JPH0130141Y2 - - Google Patents

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JPH0130141Y2
JPH0130141Y2 JP2835382U JP2835382U JPH0130141Y2 JP H0130141 Y2 JPH0130141 Y2 JP H0130141Y2 JP 2835382 U JP2835382 U JP 2835382U JP 2835382 U JP2835382 U JP 2835382U JP H0130141 Y2 JPH0130141 Y2 JP H0130141Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は簡易組立式施餓鬼壇に関する。さらに
詳しくは、いくつかのコンパクトな部分に分解す
ることができ、かつ短時間できわめて容易に組立
てることができる施餓鬼壇に関する。
従来お盆の施餓鬼供養において使用される施餓
鬼壇は、多数の位牌、塔婆、供物などを厳粛に飾
るためのものであり、約1〜1.8m立方の嵩高い
ものである。ところが年に一度しか使用しないも
のであるため、使用しないときに広い収納場所が
必要であるという欠点がある。また収納している
間、汚損しないように管理をするのがきわめて煩
雑である。
叙上の欠点を排除するためおよび搬送時にコン
パクトにするために施餓鬼壇を構成する柱や梁を
連結部から分解し、それぞれを部品としてコンパ
クトに収納し、搬送することが行なわれている。
ところが従来の施餓鬼壇はもともと分解を目的と
して製作されたものではなく、その連結部にはた
とえば第7図に示されるようなホゾ61とホゾ溝
62を嵌着せしめ、楔63などで固着する方法、
あるいは第8図に示されるように一方の部材71
にボルト72を植え込み、ナツトもしくは蝶ナツ
ト73などで他部材74を締着せしめる方法など
の通常の取りつけ方法が採用されているにすぎな
い。そのため分解するのに3〜4時間、組み立て
には5〜6時間もの時間がかかり、しかも熟練し
た専門家でなければ組み立てることができないと
いう欠点がある。また何度も分解、組み立てを繰
り返しているうちにホゾとホゾ溝の間にガタが発
生し、植え込みボルトなどが緩むため組み立てた
施餓鬼壇全体にガタがでてくるという欠点があ
る。
そこで本考案者は叙上の欠点を排除し、いくつ
かのコンパクトな部分に分解することができ、か
つ短時間できわめて容易にしつかりと組み立てる
ことができる施餓鬼壇を提供すべく鋭意検討を重
ねた結果、本考案の簡易組立式施餓鬼壇を完成す
るにいたつた。
しかして本考案は、(a)塔婆の下端を挿し込むた
めの溝が形成された右梁材と塔婆を挿し立てるた
めにたがいに平行に配置された2枚で1組の右塔
婆枠とで右前柱と右後柱の中間部同士と上部同士
が結合されてなる右側部材、(b)塔婆の下端を挿し
込むための溝が形成された左梁材と塔婆を挿し立
てるためにたがいに平行に配置された2枚で1組
の左塔婆枠とで左前柱と左後柱の中間部同士と上
部同士が結合されてなる左側部材、(c)塔婆の下端
を挿し込むための溝が形成された下部材と該下部
材の溝の両端部に下端が挿し込まれて垂直に固定
された2本の固定塔婆と該固定塔婆の上部の前後
面に塔婆を挿し立てるためにたがいに平行となる
ようにそれぞれ両端が固着される2枚で1組の後
塔婆枠から四角形状に結合されてなる枠体、(d)前
記右前柱と前記左前柱とを連結するための前梁
材、(e)前記枠体を構成する固定塔婆の少なくとも
上下2個所と右後柱ならびに左後柱のそれぞれの
上下2個所との間、および前梁材と右前柱ならび
に左前柱との間にそれぞれ配置される、先端に頭
部を有する連結棒と該連結棒を引きつける方向に
案内するためのテーパ状の段が形成された鍵穴状
の孔とからなる連結用の金具および(f)前記枠体の
下部材、前記右梁材、前記左梁材および前記前梁
材で構成される枠組に嵌着される上板とからなる
簡易組立式施餓鬼壇を要旨とするものである。
つぎに図面を用いて本考案の施餓鬼壇を説明す
る。第1図は本考案の施餓鬼壇の一実施例を示す
斜視図、第2a図は第1図の施餓鬼壇の組み立て
前の状態を示す斜視図、第2b図は第2a図に示
される実施例の右梁材近辺の要部断面図、第3〜
4図はそれぞれ本考案における着脱自在な連結部
の一例を示す斜視図およびその縦断面図、第5a
〜5b図はそれぞれ着脱自在な連結部の他の例を
示す斜視図、第6図は本考案にかかわるひな壇の
一実施例を示す斜視図、第7〜8図は従来の施餓
鬼壇における連結部のそれぞれ異なる一例を示す
概略斜視図および縦断面図である。
第1〜2a図に示されるように本考案の施餓鬼
壇はたがいに平行かつ対向して配置される右側部
材1および左側部材2と、それらを着脱自在に連
結し、枠組を構成するための前梁材3および枠体
4と、それらにより構成される床面に平行な枠組
の中に水平に配置される上板5とを主要部分とす
るものである。左右の側部材1,2はそれぞれ前
柱11,21と後柱12,22のそれぞれの高さ
方向の中間部近辺が1本の梁材13,23でたが
