JPH01299032A - 合成樹脂製の化粧合板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、テーブルやカウンターの天板、ｒｓり棚の棚
板、仕切り板等に利用される合成樹脂製の化粧合板に関
する。

〔従来の技術ｌ 現在、テーブルやカウンターの天板、棚板などに使用さ
れる板材の殆どは木製の合板材であると同時に、その多
くは芯材に発泡ウレタンや発泡スチロールを使用して表
面を化粧合板で包んだモノ、或はハニカムコアにして内
部を空胴化し軽礒にする一方、肉厚の外観に形成して重
ｊＪ−感を出すようにしたものが殆どである。

これら人工の板材は製造技術の進歩に伴って狂いの少な
い、しかも高い強度のものが提供されるに至っているが
、積層体を基本とするため天板等に使用する場合にはそ
の端面、つまり木口面を何らかの方法で被覆し保護、或
いは体裁を整える必要がある。

従来、この場合の一般的な処理方法として木口面に沿っ
て例えば合成樹脂製の縁材を接着剤等を使って貼着し、
積層状態の露出を被覆する方法、或は板材の成形時に積
層板本体の周縁に溶融した合成樹脂液を流して固化させ
被覆する方法等が広く実用化されているが、縁材の剥離
の問題、板形状の特定化の問題等があり用途によっては
使用不衡の場合がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、」；述した従来の人工板材、特にテーブルの
天板や棚板等に使用される化粧合板の木口面の処理の問
題に鑑み、これを改善すると共に天板等に使用される新
たな人工板材を提供することを目的としたものである。

従来提供されている合板製の人工板材は両表面は化粧板
等の貼着で任意の装飾が施せるが。

木口面は積層状態が露出するため必ず何等かの方法でこ
れを被覆し、併せて保護する方法をとらなければならな
い０本発明はこの様な従来の人工板材の欠陥に鑑み、積
層体自体を改良することにより、木口面の被覆処理を不
要とする一方、逆に積層状態を露出させることによって
装飾性を発揮せしめるようにした化粧合板を提供せんと
するものである。

［問題点を解決するだの手段］ 本発明は、従来の大玉木板の構造的問題点、特に強度を
得ながら外形を形ち作ることに主目的を置いたことによ
る弊害を除いて、積層される複数枚の単板をそのま〜木
口面に霧出させることによって装飾性の高い、しかも加
工性に優れた化粧合板を提供せんとするもので、その特
徴とするところは色彩若しくは明度を異にした複数枚の
合成樹脂製の単板を一体に成層し積層合板とした合成樹
脂製の化粧合板を提供することにある。

更に詳述すると１本発明は着色を異ならした、又は明暗
の差を付けた複数枚の合成樹脂製単板を改り合せに成層
し、これを一体に積層固定して゛化粧合板とするもので
あり、この着色を異にしたこと、若しくは明暗の差を付
けたことによって積層断面に縞模様を発現し、この縞模
様をそのま覧木口面に露出させることによってテーブル
の天板等に使用したとき、その天板の縁部を縁飾るよう
にしたことにある。

本発明に係る化粧合板は積層する合成樹脂単板を均一の
板厚に揃え、積層断面を均一の縞模様に揃えるほか、単
板の板厚を違えることにょっ”て木口面に現われる積層
断面の縞模様に変化を付けることができるものであり、
これらに前記着色の選択、明暗の差とを組合せると、更
に多種の縞模様を提供することができるものとなる。

また更に合成Ｓｔ脂単体を発泡ポリスチロールや発泡ポ
リウレタン等の発泡合成樹脂材とすることにより軽礒化
を図ることができる。

尚１本発明化粧合板の製造に当っては板の表面にメラミ
ン樹脂等堅牢な化粧板を粘着することにより装飾性に優
れた人工木板とすることができる。

［作　用］ Ｌ記構成に係る化粧合板によると、積層形成する各合成
樹脂単板が木口面に積層状態のま一露出し、着色して色
を異にしたものにおいては各層毎に色を違いえた縞模様
として、また１′１度を違いたものにおいては同じく明
暗の縞模様を？することになる。

そして、上記の縞模様は板の全体にあるためいずれの箇
所を切断しても同一の縞模様が現れることになる。

また、本発明の化粧合板は積層する単板を発泡合成樹脂
製単板とした場合には軽ｆで浮力に優れるものとなる。

以下５本発明に係る化粧合板につき図示する実施例に基
づき更に詳述する。

［実施例］ 図面第１図は末完１亨１に係る化粧合板の斜視図であり
１図中の符号１．２，３．４は東ね合せに一体に接着成
層した合成樹脂製中板であり５５及び６は各単板の成層
によって形成された合板の表面に貼着した装飾を兼用し
た表面保護の化粧板である。

各合成樹脂製単板ｌ乃至４は巾なる合成樹脂製単板でも
よいが、得られる化粧合板を軽量化する上でここでは発
泡スチロール樹脂１完泡ウレタン樹脂等の発泡合成樹脂
による単板にしである。そして、各単板は等厚に揃える
一方１重り合せに接面成層する単板相互の色彩を違えて
積層断面において色違いの縞模様を呈するようにしであ
る。

