JPH01295209A - 波長多重フィルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光フアイバケーブルを用いた有線通信システ
ムにおいて光信号の波長多重伝送を行う際に用いられる
波長多重フィルタに関する。

〔従来の技術〕

従来この種の波長多重伝送においては、所謂６端子波長
多重フィルタが用いられている。この６端子波長多重フ
ィルタは一対の自己集束型レンズ（例えばセルフォック
レンズ）とこの自己集束型レンズに挾持されたフィルタ
部とを備えており、さらに第１〜第３の入出力端子を備
えている。この６端子波長多重フィルタは互いに異なる
第１の波長の光信号と第２の波長の光信号とを合成し、
また第１及び第２の波長を有する光信号（合成波）を分
離するのに用いられる。そして、第１及び第２の入出力
端子はそれぞれ第１の波長の光信号及び第２の波長の光
信号に対応し、一方、第３の入出力端子はそれぞれ合成
波に対応する。

ところで、上述の３端子波長多重フィルタを用いて、２
つの互いに異なる波長が多重化された波長多重化信号か
ら一方の波長の信号のみを取り出そうとする際には、第
３図に示すように２つの６端子波長多重フィルタを縦続
接続する必要がある。つまり、一対の自己集束型レンズ
２０５及びフィルタ部２０６を備える３端子波長多重フ
ィルタ１及び２を図示のように縦続接続する。そして、
６端子波長多重フィルタ１の合成波入力端子２０１（Ａ
端子）から波長λ、及び波長λ２の光信号が合成された
合成光信号が入力される。この合成信号のうち波長λ２
の光信号はフィルタ部２０６で反射され１分岐波出力端
子２０３（Ｃ端子）に出力される。一方、波長λ１の光
信号はフィルタ部２０６を通過して、３端子波長フイル
タ２に入力される。３端子波長多重フィルタ２において
、波長λ１の光信号はフィルタ部２０６を通過して合成
波出力端子２０４（Ｄ端子）に達する。一方、挿入性入
力端子２０２　（Ｂ端子）からは波長λ２′（λ２＝λ
２′）の光信号（ただし上記の波長λ２の光信号とは異
なる光信号）が入力される。この波長λ２′の光信号は
フィルタ部２０６で反射され９合成波出力端子２０４の
方向に向う。従って９合成波出力端子２０４からは波長
ノ、及び波長λ２°の光信号が合成された合成光信号が
出力される。

このように１例えば、１．３μｍの波長の光信号と１．
５５μｍの波長の光信号とが合成された合成光信号にお
いて、線路損失の大きい１．６μｍの波長の光信号のみ
を中継器を通過させたり、あるいは合成光信号のうちの
一方の波長の光信号のみを電気信号に変換して１分岐・
挿入接続する場合等に、上述の６端子波長多重フィルタ
の縦続接続を行う必要がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のように、従来２合成光信号から、一方の波長のみ
を取り出し１例えば、中継器を通過させた後９合成しよ
うとした場合、６端子波長多重フィルタを縦続接続する
必要があシ、このように、２つの３端子波長多重フィル
タを縦続接続すると、挿入損失が２倍となるばかりでな
く、フィルタの設置スペースが増大するという問題点が
ある。さらに、２つの６端子波長多重フィルタを用いな
ければならないから、コストアップとなってしまう。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明によれば、第１の自己集束型レンズと。

第２の自己集束型レンズと、該第１及び第２の自己集束
型レンズに挾持されたフィルタ部とを有し、前記第１の
自己集束型レンズには第１及び第２の入出力端子が備え
られ、前記第２の自己集束型レンズには第３及び第４の
入出力端子が備えられておシ、前記第１の入出力端子か
ら前記第３の入出力端子の方向に所定の第１の波長帯の
光信号を選択的に通過させ、前記第１及び第２の入出力
端子間、及び前記第３及び第４の入出力端子間で所定の
第２の波長帯の光信号を選択的に通過させるようにした
ことを特徴とする波長多重フィルタが得られる。

以下余白 〔実施例〕 次に本発明について実施例によって説明する。

第１図を参照して１本発明による波長多重フィルタは一
対の自己集束をレンズ（例えば、セルフォックレンズ）
１０５．　　この自己集束型し７ズ１０５に挾持された
フィルタ部１０６．及び合成波入力端子（第１の入出力
端子）１０１゜合成波出力端子（第３の入出力端子）１
０２゜分岐波出力端子（第２の入出力端子）１０３゜挿
入性入力端子（第４の入出力端子）１０４を備えている
。

