JPH01299567A - カテーテル組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカテーテル組立体に関する。より具体的には、
本発明はオーバーニードルカテーテル組立体（ｏｖｅｒ
−ｔｈｅ−ｎｅｅｄｌｅ　ｃａｔｈｅｔｅｒ　ａｓｓｅ
ｍｂｌｙ）　に関する。

〔従来の技術〕

従来から身体の血清へカテーテルを挿入するための各種
カテーテル組立体が知られている。カテーテルを動脈へ
注入する場合、カテーテル組立体は、通常、カテーテル
を適切に挿入するためにガイドワイヤを具備したオーバ
ーニードルカテーテルとして構成されている。また、フ
ラッシュバック室は、通常、フラッシュバック室に血液
が流出することにより動脈が穿孔されたことを使用者に
伝達するために設けられている。

例えば、アメリカ合衆国特許４．４１７．８８６は中空
針、該中空針内の通路としてのガイドワイヤ、および該
針上を滑動するカテーテルを装備したオーバーニードル
型のカテーテルを開示している。使用に際して、まず初
めに、針を動脈に穿通する。

それに伴いフラッシュバック室に血液が流出する。

続いて、ガイドワイヤを中空針内で前進させ、動脈内へ
わずかの距離だけ進入させる。その後、カテーテルを針
に沿って滑動させる。この時カテーテルは針と露出され
たガイドワイヤとにより案内されかつ動脈内に穿刺され
る。この後、針とガイドワイヤはカテーテルを適所に残
してカテーテルから除去される。

下記するように、この構造はガイドワイヤ取付部に長手
方向に延びる孔を貫通するガイドワイヤ用の作用ハンド
ルを有する。こ゛の孔によってフラッシュバック室へ流
れる過剰血液は孔から周囲の環境へ通論していく。更に
、ガイドワイヤは使用時に針を遠位に延ばすために中空
針と相対的に比較的長い通路を移動する。その結果、全
構造体が比較的長くなり、使用上煩瑣である。

他のオーバーニードルカテーテルとしてアメリカ合衆国
特許４．５２５．１５７　；　４．６５２．２５６およ
び４、６５５．７５０に開示されたものがある。これら
の構造のものはフラッシュバック室から血液が流出する
のを阻止するために壊れやすいバッグまたは封入物内に
ガイドワイヤを取り付けている。しかし、これらのいづ
れもが使用するには若干煩瑣な構造となる比較的長いワ
イヤガイドを採用している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術に鑑み、本発明の目的は比較的短かいガイ
ドワイヤを採用しかつ比較的コンパクトな構造のカテー
テル組立体を提供しようとする。

本発明の他の目的はフラッシュバック内から血液が流出
するのを阻止するために閉鎖装置として構成されたカテ
ーテル組立体を提供することにある。

本発明の他の目的は現存する各種カテーテルを改装でき
るガイドワイヤユニットおよび針を提供することにある
。

更に、本発明の目的は使用前に適正手術が検査できる閉
鎖方式のカテーテルを提供することにある。

更に本発明の目的は検査手順後にガイドワイヤが不適正
な位置にある場合にこれを容易に検出できる閉鎖方式の
カテーテルを提供することにある。

〔発明の概要〕

簡潔に説明すれば、本発明のカテーテル組立体はカテー
テルユニット、針ユニットおよびガイドワイヤユニット
から成る。

上記針ユニットは脱着自在に上記カテーテルユニットに
取り付けられかつ該カテーテルの先の遠位点までそのカ
テーテルと同軸に延びる中空針を該カテーテル内に有す
る。また、該針ユニットは該中空針に連通ずるフラッシ
ュバック室を形成する手段を有する。

上記ガイドワイヤユニットは収縮位置と伸張位置間を移
動するように上記針内に滑動自在に取り付けられていて
、収縮位置、例えば３から６胴の距離だけ抜針の遠位端
部内側へ入り込む位置で抜針と同心の遠位端部を有する
ガイドワイヤを含んでいる。このように、本発明では該
ガイドワイヤを該中空針内に位置付けることによって比
較的短かいガイドワイヤユニットを使用できる。

上記ガイドワイヤの遠位端部を上記中空針の遠位端部よ
り短い位置に設定できるので使用者は該ガイドワイヤを
使用しようとする場合に該収縮位置から短かいストロー
ク距離だけ該ガイドワイヤを移動させればよい。

