JPH01299612A - 溶存酸素減少方法 - Google Patents

溶存酸素減少方法

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JPH01299612A
JPH01299612A JP13008088A JP13008088A JPH01299612A JP H01299612 A JPH01299612 A JP H01299612A JP 13008088 A JP13008088 A JP 13008088A JP 13008088 A JP13008088 A JP 13008088A JP H01299612 A JPH01299612 A JP H01299612A
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JP
Japan
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liquid
dissolved oxygen
treated
reducing
dissolved
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Pending
Application number
JP13008088A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Ikeuchi
池内 正光
Kunio Agata
邦雄 縣
Tomoo Ishima
智生 石間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AKUASU KK
Original Assignee
AKUASU KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、酸化され易い材料や製品等を取扱うに当って
使用される水等を処理して溶存酸素の少ない水等を得る
方法に関する。
〔従来の技(ネi〕
大気と接触している液中には酸素が溶解しており、溶存
酸素と呼ばれている。例えば、自然水中には大気圧下室
温で8〜10■/l程度の酸素が溶解している。
従って、酸化を受は易い材料や製品の洗浄その他の処理
を行なうに当ってこれ等溶存酸素を含む液をそのま一利
用すれば、酸化劣化等の種々の障害を与える。また、溶
存酸素を含む水をボイラ給水として用いると、ボイラお
よび付属機器に腐食を起し機能を低下させる。そのため
、溶存酸素を含む液を用いると障害が起きるような場合
には、予め溶存酸素を低減させる手段が採られている。
溶存酸素を低減させる方法は物理的方法と化学的方法に
大別することができるが、物理的方法としては、被処理
液を減圧下におく方法、被処理液をその沸点以上に加熱
する方法、および両方を組み合わせる方法があるが、い
ずれにしても被処理液中の溶存酸素を気相中に移行させ
、酸素を含んだ気相を除去することによって溶存酸素を
減少させるものである。しかし、これ等の方法は、処理
容器として充分な耐圧性を具えた容器を用いる必要があ
ること、処理容器から被処理液を抽出するポンプでのキ
ャビテーション発生を防止するのに、処理容器を高い架
台などの上に載せて水頭を与える必要があること、およ
び真空装置や加熱装置が必要となること等、設備が大が
かりで高価なものとなり、−船釣な普及を妨げている。
他方、化学的方法としては、被処理液に還元力を有する
薬剤を添加して溶存酸素を還元除去する方法が一般的で
あり、この方法で用いられる還元剤としては、ヒドラジ
ン、亜硫酸塩、ピロガロール等が用いられている。しか
しながらヒドラジンは、酸素との反応が遅くまた毒性が
強い。また、他の薬剤は酸素との反応生成物が被処理液
に残存し、このような反応性成物が被処理液の使用目的
に障害とならない場合でなければ採用することができな
い。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような事情の下で、過大な設備的負担が無くて容
易に液体中に溶存する酸素を減少させることができ、し
かもかかる処理済み液体を用途に制限がなく利用できる
新しい溶存酸素減少方法を提供することを本発明の目的
とした。
〔課題を解決するための手段〕
かかる本発明の目的は、溶存酸素を含有する液体を、少
くとも酸素を透過させるが液体中の溶存化合物を透過さ
せることのない隔膜を介して還元性流体と接触させるこ
とを特徴とする溶存酸素減少方法によって達成される。
本発明において用いられる還元性流体は、それ自体が還
元性であってもまた還元性物質と不活性物質との混合物
であってもよい。また気体状であっても液体状であって
もよ(、あるいはエロゾルなどの煙霧状や懸濁液状であ
っても差支えない。
しかし本発明を実施するに当っては、取扱いの容易さの
点で還元性物質を溶解あるいは分散させた液体が好まし
く、とくに水溶液または水分散液が好ましい。かかる還
元性流体としては、たとえば亜硫酸塩や第1鉄塩などの
還元性塩類の水溶液、ピロガロールなどの還元性有機化
合物の水溶液などが好ましく用いられ、またヒ1′ラジ
ンなどの還元性化合物の水溶液も場合により用い得る。
また溶存酸素を含む被処理液体と還元性流体とは隔膜を
介して接触するが、かかる隔膜としては少くとも酸素を
i3遇させるものであることが必要で、他の種類の気体
、たとえば水素、窒素などを透過させるものであっても
構わない。しかし、被処理液体または還元性流体中の液
体成分は透過しないごとが望ましく、更にこれらの液体
中に溶存している固形物質たとえば前記の塩類などの化
合物を実質的にi3i!1Lないものであることが必要
である。かかる隔膜は、たとえばポリオレフィン。
シリコーン樹脂、フン素樹脂などの機能性高分子材料で
形成されたものが好ましく用いられる。
かかる隔膜としては、平面状であってもよいがこれを巻
きつけた形状や折りたたんだ形状であってもよく、また
