JPH01299019A - ポリエステル２軸配向フィルム - Google Patents
ポリエステル２軸配向フィルムInfo
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Landscapes
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は力学的性質や寸法安定性の優れたポリ−１，４
−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート系２軸配
向ポリエステルフイルムに関するものである。
−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート系２軸配
向ポリエステルフイルムに関するものである。
（従来の技術および発明が解決しようとする課題）ポリ
−１，４−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート
（以下ＰＣＨＤＭＴと称す）系ポリエステルは、従来か
ら大量生産されているポリエチレンテレフタレート系ポ
リエステルに比し、融点が高いためそのフィルムは耐熱
性が要求される分野、特に熱転写フィルム、フレキシブ
ルプリントサーキット、磁気テープなどではより有望で
あると考えられている。しかしながら実際にはその工業
化はごく限られた量でしかないのが現状である。この理
由としてはＰＣＩＩＤＭＴＣ１ワ０ ネス、寸法安定性などの性質が十分にはポリエチレンテ
レフタレート系に較べ発現しにくり．実用面で多くの問
題が生ずることにある。
−１，４−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート
（以下ＰＣＨＤＭＴと称す）系ポリエステルは、従来か
ら大量生産されているポリエチレンテレフタレート系ポ
リエステルに比し、融点が高いためそのフィルムは耐熱
性が要求される分野、特に熱転写フィルム、フレキシブ
ルプリントサーキット、磁気テープなどではより有望で
あると考えられている。しかしながら実際にはその工業
化はごく限られた量でしかないのが現状である。この理
由としてはＰＣＩＩＤＭＴＣ１ワ０ ネス、寸法安定性などの性質が十分にはポリエチレンテ
レフタレート系に較べ発現しにくり．実用面で多くの問
題が生ずることにある。
例えば特開昭６０−６９１３３号公報にはＰＣＩＤＭ７
２軸配向ポリエステルフイルムの寸法安定性向上につ
いて述べられているが２強度面における性能不足は免れ
得ないところである。
２軸配向ポリエステルフイルムの寸法安定性向上につ
いて述べられているが２強度面における性能不足は免れ
得ないところである。
本発明者らはＰＣＨＤＭＴＣ８ソ
おけるこのような問題を解決すべく種々検討した結果，
特定の微細構造を持つＰＣＨＤＭＴＣ０ワル２軸配向フ
ィルムは優れた力学的性質を示すことを知り１本発明に
到達した。
特定の微細構造を持つＰＣＨＤＭＴＣ０ワル２軸配向フ
ィルムは優れた力学的性質を示すことを知り１本発明に
到達した。
（課題を解決するための手段）
すなわち本発明は、 ＰＣＩＤＭＴまたはこれを主成分
とするポリエステルからなり、Ｘ線回折法によって測定
される微結晶サイズおよび面配向度がそれぞれ４０〜８
０人および８０％以上であることを特徴とするポリエス
テル２軸配向フイルムである。
とするポリエステルからなり、Ｘ線回折法によって測定
される微結晶サイズおよび面配向度がそれぞれ４０〜８
０人および８０％以上であることを特徴とするポリエス
テル２軸配向フイルムである。
本発明においてＰＣＩＩＤＭＴまたはこれを主成分とす
るポリエステルは、１．４−シクロヘキサンジメタツー
ルをグリコール成分、テレフタル酸をジカルボン酸成分
とするポリエステルまたはこれらの成分を主たる成分と
し、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、１．４−
ブタンジオール、キシリレングリコール、２．２−ビス
（β−ヒドロキシエトキシフェニル）プロパン、ビス（
β−ヒドロキシエトキシフェニル）スルホンなどのグリ
コール成分、アジピン酸、セバシン酸、イソフタル酸、
２，６−ナフタレンジカルボン酸などのジカルボン酸成
分、ε−ヒドロキシカプロン酸、４−β−ヒドロキシエ
トキシ安息香酸などのヒドロキシカルボン酸成分を少量
（好ましくは１５モル％以下。
るポリエステルは、１．４−シクロヘキサンジメタツー
ルをグリコール成分、テレフタル酸をジカルボン酸成分
とするポリエステルまたはこれらの成分を主たる成分と
し、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、１．４−
ブタンジオール、キシリレングリコール、２．２−ビス
（β−ヒドロキシエトキシフェニル）プロパン、ビス（
β−ヒドロキシエトキシフェニル）スルホンなどのグリ
コール成分、アジピン酸、セバシン酸、イソフタル酸、
２，６−ナフタレンジカルボン酸などのジカルボン酸成
分、ε−ヒドロキシカプロン酸、４−β−ヒドロキシエ
トキシ安息香酸などのヒドロキシカルボン酸成分を少量
（好ましくは１５モル％以下。
