JPH01297204A - 木材への液体注入方法及び装置 - Google Patents

木材への液体注入方法及び装置

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JPH01297204A
JPH01297204A JP63128101A JP12810188A JPH01297204A JP H01297204 A JPH01297204 A JP H01297204A JP 63128101 A JP63128101 A JP 63128101A JP 12810188 A JP12810188 A JP 12810188A JP H01297204 A JPH01297204 A JP H01297204A
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container
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、木材に樹脂等の処理液を注入する方法及び装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、この種の注入方法及び装置は種々知られてお
り、木材に各種の処理液を注入し、木材を難燃化し、寸
法を安定化させ、強度を向上させ、防食性及び防虫性を
高め、更に染色することにより用途を広げる等して、商
品価値を高めている。
これら従来の方法及び装置は、被処理木材を予め空のタ
ンク内へ収納しておき、まずタンク内の空気を真空吸引
してタンク内を減圧する。タンク内の減圧処理が終了し
た後、その減圧状態を保ちつつ樹脂液等の処理液をタン
ク内に入れる。そして最後にタンク内を加圧して、処理
液が被処理木材内へ注入されるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来の方法において、被処理木材を減圧処理
してから処理液をタンク内に入れるようにしていた理由
は、処理液を初めからタンク内に入れておくと、木材中
の空気の抜けが悪く処理時間が長く掛かるためと、処理
液によっては減圧中に被処理木材の木口面等木材表面に
付着し、液の浸入に必要な開孔を一部塞いで、均一な処
理液の注入状態を得られなくなってしまうことがあるた
めであった。
しかしながら、このような方法によると、タンク内の減
圧状態を保持したままで処理液を入れるために、初めか
ら木材と処理液をタンク内に入れておくことと比べると
、作業工程が増えることは勿論、制御装置やバルブ類等
が余分に必要であり、改善が望まれていた。
また、従来の装置は、木材中にどれだけ処理液が注入さ
れたかを簡単に確認することができず、作業者の堪に頼
るか、例えば運転を一旦停止して被処理木材をタンクか
ら引出して確認する等の手間の掛かるやり方を採用する
かしかなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る木材への液体注入方法は、内部を減圧、加
圧自在としたタンク内で樹脂液等の液体を木材に注入す
る方法であって、下記のステップからなる。
第1のステップは、上面を開口させたコンテナ内に、上
記注入対象となる被処理木材を搭載し、該コンテナ内を
上記液体で満たし、ついで該コンテナを上記タンク内に
収納する。
第2のステップは、上記タンク内の空気を真空吸引して
該タンク内を減圧し、上記タンク内の空気と共に上記被
処理木材内に存在する空気を上記木材の外部へ排出する
第3のステップは、上記真空吸引ラインとは別にコンテ
ナ内からの真空吸引ラインを設け、そのの途中に、上記
被処理木材と同一ないしは類似の性状を有するモニタ木
材を介在させ、上記タンクに対する真空吸引力よりも大
きな真空吸引力で上記コンテナ内を吸引し、上記液体中
若しくは上記被処理木材の表面に存在する空気を上記タ
ンク外へ排出する。
そして最後の第4ステツプでは、丑記コンテナ内の減圧
処理を続行しつつ、上記タンク内を加圧し、」二記コン
テナ内の滞留空気及び北記被処理木材内の残留空気を上
記タンク外へ排出しつつ上記被処理木材内に上記液体を
注入する。
本発明に係る木材への液体注入装置は、主に。
内部を減圧、加圧自在としたタンク、上面が開口してお
り、注入対象となる被処理木材を搭載し且つ上記液体を
満たすためのコンテナ、上記タンク内の空気を真空吸引
