JPH01301289A - 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 - Google Patents

印刷版用アルミニウム支持体の製造方法

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JPH01301289A
JPH01301289A JP13021188A JP13021188A JPH01301289A JP H01301289 A JPH01301289 A JP H01301289A JP 13021188 A JP13021188 A JP 13021188A JP 13021188 A JP13021188 A JP 13021188A JP H01301289 A JPH01301289 A JP H01301289A
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Japan
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aluminum
plate
electron beam
treatment
acid
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JP13021188A
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Haruo Nakanishi
治雄 中西
Masaharu Ogawa
小川 正春
Tsutomu Kakei
掛井 勤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、平版印刷版用アルミニウム支持体の電解粗面
化処理方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、平版印刷版支持体としてアルミニウム板が広く使
用されているが、支持体と感光層の密着性を良好にし、
かつ非画像部に保水性を与えるため、支持体の表面を粗
面化する、いわゆる、砂目立て処理がなされている。
この砂目立ての具体的手段としては、サンドブラスト、
ボールダレイン、ワイヤーダレイン、ナイロンブラシと
研摩材/水スラリーによるブランダレイン、研摩材/水
スラリーを表面に高圧で吹き付ける方法などによる機械
的砂目立て方法があり、またアルカリまたは酸あるいは
それらの混合物からなるエツチング剤で表面を粗面化処
理する化学的砂目立て方法がある。また特開昭54−1
46234号公報及び特開昭48−28123号公報に
記載されている電気化学的砂目立て方法、例えば特開昭
53−123204号公報に記載されている機械的砂目
立て方法と電気化学的砂目立て方法とを組み合わせた方
法、特開昭56−55261号公報に記載されている機
械的砂目立て方法と鉱酸のアルミニウム塩の飽和水?f
j ?lによる化学的砂目立て方法とを組み合わせた方
法も知られている。
以上のような種々の粗面化処理方法のうち、粗面形状の
制御が容易であり、しかも、微細な粗面が得られる方法
としては、電解粗面化処理があげられる。
印刷版用支持体の電解粗面化処理では、その表面形状を
均一ビット形状にして非画像部の汚れにくさや、耐剛力
を向上させるために、機械的、化学的な前処理の技術や
、電解粗面化処理の電解液への添加剤技術など数多くの
先行技術が文献、特許その他で公開されている。
C発明が解決しよう出する課題〕 しかしながら、アルミニウムそのものの加工処理におい
て、熱処理条件や圧延条件などの諸条件や、あるいは、
不純物合金成分などがさまざまに異なるアルミニウム板
を用いて電解粗面化処理を行った場合、いずれのアルミ
ニウム板でも同様に均一な微細ビット形状を得ることは
、従来技術では、きわめて困難な口上であった。
従って、本発明の目的は、従来の問題点を解消し、さま
