JPH0129349B2 - - Google Patents

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JPH0129349B2
JPH0129349B2 JP57097938A JP9793882A JPH0129349B2 JP H0129349 B2 JPH0129349 B2 JP H0129349B2 JP 57097938 A JP57097938 A JP 57097938A JP 9793882 A JP9793882 A JP 9793882A JP H0129349 B2 JPH0129349 B2 JP H0129349B2
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JP
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JP57097938A
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JPS58215167A (ja
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Hirotaka Ootsuka
Katsuo Nakazato
Kunio Sannomya
Hidehiko Kawakami
Hiroyoshi Tsucha
Hideo Uchida
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electronics Corp
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Priority to US06/501,873 priority patent/US4538184A/en
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフアクシミリ電送装置などのように、
一度画像を走査分解した後、再度画像を構成する
一般の画像走査・記録装置または画像走査・表示
装置、例えば、網点写真などを含む新聞紙面の電
送システム等に用いられる画信号処理装置に関す
るものである。
画像信号を二値データに変換して、再び記録す
ると、原画像そのものがもつている濃淡周期と、
原画像を走査して標本化する周期の干渉によつて
原画像にない濃淡模様、即ちモアレ縞の記録画像
が出現し、記録画像の品質を著しく損ねる事があ
る。
近年フアクシミリの活用分野は益々拡大し、電
送すべき画像が単なる文字画像ばかりでなく、階
調や周期性絵柄模様を含む、広範な画像の電送が
望まれるに至つている。特に原稿画像に、比較的
細かい画像周期を有する画像、例えば網点写真や
格子縞模様の服地の図案などは、画像の周期と、
原画を走査する周期の干渉によるモアレ縞が発生
し、画像品質の著しい劣化を招き、フアクシミリ
の活用範囲を限定させたり、またこの対策のため
に、高い走査線密度で画像を走査したり、複数の
走査線密度を装着せしめた高価な装置を提供した
りしている。以下モアレ縞の最も発生しやすい原
稿として、新聞フアクシミリで問題となつている
網点写真原稿を代表例にし従来例を説明する。
モアレ縞として見えるのは、原画の網点の大き
さが同程度で分布していても、再生された網点の
大きさが周期的に変化していくことによる。
第1図は画像の二値化により原画の網点が面積
変調を受けて再生される様子を示している。1,
2は原画の中の同じ面積を有する網点である。5
の格子は、原画を走査して画素データとする領域
分割、または画素データから再生画像を得るため
の領域分割を示している。網点の周期と領域分割
の周期のズレがあると、原画の網点は格子5によ
り、ある所では網点1のように、別の所では網点
2のように領域分割されることになる。各画素デ
ータを白または黒に二値化するため、1つの格子
内の黒の面積が50%以下の時はその格子全体を白
とし、他を黒とすると、網点1は網点3のよう
に、網点2は網点4のように変換される。この例
では、再生された網点の面積が4対1にも変化し
ている。第1図の例のように、変換された網点の