して該タンク内を減圧し、上記タンク内の空気をタンク
外へ排出させると共に、上記被処理木材内に存在する空
気を上記木材の外部へ排出させる第一の真空吸引手段、
上記タンクに対する真空吸引力よりも大きな真空吸引力
で上記コンテナ内の上記液体を吸引し、該液体中に存在
し若しくは上記被処理木材の表面に付着している気泡を
上記タンク外へ排出する第二の真空吸引手段、及び上記
タンクと上記コンテナ内を真空吸引する手段との間の真
空吸引ラインの途中に介在するモニタ装置とからなる。
上記モニタ装置は、上記減圧ラインに連結させたフィル
タ部と、該フィルタ部の下方に一体的に取付けたモニタ
部とからなる。このフィルタ部は、上記減圧ラインに上
記木材と同一ないしは類似の性状のモニタ木材を接続さ
せて備える。また上記モニタ部は、上記モニタ木材を通
過した上記液体が滴下する位置に、上記液体が上記モニ
タ木材内を通過したか否かを目視するための監視窓を備
える。
なお上記第1及び第2の真空吸引手段は兼用することも
可能である。勿論この場合には二通りの吸引力を発揮で
きることが必要である。
この発明を適用し得る木材は、特に限定はないが、例え
ば杉、赤松、黒松、から松、えぞ松、とど松、栂、樅、
檜、されら、とうひ、いちい、あすなろ等の針葉樹、ま
かんば、ぶな、欅、樫、楓、しなのき、楡、ぜん、くぬ
ぎ、なら、しいのき、桜、栃の木、桐、杜、ラワン、マ
ホガニー、アビトン、アガスチ、チーク、オーク、紫檀
、黒檀等の広葉樹を挙げることができる。
また、被処理材の形状としては、コンテナに搭載し得る
形状であればよく、丸太、単板、角材、板材のいずれの
形状でもよい。被処理材は、上述のような製材は勿論、
合板、集成材等の加工木材、パーティクルボード、ファ
イバーボードでもよい。
難燃化用の処理液としては、例えば、リン酸水素2アン
モン、ホウ酸等の無機水溶性塩、スルファミン酸塩、ハ
ロゲン化合物、リン及び窒素を含む化合物、グアニジン
系化合物、酸化アンチモン等の金属酸化物等の難燃剤を
含むものが採用できる。
寸法安定化のための処理液としては、例えばポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリエー
テル類、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、飽和ポリエステル樹脂、ポリ(メタ)アクリル准
エステル類またはその共重合体、ウレタン樹脂、ポリビ
ニルアルコール、パラフィン、酢酸ビニル共重合体、ポ
リアミド樹脂、ポリイミノ樹脂、アミノブラスト樹脂、
フッ素樹脂、シリコン樹脂、ビニル共重合体樹脂、SB
R,NBR等の溶液または分散液が使用できる。
強化のための処理液としては、例えばスチレン、 (メ
タ)アクリレート、酢酸ビニル、ジアリルフタレート、
ジビニルベンゼン、 (メタ)アクリル酸、アクリロニ
トリル、塩化ビニリデンで代表されるモノマー、不飽和
ポリエステル樹脂とスチレンモノマー、反応型ポリウレ
タン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、ユリア樹
脂、メラミン樹脂、ビニルエステル、エポキシ樹脂等の
溶液または分散液が使用できる。
防腐のための処理剤としては、例えば銅化合物、クロム
化合物、ヒ素化合物、ホウ素化合物、ペンタクロールフ
ェノール、ナフテン酸金属塩、有機スズ化合物、クロル
ナフタリン類、8−キノリツール銅、ギヤブタン類、ク
レオソート油、ウォルマン塩、クロム化塩化亜鉛等の防
腐剤を含む処理液が挙げられる。
防虫のための処理液としては、例えばウオルマン塩、ボ
リデン塩、有機リン系、カーバメート系、有機スズ化合
物、クロルデン、ヘプタクロル、ディルドリン、アルド
リン、 チオダン、γ−BHC(1,2,3,4,5,
6−ヘキサクロルシクロヘキサン) 、 DDT [1
、1、1−トリクロル−2,2−ビス(p−クロルフェ
ニル)エタン]、メトキシクロル[1、1、1−トリク
ロル−2,2−ビス(p−メトキシフェニル)エタン]
、トクサフェン、ケボン、スルホンアミド類、チオフェ
ン油、有機チオシアネート類等の防虫剤を含む処理剤が
挙げられる。
染色のための処理液としては、例えばクリソフェニンG
X、ダイレクトブラウンM等の如き直接染料、スミノー
ルファーストオレンジPO、スミノールファーストブラ
ウンR等の如き酸性染料、サフラニン、オーラミン等の