ざまな加工処理工程や、種々の合金成分を含んだアルミ
ニウム板表面に優れた耐剛力と比画像部の汚れにくい性
質をあわせもった性質を有する、均一な微細ピント形状
を形成することを目的とし、このために容易に、電解t
H面化処理するための印刷版用アルミニウム支持体の製
造方法(前処理方法)を提供することにある。
(課題を解決するための手段及び作用]本発明の上記目
的はアルミニウムまたはアルミニウム合金板の、少なく
とも片面を、脱脂または、工、チング処理したのち、乾
燥、あるいは、乾燥しないで該表面に放射線を照射して
、その後、電解粗面化処理を行うことを特徴とする印刷
版用アルミニウム支持体の製造方法によって達成される
以下本発明に関し詳細に説明する。
本発明において使用されるアルミニウム板には、純アル
ミニウム、及び、アルミニウム合金が含まれる。アルミ
ニウム合金としては、種々のものが使用でき、例えば、
鉄、珪素、銅、マンガン、マグネシウム、亜鉛、クロム
、鉛、ニッケル、ジルコニウム、ビスマスなどの金属と
アルミニウムの合金が用いられ、一部の市販のアルミニ
ウムの例としては、1050材、1100材、3003
材、などがあげられる。特に、本発明の効果が著しいも
のは、3003材、1100材、のような低純度アルミ
ニウム及びアルミニウム合金である。
本発明の実施にあたっては、まず必要に応じてアルミニ
ウム板の表面に付着している油脂、錆、ごみなどを除去
することを目的として清浄化処理をおこなう。この清浄
化処理を行わない場合、本発明の重要な処理である放射
線照射の効果は、僅かなものとなってしまう。清浄化処
理の方法としては、例えば、トリクレンなどによる溶剤
脱脂、あるいは、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、硫酸、燐酸
、などのようなアルカリ性、酸性、あるいは、中性の、
全ての、アルミニウム腐食性化合物の溶液を用いること
ができる。なお、アルカリエンチング処理を行った場合
には、反応残留物(スマノ日を生じるため、これを除去
するデスマット処理(例えば、硝酸または硫酸などの酸
性溶液に浸漬する処理)が更に施されるのが通例である
。以上の処理の後、水洗を行うが、その後、特に乾燥を
しても、また、乾燥を施さなくともよい。
本発明において放射線とは電子線、レーザ光線等をいう
。電子線の場合電子線を照射する電子線照射器としては
カーテンビーム方式、ブロードビーム方式等が採用でき
るが、好ましいのは比較的安価で大出力が得られるカー
テンビーム方式、ブロードビームカーテン方式である。
本発明において電子線特性としては照射する電子線の加
速電圧、照射線量は、アルミニウム表面の形状等の状態
の違いによって適宜選択される。
加速電圧としては、150 KV−300KV、吸収線
量としては、0.5Mrad−10Mradが好ましい
。加速電圧が150KV以下の場合はエネルギーの照射
量が不足し、300に■を越えると微細ビットの均一化
に使われるエネルギー効率が低下し、経済的でない。吸
収線量として0゜5Mrad以下では均一化効率が不十
分で、lOMrad以上になるとエネルギー効率が低下
し、好ましくない。
以上のような電子線照射処理は、空気、窒素、あるいは
、ヘリウム、ネオンなどのようないわゆる不活性ガスな
どといった雰囲気中で処理を行う。
また、電子線照射処理によるアルミニーツム仮の発熱は
、アルミニウム板が、“なまり°°を生しない程度(時
間にも影響されるが、はぼ270°C以下)であること
が、必要である。
以上のように、電子線照射処理されたアルミニウム板は
、次に、電解粗面化処理が施される。
本発明においては、電解粗面化処理は、交互に極性の変
化する、商用交流や交番電流を用いて行われるが、その
交番電流は正弦波、矩形波、台形波等いかなる波形の電
流でもよい。電解ネ■面化処理に用いる交流の電流密度
は、1.0−200A/dn(が好ましくIOA/dr
