジ取付台58の上側の台座板59
上に突設したロツクピン62に係脱自在に係合す
るともに、そのレール側の端部が上記中間ガイド
レール13の第3のガイド板23上に突設された
ストツパ26bにスライドドア7の閉時に当接す
るようになつており、さらに、上記ロツクアーム
支点軸65の突出部に上記スライドドア7の開放
時に上記ロツクアーム66のロツク係合部68を
上記ロツクピン62に係合させる方向に回動付勢
するねじりコイルばね67が巻装されている。こ
のように、ロツクアーム66は、レール側の端部
が上記ストツパ26bとの当接可能位置まで突設
されるとともに、ドア側の端部に設けられたロツ
ク係合部68が上記ロツクピン62との係合可能
位置まで突設され、さらに、ロツクアーム支点軸
65とロツクピン62との距離を、上記ドア側回
動支軸57とロツクピン62との距離より大きく
設定して、ロツクアーム66は、スライドドア7
の開時にロツク係合部68がロツクピン62に係
合するとともにばね67で係合方向に回動付勢さ
れ、かつ、スライドドア7の閉時にレール側の端
部がストツパ26bに当接してばね67の付勢力
に抗してロツクアーム支点軸65を中心に回動す
るとともに、ロツク係合部68とロツクピン62
との係合を脱するようになつている。
そして、上記上側前方ヒンジ14および下側前
方ヒンジ15と上記後方ヒンジ16とを比較する
と、第3図に示すように、各ヒンジ14,15,
16の回動半径となる各アーム板31,51,5
2の長さは上下側の前方ヒンジ14,15の方が
後方ヒンジ16より短く設定されている。
上記キヤツチ体17は、第12図に示すよう
に、ヘリコプタの前方に向かつて突出する係合爪
71を有しており、スライドドア7の閉時におい
てこの係合爪71に対応する胴体1側に、この係
合爪71と凹凸嵌合するキヤツチ受72が設けら
れている。
また、第2図に示すように、上記後方ドア7の
外面におけるヘリコプタの後方寄りの部分に、ド
アレバー73が設けられており、これに対応して
スライドドア7の内面にもドアレバーが設けら
れ、これらの内外面のドアレバー73に連動する
ドアロツク装置74が、スライドドア7における
ヘリコプタの後方寄りとなる一側縁部に設けられ
ている。
次に、第9図A,B,Cを参照して上下の前方
ヒンジ14,15の作用を説明する。
スライドドア7を開くときは、第9図Aの状態
から、上下の前方ヒンジ14,15のアーム板3
1,32が、ストツパ26aに当接したレール側
の端部を中心に外方へ回動し、第9図Bに示され
るように、スライドドア7が胴体1の開口部5か
ら外側に外れ、さらに、スライドドア7をヘリコ
プタの後方へ移動することにより、第9図Cに示
されるように、ロツクアーム46のレール側の端
部がガイドレール11,12のストツパ26aか
ら離れ、ロツクアーム46がロツクアーム支点軸
45を中心にばね47によつて回動してロツクア
ーム46のドア側の端部にあるロツク係合部48
がヒンジ取付台40上に突設されたロツクピン4
4と係合する位置に移動する。したがつて、ドア
開の状態では、このロツクアーム46の働きによ
つてドア側回動支軸39を中心とするヒンジ取付
台40とアーム板31,32との間の回動が防止
され、この回動が可能な場合のスライドドア7の
胴体1側への接近が防止される。
また、スライドドア7を閉じるときは、第9図
Cに示されるように、ロツクアーム46のレール
側の端部がストツパ26aに当接するまでは、前
記ロツクアーム46の働きによつてスライドドア
7と胴体1との間には一定の間隙が確保され、そ
して、スライドドア7が胴体1の開口部5の近傍
まで移動し、第9図Bに示されるように、ロツク
アーム46のレール側の端部がストツパ26aに
当接すると、このロツクアーム46がばね47に
抗してロツクアーム支点軸45を中心に回動し、
ドア側回動支軸39を中心としてロツクピン44
が移動できる状態まで、上記ロツクアーム46の
ロツク係合部48が移動する。このようにしてロ
ツク解除された状態で、第9図Aに示されるよう
に、アーム板32のレール側の端部がガイドレー
ル11,12のストツパ26aに係止されている
ので、そのレール側の端部を中心としてアーム板
31,32が胴体1側に回動し、スライドドア7
が胴体1の開口部5に嵌入される。
次に、第13図A,B,Cを参照して後方ヒン
ジ16の作用を説明する。
スライドドア7を開くときは、第13図Aの状
態から、後方ヒンジ16のアーム板51,52が
レール側のストツパ26bに当接した端部を中心
に外方へ回動し、第13図Bに示されるように、
スライドドア7が胴体1の開口部5から外側に外
れ、さらに、スライドドア7をヘリコプタの後方
へ移動することにより、第13図Cに示されるよ
うに、ロツクアーム66のレール側の端部がガイ
