JPH01301859A - 薄膜形成方法 - Google Patents
薄膜形成方法Info
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- JPH01301859A JPH01301859A JP13020688A JP13020688A JPH01301859A JP H01301859 A JPH01301859 A JP H01301859A JP 13020688 A JP13020688 A JP 13020688A JP 13020688 A JP13020688 A JP 13020688A JP H01301859 A JPH01301859 A JP H01301859A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明ハ、マグネトロンスパッタリングによる薄膜形成
方法に関するものであり、特に、薄膜の結晶性を制御し
、且つ成膜速度を高めることを可能にする薄膜形成方法
に関するものである。 〔従来技術〕 スAツタリング技術は、低圧雰囲気中において、Ar等
の雰囲気ガスのグロー放電を生ぜしめ、陰陽極間に印加
された電圧により、プラズマ中のイオンを加速して、陰
極ターゲットに衝突させる。 この衝突によって、ターゲット材料の構成原子はターゲ
ット表面から飛び出し、陽極近傍に設置された基板上に
付着・堆積してターゲット材料から成る薄膜を形成する
技術〒あり、広く工業的に利用されている。特に、ター
ゲット表面にターゲットと平行な磁界成分を形成して、
電界と磁界を直交させることを特徴とするマグネトロン
ス/にツタ法は、成膜速度が高く、又、基体の損傷や基
体温度の上昇を抑えるなど有益な方法である。このス・
七ツクリング法によると、高融点材料や化合物薄膜の成
膜が容易マある。ここマ工業的に利用されている。特に
、ターゲット表面にターゲットと平行な磁界成分を形成
して、電界と磁界を直交させることを特徴とするマグネ
トロンスパッタ法は、成膜速度が高く、又、基体の損傷
や基体温度の上昇を抑えるなど有益な方法マある。この
スパッタリング法によると、高融点材料や化合物薄膜の
成膜が容易である。ここで工業的に利用価値の高い化合
物薄膜のスパッタリングによる成膜方法について述べる
。 化合物のスAツタリングによる成膜は、薄膜化したい化
合物のターゲットを利用するのが簡便マある。この場合
、スノぞツタリングターゲットは、雰囲気焼結法及びホ
ットプレス法、熱間静水圧プレス法(HIP法)等の加
圧焼結法により製造され、成膜方法としてRFスパッタ
リング法が広く用いられている。しかし、前記化合物焼
結ターゲット材料は高密度化が困難であり、高純度のも
のが得られにくく、また高融点で脆性をもち加工しにく
いという問題点があり、コストが高い。さらに、化合物
ターゲットのスパッタリングでは化合物の中に揮発性あ
るいは蒸気圧の高い成分があると、薄膜の形成過程で抜
は出てしまい薄膜の組成と、ターゲット材料の組成が異
なるいわゆる”組成ずれ“を生じることがある。 これらの欠点を解決する方法として反応性スパッタ法が
よく利用される。この技術は、ス・ぞツクリングのため
の放電ガス中(通常Ar等の不活性ガスが用いられる)
に反応性ガスを混合させ、ス・にツタ原子と反応性ガス
原子との反応により基板上に化合物を付着・堆積して薄
膜を形成する方法である。混合反応性ガスとしては、0
2+H20,N2tNH,、CH,、C2H2,CO,
H2S、PH,等が用いられ、金属、酸化物、窒化物、
炭化物、シリサイド、燐化物を形成する。これらのガス
が単独で用いられることはほとんどなく、Ar等のスパ
ッタリングガス中VC1〜60係程度の比率で混合され
ることが多い。この反応性スパッタ法によると、混合ガ
スの分圧を変えることによって比較的容易に薄膜の組成
を変えることが〒きるため、種々の膜質の薄膜を得るこ
とが↑きる。 しかし、反応性スパッタは、混合反応性ガスの導入と共
にターゲット材料の表面の反応も同時に進行する。この
ため、一般に、前記反応生成物のスノeツタ率は未反応
のターゲット単体のス・ξツク率より低くく、成膜速度