合成波入力端子１０’ｌ　（Ａ端子）から互いに異なる
波長λ１及びλ２の合成信号が入力される。

この合成信号のうち波長λ、の光信号はフィルタ部１０
６を通過する。一方、波長λ２の光信号はフィルタ部１
０６で反射され１分岐波出力端子１０３（Ｃ端子）から
出力される。また、波長λ２′（λ２＝λ２′）の光信
号（波長λ２の光信号と異なる）が挿入性入力端子１０
４　（Ｄ端子）から入力される。この波長λ２′の光信
号はフィルタ部１０６で反射され、フィルタ部１０６を
通過した波長λ、の光信号と合成されて、波長λ１　と
波長λ２′との合成信号として合成波出力端子１０２（
Ｂ端子）から出力される。

上述の実施例では、波長λ、の光信号、波長λ２の光信
号、及び波長λ２′の光信号は同一方向であるとしたけ
れども、逆方向であってもよい。

即ち、波長λ２の光信号がＣ端子から入力されれば、こ
の波長λ２の光信号はＡ端子から波長λ１の光信号と逆
方向に出力される。また、Ｂ端子から波長λ２“の光信
号が入力されれば、Ｄ端子から波長λ２“の光信号が取
り出される。

ここで９本発明による４端子波長多重フイルりが適用さ
れた光フアイバ通信システムの一例を第２図に示す。

この光フアイバ通信システムは終端局４及び８、分岐挿
入局５．及び中間中継局６及び７を備えており、これら
終端局４及び８２分岐挿入局５．及び中間中継局６及び
７は光フアイバケーブル９によって図示のように連結さ
れている。

終端局４は波長λ１の光信号を送出する光送信器３０１
、波長λ２の光信号を送出する光送信器６０３、及び６
端子波長多重フィルタ６０７を備えている。分岐挿入局
５は波長λ２の光信号を送出する光送信器６０３．波長
λ２の光信号全受信する光受信器３０４．及び４端子波
長多重フィルタ６０８を備えている。中間中継局６は波
長λ１の光信号の光中継器６０５．波長λ２の光信号の
光中継器６０６．及び６端子波長多重フィルタ３０７を
備えている。中間中継局６は波長λ２の光信号の光中継
器６０６．及び４端子波長多重フィルタ６０８を備えて
いる。そして、終端局８は波長λ１の光信号の光受信器
３０２．波長λ２の光信号の光受信器６０４．及び６端
子波長多重フィルタ６０７を備えている。

この光フアイバ通信システムでは２分岐挿入局５及び中
間中継局７において、波長λ２の光信号のみを取り出す
ため、前述の４端子波長多重フィルタが用いられており
、中間中継局６ては。

線路損失の大きい波長λ２の光信号が例えば、増幅され
、損失の小さい波長λ１の光信号は中継器３Ｄ５’ｔそ
のまま通過する。一方、終端局４及び８と中間中継局６
とには、６端子波長多重フィルタが用いられ、この６端
子波長多重フィルタにより波長λ、及びλ２の光信号を
取り出している。

〔発明の効果〕

以上説明したように２本発明によれば、互いに異なる波
長の光信号が合成された合成信号から一方の波長だけを
効率的に分岐挿入することができ、３端子波長多重フィ
ルタを２つ縦続接続したものに比べて、挿入損失を半分
にできるばかりでなく、省スペース、低コスト化を達成
できる。

従って、光フアイバ通信システムにおいて所定波長の信
号のみを分岐挿入したり、中継したりする場合に有用で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による４端子波長多重フィルタの一実施
例を説明するための図、第２図は本発明による４端子波
長多重フィルタが適用された光フアイバ通信システムの
一例を示す図、第１０１・・・合成波入力端子、１０２
・・・合成波出力端子、１０３・・分岐波出力端子、１
０４・挿入性入力端子、１０５・・・自己集束型レンズ
、１０６・・フィルタ部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、第１の自己集束型レンズと、第２の自己集束型レン
   ズと、該第１及び第２の自己集束型レンズに挾持された
   フィルタ部とを有し、前記第１の自己集束型レンズには
   第１及び第２の入出力端子が備えられ、前記第２の自己
   集束型レンズには第３及び第４の入出力端子が備えられ
   ており、前記第１の入出力端子から前記第３の入出力端
   子の方向に所定の第１の波長帯の光信号を選択的に通過
   させ、前記第１及び第２の入出力端子間、及び前記第３
   及び第４の入出力端子間で所定の第２の波長帯の光信号
   を選択的に通過させるようにしたことを特徴とする波長
   多重フィルタ。