また、上記中空針が一旦血管を穿孔すれば、該ガイドワ
イヤユニットを短ストロークだけ移動することにより上
記ガイドワイヤを血管内に適当な長さ挿入することがで
きる。例えば、該ガイドワイヤを位置付けるには約１／
２インチストロークを移動させればよい。゛ 上記針ユニットにおいて、上記フラッシュバック室形成
手段がスリーブの形状に形成され、他方、上記ガイドワ
イヤユニットが該ガイドワイヤの近位端部を固定したハ
ブと、該フラッシュバック室を密閉関係に維持するため
に該針ユニツトスリーブ内で該ハブから遠位へ滑動して
伸張するスリーブとを有する構成になっているのがよい
。このようにして、フラッシュバック室内の血液を外部
環境から密閉した状態に維持できる。

上記針ユニットまたはガイドワイヤユニットのスリーブ
にはガイドワイヤの挿入中に上記フラッジ、ハック室か
ら空気を排出するための通気口が設けられていてよい。

上記ガイドワイヤは上記中空針の導管または穴との間に
血液流の通路を提供できる大きさになっている。このた
めに、該ガイドワイヤの直径は該針穴の直径の８０％以
下であるのがよい。これにより、血液流が該フラッシュ
バック室へ十分に流れる流路が形成され、血管に針が穿
刺された時にサインを出す。

上記ガイドワイヤを上記中空針より先の遠位まで伸張さ
せたときに血液流を上記フラッジ１．バック室へ閉塞し
ておくために該ガイドワイヤは抜針の近位端部を密閉す
るための後方に向った太部を具備するものであってもよ
い。この太部は近位部に沿って該ワイヤを被覆するか、
または密閉状態を形成するために該ワイヤガイドの中間
点で拡太部を設けるかによって形成できる。

上記針ユニットは、また、上記ガイドワイヤのガイドと
して作用する、上記針ユニットのハブの近位へ延びるス
リーブを含んでいてもよい。

次に、本発明の目的と利点を添付図面を参照して更に詳
述する。

〔実施例と作用〕

第１から６図を参照して、カテーテル組立体はカテーテ
ルユニット１１、針ユニット１２およびガイドワイヤユ
ニット１３を有する。

第１図において、カテーテルユニット１１は円筒状ハブ
１４、例えばプラスチック製０．を有し、円錐形内ボア
１５とハブ１４の遠位部から延びるカテーテル１６を具
備する。カテーテルユニット１１の構造は既知のタイプ
に属するので詳細な説明は省略する。

針ユニット１２はカテーテルユニット１１内に脱着自在
に取り付けることができかつ既知のようにスライド−フ
ィツトしてカテーテルユニットのハブ１４のボア１５内
に嵌合するように外方へ広がったハブまたは針ホルダ１
７を含む。更に、針ユニット１２はカテーテル１６と同
軸かつその内側に該カテーテル１６の遠位部の鋭意へ延
びる中突針１８を有する。更に、針ユニット１２は針１
８の穴２１に連通ずるフラッシュバック室２０を形成す
るためにハブ１７から近位に延びるスリーブ形態の手段
１９を有する。

針ホルダ１７およびスリーブ１９は１体形成されてよく
、プラスチック、その他通貨の材料を使用できる。中空
針１８はホルダ１７内に適宜の固定方法により取り付け
られることができる。

ガイドワイヤユニット１３は第２図の中間状態を介して
第１図のごとき収縮状態と第３図の伸張状態との間を移
動するために針ユニツト１２内に滑動自在に取り付けら
れている。ガイドワイヤユニット１３はガイドワイヤ２
２、例えば接着剤により、ガイドワイヤ２２の近位端部
に固定されたハブ２３およびハブ２３から遠位に延びる
スリーブ２４を含む。ワイヤ２２は第１図の収縮状態に
ある中空針１８の遠位部内に同心の遠位端部を有する。

ワイヤ２２の遠位端部は、中空針の遠位末端部から例え
ば３から６ｍｍという短距離のところで終っている。ま
た、針ホルダ１７のスリーブ１９はガイドワイヤ２２が
針１８から第３図に示されたような距離分伸張するよう
にガイドワイヤユニット１３のストロークを約１／２イ
ンチ可能にする大きさである。

ガイドワイヤユニット１３のスリーブ２４は密閉関係で
フラッシュバック室２０を近位に維持するために針ユニ
ット１２のスリーブ１９内に滑動可能に取り付けられて
いる。更に、スリット形態の通気口２５が、第２図の伸
張位置へガイドワイヤユニットが移動中に空気を排出す
るために、近位端部近くのスリーブ１３内に設けられて
いる。

更に、疎水性フィルタ（図示せず）がフラッシュバック
室２０内の血液シールを確実にするために通気口の代り
に使用されてよい。選択的に、ガイドワイヤユニット１
３のハブ２３はワイヤ２２の挿入中空気を逃がす疎水性
フィルタとして働くに足りる孔を有する多孔性プラグで
あってよい。また、該ハブは外へ通じる貫通孔を有しか
つ疎水性膜フィルタが空気排出を可能とする該貫通孔を
横切る位置に設けられてもよい。