が減少するという明らかな問題点を生じる。 〔本発明の目的〕 本発明は上記種々の課題に鑑みてなされたものフあり、
成膜速度を下げることなく化合物薄膜を効率的に形成す
る方法を提供することを目的とするものマある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明のかかる目的は、真空槽内で基板とターゲットと
の間に電界を発生させ、かつターゲット表面に前記基板
に向けて前記ターゲットのスパッタ原子を照射させつつ
、前記基板に、基板表面に対してイオン入射角度(θ)
がθ゜≦θ≦90°の範囲に設定可能なイオン照射源に
よりイオン原子を照射し、前記基板上に前記スノツタ原
子と前記イオン原子との化合物から成る薄膜を形成する
ことを特徴とする薄膜形成方法により達成することがで
きる。 以下、本発明の一実施態様について説明する。 第1図は本発明の方法を実施した薄膜形成装置の概略図
マある。 第1図に示すように、本態様の薄膜形成装置は、薄膜を
形成する基板18に対向(正対)した位置に、ターゲッ
ト2を有するマグネトロンスパッタカソード1が設けら
れ、前記基板18の斜め下方に該基板表面にイオンを照
射するイオン照射源であるイオンガン10が設けられ
方法に関するものであり、特に、薄膜の結晶性を制御し
、且つ成膜速度を高めることを可能にする薄膜形成方法
に関するものである。 〔従来技術〕 スAツタリング技術は、低圧雰囲気中において、Ar等
の雰囲気ガスのグロー放電を生ぜしめ、陰陽極間に印加
された電圧により、プラズマ中のイオンを加速して、陰
極ターゲットに衝突させる。 この衝突によって、ターゲット材料の構成原子はターゲ
ット表面から飛び出し、陽極近傍に設置された基板上に
付着・堆積してターゲット材料から成る薄膜を形成する
技術〒あり、広く工業的に利用されている。特に、ター
ゲット表面にターゲットと平行な磁界成分を形成して、
電界と磁界を直交させることを特徴とするマグネトロン
ス/にツタ法は、成膜速度が高く、又、基体の損傷や基
体温度の上昇を抑えるなど有益な方法である。このス・
七ツクリング法によると、高融点材料や化合物薄膜の成
膜が容易マある。ここマ工業的に利用されている。特に
、ターゲット表面にターゲットと平行な磁界成分を形成
して、電界と磁界を直交させることを特徴とするマグネ
トロンスパッタ法は、成膜速度が高く、又、基体の損傷
や基体温度の上昇を抑えるなど有益な方法マある。この
スパッタリング法によると、高融点材料や化合物薄膜の
成膜が容易である。ここで工業的に利用価値の高い化合
物薄膜のスパッタリングによる成膜方法について述べる
。 化合物のスAツタリングによる成膜は、薄膜化したい化
合物のターゲットを利用するのが簡便マある。この場合
、スノぞツタリングターゲットは、雰囲気焼結法及びホ
ットプレス法、熱間静水圧プレス法(HIP法)等の加
圧焼結法により製造され、成膜方法としてRFスパッタ
リング法が広く用いられている。しかし、前記化合物焼
結ターゲット材料は高密度化が困難であり、高純度のも
のが得られにくく、また高融点で脆性をもち加工しにく
いという問題点があり、コストが高い。さらに、化合物
ターゲットのスパッタリングでは化合物の中に揮発性あ
るいは蒸気圧の高い成分があると、薄膜の形成過程で抜
は出てしまい薄膜の組成と、ターゲット材料の組成が異
なるいわゆる”組成ずれ“を生じることがある。 これらの欠点を解決する方法として反応性スパッタ法が
よく利用される。この技術は、ス・ぞツクリングのため
の放電ガス中(通常Ar等の不活性ガスが用いられる)
に反応性ガスを混合させ、ス・にツタ原子と反応性ガス
原子との反応により基板上に化合物を付着・堆積して薄
膜を形成する方法である。混合反応性ガスとしては、0
2+H20,N2tNH,、CH,、C2H2,CO,
H2S、PH,等が用いられ、金属、酸化物、窒化物、
炭化物、シリサイド、燐化物を形成する。これらのガス
が単独で用いられることはほとんどなく、Ar等のスパ
ッタリングガス中VC1〜60係程度の比率で混合され
ることが多い。この反応性スパッタ法によると、混合ガ
スの分圧を変えることによって比較的容易に薄膜の組成
を変えることが〒きるため、種々の膜質の薄膜を得るこ
