JPH01298151A - 化合物薄膜の形成方法 - Google Patents

化合物薄膜の形成方法

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JPH01298151A
JPH01298151A JP12742088A JP12742088A JPH01298151A JP H01298151 A JPH01298151 A JP H01298151A JP 12742088 A JP12742088 A JP 12742088A JP 12742088 A JP12742088 A JP 12742088A JP H01298151 A JPH01298151 A JP H01298151A
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Japan
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thin
plasma
vacuum chamber
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Takaharu Yonemoto
米本 隆治
Hiroyuki Tokushige
徳重 裕之
Tsugio Miyagawa
宮川 亞夫
Taiichi Mori
泰一 森
Hideaki Murata
秀明 村田
Kenichi Sano
謙一 佐野
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RAIMUZU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は化合物薄膜の形成方法に関し、特に低温で化合
物薄膜を作製する方法に係わるものである。
[従来の技術] 周知の如(、スパッタリングにより化合物薄膜を形成す
る方法として、下記に述べる方法が一般的である。
(1)酸化物、窒化物等の化合物のターゲットをスパッ
タリングする方法 (2)反応ガス雰囲気で金属ターゲットをスパッタリン
グする方法 (3)金属薄膜を作製し、その後反応ガス雰囲気で加熱
して前記金属薄膜と反応させる方法[発明が解決しよう
とする課題] しかしながら、上記(1)の方法の場合、化合物のスパ
ッタ率が金属のスパッタ率より低いため、成膜速度が非
常に遅い。また、化合物ターゲットと化合物薄膜との組
成に差が生じるという問題点を有する。
上記(2)の方法の場合、金属ターゲットの表面がスパ
ッタ中に反応することにより成膜速度が低下する、基板
温度を高くする必要があるなどの問題点を有する。
上記(3)の方法の場合、加熱温度が高い、膜厚の厚い
場合には長時間の処理が必要であるなどの問題点を有す
る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、成膜速度が
大きく、かつ低い基板温度で化合物薄膜かえられる化合
物薄膜の毒門方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、真空槽と、この真空槽内に設けられ。
スパッタリング用ターゲットを備えた陰極と、同真空槽
内に設けられた電子サイクロトン共鳴プラズマ源と、前
記陰極とプラズマ源間に設けられた仕切り板と、前記真
空槽内に前記陰極、プラズマ源のいずれにも対向して設
けられ、被処理物を支持する基板ホルダとを具備した装
置を用いて、スパッタリングにより金属薄層を形成した
後、この金属薄層に反応ガスプラズマを照射して前記金
属薄層を反応ガス成分と反応させて化合物薄層を形成し
、この工程を繰返すことを要旨とする。
[作用] 本発明においては、スパッタリングにより金属薄層を形
成するため成膜速度は化合物をスパッタリングするのに
比べて非常に大きい。また、この金属薄層に反応ガスプ
ラズマを照射するため、前記金属薄膜と反応ガスとの反
応が早く、かつ低温で進行し、短時間で金属薄層が化合
物薄層へと変化し、この繰返しにより低い基板温度、大
きな成膜速度で化合物薄膜を形成することが可能となる
[実施例コ 以下、本発明の一実施例について説明する。
まず、本発明に係る薄膜装置について第1図を参照して
説明する。
図中の1は、真空槽である。この真空槽1の下部には、
上部にスパッタリング用ターゲット2を載置した陰極3
が設けられている。また、同真空槽1の下部で前記陰極
3の近くには、CVD時に用いるECRプラズマ源4が
設けられている。このプラズマ源4には、ECRプラズ
マ源用ガス導入口5が接続されている。前記陰極3とプ
ラズマ源4間には、クロスコンタミネーションを避ける
ため仕切り板6が設けられている。前記真空槽1の上部
には、被処理物としての基板7を支持する回転可能な基
板ホルダ8が、前記陰¥ti+3.プラズマ源4と対向
するように配置されている。前記基板ホルダ8と陰極3
.スパッタリング源4間にはシャッタ9が設けられ、こ
のシャッタ9の開閉により所定の時間のみスパッタリン
グによる成膜あるいはプラズマ照射による反応が起こる
ようになっている。ここで、基板ホルダ8は、スパッタ
リング時には基板7を前記陰極3に、CVD時にはプラ
ズマ源4に夫々対向させることができるようになってい
る。また、基板ホルダ8の回転を手動又は自動でスパッ
タリング及びCVDの動作を連動させることにより、ス
パッタリングとECRプラズマCVDとを任意の順序で
また任意回数だけ連続して行なうことが可能である。前
記真空槽1の側部で前記プラズマ源4側には、ゲートバ
ルブ10を備えた排気口11が設けられている。この排
気口11をプラズマ源4側に設けるのは、特にCVD時
のプラズマ流がターゲット2の周囲に達してターゲット
2を汚染するのを防ぐためである。
なお、図中の12は、スパッタリング用ガス導入口であ
る。