rf未満では、微細ビット生成が起こりにくくなり、ま
た、2.00A/dn(より大では、均一なビット生成
の制御が困難になり、直径10μm以上の粗大ビットを
生じ易くなる。また、電解粗面化処理の電気量は、陽極
時の電気量で、100−3000クー07/drrrが
好ましく、100クーロン/dr+Tより少ない場合、
ビットの生じない平滑な部分が大きくなりすぎ、このよ
うな形状の表面は感光層に対するアンカーが低下し、耐
剛力が、低下する。また、3000クーロン/drrr
より大きい場合、非常に複雑で入り組んだ表面構造とな
り、非画像部の汚れが生じ易くなるため好ましくない。
電解粗面化処理に用いられる電解液としては、通常の交
流電解エツチングに用いられるものがいずれも使用でき
るが、特に好ましいものは、硝酸を2−40g/l含有
する水溶液、あるいは、両者を、合わせて2−40g/
/!含有する水溶液である。温度は、常温〜90°Cの
範囲であり、好ましくは常温〜50°Cの範囲で実施さ
れる。また、カルボン酸、アミン、アルデヒド、ケトン
などの腐食抑制剤を添加してもよい。
以上のように電解粗面化処理されたアルミニウム板は、
次いで化学的に清浄化処理しておくことが好ましい。こ
れは、表面残存物である、いわゆるスマットを表面から
除去する作用を有するものである。かかる化学的処理の
詳細は、米国特許第3.834.998号明細書に記載
されている。
以上のように処理されたアルミニウム板は、平版印刷版
とするに当たり、保水性、感光層との密着性1非画像部
表面の機械的強度を向上させるために、陽極酸化処理し
て、アルミニウム板の表面に酸化皮膜を形成させてもよ
い。陽極酸化処理は、従来より周知の方法にしたがって
行うことができる。例えば、硫酸、燐酸、しゆう酸、ア
ミドスルホン酸またはこれらの混合物、あるいはこれら
にAI”イオンを含有する水溶液などを電解液とし、直
流が主に使用され陽極酸化処理されるが、交流またはこ
れらの電流の組合せを使用することもできる。電解質濃
度は1−80%で温度は5−70°Cの範囲で、電流密
度0. 5−60A/ dnrの範囲で酸化皮膜重量は
0.3−5g、/nこの範囲が好ましい。
以上のように陽極酸化されたアルミニウム板は、更に米
国特許第2,714,066号及び米国特許第3,18
1.461号の各明細書に記されているようにアルカリ
金属シリケート、例えば珪酸ナトリウムの水溶液に浸漬
するなどの方法により処理したり、米国特許第3.86
0,426号明細書に記載されているように、水溶性金
属塩(例えば酢酸亜鉛など)を含む親水性セルロース(
例えばカルボキシメチルセルロースなど)の下塗り層を
設けたり、米国特許第4,135,461号明細書に記
載されているようにポリビニルホスホン酸で処理したり
することもできる。
このようにして得られた平版印刷版用支持体の上には、
PS版(Pre−Sensitized Plateの
略称)の感光層として、従来より知られている感光層を
設けて、感光性平版印刷版を得ることができ、これを製
版処理して得た平版印刷版は、優れた性能を有している
上記の感光層の組成物としては次のようなものが含まれ
る。
■ ジアゾ樹脂とバインダーとからなる感光層:ネガ作
用型感光性ジアゾ化合物としては米国特許第2,063
,631号及び同第2,667.415号の各明細書に
開示されているジアゾニウム塩とアルドールやアセクー
ルのような反応性カルボニル基を含有する有機縮合剤と
の反応生成物であるジフェニルアミン−ρ−ジアヅニウ
ム塩とフォルムアルデヒドとの縮合生成物(所謂感光性
ジアゾ樹脂)が好適に用いられる。この他の有用な縮合
ジアゾ化合物は特公昭49−48001号、同4−9−
45322号、同49−45323号の各公報等に開示
されている。これらの型の感光性ジアゾ化合物は通常水
溶性無機塩の形で得られ、従って水溶液から塗布するこ
とができる。又、これらの水溶性ジアゾ化合物を特公昭