とが↑きる。 しかし、反応性スパッタは、混合反応性ガスの導入と共
にターゲット材料の表面の反応も同時に進行する。この
ため、一般に、前記反応生成物のスノeツタ率は未反応
のターゲット単体のス・ξツク率より低くく、成膜速度
が減少するという明らかな問題点を生じる。 〔本発明の目的〕 本発明は上記種々の課題に鑑みてなされたものフあり、
成膜速度を下げることなく化合物薄膜を効率的に形成す
る方法を提供することを目的とするものマある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明のかかる目的は、真空槽内で基板とターゲットと
の間に電界を発生させ、かつターゲット表面に前記基板
に向けて前記ターゲットのスパッタ原子を照射させつつ
、前記基板に、基板表面に対してイオン入射角度(θ)
がθ゜≦θ≦90°の範囲に設定可能なイオン照射源に
よりイオン原子を照射し、前記基板上に前記スノツタ原
子と前記イオン原子との化合物から成る薄膜を形成する
ことを特徴とする薄膜形成方法により達成することがで
きる。 以下、本発明の一実施態様について説明する。 第1図は本発明の方法を実施した薄膜形成装置の概略図
マある。 第1図に示すように、本態様の薄膜形成装置は、薄膜を
形成する基板18に対向(正対)した位置に、ターゲッ
ト2を有するマグネトロンスパッタカソード1が設けら
れ、前記基板18の斜め下方に該基板表面にイオンを照
射するイオン照射源であるイオンガン10が設けられ
【
いる。なお、これらの各部材を収納した真空槽は便宜上
図示を省略する。 前記マグネトロンスノぞツクカソードで1は、円板状の
前記ターゲット2の裏面に、ターゲット表面にトンネル
状ともいえる磁界6を生ぜしめるための磁石組立体3】
を有している。前記磁石組立体+3+は中央部の円柱状
磁石及び外周部の円環状磁石より成り、ターゲツト面に
対し磁極が相反する形で構成されている。これ等の磁極
はターゲットと反対面がヨーク4により磁気的に結合さ
れている。 前記ターゲット2は、DCあるいはRF電電源釦接続さ
れている。前記イオンガン・1o t−xカウフマン型
イオン源1あり、マグネット111、グリッド1B。 フィラメント・“1つ、フィラメント電源啜14グリッ
ド電源115″、加速′tL源1Gを有している。 前記基板18を保持したホルダ17は必要に応じて該基
板18を複数個保持可能でかつ回転(基板面に沿った回
転)するように構成することができる。 前記イオンガン10による前記基板18に対するイオン
照射角度は、前記基板18の法線方向に対して00〜9
0°の範囲で任意に設定することがマきる。又、イオン
源となるガスは導入管12を通してイオンガン内部に導
入される。前記ス・ぐツタカン−Pl及びイオンガン1
0は真空槽内に保持され、図示しない排気装置によって
5X10 Torr以下の到達真空度まで排気された
後、ガス導入管2Dを通してArガス等のスパッタガス
を真空槽内に導入する。 真空槽内の雰囲気を1〜10?nTorr程度の圧力に
保持した後、前記ターゲット電源5をオンにしてスパッ
タリングを行ないターゲット材料を基板方向へ蒸発させ
る。一方、前記イオンガン10はターゲット材料原子と
反応化合物を作りたいガス分子を前記イオンガス導入管
42を通してイオンガン内に導入する。そしてイオンガ
ン内にて形成されたイオンは前記基板18に対し、斜め
又は垂直に照射され、基板上にてスパッタ原子とイオン
原子の化合物が薄膜として形成される。 通常の反応性スパッタでは真空槽内に反応性ガスが導入
されるために、前記ターゲット2の表面にて化学反応が
進行し、化合物が形成される。このようにターゲット表
面に化合物が形成されることにより、一般にス、eツタ
率が小さくなることから、反応ガスの導入に伴って成膜
速度が大きく減少していた。しかし、上記の如く本発明
〒は、真空槽内はスノeツタガス(不活性ガス)のみで
、反応性ガスが導入されていないのフ上記のよ5な成膜
速度の減少が生じず所望の化合物の高速成膜が可能とな
った。 前記イオンが710によるイオン照射量(イオン電流と
加速電圧による)は薄膜の形成速度、膜組成と重要な関
係がある。これは、フィラメント電源14によるところ
のイオン電流が小さいと化合物の反応が促進されず、ス