如き塩基性染料、アルコール溶性染料、油溶陽性染料を
、必要に応じて染着助剤及び界面活性剤等と共に含む溶
液または分散液が挙げられる。
これらの処理液をつくるための媒体としては、例えば、
水、アルコール類、グリコール類、芳香族炭化水素類、
脂肪族炭化水素類、脂環族炭化水素、ケトン類、エステ
ル類、ハロゲン化合物類、酸類、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、DMF、DMSO等が使用される。
本発明に用いられる処理液の粘度は、被処理木材の性状
との関係で定まるが、一般には1.000cps以下の
粘度が好ましい。
本発明の方法における減圧処理は絶対圧160Torr
以下で行われることが望ましい。
それ以上の絶対圧の下では被処理木材中に存在する気体
を効率的に除去し難いこともある。
本発明の方法における加圧処理は、1〜50 Kg/c
rn’ (7)圧力、特に8〜50 Kg/crn’の
圧力で行われることが望ましい、加圧度が高い程、処理
液の被処理木材内への注入性は良い。もっとも被処理木
材の性状によっては加圧力によっては変形することもあ
るので注意を要する。
モニタ木材は、処理液中及び被処理木材の内部及び表面
に残存する空気を優先的に系外に排出するためと、処理
液の木材中への浸透を確認するために設けられているこ
とは上述したが、このメカニズムは明確ではない、おそ
らくモニタ木材片中の導管溝が空気等低分子物質と、高
分子物質とを分離するフィルターの役割を果しているも
のと推測される。勿論木材片は、被処理木材と同一種の
木材の木片であることが好ましいが、類似性のあるもの
であれば十分採用可能である。
〔作用〕
まず、上面を開口させたコンテナ内に、上記注入対象と
なる被処理木材を搭載し、該コンテナ内を上記液体で満
たし、ついで該コンテナを上記タンク内に収納する。
ついで、上記タンク内の空気を第1の真空吸引手段によ
り吸引して該タンク内を減圧する。すると、上記タンク
内の空気と共に上記被処理木材内に存在する空気が上記
木材の外部へ排出される。
さらに、別に設けた真空吸引ラインの途中に介在させた
モニタ装置を介して、上記タンクに対する真空吸引力よ
りも大きな真空吸引力で上記コンテナ内を吸引する。す
ると、液中に滞留していたり、被処理木材の表面に付着
していた空気のほうが注入液よりも軽く、流動性が良い
ので、先にタンク外へ排出される。
そして最後に、上記コンテナ内の減圧処理を続行しつつ
、上記タンク内を加圧すると上記コンテナ内とモニタ部
内との圧力差はより大きくなり、上記コンテナ内の滞留
空気及び上記被処理木材内の残留空気はタンク外へより
勢いよく排出されると同時に上記被処理木材内に上記液
体を注入される。タンク内の空気が殆ど系外に排出され
ると、続いて注入液がモニタ木材中を通過してモニタ装
置のモニタ部内へと滴下し始める。モニタ木材と被処理
木材は同一ないしは類似の性状を有するから、この滴下
をモニタ部の監視窓から視認できれば、タンク内の被処
理木材中に十分に処理液が浸透したことを確認できる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すもので、この実施例
の木材への液体注入装置は、主に、内部を減圧、加圧自
在とした圧力容器1、被処理木材2を搭載し且つ処理液
を満たすためのコンテナ3、圧力容器1内を減圧するた
めの減圧装置4゜5、圧力容器l内を加圧するため及び
減圧装置4.5へ圧縮空気を供給するための加圧装d6
、及び一対のモニタ装置7.7からなる。
圧力容器lは、中空円筒状の胴8と、$8の一端側に開
閉可1走に取付けた蓋9からなり、基礎上に脚により固
定されている。胴8の上部には、減圧ノズル10と加圧
ノズル11が設けられている。減圧ノズル10は減圧装
置4と、加圧ノズル11は加圧装置6と、夫々接続され
ている。また胴8の下部には処理液引出管12が設けら
れており、この処理液引出管12に接続されている一対
の処理液導管13.14は、夫々モニタ装置7゜7を途
中に介在させた形で減圧装置5に接続されている。なお
、圧力容器l内にはコンテナ3を受は入れるためのレー
ル15が可動に配設されている。
圧力容器1の蓋9前面側にはレール30が敷設されてい
る。コンテナ3は、このレール30上を走行する台車3
1により、圧力容器1内への収納、圧力容器1からの取