面積が、再生された画像上で周期的に変動してい
くと、視覚的に濃度の変化(モアレ縞)として感
じられることになる。次に、モアレ縞発生の様子
を更に具体的に調べることにする。
第2図は網点の量子化の様子を示している。網
点の面積は全て同じ大きさであり、円の内側を
黒、円の外側を白とする。今、同図に示すよう
に、四角の格子で区切りながら黒の面積を量子化
していくと、図に示すような数値が得られたとす
る。量子化の数値は10進数で、1個の四角内が全
て黒のときを100とし、全て白のときを0として
いる。(第2図では0の数値を略して空白のまま
である。)第2図の量子化数に対して、50以下を
白、51以上を黒として表わすと、第3図の再生さ
れた網点の二値化画像のようになる。第3図を見
ると、再生された黒の網点は1個から4個の画素
まで様々である。本来は、原画像の網点は全て同
じ面積であるから、再生された黒の網点は一定の
個数の画素で表わされるべきである。1網点の画
素の個数が異なるということはその網点周辺の平
均濃度が異なることを意味する。第3図のように
1網点の画素の個数が平面的にゆるやかに変動
し、周期性をもつてくると、これがモアレ縞とし
て人間の視覚に感じられることになる。そこで、
モアレ縞を視覚的に感じられなくするには、原画
の網点面積が一定のときには再生される網点の面
積を一定にすれば良いことになる。
モアレ縞の発生をおさえるには、対象とする網
点の線数に比較して相当細かい走査線を用い、網
点の変形を少なくするとよい。たとえば第1図や
第2図の格子の大きさを1/10位に細かくすると、
変換された網点の面積変動が非常に小さくなり、
モアレ縞としては感じなくなる。しかしながら、
走査線を細かくするということは、画像データ数
が走査線数の二乗に比例して増大することになる
ため、画像データの処理時間の増大、装置製造上
の複雑化、電送回線の利用費増加、全画像データ
を記憶するシステムでは記憶装置の容量の増大な
どその他多くの問題が発生する。そこで、モアレ
縞は生じているが、モアレ縞の目立ちにくい適当
な走査線密度を選ぶ、などの工夫がなされてい
る。たとえば第1図や第2図の例で、原画の網点
の中心と格子の位置関係がズレたことにより、再
生された網点どうしの面積に違いが生じたことを
考えると、原画の網点周期の整数分の1の間隔で
格子の周期を決定し、網点の配列方向と格子の方
向を揃えることにすれば、上記ズレが無くなり、
再生される網点どうしの面積を同じにすることも
可能となる。しかしながら一般的に使われている
写真の網点は、形状、線数とも各種各様であり、
この方法で完全に対応することは困難である。
したがつて、本発明の目的とするところは、上
述したように高密度での画像走査をすることな
く、かつ原画の網点形状や線数の種類などに左右
されずにモアレ縞の発生しない画像データを得る
ことのできる画信号処理装置を提供することであ
る。
以下に本発明を実施例に基いて説明する。
本発明の基本は入力画信号列に対して閾値処理
を施す、いわゆる二値化処理するときの誤差を少
なくするために、網点周辺を含む画像に対する量
子化数を合計し、その合計した値に相当する黒の
画素を新たに再生することにより、元の網点面積
に、より忠実に網点面積を再生しようとするもの
である。次に誤差の考え方を説明する。第2図の
網点6〜11に対して、各網点周辺の量子化数の
合計をすると、それぞれ312である。1個の画素
内が全て黒のときは量子化値を100としたので、
第3図で再生するときの1個の黒も100の値と考
える。再生側では二値であるから中間値をもた
ず、全て0か100で表わされることになる。第2
図の網点8の例でみると、量子化数が83のところ
は黒で再生されるから17だけ余分に黒となり、量
子化数41の所は白で再生されるから41だけ白くな
りすぎる。従つて前者の誤差を17、後者を−41と
誤差を定義する。このようにして第2図の網点8
全体に対しての誤差を調べると、再生された黒は
3画素で300となり、原網点に対しての誤差は−
12と言うことになる。二値で再生するには、原網
点に対しての面積で±1/2画素以内の違いは必ず
発生する。量子化値に直すと±50である。第2図