パッタ材料の成分の多い膜となる。また前記加速電源1
6による加速電圧が高いとイオンによる薄膜の再スパツ
タが生じるため、成膜速度が減少する。又、前記イオン
が710によるイオンの基板への入射角度は薄膜の結晶
構造と密接な関係があるがその効果については不明な点
が多いが、これらの条件の設定を、材料の種類によって
適切な値を設定することにより、所望の化合物薄膜を効
率よく得ることがtきる。 第1図に示した実施態様は、本発明の方法を実施した一
例にすぎず、本発明を実施可能な装置はこれに限定され
るものfはないことは勿論↑ある。 〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明の方法は、薄膜を形成する基
板の表面に対し、不活性ガス中においてターゲット材料
のスパッタ原子を照射すると共に、別途反応性ガスが導
入されたイオンガンによって作らtだイオンを、前記基
板に適宜角度をもって第オフキ照射するようにしたので
、ターゲット表面において化合物の生成反応が起きるこ
とを抑えることができ、しかも膜組成の制御もイオン照
射量などにより好適に調節でき、さらに化合物ターゲッ
ト材料を用いたスパッタリングに比べて、高純度の化合
物薄膜を得ることができる。従って、本発明の方法によ
れば、成膜速度を下げることなく高純度〒しかも所望の
化合物薄膜を安価に形成することが〒きる。 以下、本発明の効果を明確にするためにさらに実施例に
ついて説明する。 実施例−(1) 第1図に示す薄膜形成装置を用いて下記の条件下にて成
膜した。 ス/eツタ条件 0ターゲツト・・・・・・Tiを用い純度5N、厚さ3
ysx15’Qカソード・・・・・川・マグネトロンス
ノぞツタカン−rO到達真空度・・・・・・5 X 1
0−7Torr以下0スパッタガス・・・Ar (純
度5NS)0ガス圧・・・・・・・・・・・・5X10
Torr0ターゲット−基板間距離・・・・・・2
00朋oDC/ぞクー(ターゲット電源)・・・・・・
1.OKWイオン条件 0カウフマン型イオン銃・・・・・・口径 タ3′0イ
オン化ガス・・・・・・N2(N度5N5)O加速電圧
・・・・・・・・・・・・100〜700vOイオン電
流・・・・・・・・・0.05〜o、 3m1vα20
イオン源基板間距離・・・・・・300 n+成膜デー
タを第2図に示す。なお、第2図はグリッド電流1.2
人、イオン電流密度0.27A/in2における成膜速
度と加速電圧との関係を表わす。 比較例−(1) 従来のRF反反応ススぞツタによる窒化チタンの成膜デ
ータを第3図に示す。第6図はRF−eクーが800W
、Arの分圧が5rILTorrのときにおける窒素分
圧と成膜速度との関係を示す。 比較例(1)は第6図から明らかなように、窒素分圧が
増加すると、成膜速度が2Da+i/min程度まで急
激に低下してしまう。又、これに伴って窒化チタンの組
成の調節が困難になる。これに比べて、第2図に示す実
施例(1)は加速電圧(V)が200V〜40ρVの時
に高い成膜速度が得られ、高成膜速度が比較的広く、又
、他の加速電圧の時でも比較例はど成膜速度が低下しな
い。さらに窒化チタンの組成制御も、グリッド電流やイ
オン電流等の調節により成膜速度を低下させることなく
行えた。 実施例−(2) 第1図に示す薄膜形成装置を用いて下記の条件下にて成
膜を行った。 ス・ぐツタ条件 0ターゲツト・・・・・・Siを用いて純度5N、厚さ
’/:t、/65’0カンード・・・・・・・・・マグ
ネトロンスパッタカソード0到達真空度・・・・・・5
X 10−’ Torr以下O以下セスタガス・・・
・・・Ar (M度5N5)0ガス圧・・・・・・・・
・・・・I X 10−’TorrOターゲットー基板
間距離・・・・・・220 xiiORF/ぞクー(タ
ーゲット電源)・・・・・・Q、 8 KWイオン源条
件 Oカウフマン型イオン銃・・・・・・口径 タロ′0イ
オン化ガス・・・・・・0□ (純度5N5)O加速電
圧・・・・・・・・・100〜1KVOイオン電流・・
・・・・0.1〜0.3mんろ一〇イオン源−基板間距
離・・・・・・270朋成膜データを第5図に示す。第
5図はRF−#クーは0.8KW、グリッド電流1.3