り出しができる。
コンテナ3は、第2図、第3図に示すように、直方体形
状のもので、上面が被処理水材2を搭載するために開口
させである。コンテナ3内に搭載された被処理木材2の
上には、はぼコンテナ3のE部間ロ16全体を覆う気泡
分散用のノー2シユ板17が載せられ、このメツシュ板
17と、ストップパー18との間にはエアシリンダ19
が複数配され、処理液20をコンテナ3内に入れた際、
伸ばして被処理水材2の浮上がりを防止できるようにし
である。メツシュ板17には、図示せぬが、前面に亙っ
て、細かい孔が設けられ、コンテナ3内の処理液20を
通って上がってくる被処理木材2から出た気泡を細かく
分散させ得るようにしである。
ストップパー18は、一対の細板状の鋼板を組合せたも
ので、下側の鋼板はコンテナ3の開口縁21に嵌り得る
チャネル形状の取付部22を両端に備え、上側の鋼板は
コンテナ3の開口縁21外側に引っ掛けるためのフック
部23を備えている。フック部23は、中心側へ折曲げ
得るようにヒンジ結合されている。このため、コンテナ
3内に被処理木材2、メツシュ板17、エアシリンダ1
9をセットした後、上側鋼板のフック部23を中心側へ
折曲げておき、下側の鋼板の取付部22をコンテナ3の
開口縁21に嵌め、次いで、フック部23を折戻して開
口縁21に掛ければストップパー18がコンテナ3にし
っかりと固定され、被処理木材の浮き上り防止構造が完
成する。
なお、第2図では、被処理木材、特に角材を互いに密着
させてコンテナ3に搭載しているが、被処理水材2から
抜けた空気がコンテナ3の上方へ逃げ易いようにする必
要がある9例えば各被処理木材2間に小さな木片等を挟
めばよい、但し、第2図でわかるように、丸太の場合は
このような処理は不要である。
コンテナ3の一端側の側面下部には、圧力容器1の処理
液引出管12とコンテナ3内を連結するだめの弁付き出
口管24が設けられている。コンテナ3を圧力容器1内
に収納すると、出口管24が処理液引出管12の真上に
来る。出口管24の弁と処理液引出管12の上端は、こ
の状態で連結される。
減圧装置4は、夫々、圧力容器1内の空気を真空吸引し
て圧力容器l内の空気を外部へ排出させて圧力容器l内
を減圧すると共に、被処理木材2内に存在する空気を被
処理木材2の外部へ排出させる第一の真空吸引手段であ
り、また、減圧装置5は、圧力容器lに対する真空吸引
力よりも大きな真空吸引力でコンテナ3内の処理液20
を吸引し、処理液20中に存在し若しくは被処理木材2
の表面に付着している気泡を圧力容器1外へ排出するた
めの第二の真空吸引手段である。
減圧装置4.5は、夫々、圧力容器1内の空気を真空吸
引し、圧力容器l内を減圧にするためのもので、内部に
は複数のノズルブロック25を連結させて備える。
ノズルブロック25は、第4図に示すようにブロック体
26内に、スロート31を形成し、このスロート31の
前端口32にノズル33を取付けて構成される。全体寸
法は約45m/mである。スロート31の前端口32は
、末広がり状に拡開し、その外端側の口径りをノズル3
3のノズル孔33a口径dに対してD=1.5dとし、
ノズル33の先端と間隙t(0,5m腸程度)を隔てて
開口している。スロー)31の後端は前端部と同様に末
広がり状にして排出孔34に連接する。ノズル33の基
端は、ブロック体26に設けた空室35内にねじ込まれ
ている。この空室35の内側に開口する吸引口36は、
吸気孔37に連接している。
ノズル33は、基端部の外形形状を先端から微かな長さ
(0,3mm程度)までを円筒部38とし、円筒部38
の付は根から末広がり状の円錐部(軸方向で長さが2腸
層程度)を形成しである。第4図のノズルブロック25
は、ノズル孔33aが圧縮空気の流入孔39に連接して
いる。圧縮空気の流入孔39は加圧装置6(例えばコン
プレッサ)の吐出ライン61.62に接続され、吸気孔
37は、減圧装を内の減圧タンクを介して減圧ノズル1
0、モニタ部72に接続されている。
第5図は、このノズルブロック25を用いて構成した減
圧装置による減圧効果の試験結果を示す、減圧対象は9
059Mの容器を有する真空タンクで、図中aはノズル
ブロックが10箇、bは40箇、Cは68箇並列に連結
した場合の真空度−時間曲線である。また、比較例とし
て示した直線d−文は、佐藤真空機械工業(株)(住所
:埼玉県入間郡三芳町層久保1036)製真空ポンプに