次に、上記した装置を用いて基板上に化合物薄膜を形成
する場合について詳述する。
(実施例1) 本実施例では、スパッタリング源のターゲットとして直
径4′のFe片を使用し、プラズマ源4の反応ガスとし
て02ガスを使用し、更に基板として厚さIII+1の
ガラス板を使用した。
まず、真空槽1内を予め2 X 10−7Torrまで
排気した。つづいて、真空槽1内にArガスを導入して
I X 10−3Torrとした後、スパッタリングを
行い成膜速度5人/seeで基板7の主面に厚さ15人
のFe膜を形成した。次いで、前記基板7がターゲット
2の真上に位置する状態で基板ホルダ8を180度回転
して基板7をプラズマ源4の真上に位置するように移動
し、この位置で02プラズマを10sec照射した。こ
こで、プラズマ源4には02ガスを3 sec+n流し
、マイクロ波の出力は300Wである。また、基板の温
度は60℃に保持した。この操作を50回繰返すことに
より、厚さ約750人の化合物薄膜を得た。
しかして、実施例1によれば、スパッタリングにより基
板7の主面にFe膜を形成した後、基板ホルダ8を回転
させて基板7をプラズマ源4の真上に移動し、この状態
で02ガスプラズマを照射して化合物薄層を形成し、こ
れらの操作を繰返すことにより、所定厚の化合物薄膜を
低い基板温度でしかも大きな成膜速度で作製することが
できる。
事実、上記実施例]で得られた化合物薄膜をX線回折(
7たところ、得られた膜はγ−Fe2O3であることが
確認できた。また。VSMの磁気測定結果、保磁力32
0 (Oe ) 、飽和磁束密度4300ガウス、残留
磁束密度3400ガウス、角型比0,7つで、保磁力、
残留磁束密度が高く磁気記録媒体に適したものであるこ
とが確認できた。また、プラズマ源として電子サイクロ
トン共鳴マイクロ波プラズマ源(ECRプラズマ源)を
使用することにより、より反応性の高いプラズマを得る
ことができるため、化合物形成を効率よく行なうことが
できる。なお、前記プラズマ源は動作圧力が低いため、
スパッタリング源と同一真空槽内で動作させるのに適し
ている。
(実施例2) 本実施例では、スパッタリング源のターゲットとして直
径4′のFe片上にBiとYのチップを張付けたものを
使用し、プラズマ源4の反応ガスとして02ガスを使用
し、更に基板として厚さ0、’znmのGd 3 Ga
 50+2ガーネツト単結晶板を使用した。
まず、真空槽1内を予め2 X 10−7Torrまで
排気した。つづいて、真空槽1内にArガスを導入して
7 x 10’ Torrとした後、前記基板7がター
ゲット2の真上に位置する状態で高周波出力600Wで
スパッタリングを行なった。同時にプラズマ源4に02
ガスを35cars流し、マイクロ波出力300Wで0
2ガスプラズマを基板7へ照射した。次いで、この状態
で基板ホルダ8を10rpmで回転させ、スパッタリン
グによるB i−F e−7合金薄膜の形成と02ガス
プラズマ照射を交互に行ない、成膜時間60 minで
厚さ2.5pの化合物薄膜を得た。なお、基板の温度は
200℃に保持した。
実施例2で得られた薄膜をX線マイクロアナライザーに
より組成分析した結果、膜の組成はB i 2.2 Y
o、s F Q 5.o O12であり、X線回折の結
果ガーネット単層であることが判明した。
(比較例) 比較のため、上記実施例2と同一のターゲット、基板を
使用し、スパッタリング用のガスとしてA「と02の混
合ガス(Ar : 02−7 : 1)を7 X 10
−3Torrの圧力となるように真空槽内に導入し、高
周波出力600W、基板温度200℃でスパッタリング
を行なった。また、基板はスパッタリング源の真上に静
止したままであり、プラズマ源は使用しなかった。その
結果、成膜時間60mInで厚さ1.5pの膜が形成さ
れた。しかるに、比較例で得られた薄膜をX線マイクロ
アナライザーにより組成分析した結果、膜の組成はBl
 2.OY+、o Fe 5.00+2であるが、X線
回折の結果膜は非晶質でありガーネット相は形成されて
いないことが判明した。
[発明の効果コ 以上詳述した如く本発明によれば、低い基板温度でしか
も大きな成膜速度で化合物薄膜を形成で法を提供できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る成膜装置の説明図であ
る。 1・・・真空槽、2・・・ターゲット、3・・・スパッ
タリング用陰極、4・・・ECRプラズマ源、5,12
・・・ガス導入口、6・・・仕切り板、7・・・基板、
8山基板ホルダ、9・・・シャッタ、10・・・ゲート
バルブ、11・・・排気口。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  真空槽と、この真空槽内に設けられ、スパッタリング
    用ターゲットを備えた陰極と、同真空槽内に設けられた
    電子サイクロトン共鳴プラズマ源と前記陰極とプラズマ
    源間に設けられた仕切り板と前記真空槽内に前記陰極、
    プラズマ源のいずれにも対向して設けられ、被処理物を
    支持する基板ホルダとを具備した装置を用いて、スパッ
    タリングにより金属薄層を形成した後、この金属薄層に
    反応ガスプラズマを照射して前記金属薄層を反応ガス成
    分と反応させて化合物薄層を形成し、この工程を繰返す
    ことを特徴とする化合物薄膜の形成方法。
JP12742088A 1988-05-25 1988-05-25 化合物薄膜の形成方法 Granted JPH01298151A (ja)

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JPH0357185B2 JPH0357185B2 (ja) 1991-08-30

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