いに平行にしつかりと連結されている。さらに本
考案においては前柱11,21と後柱12,22
のそれぞれの上端近辺は塔婆6を挿し立てるため
の平行に配置される2枚の板の組からなる右およ
び左の塔婆枠15,25でしつかりと結合されて
おり、それぞれの側部材1,2の構成および組み
立てられた後の施餓鬼壇全体の構成をさらに堅固
にしている。さらに梁材13,23の上面には塔
婆6の下端を挿し込むための溝31が形成されて
いる。なお、第1図に示す施餓鬼壇においては前
柱11,21と後柱12,22のそれぞれの底面
が底板14,24でたがいにしつかりと結合され
ており、それによつてそれぞれの側部材1,2の
構成が一層堅固にされている。
前梁材3の両端にはそれぞれ凸状の連結棒10
1が植え込まれ、前柱11,21のほぼ中央部の
内側面に設けられる凹状の連結金具102と着脱
自在に連結されうる。枠体4は前梁材3と同様の
下部材41と、下部材41の両端上面に下端が垂
直に固着されている2本の固定塔婆42と、2本
の固定塔婆42の上部の前後にそれぞれ両端が固
着される2枚1組の後の塔婆枠43とからなる。
固定塔婆42は本来は塔婆枠43に対して1枚ず
つ並べるように挿し立てられ、塔婆枠43によつ
て支持されるべき塔婆6のうち両端の2枚を構造
部材として用いたものである。前記下部材41の
上面にも塔婆6の下端を挿し込むための溝31が
形成されている。固定塔婆42の側面には凸状の
連結棒103が植え込まれ、後柱12,22のそ
れぞれ内側面には連結棒103と着脱自在に連結
されうる凹状の連結金具104が設けられてい
る。前記上板5は左右の梁材13,23、前梁材
3および下部材41から構成される四角形の枠組
内に嵌着される。その際、上板5を角材51など
を結合してなる四角形の枠の一面に薄い平板52
を固着せしめることにより構成し、梁材13,2
3、前梁材3および下部材41の上面にはそれぞ
れ平板52の厚さに相当する段部16を形成して
おくことが好ましく、それにより平板52と、梁
材13,23、前梁材3および下部材41のそれ
ぞれの上面を滑らかに連続させることができる
(第2b図)。
本実施例においては、前梁材3の下方に前梁材
3と平行な引き出し受け材8が設けられており、
左右の梁材13,23の内側に設けられる引き出
し溝36とともに引き出し7を案内する。引き出
し受け材8の両端には凹状の連結金具105が設
けられ、左右の前柱11,21の内側面には凹状
の連結金具105と着脱自在に連結される連結棒
106がそれぞれ植え込まれている。
前記連結棒101,103,106および連結
金具102,104,105としては組み立て式
の家具などに使用されている通常の連結用の金具
が適宜採用しうるが、本考案においては第3〜4
図に示されるものが使用されている。第3〜4図
に示される連結棒107は一端107aが連結し
ようとする一方の部材120にしつかりと植え込
まれ、他端107bには裏面に係合面108を有
する頭部109が設けられている。連結金具11
0は連結されるべき他方の部材121に設けられ
る凹溝111を覆うようにしつかりと固着されて
おり、鍵穴状の孔112が形成されている。孔1
12の丸孔部113は前記連結棒107の頭部1
09を挿入しうる大きさであり、平行部114の
幅は頭部109の外径より小さく、かつ平行部1
14の両側面にはテーパ状の段115が形成され
ている。頭部109が丸孔部に挿入され平行部1
14方向Aに移動せられると、係合面108が段
115の裏面に案内される。それにより前記一方
の部材120および他方の部材121はたがいに
引張られ、それぞれの当り面120a,121a
がしつかりと連結されることになる。はずすばあ
いは前記方向Aと逆方向に移動すればよい。この
ような連結棒107および連結金具110はいず
れも組み立てられた後には外部からまつたく見え
ず、しかも工具類を一切使用することなくきわめ
て容易に着脱することができる。第3〜4図に示
される連結用の金具以外には、たとえば第5a〜
5b図に示される連結用の金具などがある。いず
れも連結しようとしている部材122,123に
それぞれ固着される1組の金具124,125か
らなるものであり、工具類を使用せず(第5a
図)、あるいは多少の工具を使用して(第5b
図)、部材122,123を着脱容易に連結しう
る。しかしこれらのものは外部から見えるもので
あるから、第3〜4図に示されるものに比して好
ましいものではない。
前記実施例(第1〜2a図)において、前梁材
3は内側(矢印P方向)に押されることにより、
また引き出し受け材8は上方(矢印Q方向)に引
き上げられることによりそれぞれはずされるよう
な方向に連結金具102,105を設けておくこ
とが好ましく、それらにより前梁材3は上板5
が、引き出し受け材8は引き出し7が、それぞれ
取りはずされた後でなければ取りはずし方向に移
動させることができない。そのため一旦組み立て
が完了すれば不測の外力が加わつても容易にはず
れることがない。
つぎに叙上のごとく構成される本考案の施餓鬼
壇の組み立て手順を説明する。はじめに右側部材