よる減圧度−時間直線である。この直線d−1は第7図
の性能図より算出した0図中、SW、STに続く数字は
排気速度(交/5in)を示し、KSに続く数字は排気
速度(見/l1in)の1/looを示す。
ノズルブロック25を68箇接続した場合(曲線C)、
価格的に同程度の真空ポンプ(第5図中直線り、iで示
すもの、)と比べ、かなり強力な真空吸引力を発揮する
ことがわかる。即ち、このノズルブロック25を用いる
と、高価な真空ポンプと同等の真空吸引力を安価で得る
ことができ、システム全体の価格を引下げることができ
る。また、真空ポンプは、その性能を維持するために定
期的にきちんと保守整備を必要とするのが一般的である
が、このノズルブロック25を用いれば。
いわゆるメンテナンスフリーとすることが可能である。
更にこのノズルブロック25は連結数を自在に加減でき
るので、所望の真空吸引力を容易に得られ、システム構
成を簡単に可変できる。
モニタ装置7は、処理液導管13(14)に連結させた
フィルタ部71と、フィルタ部71の下方に一体的に取
付けたモニタ部72とからなる。
第6図はモニタ装置の詳細図である。
フィルタ部71は、処理液導管13(14)の配管に接
続され被処理木材2と同一ないし類似の性状のモニタ木
材73を配置したものである。
処理液導管13(14)の配管は、フィルタ部71の上
部に接続され、モニタ部72の側面に取付けたソケット
74には減圧ラインが接続されている。フィルタ部71
とモニタ部72とはベース板75により仕切られている
が、ベース板75を貫通させた連結管77により連通さ
せである。連結管77のL端にはモニタ木材73が押え
部材78により取外し可能に固定してあり、連結管77
の上!開口を塞いでいる。このため、フィルタ部71内
に入った空気、処理液20は、このモニタ木材73を通
らないとモニタ部72内に抜けられない。
モニタ部72は、モニタ木材73を通過した処理液20
が滴下する位置に、監視窓76を備え。
処理液20がモニタ木材73内を通過したか否かを目視
できるようになっている。
また、モニタ装置7には圧力計80、ドレン抜き82が
設けである。
なお、図示の例では、モニタ装置を一対のものとしであ
るが、勿論−箇だけでよい。
次に本実施例の動作を説明する。
まず、コンテナ3内に適宜本数の被処理水材2を収納し
、メツシュ板17.ストップ八−l8、エアシリンダ1
9により被処理木材2を固定する。その状態でコンテナ
3内に処理液20を注入する。処理液20は注入後、液
面上に被処理木材2が出ない、程度まで入れる。そして
コンテナ3を台車31.レール15を利用して圧力容器
l内へ収納し、蓋9を閉じる。
次に、加圧装置6を運転し減圧装置4を作動させて、圧
力容器lの上部の減圧ノズル10により圧力容器1内を
160Torrで減圧する。圧力容器l内が所望の減圧
状態を呈したならば10〜120分間その状態を保持す
る。これにより被処理水材2内の空気を外に排出させる
同時に第二の減圧装置5をも運転して圧力容器1の下側
の処理液引出管12によりコンテナ3内の処理液20を
圧力容器1内より低い圧力(約60Torr)により吸
引する。これにより、処理液20中や被処理木材2の表
面に付看していた空気を処理液導管13.14を介して
モニタ装置7側へ吸引する。
次いで圧力容器lの上部の減圧ノズル10を閉じ、圧力
容器lの上側の加圧ノズル11により圧力8〜40 K
g/crn’の圧縮空気を圧力容器l内に送る。この圧
縮空気による加圧と、減圧装置5による真空吸引を約1
0−120分間続ける。
圧力容器1内を加圧すると、処理液20は減圧されてい
るために低圧側となるモニタ装置7に向って流れる。こ
のとき処理液20中の滞留エアー及び被処理木材2内の
残留エアーの方が、軽く、流動性が良いので、処理液2
0より先んじてモニタ木材73に集まり、モニタ木材7
3中を通り、連結管77を介してモニタ部72内へと抜
けていく。
更に加圧注入が進行するに従って、モニタ部72内への
処理液20の流入が監視窓76から観察される。この吟
点でコンテナ内3に搭載した被処理木材2内への処理液
20の浸透が完了したことが確認できる。
その後、各装置の運転を停止し、圧力容器l内の圧力を
常圧に戻した後、蓋9を開けてコンテナ3を台車31に
引き出せば液体注入処理した木材を取り出すことができ
る。
ブナ材に対して本実施例の装置により液体注入を施した