第１図のごとく、針ユニツトスリーブには内方に向う環
状フランジ２６を有し、他方、ガイドワイヤユニット１
３のスリーブ２４は外方に延びるフランジ２７を有する
。これらのフランジ２６．２７は第２図の２個のスリー
ブ間の封鎖関係を形成すると同時に針ユニット１２から
ガイドワイヤユニット１３が外れるのを防止する位置関
係にある。

ガイドワイヤユニット１３のハブ２３とスリーブ２４は
プラスチック材等適骨の材料で形成されてよい。ガイド
ワイヤ２２はスチールワイヤ等の適宜の可撓性自己支持
材料で形成されてよい。

カテーテル組立体１０を使用するには、使用者がまず、
ガイドワイヤユニット１３を遠位に短距離移動させてガ
イドワイヤ２２を適所に位置付ける。即ち、ガイドワイ
ヤユニット１３を数ミリメータ移動することにより、該
ガイドワイヤの遠位端部が露出して見えるようにする。

次に、ガイドワイヤユニット１３を収縮し、中空針１８
を動脈等の血管へ挿入する。この手順が正確に行なわれ
かつ針１８が血管の導管内へ侵入すると、ガイドワイヤ
ユニット１３はガイドワイヤ２２の遠位端部を血管の導
管に沿って移動するように伸張位置へ向って移動する。

その後、カテーテルユニット１１は中空針１８に沿って
滑動してカテーテル１６を血管へ押すと同時に既知法に
よりガイドワイヤ２２により適所へ案内される。その後
、針ユニット１２とガイドワイヤユニット１３はカテー
テルユニット１１から除去され、かつ通常の手順でカテ
ーテルユニット１１からの血液流出が閉塞される。その
後、適宜の治療装置を通常の方法によりカテーテルユニ
ット１１のハブ１４のボア１５へ挿入する。

例えば第１図のように収縮状態の中空針１８内にガイド
ワイヤ２２があるときはフラッシュバック室２０へ流れ
る血液を閉塞することはできない。

この為に、血管が貫通されたことを使用者に知らせるた
めに血液流が要求される。針１８の導管２１の寸法より
もガイドワイヤ２２の寸法を小さくすることによって血
液の流通路が保持される。

例えば、ガイドワイヤ２２の直径を針１８の導管２１の
直径の８０％までにすればフラッシュバック室２０へ血
液が流れるのを閉塞できる。

カテーテルユニット１１は閉鎖組立体である。

即ち、この組立体はフラッシュバック室２０から血液が
周囲へ流出するのを閉塞する。これは患者の血液が伝染
ビールス等で汚染される危険があるので特に重要なこと
である。

針ユニット１２とガイドワイヤユニット１３は手持ちの
カテーテルユニット６下部組立体として使用できる。従
って、カテーテル組立体の全製造コストを低減できる。

第４および５図を参照して、同一参照番号は上記と同一
部を表す。ガイドワイヤユニット１３はハブ２３を固定
しかつ針１８の導管１１内へ滑動して血液流に対して該
導管を閉鎖する大きさの太部２９を近位端部に有するガ
イドワイヤ２２を具備する。第５図に示されたように太
部２９の直径は密閉の目的で針１８内へ一定距離伸張す
ることのできるように針１８の導管２１の直径と実質的
に同一であってよい。または、太部２９はガイドワイヤ
ユニット１３が完全に伸張位置にある（図示せず）とき
に針１８の近位端部に簡単に当接する長でよい。

第７および８図を参照して、同一参照番号は上記と同一
部を示す。通気孔２５はガイドワイヤユニット１３のス
リーブ２４内に設けられてよい。

例えばフラッシュバック室２０を通気するためにその遠
位端部に設けてよい。

第７および８図から明らかなように、ワイヤガイドユニ
ット１３は完全に伸張位置の針ユニット１２に当接する
環状カラー３１を有するフィンガーグリップ３０をその
近位端部に具備していてよい。

第９図を参照して、同一参照番号は上記と同一部を示す
。ワイヤガイドユニット１３は使用者の指に適合する形
態のフィンガーグリップ３２を具備していてよい。

第１０および１１図を参照して、同一参照番号は同一部
を示す。針ユニット１２はガイドワイヤ２２が滑動する
円筒状ボアを具備した円錐形外形の内スリーブ３３を有
する。図示されたように、スリーブ３３はハブ１７の近
位に延び、該ハブと一体になっている。伸張位置の場合
、ワイヤ２２はスリーブ３３内で比較的長間隔にわたり
案内される。

例えば、ガイドワイヤ２２は０．００６から０．０２０
インチ直径とすることができ、他方中空針１８の導管２
１の直径は０．０２３から０．０２５インチとすること
ができる。また、ガイドワイヤ２２の長さは３から６イ
ンチとし、ガイドワイヤユニット１３のスリーブ２４の
長さは５／８インチとすることができる。