47−1167号公報に開示された方法により1個又は
それ以上のフェノール性水酸基、スルホン酸基又はその
両者を有する芳香族又は脂肪族化合物と反応させ、その
反応生成物である実質的に水不溶性の感光性ジアゾ樹脂
を使用することもできる。
また、特開昭56−121031号公報に記載されてい
るようにヘキサフルオロ燐酸塩または、テトラフルオロ
硼酸塩との反応生成物として使用することもできる。
フェノール性水酸基を有する反応物の例としては、ヒド
ロキシヘンシフエノン、4.4−ビス(4′  −ヒド
ロキシフェニル)ペンタン酸、レゾルシノール、又はジ
レゾルシノールのようなジフェノール酸であって、これ
らは更に置換基を存していてもよい。ヒドロキシヘンシ
フエノンには2゜4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−11−メトキシベンゾフェノン、2,2
′  −ジヒドロキシ−4,47−ジメトキシベンゾフ
ェノン又は2.2’ 、  4. 4’  −テトラヒ
ドロキシ−・ンゾフエノンが含まれる。好ましいスルホ
ン酸としては、例えばヘンゼン、トルエン、キシレン、
ナフタリン、フェノール、ナフトールおよびベンゾフェ
ノン等のスルホン酸のような芳香族スルホン酸、又はそ
れ等の可溶性塩類、例えば、アンモニウム及びアルカリ
金属塩が例示できる。スルホン酸基含有化合物は、一般
に低級アルギル、二1・o4、ハ0基、及び/又はもう
−っのスルホン酸基で置換されていてもよい。このよう
な化合物の好ましいものとしては、ベンゼンスルホン酸
、トルエンスルホン酸、ナフタリンスルホン酸、2゜5
−ジメチルベンゼンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ナフタリン−2−スルホン酸、l−ナフトー
ル−2(又は4)−スルホン酸、2゜4−ジニトロ−1
−ナフトール−7−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−
メトキシヘンシフエノン−5−スルホン酸、m−(p′
  −アニリノフェニルアゾ)・ベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、アルザリンスルホン酸、o−1ルイジン−m
−スルホン酸及びエタンスルホン酸等があげられる。ア
ルコールのスルホン酸エステルとその塩類も又有用であ
る。このような化合物は通常アニオン性界面活性剤とし
て容易に入手できる。その例としてはラウリルサルフェ
ート、アルキルアリールサルフェート、p−ノニルフェ
ニルサルフェート、2−フェニルエチルサルフェート、
イソオクチルフエノキシジエトキシエチルサルフエ−1
・等のアンモニウム又はアルカリ金属塩があげられる。
これ等の実質的に水不溶性の感光性ジアゾ樹脂は水溶性
の感光性ジアゾ樹脂と前記の芳香族又は脂肪族化合物の
水溶液を好ましくはほぼ等量となる計で混合することに
よって沈澱として分離されまた、英国特許第1,312
,925号明細書に記載されているジアゾ樹脂も好まし
い。
もっとも好適なるジアゾ樹脂はp−ジアヅジフヱニルア
ミンとホルムアルデヒドとの縮合物の2メトキシ−4−
ヒドロオキシ−5−ベンゾイルへメンゼンスルホン酸塩
である。
ジアゾ樹脂の含を世は、感光層中に5〜50重景%重量
れているのが適当である。ジアゾ樹脂の星が少なくなれ
ば感光性は当然大になるが、経時安定性が低下する。最
適のりアゾ樹脂の量は約8〜20重吋%である。
一方、バインダーとしては、種々の高分子化合物が使用
され得るが、本発明においては、ヒドロキシ、アミノ、
カルボン酸、アミド、スルボンアミド、活性メチレン、
チオアルコール、エポキシ等の基を含むものが望ましい
。このような好ましいバインダーには、英国特許第1,
350,521号明細書に記されているシェラツク、英
国特許第1.460,978号および米国特許第4. 