ところ処理液の注入率は115〜129重着%(f均値
121重量%)という結果が得られた。従来の方法、装
置ではせいぜい70〜80重量%である。
〔発明の効果〕
本発明に係る木材への液体注入方法によれば、タンクの
減圧処理前に木材を処理液に浸しているにも拘らず、良
好な液体注入効果が得られ、しかも処理工程が少なくな
る。
また1本発明に係る木材への液体注入装置によれば、装
置を運転したままで木材への液体注入状況を目視により
確認できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の−・実施例の装置構成図、第2図は
、第1図中の■−■線に沿うタンクの拡大断面図、 第3図は、第1図中の矢視■方向から見たタンクの拡大
モ面図、 第4図は、減圧装置のノズルブロックの拡大断面図、 第5図は、第4図のノズルブロックの能力を示すグラフ
、 第6図は、モニタ装置の拡大断面図、そして第7図は、
第5図を算出するための真空ポンプ排気速度曲線を示す
グラフである。 1:圧力容器      2:被処理水材3:コンテナ
      4.5:減圧装置6:加圧装置     
 7:モニタ装置!3,14:処理液導管 20:処理
液25:ノズルブロック  71:フィルタ部72:モ
ニタ部     73:モニタ木材76:監視窓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部を減圧、加圧自在としたタンク内で樹脂液等
    の液体を木材に注入する方法であって、下記のステップ
    からなるもの; a)上面を開口させたコンテナ内に、上記注入対象とな
    る被処理木材を搭載し、該コンテナ内を上記液体で満た
    し、ついで該コンテナを上記タンク内に収納するステッ
    プ、 b)上記タンク内の空気を真空吸引して該タンク内を減
    圧し、上記タンク内の空気と共に上記被処理木材内に存
    在する空気を上記木材の外部へ排出するステップ、 c)上記真空吸引ラインとは別にコンテナ内からの真空
    吸引ラインを設け、その途中に、上記被処理木材と同一
    ないしは類似の性状を有するモニタ木材を介在させ、上
    記タンクに対する真空吸引力よりも大きな真空吸引力で
    上記コンテナ内を吸引し、上記液体中若しくは上記被処
    理木材の表面に存在する空気を上記タンク外へ排出する
    ステップ、そして d)上記コンテナ内の減圧処理を続行しつつ、上記タン
    ク内を加圧し、上記コンテナ内の滞留空気及び上記被処
    理木材内の残留空気を上記タンク外へ排出しつつ上記被
    処理木材内に上記液体を注入するステップ。
  2. (2)樹脂液等の液体を木材に注入する装置であって、
    下記の要件からなるもの; a)内部を減圧、加圧自在としたタンク、 b)上面が開口しており、上記注入対象となる被処理木
    材を搭載し且つ上記液体を満たすためのコンテナ、 c)上記タンク内の空気を真空吸引して該タンク内を減
    圧し、上記タンク内の空気をタンク外へ排出させると共
    に、上記被処理木材内に存在する空気を上記木材の外部
    へ排出させる第一の真空吸引手段、 d)上記タンクに対する真空吸引力よりも大きな真空吸
    引力で上記コンテナ内の上記液体を吸引し、該液体中に
    存在し若しくは上記被処理木材の表面に付着している気
    泡を上記タンク外へ排出する第二の真空吸引手段、及び e)上記タンクと上記コンテナ内を真空吸引する手段と
    の間の真空吸引ラインの途中に介在するモニタ装置、 とからなり、 f)上記モニタ装置は、上記減圧ラインに連結させたフ
    ィルタ部と、該フィルタ部の下方に一体的に取付けたモ
    ニタ部とからなり、 g)上記フィルタ部は、上記減圧ラインに上記木材と同
    一ないしは類似の性状のモニタ木材を接続させて備え、 h)上記モニタ部は、上記モニタ木材を通過した上記液
    体が滴下する位置に、上記液体が上記モニタ木材内を通
    過したか否かを目視するための監視窓を備える。
JP63128101A 1988-05-25 1988-05-25 木材への液体注入方法及び装置 Granted JPH01297204A (ja)

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