ドレール13のストツパ26bから離れ、ロツク
アーム66がロツクアーム支点軸65を中心にば
ね67によつて回動してロツクアーム66のドア
側の端部にあるロツク係合部68がヒンジ取付台
58上に突設されたロツクピン62と係合する位
置に移動する。したがつて、ドア開の状態では、
このロツクアーム66の働きによつてドア側回動
支軸57を中心とするヒンジ取付台58とアーム
板51,52との間の回動が防止され、この回動
が可能な場合のスライドドア7の胴体1側への接
近が防止される。
また、スライドドア7を閉じるときは、第13
図Cに示されるように、ロツクアーム66のレー
ル側の端部がストツパ26bに当接するまでは、
ロツクアーム66の働きによつてスライドドア7
と胴体1との間には一定の間隙が確保され、そし
て、スライドドア7が胴体1の開口部5の近傍ま
で移動し、第13図Bに示されるように、上記ロ
ツクアーム66のレール側の端部がストツパ26
bに当接すると、このロツクアーム66がばね6
7に抗してロツクアーム支点軸65を中心に回動
し、ドア側回動支軸57を中心としてロツクピン
62が移動できる状態まで、上記ロツクアーム6
6のロツク係合部68が移動する。このようにし
てロツク解除された状態で、第13図Aに示され
るように、アーム板51,52のレール側の端部
がガイドレール13のストツパ26bに係止され
ているので、そのレール側の端部を中心としてア
ーム板51,52が胴体1側に回動し、スライド
ドア7が胴体1の開口部5に嵌入される。
次に、このドア装置の全体的作動について説明
する。
閉状態のときスライドドア7は開口部5に嵌合
しているとともにキヤツチ体17の係合爪71が
胴体1側のキヤツチ受72に嵌合しており、ま
た、ドアロツク装置74が胴体1側に係合しスラ
イドドア7を閉状態にロツクしている。このと
き、上下側の前方ヒンジ14,15および後方ヒ
ンジ16において、アーム板32およびアーム板
51の凹所36,56内に各ガイドレール11,
12,13のストツパ26a,26bが嵌合して
いるとともに、各ストツパ26a,26bに各ロ
ツクアーム46,66のレール側の端部が当接し
て各ロツクアーム46,66のロツク係合部4
8,68とロツクピン44,62の係合を解除し
ている。そして、ドアレバー73を操作してドア
ロツク装置74によるロツクを解除すると、後方
ヒンジ16の上下のアーム板51,52のドア側
の端部とスライドドア7に取付けたヒンジ取付台
58とを回動自在に軸支したドア側回動支軸57
に巻装されているばね63がスライドドア7を開
方向に付勢するので、スライドドア7は開口部5
から胴体1の外側に向かつて突出する。
そこで、そのままスライドドア7をヘリコプタ
の後方へ引くと、各上下側の前方ヒンジ14,1
5および後方ヒンジ16は各ストツパ26a,2
6b、第1のガイドローラ33,53および第2
のガイドローラ35,55を結ぶ軸線上を支点と
し、および、上下側の前方ヒンジ14,15にお
いてはドア側回動支軸39を支点とし、後方ヒン
ジ16においてはドア側回動支軸57を支点とし
てそれぞれ回動するので、スライドドア7は胴体
1と略平行状態となるように胴体1の外方へ向か
つて突出する。
そして、ある程度まで、各上下側の前方ヒンジ
14,15および後方ヒンジ16が回動すると、
アーム板32およびアーム板51の凹所36,5
6内からストツパ26a,26bが抜け出すとと
もにそれぞれの第1のガイドローラ33,53お
よび第2のガイドローラ35,55が回動して各
ガイドレール11,12,13上を摺動して行く
ので、ストツパ26a,26bに当接していたロ
ツクアーム46,66のレール側の端部がストツ
パ26a,26bから離れる。すると、ロツクア
ーム46,66はばね47,67によつて回動付
勢されていることにより、そのロツク係合部4
8,68がロツクピン44,62と係合し、上下
側の前方ヒンジ14,15においてドア側回動支
軸39を支点とする回動をロツクし、後方ヒンジ
16においてドア側回動支軸57を支点とする回
動をロツクする。そして、さらにスライドドア7
をヘリコプタの後方へ引くと開口部5が開放され
る。
そこで、例えばこの開放状態のままヘリコプタ
を空中で静止させ、ウインチ9からワイヤロープ
8を下げて救助活動などを行なう。
スライドドア7を閉める場合、ヘリコプタの前
方へ押し、ある位置までスライドドア7を摺動さ
せると、上側ガイドレール11のストツパ26a
または下側ガイドレール12のストツパ26aと
中間ガイドレール13のストツパ26bとの間の
上からみた平面上における距離が、スライドドア
7の開放時における上側前方ヒンジ14または下
側前方ヒンジ15の上側ガイドレール11または
下側ガイドレール12との接続点と後方ヒンジ1
6の中間ガイドレール13との接続点との間の上