123.276号の各明細書に記されているよっなヒド
ロキシエチルアクリレート単位またはヒドロキシエチル
メタクリレート単位を主なる繰り返し単位として含むポ
リマー、米国特許節3.751゜257号明細書に記さ
れているポリアミド樹脂、英国特許筒1,074,39
2号明細書に記されているフェノール樹脂および例えば
ポリビニルフォルマール樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂のようなポリビニルアセクール樹脂、米国特許節3゜
660.097号明細書に記されている線状ポリウレタ
ン樹脂、ポリビニルアルコールのフタレート化樹脂、ビ
スフェノールAとエピクロルヒドリンから縮合されたエ
ポキシ樹脂、ポリアミノスチレンやポリアルミルアミノ
(メタ)アクリレートのようなアミノ基を含むポリマー
、酢酸セルロース、セルロースアルキルエーテル、セル
ロースアセテートフタレート等のセルロース誘導体等が
包含される。
ジアゾ樹脂とバインダーからなる組成物には、更に、英
国特許筒1.041,463号明細書に記されているよ
うなp I+指示薬、米国特許節3゜236.646号
明細書に記載されている燐酸、染f4などの添加剤を加
えることができる。
■ 0−キノンジアジド化合物からなる感光層;特に好
ましい0−キノンジアジド化合物はo −ナフトキノン
ジアジド化合物であり、例えば米国特許節2,766.
118号、同第2,767゜092号、同第2,772
.972号、同第2゜859.112号、同第2.90
7,665号、同第3,046,110号、同第3.0
46,111号、同第3,046,115月、同第3,
046.118号、同第3.046,119号、同第3
,046,120号、同第3.046,121号、同第
3.046.122号、同第3,04G、123号、同
第3.061.430号、同第3.102,809号、
同第3,106.4645号、同第3.635,709
号、同第3.647.443号の各明細書をはしめ、多
数の刊行物に記されており、これらは好適に使用するこ
とができる。これらの内でも、特に芳香族ヒドロキシ化
合物の0−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル、
および芳香族アミノ化合物の0−ナフトキノンジアジ)
・′カルボン酸アミドが好ましく、特に米国特許節3.
635,709号明8JlI書乙こ記されているピロガ
ロールとアセトンとの縮合物に〇−ナフ1−キノンジア
ジドスルホン酸をエステル反応させたもの、米国特許節
4,028,111号明細書に記されている末端にヒド
ロキシ基を有するポリエステルに0−ナフトキノンジア
ジドスルホン酸、または0−ナフトキノンジアジドカル
ボン酸をエステル反応させたもの、英国特許筒1゜49
4.043号明細書に記されているようなp−ヒドロキ
シスチレンのポモポリマーまたはこれと他の共重合し得
るモノマーとの共重合体に0−ナフトキノンジアジドス
ルホン酸または0−ナフトキノンジアジドカルボン酸を
エステル反応させたもの、米国特許節3.759,71
1号明細書に記されているようなρ−アミノスヂレンと
他の共重合しうるモノマーとの共重合体に0−ナフトキ
ノンジアジドスルホン酸または0−ナフトキノンジアン
ドカルボン酸をアミド反応させたものは非常にすぐれて
いる。
これらの0−キノンジアジド化合物は、単独で使用する
ことができるが、アルカリ可溶性樹脂と混合して用いた
方が好ましい。好適なアルカリ可溶性樹脂には、ノボラ
ック型フェノール樹脂が含まれ、具体的には、フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂、0−クレゾールホルムアルデ
ヒド樹脂、m−クレゾールホルムアルデヒド樹脂などが
含まれる。更に米国特許節4,123,279号明細書
に記されている様に上記のようなフェノール樹脂と共に
、L−ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂のような
炭素数3〜8のアルキル基で置換されたフェノールまた
はクレゾールとホルムアルデヒドとの縮合物とを併用す
ると、より一層好ましい。アルカリ可溶性樹脂は、感光
層を構成する組成物の全重量を基準として中に約50〜
85重量、より好ましくは60〜80重景%、重量させ
られる。
0−キノンジアジド化合物からなる感光性組成物には、
必要に応じて更に染料、可塑剤、例えば英国特許筒1.