の各網点は量子化数合計がそれぞれ312であるか
ら、誤差の最も少ない再生網点は300となり、3
個の黒で再生されるのが最も良いことになる。第
3図の再生網点を第2図の網点と対応させてみる
と、網点8,9は丁度よく、網点10は1個黒が
多く、網点6,11は1個黒が少なく、網点7は
2個黒が少なく再生されていることになる。
次に、本発明の原理について、第4図aおよび
第4図bと共に手順を追つて説明する。
手順(1) 原画像を走査分解して得られた画信号列
を、主走査方向および副走査方向に従い、入力
画信号記憶部Gに記憶し、入力画信号記憶部G
内の各画素Pi,j(i=1〜I、j=1〜J)の画
信号レベルをLi,jと定義し、 手順(2) 出力画信号記憶部G′内の各画素P′i,jの画
信号レベルL′i,jに、入力画信号記憶部G内の各
画素Pi,jの画信号レベルLi,jと同一の値を記憶
し、 手順(3) 画素の集まり Pi,j…Pi,j+o 〓 〓 Pi+n,j…Pi+n,j+o を囲む入力走査窓Wi,jと、 画素の集まり P′i,j…P′i,j+o 〓 P′i+n,j…P′i+n,j+o を囲む出力走査窓W′i,jとを設定し、 手順(4) 出力走査窓W′i,jの各画素P′i+u,j+v(u=

〜m、v=o〜n)の画信号レベルL′i+u,j+v
対して、ov=o nu=o L′i+u,j+v=C×N+A ただしCは出力信号最大値 Nは整数 AはO≦A<C なるNおよびAを求め、 手順(5) 入力走査窓Wi,j内の各画素Pi+u,j+vの画信
号のレベルLi+u,j+vの降順値をK(Pi+u,j+v)と定
め、 手順(6) 出力走査窓W′i,j内の各画素P′i+u,j+vに対
して降順値K(Pi+u,j+v)を用いて、 K(Pi+u,j+v)≦Nの時L′i+u,j+v=C K(Pi+u,j+v)=N+1の時L′i+u,j+v=A K(Pi+u,j+v)>N+1の時L′i+u,j+v=O なる置換を施し、 手順(7) 主走査方向に対し、iが1から(I−
m)まで、手順(3)、手順(4)、手順(5)、手順(6)を
繰り返し、 手順(8) 副走査方向に対し、jが1から(J−
n)まで、手順(3)、手順(4)、手順(5)、手順(6)、
手順(7)を繰り返す。
上述の処理説明は、入力走査窓Wi,jおよび出力
走査窓W′i,jが矩形の場合について述べたが、これ
は、円、だ円、三角形等の任意の形についても可
能である。
また、Cを出力信号最大値と定義したが、これ
は、入力画信号レベルの最大値あるいは、その近
傍の値でも良い。
また手順(5)および手順(6)において、降順値を用
いて説明したが、昇順値を用いて置換する事も可
能である。
また、手順(7)および手順(8)の処理において、主
走査方向および副走査方向について、走査の周期
が1画素周期で説明しているが、走査の周期、走
査の方向共に任意の周期と方向でも可能である。
なお、以上の説明では画信号列全てを一旦入力
画信号記憶部Gおよび出力画信号記憶部G′の双
方に記憶させ、入力画信号記憶部Gの内容は順位
付処理(手順(5))のみに供し、一方出力画信号記
憶部G′の内容はデータ加算処理(手順(4))に供
して再配分処理を実施する構成として説明した
が、後述する第8図を用いた実施例の構成の如
く、このデータ加算処理(手順(4))は、あらかじ
め画信号列全てを一旦入力画信号記憶部Gのみに
記憶させておいて、今、処理を実施しようとして
いる画素の画信号レベルを入力画信号記憶部Gか
ら、また既に処理が実施された画素の画信号レベ
ルを出力画信号記憶部G′から入力するように構
成しても良い。次に具体的な数値を用いて本発明
について説明する。
第5図aは第2図の6と同じ網点であり、第5
図aで示す範囲が原画像の全てであるとする。第
5図aの量子化数を全て加算すると312であり、
3個の100と1個の12と等価である。この3個の
100と1個の12を原画像の量子化数が大きい順に
配分していくと、第5図bまたは同図cのように
配置することができる。ここで、100に満たない
端数の12は最後に配置している。原画像の量子化
数に同じ値が存在するときには、同じ値に対して
あらかじめ定められた順序、たとえば大小比較の
ために調べていく順序で順位を付けていくとよ