管状であってもよい。これらのうちで中空糸状であるも
のは、装置の容積に(らべて膜面積を極めて大きく取る
ことができるので、特に好ましい。
本発明の方法を実施するための、前記のような隔膜を備
えた接触処理装置は、たとえば容器内を隔膜によって三
部分に分割し、一方に被処理液体を、他方に還元性流体
を入れるようにしたものが用い得る。かかる容器内では
、それぞれ液体または流体は流動させることが望ましく
、とくに被処理液体を流動させることは溶存酸素の減少
に特に効果的である。
〔実施例〕
ポリ−4−メチルペンテン−1を材料として、特開昭6
1−101227に開示された方法に従って溶融紡糸し
た後延伸して得た、外径250μm、膜厚25μm、長
さ180龍の多孔質中空糸を、並列に1300本封入し
て隔膜とした接触処理器を用意した。
この接触処理器を用いて第1図に示すようなフロー図に
従う処理装置を組み立てた。すなわら、lは接触処理器
であって、2は中空糸隔膜である。
被処理水は原液槽3中で曝気されて溶存酸素が20℃で
8.3±0.1■/lとなり、ポンプ4で送られ、中空
糸2内を通り流出する。5は溶存酸素センサであり、6
は溶存酸素指示計である。また、7は還元剤溶液槽であ
って還元性溶液はポンプ8によって接触処理器1へ送ら
れ、中空糸2外側を通って循環する。
拭験土 還元剤溶液として亜硫酸ナトリウムの5%水溶敢を20
℃に保ちながら接触処理器lの中空糸の外側に所定流速
で循環し、被処理水を20’Cに保ちながら接触反応器
1の中空糸の内部に所定流速で流通させて、流出被処理
水の溶存酸素濃度を調べた。
被処理水流速Xと還元剤溶液流速Yをそれぞれ変化させ
たときの、流出被処理水の溶存酸素濃度(0,0,)の
測定値(■/1)を第1表に示す。
第1表 還元剤溶液として亜硫酸ナトリウムの濃度Zを1.2.
5.10%と変化させたものをそれぞれ用い、還元剤溶
液の流速を70 mg/min 、被処理水の流速を7
2mff/winとしたほかは試験1と同様にして流出
被処理水の溶存酸素濃度(D、0.)を調べた。
その結果を第2表に示す。
第2表 還元剤溶液として亜硫酸ナトリウノ、05%水溶液であ
ってそのpHを水酸化ナトリウムおよび硫酸によってそ
れぞれ11.2.9.5.7.7.5.5と変化させた
ものを用いたほかは、試験2と同様にして流出被処理水
の溶存酸素濃度(0,0,)を調べた。
その結果を第3表に示す。
第  3  表 還元剤溶液としてピロガロールの5%水溶液であってそ
のp Hを水酸化ナトリウムによってそれぞれ7.8.
8.8.9.3.10.4.11.5と変化させたもの
を用いたほかは、試験2と同様にして流出被処理水の溶
存酸素濃度(0,0,)を調べた。
その結果を第4表に示す。
第4表 なお、これらの試験において得られた流出被処理水は溶
存酸素濃度が低下しているのみで、塩類その他の溶存化
合物の増加やp Hの変化は全く認められなかった。
〔発明の効果〕
本発明の溶存酸素減少方法によれば、被処理液および還
元性流体の流体成分を透過せずに酸素等の気体のみを透
過させる選択透過膜を介して被処理液を還元性流体と接
触させるので、被処理液は汚染や稀釈、あるいは濃縮な
どを起すことなく溶存酸素が効果的に減少するものであ
る。そして、処理装置が簡素化すると共に少量の被処理
液に対する脱酸素処理を極めて経済的に実施できる特長
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の溶存酸素減少方法を実施するための処
理装置のフロー図である。 l・・・接触処理器、2・・・中空糸隔膜、3・・・原
液槽、4・・・ポンプ、5・・・溶存酸素センサ、6・
・・溶存酸素計、7・・・還元剤溶液槽、8・・・ポン
プ。 特許出願人   アクアス株式会社 第1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶存酸素を含有する液体を、少くとも酸素を透過
    させるが液体中の溶存化合物を透過させることのない隔
    膜を介して還元性流体と接触させることを特徴とする溶
    存酸素減少方法。
  2. (2)還元性流体が、還元剤を溶解した液体である、特
    許請求の範囲第1項記載の溶存酸素減少方法。
  3. (3)中空糸状隔膜を用い、溶存酸素を含有する液体を
    該中空糸内に流通させる特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の溶存酸素減少方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04190893A (ja) * 1990-11-22 1992-07-09 Agency Of Ind Science & Technol 水中溶存酸素濃度の制御方法
US6328785B1 (en) * 1998-12-11 2001-12-11 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of degassing aqueous coating solution

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104607A (en) * 1979-02-02 1980-08-11 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Operation of membrane-process module
JPS5835916B2 (ja) * 1976-12-08 1983-08-05 ヨ−ゼフ・ベツカ−・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング タグボ−ト又はそれに類似した船艇

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