からみた平面上における距離よりも長く設定して
あるので、まず、後方ヒンジ16のアーム板51
の凹所56内に中間ガイドレール13のストツパ
26bが入り、このストツパ26bにロツクアー
ム66のレール側の端部が当接して、ばね67の
付勢力に抗してロツクアーム66を回動させ、ロ
ツクピン62に係合しているロツクアーム66の
ロツク係合部68をこのロツクピン62から外す
ので、後方ヒンジ16はストツパ26b、第1の
ガイドローラ53および第2のガイドローラ55
を結ぶ軸線上を支点とするとともにドア側回動支
軸57を支点として回動を始める。このとき、上
下側の前方ヒンジ14,15のロツクアーム46
のレール側の端部は未だ上下側のガイドレール1
1,12のストツパ26aに当接していないの
で、ドア側回動支軸39を支点とする回動はロツ
クされたままである。そして、スライドドア7は
後方ヒンジ16の回動につれて上下側の前方ヒン
ジ14,15の第1および第2のガイドローラ3
3,35を結ぶ軸線上を支点として開口部5に向
かつて回動しつつ、同時にこの第1および第2の
ガイドローラ33,35の回動および後方ヒンジ
16の回動によつてヘリコプタの前方へ向かつて
摺動する。そして、そのまま摺動して行き、上下
側の前方ヒンジ14,15のアーム板32の凹所
36内に上下側のガイドレール11,12のスト
ツパ26aが入り、ロツクアーム46のレール側
の端部端がこのストツパ26aに当接してロツク
アーム46をばね47の付勢力に抗して回動させ
ると、ロツクアーム46のロツク係合部48とロ
ツクピン44との係合が解かれるので、上下側の
前方ヒンジ14,15はストツパ26a、第1の
ガイドローラ33および第2のガイドローラ35
を結ぶ軸線上を支点とするとともにドア側回動支
軸39を支点として回動を始める。ここにおい
て、上下側の前方ヒンジ14,15における回動
半径となるアーム板31の長さは後方ヒンジ16
における回動半径となる上下側のアーム板51,
52の長さより短く設定されているので、上下側
の前方ヒンジ14,15は後方ヒンジ16より遅
く回動を始めるにもかかわらず、先に回動を終了
させてスライドドア7におけるヘリコプタの前方
寄りの一側縁部を先に開口部5に嵌合させる。従
つてそのまま、スライドドア7をヘリコプタの前
方へ向かつて摺動させると、キヤツチ体17の係
合爪71がキヤツチ受72に嵌合するとともに後
方ヒンジ16が回動を終了して、スライドドア7
のヘリコプタの後方寄りの他側縁部が開口部5に
後から嵌合する。そこで、ドアロツク装置74が
胴体1側に係合してスライドドア7を閉状態にロ
ツクする。
なお、上記実施例においてガイドレール11,
12,13、はそれぞれ別個に3条設けてある
が、上側ガイドレール11と中間ガイドレール1
3を一体とし1条として形成してもよく、この場
合、後方ヒンジ16はスライドドア7の閉成時に
中間ガイドレール13と一体となつて長くなつた
上側ガイドレール11の中間部に位置するによう
にする。
また、上記中間ガイドレール13の下方に第2
の中間ガイドレールを設けてガイドレールを4条
とするとともに第2の中間ガイドレールに第2の
後方ヒンジを取付けるようにしてもよい。
さらに、上記実施例において、上下側の前方ヒ
ンジ14,15の回動半径は後方ヒンジ16の回
動半径より短く設定してあるが、同一に設定して
もよい。この場合、スライドドア7はヘリコプタ
の前方寄りとなる一側縁部とヘリコプタの後方寄
りとなる他側縁部とが同時に開口部5に嵌合する
ようになるので、上記のようなキヤツチ体17を
設けることができない。従つて他のロツク装置を
取付ける。ところで、上記実施例のように、前方
ヒンジ14,15の回動半径を後方ヒンジ16の
回動半径より短く設定すれば、スライドドア7の
ヘリコプタの前方寄りの一側縁部が開口部5に先
に嵌合するため、ヘリコプタの飛行中にスライド
ドア7を閉じるとき、前方からの風圧をできるだ
け少なくすることができ、スライドドア7を閉め
やすくすることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、航空機の前後方向にスライド
ドアを移動するときはこのスライドドアをガイド
レールに沿つて移動するとともに、そのスライド
ドアを胴体の開口部に対し開閉する瞬間は、上下
の前方ヒンジおよび後方ヒンジのアーム板を回動
することによつてスライドドアを胴体の開口部か
ら引出したり嵌込んだりするようにしたから、従
来の自動車用スライド式ドア装置のようにガイド
レールを胴体の内方に向かつて彎曲形成する必要
がなく、したがつてガイドレールが邪魔になるこ
ともなく、ヘリコプタなどにおいて救助活動など
が容易にできる。また、スライドドアを開いたま
ま飛行しても、スライドドアは胴体に沿つて航空