い。第5図bまたは同図cの値に対して51以上を
黒、50以下を白とすると3個の黒が再生されるこ
とになる。
ここで前述の手順(4)での式における定数Cの性
格を調べてみる。定数Cを最大量子化数と同じに
設定する理由は、原画像の網点面積に対して再生
画像の網点面積を可能な限り近ずけるためであ
る。しかしながら目的によつては、原画像より大
きな網点で、または小さな網点で再生網点を作り
たい場合も考えられる。この場合には、前者の場
合Cを最大量子化数より小さく、後者は最大量子
化数より大きく設定することにより操作できる。
例えば、第5図aにおいて、C=85にすると、再
配分された値は3個の85と1個の57を得ることが
でき、50以下を白、51以上を黒とすると4個の黒
が再生されることになる。同様にC=135にする
と、再配分された値は2個の135と1個の42を得
ることができ、50以下を白、51以上を黒とすると
2個の黒が再生されることになる。
さて、第5図a〜cの説明では原画像全体に対
して一度に画像の再配分を行なう例を示したが、
一般的に実際の画像データは第5図aに示すよう
な少ない数ではなく、桁違いの膨大な数であり、
このような処理は非現実的である。そこで本発明
では後述するマトリクス走査法の考え方を用いて
実用的な画像処理を行つている。マトリクスの大
きさについては画像処理の複雑さや、効果との兼
合いで決定すべき問題であるため、ここでは一例
として3×3のマトリクスサイズについて画像処
理の動作を説明する。第6図a〜jはマトリクス
走査と画像の再配分を説明する図である。同図a
は原画像データで、第2図6の網点と同じ数値デ
ータである。原画像データは図の太枠12で示す
3×3マトリクスで右に主走査、下に副走査され
る。このマトリクス走査につれて、画像の再配分
された結果が同図bから順次同図jまで得られて
いくことになる。始めに、同図aの太枠内のデー
タに関して第5図a〜cで説明した画像の再配分
を行なう。その結果は第6図bの点線枠13に示
すように同図aのデータと変わらない。次に同図
bの太枠12に示すようにマトリクスを主走査方
向に1画素移す。それにともない同図aの原デー
タから同図bに新データを取込む。次に同図bの
太枠12内のデータを再配分するのであるが、こ
の場合、総和は同図bの太枠12内のデータで行
ない、再配分は同図bの太枠12のマトリクス位
置に対応する同図aのデータで行なう。言いかえ
ると、総和は前の再配分処理結果と新データで行
ない、再配分の順序は原データに基ずいて行なう
ことになる。以下の再配分はこのように行なわれ
ている。同図bの太枠12の再配分結果は同図c
の点線枠13に示すようになる。
この後同図cの太枠12のようにマトリクスを
移動して同様の処理を行なうのであるが、データ
は61以外0であるから同図dの点線枠13のよう
に再配分結果は変化しない。以下主走査方向にマ
トリクスを移動しても新データは0のみであるた
め再配分結果は変わらない。主走査方向のマトリ
クス移動と再配分が終了すると、同図dの太枠1
2に示すようにマトリクスを主走査の始めに戻し
副走査方向に1画素移動する。以下同図dの太枠
12の再配分結果が同図eの点線枠13に、同図
eの太枠12の再配分結果が同図fの点線枠13
に、同図fの太枠12の再配分結果が同図gの点
線枠13に、同図gの太枠12の再配分結果が同
図hの点線枠13に示すようにデータ変換されて
いく。同図gの以降、マトリクスを主走査方向に
移動しても新データは0のみであるため再配分結
果は変わらない。主走査方向のマトリクス移動が
終了すると、マトリクスは同図hの太枠12に示
すように再び主走査の始めに戻り、副走査方向に
1画素分移動する。同図hの太枠12の再配分結
果は同図iの点線枠13に示すように、同図iの
太枠12の再配分結果は同図jの点線枠13に示
すようにデータ変換される。以下は再配分による
データ変換を繰返しても再配分結果は変わらず、
最終的に同図jのデータが得られる。ここで、i
の太枠12から同図jの点線枠13への再配分順
位付において、原データに同じ値の36がある。本
例では同じ値の場合の順位付では、第一に副走査
方向の値を優先し、第2に主走査方向の値を優先