A、イオン電流密度Q、 1j mA/c*2、加速電
圧400v、イオン化ガス02が10 sccmにおい
て成膜速度と真空槽内の圧力(Ar )との関係を表わ
す。 比較例−(2) 従来のS r 02焼結ターゲツトを用いてRFス・に
ツタによる成膜データを第4図に示す。なお、RF−に
クーが800Wにおける成膜速度と圧力(Ar)との関
係を表わす。 実施例(2)と比較例(2)とを比べると、第4図の比
較例(2)においては、圧力の変化に伴って成膜速度が
大きく変化するが、第5図に示す実施例(2)において
は、成膜速度は圧力変化による急激な変化は見られず、
また、比較例(2)に比べて高い状態に保たれているこ
とが判る。
いる。なお、これらの各部材を収納した真空槽は便宜上
図示を省略する。 前記マグネトロンスノぞツクカソードで1は、円板状の
前記ターゲット2の裏面に、ターゲット表面にトンネル
状ともいえる磁界6を生ぜしめるための磁石組立体3】
を有している。前記磁石組立体+3+は中央部の円柱状
磁石及び外周部の円環状磁石より成り、ターゲツト面に
対し磁極が相反する形で構成されている。これ等の磁極
はターゲットと反対面がヨーク4により磁気的に結合さ
れている。 前記ターゲット2は、DCあるいはRF電電源釦接続さ
れている。前記イオンガン・1o t−xカウフマン型
イオン源1あり、マグネット111、グリッド1B。 フィラメント・“1つ、フィラメント電源啜14グリッ
ド電源115″、加速′tL源1Gを有している。 前記基板18を保持したホルダ17は必要に応じて該基
板18を複数個保持可能でかつ回転(基板面に沿った回
転)するように構成することができる。 前記イオンガン10による前記基板18に対するイオン
照射角度は、前記基板18の法線方向に対して00〜9
0°の範囲で任意に設定することがマきる。又、イオン
源となるガスは導入管12を通してイオンガン内部に導
入される。前記ス・ぐツタカン−Pl及びイオンガン1
0は真空槽内に保持され、図示しない排気装置によって
5X10 Torr以下の到達真空度まで排気された
後、ガス導入管2Dを通してArガス等のスパッタガス
を真空槽内に導入する。 真空槽内の雰囲気を1〜10?nTorr程度の圧力に
保持した後、前記ターゲット電源5をオンにしてスパッ
タリングを行ないターゲット材料を基板方向へ蒸発させ
る。一方、前記イオンガン10はターゲット材料原子と
反応化合物を作りたいガス分子を前記イオンガス導入管
42を通してイオンガン内に導入する。そしてイオンガ
ン内にて形成されたイオンは前記基板18に対し、斜め
又は垂直に照射され、基板上にてスパッタ原子とイオン
原子の化合物が薄膜として形成される。 通常の反応性スパッタでは真空槽内に反応性ガスが導入
されるために、前記ターゲット2の表面にて化学反応が
進行し、化合物が形成される。このようにターゲット表
面に化合物が形成されることにより、一般にス、eツタ
率が小さくなることから、反応ガスの導入に伴って成膜
速度が大きく減少していた。しかし、上記の如く本発明
〒は、真空槽内はスノeツタガス(不活性ガス)のみで
、反応性ガスが導入されていないのフ上記のよ5な成膜
速度の減少が生じず所望の化合物の高速成膜が可能とな
った。 前記イオンが710によるイオン照射量(イオン電流と
加速電圧による)は薄膜の形成速度、膜組成と重要な関
係がある。これは、フィラメント電源14によるところ
のイオン電流が小さいと化合物の反応が促進されず、ス
パッタ材料の成分の多い膜となる。また前記加速電源1
6による加速電圧が高いとイオンによる薄膜の再スパツ
タが生じるため、成膜速度が減少する。又、前記イオン
が710によるイオンの基板への入射角度は薄膜の結晶
構造と密接な関係があるがその効果については不明な点
が多いが、これらの条件の設定を、材料の種類によって
適切な値を設定することにより、所望の化合物薄膜を効
率よく得ることがtきる。 第1図に示した実施態様は、本発明の方法を実施した一
例にすぎず、本発明を実施可能な装置はこれに限定され
るものfはないことは勿論↑ある。 〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明の方法は、薄膜を形成する基