以上のごとく、本発明は比較的コンパクトな構造、特に
、比較的短い長さのカテーテル組立体を提供する。

また、本発明は比較的簡単な方法で使用者がワイヤガイ
ドを血管へ挿入できるカテーテル組立体を提供する。

更に、本発明は穿刺中動脈から排出される血液を収容で
きる閉鎖方式のカテーテル組立体を提供する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明により構成されたカテーテル組立体の収
縮位置の断面図、 第２図はワイヤガイドの伸張中の本発明のカテーテル組
立体の断面図、 第３図はガイドワイヤユニットを完全に伸張した位置の
本発明のカテーテル組立体の断面図、第４図は収縮位置
のカテーテル組立体の他の態様の断面図、 第５図は１部伸張させた第４図のカテーテル組立体の断
面図、 第６図は本発明により構成したカテーテルの側面図、 第７図は本発明によるガイドワイヤユニットに通気口を
設けたカテーテル組立体の他の態様、第８図は第７図の
カテーテル組立体の部分断面図、 第９図は本発明によるカテーテル組立体の他の態様の部
分図、 第１０図は本発明によるワイヤガイド用ガイドスリーブ
を付設したカテーテル組立体の他の態様、および 第１１図は完全に伸張した第１０のカテーテルの部分断
面図である。 １０・・・カテーテル組立体、 １１・・・カテーテルユニット、 １２・・・針ユニット、 １３・・・ガイドワイヤユニッ゛ト、 １４・・・ハブ、　　　　　　１５・・・ボア、１６・
・・カテーテル、 １７・・・ハブまたは針ホルダ、 １８・・・針、　　　　　　　１９・・・スリーブ、２
０・・・フラッシュバック室、 ２１・・・穴または導管、　　２２・・・ガイドワイヤ
、２３・・・ハブ、　　　　　　２４・・・スリーブ、
２５・・・通気口、　　　　　２６・・・フランジ、２
７・・・フランジ、 ３０・・・フィンガーグリップ、 ３１・・・カラー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カテーテル（１６）を有するカテーテルユニット（
   １１）、該カテーテルユニット（１１）内に脱着自在に
   取り付けられかつ該カテーテル（１６）と同軸で該カテ
   ーテル（１６）より先の遠位点まで該カテーテル（１６
   ）内で伸張する中空針（１８）を有する針ユニット（１
   ２）、および収縮位置と伸張位置との間を移動する該針
   ユニット（１２）内に取り付けられたガイドワイヤ（２
   ２）を有するガイドワイヤユニット（１３）から成り、
   該ガイドワイヤ（２２）が収縮位置で該中空針（１８）
   の遠位部内および伸張位置で該針（１８）外に同心の遠
   位端部を有することを特徴とするカテーテル組立体。 ２、上記針（１８）が所定の直径の穴を有し、かつ上記
   ガイドワイヤ（２２）の直径が血液流路を形成するため
   のそれよりも小さい直径である、請求項１のカテーテル
   組立体。 ３、上記ガイドワイヤ（２２）の直径が該穴の直径の８
   ０％以内である、請求項２のカテーテル組立体。 ４、上記ガイドワイヤ（２２）が上記伸張位置において
   上記針の近位端部を密閉するための太部を有する、請求
   項１から３のいずれか１のカテーテル組立体。 ５、上記針ユニット（１２）が該針ユニットに連通する
   フラッシュバック室（２０）を形成するスリーブ（１９
   ）を有し、かつ上記ワイヤガイド（１２）が該ガイドワ
   イヤ（２２）の近位端部を固定したハブ（２３）および
   該ハブ（２３）から遠位に延びかつその近位で密閉関係
   を維持するために上記針ユニットのスリーブ（１９）内
   を滑動するスリーブ（２４）を有する、請求項１から４
   のいずれか１のカテーテル組立体。 ６、上記スリーブ（１９、２４）が相互間でギャップを
   形成するために相互から容易に離れるものである、請求
   項５のカテーテル組立体。 ７、上記スリーブ（１９、２４）のいずれか１つが空気
   を通過させるための通気孔（２５）を有する、請求項６
   のカテーテル組立体。 ８、上記ワイヤユニット（１３）が上記伸張位置におい
   て上記針ユニットと当接するカラー（３１）を有する、
   請求項１から７のいずれか１のカテーテル組立体。 ９、上記ワイヤユニット（１３）が近位端部にフィンガ
   ーグリップ部（３２）を有する、請求項１から８のいず
   れか１のカテーテル組立体。 １０、上記ワイヤ（２２）の直径が０．０１２から０．
   ０２０インチである、請求項１から９のいずれか１のカ
   テーテル組立体。