1と左側部材2とをそれぞれ床面に直立させ、か
つそれぞれを平行に配置する。つぎに後柱12,
22の内側面にそれぞれ枠体4の両側端を連結す
る。つぎに引き出し受け材8を下向きに押しつけ
るようにして前柱11,21に連結し、さらに前
梁材3を後方から前方へ押しつけるようにして前
柱11,21に連結し、各部材の連結作業を完了
する。このものに対し、上板5を嵌着し、上板上
にひな壇9を配置し、さらに塔婆枠15,25,
43に塔婆6を挿入して配列し、引き出し7を挿
入することにより第1図に示されるような施餓鬼
壇が完成する。分解するばあいは叙上の手順を逆
に行なえばよい。
叙上のごとく本考案の施餓鬼壇は各構成部材が
コンパクトであるから収納時や運搬時に必要とさ
れるスペースがきわめて小さい(側部材の大きさ
で厚さ30cm程度)。また組み立て作業がきわめて
容易であるから未熟練のものでも短時間(約10分
以内)に組み立てることができ、短時間(約5分
以内)に分解することができる。さらに一旦組み
立てられた施餓鬼壇は、一定の手順にしたがつて
分解するばあい以外は、きわめて堅固でゆるむこ
とがない。とくに上板5が嵌着されたのちは、左
右の側部材1,2、下部材41および前梁材3で
構成される枠組の各コーナの角度が90゜に固定さ
れるため、外力に対する剛性が高く、ゆがみが生
ずることがない。
なおひな壇9は第6図に示されるように分割し
うるものが好ましく、それによりさらにコンパク
トに梱包することができる。さらに梱包の際、す
べての塔婆6を収納しうるように底部9aを開口
させておくのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の施餓鬼壇の一実施例を示す斜
視図、第2a図は第1図に示される施餓鬼壇の組
み立て前の状態を示す斜視図、第2b図は第2a
図に示される実施例の右梁材近辺の要部断面図、
第3〜4図はそれぞれ本考案における着脱自在連
結部の一例を示す斜視図およびその縦断面図、第
5a〜5b図はそれぞれ着脱自在な連結部の他の
例を示す斜視図、第6図は本考案にかかわるひな
壇の一実施例を示す斜視図、第7〜8図はそれぞ
れ従来の施餓鬼壇における連結部を示す概略斜視
図である。 図面の主要符号、1:右側部材、2:左側部
材、3:前梁材、4:枠体、5:上板、11:右
前柱、12:右後柱、13:右梁材、21:左前
柱、22:左後柱、23:左梁材、41:下部
材、42:固定塔婆、43:後塔婆枠、15:右
塔婆枠、25:左塔婆枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 塔婆の下端を挿し込むための溝が形成された
    右梁材と塔婆を挿し立てるためにたがいに平行
    に配置された2枚で1組の右塔婆枠とで右前柱
    と右後柱の中間部同士と上部同士が結合されて
    なる右側部材、 (b) 塔婆の下端を挿し込むための溝が形成された
    左梁材と塔婆を挿し立てるためにたがいに平行
    に配置された2枚で1組の左塔婆枠とで左前柱
    と左後柱の中間部同士と上部同士が結合されて
    なる左側部材、 (c) 塔婆の下端を挿し込むための溝が形成された
    下部材と該下部材の溝の両端部に下端が挿し込
    まれて垂直に固定された2本の固定塔婆と該固
    定塔婆の上部の前後面に塔婆を挿し立てるため
    にたがいに平行となるようにそれぞれ両端が固
    着される2枚で1組の後塔婆枠から四角形状に
    結合されてなる枠体、 (d) 前記右前柱と前記左前柱とを連結するための
    前梁材、 (e) 前記枠体を構成する固定塔婆の少なくとも上
    下2個所と右後柱ならびに左後柱のそれぞれの
    上下2個所との間、および前梁材と右前柱なら
    びに左前柱との間にそれぞれ配置される、先端
    に頭部を有する連結棒と該連結棒を引きつける
    方向に案内するためのテーパ状の段が形成され
    た鍵穴状の孔とからなる連結用の金具および (f) 前記枠体の下部材、前記右梁材、前記左梁材
    および前記前梁材で構成される枠組に嵌着され
    る上板とからなる簡易組立式施餓鬼壇。
JP2835382U 1982-02-26 1982-02-26 簡易組立式施餓鬼壇 Granted JPS58129884U (ja)

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JPS58129884U JPS58129884U (ja) 1983-09-02
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JPH0665783B2 (ja) * 1987-12-16 1994-08-24 富山県 ヘチマ繊維を用いた寝具類の芯材とその製造方法

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JPS58129884U (ja) 1983-09-02

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