さらに好ましくは１０モル％以下）共重合成分とで△
あり１通常公知の方法で製造され得るものである。
尚、１．４−シクロヘキサンジメタツールには。
シス型とトランス型が存在するが、ポリエステルの融点
という意味ではトランス型リッチの方が好ましく２通常
シス型とトランス型の比率は５０〜８゜：５０〜２０．
さらに好ましくは５５〜７５：４５〜２５であることが
良い。また、ポリエステルはフェノール／テトラクロロ
エタン１：１（重量比）混合溶媒中２５°Ｃでの固有粘
度が０．５０以上であることが好ましい。
という意味ではトランス型リッチの方が好ましく２通常
シス型とトランス型の比率は５０〜８゜：５０〜２０．
さらに好ましくは５５〜７５：４５〜２５であることが
良い。また、ポリエステルはフェノール／テトラクロロ
エタン１：１（重量比）混合溶媒中２５°Ｃでの固有粘
度が０．５０以上であることが好ましい。
本発明のポリエステル２軸配向フイルムの特徴は、Ｘ線
回折法によって測定される微結晶サイズおよび面配向度
がそれぞれ４０〜８０人および８０％以上であることで
ある。微結晶サイズは（１００）回折ピークの半価幅よ
り５ｃｈｅｌｌｅｒの式を使用して得られる結晶粒子サ
イズ（ＡＣ５）を意味するが、４０〜８０人であること
が必要である。ＡＣ５が４０人未満では寸法安定性（熱
収縮特性）が悪く、８０人を超えると脆い性質のフィル
ムとなってしまう。また１面配向度については面配向度
＝１００ ｘ （１８０−半価幅） ／１８０で定義さ
れるが１面配向度が８０％未満では強伸度特性や縦、横
の物性バランスが悪くなる。
回折法によって測定される微結晶サイズおよび面配向度
がそれぞれ４０〜８０人および８０％以上であることで
ある。微結晶サイズは（１００）回折ピークの半価幅よ
り５ｃｈｅｌｌｅｒの式を使用して得られる結晶粒子サ
イズ（ＡＣ５）を意味するが、４０〜８０人であること
が必要である。ＡＣ５が４０人未満では寸法安定性（熱
収縮特性）が悪く、８０人を超えると脆い性質のフィル
ムとなってしまう。また１面配向度については面配向度
＝１００ ｘ （１８０−半価幅） ／１８０で定義さ
れるが１面配向度が８０％未満では強伸度特性や縦、横
の物性バランスが悪くなる。
本発明の２軸配向フイルムを製造する方法としては、フ
ラット法同時２軸延伸と熱処理とを組み合わせることが
好ましい。具体的にはＰＣＩＩＤＭＴまたはこれを主成
分とするポリエステルからなる未延伸フィルム（未延伸
フィルムは通常公知の溶融製膜法にて製造され得るが、
ポリマーの溶融温度は２９０〜３３０°Ｃが好ましく、
またグイから吐出された膜状物は６０°Ｃ以下に急冷し
て結晶化を抑えることが良い）を温度９０〜１５０°Ｃ
１縦および横方向の延伸倍率をそれぞれ２．５〜５．０
倍になるようにかつ面延伸倍率が８〜１５倍程度となる
ようにフラット法同時２軸延伸した後、２００〜２８０
″Ｃさらに好ましくは２１０〜２７０”Ｃにおいて定長
熱処理または±１５％以下での緊張もしくは弛緩熱処理
を施す方法が採用される。
ラット法同時２軸延伸と熱処理とを組み合わせることが
好ましい。具体的にはＰＣＩＩＤＭＴまたはこれを主成
分とするポリエステルからなる未延伸フィルム（未延伸
フィルムは通常公知の溶融製膜法にて製造され得るが、
ポリマーの溶融温度は２９０〜３３０°Ｃが好ましく、
またグイから吐出された膜状物は６０°Ｃ以下に急冷し
て結晶化を抑えることが良い）を温度９０〜１５０°Ｃ
１縦および横方向の延伸倍率をそれぞれ２．５〜５．０
倍になるようにかつ面延伸倍率が８〜１５倍程度となる
ようにフラット法同時２軸延伸した後、２００〜２８０
″Ｃさらに好ましくは２１０〜２７０”Ｃにおいて定長
熱処理または±１５％以下での緊張もしくは弛緩熱処理
を施す方法が採用される。
−Ｃに高温処理は微結晶サイズを増大させる方向に働き
、高倍率延伸や緊張処理あるいは低温延伸は面配向度の
増大につながる。
、高倍率延伸や緊張処理あるいは低温延伸は面配向度の
増大につながる。
本発明のポリエステル２軸配向フイルムを得るには上記
条件を適宜組み合わせることがなされる。
条件を適宜組み合わせることがなされる。
（実施例）
実施例１〜５．比較例１〜３
シクロヘキサンジメタツール成分のシス−トランス比率
が６０：４０． 融点２９０°Ｃ１固有粘度０．７０
（７）ＰＣＩＩＤＭＴのペレットをエクストルダー型溶
融押出機に供給し、 ３１０″Ｃでリップ巾２００ｍｍ
、 リップ間隔０．８１のＴダイから押出した。押出
された溶融膜状物を２０°Ｃに保たれたキャスティング
ローラーで冷却して未延伸フィルムを得１次いでテンタ
一方式の同時２軸延伸を施し、さらに定長熱処理を行っ
た後、トリミングして２０ｍ／ｍｉｎの速度でＪＷさ１
０μ、巾４００１の延伸フィルムを捲き取った。この操
作において、延伸温度、フィルムの長さ方向（ＭＤ力方
向に対して直角方向（ＴＯ力方向の延伸倍率および熱処
理温度を種々組み合わせた。尚、 ＭＤ方向の延伸倍率
はすべて３．１倍とした。得られたフィルムについて微
結晶サイズ、面配向度５強度。
が６０：４０． 融点２９０°Ｃ１固有粘度０．７０
（７）ＰＣＩＩＤＭＴのペレットをエクストルダー型溶
融押出機に供給し、 ３１０″Ｃでリップ巾２００ｍｍ