化粧板５，６はメラミン樹脂等の硬質合成樹脂板にして
合板の両面に貼着し、単板の表面を保護するものとしで
ある。

尚、第１図中７はヒ記得られた化粧合板をテーブルの天
板としたとき、この天板にコツプ若しくは清涼飲料水の
瓶、或は缶を保持するため板を貫通して穿った保持部で
ある。

本発明化粧合板は上述の様に構成されるもので１合板全
体が合成樹脂製の単板の積層によって形成され、しかも
各単板が色を異にしていることから、その木口面は層を
なした縞模様を呈するものであり、それ自体９ｆｌｌ性
に優れたものとなる。

従って、本発明化粧合板によれば、この合板の木口面を
霧出させたま−において美感を呈するものであることか
ら、従来の人工木板のように木口面に縁材を接着して被
覆装飾する必要がなく、そのま−例えばテーブルの天板
として使用が可能である。しかも、合板の全体が積層体
であり、断面の縞模様がいずれの部分においても等しく
現われることから前記した如く貫通状の穴を穿って保持
部７を形成したとき、ここに縁部と共通した縞模様が現
れることになる。

また、合板の全体が８１層体であって切断面が共通の縞
模様となることから天板の外形を円形や矩形にした場合
はもとより１周縁部の木口面を任意曲線に沿った曲面に
形成した場合でも同一の縞模様がその全面に現れること
になる。

そして、更に本発明の化粧合板は木口面を平面とする場
合のほか、第２図に示した様に木口面を板厚の中央部を
外方に突出させる断面凸弧面に形成する場合、或は図示
しないが、逆に木口面を凹弧面に形成した場合積層の縞
模様を更に変化させることができる。

尚、第３図は積層する各合成樹脂製単板ｌ。

２．３．４の板厚を違えた場合であり、この様に板厚を
変えることで木口面の模様を更に変化あるものにするこ
とができる。

ところで１合成樹脂製単板は上記実施例においては４枚
としたが、その枚数は実施者において「４山に選択でき
るものであり、また各単板の色も任意選択に委ねられる
。更に実施例では色彩を基準に説明したが明暗の差を付
けることで木口面の縞模様を形成することができるもの
であり１色の濃淡の差に加え無彩色の明暗の差によって
縞模様を現すこともできる。

［発明の効果］ 以り本発明を図示する実施例に基づき詳述したが、未発
明化粧合板は合板の全体に亘って複数枚の色彩を異にし
た、或は明暗に差を付けた合成樹脂製単板の積層体から
なることから、木口面の全面に積層に沿った一定の縞模
様が現れこれが装飾効果を発揮することから従来の人工
木板のような縁材を粘着するような後加工を要せず美麗
な化粧合板を提供することができる。

そして、本発明化粧合板はいずれの箇所で切断しても木
口面には同一の縞模様が現れるので、天板等の場合従来
の人工木板製の天板においては不可能であった自由な曲
線をもった縁部に形成することが可能であり、変化に富
んだテーブル等の天板が提供できる。

また、これに併せて切断面をそのま一縁部とすることが
でき、縁材によって被覆装飾する必要がないので木口面
を平面とするほかに、断面が凹凸の弧状面を呈する曲面
に形成することもｉｑ　滝であり、しかもこの弧状面に
することによって木口面に露出する各単板の幅に変化を
付けることができるため一層変化に富んだ天板を提供す
ることができる。

勿論１本発明化粧合板は別体の縁飾りを付けることがな
いので加工性に優れると共に、その剥離の問題もないの
で外観を損ねることもなく有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る化粧合板の斜視図、第２図及び第
３図はその他の実施例における各化粧合板の斜視図であ
る。 １．２．３．４・・・合成樹脂製単板 ５．６・・・化粧板 特　　許　　出　　願　　人　　　　有限会社　　宝　
　工　　芸同　　Ｌ　　代　　理　　人　　　　弁理土
中　　山　　伸　　治ｔ′−丁余゛ α２−

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）、色彩若しくは明度を異にした複数枚の合成樹脂
   製単板を一体に成層してなることを特徴とした合成樹脂
   製の化粧合板。
2. （２）、特許請求の範囲第１項記載の化粧合板において
   、合成樹脂製単板はそれぞれ同一板厚であることを特徴
   とした合成樹脂製の化粧合板。
3. （３）、特許請求の範囲第１項記載の化粧合板において
   、合成樹脂製単板はそれぞれ板厚が異なることを特徴と
   した合成樹脂製の化粧合板。
4. （４）、特許請求の範囲第１項乃至第３項記載の化粧合
   板において、成層される合成樹脂製単板は発泡樹脂製単
   板であることを特徴とした合成樹脂製の化粧合板。
5. （５）、特許請求の範囲第１項乃至第４項に記載の化粧
   合板は表面に硬質合成樹脂製化粧板を成層してなること
   を特徴とした合成樹脂製の化粧合板。