041.463号、同第1,039.475号、米国特
許筒3.969.118号の各明細書に記されているよ
うなプリントアウト性能を与える成分などの添加剤を加
えることができる。
■ アンド化合物とバインダー(高分子化合物からなる
感光層 例えば英国特許筒1.235,281号、同第1.49
5.861号の各明細書および特開昭51−32331
号、同51−36128号公報などに記されているアジ
ド化合物と水溶性またはアルカリ可溶性高分子化合物か
らなる組成物の他、特開昭50−5102号、同50−
84302号、同50−84303号、同53−129
84号の各公報などに記されているアジド基を含むポリ
マーとバインダーとしての高分子化合物からなる組成物
が含まれる。
■ その他の感光性樹脂層 例えば、特開昭52−96696号公報に開示されてい
るポリエステル化合物、英国特許筒1゜112.277
号、同第1.212.290号、同第1,241.00
4号、同第1,277.747号等の各明細書に記載の
ポリビニルシンナメート系樹脂、米国特許筒4,072
,527号の各明細書などに記されている光重合型フォ
トポリマー組成物が含まれる。
■ 電子写真用感光層 例えば、米国特許3,001,872号明細書に開示さ
れているZnO感光層を用いることもできる。
また、特開昭61−238063号、特開昭60−18
6847号、特開昭56−161550号各公報に記載
されている電子写真感光体を用いた感光層を、用いるこ
ともできる。
支持体」二に設けられる感光層の壁は、約0. 1〜約
7g/rrf、好ましくは0.5〜4g/rrrの範囲
である。
PS版は、画像露光されたのち、常法により現像を含む
処理によって樹脂画像が形成される。例えばジアゾ樹脂
とバインダーとからなる前記感光層■を有するPS版の
場合には、画像露光後、例えば米国特許筒4,186,
006号明細書に記載されているような現像液で未露光
部分の感光層が2現像により除去されて平版印刷版が得
られる。
また感光層■を有するPS版の場合には、画像露光後、
米国特許筒1I、259,434号明細書に記載されて
いるようなアルカリ水溶液で現像することにより露光部
分が除去されて、平版印刷版が得られる。
〔実 施 例] 以下、本発明の実施例によりさらに詳細に説明する。な
お「%ゴは、特に指定しない限り「重量%」を示す。
実施例−1 厚さ0.24annのアルミニウム板(JrS3003
材)を10%水酸化ナトリウム水溶液中に、50゛Cで
20秒間浸漬して、脱脂、クリーニング処理を行ったの
ち、水洗し、次いで10%硝酸水溶液で中和洗浄した。
次いで、そのアルミニウム板に加速電圧200KV、吸
収線量が5 M r a dになるように電子線を照射
した。
その後、濃度9g/!の硝酸水溶液を電解液として、矩
形波交流を用いて、周波数60Hz電流密度30A/d
ボで陽極電気量が300クーロン/d+[となるように
電解粗面化処理をした。
次いで、電解粗面化処理で生成したスマットを60゛C
130%硫酸水溶液に1分間浸漬して溶解除去した。
この電解粗面化処理した表面の形状を電子顕微鏡を用い
1500倍の写真で観察したところ直径5μm以下の微
細な均一ピットが全面に生じていた。
このアルミニウム板を、15%硫酸水溶液中で、直流を
用い3A/drrlで陽極酸化皮WX重量が2g/ n
rとなるように陽極酸化処理したのち、水洗後、3%珪
酸ナトリウム水溶液に浸漬処理して、水洗、乾燥した。
このように得られた支持体に下記組成の感光液を塗布し
乾燥U7”で7?ヱ光層を設けた。I3光層の乾燥m−
fA ハ2 、  OEX/ nf 7:1 つな。
感光液・ イアミド/2−ヒ(ロキシルメククリレ−1・/l タ
フ’)ルm(=15:10:30:38:1モ比)ノ(
重合体(平均分子計60000>1       .1
.、.5.。。
・1−ジアヅジフェニルアミンとホル1、アルダ1トの
縮僑物の六弗化燐酸塩・・・0.5g亜燐酸     
   ・・・0.05gjビクトリアピュアブルーBO
H(採土ケ谷化■社製)        ・・・・0.