、 リップ間隔０．８１のＴダイから押出した。押出
された溶融膜状物を２０°Ｃに保たれたキャスティング
ローラーで冷却して未延伸フィルムを得１次いでテンタ
一方式の同時２軸延伸を施し、さらに定長熱処理を行っ
た後、トリミングして２０ｍ／ｍｉｎの速度でＪＷさ１
０μ、巾４００１の延伸フィルムを捲き取った。この操
作において、延伸温度、フィルムの長さ方向（ＭＤ力方
向に対して直角方向（ＴＯ力方向の延伸倍率および熱処
理温度を種々組み合わせた。尚、 ＭＤ方向の延伸倍率
はすべて３．１倍とした。得られたフィルムについて微
結晶サイズ、面配向度５強度。
１８０°Ｃでの乾熱収縮率を測定した。その結果を第１
表に示す。微結晶サイズと面配向度において特定範囲の
値を持つフィルムが良好な性能を持つことがわかる。
表に示す。微結晶サイズと面配向度において特定範囲の
値を持つフィルムが良好な性能を持つことがわかる。
（発明の効果）
本発明のフィルムは良好な物性を有するＰＣＨＤＭＴＣ
８ワ 業用耐熱性フィルムとして有用である。
８ワ 業用耐熱性フィルムとして有用である。
特許出願人 ユニチカ株式会社
Claims (1)
- （１）ポリ−１，４−シクロヘキシレンジメチレンテレ
フタレートまたはこれを主成分とするポリエステルから
なり、Ｘ線回折法によって測定される微結晶サイズおよ
び面配向度がそれぞれ４０〜８０Åおよび８０％以上で
あることを特徴とするポリエステル２軸配向フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12959888A JPH01299019A (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | ポリエステル２軸配向フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12959888A JPH01299019A (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | ポリエステル２軸配向フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01299019A true JPH01299019A (ja) | 1989-12-01 |
Family
ID=15013411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12959888A Pending JPH01299019A (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | ポリエステル２軸配向フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01299019A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0484942A2 (en) * | 1990-11-08 | 1992-05-13 | Diafoil Company, Limited | Insulating material for air conditioner or refrigerator |
| US7147927B2 (en) | 2002-06-26 | 2006-12-12 | Eastman Chemical Company | Biaxially oriented polyester film and laminates thereof with copper |
| US7524920B2 (en) | 2004-12-16 | 2009-04-28 | Eastman Chemical Company | Biaxially oriented copolyester film and laminates thereof |
-
1988
- 1988-05-26 JP JP12959888A patent/JPH01299019A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0484942A2 (en) * | 1990-11-08 | 1992-05-13 | Diafoil Company, Limited | Insulating material for air conditioner or refrigerator |
| US7147927B2 (en) | 2002-06-26 | 2006-12-12 | Eastman Chemical Company | Biaxially oriented polyester film and laminates thereof with copper |
| US7524920B2 (en) | 2004-12-16 | 2009-04-28 | Eastman Chemical Company | Biaxially oriented copolyester film and laminates thereof |
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