させて順位を決定している。その理由は、同じ値
の場合マトリクスの移動方向に再配置しておく
と、さらに繰返しデータ変換が行なわれて、大き
な数値に変換されていく可能性があるためであ
る。
第7図は第2図の原画像データに対して、3×
3のマトリクス走査による画像データの再配分を
行つた後、51以上を黒、50以下を白の二値化処理
を行つた再生画像である。ただし、図の中の数値
は原画像データの数値であり、再配分結果の数値
ではない。
以下、第8図を用いて、上記概念の具体的な実
施例を説明する。第8図は本発明の一実施例にお
ける画信号処理装置のブロツク結線図である。原
画像を走査して得るアナログ画像信号14はA/
D変換器15によりデジタル画像信号となり、ゲ
ート回路16を通つて画像データ記憶装置17に
記憶される。記憶装置17は原画像の主走査方向
複数ライン分(本発明のデータ変換を3×3のマ
トリクスで処理するのであれば3ライン分)の画
像データを記憶できる記憶容量をもつ。画像デー
タの記憶番地はアドレス制御回路18により指定
される。すなわち、前述の入力走査窓、及び出力
走査窓は実際の装置上ではこのような1つのアド
レス制御回路18により実現される。よつて、入
力および出力走査窓は1つの走査窓と考えること
ができる。アドレス制御回路18の番地指定はタ
イミング信号発生回路19により制御される。記
憶装置20は記憶装置17の画像データに対して
再配分された結果の画像データを記憶する記憶装
置で、記憶装置17と同じ記憶容量をもつ。
ゲート回路16とゲート回路21はタイミング
信号発生回路19とアドレス制御回路18の制御
により、それぞれ、記憶装置17と記憶装置20
にデータを読み書きする番地指定を行なう。再配
分のデータ変換処理が全て完了したデータは記憶
装置20からゲート回路21を通して読出され、
二値化回路22を通り、画像記録装置で記録され
る出力画像信号23となる。データ加算回路24
は、データの再配分を行なうマトリクス位置の全
データの内、処理を実施しようとする処理画素に
対応する位置に隣接する、既に処理が終了した処
理済画素の当該画素信号レベル、すなわちすでに
再配分された結果のデータに関しては記憶装置2
0からゲート回路21を通して得、前述の処理を
実施しようとする処理画素、すなわち新しいデー
タに関しては記憶装置17からゲート回路16を
通して得、マトリクス位置データの総和を求める
ところである。入力データ順位付回路25は、前
記処理画素の当該画信号レベル、及び前記処理済
画素における処理前の当該画信号レベル、すなわ
ち記憶装置17のマトリクス位置に該当するデー
タをゲート回路16を通して得、データの大きい
順に、記憶装置20の対応するマトリクス位置の
データ番地を全て決定し、アドレス制御回路18
に通知する。再配分回路26は、加算回路24で
得た総和から変換データを作成し、アドレス制御
回路18で指定された記憶装置20の番地に、ゲ
ート回路21を通して、順次、変換データを書込
んでいく。なお、本実施例では第8図に示すよう
に、データ加算回路24に対するデータは、今、
処理を実施しようとしている処理画素の画信号レ
ベルを記憶装置17から、また既に処理が実施さ
れた処理済画素の画信号レベルを記憶装置20か
ら入力している。しかし、前述の如く、A/D変
換器15から入力画像信号をあらかじめ記憶装置
17、及び20に供給する構成を取つた際には、
記憶装置20は記憶している入力画像信号を処理
の実施が終了した画信号に置換していけば良く、
このような場合にはデータ加算回路24に対する
データ供給は記憶装置20からのみで可能であ
り、記憶装置17の入力画像信号のデータは入力
データ順位付回路25の順位付処理のみに供され
るものとなる。
以上説明してきたように、網点写真など、濃度
の周期性をもつ原画を走査し、二値化された画像
データを得るに際して、本発明のようにマトリク
ス走査と画像データの再配分を行つた後二値化す
ることにより、モワレ縞の無い良質の二値化画像
データを得ることができる。従つて、モワレ除去
を目的とし、必要以上に高密度の走査や、原画の
網点線数の違いにより走査線密度を変化させるな
どの必要が無くなり、装置製作や運用時の経済性