板の表面に対し、不活性ガス中においてターゲット材料
のスパッタ原子を照射すると共に、別途反応性ガスが導
入されたイオンガンによって作らtだイオンを、前記基
板に適宜角度をもって第オフキ照射するようにしたので
、ターゲット表面において化合物の生成反応が起きるこ
とを抑えることができ、しかも膜組成の制御もイオン照
射量などにより好適に調節でき、さらに化合物ターゲッ
ト材料を用いたスパッタリングに比べて、高純度の化合
物薄膜を得ることができる。従って、本発明の方法によ
れば、成膜速度を下げることなく高純度〒しかも所望の
化合物薄膜を安価に形成することが〒きる。 以下、本発明の効果を明確にするためにさらに実施例に
ついて説明する。 実施例−(1) 第1図に示す薄膜形成装置を用いて下記の条件下にて成
膜した。 ス/eツタ条件 0ターゲツト・・・・・・Tiを用い純度5N、厚さ3
ysx15’Qカソード・・・・・川・マグネトロンス
ノぞツタカン−rO到達真空度・・・・・・5 X 1
0−7Torr以下0スパッタガス・・・Ar (純
度5NS)0ガス圧・・・・・・・・・・・・5X10
Torr0ターゲット−基板間距離・・・・・・2
00朋oDC/ぞクー(ターゲット電源)・・・・・・
1.OKWイオン条件 0カウフマン型イオン銃・・・・・・口径 タ3′0イ
オン化ガス・・・・・・N2(N度5N5)O加速電圧
・・・・・・・・・・・・100〜700vOイオン電
流・・・・・・・・・0.05〜o、 3m1vα20
イオン源基板間距離・・・・・・300 n+成膜デー
タを第2図に示す。なお、第2図はグリッド電流1.2
人、イオン電流密度0.27A/in2における成膜速
度と加速電圧との関係を表わす。 比較例−(1) 従来のRF反反応ススぞツタによる窒化チタンの成膜デ
ータを第3図に示す。第6図はRF−eクーが800W
、Arの分圧が5rILTorrのときにおける窒素分
圧と成膜速度との関係を示す。 比較例(1)は第6図から明らかなように、窒素分圧が
増加すると、成膜速度が2Da+i/min程度まで急
激に低下してしまう。又、これに伴って窒化チタンの組
成の調節が困難になる。これに比べて、第2図に示す実
施例(1)は加速電圧(V)が200V〜40ρVの時
に高い成膜速度が得られ、高成膜速度が比較的広く、又
、他の加速電圧の時でも比較例はど成膜速度が低下しな
い。さらに窒化チタンの組成制御も、グリッド電流やイ
オン電流等の調節により成膜速度を低下させることなく
行えた。 実施例−(2) 第1図に示す薄膜形成装置を用いて下記の条件下にて成
膜を行った。 ス・ぐツタ条件 0ターゲツト・・・・・・Siを用いて純度5N、厚さ
’/:t、/65’0カンード・・・・・・・・・マグ
ネトロンスパッタカソード0到達真空度・・・・・・5
X 10−’ Torr以下O以下セスタガス・・・
・・・Ar (M度5N5)0ガス圧・・・・・・・・
・・・・I X 10−’TorrOターゲットー基板
間距離・・・・・・220 xiiORF/ぞクー(タ
ーゲット電源)・・・・・・Q、 8 KWイオン源条
件 Oカウフマン型イオン銃・・・・・・口径 タロ′0イ
オン化ガス・・・・・・0□ (純度5N5)O加速電
圧・・・・・・・・・100〜1KVOイオン電流・・
・・・・0.1〜0.3mんろ一〇イオン源−基板間距
離・・・・・・270朋成膜データを第5図に示す。第
5図はRF−#クーは0.8KW、グリッド電流1.3
A、イオン電流密度Q、 1j mA/c*2、加速電
圧400v、イオン化ガス02が10 sccmにおい
て成膜速度と真空槽内の圧力(Ar )との関係を表わ
す。 比較例−(2) 従来のS r 02焼結ターゲツトを用いてRFス・に
ツタによる成膜データを第4図に示す。なお、RF−に
クーが800Wにおける成膜速度と圧力(Ar)との関
係を表わす。 実施例(2)と比較例(2)とを比べると、第4図の比
較例(2)においては、圧力の変化に伴って成膜速度が
大きく変化するが、第5図に示す実施例(2)において
は、成膜速度は圧力変化による急激な変化は見られず、
また、比較例(2)に比べて高い状態に保たれているこ
とが判る。
第1図は本発明の薄膜形成方法を実施可能にした薄膜形