1gL2−メトキンエタノール・ −・−LOOgこう
して作成した感光性平版印刷版を、メタルハライド′ラ
ンプを光源として、7ガ画像フィルムを通して露光後、
富士写真フィルム社製ネガ型23版現像液1) N−3
Cの標小液にて現像処理して、さらにガム引きして平版
印刷版とした。常法により印刷し、]00.000枚の
、非画像部の汚れも良好な印刷物が得られた。
比較例−】 実施例−1において、電子線照射処理のみを行わないで
、ほかの処理をすべて実施例−1と同様に表面処理から
感光層塗布および印刷までもおこなった。
このときの表面形状は10IJm以上の大きさのピント
が存在する不均一なものであった。
印刷において、わずかな湿し水量の変動で、非画像部に
汚れを生じ易く、また、耐刷枚数も、60.000枚で
あった。
比較例−2 比較例−1において、水酸化すトリウム水溶液中での脱
脂、クリーニング処理および硝酸水溶液での中和処理の
め行わないで、ほかの処理をすべて電子線照射を含めて
実施例−1と同様に表面処理から感光層塗布および印刷
までもおこなった。
このときの表面形状は、ビットのない部分が存在する不
均一なものであった。
印刷において、わずかな湿し水量の変動では、ノ1画像
部の汚れは生し難かったが、耐刷枚数は、7゛0,00
0枚であった。
実施例−2 実施例−1において、アルミニウム板としてrJIsl
loO材」を用いたほかは、すべて実施例−1と同様に
表面処理から感光層塗布および印判までもおこなった。
この電解粗面化処理した表面の形状をi察したところ直
径5μm以下の微細な均一ピントが全面に生じていた。
印刷の結果、too、ooo枚の、非画像部の汚れも良
好な印刷物が得られた。
実施例−3 実施例−1において、アルミニウム板としてrJIs1
050材」を用いたほかは、すべて実施例−1と同様に
表面処理から感光層塗布および印刷までもおこなった。
この電解粗面化処理した表面の形状を!61察したとこ
ろ直径3μm以下の微細な均一ビットが全面に生してい
た。
印刷の結果、100.000枚の、非画像部の汚れも良
好な印刷物が得られた。
比較例−3 比較例−2において、電子線照射処理のみを行わないで
、ほかの処理をすべて実施例−1と同様に表面処理から
感光層塗布および印刷までもおこなった。
このときの表面形状は、10μm以上の大きさのビット
が存在する不均一なものであった。
印刷において、わずかな湿し水量の変動で、非画像部に
汚れを生し易く、また、耐刷枚数も、60.000枚で
あった。
なお、上記実施例では、ネガ型感光層と、本発明法によ
る粗面化処理を行った支持体の組合せの場合について示
したが、ポジ型感光層との組合せについても、本発明法
による支持体の優れた印刷性能を確認した。
〔発明の効果〕
上記のクロく本発明の印刷版用アルミニウム支持体の製
造方法による表面処理を施したアルミニウム板を支持体
として用いた平版印刷版は、さまざまな・加工処理工程
や、種々の合金成分を含んだアルミニウムであっても、
アルミニウム表面に均一な微細ビット形状を有するため
、優れたlηれにくさと耐刷力を有するという効果が得
られる。
(ほか 3名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウムまたはアルミニウム合金板の、少なくとも
    片面を、脱脂または、エッチング処理したのち、乾燥、
    あるいは、乾燥しないで該表面に放射線を照射して、そ
    の後、電解粗面化処理を行うことを特徴とする印刷版用
    アルミニウム支持体の製造方法。
JP13021188A 1988-05-30 1988-05-30 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 Pending JPH01301289A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995009086A1 (en) * 1993-09-29 1995-04-06 Hoechst Celanese Corporation Process for preparing improved lithographic printing plates

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WO1995009086A1 (en) * 1993-09-29 1995-04-06 Hoechst Celanese Corporation Process for preparing improved lithographic printing plates

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