と操作性の改善を計ることができる。また本発明
は、文字や線画の中の細線に対しても線のつなが
りを良くする効果をもつ。さらに本発明の画像処
理を中間濃度をもつ原画に対して適用すると、周
辺の画素も含めて平均的に中間濃度を表わす二値
化画像データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は画像の二値化による面積変調の説明
図、第2図は網点の量子化を示す図、第3図は従
来方式で再生された網点の二値化画像を示す図、
第4図a,bは本発明の概念による入力画信号記
憶部および出力画信号記憶部の概略構成を示す
図、第5図a〜cは本発明の概念による再配分の
説明図、第6図a〜jは本発明の概念であるマト
リクス走査と画像の再配分の様子を示す図、第7
図は本発明の概念による画像再配分後の二値化画
像を示す図、第8図は本発明の画信号処理装置の
一実施例を示すブロツク図である。 1,2……原画の網点、3,4……面積変調を
受けた網点、5……領域分割の格子、6〜11…
…黒の網点と量子化数、12……再配分前のマト
リクス枠の位置、13……再配分後のマトリクス
枠の位置、14……入力アナログ画像信号、15
……A/D変換器、16……ゲート回路、17…
…原画像データの記憶装置、18……アドレス制
御回路、19……タイミング信号発生回路、20
……再配分結果の画像データ記憶装置、21……
ゲート回路、22……二値化回路、23……出力
画像信号、24……データ加算回路、25……入
力データ順位付回路、26……再配分回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 処理を実施しようとする処理画素の当該画信
    号レベル、前記処理画素に対応する位置に隣接す
    る、既に処理が終了した処理済画素の当該画信号
    レベル、及び前記処理済画素における処理前の当
    該画信号レベルを選択する走査窓と、 前記走査窓により選択された前記処理画素及び
    前記処理済画素とよりなるM個(Mは自然数)の
    画素の画信号レベルの総和を求めるデータ加算手
    段と、 前記処理画素の当該画信号レベル、及び前記処
    理済画素における処理前の当該画信号レベルより
    なるM個の画素を降順又は昇順に順位付けする順
    位付手段と、 S=C×N+A (但し、Cは所定の画信号レベルで定数、Nは整
    数、Aは0≦A<C) なるNとAを求めるとともに、前記降順の時、1
    番目からN番目の前記画素は画信号レベルとして
    Cを、(N+1)番目の前記画素は画信号レベル
    としてAを、(N+2)番目からM番目の前記画
    素は画信号レベルとして0を割り当てる置換を施
    し、一方前記昇順の時、1番目から(M−N−
    1)番目の前記画素は画信号レベルとして0を、
    (M−N)番目の前記画素は画信号レベルとして
    Aを、(M−N+1)番目からM番目までの前記
    画素は画信号レベルとしてCを割り当てる置換を
    施す再配分手段とを具備する画信号処理装置。
JP57097938A 1982-06-07 1982-06-07 画信号処理装置 Granted JPS58215167A (ja)

Priority Applications (2)

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JP57097938A JPS58215167A (ja) 1982-06-07 1982-06-07 画信号処理装置
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Applications Claiming Priority (1)

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JP57097938A JPS58215167A (ja) 1982-06-07 1982-06-07 画信号処理装置

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