成装置の一実施態様、第2図は本発明を適用した場合の
実施例(1)の成膜速度を表わすグラフ、第3図は比較
例(4)の成膜速度を表わすグラフ、第4図は比較例(
2)の成膜速度を表わすグラフ、第5図は実施例(2)
の成膜速度を表わすグラフである。 1・・・マグネトロンスノぞツタカンード、2・・・ク
ーグツト、 3・・・磁石組立体、4・・・ヨーク、
5・・・ターゲット電源、6・・・磁界、
10・・・イオンガン、11・・・マグネット
、 12・・・イオンブス’4人者t−13・・・
グリッド、14・・・フィラメント電源、15・・・グ
リッド電源、 16・・・加速電源、17・・・ホルダ
、 18・・・基板、19・・・フィラメント、
20・・・スノぞツタガス導入口。
成装置の一実施態様、第2図は本発明を適用した場合の
実施例(1)の成膜速度を表わすグラフ、第3図は比較
例(4)の成膜速度を表わすグラフ、第4図は比較例(
2)の成膜速度を表わすグラフ、第5図は実施例(2)
の成膜速度を表わすグラフである。 1・・・マグネトロンスノぞツタカンード、2・・・ク
ーグツト、 3・・・磁石組立体、4・・・ヨーク、
5・・・ターゲット電源、6・・・磁界、
10・・・イオンガン、11・・・マグネット
、 12・・・イオンブス’4人者t−13・・・
グリッド、14・・・フィラメント電源、15・・・グ
リッド電源、 16・・・加速電源、17・・・ホルダ
、 18・・・基板、19・・・フィラメント、
20・・・スノぞツタガス導入口。
Claims (1)
- 真空槽内で基板とターゲットとの間に電界を発生させ
、かつターゲット表面に前記電界と概ね直交する磁界を
発生せしめ、不活性ガス中において前記基板に向けて前
記ターゲットのスパッタ原子を照射させつつ、前記基板
に基板表面に対してイオン入射角度(θ)が0゜≦θ≦
90゜の範囲に設定可能なイオン照射源によりイオン原
子を照射し、前記基板上に前記スパッタ原子と前記イオ
ン原子との化合物から成る薄膜を形成することを特徴と
する薄膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13020688A JPH01301859A (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 薄膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13020688A JPH01301859A (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 薄膜形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01301859A true JPH01301859A (ja) | 1989-12-06 |
Family
ID=15028629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13020688A Pending JPH01301859A (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 薄膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01301859A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012107293A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 酸化物薄膜の製造方法 |
-
1988
- 1988-05-30 JP JP13020688A patent/JPH01301859A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012107293A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 酸化物薄膜の製造方法 |
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