機の進行方向と平行になつた状態をロツクアーム
によりロツクされているので進行方向から受ける
風圧は少なく、ばたついたり、また、航空機の飛
行の妨げとなつたりしない。さらに、航空機内に
突出するガイドレール等がないため機内の乗員室
を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の装置を備えたヘリ
コプタの側面図、第2図はそのドア装置部分の拡
大側面図、第3図はその平面図、第4図はガイド
レールの正面図、第5図はその側面図、第6図な
いし第8図はガイドレールの取付状態を示す側面
図、第9図A,B,Cは前方ヒンジのドア開閉時
の一連の作用を示す平面図、第10図は第9図B
に対応する正面図、第11図はその側面図、第1
2図はキヤツチ体およびキヤツチ受を示す斜視
図、第13図A,B,Cは後方ヒンジのドア開閉
時の一連の作用を示す平面図、第14図は第13
図Cに対応する正面図である。 1……胴体、5……開口部、7……スライドド
ア、11,12,13……ガイドレール、14,
15……前方ヒンジ、16……後方ヒンジ、26
a,26b……ストツパ、31,32,51,5
2……アーム板、39,57……ドア側回動支
軸、40,58……ヒンジ取付台、44,62…
…ロツクピン、45,65……ロツクアーム支点
軸、46,66……ロツクアーム、47,67…
…ばね、48,68……ロツク係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 航空機の胴体の側面に設けた開口部に嵌合す
    るスライドドアと、 上記開口部の上下側に水平に設けた前方のガ
    イドレールと、 上記開口部の後方に水平に設けた後方のガイ
    ドレールと、 アーム板のレール側の端部が上記前方の各ガ
    イドレールに摺動自在かつ垂直軸回りに回動自
    在にそれぞれ設けられるとともに、上記アーム
    板のドア側の端部が上記スライドドアの外面上
    下部における上記航空機の前方寄りに固定され
    る各ヒンジ取付台に対しドア側回動支軸によつ
    て垂直軸回りに回動自在にそれぞれ取付けられ
    た上下一対の前方ヒンジと、 アーム板のレール側の端部が上記後方のガイ
    ドレールに摺動自在かつ垂直軸回りに回動自在
    に設けられるとともに、上記アーム板のドア側
    の端部が上記スライドドアの外面における上記
    航空機の後方寄りに固定されるヒンジ取付台に
    対しドア側回動支軸によつて垂直軸回りに回動
    自在に取付けられた後方ヒンジとを備え、 上記前方および後方の各ガイドレールは、上
    記スライドドアが閉じているとき各前方ヒンジ
    および後方ヒンジのそれぞれのレール側の端部
    が位置する点にそれぞれストツパを有し、 上記各前方ヒンジおよび後方ヒンジは、それ
    ぞれドア側の端部のヒンジ取付台にロツクピン
    を有するとともに、それぞれの上記アーム板に
    ロツクアームの中央部がロツクアーム支点軸に
    よつて垂直軸回りに回動自在に軸支され、この
    それぞれのロツクアームは、レール側の端部が
    上記ストツパとの当接可能位置まで突設される
    とともに、ドア側の端部に設けられたロツク係
    合部が上記ロツクピンとの係合可能位置まで突
    設され、 上記ロツクアームは、上記スライドドアの開
    時にロツク係合部が上記ロツクピンに係合する
    とともにばねで係合方向に回動付勢され、か
    つ、スライドドアの閉時にレール側の端部が上
    記ストツパに当接して上記ばねの付勢力に抗し
    てロツクアーム支点軸を中心に回動するとロツ
    ク係合部とロツクピンとの係合を脱するように
    形成し、ロツクアーム支点軸とロツクピンとの
    距離を、上記ドア側回動支軸とロツクピンとの
    距離より大きく設定したことを特徴とする航空
    機のドア装置。 (2) 上記前方の各ガイドレールは上記開口部の上
    下側に水平に設けられ、上記後方のガイドレー
    ルは上記上下の前方のガイドレールの中間部で
    あつて上記航空機の後方寄りとなる開口部の一
    側から水平に設けられ、 上記上下の各前方ヒンジはその回動半径が上
    記後方ヒンジの回動半径より短く設定されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の航空機のドア装置。
JP19313483U 1983-12-15 1983-12-15 航空機のドア装置 Granted JPS6099679U (ja)

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